JPH07286023A - アセタール共重合体の製造方法 - Google Patents
アセタール共重合体の製造方法Info
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- JPH07286023A JPH07286023A JP2889995A JP2889995A JPH07286023A JP H07286023 A JPH07286023 A JP H07286023A JP 2889995 A JP2889995 A JP 2889995A JP 2889995 A JP2889995 A JP 2889995A JP H07286023 A JPH07286023 A JP H07286023A
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Abstract
に製造する方法を提供する。 【構成】 カチオン活性触媒存在下でのトリオキサンと
環状エーテルとの共重合において、立体障害性フェノー
ル類の少なくとも1種を環状エーテルに対しその10〜
500ppm量を環状エーテル精製後に添加し、且つ環
状エーテル中のパーオキサイド誘導体が15ppm以下
である環状エーテルを用いる事を特徴とするアセタール
共重合体の製造方法。
Description
共重合し得る環状エーテルとの共重合において、高い熱
安定性を有するアセタール共重合体を安定的に製造する
方法に関する。
ヒド又はその環状オリゴマー(たとえば、トリオキサン
又はテトラオキサン)とそれらと共重合しうる環状エー
テルとからアセタール共重合体を得る方法は公知であり
工業的に広く用いられているが、得られるアセタール共
重合体の熱安定性は満足出来るものではかった。
低下させる要因として、アセタール共重合体中に残存す
るカチオン活性触媒によるアセタール共重合体の酸分解
がある。この酸分解を抑える方法として、特開平5−1
55958号公報において、立体障害性フェノールを重
合触媒中に予め添加し触媒活性を向上させる事により、
使用する重合触媒量を低減させ、その結果アセタール共
重合体中に残存する重合触媒量を低減させてアセタール
共重合体の酸分解を抑える方法が開示されている。
下させるもう1つの要因としては、アセタール共重合体
の酸化分解がある。この酸化分解に関しては、特開平3
−63965号公報において、重合に先だって予めモノ
マー中に立体障害性フェノールを添加する事により、重
合時の主鎖分解および未反応モノマーの分離、洗浄、乾
燥、その他後処理中でのアセタール共重合体の酸化分解
を抑える方法が開示されている。該特公方法はアセター
ル共重合体の製造工程で発生するアセタール共重合体の
酸化分解を抑えようとするものである。アセタール共重
合体の酸化分解の原因として、本発明者らの検討の結果
環状エーテル中に存在する微量パーオキサイド誘導体が
あることが判明した。このパーオキサイド誘導体を多量
に含有する環状エーテルを用いた場合アセタール共重合
体の熱安定性が不良である。
共重合を行なった場合には、主モノマーである液状のト
リオキサンが、カチオン活性触媒の添加により、粘調液
体から固体へと相変化し、重合が進行していく。この固
体への相変化までの時間を重合誘導期というが、環状エ
ーテル中のパーオキサイド誘導体が多量である場合は、
この重合誘導期も著しく長くなり、アセタール共重合体
の連続運転が不安定となる事も見い出した。
る環状エーテルからパーオキサイド誘導体を低減させる
方法として蒸留操作が考えられるが、この場合は、蒸留
中にパーオキサイド誘導体が分解してラジカルを生成
し、環状エーテル中のパーオキサイド誘導体が増加する
事、及び蒸留装置が複雑となる問題がある。そこで、環
状エーテル合成精製後において、環状エーテル中のパー
オキサイド誘導体が低濃度の時点で、パーオキサイド誘
導体の増加を抑制する必要がある。このようなパーオキ
サイド誘導体増加の抑制方法としてエーテル化合物の酸
