JP2799584B2 - カラープルーフ作成装置及びカラープルーフ作成装置用アキュームレータユニット制御方法 - Google Patents

カラープルーフ作成装置及びカラープルーフ作成装置用アキュームレータユニット制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は露光装置と現像装置をアキュームレータユニ
ットで連結してなる装置、例えば色分解をされた各印刷
用原稿フィルム(以下分解網原稿または分解網原稿フィ
ルムまたは原稿と称することがある。)を所定位置に正
確に載置して、ポジまたはネガタイプのカラー写真感光
材料に各原稿毎に1回ずつ複数回重ね露光して印刷仕上
がりと同じ配色のカラー画像を作り、印刷版作成のため
の分解網原稿の以上の有無を直視的に検査するカラープ
ルーフ技術のうち、例えばカラプルーフ作成装置のアキ
ュームレータ制御に関するものである。またカラープル
ーフ作成装置は前記分解網原稿を利用してカラー感光材
料を用いたポスターを作成する際のポスター作成装置と
しても利用できるものである。
〔従来の技術〕
一般にこの種の装置は、露光装置と現像装置を接続し
てなる。このうち露光装置は、マガジン内に収納された
感光材料を給紙ローラにより露光台上に給紙し、該露光
台上でカラー印刷原稿を露光し、さらに露光した感光材
料を現像装置側へ排紙する。一方、現像装置は、露光装
置から排紙された露光済み感光材料に処理を施し、機外
に排紙するようになっている。そして、露光装置内での
感光材料の搬送速度は現像装置内の搬送速度よりも10倍
程度高速である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のカラープルーフ作成装置は、露光装置で露
光作業が終了しても、後工程である現像装置への感光材
料送り作業が終了しないうちは露光台に次の感光材料を
給紙することができず、次の露光作業に入ることができ
ないという問題点があった。
そこで上記の点に艦み、現像装置への感光材料送り作
業が進行中であっても、露光の終わった感光材料を露光
装置より即時高速で排紙でき、次以降の露光処理を滞り
なく継続できるカラープルーフ作成装置が必要であり、
これについては本出願人は特願昭63−321816において露
光装置と現像装置の間に感光材料の一時停留用アキュー
ムレータを配置することによって一応目的を達してい
る。しかし、アキュームレータに感光材料を送り込む途
中で感光材料の搬送ガイド中で、各送りローラ対の速度
差によりシート状感光材料にスリキズやプレッシャーカ
ブリが生じたり、又露光部から現像処理部への感光材料
搬送速度の切替時のアキュームレータの対応が円滑に効
率よく制御されなかった。本発明はこのような欠点を除
去したカラープルーフ作成装置及びカラープルーフ作成
装置用アキュームレータユニットの制御方法を提供する
ことを課題目的にする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は次の技術手段(1)〜(5)の何かれかに
よって達成される。
(1)露光装置と現像装置との間で、感光材料がループ
形成部を形成させるアキュームレータユニットにて連結
してなるカラープルーフ作成装置において、 前記感光材料は、ロール状長尺感光材料を収容したマ
ガジンから前記ロール状感光材料を搬送し、所定長に計
尺切断した後、露光装置で露光された、露光済のシート
状感光材料であって、 前記アキュームレータユニットに前記シート状感光材
料のループ形成部の感光材料搬送方向に対して上流側、
下流側に設けた挟持搬送ローラ対と、 その挟持搬送ローラ対間にシート状感光材料搬送路の
上側を規制する固定搬送ガイドと、下側を規制する可動
搬送ガイドと、 前記アキュームレータユニットの排紙口近傍に設けた
シート状感光材料検知手段とを有し、 該シート状感光材料検知方向手段によりシート状感光
材料が検知されると、 前記可動ガイドを下方向に移動すると共に、前記上流
側に位置する前記挟持搬送ローラ対を高速で駆動するこ
とを特徴とするカラープルーフ作成装置。
(2)前記シート状感光材料の先端を前記現像装置の搬
