JP3436591B2 - 棒状商品の分散供給装置 - Google Patents

棒状商品の分散供給装置

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JP3436591B2 JP21334794A JP21334794A JP3436591B2 JP 3436591 B2 JP3436591 B2 JP 3436591B2 JP 21334794 A JP21334794 A JP 21334794A JP 21334794 A JP21334794 A JP 21334794A JP 3436591 B2 JP3436591 B2 JP 3436591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菓子、乾麺等の棒状商
品を複数箇所に分散して供給するための分散供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】棒状商品の加工時には、棒状商品を向き
を揃えた状態で複数箇所に分散して供給しなければなら
ない場合がある。例えば、棒状商品を組合せ計量する場
合等である。組合せ計量は、計量物を複数箇所でプール
してそれぞれ計量し、各計量値の中から目標値に最も近
い計量合計値を得るのに最適な組合せを選定した後、選
定された計量値に対応するプール部を開放するものであ
り、そのため、計量の前提として計量物を複数箇所に分
散供給する必要があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、棒状商品を
分散供給する際には、計量後の工程(包装工程等)での
作業性を考えると、その向きを揃えておくのが望まし
い。また、棒状商品は僅かな衝撃で折れ等の損傷を生じ
易いため、これを確実に回避する必要もある。ところ
が、従来では、このような技術的課題に鑑みたものは少
なく、満足できる性能を持った棒状商品用の分散供給装
置は未だ提供されていないのが実情である。
【0004】そこで、本発明は、棒状商品を向きを揃え
た状態で複数箇所に分散して供給することができ、しか
も棒状商品の折れ等を回避することのできる棒状商品の
分散供給装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明装置は、棒状商品を一方向に整列させて搬送する
供給部と、始端部とこれに対抗する終端部との間に空間
を設けて一列に配置した複数の搬送コンベヤと、各搬送
コンベヤ間の空間を閉塞・開放する複数のシャッタとを
具備している。
【0006】搬送コンベヤの上方に、終端部を供給部上
に位置させた循環コンベヤを設けると共に、搬送コンベ
ヤ列の終端部に余剰棒状商品を回収して循環コンベヤに
供給するリフタを設けてもよい。
【0007】各搬送コンベヤを、その搬送面が搬送方向
下流側を昇り傾斜とする傾斜面になるよう傾けて配置し
てもよい。
【0008】
【作用】供給部に達した棒状商品は、一方向に整列され
て搬送コンベヤに供給される。棒状商品は、整列状態の
まま各搬送コンベヤによって随時下流側の搬送コンベヤ
に移送される。全ての搬送コンベヤに棒状商品が行き渡
ったところでシャッタを開くと、搬送コンベヤ間の空間
が開放され、シャッタ上の棒状商品が当該空間を通って
複数箇所に落下する。
【0009】搬送コンベヤの上方に、終端部を供給部上
に位置させた循環コンベヤを設けると共に、搬送コンベ
ヤ列の終端部に余剰棒状商品を回収して循環コンベヤに
供給するリフタを設けると、搬送コンベヤ列の終端部に
達した余剰棒状商品はリフタによって回収され、その後
循環コンベヤ上に供給される。循環コンベヤ上の余剰棒
状商品は供給部に搬送された後、搬送コンベヤに再供給
される
【0010】各搬送コンベヤを、その搬送面が搬送方向
下流側を昇り傾斜とする傾斜面になるよう傾けて配置す
ると、隣接するコンベヤにおいて、前段の搬送コンベヤ
の終端部と後段の搬送コンベヤの始端部との間に適度の
落差が形成される。そのため、何らかの理由で傾いたり