化防止剤としてしられているアミン化合物を環状エーテ
ルに加え、パーオキサイド誘導体の増加を抑制する方法
があるが、該方法においては重合触媒と酸化防止剤のア
ミンとの中和が起こり、共重合反応が進行しないという
困難さがあった。
を有するアセタール共重合体を安定的に得る製造方法を
提供するものである。
ル中のパーオキサイドの増加抑制とその為に用いられる
酸化防止剤による触媒活性の低下といった問題点を同時
に解決し得る方法を見出し本発明に到達した。すなわち
本発明はカチオン活性触媒存在下での、トリオキサンと
環状エーテルとの共重合において立体障害性フェノール
類の少なくとも1種を環状エーテルに対しその10〜5
00ppm量を環状エーテル精製後に添加し、且つ環状
エーテル中のパーオキサイド誘導体が15ppm以下で
ある環状エーテルを用いる事を特徴とするアセタール共
重合体の製造方法に関するものである。
止剤として立体障害性フェノール類を10〜500pp
m使用する事により環状エーテル中のパーオキサイド誘
導体の増加を抑制し、かつこの立体障害性フェノール類
を含有した環状エーテルを用いトリオキサンとの共重合
を行なっても、カチオン活性触媒の活性を低下させない
事を見出したのである。又、パーオキサイド誘導体が1
5ppm以下であるこの環状エーテルを用い、トリオキ
サンと共重合させる事により高い熱安定性のアセタール
共重合体の安定製造も可能となった。
般的なアセタール共重合体の製造において、環状エーテ
ルは、主モノマーであるトリオキサンのコモノマーとし
て用いられ、トリオキサン1molに対し、10mol
%以下で共重合されており、環状エーテルはトリオキサ
ンに対し小量である。従って、環状エーテルの重合機へ
の供給方法としては連続的に環状エーテルを合成、精製
し、重合機に供給する方法より、ある程度のまとまった
量の環状エーテルを、バッチ式で合成・精製・保存しこ
の環状エーテルを重合機に供給する方法の方が運転操作
も簡単である。
保存中に徐々にパーオキサイド誘導体が増加する。この
パーオキサイド誘導体を多量に含む環状エーテルを用い
たアセタール共重合体は、パーオキサイド誘導体による
アセタール共重合体の酸化分解により熱安定性が不良と
なる。しかし、微量のパーオキサイド誘導体が、環状エ
ーテル中に存在することで、高い熱安定性のアセタール
共重合体が得られる。この微量なパーオキサイド誘導体
がアセタール共重合体の熱安定性に大きく影響している
事は興味ある発見である。なお、このパーオキサイド誘
導体は一般的な分析方法であるチオ硫酸ナトリウム滴定
法による定量が可能である。
誘導体を抑制する方法として、一般的なエーテル化合物
の酸化防止剤としてすでに公知のアミン類を用いた場合
は、このアミン類により重合触媒が失活するという問題
があった。本発明者らは、環状エーテル中の酸化防止剤
を種々検討した結果、立体障害性フェノール類を環状エ
ーテルの合成・精製後に添加し、この環状エーテルを保
存することにより、パーオキサイド誘導体の増加を抑
え、かつある程度量の立体障害性フェノール類であれば
共重合反応にも比較的影響が少ない事を見出した。
テルに対し10〜500ppm量を合成・精製後環状エ
ーテルに添加し保存される。立体障害性フェノール類が
10ppm未満である場合は、環状エーテル保存中にパ
ーオキサイド誘導体が増加する。又500ppmより越
える場合は、重合触媒の活性が低下し重合収率が低下す
る。
させる環状エーテルは立体障害性フェノール類を10〜
500ppm含有しており、この環状エーテル中のパー
オキサイド誘導体は環状エーテルに対して15ppm以
下、好ましくは、5ppm以下のものを用いる必要があ
る。環状エーテル中のパーオキサイド誘導体量が15p
pmより越える場合は、パーオキサイド誘導体による酸
化分解によりアセタール共重合体の熱安定性が低下す
る。又、パーオキサイド誘導体量が15ppmを越えた
環状エーテルに立体障害性フェノール類をさらに添加し
ても、アセタール共重合体の熱安定性は不良である。こ
