JPH0728599Y2 - テ−プ走行装置におけるテ−プテンシヨン制御機構 - Google Patents

テ−プ走行装置におけるテ−プテンシヨン制御機構

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JPH0728599Y2
JPH0728599Y2 JP1987002687U JP268787U JPH0728599Y2 JP H0728599 Y2 JPH0728599 Y2 JP H0728599Y2 JP 1987002687 U JP1987002687 U JP 1987002687U JP 268787 U JP268787 U JP 268787U JP H0728599 Y2 JPH0728599 Y2 JP H0728599Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案テープ走行装置におけるテープテンション制御機
構を以下の項目に従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第5図、第6図] D.考案が解決しようとする問題点[第5図、第6図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.テープカセット[第1図、第2図] b.DAT[第1図乃至第4図] b−1.ヘッドドラム[第1図、第4図] b−2.リール台[第1図、第2図] b−3.キャプスタン、ピンチローラ[第1図] b−4.テープローディングポスト、フリダシガイド[第
1図、第2図、第4図] b−5.テープテンション制御機構[第1図乃至第4図] b−5−a.揺動アーム、引張スプリング[第1図乃至第
4図] b−5−b.ローラ[第1図乃至第4図] b−5−c.ブレーキパッド[第1図、第3図、第4図] b−6.テープローディング[第1図] b−7.テープの走行、テープテンション[第1図] b−8.テープテンション[第4図] b−8−a.関係式 b−8−b.ローラの被制動部とテープ巻付部の大きさの
比率 b−8−c.設定テンション b−9.テープテンション制御動作[第4図] b-10.記録再生動作 G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なテープ走行装置におけるテープテンショ
ン制御機構に関する。詳しくは、ビデオテープレコーダ
(以下、「VTR」と言う。)やP・C・M(パルス・コ
ード・モジュレーション)記録方式によるテープレコー
ダ(以下、「DAT」と言う。)等に設けられるテープ走
行装置におけるテープテンション制御機構、より詳しく
は、走行中のテープにその走行を抑制する負荷を加える
手段を有すると共にテープテンションの変化量に応じて
上記負荷を増減することによりテープテンションを一定
に保つ機構に関するものであり、テープに走行の負荷を
加えるための手段を改良することによって、この種の機
構の平面的大きさ及び高さをかなり小さくすることがで
きてテープ走行装置の小形化を図ることができると共
に、テープに加えられる走行の負荷がテープリールのテ
ープ巻装径の変化に影響されることなくテープテンショ
ンの制御を安定して行なうことができるようにした新規
なテープ走行装置におけるテープテンション制御機構を
提供しようとするものである。
(B.考案の概要) 本考案テープ走行装置におけるテープテンション制御機
構は、テープリールから引き出されたテープが巻き付け
られかつテープテンションの変化に応じて移動されるロ
ーラ状のテンション検出部材を備えると共に該テンショ
ン検出部材の動きに応じてテープ走行の負荷を増減する
ことによりテープテンションを一定に保つようにしたテ
ープテンション制御機構において、上記したローラ状の
テンション検出部材のテープ巻付面を摩擦係数の高い材
料により形成すると共にローラ状のテンション検出部材
自体にテープに必要なテンションに応じた制動力を加え
かつその制動力をテープテンションの変化に応じて増減
することにより、リール台に回転の負荷を加えるための
ブレーキバンド等を不要にしてこの種の機構をより小形
化することができると共にテープリールのテープ巻装径
の変化に影響されることなくテープテンションの制御を
安定して行なうことができるようにしたものである。
(C.従来技術)[第5図、第6図] 例えば、VTRやDAT等のテープ走行装置においては、少な
くとも再生モードや録画あるいは録音モード時にテープ
が常に一定のテンションを保って走行される必要があ
る。このため、これらのテープ走行装置においては、一
般に、走行中のテープに適正なテンションをかけると共
に該適正なテンションが何らかの原因によって変化され
たときはテープテンションを自動的に調節するためのテ
ープテンション制御機構が設けられている。
第5図及び第6図は従来からVTR等に一般的に設けられ
ているテープテンション制御機構の一例aを示すもので
ある。
同図において、bは供給側リール台(以下、「S側リー
ル台」と言う。)であり、該S側リール台bはメカシャ