重なり合った状態で前段の搬送コンベヤに供給された棒
状商品は、後段の搬送コンベヤに移行する際にその傾き
や重なり合いが矯正される。また、棒状商品は、搬送コ
ンベヤの傾きによって搬送面上を滑り落ちるが、この滑
落時にも同様に傾きや重なり合いが矯正される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図7に基づ
いて説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示す側面図で
ある。図示のように、本発明にかかる分散供給装置
(1)は、棒状商品(2)を一方向に整列させる供給部
(3)と、この供給部(3)の下流側に配置された複数
(本実施例では6つ)の搬送コンベヤ(5)と、各搬送
コンベヤ(5)(5)間に配置されたシャッタ(6)と
で構成される。
【0013】供給部(3)は、搬入コンベヤ(7)、搬
入コンベヤ(7)の終端部に配置した振動フィーダ
(9)、振動フィーダ(9)の終端部に配置した左右一
対の上流側紐ベルト(10a)及び下流側紐ベルト(10
b)とで構成される。
【0014】振動フィーダ(9)の一対の側壁(11)
は、下流側に向けて徐々に幅狭になるよう対向して立設
され、その下流端部の幅は、棒状商品(2)の長さより
も僅かに大きくされている。上流側紐ベルト(10a)の
終端部及び下流側紐ベルト(10b)の始端部は、軸部材
(12)並びに軸部材(12)に装着したプーリ(図示省
略)により同軸状態で支持されている。軸部材(12)に
は、羽根車(13)が装着されており、この羽根車(13)
は、上流側及び下流側の紐ベルト(10a)(10b)と同
期回転して紐ベルト(10a)(10b)間での棒状商品
(2)の受け渡しを円滑ならしめる。
【0015】紐ベルト(10a)(10b)の伝動部材は、
当該伝動部材が左右に離隔して配置されている限りその
形状・材質は任意であり、紐状のものの他、チェーンや
平ベルト等であってもよい。
【0016】搬送コンベヤ(5)は、供給部(3)の下
流側に、始端部とこれの上流側に位置するコンベヤの終
端部との間に空間を設けて一列に配置されている。各搬
送コンベヤ(5)は、その始端部とこれに対向する終端
部とを段違いにして、各搬送面(5a)が搬送方向下流側
を昇り傾斜とする傾斜面となるよう傾けて配置されてい
る。従って、搬送コンベヤ(5)を側面から見ると、そ
の搬送面(5a)は波型を描いている。
【0017】シャッタ(6)は、図2の側面図に示すよ
うに、基端部を揺動自在に支持した駆動用シリンダ(1
6)により開閉駆動される。この駆動シリンダ(16)の
先端部は、中間リンク(17)の一端部に枢着され、ま
た、中間リンク(17)の他端部は、各搬送コンベヤ
(5)の一方の回転軸、例えば従動軸(18)に固定され
ている。シャッタ(6)は、搬送コンベヤ(5)間の空
間をその幅方向全域で閉塞可能とされ、その両側部は下
流側に延設されて搬送コンベヤ(5)の従動軸(18)に
固定されている。この構成により、駆動用シリンダ(1
6)を進出・縮退させると、シャッタ(6)が従動軸(1
8)を中心として開放位置(二点鎖線で示す)と閉塞位
置(実線で示す)との間で揺動し、搬送コンベヤ(5)
間の空間が開放・閉塞される。
【0018】搬送コンベヤ(5)の上方には、搬送方向
を各搬送コンベヤ(5)の搬送方向と平行にした循環コ
ンベヤ(20)が配設される。この循環コンベヤ(20)
は、その始端部を搬送コンベヤ(5)列の終端部に位置
させると共に、その終端部を下流側の紐ベルト(10b)
上に位置させている。
【0019】図2及び図3に示すように、搬送コンベヤ
(5)列の終端部には、リフタ(22)が配設される。こ
のリフタ(22)は、昇降用のシリンダ(23)と、このシ
リンダ(23)に駆動されて昇降する昇降部材(24)と、
昇降部材(24)の上端部に挿通した揺動軸(25)と、揺
動軸(25)によってその中央部を回転可能に軸支された
揺動部材(26)と、揺動部材(26)上に装着した回収部
材(27)と、揺動軸(25)よりも下流側の揺動部材(2
