JPH07286294A - 部分めっき装置 - Google Patents

部分めっき装置

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Publication number
JPH07286294A
JPH07286294A JP10475394A JP10475394A JPH07286294A JP H07286294 A JPH07286294 A JP H07286294A JP 10475394 A JP10475394 A JP 10475394A JP 10475394 A JP10475394 A JP 10475394A JP H07286294 A JPH07286294 A JP H07286294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
plating solution
cell
partial
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10475394A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Okabe
則夫 岡部
Hironori Shimazaki
洋典 嶋崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH07286294A publication Critical patent/JPH07286294A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度かつ高速の部分めっき操作を行うこと
ができる部分めっき装置を提供する。 【構成】 めっき液が導入されセル内に部分的に露出し
た被めっき材に対して電解めっきが行なわれるめっきセ
ルと、前記めっきセル内にめっき液を導入するためのめ
っき液導入管と、前記めっきセルからめっき液を排出す
るためのめっき液排出管と、前記めっき液排出管の経路
上に設けられる吸引ポンプと、前記めっき液排出管から
排出されるめっき液が貯えられ前記めっき液導入管と連
通されるめっき液タンクとから構成される部分めっき装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレーム等の透
孔を有する被めっき材の両面に部分めっきを行うための
部分めっき装置、特に高精度かつ高速の部分めっき操作
を行うことができる部分めっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透孔を有する被めっき材、例えば
ICリードフレームの両面に部分めっきを施す場合、図
3に示すような部分めっき装置が使用されている。この
部分めっき装置は、所定径の透孔を有し被めっき材のリ
ードフレーム1を挟持するための下部マスク2及び上部
マスク3と、めっき液流路の一部を成すと同時に電解め
っきセルを形成するめっきセル4と、マスク透孔に対応
し1または複数個に分岐した流路を有するめっき液導入
管5と、めっきセル4内に配置され所定の電源に接続さ
れてめっき電流を印加する一対の陽極9と、下部マスク
2、リードフレーム1及び上部マスク3間に挿通されリ
ードフレーム1の位置決めをするガイドピン10と、上
部マスク3上方から加圧しリードフレーム1と上部セル
3との間のシール並びにリードフレーム1と下部セル2
間のシール力を付与するためのエアシリンダー11と、
めっきセル4下流に接続されるめっき液排出管8と、め
っき液排出管8から排出されるめっき液を一時貯えるた
めのめっき液タンク6と、めっき液タンク6からめっき
液導入管5へめっき液を導くための加圧ポンプ7とから
構成される。
【0003】この装置による部分めっき操作は、加圧ポ
ンプ7を始動してめっき液をめっき液タンク6からめっ
き液導入管5へ圧送し、めっきセル4内にめっき液を充
満させ電解を行った後、めっき液をめっき液排出管8を
経由してめっき液タンク6に戻し、このめっき液を再度
めっき導入管5に送ることにより、めっき液を所定時間
連続して循環させてリードフレーム1上にめっき層を形
成するものである。めっきすべきリード部分はマスク透
孔内に露出され、めっき液流路内に配置した陽極9とリ
ードフレーム1との間にめっき電流を印加することによ
り露出したリードフレームの両面に部分めっきが施され
る。
【0004】なお、上部マスク3はめっき液排出管8と
共にエアシリンダ11により昇降または押圧され、リー
ドフレーム1の交換及び部分めっき操作時のめっき液の
シールが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
部分めっき装置ではめっきセル下部に配置された加圧ポ
ンプによりめっき液を加圧するとめっきセル内の液圧が
大気圧以上となるため、マスクとリードフレーム間のシ
ール性が低下してめっき液の漏出によるめっき滲み(マ
スキングされるべき領域へめっきが付着してしまうこ
と)が生じめっきエリア精度が低下しやすいという欠点
があった。
【0006】これを防止するための方法としては(1)
マスク押圧力を大きくする、(2)マスク用ゴム材質を
シール性の良好な軟質のものとする、(3)めっき液の
流速を落としてめっき液圧を液漏れの生じない程度に調
節する等があるが、(1)の方法ではリードフレームが
変形し、(2)の方法ではマスクの変形によるめっきエ
リア精度の低下が起こり、(3)の方法ではめっき液流
速の低下に伴う限界電流密度の低下が起こり、また高速
でのめっきが困難になる他流速分布の不均一化によるめ
っき厚のばらつき増加を招くという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題に鑑
みてなされたものであり、めっき滲みを防止しかつ部分
めっきを高速化するため、めっき液が導入されセル内に
部分的に露出した被めっき材に対して電解めっきが行わ
れるめっきセルと、前記めっきセル内にめっき液を導入
するためのめっき液導入管と、前記めっきセルからめっ
き液を排出するためのめっき液排出管と、前記めっき液
排出管の経路上に設けられる吸引ポンプと、前記めっき
液排出管から排出されるめっき液が貯えられ前記めっき
液導入管と連通されるめっき液タンクとから構成される
部分めっき装置を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明の部分めっき装置においては、吸引ポン
プが配置されることにより、めっき液の循環経路(めっ
き液タンク→めっき液導入管→めっきセル→めっき液排
出管)が負圧(大気圧以下)となり、マスクと被めっき
材間のシール性が向上しめっき滲みを防止することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は本発明の部分めっき装置の一実施例を示し、従来の