ーシcから立設された支持軸dに回転自在に支持された
ボス軸eとその中心部が該ボス軸eの高さ方向における
中央部に一体に形成された円板状のギヤ板fと該ギヤ板
fの上下両面から突出した環状のリール載置部g及びブ
レーキドラムhとボス軸eの上端部に外嵌状に係合され
たリール係合軸i等から成り、ギヤ板fが図示しないリ
ール駆動ギヤによって回転されることにより、あるい
は、リール係合軸iが後述するテープリールによって回
転されることにより前記した各部が一体的に回転するこ
とになる。
尚、図示を省略してあるが、メカシャーシcのS側リー
ル台bから所定の距離離間した位置にはS側リール台b
と略同じ構造を有する巻取側リール台(以下、「T側リ
ール台」と言う。)が設けられている。
jはテープカセット(図面ではその左側の略半分のみを
示してある。)であり、kはそのカセットケース、lは
左側のテープ出口、mはカセットケースk内に回転自在
に収納された供給側テープリール(以下、「Sリール」
と言う。)である。尚、図示を省略してあるが、カセッ
トケースkには前面の右端部にもテープ出口が形成され
ており、また、Sリールmの右側に位置する巻取側テー
プリール(以下、「Tリール」と言う。)が収納されて
いる。
n、n′はテープローディングポスト、oはフリダシガ
イド、pはヘッドドラムである。
qは所謂テンレギアームであり、該テンレギアームqは
その略中央部がメカシャーシcに回動自在に支持される
と共に、ヘッドドラムp側の一方の回動端部からテンレ
ギピンrが立設され、また、他端寄りの位置にテンレギ
アームqに時計回り方向への回動力を付勢する引張スプ
リングsが連結されている。
tはブレーキバンドであり、該ブレーキバンドtはその
一端部がテンレギアームqの他端部に固定されると共に
その中間の部分がS側リール台bに設けられた前記ブレ
ーキドラムhに巻き付けられ、かつ、他端部がメカシャ
ーシcに固定されており、従って、ブレーキバンドtは
テンレギアームqが時計回り方向へ付勢されることによ
ってブレーキドラムhに対する圧接力、即ち、制動力が
強められ、テンレギアームqが反時計回り方向へ付勢さ
れることによって上記制動力が弱められることになる。
そこで、テープカセットjが所定のカセット装着位置に
装着されると、第6図に一部を示すように、そのSリー
ルm及びTリールがS側リール台bのリール載置部g及
び図示しないT側リール台のリール載置部に載置され、
かつ、リール係合軸i及びT側リール台のリール係合軸
と係合されると共に、テープローディングが行なわれる
とテープuがテープローディングポストn、n′、フリ
ダシガイドo等によって所定量カセットケースkから引
き出されて第5図に示すようなパスを通されることにな
り、この状態においてテープuのテープローディングポ
ストnとフリダシガイドoとの間の部分はその途中にお
いてテンレギピンrに巻き付けられることにより略
「く」の字状に屈曲されることになる。
そして、テープuは再生モード又は記録モードにおいて
は図示しないキャプスタンとピンチローラとによって挟
まれて定速で走行され、Sリールmから引き出されて図
示しないTリールに巻き取られて行くことになる。
しかして、このように走行されるテープuには、S側リ
ール台bにブレーキバンドtによるブレーキがかけられ
ることにより適正なテンション、即ち、設定テンション
が与えられることになり、また、そのようにして与えら
れたテンションが何らかの原因によって設定テンション
以上に高められたり、あるいはそれ以下に低められたと
きは、そのテンションの変化に応じた方向へテンレギア
ームqが回動されてブレーキバンドtによるS側リール
台bに対する前記制動力が加減され、それによってテー
プuのテンションを適正な状態に補正することが行なわ
れる。
即ち、例えば、テープuを走行させる部材によるテープ
引張力が変化したり、あるいはS側リール台bに関係す
る部材によるS側リール台bの回転の負荷等が変化する
とテープuのテンションが変化することになり、テンシ
ョンが変化すると、テンレギピンrはそれまで適正なテ
ープテンションによる引張力とテンレギアームqに加え
られた引張スプリングsによる回動力とがバランスのと
れた状態で位置されていたところから移動することにな
る。即ち、テープテンションが高められると、テープu
がテンレギピンrを押圧する力の方がテンレギアームq
の回動力より優るためテンレギアームqが反時計回り方
向へ回動されてブレーキバンドtの張りが弱められるこ
とになり、それによってブレーキバンドtによるS側リ
ール台bに対する制動力が弱められるためS側リール台
bの回転の負荷、即ち、Sリールmのテープ繰出を抑制
する力が減少されることになるので、テープテンション
が低められることになる。また、これとは逆に、テープ
テンションが低くなると、テンレギアームqの回動力の
方がテープuがテンレギピンrを押圧する力より優るた
めテンレギアームqが時計回り方向へ回動されてブレー
キバンドtの張りが強められることになり、それによっ
てS側リール台bに対する制動力が強められるためSリ
ールmのテープ繰出を抑制する力が増大されるので、テ