6)と昇降部材(24)の下端部との間に介装されたコイ
ルバネ等の弾性部材(29)と、揺動部材(26)の一側部
外側で且つ揺動軸(25)よりも上流側に回転自在に枢支
された輪体(30)と、回収部材(27)と最下流の搬送コ
ンベヤ(5)との間に配置され、図示しない連結部材に
よって回収部材(27)に固定された案内板(31)とを具
備する。
【0020】搬送コンベヤ(5)の駆動時には、昇降用
のシリンダ(23)が縮退しており、この時、回収部材
(27)は、図中の実線で示す位置で最下流の搬送コンベ
ヤ(5)から搬出された余剰の棒状商品(2)を案内板
(31)を介して回収する。最下流の搬送コンベヤ(5)
が停止すると、シリンダ(23)が進出して昇降部材(2
4)、揺動軸(25)、揺動部材(26)、回収部材(27)
及び案内板(31)を一体的に上昇させる。回収部材(2
7)が図2中のAに達すると、輪体(30)が機枠(32:
図3参照)に固定したL字型の当接部材(33)によって
その上昇動を規制される。その後、さらにシリンダ(2
3)を進出させると、回収部材(27)が輪体(30)の枢
軸を中心としてB位置まで傾動し、回収部材(27)内の
余剰棒状商品(2)が案内板(31)を介して循環コンベ
ヤ(20)上に滑り落ちる。このようにして循環コンベヤ
(20)上に供給された余剰の棒状商品(2)は、循環コ
ンベヤ(20)の終端部から落下して下流側の紐ベルト
(10b)上に載架され、その後、搬送コンベヤ(5)に
再供給される。シリンダ(23)を縮退させると、回収部
材(27)が弾性部材(29)の圧縮方向の弾性力によって
初期位置に復帰する。
【0021】以下、本発明装置による分散供給手順を説
明する。
【0022】先ず、搬入コンベヤ(7)を駆動して振動
フィーダ(9)上に棒状商品(2)を縦向きに(導入コ
ンベヤの搬送方向と平行に)連続供給する。振動フィー
ダ(9)の終端部に達した棒状商品(2)は、振動によ
り、搬送方向に対して直交する方向(図1において紙面
鉛直方向:以下、基準方向という)に整列され、この
後、紐ベルト(10a)(10b)によって架橋状態に支持
される。この時、折れ等のために規定寸法より短くなっ
た棒状製品は、紐ベルト(10a)(10b)の間の隙間か
ら落下し、紐ベルト(10a)(10b)の下方に配置した
回収シュート(図示省略)に回収されて機外に排出され
る。これにより、折れのない規定長さの棒状商品(2)
のみを次工程に供給することが可能となる。
【0023】次に、棒状商品(2)は、最上流端の搬送
コンベヤ(5)に移送される。このコンベヤ(5)に供
給された棒状商品(2)は、当該コンベヤの傾斜によっ
て下方に滑り落ち、シャッタ(6)の近傍に集まる。こ
の時、棒状商品(2a)が傾いていたり(図3参照)、ク
ロスして重なり合っていても、棒状商品(2a)は搬送面
(5a)を滑り落ちる際にその姿勢が矯正され、基準方向
に揃えられる。
【0024】搬送コンベヤ(5)上にある程度の棒状商
品(2)が集まると、そのうちの一部が次段の搬送コン
ベヤ上に搬送され、以下、順次下流側の搬送コンベヤ
(5)に棒状商品(2)が搬送される。棒状商品(2)
が次段の搬送コンベヤ(5)に移行する際にも、コンベ
ヤ(5)(5)間に形成された適度の落差によって、棒
状商品(2a)の傾きや重なり合いが解消される。
【0025】最後段の搬送コンベヤ(5)から搬出され
た余剰の棒状商品(2)は、上述したようにリフタ(2
2)の回収部材(27)によって回収され、循環コンベヤ
(20)を介して下流側の紐ベルト(10b)上に循環供給
される。
【0026】全ての搬送コンベヤ(5)に棒状商品
(2)が行き渡ったところで、各シャッタ(6)を一斉
に開くと、図1に示すように、搬送コンベヤ(5)の下
方に配した受け台(35)上の複数箇所に棒状商品(2)
が分散供給される。その後、シャッタ(6)を閉じ、同
様の作業を繰り返せば、棒状商品(2)を連続して受け
台(35)上に分散供給することが可能となる。シャッタ
(6)は選択的に開いてもよく、これにより所望箇所に