送ローラ対に送ると、そのシート状感光材料は該搬送ロ
ーラ対で搬送されることを特徴とする請求項1に記載の
カラープルーフ作成装置。
(3)前記アキュームレータユニットにシート状感光材
料のループ形成部の感光材料搬送方向に対して上流側、
下流側に設けた挟持搬送ローラ対は、前記シート状感光
材料の先端を前記現像装置の搬送ローラ対に送ると搬送
力を持たなくなることを特徴とする請求項2に記載のカ
ラープルーフ作成装置。
(4)前記アキュームレータユニットにシート状感光材
料のループ形成部の感光材料搬送方向に対して上流側、
下流側に設けた挟持搬送ローラ対は、前記シート状感光
材料の先端を前記現像装置の搬送ローラ対に送ると前記
挟持搬送ローラ対の圧着を解除するようにしたことを特
徴とする請求項2に記載のカラープルーフ作成装置。
(5)露光と現像との間に、感光材料がループ形成部を
形成させるアキュームレータユニットにて連結してなる
カラープルーフ作成装置用アキュームレータユニット制
御方法において、 前記感光材料は、ロール状長尺感光材料を収容したマ
ガジンから前記ロール状感光材料を搬送し、所定長に計
尺切断した後、露光部で露光された、露光済のシート状
感光材料であって、 前記アキュームレータユニットの感光材料搬送方向に
対して上流側、下流側に位置する挟持搬送ローラ対によ
りループ形成部が形成され、 前記アキュームレータユニットの排紙口近傍に設けた
シート状感光材料検知手段により状態材料が検知される
と、 前記挟持搬送ローラ対間に設けられたシート状感光材
料搬送路の下側を規制する可動ガイドを下方向に移動す
ると共に、前記上流側に位置する前記挟持搬送ローラ対
を高速で駆動するように制御したことを特徴とするカラ
ープルーフ作成装置用アキュームレータユニット制御方
法。
〔実施例〕
以下、この発明を添付図面に示す一実施例に基づいて
説明する。
第1図はこの発明の方法がとられたカラープルーフ作
成装置の断面図、第2図は該カラープルーフ作成装置の
外観を示す正面図、第3図は同側面図、第4図は露光装
置からの排紙開始初期のアキュームレータユニットの状
態を示す断面図、第5図はループ形成中のアキュームレ
ータユニットの状態を示す断面図、第6図は現像装置へ
の搬送開始中のアキュームレータユニットの状態を示す
断面図、第7図はアキュームレータユニットのローラ圧
着駆動を示す断面図、第8図はアキュームレータユニッ
ト内のシート状感光材料の状感光材料の停留ループの状
態を示す断面図、第9図は従来装置の断面図である。
第9図に示す従来装置にはアキュームレータユニット
が設けられていないだけで露光装置と現像装置は本発明
を用いたカラープルーフ作成装置と殆ど同じである。し
たがって図において従来装置と同じ機能の部材は本発明
を用いた装置でも同一信号で示し、従来装置の説明は重
複するので省略する。以下、本発明の実施例について説
明するが、本発明はもちろん、本実施例に限定されるも
のではない。カラープルーフ作成装置はY版、M版、C
版および墨版に色分解された各色分解網原稿フィルムを
使った本番の印刷版を作成する前に原稿フィルムのレイ
アウトに間違いがないか、色違いがないか、文字の誤り
がないが等を検査し、印刷物の仕上がりを事前に確認す
るための校正物(カラープルーフ)を得るための装置
で、前記分解網フィルムを一枚ないしは複数枚を位置決
めしてカラー感光材料に重ねて原稿フィルムに対応した
色分光で順次密着露光してカラー感光材料を用いた校正
物(カラープルーフ)を作成することにより、分解網原
稿の誤りを発見するとともに印刷仕上がりを事前に確認
し、分解網原稿修正の戻し作業がなされるようにしたも
のである。
図において、1はカラープルーフ作成装置の本体で、
該本体1は露光装置2、アキュームレータユニット3、
現像装置4の三部分からなっている。
このうち露光装置2は、印刷用原稿フィルムを感光材
料に密着露光するためのもので、その上部に暗室形成を
可能にした遮光カバー50が蝶番51とガスダンパー52によ
り開閉可能に設けられ、また、光源ユニット21を備えて
いる。該光源ユニット21は、内部に光源とカラーフィル
タを備え、該光源を走査して露光を行うようになってい