のことは後述比較例4において明らかとなる。
る環状エーテルを用いトリオキサンとの共重合を行なっ
た場合は前述の従来技術にも記した重合誘導期が長くな
る。一般的にトリオキサンと環状エーテルとの共重合
は、2軸パドルタイプの連続混合機が用いられるが、こ
の重合誘導期が長く、混合機内での滞留時間を越えてい
る場合は、未反応トリオキサンを含んだままでアセター
ル共重合体が排出されるという問題がある。この重合誘
導期は、アセタール共重合体の製造における、運転安定
性とも関係がある。つまり、混合機内でアセタール共重
合体の重合は液状モノマーが粘調液体を経て固体へと相
変化するが、重合誘導期が長くなると液体および粘調液
体として混合機に滞留する時間が長くなる。その結果ア
セタール共重合体が固体となっていない為、混合機内で
の輸送不良および粘調液体の混合による2軸駆動部のト
ルクオーバーをおこし運転が不安定となり、連続運転が
困難となる。従って、アセタール共重合体の安定運転面
からも、環状エーテル中のパーオキサイド誘導体量を抑
える必要がある。
共重合体中のコモノマー挿入量を安定に変える事が出来
る。つまり環状エーテル中のパーオキサイド誘導体量が
15ppm以下であれば、コモノマー挿入量をアップす
る為に、トリオキサンに対する環状エーテルの仕込み比
を上げ共重合することが出来る。この場合重合誘導体期
は環状エーテルの仕込み比によりほとんど変化しない。
一方パーオキサイド誘導体量が多量な環状エーテルを用
いた場合は、環状エーテルの仕込み比をアップすると重
合誘導期が著しく長くなり、前記の理由で重合運転が不
安定となる。
類としては、プラスチツク分野において一般的に使用さ
れる酸化防止剤またはフリーラジカル捕捉剤として使用
されている化合物であり、具体的には、2,2−メチレ
ンビス(4ーメチル−6−t−ブチルフェノール)、ヘ
キサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、テトラキス
[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ヒドロシンナメート)]メタン、トリエチレングリコー
ル−ビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリ
メチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−ベンジル)ベンゼン、4,4−メチ
レンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、オク
タデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート、ジーステアリル−3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネ
ート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−メ
チル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニル
アクリレート等を挙げることが出来る。
特に環状ホルマールに可溶性であるものが取扱い上好ま
しくテトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン(チバガ
イギ社イルガノツクス1010)が好ましい。本発明で
用いられるコモノマーとしては下記一般式(1)で表さ
れる環状エーテルである。
あり、水素原子、アルキル基、またはハロゲンで置換さ
れたメチレン基もしくはオキシメチレン基を意味し、R
5はメチレン基もしくはオキシメチレン基または各々ア
ルキル基もしくはハロゲンで置換されたメチレン基もし
くはオキシメチレン基(この場合、pは0から3の整数
を表す。)を意味するか、または、下記(2)式あるい
は(3)式で示される2価の基を意味する。この場合、
pは1を表し、qは1から4の整数を表す。アルキル基
