JPH07285631A - きのこ移送装置 - Google Patents

きのこ移送装置

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Publication number
JPH07285631A
JPH07285631A JP10322194A JP10322194A JPH07285631A JP H07285631 A JPH07285631 A JP H07285631A JP 10322194 A JP10322194 A JP 10322194A JP 10322194 A JP10322194 A JP 10322194A JP H07285631 A JPH07285631 A JP H07285631A
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JP
Japan
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conveyor
transfer
mushroom
mushrooms
carry
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Withdrawn
Application number
JP10322194A
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English (en)
Inventor
Iwao Nakanishi
岩夫 中西
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OMI DORYOKU KK
OUMI DORIYOUKOU KK
Original Assignee
OMI DORYOKU KK
OUMI DORIYOUKOU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 きのこが搬入される搬入側に配置され、搬入
されたきのこを傷つけることなく移送すると共に、きの
この姿勢を選別しやすい姿勢とすることができ、移送途
中においてきのこから脱落したごみを簡単に取り除くき
のこ移送装置を提供する。 【構成】 移送方向を同じ向きにして並列された2つの
移送コンベア23a,23bを1組として備えると共
に、2つの移送コンベア23a,23bが互いに隣り合
う長手方向の内側を各々の外側より低くなるべく傾斜し
て配置され、1組の移送コンベア23a,23bは1組
の搬送ベルト24a,24bを有し、各移送コンベア2
3a,23bの搬送ベルト24a,24bは搬送部2
5,25において内側および外側がそれぞれ露出される
と共に、搬送ベルト24a,24bの内側は、互いにき
のこPを保持できる程度に間隔26を開けて配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、しいたけ等の
笠部及び茎部を有するきのこを移送するきのこ移送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】選果場では、例えば、しいたけ等のよう
に笠部及び茎部を有するきのこを、笠の大きさおよび笠
の開き具合によって選別し、等級付けを行っている。こ
の種のきのこは、一般に、柔らかく、特に笠部は、硬い
ものに触れて擦られると、表面に裂け目を生じたり、傷
が付き易い。このため選別作業は、きのこの商品価値を
下げぬように人手によって慎重に取り扱われているのが
現状である。例えば、搬入側と選別側との間に複数個の
移送コンベアが配置され、選別側においては、各移送コ
ンベアの移送方向に沿って選別要員が複数人数待機して
おり、搬入側から、きのこを各移送コンベアに分配して
選別側へ順次流し、選別側では、各移送コンベアの各選
別要員が、目視によって移送されてくるきのこの笠の大
きさおよび笠の開き具合を識別して等級付けを行うと共
に、等級別に仕分けをしている。
【0003】このように、選果場におけるきのこの選別
作業は、きのこの搬入及び各移送コンベアへの分配、選
別側における選別要員を考慮すると大人数を要するもの
であり、特に選別要員は、多人数を必要とするばかりで
なく、きのこの等級付けに関して熟練を要し、しかも目
視によってこれを行うために作業負担が大きい。
【0004】そのため、きのこの搬入・分配、移送、き
のこの笠部の開き具合識別、きのこの大きさの計量、き
のこの等級別による仕分けおよび等級別に仕分けられた
きのこの搬送等の作業をそれぞれ機械化することにより
省人化及び作業負担の軽減が望まれており、さらに個々
の機械を関連させて1つのシステム装置とすることによ
り、作業能率の向上が望まれている。
【0005】搬入側において、きのこは各移送コンベア
毎に分けられた後、移送コンベア上に搬入されるている
が、きのこが笠部及び茎部を有する形状であるため、互
いに重なり合って移送コンベア上で山になりやすく、現
在、きのこを選別しやすいように一つずつ適当な間隔を
あけて選別側へ順次流す作業を人手により行っている。
この作業を機械化するにあたり、移送コンベア上におい
て重なり合ったきのこを1個ずつ間隔を開けた状態と
し、きのこをできるだけ傷つけることなく各選別ライン
まで移送することが重要な課題である。また同時に、選
別ラインにきのこを搬入する前に、きのこの姿勢を選別
しやすい姿勢にする、即ち、きのこの笠部が下となり、
きのこの茎部が上向きとなる逆さ姿勢にすることも必要
である。これは、きのこの選別が、笠部に対する笠部裏
面のひだ部(白色部分)の占有率により笠部の開き具合