ープテンションが高められることになる。
(D.考案が解決しようとする問題点)[第5図、第6
図] 従来からあるテープテンション制御機構aはこのように
してテープテンションの制御を行なうように構成されて
いるが、このような構造によると、ブレーキバンドtを
配置するために少からぬスペースを必要とするため、そ
の分VTR等の平面的形状が大きくなると共にリール台b
周辺の部品配置のレイアウトが制約されるという問題が
ある。
そして、S側リール台bにはブレーキバンドtを巻き付
けるためのブレーキドラムhを設ける必要があるためこ
のブレーキドラムhの高さ分リール台bの高さが増すこ
とになるという問題があり、特に、リール台bはVTR等
においてその高さが最も高くなる部分であるため、この
部分の高さが増すということはVTR等の厚みを増すこと
にもなり、従って、VTR等の薄形化を妨げる原因の一つ
になっている。
そして、このようなテープテンション制御機構aによる
と、テープテンションの制御を安定して行なうことがで
きないという問題がある。即ち、前記したように、従来
のテープテンション制御機構aは、S側リール台bの回
転の負荷をブレーキバンドtによる制動力を調節するこ
とにより制御してSリールmのテープ繰出の抑制力を調
節することによってテープテンションを制御するのであ
るが、ブレーキバンドtによりS側リール台bに加えら
れる制動力の利き具合はSリールmにおけるテープ巻装
径が小さくなるにつれて増大して行くことになり、従っ
て、テープuのSリールmにおける巻装量が変化すると
テープテンション制御機構aによるテープテンションの
制御効果が狂って来ることになる。
(E.問題点を解決するための手段) そこで、本考案テープ走行装置におけるテープテンショ
ン制御機構は、上記した問題点を解決するために、基端
部がシャーシ等の支持部材に回動自在に支持された揺動
アームの回動端側にテープ巻付面の摩擦係数が高いテー
プ巻付部と支持部材に固定された制動部材が相対的に接
触する被制動部とを有するローラを回転自在に設け、か
つ、該ローラに上記制動部材側への移動力を付勢する弾
発手段を設けると共に、前記ローラのテープ巻付部に弾
発手段の弾発力に抗する方向へテープテンションが作用
するようにテープを巻き付けるようにし、テープのテン
ションが高くなったときはローラが弾発手段の弾発力に
抗してテープによって反制動部材側へ付勢されることに
より被制動部と制動部材との接触圧が弱められてローラ
に対する制動力が減少し、テープテンションが低くなっ
たときはローラが弾発手段の弾発力によって制動部材側
へ付勢されることにより前記接触圧が強められてローラ
に対する制動力が増大するようにしたものである。
従って、本考案テープ走行装置におけるテープテンショ
ン制御機構によれば、走行するテープはローラに対して
略スリップすることなく走行することになるのでローラ
に加えられる制動力の大きさがテープの走行負荷の大き
さになり、その制動力はテープテンションが高くなった
とき減少しテープテンションが低くなったとき増大する
ので、テープテンションが高くなるとテープはその走行
負荷を小さくされることによりテンションが低くなり、
テープテンションが低くなったときはその走行負荷を大
きくされることによりテンションが高められることにな
り、それによってテープテンションを一定に保つことが
できると共に、テープに加えられる走行負荷の制御をリ
ール台を利用することなくテンションの変動を検出する
部材(ローラ)自体により行なうことができるため、上
記負荷をテープリールにおけるテープ巻装径の大きさの
変化に係わりなく制御することができ、従って、低い値
でのテンション制御についても精度良く、かつ、安定し
て行なうことができ、また、リール台にブレーキバンド
を巻き付けたりする必要が無いためテープ走行装置の平
面的大きさを小さくすることができ、かつ、リール台周
辺の部品配置のレイアウトの自由度を増すことができる
と共に、リール台からブレーキドラムを省くことができ
るためその分リール台の背を低くすることができ、従っ
て、テープ走行装置の高さを低くすることが可能とな
る。
(F.実施例) 以下に、本考案テープ走行装置におけるテープテンショ
ン制御機構の詳細を添附図面に示した実施例に従って説
明する。
尚、図面に示した実施例は、本考案をDAT1におけるテー
プテンション制御機構に適用したものである。
先ず、DAT1に使用されるテープカセットの一例について
説明し、その後でDATの各部について説明する。
(a.テープカセット)[第1図、第2図] 2はDAT1に着脱自在に装着されるテープカセットであ
る。
3は比較的薄い略箱形に形成されたカセットケースであ
り、該カセットケース3の前面、即ち、DAT1に装着され
た状態においてヘッドドラムの方を向く面にはテープ引
出用凹部4が形成されていると共に、該テープ引出用凹
部4はテープカセット2がDAT1に装着されていない状態
において図示しない開閉自在な前面蓋により覆われてい
る。
5、5′はカセットケース3の前面のうち上記テープ引