のみ棒状商品(2)を分散供給することが可能となる。
【0027】このように、本発明によれば、棒状商品
(2)の向きを基準方向に揃えて分散供給することが可
能となる。従って、次工程、例えば組合せ計量をスムー
ズに行なうことができる。また、複数の搬送コンベヤ
(5)で搬送しながら棒状商品(2)を分散供給するの
で、分散に際して棒状商品(2)に無理な外力が作用す
ることもなく、そのため、棒状商品の折れを確実に防止
することができる。
【0028】また、搬送コンベヤ(5)の上方に、終端
部を供給部(3)上に位置させた循環コンベヤ(20)を
設けると共に、搬送コンベヤ(5)列の終端部に余剰棒
状商品(2)を回収して循環コンベヤ(20)に供給する
リフタ(22)を設けているので、搬送コンベヤ(5)列
の終端部に達した余剰棒状商品(2)を最上流端の搬送
コンベヤ(5)に再供給することができ、原材料の無駄
が抑制される。
【0029】さらに、各搬送コンベヤ(5)を、その搬
送面(5a)が搬送方向下流側を昇り傾斜とする傾斜面に
なるよう傾けて配置しているので、搬送コンベヤ(5)
上の棒状商品(2)が傾いたり重なり合っている場合に
も、これを早期に矯正することができ、計量作業を中断
することなく安定して継続することができる。
【0030】図4乃至図6は、上述の分散供給装置
(1)を、組合せ計量装置に適用した場合の実施例であ
る。なお、この実施例では、能率アップを図るべく、上
述の分散供給装置(1)を2列に並設した場合を例示し
ている。
【0031】図5及び図6に示すように、両分散供給装
置(1)の下方には、シャッタ(6)と同数のプールコ
ンベヤ(34a)(34b)と、各プールコンベヤ(34a)
(34b)の終端部に連結された計量コンベヤ(37a)
(37b)と、各計量コンベヤ(37a)(37b)の終端部
に設けられたプールホッパ(39)とからなる計量部(3
8)が配設される。
【0032】対をなすプールコンベヤ(34a)(34b)
及び計量コンベヤ(37a)(37b)は、プールコンベヤ
(34a)(34b)を最下流の搬送コンベヤ(5)を除く
各搬送コンベヤ(5)の終端部下方に位置させて、各搬
送コンベヤ(5)の搬送方向と直交させて配置されてい
る。
【0033】各プールコンベヤ(34a)(34b)の両側
壁のうち、下流側の側壁(40)は、開放位置に達したシ
ャッタ(6)の延長線上に位置するよう山型に折り曲げ
られている。従って、シャッタ(6)の開放時に各搬送
コンベヤ(5)から落下した棒状商品(2)は、シャッ
タ(6)の上面及び側壁(40)の斜面上を滑ってプール
コンベヤ(34a)(34b)上に正確に案内される。
【0034】プールホッパ(39)は、プールコンベヤ
(34a)(34b)の半数(本実施例では5つ)だけ配置
され、1つのプールホッパ(39)は、その左右両側に位
置する2つの計量コンベヤ(37a)(37b)によって共
用される。このプールホッパ(39)は、図4に示すよう
に、中央に仕切り板(42)を有する両開きタイプであ
り、両底蓋(43a)(43b)は、それぞれ独立して開閉
可能とされている。仕切り板(42)で区画された両プー
ル部(45a)(45b)のうち、上流側のプール部(45
a)には、棒状商品(2)の搬入側から見て左側に位置
する計量コンベヤ(37a)の終端部が連結され、下流側
のプール部(45b)には、右側に位置する計量コンベヤ
(37b)の終端部がそれぞれ連結されている。
【0035】計量部(38)の下方には、回収コンベヤ
(47)、搬出コンベヤ(48)、両コンベヤ(47)(48)
間に介在させた集合ホッパ(49)からなる搬出部(50)
が配設される。
【0036】回収コンベヤ(47)は、正逆回転可能に構
成され、各プールホッパ(39)の下方に、搬送コンベヤ
(5)の搬送方向と平行にして配置されている。回収コ
ンベヤ(47)の始端部、即ち、供給部(3)側の端部に
は回収箱(51)が配置され、終端部には集合ホッパ(4
9)が配置されている。集合ホッパ(49)の下方には、