を識別することによる。さらに、きのこに付着していた
ごみ等が移送途中で脱落するので、これを簡単に取り除
くことも必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特
に、きのこが搬入される搬入側に配置され、搬入された
きのこを傷つけることなく移送すると共に、きのこの姿
勢を選別しやすい姿勢とすることができ、移送途中にお
いてきのこから脱落したごみを簡単に取り除くきのこ移
送装置を提供することにある。なお、きのことは、頂部
に笠部及びその下部に茎部を有するきのこ一般である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のきのこ移送装置
は、上記課題を解決するために、移送方向を同じ向きに
して並列された2つの移送コンベアを1組として備える
と共に、該2つの移送コンベアが互いに隣り合う長手方
向の内側を各々の外側より低くなるべく傾斜して配置さ
れ、該1組の移送コンベアは1組の搬送ベルトを有し、
前記各移送コンベアの搬送ベルトは搬送部において内側
および外側がそれぞれ露出されると共に、該搬送ベルト
の内側は、互いにきのこを保持できる程度に間隔を開け
て配置されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】きのこがきのこ移送装置の搬送部に搬入される
と、きのこは、各移送コンベアにおける内側および外側
がそれぞれ露出されている搬送ベルト上に直接落下する
ため、硬いものに触れて擦られたりすることがなく搬入
される。搬送ベルト上に落下したきのこは、各搬送ベル
トの傾斜に沿って各移送コンベアの互いに隣り合う長手
方向の内側に向けて転がり、この間にその姿勢をきのこ
の笠部が下となり、きのこの茎部が上向きとなる逆さ姿
勢とされた後、各搬送ベルトの互いの内側間によって形
成された間隙に保持される。きのこは、この間隙に保持
されつつ搬送方向に傷つくことなく移送される。なお、
落下の際に、きのこに付着していたごみがきのこから脱
落すると、ごみは搬送ベルト間の間隙から下方に落ち
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明のきのこ移送装置2を使用したき
のこ選別システム装置1を示す平面図である。きのこ選
別システム装置1は、概略として、きのこの搬入側に配
置されたきのこ供給装置3と、きのこ供給装置3の搬出
側にきのこ供給装置3の搬出方向と直交して配置された
分配コンベア4と、分配コンベア4の搬出側に対して配
設された選別ライン5と、選別ライン5におけるきのこ
の搬送方向に交差して配設され、選別ライン5において
各等級別に選別されたきのこを回収する仕分けライン6
とにより構成される。
【0010】きのこ供給装置3は、概略として、きのこ
を搬入するための搬入ホッパ7と、搬入ホッパ7内のき
のこを送り出す搬入移送コンベア8と、搬入移送コンベ
ア8から送られたきのこを受けて移送し、きのこ移送装
置2上に落下させる搬出移送コンベア9とを備える。
【0011】きのこ供給装置3が備える搬入ホッパ7、
搬入移送コンベア8及び搬出移送コンベア9とによりき
のこの供給ライン10が構成されている。
【0012】また、選別ライン5は、その上流側から傾
斜コンベア11、作業コンベア12、TVカメラ13を
備えた画像処理コンベア14、整列調整コンベア15、
計量コンベア16、きのこを振り分ける複数の振り分け
羽根17a乃至17kを備えた振り分けコンベア18に
より構成されている。
【0013】仕分けライン6は、振り分けコンベア18
の下方に、振り分けコンベア18と直交して並列配置さ
れた複数の仕分けコンベア19a乃至19kにより構成
されている。なお、各仕分けコンベア19a乃至19k
は、きのこの笠部の開き具合による品質ときのこの笠部
の大、中、小の大きさとの組み合わせで等級別に設定さ
れており、本実施例では、仕分けコンベア19a,19
b,19cは、品質が中級品であって、それぞれ小、
中、大に設定され、仕分けコンベア19d,19e,1
9fは、品質が上級品であって、それぞれ小、中、大に
設定され、仕分けコンベア19g,19h,19iは、
品質が並品であって、それぞれ小、中、大に設定され、
仕分けコンベア19jは格外品、仕分けコンベア19k
は、選別未了品に設定されている。
【0014】なお、きのこを振り分ける複数の振り分け
羽根17a乃至17kは、各仕分けコンベア19a乃至
19kの各々に対応して振り分けコンベア18の上部に
搬送方向に配置されている。
【0015】図1に示すように、本実施例においては、
きのこ選別システム装置1は、3つのきのこの供給ライ
ン10a,10b,10cと、供給ライン10a,10
b,10cの各搬出側に配置された3つの分配コンベア
4a,4b,4cと、各分配コンベア4a,4b,4c
の搬出側にそれぞれ連絡された3つのきのこの選別ライ
ン5a,5b,5cと、3つの選別ライン5a,5b,
5cにおいて各等級別に選別されるきのこを各等級毎に
一括して回収する仕分けライン6を有する。
【0016】また、図1に示すきのこ選別システム装置
1において、きのこ移送装置2は分配コンベア4a,4
b,4c及び各選別ライン5a,5b,5cにおける各
作業コンベア12a,12b,12cとして使用されて
いる。
【0017】図2は、きのこ移送装置の正面図であり、
きのこ移送装置2の搬送方向は紙面に向かう方向手前向
きである。きのこ移送装置2は、概略として、床面に配
置される支持機台20、支持機台20の上面に固定支持
された支持フレーム21及び支持フレーム21の上面に