出用凹部4の両側に形成されたテープ出口であり、該テ
ープ出口5、5′のテープ引出用凹部4寄りの部分にカ
セット内ガイド6、6′が形成されている。
7、7′はカセットケース3内に回転自在に収納された
テープリールであり、そのリールハブ8、8′に下面に
開口した係合凹部9、(9′)(図面では左側のもの9
のみを示してある。)が形成されている。
10は磁気テープであり、該磁気テープ10はその両端がテ
ープリール7、7′のリールハブ8、8′に固定され、
かつ、所定量巻装されると共に、テープローディングが
行なわれるまでの間は第1図に2点鎖線で示すパス、即
ち、カセットケース3外に導出されている部分がその両
端がカセット内ガイド6、6′に巻き付けられることに
よってカセットケース3の前面に沿って延びるパスを通
されており、テープカセット2は磁気テープ10がこのよ
うなパスを通されている状態のままDAT1に装着されるこ
とになる。
(b.DAT)[第1図乃至第4図] (b−1.ヘッドドラム)[第1図、第4図] 11はDAT1のメカシャーシであり、該メカシャーシ11の後
端縁寄りの位置にヘッドドラム12が設けられている。
該ヘッドドラム12はその外周面に沿って移動する記録再
生用の図示しない回転磁気ヘッドが回転自在に設けられ
ていると共に、略左側へ向けて所定の角度傾いた状態で
設けられており、図示しないヘッドモータが回転するこ
とにより回転磁気ヘッド及び所定の回転部が一体的に回
転し、それによって回転磁気ヘッドがヘッドドラム12の
外周面に沿って回転軌跡を描いて高速で移動されること
になる。
(b−2.リール台)[第1図、第2図] 13及び14は前記テープカセット2に収納されたテープリ
ール7、7′が着脱自在に装着されるリール台である。
尚、これら2つのリール台13及び14のうち右側のもの、
即ち、T側リール台14についてはその一部のみを示して
あるが、その構造は左側のリール台、即ち、S側リール
台13の構造と略同じであるので、S側リール台13につい
て詳細に説明し、T側リール台14についてはその各部に
メカシャーシ側リール台13に付した符号に「′」を付す
ることによって説明を省略する。
15は円筒状に形成されたボス軸であり、該ボス軸15はメ
カシャーシ11から立設された支持軸16に回転自在に支持
されている。
17は上記ボス軸15の下端寄りの位置から突設された略円
板状のギヤ部であり、その外周面にギヤ歯が形成されて
いて、該ギヤ部17の上面から短い略円筒状を成すリール
載置部18が突設されており、また、ボス軸15のギヤ部17
の上面寄りの部分は他の部分より大径なバネ受部19に形
成されている。
20は外周面に係合突起21、21、21が形成されたリール係
合軸であり、該リール係合軸20はボス軸15の上端部にそ
の軸方向へは移動自在なる状態でかつボス軸15と一体的
に回転する状態で外嵌状に設けられると共に、前記バネ
受部19との間に介在されたコイルスプリング22の弾発力
によって上方への移動力が付勢されている。
そして、テープカセット2がDAT1に装着されると、テー
プリール7、7′がリール台13、14のリール載置部18、
18′に載置されると共にSリール7のリールハブ8に形
成された係合凹部23及びTリール7′のリールハブ8′
に形成された図示しない係合凹部にリール係合軸20、2
0′が係合され、それによって、Sリール7とS側リー
ル台13が、また、Tリール7′とT側リール台14が、そ
れぞれ一体的に回転する状態となる。
しかして、リール台13、14は所定のテープ走行モードに
応じていずれか一方がこれに係合されたテープリールが
テープ巻取方向へ回転する方向へ駆動されると共にいず
れか他方、即ち、当該テープ走行モードにおいて磁気テ
ープ10が繰り出されて行く方のテープリールが装着され
たリール台には図示しないリールブレーキ手段による適
度なブレーキがかけられ、それによって当該テープリー
ルが磁気テープ10を余分に繰り出すことのないようにテ
ープ繰出を抑制するための負荷が与えられることにな
る。
(b−3.キャプスタン、ピンチローラ)[第1図] 23はメカシャーシ11のヘッドドラム12から右側稍斜め前
方へ離間した位置に配置されたキャプスタンであり、該
キャプスタン23は記録モード又は再生モードにおいて図
示しないキャプスタンモータにより、第1図における反
時計回り方向へ定速で回転するようになっている。
また、24はピンチローラであり、該ピンチローラ24は少
なくとも記録モード又は再生モードにおいては第1図に
実線で示すようにキャプスタン23に圧着する位置へと移
動され、テープローディングが行なわれるまでの間は、
同図に2点鎖線で示すように、DAT1に装着されて来るテ
ープカセット2のテープ引出用凹部4内に位置し得る位
置に来ている。
(b−4.テープローディングポスト、フリダシガイド)
[第1図、第2図、第4図] 25、26及び25′、26′はテープローディングポスト、2
7、27′はフリダシガイドであり、これらテープローデ
ィングポスト25、26、25′、26′及びフリダシガイド2
7、27′はDAT1による磁気テープ10のパスを規定するた