終端部を振り分け装置(52)に連結した搬出コンベヤ
(48)が配置されている。振り分け装置(52)は、搬出
された棒状商品(2)を二方向に振り分け、2つのタイ
ミングホッパ(53a)(53b)を介して包装機(54)に
供給するものである。
【0037】上述の分散供給装置(1)により、複数箇
所に分散供給された棒状商品(2)は、プールコンベヤ
(34a)(34b)上に落下する。落下した棒状商品は、
プールコンベヤ(34a)(34b)によって搬送され、次
いで各計量コンベヤ(37a)(37b)上に供給される。
計量コンベヤ(37a)(37b)は、棒状商品(2)を搬
送しながら計量してその計量値を記憶し、その後、この
棒状商品(2)をプールホッパ(39)の各プール部(45
a)(45b)内に供給する。
【0038】次に、各計量コンベヤ(37a)(37b)で
の計量値に基づいて組合せ計量がなされる。即ち、各計
量値の中から目標値に最も近い計量合計値を得るために
最適な組合せが選定され、選定された計量値に対応する
棒状商品(2)を収容したプール部(45a)(45b)の
底蓋(43a)(43b)が開いて収容した棒状商品(2)
を一斉に排出する。排出された棒状商品(2)は、回収
コンベヤ(47)によって集合ホッパ(49)に搬送され、
このホッパ(49)内でひとまとめにされる。
【0039】計量値不良の場合、即ち、何れの計量値を
組み合わせても目標値を得ることができない場合は、プ
ールホッパ(39)のすべての底蓋を開いて全棒状商品
(2)を回収コンベヤ(47)上に排出し、回収コンベヤ
(47)を逆回転させて当該商品を回収箱(51)に搬出す
る。回収箱(51)内の棒状商品(2)は、図示しない移
送手段(コンベヤ、シュート等)によって搬入コンベヤ
(7)に戻し、振動フィーダ(9)に再供給する。
【0040】組合せに参加したプール部(45a)(45
b)の底蓋(43a)(43b)が閉じると、これに対応す
る計量コンベヤ(37a)(37b)から新たな棒状商品が
当該プール部(45a)(45b)に供給される。これと同
時に、予めプールコンベヤ(34a)(34b)にプールさ
れた棒状商品が計量コンベヤ(37a)(37b)に供給さ
れる。そして、前回の組合せで選定されなかったプール
部と新たな棒状商品を収容したプール部との間で組合せ
を行い、選定したプール部(45a)(45b)を開放して
棒状商品を回収コンベヤ(47)上に排出する。
【0041】以下、同様の手順を繰り返し、組合せに参
加したプール部(45a)(45b)に対応するシャッタ
(6)を選択的に開放すると共に、当該シャッタ(6)
に対応するプールコンベヤ(34a)(34b)及び計量コ
ンベヤ(37a)(37b)を間欠的に起動し、当該プール
部(45a)(45b)に随時新たな棒状商品を補充して組
合せ計量を行なう。
【0042】なお、上記作業中は、常時全ての搬送コン
ベヤ(5)を駆動させておいてもよいが、消費動力の削
減の観点から、各搬送コンベヤ(5)をシャッタ(6)
の開閉に合わせて選択的に駆動できるよう構成するのが
より望ましい。即ち、開放した複数のシャッタ(6)の
うち、最下流のシャッタ(6)よりも下流側に位置する
搬送コンベヤ(5)を停止させ、これよりも上流側のコ
ンベヤを駆動させるのである。例えば、図1において、
右から1番目、2番目及び4番目のシャッタ(6)を開
いた場合は、4番目のシャッタ(6)よりも下流側に位
置する2つの搬送コンベヤ(5)を停止させ、これ以外
の搬送コンベヤ(5)を駆動させる。
【0043】棒状商品(2)を収容した集合ホッパ(4
9)は、一定時間経過後(回収コンベヤ上に排出された
全ての棒状商品が集合ホッパ内に収容された後)に開
き、収容した棒状商品(2)を搬出コンベヤ(48)上に
搬出する。次いで、この棒状商品(2)は、振り分け装
置(52)によってニ方向に振り分けられ、2つのタイミ
ングホッパ(53a)(53b)を介して包装機(54)に供
給される。
【0044】図7は、本発明の他の実施例であり、搬送
コンベヤ(5)を波型ではなく、同一平面上に配置した