取り付けられたコンベア傾斜支持フレーム22を備える
と共に、移送方向を同じ向きにして並列された2つの移
送コンベア23a,23bを1組とし、コンベア傾斜支
持フレーム22の上部に、2つの移送コンベア23a,
23bが互いに隣り合う長手方向の内側を各々の外側よ
り低くなるべく傾斜して配置されている。この1組の移
送コンベア23a,23bは、1組の搬送ベルト24
a,24bを有し、各移送コンベア23a,23bの搬
送ベルト24a,24bは搬送部25において内側およ
び外側がそれぞれ露出されると共に、搬送ベルト24
a,24bの内側は、互いにきのこを保持できる程度に
間隔26を開けて配置されている。
【0018】支持フレーム21は、図2に示すように、
長手方向の両側部側及び上部側が開口された下フレーム
21aと、長手方向の両側部側及び下部側が開口された
上フレーム21bとからなり、下フレーム21aに上フ
レーム21bが外嵌されている。図5に示すように、下
フレーム21aには、その互いに対向する側板部の両側
寄りにそれぞれ上下に2つの高さ調節用の支持孔27,
27が設けられ、上フレーム21bには、その互いに対
向する側板部の両側寄りにそれぞれ、下フレーム21a
に設けられた2つの支持孔27,27に対応して上下方
向に向かって長孔28,28が設けられ、支持フレーム
21の高さを調節できるようになっている。支持フレー
ム21は、図2に示すように、下フレーム21aに上フ
レーム21bが外嵌された後、固定用ボルト29aが図
5に示す上フレーム21bの長孔28及び下フレーム2
1aの支持孔27に挿通され、ナット29bが固定用ボ
ルト29aに螺着されて組み立てられる。
【0019】コンベア傾斜支持フレーム22は、図2に
示すように、その下部の取付板部22aと取付板部22
aから立上がる立上がり板部22bとその上部に移送コ
ンベア23a,23bの取付け傾斜角度に対応する傾斜
支持板部22cとを備えている。傾斜支持板部22cに
は、その長手方向に直交する断面において、両外側縁か
ら中央に向けて下がる2つの傾斜支持面22d,22d
が形成されている。コンベア傾斜支持フレーム22は、
支持フレーム21の上フレーム21b上面にコンベア傾
斜支持フレーム22の取付板部22aが取付用ボルト3
0aとナット30bにより取り付けられている。また、
コンベア傾斜支持フレーム22が備える傾斜支持板部2
2cの各傾斜支持面22d,22dに、2つの移送コン
ベア23a,23bがそれぞれ互いに隣り合う長手方向
の内側を各々の外側より低くなるべく傾斜して配置され
る。なお、実施例においては、図1に示す分配コンベア
4a,4b,4cにおいては、傾斜支持板部22cの傾
斜支持面の角度θは、水平に対して30°程度であり、
図1に示す作業コンベア12a,12b,12cにおい
ては、図6に示すように、水平に対して18°程度であ
る。
【0020】図3は、図2の矢視A方向から示す移送コ
ンベア23aの側面図である。また、図4は、図3にお
ける矢視B方向から示す移送コンベア23aの平面図で
ある。移送コンベア23は、その移送方向に長尺のコン
ベア支持樋31を備え、コンベア支持樋31は、図4に
示すように、移送コンベア23の幅に対応する底板部3
1aと底板部31aの両側縁に一体に立ち上がる2枚の
コンベア側板部31b,31cを有する。
【0021】移送コンベア23の両コンベア側板部31
b,31cの一端には、図3及び図4に示すように、2
枚の駆動ローラ支持プレート32がボルト33によりそ
れぞれ取り付けられており、両駆動ローラ支持プレート
32,32間には駆動ローラ34がベアリング35を介
して回動自在に軸支されている。
【0022】また、図3に示すように、両コンベア側板
部31b,31cの他端には、このコンベア側板部31
の他端縁に開口する軸受用の長孔36が設けられ、図3
及び図4に示すように、両コンベア側板部31b,31
cの他端寄りには、両コンベア側板部31b,31cの
外側方に突出した補助プレート37がそれぞれ一体に設
けられている。この補助プレート37には、支持ロッド
38の一端にベアリング39を一体に備えると共に支持
ロッド38の中途に位置決めナット40が螺着されてな
る従動ローラ支持部材41,41が、そのベアリング3
9側を両コンベア側板部31b,31cの他端に向けて
貫設されている。なお、従動ローラ支持部材41は、そ
の他端に固定用ナット42が螺合されるものである。
【0023】図3及び図4に示すように、各々の従動ロ
ーラ支持部材41,41のベアリング35,35には、
従動ローラ43のローラ軸44が嵌挿されると共に、従
動ローラ43のローラ軸44が両コンベア側板部31
b,31cの他端に設けられた軸受用の長孔36の開口
側より挿入された後、補助プレート37に貫設されてい
る従動ローラ支持部材41の他端から固定用ナット42
が締め込まれる。移送コンベア23の両コンベア側板部
31b,31cに設けられた補助プレート37を従動ロ
ーラ支持部材41に螺着された固定用ナット42と位置
決めナット40との間で挟み込んで支持することによ
り、両コンベア側板部31b,31cの他端に従動ロー
ラ43が回動自在に軸支されている。
【0024】図4に示すように、駆動ローラ34と従動
ローラ43との間には、搬送ベルト24が装架されてい
る。また、駆動ローラ軸45の一端は、図4に示すよう
に、一方のコンベア側板31b,31cの外側面から突
出されており、駆動ローラ軸45の突出された一端には
従動プーリ46が固着されている。
【0025】また、図3に示すように、移送コンベア2
3のコンベア支持樋31の一端寄りの下部には、駆動モ
ータ支持フレーム47が配設されており、移送コンベア