部分めっき装置と重複する部分の説明は省略するが、め
っきセル4からめっき液を吸引排出するためにめっき液
排出管8の経路上に設けられた吸引ポンプ12を含んで
構成される。この吸引ポンプ12はめっき液排出管8内
(およびめっきセル4内)に負圧をもたらし排出管8か
らめっき液タンク6方向へめっき液を排出し得るもので
あればよく、本技術分野において慣用される全ての形式
のポンプ装置を適用することができる。また、吸引ポン
プ12はめっき液排出管8の経路上、すなわちめっきセ
ル4〜めっき液排出管8排出口の経路、の何れかの位置
に設けることができ、例えばめっき液排出管8からバイ
パスされた経路(この経路は装置外部にあってもよい、
ただし当該経路及びめっきセル)にも配置することもで
きる。
【0010】本装置によるめっき操作は以下のように行
われる。上部マスク3及びめっき液排出管8を上昇させ
た状態で下部マスク2上にリードフレーム1を位置決め
し載置した後、上部マスク3及びめっき液排出管8を下
降させエアシリンダー11によりこれらを押圧してめっ
き液タンク6→めっき液導入管5→めっきセル4→めっ
き液排出管8→吸引ポンプ12からなるめっき液流路を
形成する。次いで、吸引ポンプ12を起動し、めっきセ
ル4内の空気を排除すると共にめっき液タンク6からめ
っき液を吸引してめっきセル4を含む流路内にめっき液
を充満させ、この経路内においてめっき液を循環させ
る。次に、陽極9とリードフレーム1との間に所定時間
めっき電流を印加することにより、めっきセル4内に露
出したリードフレーム1の両面に部分めっきが行われ
る。めっき終了後吸引ポンプ12を停止し、めっき4内
のめっき液を下方に排出した後上部マスク3を上昇さ
せ、めっき済みのリードフレーム1を取り出して一連の
めっき操作が完了する。
【0011】図2は本発明の他の実施例を示し、上記実
施例の吸引ポンプ12に加え、めっき液導入管5とめっ
き液タンク6との間に配置されるめっき液送入用の補助
ポンプ13を含んで構成される。この補助ポンプ13
(加圧ポンプ)によりめっき液循環開始時にめっきセル
4内の空気の排出が迅速に行うことができる。補助ポン
プ13を使用する場合には空気が排出されるまでの立ち
上がり時間に限定するか、あるいはめっき操作中に連続
して使用する場合は吸引ポンプ12によるめっきセル4
内のめっき液圧の減圧効果が0とならない範囲において
補助ポンプ13の加圧力を制限して使用するようにす
る。
【0012】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明の部分
めっき装置によれば、めっき液が導入されセル内に部分
的に露出した被めっき材に対して電解めっきが行なわれ
るめっきセルと、前記めっきセル内にめっき液を導入す
るためのめっき液導入管と、前記めっきセルからめっき
液を排出するためのめっき液排出管と、前記めっき液排
出管の経路上に設けられる吸引ポンプと、前記めっき液
排出管から排出されるめっき液が貯えられ前記めっき液
導入管と連通されるめっき液タンクとから構成したた
め、めっき滲みを防止しかつ部分めっきを高速化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による部分めっき装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明による部分めっき装置の他の実施例を示
す断面図である。
【図3】従来の部分めっき装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2 下部マスク 3 上部マスク 4 めっきセル 5 めっき液導入管 6 めっき液タンク 7 加圧ポンプ 8 めっき液排出管 9 陽極 10 ガイドピン 11 エアシリンダ 12 吸引ポンプ 13 補助ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき液が導入され、部分的に露出した
    被めっき材に対して電解めっきが行われるめっきセル
    と、 前記めっきセル内にめっき液を導入するためのめっき液
    導入管と、 前記めっきセルからめっき液を排出するためのめっき液
    排出管と、 前記めっき液排出管の経路上に設けられる吸引ポンプ
    と、 前記めっき液排出管から排出されるめっき液が貯えられ
    前記めっき液導入管と連通されるめっき液タンクとから
    構成されることを特徴とする、部分めっき装置。
  2. 【請求項2】 前記めっき液タンクと前記めっき液導入
    管との間の経路上に補助ポンプが配置されることを特徴
    とする、請求項1記載の部分めっき装置。
JP10475394A 1994-04-19 1994-04-19 部分めっき装置 Pending JPH07286294A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10475394A JPH07286294A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 部分めっき装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10475394A JPH07286294A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 部分めっき装置

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Publication Number Publication Date
JPH07286294A true JPH07286294A (ja) 1995-10-31

Family

ID=14389257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10475394A Pending JPH07286294A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 部分めっき装置

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JP (1) JPH07286294A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051685A3 (en) * 2000-01-10 2002-09-19 Michael John Sole Removal of metals from solution

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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