めのテープガイド部材であり、テープローディングが行
なわれる前の状態においては、第1図に2点鎖線で示す
ようにDAT1に装着されて来るテープカセット2のテープ
引出用凹部4内に位置し得る位置に来ており、テープロ
ーディングが行なわれると、図示しない移動手段によっ
て、同図に実線で示すローディング完了位置、即ち、左
側のテープローディングポスト25、26はヘッドドラム12
に左稍斜め前方から近接する位置、右側のテープローデ
ィングポスト25′、26′はヘッドドラム12に右稍斜め前
方から近接する位置、また、左側のフリダシガイド27は
テープカセット2の左側のテープ出口5の稍後方の位
置、そして、右側のフリダシガイド27′はテープカセッ
ト2の右側のテープ出口5′とキャプスタン23との間の
略中間の位置へと、それぞれ移動されるようになってい
る。
(b−5.テープテンション制御機構)[第1図乃至第4
図] 28はテープテンション制御機構であり、メカシャーシ11
に回動自在に支持された揺動アームと該揺動アームの回
動端部に回転自在に設けられたローラと該ローラが接触
するブレーキパッド等から成る。
(b−5−a.揺動アーム、引張スプリング)[第1図乃
至第4図] 29は揺動アームである。該揺動アーム29は比較的細長い
略板状に形成されると共にその基端部がメカシャーシ11
に固定された支持軸30に回動自在に支持されており、そ
の回動端部からローラ支持軸31が立設されている。
32は引張スプリングであり、該引張スプリング32はその
一端部がメカシャーシ11に支持されると共にその他端部
が揺動アーム29を支持する前記支持軸30から稍回動端側
へ寄った位置に係止されている。
従って、揺動アーム29には、常時、この引張スプリング
32の引張力によって、第1図及び第4図における反時計
回り方向への回動力が付勢されることになる。
尚、揺動アーム29はテープローディングが行なわれる前
の状態において第1図に2点鎖線で示す位置に来てお
り、テープローディングが行なわれると同図に実線で示
す位置へと移動されるようになっている。
(b−5−b.ローラ)[第1図乃至第4図] 33はローラである。該ローラ33は比較的厚手の円板状に
形成された被制動部34と該被制動部34の中心部から立ち
上げられた円柱状のテープ巻付部35とが一体に形成さ
れ、かつ、その軸心部に挿通孔36が形成されると共にテ
ープ巻付部35に、例えば、ゴム等摩擦係数の高い材料に
より形成された辷止スリーブ37が外嵌固定されており、
従って、テープ巻付部35の外周面、即ち、テープ巻付面
は高い摩擦係数を有している。
尚、被制動部34の径はテープ巻付部35の径の略2倍の大
きさになっているがこの点については後で詳細に説明す
る。
そして、このようなローラ33はその挿通孔36に前記ロー
ラ支持軸31が回転自在に挿通されることによって揺動ア
ーム28の回動端部に回転自在に支持されている。
38はテープ巻付部35より大径な円板状に形成されたガイ
ドフランジであり、該ガイドフランズ38はローラ支持軸
31のローラ33から上方へ突出した部分に外嵌固定されて
いる。
尚、テープ巻付部35は前記磁気テープ10が巻き付けられ
る部分であり、その高さは磁気テープ10の幅と略同じ長
さになっている。
(b−5−c.ブレーキパッド)[第1図、第3図、第4
図] 39はメカシャーシ11に支持されたパッド取付ブロックで
あり、前記ローラ33の回転軌跡のうちローディング完了
位置に来ている左側のテープローディングポスト25と左
側のフリダシガイド27との間の位置から稍左斜め後方へ
寄った位置に配置されており、その一側面、即ち、略右
斜め前方を向く側面のうちローラ33の被制動部34と略同
じ高さの部分に、例えば、フェルト等の材料から成るブ
レーキパッド40が取着されている。
尚、該ブレーキバッド40は被制動部34の外周面の曲率と
略同じ曲率を有する円弧状に形成されている。
しかして、テープローディングが行なわれると、揺動ア
ーム29が第1図に実線で示す位置へと移動されるので、
ローラ33の被制動部34がブレーキパッド40に当接される
ことになる。
(b−6.テープローディング)[第1図] そこで、テープローディングが行なわれると、前記した
ように、テープローディングポスト25、26、25′、2
6′、フリダシガイド27、27′がそれぞれのローディン
グ完了位置へと移動すると共にローラ33が第1図に実線
で示す位置まで移動するので、磁気テープ10はその一部
がカセットケース3内から引き出されることにより第1
図に実線で示すパスを通されることになる。
即ち、テープローディングが行なわれると、磁気テープ
10は、Sリール7から引き出された後左側のテープ出口
5からカセットケース3外へ導出されると共に左側のフ
リダシガイド27−ローラ33のテープ巻付部35−左側のテ
ープローディングポスト25、26にこの順序で巻き付けら
れ、次いでヘッドドラム12の外周面に所定の巻付角巻き
付けられた後右側のテープローディングポスト25′、2
6′−キャプスタン23−右側のフリダシガイド27′にこ
の順序で巻き付けられ、右側のテープ出口5′からカセ