23は、図2に示すように、駆動モータ支持フレーム4
7がコンベア傾斜支持フレーム22の上面に取り付けら
れることにより、傾斜して配設される。
【0026】駆動モータ支持フレーム47は、図2に示
すように、移送コンベア23の長手方向と直交する両側
部が開口された箱体状であり、底板部47aと、移送コ
ンベアの幅方向に直交する両側板部47b,47cと、
一方の側板部47bの上縁から駆動モータ支持フレーム
47の幅方向に延長されて形成された上部支持板部47
dとを備える。なお、該上部支持板部47dは、駆動モ
ータ支持フレーム47の一方の側板部47b寄りの上面
を形成しており、駆動モータ支持フレーム47の他方の
側板部47c寄りの上部側は開口されている。
【0027】移送コンベア23は、駆動モータ支持フレ
ーム47に対して、図3に示すように、コンベア支持樋
31の一方のコンベア側板部31bの外側面にボルト4
8により駆動モータ支持フレーム47の側板部47cが
取り付けられ、図2に示す駆動モータ支持フレーム47
の上部支持板部47dにコンベア支持樋31の底板部3
1aのコンベア側面部31c側が支持される。
【0028】また、駆動モータ支持フレーム47の側板
部47cには、図3に示すように、その中央に左右方向
に向かって大径の長孔よりなるモータ支持孔49が設け
られ、モータ支持孔49の周囲には、左右方向に向かっ
て小さい径の長孔からなる4つのモータ取付け調整孔5
0が設けられている。
【0029】駆動モータ支持フレーム47の内側には、
図2に示すように、移送コンベア駆動モータM1が配設
されると共に、図2及び図3に示すように、そのモータ
軸51がモータ支持孔49から駆動モータ支持フレーム
47の外側に突出されると共に、該モータ軸51に駆動
プーリ52が固着されており、該駆動プーリ52と移送
コンベア23の駆動ローラ軸45に設けられた従動プー
リ46との間に、タイミングベルト53が掛け回されて
いる。
【0030】なお、タイミングベルト53の張力は、移
送コンベア駆動モータM1を駆動モータ支持フレーム4
7に取り付ける際に、図3において駆動モータ支持フレ
ーム47に設けられたモータ支持孔49及びモータ取付
け調整孔50に沿って左右方向の左側、即ち、図3に示
す実線矢印方向に移送コンベア駆動モータM1の取付位
置を移動させることにより行い、この後、駆動モータ支
持フレーム47のモータ取付け調整孔50にボルト54
を挿通すると共に移送コンベア駆動モータM1にネジ込
んで移送コンベア駆動モータM1を駆動モータ支持フレ
ーム47に固定する。
【0031】駆動モータ支持フレーム47は、図2に示
すように、駆動モータ支持フレーム47のモータ支持孔
49が設けられている側板部47cをコンベア傾斜支持
フレーム31が備える傾斜支持板部31cの外縁より外
側に突出させて、駆動モータ支持フレーム47の底板部
47a側がコンベア傾斜支持フレーム22が備える傾斜
支持板部22cの傾斜支持面22d,22dに、図4に
示す底板部22aに設けられた取付孔55に対して傾斜
支持板部22c側からボルト56aが挿通されると共に
ナット56bが螺着されて取り付けられる。
【0032】図2に示すように、2基の移送コンベア2
3a,23bが駆動プーリ52及び従動プーリ46が配
設されている長手方向の側部を外側にし、互いに隣り合
う内側を各々の外側より低くなるべく傾斜してコンベア
傾斜支持フレーム22の上部に配置される。
【0033】図4に示すように、移送コンベア23の駆
動ローラ34及び従動ローラ43には、その外周に周溝
からなるベルトガイド溝57が2か所設けられている。
また、移送コンベア23の搬送ベルト24は、図4に示
すように、その裏面側にベルト周長に亘って、駆動ロー
ラ34及び従動ローラ43に設けられたベルトガイド溝
57内に介入するガイドリブ58が2か所設けられてい
る。
【0034】搬送ベルト24は、図2に示すように、そ
の搬送部25において内側及び外側がそれぞれ露出され
ている。図2及び図4に示すように、搬送ベルト24の
幅は、移送コンベア23の駆動ローラ34及び従動ロー
ラ43の幅よりも広く形成されており、図2に示すよう
に、きのこ移送装置2の搬送ベルトは、2つの移送コン
ベア23a,23bの各搬送ベルト24a,24bの1
組により構成され、各搬送ベルト24a,24bが駆動
ローラ34及び従動ローラ43の各周縁から移送コンベ
ア23a,23bの互いに隣り合う内側に向けて延出さ
れ、互いにきのこを保持できる程度に間隔26を開けて
配置されている。
【0035】次に、図1に示すきのこ供給装置3及び傾
斜コンベア11の構成を概略で説明する。図7は、図1
に示すきのこ選別システム装置1の搬入側部分の拡大図
であり、図8は、図7の側面図である。図7及び図8に
示すように、きのこ供給装置3は、きのこの搬入側に配
置されたきのこ搬入装置3aときのこ搬入装置3aの搬
出側に配置されたきのこ搬出装置3bとからなり、きの
こ移送装置2からなる分配コンベア4a,4bおよび4
cがきのこ搬出装置3bの搬出側にそれぞれ配置されて
いる。分配コンベア4a,4b,4cは、図7及び図8
に示すように、きのこ供給装置3の供給ライン10a,
10b,10cの各搬出側に、きのこ供給装置3の搬出
方向と直交して配置されている。
【0036】きのこ搬入装置3aは、図8に示すよう
に、2つの機台の上部間に搬入移送コンベア8がその長
手方向を一致させて配置され、搬入移送コンベア8の上
部には搬入ホッパ7が設けられている。搬入移送コンベ
ア8は、搬入側である一端を機台59上部に支持される
と共に、その中途を機台60上部に支持され、搬出側で