る。該光源ユニット21の下側には開閉可能な遮光幕(図
示せず)が設けられ、該遮光幕上に印刷用原稿フィルム
を原稿枠53の上面に、原稿位置決めピンバー(レジスト
レーションピン、図示せず)をセットし、原稿のピン穴
を使い精密にセットできるようになっている。22は感光
材料装填ユニットで、該ユニット22内にはロール状に巻
回された長尺感光材料のマガジン23が収納できるように
構成されている。該感光材料長尺ロール23aの先頭部は
挟持給紙ローラ対24により、送り出され、先端部はカッ
タ27の位置に揃えられて待機する。そして更に、挟持給
紙ローラ対24で固定台54の左端まで該先端部が送り込ま
れ、吸盤25で該先端部が吸着され、搬送され、感光材料
長尺ロール23aの所定長さが計尺される位置まで移動し
て停止する。該感光材料長尺ロール23aはカッタ部27で
切断されシート状感光材料23bになり、更に露光台26の
所定位置に該シート状感光材料23bの先端が位置するよ
うに移動される。吸盤のサクションを切った上で、吸盤
25は元の位置に戻る。
該露光台26は、原稿枠53上に前記印刷用原稿フィルム
のY版、M版、C版、墨版のいずれか一つもしくは複数
をセットして露光する毎に上下動して、繰り返し密着露
光できるように構成されている。即ち、露光台26は、前
記遮光幕を開いた状態で上昇して前記シート状感光材料
23bを前記印刷用原稿フィルムに密着させ、光源ユニッ
ト21によって露光される。その後露光台26は下降し、遮
光幕を閉める。ここで遮光カバー50を開け、次の印刷用
原稿フィルムがセットされると再び上昇して露光処理を
行うなどし、全露光処理が終了して下降すると露光済み
の前記シート状感光材料23bを前記アキュームレータユ
ニット3側へ排紙できるようになっている。28は露光装
置2からの排紙ローラ対である。
前記アキュームレータユニット3は露光装置2と現像
装置4の時間的マッチングを担うバッファとして設けら
れたもので、後工程である現像装置4の入口でシート状
感光材料23bの送り作業が行われている間、シート状感
光材料23bをストックして次のシート状感光材料を露光
台に給紙でき、次の露光作業に入ることができる。ま
た、現像装置4の受入体制が整うまで待機できるよう構
成されている。31aはセンサで、該センサ31aは露光部2
のローラ対28の近傍に設けられ、露光装置2から排紙さ
れる感光材料と先端を検知して、アキュームレータユニ
ット3のループ形成部の感光材料搬送方向上流側及び下
流側に配置した挟持搬送ローラ対130と150を高速かつ同
速で駆動するようになっている。34は固定搬送ガイド
で、該ガイド34は感光材料走行路の上側に設けられて、
シート状感光材料23bの走行を直線敵に規制するよう構
成されている。35は可動搬送ガイドで、該ガイド35は感
光材料走行路の下側に設けられ、前記固定ガイド34と一
対にシート状感光材料23bの走行を直線的に規制するよ
うになっているが、該ガイド35は開閉可能であり、シー
ト状感光材料23bをアキュームレータユニット内に収納
する時は下方に開放できるよう構成されている。36はセ
ンサで該センサ36はアキュームレータユニット3の排紙
口37の近傍に設けられ、搬送されたシート状感光材料23
bの先端が該センサ36の取付位置まで到達したことを検
知すると、前記送り挟持搬送ローラ対130と150と露光装
置側の排紙ローラ対28及び挟持搬送ローラ対161を一旦
停止して前記可動ガイド35を下方に開放、その後、前記
ローラ対130の従動ローラの圧着を解除し前記ローラ対2
8及び161のみを高速で駆動してアキュームレータユニッ
ト3内にシート状感光材料23bがフリーループを作るよ
うに送り込み該感光材料23bの後端は露光装置2からア
キュームレータユニット3に続く搬送ガイド162内にと
どまることも可能に構成されている。38はセンサで、該
センサ38は装置3の下方適所に設けられ可動搬送ガイド
35を下方に開放した時の先端位置を検知し、可動搬送ガ
イド35の開閉を監視できるようになっている。
挟持搬送ローラ対130,150は第7図に示すように駆動
ローラ130a,150aと従動ローラ130b,150bからなり、各ロ