は1から5の炭素数を有し、1から3個の水素がハロゲ
ン原子に置換されてもよい。)
ド、プロピレンオキサイド、1,3ージオキソラン、
1,4ーブタンジオールホルマール、エピクロルヒドリ
ン、ジグリコールホルマール等が挙げられる。これらの
コモノマーはトリオキサン1モルに対し0.05mol
%から15mol%、好ましくは0.1mol%から1
0mol%用いられる。これら環状エーテルの中でも、
1,3−ジオキソラン、1,4−ブタンジオールホルマ
ールに代表される環状ホルマールが好ましい。
は、ルイス酸例えば三フッ化ホウ素、四塩化スズ、四塩
化チタン、五フッ化りん、五塩化りん及びその配位化合
物や塩又はトリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸無水物等のパーフルオロスルホン酸
又はその誘導体が挙げられる。これらカチオン活性触媒
の中でも三フツ化ホウ素、三フッ化ホウ素の錯化合物、
トリフルオロメタンスルホン酸又はその誘導体が好まし
い。これらカチオン活性触媒を用いる場合、その触媒濃
度は、全モノマー1molに対し、三フツ化ホウ素、三
フッ化ホウ素の錯化合物の場合は5×10-6〜5×10
-5molであり、トリフルオロメタンスルホン酸、又は
その誘導体の場合は1×10-8〜5×10-7molであ
る。
物を重合触媒として用いる場合その触媒濃度が5×10
-5mol以上、トリフルオロメタンスルホン酸、又はそ
の誘導体の場合5×10-7mol以上においては副反応
であるハイドライドシフト反応により、生成する末端メ
トキシ基及びホルメート基の量が増加し、高分子量のア
セタール共重合体の製造が困難である。又このハイドラ
イドシフト反応が顕著である場合は分子量調整剤添加に
よるアセタール共重合体のメルトフローインデクスの調
整が困難となる。このハイドライドシフト反応の指標で
あるアセタール共重合体の末端ホルメート基が以下の量
である場合が、運転上好ましい。つまり、赤外線分光測
定における主鎖オキシメチレン基の吸収波数1470c
m-1の吸光度D1470、末端ホルメート基の吸収波数
1710cm-1の吸光度D1710で各々の吸光度の比
(D1470/D1710)が40以上の場合である。
行われ、塊状重合はバッチ式、連続式、何れも可能であ
り、溶融状態にあるモノマーを用い、重合の進行ととも
に固体塊状のポリマーを得る方法が一般的である。本発
明に用いられる重合装置としては、バッチ式では一般に
用いられる撹拌機付きの反応槽が使用でき、また、連続
式としては、コニーダー、2軸スクリュー式連続押出混
合機、2軸パドルタイプの連続混合機等の連続重合装置
が使用可能であり、また2種以上のタイプの重合機を組
み合わせて使用することもできる。
リオキサン、環状エーテル、カチオン活性触媒の供給方
法としては、重合装置に添加される全トリオキサン、全
環状エーテル、全カチオン活性触媒を、1つの原料供給
口からのみ供給する方法又はこれらモノマー、カチオン
活性触媒を分割して重合装置に供給しても良い。分割し
てモノマー及び又はカチオン活性触媒を供給する場合に
は、まず第1にトリオキサンと環状エーテルをカチオン
活性触媒により30秒〜10分間共重合させ、該共重合
生成物中のカチオン活性触媒を失活させない状態で、ト
リオキサン、環状エーテル、カチオン活性触媒から選ば
れる少なくとも1種を該共重合生成物に添加することに
よりさらに重合が継続される。
ては、2ケ所以上の原料供給口が設けており、第1の原
料供給口は、反応生成物の抜き出し口と反対側に設置さ
れ、第1の原料供給口より抜き出し口方向に第2、第3
・・の原料供給口が設置される。この連続重合装置の第
1の原料供給口から、トリオキサン、環状エーテル、カ
チオン活性触媒を添加し、第2、第3・・の供給口か
ら、トリオキサン、環状エーテル、カチオン活性触媒か
ら選ばれる少なくとも1種が供給される。
より好ましくは60〜140℃の温度範囲である。又重
合時間は重合触媒量と関係し、特に制限はないが、一般