ある他端を機台60より搬送方向に突出されて配置され
ている。機台59の上下方向の中間には搬入移送コンベ
ア8を駆動する搬入移送コンベア駆動モータM2が配設
され、搬入移送コンベア駆動モータM2の駆動軸61に
固着された駆動用プーリ62と搬入移送コンベア8の一
端側の駆動ローラ軸63に固着された従動用プーリ64
との間にはタイミングベルト65が掛け回されている。
【0037】搬入移送コンベア8の他端には、図7に示
すように、従動ローラ66が回動自在に軸支され、搬入
移送コンベア8の一端に設けられた駆動ローラ67との
間には搬送ベルト68が装架されている。
【0038】また、搬入ホッパ7は、図7に示すよう
に、その内部を幅方向に4等分割する3つの仕切り69
a乃至69cが長手方向に一体に設けられており、搬入
ホッパ7の仕切り69a〜69cによって搬入移送コン
ベア8の搬送ベルト68上が4分割され、供給ライン1
0a〜10dにおける搬入側が形成されている。なお、
本実施例では、供給ライン10dは使用されない。4等
分された搬入ホッパ7の一端側における上部がそれぞれ
きのこの搬入口70a,70b,70cとなる。また、
図8に示すように、搬入ホッパ7の他端側は、搬入移送
コンベア8の他端より搬出コンベア装置3b側に突出さ
れており、搬入ホッパ7と搬入移送コンベア8の他端と
の間で送出口71が形成されている。
【0039】きのこ搬出装置3bは、本実施例では、図
7に示すように、搬入移送コンベア8の送出口71a,
71b,71cの下方にそれぞれ3基配置されており、
きのこ供給装置3の供給ライン10a〜10dにおける
搬出側が形成されている。各きのこ搬出装置3bは、図
7に示すように、機台72の上部間に搬出移送コンベア
9がその長手方向を一致させて配置され、搬入移送コン
ベア9の上部には仕切り枠73が設けられている。搬出
移送コンベア9は、その搬入側である一端を機台72上
部に支持されると共に、その搬出側である他端を機台よ
り搬送方向に突出されて配置されている。機台72の上
下方向の中間には搬出移送コンベア9を駆動する搬出移
送コンベア駆動モータM3が配設され、搬出移送コンベ
ア駆動モータM3の駆動軸74に固着された駆動用プー
リ75と搬出移送コンベア9の一端側の駆動ローラ軸7
6に固着された従動用プーリ77との間にはタイミング
ベルト78が掛け回されている。
【0040】搬出移送コンベア9の他端には、図7に示
すように、従動ローラ79が回動自在に軸支され、搬出
移送コンベア9の一端に設けられた駆動ローラ80との
間には搬送ベルト81が装架されている。
【0041】また、搬入移送コンベア9の上部に設けら
れた仕切り枠73は、図8に示すように、その一端側が
きのこ搬入装置3aの送出口71の下方に配置されてお
り、図8に示すように、きのこ搬入装置3aの送出口7
1a,71b,71cのそれぞれに対応して3基のきの
こ搬出装置3bの搬入口82a,82b,82cとな
る。また、図8に示すように、仕切り枠73の他端側
は、機台72より分配コンベア4側に突出されており、
仕切り枠3と搬出移送コンベア9の他端との間で送出口
83a,83b,83cが形成されている。
【0042】図7に示すように、きのこ搬出装置の送出
口57aの下方に分配コンベア4aが、きのこ搬出装置
の送出口57bの下方に分配コンベア4bが、きのこ搬
出装置の送出口57cの下方に分配コンベア4cがそれ
ぞれ直交して配置されている。
【0043】なお、本実施例においては、3基のきのこ
搬出装置3bが備える搬出移送コンベア9の移送速度
は、きのこ搬入装置3aが備える搬入移送コンベア8の
移送速度に比べて速く設定されている。
【0044】傾斜コンベア11は、図9に示すように、
上下方向において下方側に配置された分配コンベア4の
搬出側と上下方向において上方側に配置された作業コン
ベア12の搬入側との間に傾斜して配置されると共に、
傾斜コンベア11の搬入側が分配コンベア4の搬出側の
下方に直交して配置され、傾斜コンベア11の搬出側が
作業コンベア12の搬入側に連続して配置される。
【0045】傾斜コンベア11は、概略として、図10
及び図11に示すように、傾斜コンベア本体84、傾斜
コンベア11の搬入側である一端に配置された駆動ロー
ラ85、傾斜コンベア11の搬出側である他端に配置さ
れた従動ローラ86、駆動ローラ85と従動ローラ86
との間に装架された搬送ベルト87、駆動ローラ85を
駆動する傾斜コンベア駆動モータM4及び傾斜コンベア
11の搬入側において搬送ベルト87をその搬送方向に
直交する断面における形状を略U字状に屈曲させるため
の一対のベルト案内体88を備える。
【0046】傾斜コンベア11は、図9に示すように、
傾斜コンベア本体84の長手方向の両端寄りの側方に支
持板89,89が取り付けられており、該支持板89,
89には図10及び図11に示すように高さ調整用の支
持孔90が上下に複数設けられ、傾斜コンベア11の高
さ及び配置傾斜角度を調整可能となっている。なお、本
実施例では、傾斜コンベア11の傾斜角度αは10°程
度である。
【0047】傾斜コンベア11は、図12に示すよう
に、傾斜コンベア本体84の搬入側である一端側の両側
に側方板91a,91bが設けられ、一方の側方板91
aの下部には、傾斜コンベア駆動モータM4が配設され
ると共に、傾斜コンベア11の一端である側方板91
a,91bの一端間には、駆動ローラ85が回動自在に
軸支され、傾斜コンベア駆動モータM4の駆動軸92に
固着された駆動用プーリ93と駆動ローラ軸94に固着
された従動用プーリ95との間にはタイミングベルト9
6が装架されている。
【0048】また、図10に示すように、両側方板91