ーラは両端を軸受137,138を介してアキュームレータユ
ニット3のフレーム3A,3Bに保持されている。そして、
従動ローラ用の軸受138は前記フレーム3A,3Bに設けられ
た長穴の中に嵌められていて上下に動けるようにしてあ
る。そして前記軸受137,138の外周に設けられた溝には
エンドレスのスプリングベルト139が掛けられており、
前記両ローラ130aと130b及び150aと150bがお互いに圧着
しようとするように付勢されている。
また、駆動ローラ130a及び150aの軸の両側にはローラ
圧着カム付きタイミングプーリ134,154が該軸に同心に
回転可能に嵌合されている。該タイミングプーリ134は
ローラ圧着カム134a、駆動伝達用のプーリ134b,134cか
らなっている。タイミングプーリ154も134と同一構造で
あるので説明を省略する。そして、制御カム用モータ軸
141にピン143で固定されたタイミングプーリ142より前
記プーリ134bに駆動が伝達されローラ圧着カム134aの回
転角度を決め、更に、プーリ134cによって駆動ローラ15
0aと同心のローラ圧着カム付きタイミングプーリ154の
プーリ154cに駆動が伝達され、ローラ圧着カム154aの回
転角度を前記カム134aと同様の回転角度に決めている。
制御カム用モータ軸141は軸受144を介して両フレーム
3A,3Bに回転可能に軸止されている。
また、従動ローラ軸の両側には該軸と同心に圧着カム
を受けて対応するカム受け円板136,156が回転可能に設
けられている。
そして、駆動ローラ130aと一体の軸には片側に図示し
ていないがアキュームレータユニット駆動モータが連結
され他端には、駆動ローラ130a及び150aの駆動連結用プ
ーリ131が軸止され駆動ローラ150aに取りつけられたプ
ーリ151とタイミングベルトで駆動連結されている。
尚、第4図、第5図、第6図に示すようにローラ圧着
カム134a及び154aの圧着離脱領域はそれぞれ0〜180゜
及び0〜90゜の範囲にしてある。そして、各カム回転方
向は本実施例では時計方向である。しかし、カム形状、
及び回転方向はこれに限定されるものではなく、また、
前記上流側の挟持搬送ローラ対は、露光装置の前記排紙
ローラ対や挟持搬送ローラ対と同タイミングで同速回転
させても良い。
39はシャッタで、該シャッタ39は排紙口37の前部に開
閉可能に設けられ、現像装置4側からの水分や光やガス
(現像液や定着液などから発生)の浸入を防止するた
め、感光材料の走行路を光密かつ気密に遮蔽できるよう
になってりる。P1は位置決めピンで、該ピンP1は露光装
置2の穴H1に嵌入して、位置決め固定するためのもので
ある。H2は穴で、該穴H2は現像装置4の位置決めピンP2
を嵌入して位置決め固定したり、複数のアキュームレー
タ部を構成する場合には、別のアキュームレータユニッ
トの位置決めピンを嵌入して位置決め固定できるように
なっている。
現像装置4は、アキュームレータユニット3側から給
紙されたシート状感光材料23bに現像、定着、安定など
の処理を行うためのものである。41は第2露光筒で、該
露光筒41は入口42の直後に設けられ、露光済みシート状
感光材料23bを現像液中で第2露光ができるようになっ
ている。また、43は第2露光の終わった感光材料に発色
現像処理を行う現像部、44は漂白及び定着処理を行う定
着部、45は安定処理を行う安定部である。46は乾燥部
で、該乾燥部46は一連の処理げ終わった感光材料を乾燥
させる部分である。47は補充タンクで、該タンク47には
現像液、定着・漂白液、安定液などの補充液が内蔵さ
れ、供給パイプ(図示せず)を介して前記の各部位に補
充液を供給できるようになっている。
しかして、感材装填ユニット22に装填された感光材料
マガジン23の感光材料長尺ロール23aは、給紙ローラ24
と吸盤25によって送り出されて露光装置2内に進入し、
前述のようにカッタ27で計尺切断されてシート状感光材
料23bとなり露光台26上にセットされた後上昇して印刷
用原稿フィルムと密着、光源ユニット21で露光され、露
光後下降しその先端部を排紙ローラ対28に受け渡され、
該排紙ローラ対28と同速同期回転する搬送ローラ対16