ットケース3内に導入されてTリール7′に巻き取られ
るパスを通されることになる。
(b−7.テープの走行、テープテンション)[第1図] そして、記録モード又は再生モードになると、ピンチロ
ーラ24がキャプスタン23に圧着されると共にキャプスタ
ン23が回転し、それによって、磁気テープ10がキャプス
タン23とピンチローラ24により挟まれて定速で走行され
ると共にSリール7から引き出されTリール7′に巻き
取られて行くことになる。
また、磁気テープ10はその一部が前記ローラ33のテープ
巻付部35、即ち、摩擦係数が高い部分に巻き付けられて
いるので、磁気テープ10が走行することによってローラ
33は第1図における時計回り方向への回転力が付勢され
ることになり、従って、ローラ33は磁気テープ10の走行
と同期して回転することになる。
ところが、このように回転するローラ33はその被制動部
34がブレーキパッド40と接触しているため、ブレーキパ
ッド40により適度な制動力を加えられており、従って、
ローラ33はこの制動力を受けながら回転することにな
る。
しかして、磁気テープ10のうちローラ33に巻き付けられ
た位置からキャプスタン23に巻き付けられた位置までの
間の部分には上記制動力による走行の負荷が加えられる
ことになり、この負荷によって適正なるテンションが与
えられることになる。
尚、このテンション及び該テンションが変化したときの
制御動作等については後の項で説明する。
(b−8.テープテンション)[第4図] ところで、ローラ33の被制動部34の半径r1はテープ巻付
部35の半径r0の2倍強の大きさになっており、これら半
径の大きさの関係をこのようにした理由は次の通りであ
る。
(b−8−a.関係式) 先ず、磁気テープ10が走行することによってローラ33に
付勢される回転力とブレーキパッド40によりローラ33に
加えられる制動力との関係、あるいは、引張スプリング
32による揺動アーム29の回動力とテープテンションによ
る揺動アーム29を回動させる力との関係等は次のような
関係式で表される。
即ち、磁気テープ10が走行することによりローラ33に付
勢される回転力とブレーキパッド40によりローラ33に加
えられる制動力との関係は、次の第1式により示され
る。
r0(T1-T0)=r1・μ・P ・・・第1式 尚、T1は磁気テープ10のテンションのうちテープ巻付部
35から先の、即ち、テープ巻付部35からキャプスタン23
までの間の部分のテンション(以下、「出口側テンショ
ン」と言う。)、T0はSリール7とローラ33との間の部
分のテンション(以下、「入口側テンション」と言
う。)、μはローラ33の被制動部34とブレーキパッド40
間の摩擦係数、Pは被制動部34のブレーキパッド40に対
する圧着力である。
また、ローラ33がテープテンションによって押圧される
ことにより揺動アーム29に加えられる時計回り方向への
回動力と引張スプリング32により揺動アーム29に加えら
れる反時計回り方向への回動力との関係は、次の第2式
により示される。
L2(T0・cosβ0+T1・cosβ1+P)=L1・F ・・・第2式 尚、L1は揺動アーム29の回動中心から引張スプリング32
が係止された位置までの間の距離、L2は揺動アーム29の
回動中心からローラ33の中心までの間の距離、Fは引張
スプリング32の引張力、β1はローラ33の中心を通って
揺動アーム29の回転軌跡を成す円弧に外接する直線lと
ローラ33、左側のテープローディングポスト25間の磁気
テープ10との開き角、β0は上記直線lとローラ33、左
側のフリダシガイド27間の磁気テープ10との開き角であ
る。
そして、上記第1式と第2式から出口側テンションT1
入口側テンションT0との関係を導くと、次の第3式が得
られる。
尚、この第3式を、 を「A」に置き替え、 を「B」に置き替えると、 T1=A・T0+B ・・・第4式 が得られる。
(b−8−b.ローラの被制動部とテープ巻付部の大きさ
の比率) そこで、出口側テンションT1が入口側テンションT0の影
響を受けないようにする、即ち、入口側テンションT0
変化してもその変化が出口側テンションT1には影響され
ないようにするためには、上記第4式における「A」が
0となるようにすれば良いが、この「A」を0とするこ
とは事実上難しい。
しかしながら、被制動部34の半径r1をテープ巻付部35の
半径r0に対して大きくすることによってこの「A」の値
をより0に近づけることができる、即ち、入口側テンシ
ョンT0の変化が出口側テンションT1に影響する割合をよ
り小さくすることができる。
そこで、この実施例においては被制動部34の半径r1をテ
ープ巻付部35の半径r0の略2倍として前記「A」の値が
より小さくなるようにしてある。
従って、Sリール7から磁気テープ10が引き出されて行
くことによってSリール7におけるテープ巻装径が小さ
くなって行くとSリール7に加えられている回転の抑制
力が引き出されて行く磁気テープ10に作用する割合が変
化して入口側テンションT0が変化することになるが、そ