a,91bの上部には、傾斜コンベア本体84の上部側
に突出して配置される補助板97a,97bが傾斜コン
ベア11の長手方向の2か所にそれぞれ設けられ、補助
板97a,97bの側端面上部には、一対のベルト案内
体88a,88bが間隔を開けてそれぞれ取り付けられ
ている。
【0049】各ベルト案内体88a,88bは、図13
に示すように、傾斜コンベア11の搬入側の上方に長手
方向に沿って対向して配置されるベルト案内板98及び
ベルト案内板98の裏面側に一体に立設された2つの支
承片99,99とを各々備え、図10及び図13に示す
ように、補助板97a,97bの側端面上部に支承片9
9,99がそれぞれ取り付けられることにより、傾斜コ
ンベア11の長手方向に直交する断面において、対向す
る両ベルト案内板98,98間の距離がその上部側より
下部側が幅狭くなるように傾斜して配置される。
【0050】図11及び図12に示すように、傾斜コン
ベア11の搬出側である他端には、図3および図4に示
す従動ローラ支持部材41と同様の構成を有する従動ロ
ーラ支持部材100が傾斜コンベア本体84の他端の両
側に設けられ、両従動ローラ支持部材100,100の
間には従動ローラ86が回動自在に軸支されている。
【0051】傾斜コンベア11の搬送ベルト87は、図
10乃至図12に示すように、傾斜コンベア11の搬入
側の上部に配置されたベルト案内体88,88を介して
駆動ローラ85と従動ローラ86との間に装架されてい
る。図13に示すように、搬送ベルト87は、搬入側に
おいてその両側縁が対向して配置されたベルト案内板9
8,98に沿って上方に持ち上げられて案内されること
により、幅方向における中央が下方に凸状に湾曲され、
傾斜コンベア11の長手方向に直交する断面において全
体として略U字状をなす。
【0052】以下の説明では、図1に示す各々の供給ラ
イン10a,10b,10cにおけるきのこの各移送動
作は、同様であるため供給ライン10aについて説明
し、供給ライン10b,10cについては説明を省略す
る。
【0053】図7に示すきのこ搬入装置3aの搬入ホッ
パ7の搬入口70aにきのこが搬入されると、仕切り6
9aによって区分された搬入移送コンベア8上に山積み
状態となって搬入されたきのこは、図8に示す搬入移送
コンベア駆動モータM2の駆動により、駆動用プーリ6
2、タイミングベルト65及び従動プーリ64を介して
搬入移送コンベア8の搬送ベルト68が搬送方向に移動
され、重なり合った状態のまま搬入移送コンベア8の終
端に向けて移送され、やがて図7に示す搬入移送コンベ
ア8の終端の送出口71aから下方のきのこ搬出装置3
b側の搬出移送コンベア9上に落下する。
【0054】この際、きのこは、落下の際に一時重なり
合った状態を解かれて搬出移送コンベア9に落下する。
また、きのこ搬出装置3bが備える搬出移送コンベア9
の移送速度が、きのこ搬入装置3aが備える搬入移送コ
ンベア8の移送速度より速いため、搬出移送コンベア9
上に落下したきのこは、搬入移送コンベア8上にあった
ような山積み状態を解消されて多少ばらけた状態とされ
て搬出移送コンベア9の搬送ベルト81上を移送され
る。しかしながら、この時点では、搬出移送コンベア9
上には重なり合った状態のままのきのこが少なからずあ
る。
【0055】さらに、きのこ搬出装置3bにおいて、図
8に示す搬出移送コンベア駆動モータM3の駆動によ
り、駆動プーリ75、タイミングベルト78及び従動プ
ーリ77を介して図7に示す駆動ローラ80が回転され
ることにより、搬出移送コンベア9の搬送ベルト81が
搬送方向に移動され、搬出移送コンベア9上に落下した
きのこは、搬出移送コンベア9の搬送ベルト81上を移
送され、搬出移送コンベア9の終端の送出口83aから
下方の分配コンベア4a上に落下する。この落下の際
に、搬出移送9から落下したきのこは、この落下以前に
重なり合った状態ままであったものも重なり合いを解か
れて分配コンベア4a上に落下する。また、分配コンベ
ア4aの搬送方向が搬出移送コンベア9の搬送方向と直
交していることにより、きのこは重なり合いが確実に解
かれて1つ1つが間隔を開けた状態とされる。
【0056】次に、きのこ移送装置2の作動について説
明する。分配コンベア4aにおいて、図2に示す2つの
移送コンベア23a,23bの各移送コンベア駆動モー
タM1,M1′は同時に駆動される。図3に示す駆動プ
ーリ52、タイミングベルト53および従動プーリ46
を介して図4に示す駆動ローラ34が回転されることに
より、図2に示す2つの移送コンベア23a,23bの
各搬送ベルト24a,24bが同時に搬送方向に移動さ
れる。この際、図4に示すように、搬送ベルト24の裏
面側にベルト周長に亘って設けられたガイドリブ58
が、駆動ローラ34及び従動ローラ43の外周に設けら
れたベルトガイド溝57内に介入して案内されるため、
搬送ベルト24がその幅方向にズレることなく搬送方向
に移動される。
【0057】図2に示すように、きのこPは、移送コン
ベア23a,23bの搬送ベルト24a,24b上に落
下した後、搬送ベルト24a,24bの傾斜に沿って移
送コンベア23a,23bの互いに隣り合う内側に向け
て転がり、移送コンベア23a,23bの内側に延出し
て配置された搬送ベルト24a,24b間に保持されつ
つ、紙面向かう方向手前の搬送方向に移送される。
【0058】きのこは、各移送コンベア23a,23b
における各搬送部25,25における内側および外側が
それぞれ露出されている搬送ベルト24a,24b上に
直接落下するため、落下の際に硬いものに触れて擦られ
たりすることがなく、従って傷つくことなく搬入され