1、アキュームレータユニット3の挟持搬送ローラ対13
0,150によってアキュームレータユニット3側に排紙さ
れる。
アキュームレータユニット3内では、まずセンサ31a
がシート状感光材料23bの先端を検知したのを受けて、
第4図に示すようにカム付タイミングプーリ134,154の
回転により、挟持搬送ローラ対130及び150の圧着カム13
4a及び154aが共に該ローラ対を圧着する状態にし、アキ
ュームレータユニットの駆動モータを高速に駆動する。
それとともに露光装置2側の排紙用の排紙ローラ対28及
び搬送ローラ対161も露光装置2側の駆動モータによっ
て前記挟持搬送ローラ対130,150と全く同速の高速度で
駆動される。
そして、その際アキュームレータユニット3内の可動
搬送ガイド35は固定搬送ガイド24とともに直進路を形成
している。センサ36の位置まで該シート状感光材料23b
の先端が到達すると該挟持搬送ローラ対130,150,161及
び排紙ローラ対28の回転は一旦停止する。
次に可動ガイド35が下方に開放されたことをセンサ38
が確認すると、第5図に示すように該挟持搬送ローラ対
130及び150の駆動ローラ130a,150aの軸上の各圧着カム
は180゜時計方向に同回転してローラ圧着カム134aはカ
ム受け円板136を介して従動ローラ130bを持ち上げ圧着
を解除させる位置になりローラ圧着カム154aは従動ロー
ラ150bを圧着したままに維持する。
そして、この状態でアキュームレータユニット3内の
各挟持ローラ対の駆動は停止したまま露光装置2の排紙
ローラ対28及びそれに連動する搬送ローラ対161だけを
高速で回転し、露光済みのシート状感光材料23bをアキ
ュームレータユニット内にU字形に進入させて行く。そ
して、該シート状感光材料23bの後端部は検出センサ163
で検出され、搬送ガイド162の中に挟持搬送ローラ対161
を通過した状態で残り、露光装置側の各ローラ対の駆動
が停止する。
アキュームレータユニット3の中のシート状感光材料
23bの一時停留のしかたは第8図の2点鎖線で示すよう
に後端フリーの状態にする方法と同33図の1点鎖線で示
すような後端をアキュームレータユニットの搬送ガイド
中に保持した状態にする方法との2つの制御方法があ
る。カラープルーフに使用する印刷用カラー感材は薄手
の基紙に感光乳剤を塗布したもので該乳剤塗布側面と反
対側面では温湿度により収縮率が異なるのでカールを起
すことがある。よく温湿度管理された作業環境のもとで
カラープルーフ作成装置を運転する場合は、上記のいず
れの制御方法を採っても支障を起こすことはないが温湿
度条件の不安定な状態で本装置を運転する場合には前記
2点鎖線のような停留ループではカールがたけのこ状に
なり特に後端になる程きついカールになることもある。
このようなシート感光材料を挟持搬送ローラ対150で搬
送を続けるとカール部分が該ローラ対によって折れ込ま
れてしまうことがある。このためシート状感光材料の後
端を搬送ガイド162の中に保持し現像装置内にシート状
感光材料23bが搬送されてアキュームレータユニット内
のループが解消されるまで後端部を保持しつづけるよう
にしてもよい。ループが解消されるのとほとんど同時に
可動搬送ガイド35を上げて両挟持搬送ローラ対130,150
の間に上下搬送ガイド34,35を形成させるとなお一層カ
ールによる折れ込み防止は完全になると思われる。
しかし、実験の結果では前記両ローラ対130,150間の
距離が150mm程度の短い場合には温度10℃、関係湿度20
%ぐらいの厳しい環境下においても充分実用に堪え折れ
込み現象は起こらなくすることができた。
第5図に示したアキュームレータの状態が終わり、ま
た現像装置4のシート感光材料受入が可能になると、挟
持搬送ローラ対130,150の各ローラの圧着状態はそのま
まにして、シャッタ39が開き、アキュームレータ駆動モ
ータが低速で駆動を始める。該モータはスピコンモータ
が使われている。そして、現像部の挟持搬送ローラ対42
aに該シート状感光材料23bの先端が送り込まれると、第
6図に示すように挟持搬送ローラ対130,150の圧着カム1
34a,154aが更に90゜同回転し、両ローラ対とも圧着が解