の変化は出口側テンションT1に殆ど影響することはな
い。
(b−8−c.設定テンション) しかして、ローラ33の被制動部34の半径r1をテープ巻付
部35の半径r0よりかなり大きくしたことによって前記第
4式における「A」を0に近づけることができ、これに
よって、出口側テンションT1は前記「B」の値に略比例
する、即ち、T1≒Bとなるので、出口側テンションT1
この「B」におけるF、即ち、引張スプリング32の引張
力に略比例することになる。
従って、設定テンション、即ち、走行する磁気テープ10
のうちローラ33とキャプスタン23との間の部分に必要な
所定のテープテンションの値は揺動アーム29がローディ
ング完了位置に来た状態の引張スプリング34の引張力を
調整することにより極めて容易、かつ、正確に設定する
ことができる。
(b−9.テープテンション制御動作)[第4図] しかして、走行される磁気テープ10にはこれが巻き付け
られたローラ33に加えられるブレーキパッド40による制
動力の大きさに応じた適正な値のテンション、即ち、設
定テンションが与えられることになり、磁気テープ10は
このような設定テンションを与えられた状態で走行され
ることになる。
そして、何らかの原因、例えば、キャプスタン23の回転
速度が変動する等の原因によってテープテンションが変
化する、即ち、設定テンションより高められあるいは低
くなったときは、ブレーキパッド40によるローラ33に対
する制動力が減少あるいは増大されて適正な値のテンシ
ョンに戻されるように制御されることになる。
即ち、走行する磁気テープ10のテンションが設定テンシ
ョンより高くなると、磁気テープ10がローラ33を押圧す
る力の方が引張スプリング32が揺動アーム29を回動させ
る力に優ることになるため、ローラ33が反ブレーキパッ
ド40側へ付勢されることになり、それによって、ローラ
33の被制動部34とブレーキパッド40との間の接触圧が弱
められてブレーキパッド40のローラ33に対する制動力が
減少することになる。しかして、ローラ33が磁気テープ
10のフォワード方向への走行を抑制する抑制力が弱めら
れるので、テープテンションが低くなることになる。
また、走行する磁気テープ10のテンションが設定テンシ
ョンより低くなると、引張スプリング32が揺動アーム29
を回動させる力の方が磁気テープ10がローラ33を押圧す
る力より優ることになるため、ローラ33がブレーキパッ
ド40側へ付勢されることになり、それによって、ローラ
33の被制動部34とブレーキパッド40との間の接触圧が強
められてブレーキパッド40のローラ33に対する制動力が
増大することになる。しかして、ローラ33が磁気テープ
10のフォワード方向への走行を抑制する力が強められる
ので、テープテンションが高くなることになる。
尚、何らかの原因、例えば、S側リール台13の回転の負
荷が適正な値より大きくなる等の原因によって入口側テ
ンションT0の値が設定テンションの値を超えたときは、
ローラ33がブレーキパッド40から離間されて前記第3式
におけるμが0となるため、前記第4式における「A」
が1、「B」が0となるので、出口側テンションT1と入
口側テンションT0とが等しくなるが、上記原因が解消さ
れるとローラ33は再びブレーキパッド40と接触すること
になる。
(b-10.記録再生動作) しかして、記録モード又は再生モードにおいては磁気テ
ープ10がこのように走行されると共に回転磁気ヘッドが
高速で回転され、それにより、回転磁気ヘッドが磁気テ
ープ10にその走行方向に対して傾斜した方向へ延びる記
録トラックを形成しながら信号の記録を行ない、あるい
は回転磁気ヘッドが上記記録トラックを走査することに
よって記録済みの信号の再生が行なわれることになる。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案テー
プ走行装置におけるテープテンション制御機構は、基端
部が支持部材に回動自在に支持されかつ回動端側に支持
軸が立設された揺動アームと、支持部材に固定された制
動部材と、上記支持軸に回転自在に支持されると共にテ
ープが巻き付けられかつそのテープ巻付面の摩擦係数が
高いテープ巻付部と前記制動部材が接触する被制動部を
有するローラと、該ローラに前記制動部材側への移動力
を付勢する弾発手段とを備えており、上記ローラには上
記弾発手段の弾発力に抗する方向へテープテンションが
作用するようにテープが巻き付けられ、テープのテンシ
ョンが高くなったときはローラが弾発手段の弾発力に抗
してテープによって反制動部材側へ付勢されることによ
り被制動部と制動部材との接触圧が弱められてローラに
対する制動力が減少し、テープのテンションが低くなっ
たときはローラが弾発手段の弾発力によって制動部材側
へ付勢されることにより前記接触圧が強められてローラ
に対する制動力が増大するようにしたことを特徴とす
る。
従って、本考案によれば、走行するテープはローラに対
して略スリップすることなく走行されることになるので
ローラに加えられる制動力の大きさがテープの走行負荷
の大きさになり、その制動力はテープテンションが高く