には15秒以上20分以下の重合時間が選ばれる。所定
の時間を経過し、重合機出口より取り出された重合体は
通常塊状または粉体であり、未反応のモノマーの一部ま
たは全部を分離して次工程に供給される。尚、重合を終
了した反応物は、アンモニア、或いはトリエチルアミ
ン、トリ−n−ブチルアミン等のアミン類、或いはアル
カリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、その他公知の
触媒失活剤を添加混合するか、これらの失活剤を含む溶
液を添加、処理することによって重合触媒を中和失活さ
せることが好ましい。この際、生成重合体が大きな塊状
の場合は重合後一旦粉砕して処理するのが好ましいこと
は当然である。
理、或いは不溶性または可溶性の液体媒体中で加熱し、
不安定部分を選択的に分解し除去処理することによって
安定な共重合体が得られる。
は重合終了後、カチオン活性触媒を中和失活させた粗ア
セタール共重合体の不安定末端部分が3000ppm以
下とすることが好ましい。この粗アセタール共重合体の
不安定末端部分が3000ppmより越える場合は、一
般的な粗アセタール共重合体の不安定末端部分の処理方
法では、安定な共重合体が得られない。この不安定末端
は、トリオキサン、環状エーテルなどの原料中に含まれ
る水、メタノール、ギ酸等の活性水素を有する不純物に
よって重合時に生成する為、これら不純物を極力減らす
必要がある。この不安定末端部分を3000ppm以下
にするためには活性水素を有する微量不純物濃度を水の
濃度に換算し、その合計をトリオキサンに対し、20p
pm以下にする必要がある。
において好ましい条件としては、重合段階でのトリオキ
サン、環状エーテル中の微量不純物濃度を水の濃度に換
算し、その合計をトリオキサンに対し、20ppm以下
とし、重合触媒は三フツ化ホウ素ジブチルエーテルを全
モノマー1molに対し5×10-6〜5×10-5mol
又はトリフルオロメタンスルホン酸を全モノマー1mo
lに対し1×10-8〜5×10-7molとし、環状エー
テルとしては、10〜50ppmのテトラキス[メチレ
ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメ
ート)]メタンを1,3−ジオキソラン又は1,4−ブ
タンジオールホルマールに添加し、該環状エーテル中の
パーオキサイド誘導体量が15ppm以下のものを用い
て共重合させることである。かくして得られる粗アセタ
ール共重合体の赤外線分光測定における主鎖オキシメチ
レン基と末端ホルメート基の吸光度比(D1470/D
1710)は40以上であり、不安定末端部分は300
0ppm以下となる。
に詳細に説明するが、本発明はこれ等により何ら限定さ
れるものではない。実施例中の用語、及び測定法は次の
通りである。 %及びppm:全て重量で測定したものを示す。
測定方法:フラスコ内にイソプルピアルコール40m
l、ヨウ化ナトリウム飽和溶液(Nalをイソプロピル
アルコールで溶解)10ml、酢酸2ml及び試料25
mlを加えて100℃で約5分間還流する。その後直ち
に0.01Nチオ硫酸ナトリウム水溶液で滴定して試料
中のパーオキサイド含有量を求めた。
重合直後のアセタール共重合体を0.1%トリブチルア
ミン水溶液に加え、室温で40分間撹拌して触媒を失活
させた。このスラリーを濾過し、粗アセタール共重合体
を取り出し、真空乾燥(120℃,180分間乾燥)
し、サンプルを乾燥させた。このサンプル250mgを
試験管に入れ、750mmHgに減圧し、222℃のオ
イルバスに入れ、50分間放置した。残存したサンプル
量を測定し、以下の式でRVを求めた。
を示す。
との共重合においてトリオキサンと環状エーテルとの混
合物に、重合触媒を添加すると、液状モノマーが粘調液
体を経て、その後固化する。触媒添加から液状モノマー
が固化する迄の時間を重合誘導期とする。一般的にこの
重合誘導期が10秒〜200秒の間であれば2軸パドル