除され同速回転でアキュームレータの挟持搬送ローラ対
130,150の各駆動ローラ130a,150aの駆動は続けられる。
そして現像装置内へのシート状感光材料23bの搬送はす
べて現像装置内の搬送ローラ対42aその他によって行な
われる。
そして、該感光材料23bの後端がセンサ36の位置を通
過するとタイマーで少し余裕をとってシャッタを安全に
閉めている。そして、ローラ圧着カム134a,154a及び可
動搬送ガイド35は再び第4図の状態に戻り、後続のシー
ト状感光材料の受け入れに待機する。
前述のようにシャッタ39が閉じることにより、現像液
の水蒸気や光やガスが現像装置4側から入り込むことは
なく、感光材料は現像装置入4の受入体制が整うまで安
全に待機できることとなる。そして、露光装置2ではア
キュームレータユニット3にシート状感光材料23bを排
紙すると同時に、次の給紙、露光作業に入ることができ
る。そして、現像装置4の受入体制が整ったことを知ら
せる信号をアキュームレータユニット3が受けると、シ
ャッタ39が開き、挟持搬送ローラ対150が駆動してアキ
ュームレータ3内の感光材料を排紙口37から現像装置4
へ排紙する。
現像装置4では、入口42から進入した感光材料に、第
2露光筒41で第2露光処理を、現像部43で発色・現像処
理を、定着部44で定着漂白処理を、安定部45で安定処理
を、乾燥部46で乾燥処理をそれぞれ行った後、処理済み
感光材料を機外に排出する。
上記のように構成されたアキュームレータの制御方法
によってカラープルーフ作成装置は、露光装置と現像装
置での処理時間が従来装置と同じ場合でも、現像装置で
の感材送り時間に相当する約2分間が短縮でき、露光開
始から次の露光開始までに必要な時間を従来の3/4に短
縮できる。
それとともに、搬送ガイド162,34,35で構成される搬
送路中に挟持搬送ローラ対130及び150が短い間隔で配設
されているので、シート状感光材料23bの先端部は全く
蛇行することなく、ガイドされながら安定して搬送され
ジャムの発生事故も皆無となる。
更にシート感光材料の後端部を搬送ガイド中に保持し
つづけることも可能でありカールによる感光材料の折れ
こみという故障もより確実に回避可能になる。
また駆動モータ1つ、制御モータ1つによる機械的で
簡単な構成で安定したアキュームレータの搬送制御が可
能になった。
〔発明の効果〕
本発明により露光装置と現像装置の間に露光済みシー
ト感光材料の一時停留用アキュームレータの機能が簡単
確実に安定して発揮されるようになり、前記シート状感
光材料の待ち時間をほとんどゼロにすることができ、現
像装置へも安定して搬送できるようになった。そしてカ
ラープルーフ作成装置の処理能力及び搬送処理品質の向
上に多大の貢献がなされるに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いたカラープルーフ作成装置の断面
図。 第2図はカラープルーフ作成装置の外観を示す正面図。 第3図は同側面図。 第4図は露光装置からの排紙初期のアキュームレータユ
ニットの状態を示す断面図。 第5図はループ形成中のアキュームレータユニットの状
態を示す断面図。 第6図は現像装置への搬送開始中のアキュームレータユ
ニットの状態を示す断面図。 第7図はアキュームレータユニットのローラ圧着駆動を
示す断面図。 第8図はアキュームレータユニット内のシート状感光材
料の停留ループの状態を示す断面図。 第9図は従来のカラープルーフ作成装置の断面図。 1……カラープルーフ作成装置本体 2……露光装置 3……アキュームレータユニット 4……現像装置、21……光源ユニット 22……感光材料装填ユニット 23……感光材料マガジン 23a……感光材料長尺ロール 23b……シート状感光材料、24……給紙ローラ対 25……吸盤、26……露光台 27……カッタ、28……排紙ローラ対 31a,36,38,163……センサ 32,42……入口 34……固定搬送ガイド、35……可動搬送ガイド 37……排紙口、39……シャッタ 41……第2露光筒 42a,130,150,161……挟持搬送ローラ対 43……現像部、44……定着部 