なったとき減少しテープテンションが低くなったとき増
大するので、テープテンションが高くなるとテープはそ
の走行負荷を小さくされることによりテンションを低く
されテープテンションが低くなったときはその走行負荷
を大きくされることによりテンションを高められること
になり、それによってテープテンションを一定に保つこ
とができる。
そして、このような制御、即ち、テープに加える走行の
負荷の制御はテープリールが装着されたリール台を介し
て行なうのではなく、テープテンションの変動を検出す
る部材(ローラ)自体により行なうので、上記負荷をテ
ープリールにおけるテープ巻装径の大きさの変化に係わ
りなく制御することができ、従って、低い値でのテンシ
ョン制御についても精度良く、かつ、安定して行なうこ
とができる。
尚、前記した実施例においては、ローラの被制動部の半
径をテープ巻付部の半径の略2倍強の大きさとすること
によって入口側テンションの変動が出口側テンションに
できるだけ影響しないようにしたが、このようにするこ
とにより、Sリールにおけるテープ巻装径の変化に伴う
入口側テンションの変化が出口側テンションを変動させ
る割合を小さく抑えることができるので、テープテンシ
ョンの制御がSリールにおけるテープ巻装径の変化に関
わりなく行なわれるのを更に確実なものとすることがで
きる。
尤も、本考案において被制動部の半径とテープ巻付部の
半径との比率は必ずしも上記した比率に限られるもので
はない。
また、本考案によれば、リール台にブレーキバンドを巻
き付けたりする必要が無いためテープ走行装置の平面的
大きさを小さくすることができ、かつ、リール台周辺の
部品配置のレイアウトの自由度を増すことができると共
に、リール台からブレーキドラムを省くことができるた
めその分リール台の背を低くすることができ、従って、
テープ走行装置の高さを低くすることができる。
尚、前記した実施例においては、ローラのテープ巻付部
にゴム材料から成る辷止スリーブを外嵌することにより
テープ巻付部のテープ巻付面を形成するようにしたが、
場合によってはテープ巻付部全体を摩擦係数の高い材料
により形成するようにしても良い。また、ローラのテー
プ巻付部と被制動部は必ずしも一体構造のものでなくて
も良く、これらを各別に形成して一体的に回転するよう
に連結しても良い。
そして、前記実施例においては、本考案をDATにおける
テープテンション制御機構に適用したものを示したが、
本考案はこのような適用例に限られることはなく、各種
のテープ走行装置におけるテープテンション制御機構に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案テープ走行装置におけるテー
プテンション制御機構をテープレコーダにおけるテープ
テンション制御機構に適用した実施の一例を示すもので
あり、第1図はテープレコーダの要部の概略平面図、第
2図は第1図のII-II線に沿う断面図、第3図は第1図
のIII-III線に沿う断面図、第4図はテープテンション
制御機構の拡大平面図、第5図及び第6図は従来のテー
プ走行装置におけるテープテンション制御機構の一例を
示すものであり、第5図は要部の平面図、第6図は第5
図のVI-VI線に沿う断面図である。 符号の説明 1……テープ走行装置、10……テープ、11……支持部
材、28……テープテンション制御機構、29……揺動アー
ム、31……支持軸、32……弾発手段、33……ローラ、34
……被制動部、35……テープ巻付部、40……制動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端部が支持部材に回動自在に支持されか
    つ回動端側に支持軸が立設された揺動アームと、 支持部材に固定された制動部材と、 上記支持軸に回転自在に支持されると共にテープが巻き
    付けられかつそのテープ巻付面の摩擦係数が高いテープ
    巻付部と前記制動部材が接触する被制動部を有するロー
    ラと、 該ローラに前記制動部材側への移動力を付勢する弾発手
    段とを備えており、 上記ローラには上記弾発手段の弾発力に抗する方向へテ
    ープテンションが作用するようにテープが巻き付けら
    れ、テープのテンションが高くなったときはローラが弾
    発手段の弾発力に抗してテープによって反制動部材側へ
    付勢されることにより被制動部と制動部材との接触圧が
    弱められてローラに対する制動力が減少し、テープのテ
    ンションが低くなったときはローラが弾発手段の弾発力
    によって制動部材側へ付勢されることにより前記接触圧
    が強められてローラに対する制動力が増大するようにし
    た ことを特徴とするテープ走行装置におけるテープテンシ
    ョン制御機構
JP1987002687U 1987-01-12 1987-01-12 テ−プ走行装置におけるテ−プテンシヨン制御機構 Expired - Lifetime JPH0728599Y2 (ja)

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