る。
【0059】また、搬送ベルト24a,24b上に落下
したきのこは、各搬送ベルト24a,24bの傾斜に沿
って転がる間に、きのこの笠部が下となり、きのこの茎
部が上向きとなる逆さ姿勢となる。これは、きのこの笠
部が茎部に比べて面積が大きいために安定することによ
る。逆さ姿勢となったきのこは、各搬送ベルト24a,
24bの互いの内側間によって形成された間隙26に保
持されつつ移送されるため、搬送途中においても傷つく
ことがない。
【0060】また、落下の際に、きのこに付着していた
ごみがきのこから脱落すると、ごみは搬送ベルト24
a,24b間の間隙26から下方に落ちる。
【0061】分配コンベア4aの搬送ベルト24a,2
4b間の間隙26に保持されたきのこは、分配コンベア
4aの終端まで移送され、図9に示すように、分配コン
ベア4aの終端下方に配置された傾斜コンベア11a上
に落下して、図1に示す選別ライン5aに移送される。
【0062】傾斜コンベア11の作動を簡単に説明する
と、図12に示す傾斜コンベア駆動モータM4の駆動に
より、駆動用プーリ93、タイミングベルト96及び従
動用プーリ95を介して傾斜コンベア11の搬送ベルト
87が搬送方向に移動され、搬送ベルト87は、傾斜コ
ンベア11の搬入側において、その両側縁が対向して配
置されたベルト案内板98,98に沿って上方に案内さ
れることにより、幅方向における中央が下方に凸状に湾
曲された状態となって、搬送方向に移動する。また、搬
送ベルト87は、搬出側に移動するに従って徐々にその
湾曲が緩やかとなり、傾斜コンベア11の終端において
従動ローラ86に巻回されることによりその湾曲状態を
解消される。
【0063】傾斜コンベア11に落下したきのこPは、
図13に示すように、搬送ベルト87が、搬入側におい
てその両側縁が対向して配置されたベルト案内板98,
98に沿って上方に持ち上げられて案内されることによ
り、下方側から支持をされていない幅方向における中央
が下方に凸状に湾曲されているため、きのこは、確実に
搬送ベルト87の幅方向における中央に落下停止する。
きのこは、傾斜コンベア11の搬入側においても、落下
の際に、搬送ベルト87に直接落下するため、硬いもの
に触れて擦られたりすることがなく、従って傷つくこと
なく搬入される。
【0064】なお、傾斜コンベア11に移送されたきの
こは、図9に示す傾斜コンベア11aによって作業コン
ベア12aまで移送される。図6に示すように、作業コ
ンベア12においても、前述のきのこ移送装置2を採用
しているので、搬入の際に、硬いものに触れて擦られた
りすることがなく、従って傷つくことなく搬入され、各
搬送ベルト24a,24bの傾斜に沿って転がる間に、
きのこの笠部が下となり、きのこの茎部が上向きとなる
逆さ姿勢となり、また、落下の際に、きのこに付着して
いたごみがきのこから脱落すると、ごみは搬送ベルト2
4a,24b間の間隙26から下方に落ちる。
【0065】なお、作業コンベア12に搬入されたきの
こPは、図1に示す画像処理コンベア14に移送され
る。さらに画像処理コンベア14によって搬送方向に移
送される途中においてTVカメラ13によって撮影さ
れ、この撮影されたデータは、制御部(図示を省略)に
記憶される。制御部は、この撮影データをもとに笠部の
裏面側の白色部分の大小によって笠の開き具合を識別し
て等級付けを行う。なお、笠の大きさに対して白色部分
の占める割合が小さいものが、笠の開き具合が小さい優
良品である。
【0066】画像処理コンベア14によって移送された
きのこは、次に整列調整コンベア15に移送されて移送
途中で整列された後計量コンベア16に送られ、計量コ
ンベア16でその重量を計量される。この計量データは
制御部に入力され、制御部によってきのこの笠部の大小
が判定され、記憶されている撮影データとの組み合わせ
によってきのこの笠の大きさおよび笠の開き具合が識別
されて等級付けが行われ、等級データとして記憶され
る。
【0067】計量コンベア16において計量が完了する
と、きのこは振り分けコンベア18へ移送され、振り分
けコンベア18上を搬送される。制御部は、振り分けコ
ンベア18上を移送されるきのこに対して先に記憶して
おいた等級データに該当する仕分けコンベアの上方位置
まできのこが移送されてきた時点で、例えば、きのこが
上級品であって笠部の大きさが小であるなら、仕分けコ
ンベア19dの上方位置まできのこが移送されてきた時
点で、振り分け羽根17dを回動させ、振り分けコンベ
ア18上のきのこを下方の仕分けコンベア19d上に振
り落とす。仕分けコンベア19d上に落下したきのこ
は、仕分けコンベア19dにより搬出側まで移送された
後、所定の収納箱に収納されるかあるいは、きのこを収
納するラインなどに移送される。
【0068】
【発明の効果】本発明のきのこ移送装置は、移送方向を
同じ向きにして並列された2つの移送コンベアを1組と
して備えると共に、2つの移送コンベアが互いに隣り合
う長手方向の内側を各々の外側より低くなるべく傾斜し
て配置され、1組の移送コンベアは1組の搬送ベルトを
有し、各移送コンベアの搬送ベルトは搬送部において内
側および外側がそれぞれ露出されると共に、搬送ベルト
の内側は、互いにきのこを保持できる程度に間隔を開け
て配置されているので、きのこは、各移送コンベアにお
ける各搬送部における内側および外側がそれぞれ露出さ
れている搬送ベルト上に直接落下するため、落下の際に
硬いものに触れて擦られたりすることがなく、従って傷
つくことなく搬入される。
【0069】また、搬送ベルト上に落下したきのこは、
各搬送ベルトの傾斜に沿って転がる間に、きのこの笠部