45……安定部、46……乾燥部 47……補充タンク、50……遮光カバー 51……蝶番、52……ガスダンパー 53……原稿枠上面、54……固定台 130a,150a……駆動ローラ 130b,150b……従動ローラ 134,154……タイミングプーリ 134a,154a……ローラ圧着カム 136,156……カム受け円板 P1,P2……ピン、H1,H2……穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 13/00 G03B 27/14 G03B 27/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光装置と現像装置との間で、感光材料が
    ループ形成部を形成させるアキュームレータユニットに
    て連結してなるカラープルーフ作成装置において、 前記感光材料は、ロール状長尺感光材料を収容したマガ
    ジンから前記ロール状感光材料を搬送し、所定長に計尺
    切断した後、露光装置で露光された、露光済のシート状
    感光材料であって、 前記アキュームレータユニットに前記シート状感光材料
    のループ形成部の感光材料搬送方向に対して上流側、下
    流側に設けた挟持搬送ローラ対と、 その挟持搬送ローラ対間にシート状感光材料搬送路の上
    側を規制する固定搬送ガイドと、下側を規制する可動搬
    送ガイドと、 前記アキュームレータユニットの排紙口近傍に設けたシ
    ート状感光材料検知手段とを有し、 該シート状感光材料検知手段によりシート状感光材料が
    検知されると、 前記可動ガイドを下方向に移動すると共に、前記上流側
    に位置する前記挟持搬送ローラ対を高速で駆動すること
    を特徴とするカラープルーフ作成装置。
  2. 【請求項2】前記シート状感光材料の先端を前記現像装
    置の搬送ローラ対に送ると、そのシート状感光材料は該
    搬送ローラ対で搬送されることを特徴とする請求項1に
    記載のカラープルーフ作成装置。
  3. 【請求項3】前記アキュームレータユニットにシート状
    感光材料のループ形成部の感光材料搬送方向に対して上
    流側、下流側に設けた挟持搬送ローラ対は、前記シート
    状感光材料の先端を前記現像装置の搬送ローラ対に送る
    と搬送力を持たなくなることを特徴とする請求項2に記
    載のカラープルーフ作成装置。
  4. 【請求項4】前記アキュームレータユニットにシート状
    感光材料のループ形成部の感光材料搬送方向に対して上
    流側、下流側に設けた挟持搬送ローラ対は、前記シート
    状感光材料の先端を前記現像装置の搬送ローラ対に送る
    と前記挟持搬送ローラ対の圧着を解除するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のカラープルーフ作成装
    置。
  5. 【請求項5】露光と現像との間に、感光材料がループ形
    成部を形成させるアキュームレータユニットにて連結し
    てなるカラープルーフ作成装置用アキュームレータユニ
    ット制御方法において、 前記感光材料は、ロール状長尺感光材料を収容したマガ
    ジンから前記ロール状感光材料を搬送し、所定長に計尺
    切断した後、露光部で露光された、露光済のシート状感
    光材料であって、 前記アキュームレータユニットの感光材料搬送方向に対
    して上流側、下流側に位置する挟持搬送ローラ対により
    ループ形成部が形成され、 前記アキュームレータユニットの排紙口近傍に設けたシ
    ート状感光材料検知手段によりシート状感光材料が検知
    されると、 前記挟持搬送ローラ対間に設けられたシート状感光材料
    搬送路の下側を規制する可動ガイドを下方向に移動する
    と共に、前記上流側に位置する前記挟持搬送ローラ対を
    高速で駆動するように制御したことを特徴とするカラー
    プルーフ作成装置用アキュームレータユニット制御方
    法。
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