タイプの連続混合機でも安定運転が可能である。
窒素気流下において180℃、50分間に粗アセタール
共重合体から発生するホルムアルデヒドを水に吸収し、
水中のホルムアルデヒド量から求めた。この条件下にお
いては、粗アセタール共重合体中の不安定末端部分のみ
の分解が起こる。
0)(ハイドロライドシフト反応の指標);アセタール
共重合体を200℃でプレスし、15ミクロンのフィル
ムにする。得られたフィルムの赤外線スペクトルを測定
し、1470-1cmの吸光度と1710-1cmの吸光度
との比D1470/D1710を計算する。このD14
70/D1710は重合時の副反応であるハイドライド
シフト反応の指標である。
・蒸留精製した1,3−ジオキソラン(水10ppm、
パーオキサイド0.5ppmを含む)100Kgにテト
ラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナメート)]メタン(チバガイギ−社
イルガノックス1010)を1,3−ジオキソランに対
し100ppm添加し、SUS304製タンクに入れ、
窒素下、30℃で放置した。30日後の1,3−ジオキ
ソラン中のパーオキサイド誘導体量は0.6ppmであ
った。この1,3−ジオキソランを用い以下の共重合を
行なった。
二枚の撹拌羽を有する5リットル容ニーダを80℃に調
整し、トリオキサン2Kg(水1ppm、ギ酸1pp
m、メタノール3ppm)、分子量調節剤としてメチラ
ール1.41ml、コモノマーとして上記パーオキサイ
ド誘導体量が0.6ppmの1,3−ジオキソラン(水
20ppm)75gを投入した。直ちに三フッ化ホウ素
ブチルエーテル(シクロヘキサン溶液0.2%)を混合
物1モルに対して1.5×10-5モル加えて重合を開始
した。次いで20分後にニーダーへトリブチルアミンの
0.1%の水溶液を2リットル加えて反応を停止し、内
容物を取り出した。
6%であり熱安定性も良好である。又重合収率も91%
で重合誘導期も30秒で安定した重合であった。この粗
アセタール共重合体のD1470/D1710は45、
不安定末端部分は1500ppmであり、本製造方法に
おいては、ハイドライドシフト反応も抑えられ不安定末
端部分除去処理も可能な粗アセタール共重合体であっ
た。
た他は、すべて実施例1と同じ操作を行なった。但し実
施例4の場合は、エチレングリコールにかわり、ブタン
ジオールを用い1,4−ブタンジオールホルマールを合
成した。表1に30日保存後の環状エーテル中のパーオ
キサイド量、重合体RV、重合収率、重合誘導期を示
す。いずれの実施例においても高い熱安定性のアセター
ル共重合体が得られ、重合も安定したものであった。
はすべて実施例1と同じ操作を行なった。三フッ化ホウ
素ジブチルエーテルの添加量を一定として、トリオキサ
ンに対する1,3−ジオキソランの仕込み比を変化させ
ても、アセタール共重合体の重合誘導期は35秒、重合
収率89%、RV99.8%であり安定な重合であっ
た。
対のシャフトを有し、これらシャフトには互いにかみ合
う凸レンズ型パドルがはめ込まれ、この長端部分がケー
シング内面、及び他方のパドルと僅かなクリアランスを
回転する2軸反応機(L/D=45)において、L/D
=3の位置に第1の原料供給口、第2の原料供給口をL
/D=12の位置に設計した重合機を用いた。原料及び
温度はすべて実施例1と同じものとした。トリオキサン
2Kg/hr、1,3−ジオキソラン75g/hr、メ
チラール1.14ml/hr、三フツ化ホウ素ジブチル
エーテルを全モノマ1molに対し1.5×10-5mo
lになるように連続的に第1の原料供給口から供給し
た。重合収率は94%、RVは99.6%であり、重合
誘導期が30秒である為、重合機の排出口のつまり、パ
ウダーの輸送不良及び2軸駆動部のトルクオーバーもな
く連続運転が可能であった。
らトリオキサン2Kg/hr、1,3−ジオキソラン7
5g/hr、メチラール1.14ml/hr、三フツ化
ホウ素ジブチルエーテルを全モノマ1molに対し1.