が茎部に比べて面積が大きいために安定することによ
り、きのこの笠部が下となり、きのこの茎部が上向きと
なる逆さ姿勢となるので、きのこの姿勢を選別しやすい
姿勢とすることができる。さらに、逆さ状態となったき
のこは、各搬送ベルトの互いの内側間によって形成され
た間隙に保持されつつ移送されるため、搬送途中におい
ても傷つくことがない。
【0070】また、落下の際に、きのこに付着していた
ごみがきのこから脱落すると、ごみは搬送ベルト間の間
隙から下方に落ちるので、移送途中においてきのこから
脱落したごみを簡単に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るきのこ移送装置を含むき
のこ撰別システム装置の平面図
【図2】本発明の実施例に係るきのこ移送装置(分配コ
ンベア)の正面図
【図3】図2の矢視A方向から示すきのこ移送装置の要
部側面図
【図4】図3の矢視B方向から示すきのこ移送装置の要
部平面図
【図5】支持フレームの正面図
【図6】本発明の実施例に係るきのこ移送装置(作業コ
ンベア)の要部正面図
【図7】図1の要部拡大平面図
【図8】図7の側面図
【図9】分配コンベア、傾斜コンベア及び作業コンベア
の配置を示す側面図
【図10】傾斜コンベアの一部拡大側面図(搬入側)
【図11】傾斜コンベアの一部拡大側面図(搬出側)
【図12】図9における矢視C方向から示す傾斜コンベ
アの平面図
【図13】図10におけるD−D線で破断して示す拡大
断面図
【符号の説明】
1 きのこ選別システム装置 2 きのこ移送装置 3 きのこ供給装置 3a きのこ搬入装置 3b きのこ搬出装置 4 分配コンベア 5 選別ライン 6 仕分けライン 7 搬入ホッパ 8 搬入移送コンベア 9 搬出移送コンベア 10 供給ライン 11 傾斜コンベア 12 作業コンベア 13 TVカメラ 14 画像処理コンベア 15 整列調整コンベア 16 計量コンベア 17 振り分け羽根 18 振り分けコンベア 19 仕分けコンベア 20 支持機台 21 支持フレーム 21a 下フレーム 21b 上フレーム 22 コンベア傾斜支持フレーム 22a 取付板部 22b 立上がり板部 22c 傾斜支持板部 22d 傾斜支持面 23a 移送コンベア 23b 移送コンベア 24a 搬送ベルト 24b 搬送ベルト 25 搬送部 26 間隙 27 支持孔 28 長孔 29a 固定用ボルト 29b ナット 30a 取付用ボルト 30b ナット 31 コンベア支持樋 31a 底板部 31b コンベア側板部 31c コンベア側板部 32 駆動ローラ支持プレート 33 ボルト 34 駆動ローラ 35 ベアリング 36 長孔 37 補助プレート 38 支持ロッド 39 ベアリング 40 位置決めナット 41 従動ローラ支持部材 42 固定用ナット 43 従動ローラ 44 ローラ軸 45 駆動ローラ軸 46 従動プーリ 47 駆動モータ支持フレーム 47a 底板部 47b 側板部 47c 側板部 47d 上部支持板部 48 ボルト 49 モータ支持孔 50 モータ取付け調整孔 51 モータ軸 52 駆動プーリ 53 タイミングベルト 54 ボルト 55 取付孔 56a ボルト 56b ナット 57 ベルトガイド溝 58 ガイドリブ 59 機台 60 機台 61 駆動軸 62 駆動用プーリ 63 駆動ローラ軸 64 従動用プーリ 65 タイミングベルト 66 従動ローラ 67 駆動ローラ 68 搬送ベルト 69 仕切り 70 搬入口 71 送出口 72 機台 73 仕切り枠 74 駆動軸 75 駆動用プーリ 76 駆動ローラ軸 77 従動用プーリ 78 タイミングベルト 79 従動ローラ 80 駆動ローラ 81 搬送ベルト 82 搬入口 83 送出口 84 傾斜コンベア本体 85 駆動ローラ 86 従動ローラ 87 搬送ベルト 88 ベルト案内体 89 支持板 90 支持孔 91 側方板 92 駆動軸 93 駆動用プーリ 94 駆動ローラ軸 95 従動用プーリ 96 タイミングベルト 97 補助板 98 ベルト案内板 99 支承片 100 従動ローラ支持部材 P きのこ M1 移送コンベア駆動モータ(きのこ移送装置) M2 搬入移送コンベア駆動モータ M3 搬出移送コンベア駆動モータ M4 傾斜コンベア駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送方向を同じ向きにして並列された2
    つの移送コンベアを1組として備えると共に、該2つの
    移送コンベアが互いに隣り合う長手方向の内側を各々の
    外側より低くなるべく傾斜して配置され、該1組の移送
    コンベアは1組の搬送ベルトを有し、前記各移送コンベ
    アの搬送ベルトは搬送部において内側および外側がそれ
    ぞれ露出されると共に、該搬送ベルトの内側は、互いに
    きのこを保持できる程度に間隔を開けて配置されている
    ことを特徴とするきのこ移送装置。
JP10322194A 1994-04-19 1994-04-19 きのこ移送装置 Withdrawn JPH07285631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020043803A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社クボタ 結球野菜の搬送装置及び調製装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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