ものである(図1、図5及び図6の装置と同様の機能を
発揮する構成要素には同一の参照番号を付し、その説明
を省略する)。なお、図面では、シャッタ(6)の下方
で且つ計量コンベヤ(37a)(37b)の上流側に配置し
たプールコンベヤ(34a)(34b)の図示が省略されて
いる。
【0045】この装置は、棒状商品(2)が転がりやす
い場合(断面が円形である場合)等に特に有益である。
即ち、図1に示す装置では、搬送コンベヤ(5)が傾い
ているため、棒状商品(2)が搬送コンベヤ(5)の搬
送面(5a)を転がり落ち易く、その結果、下流側の搬送
コンベヤ(5)に棒状商品(2)がスムーズに供給され
ない事態が起こり得るが、図7の装置では、搬送コンベ
ヤ(5)が水平に配置されているので、そのような事態
は起こり得ない。
【0046】
【発明の効果】このように、本発明によれば、棒状商品
の向きを揃えて分散供給することが可能となる。従っ
て、次工程、例えば組合せ計量をスムーズに行なうこと
ができる。また、複数の搬送コンベヤで搬送しながら棒
状商品を分散供給するので、分散に際して棒状商品に無
理な外力が作用することもなく、そのため、棒状商品に
折れ等の損傷が生じるおそれもない。
【0047】また、搬送コンベヤの上方に、終端部を供
給部上に位置させた循環コンベヤを設けると共に、搬送
コンベヤ列の終端部に余剰棒状商品を回収して循環コン
ベヤに供給するリフタを設ければ、搬送コンベヤ列の終
端部に達した余剰棒状商品を分散部に再供給することが
でき、原材料の無駄が抑制される。
【0048】さらに、各搬送コンベヤを、その搬送面が
搬送方向下流側を昇り傾斜とする傾斜面になるよう傾け
て配置しているので、搬送コンベヤ上の棒状商品が傾い
たり重なり合っている場合にもこれを早期に矯正するこ
とができ、計量作業を中断することなく安定して継続で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる分散供給装置の側面図である。
【図2】搬送コンベヤ列の終端部近傍の拡大側面図であ
る。
【図3】搬送コンベヤ列の終端部近傍の拡大平面図であ
る。
【図4】プールホッパの拡大断面図である。
【図5】本発明にかかる分散供給装置を、組合せ計量装
置に適用した場合の実施例を示す側面図である。
【図6】本発明にかかる分散供給装置を、組合せ計量装
置に適用した場合の実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 分散供給装置 2 棒状商品 3 供給部 5 搬送コンベヤ 5a 搬送面 6 シャッタ 20 循環コンベヤ 22 リフタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/30 G01G 17/00 G01G 19/387

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状商品を一方向に整列させて搬送する
    供給部と、始端部とこれに対抗する終端部との間に空間
    を設けて一列に配置した複数の搬送コンベヤと、各搬送
    コンベヤ間の空間を閉塞・開放する複数のシャッタとを
    具備することを特徴とする棒状商品の分散供給装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送コンベヤの上方に、終端部を供
    給部上に位置させた循環コンベヤを設けると共に、搬送
    コンベヤ列の終端部に余剰棒状商品を回収して循環コン
    ベヤに供給するリフタを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の棒状商品の分散供給装置。
  3. 【請求項3】 前記各搬送コンベヤを、その搬送面が搬
    送方向下流側を昇り傾斜とする傾斜面になるよう傾けて
    配置したことを特徴とする請求項1記載の棒状商品の分
    散供給装置。
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