2×10-5molになるように連続的に第1の原料供給
口から供給し、第2の供給口からは、三フツ化ホウ素ジ
ブチルエーテルを全モノマ1molに対し0.3×10
-5molになるように連続的に供給した。重合収率は9
2%、RVは99.6%であり、重合機の排出口のつま
り、パウダーの輸送不良及び2軸駆動部のトルクオーバ
ーもなく連続運転が可能である。
じ操作を行なった。比較例1においては、立体障害性フ
ェノールが10ppm未満である為、30日保存後の
1,3−ジオキソラン中のパーオキサイド量が増えてい
た。この為に共重合体のRVが不良で、重合誘導期も長
く、重合も不安定であった。比較例2においては、立体
障害性フェノールが500ppmを越えている為に、重
合触媒の活性が低下し、収率が不良である。
エチルアミン100ppmを添加し、1,3−ジオキソ
ランを30日放置した。1,3−ジオキソラン中のパー
オキサイド誘導体量は1.2ppmであった。この1,
3−ジオキソランを用いて、実施例1と同じ操作でトリ
オキサンと共重合させたが、トリエチルアミンにより重
合触媒が失活しアセタール共重合体はえられなかつた。
日放置した。1,3−ジオキソラン中のパーオキサイド
誘導体量は80ppmであった。この1,3−ジオキソ
ラン中にイルガノックス1010を100ppm添加
し、実施例1と同じ操作でトリオキサンと共重合させ
た。得られたアセタール共重合体のRVは96.5%、
重合収率75%、重合誘導期は900秒であり、アセタ
ール共重合体の熱安定性及び重合安定性いずれも不良で
あった。この比較例からも明らかなように、環状エーテ
ル中のパーオキサイド誘導体が、アセタール共重合体の
熱安定性、及び重合に大きく影響し、パーオキサイド誘
導体が増えた環状エーテルに立体障害性フェノールをさ
らに添加しても、ほとんど効果がない事がわかる。
体量80ppm)を用い、実施例6と同じ操作を行なっ
た。重合収率は65%、RV96.5%であり、重合誘
導期は900秒である為、パウダーの輸送不良、重合機
排出口での詰まりが発生し重合機2軸駆動部の電流値も
大きく変動し、重合開始から10分で連続運転困難とな
つた。又、得られたアセタール共重合体の熱安定性も不
良である。
体量80ppm)を用い、実施例5と同じ操作を行なっ
た。重合収率は60%、RV95.5%であり、アセタ
ール共重合体の熱安定性は不良で、パーオキサイド誘導
体量の多い1,3−ジオキソランの仕込み比をアップす
ると、実施例5とは異なり重合誘導期は1800秒と著
しく長くなり、重合は不安定であった。
のアセタール共重合体が安定に製造出来る。
Claims (7)
- 【請求項1】 カチオン活性触媒存在下でのトリオキサ
ンと環状エーテルとの共重合において、立体障害性フェ
ノール類の少なくとも1種を環状エーテルに対しその1
0〜500ppm量を環状エーテル精製後に添加し、且
つ該環状エーテル中のパーオキサイド誘導体が15pp
m以下である環状エーテルを用いる事を特徴とするアセ
タール共重合体の製造方法。 - 【請求項2】 環状エーテルが環状ホルマールである事
を特徴とする請求項1記載のアセタール共重合体の製造
方法。 - 【請求項3】 環状エーテルが1,3ージオキソラン,
1,4ーブタンジオールホルマールである事を特徴とす
る請求項1記載のアセタール共重合体の製造方法。 - 【請求項4】 カチオン活性触媒が三フッ化ホウ素、三
フッ化ホウ素の錯化合物であり、該カチオン活性触媒を
全モノマー1molに対し、5×10-6mol〜5×1
0-5mol用いる請求項1記載のアセタール共重合体の
製造方法。 - 【請求項5】 カチオン活性触媒がパーフルオロスルホ
ン酸、又はその誘導体であり、該カチオン活性触媒を全
モノマー1molに対し、1×10-8mol〜5×10
-7mol用いる請求項1記載のアセタール共重合体の製
造方法。 - 【請求項6】 赤外線分光測定において、主鎖オキシメ
チレン基と末端ホルメート基の吸光度比が40以上で、
不安定末端部分が3000ppm以下である粗アセター
ル共重合体であることを特徴とする請求項1記載のアセ
タール共重合体の製造方法。 - 【請求項7】 トリオキサンと環状エーテルとをカチオ
ン活性触媒により30秒〜10分間共重合させた後、該
共重合生成物中のカチオン触媒を失活させない状態でト
リオキサン、環状エーテル、カチオン活性触媒から選ば
れる少なくとも1種を更に加えて重合させる事を特徴と
する請求項1記載のアセタール共重合体の製造方法。
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