JPH10218347A - 選別対象物自動供給機 - Google Patents

選別対象物自動供給機

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JPH10218347A
JPH10218347A JP3300197A JP3300197A JPH10218347A JP H10218347 A JPH10218347 A JP H10218347A JP 3300197 A JP3300197 A JP 3300197A JP 3300197 A JP3300197 A JP 3300197A JP H10218347 A JPH10218347 A JP H10218347A
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ginseng
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disk
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Shigeo Nakada
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NITSUSEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】選別対象物の選別機への供給作業を自動化し、
農産物等の商品価値を維持すること、コンパクトな構造
を提供する。 【解決手段】人参自動供給機1は、機体4と、人参重量
選別機2に向かって機体4に上り勾配で配設された2枚
の平行で所定間隔とされた支持部材5と、これら支持部
材5の左側部に設けられた人参3をホッパー16へ帰還
させる帰還路6と、支持部材5に対して直交方向(横方
向)に所定間隔で昇り勾配で、支持部材5に対して回転
可能に一列に整列されて配設された16本の回転軸7a
〜7pと、これら回転軸7a〜7pを同期して所定方向
に回転させる駆動源と、回転軸7a〜7pに偏心させて
複数個ずつ整列されて固定された第一円盤グループ9と
第二円盤グループ10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別対象物を効率
的に選別機に供給するための選別対象物自動供給機、例
えば人参等の長物果菜類等の自動供給機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、収穫した人参等の果菜類を重量選
別機へ自動供給するには、たとえば、特公平7−123
36号に示す通り、搬送用傾斜面の表面上で支持面手段
3よりも高くしかも支持面手段3の移動させる側に偏っ
た場所に払い落とし片10a〜10cを突出状にしかも
弾力に抗して没入自在に配設することにより、余分な人
参などを上下に隣接したローラ1の各相互間からより確
実に落下させることができ、人参などを一個ずつ連続的
且つ確実に選別機などに供給可能とするものである。
【0003】また一方、特開平5−14022号に示す
通り、供給部が、左右一対の無端帯に棒状体を間隔を置
いて取り付けてなるコンベアからなり、このコンベアを
選別部に向かって上り勾配で配設するとともに、棒状体
12の周面に凸部39を凸設し、且つこの棒状体12を
自転させる自転手段33,34を設けたので、人参のよ
うな農産物Pを選別部Aの秤量用受体2に1個ずつ供給
することができる。
【0004】ところが、上記の従来技術には供給路に突
起物を設けているので、人参に傷がつくおそれがあると
いう欠点がある。また人参等の農産物の形態は千差万別
であり、1個1個形態が違い、従来技術ではローラ間に2
本の異なるサイズの人参が重なる場合には、1本に分離
できる可能性はあるが、同じ程度の大きさの人参が同時
に二個以上に重なる場合、上記の従来技術では共通して
エンドレスなコンベアによりコンベア自体が搬送方向に
移動しながら人参を供給している方式であるので、それ
を整列させることが技術的に非常に難しいという問題が
ある。したがって、結局、手作業でこれを補正する以外
に方法がなく、供給の自動化の程度が不十分であった。
さらにエンドレスなコンベアであるので、機械自体が大
きくなる傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1〜5
記載の発明の選別対象物自動供給機は、選別対象物の傷
を防止すること、供給機の自動化を図ること、コンパク
トな構造であることを課題とするものである。
【0006】以上の諸点に鑑み、本発明は、選別対象物
を選別する選別機への供給作業を自動化すること、農産
物等の商品価値を維持すること、コンパクトな構造を提
供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
には、従来のようなエンドレスなコンベアではなく、丸
盤をその場で回転させて山と谷とを交互に出現せしめる
ことにより、丸盤自体は搬送方向に進行しないものの、
丸盤の回転運動により、選別対象物が搬送させられると
いう新規な構造をとったのである。すなわち、請求項1
に記載の発明はなされたものであり、機体に配設された
支持部材と、該支持部材の側部に設けられ、選別対象物
を帰還させる帰還路と、該支持部材に所定間隔で昇り勾
配で回転可能に整列されて配設された複数の回転軸と、
該回転軸を同期して所定方向に回転させる回転駆動源
と、前記各回転軸に偏心させて複数個ずつ整列されて固
定され前記選別対象物を搬送する丸盤とを備え、前記複
数個の丸盤は、前記各回転軸に交互に配設される第一丸
盤グループと、第二丸盤グループとからなり、前記第一
丸盤グループと第二丸盤グループとを、前記各回転軸に
ついて反対側に偏心させ、かつ、前記各回転軸の軸方向
に相対的に変位させて配設してなることを特徴とする選
別対象物自動供給機である。こうした構成により、選別
対象物が重なり合って供給された場合、特に選別対象物
の形態が近似している場合でも、自動的に1個ずつ選別
機に供給することができる。ここでいう「丸盤」とは円
盤が好適ではあるが、これに限定されず、その他、楕円
盤、小判型盤、たいこ盤等の丸い盤をも含むものであ
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記円盤の配置
の一態様であり、前記支持板の中央部近辺に配設された
前記各回転軸の複数の丸盤のうち、数個のものが各回転
軸についての取付角度が異なっていることを特徴とする
請求項1に記載の選別対象物自動供給機である。こうし
た構成により重なり合った選別対象物のうち、余分なも
のを押し出して帰還路に排出することが出来るし、ある
いは、後方の谷に送ることができることにより、選別対
象物を選別機側へ1個ずつ供給することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の代替発明であり、前記支持部材が前記戻り路に
対して下り勾配で傾斜していることを特徴とする請求項
1に記載の選別対象物自動供給機である。こうした構成
により重なり合った選別対象物のうち、余分なものをそ
れらの自重で帰還路に排出することが出来る。
【0010】請求項4に記載の発明は、円盤の配置の一
態様であり、前記第一丸盤グループと第二丸盤グループ
とを、前記各回転軸の軸方向に所定間隔で互い違いに変
位して交互に配設してなることを特徴とする請求項1な
いし3に記載の選別対象物自動供給機である。こうした
構成により円盤の衝突(干渉)を防止することができ
る。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記第一丸盤グ
ループと第二丸盤グループとを、側面から見て、前記回
転軸について左右対称に配設したことを特徴とする請求
項1ないし4に記載の選別対象物自動供給機である。こ
うした構成により、山と谷と交互に明確に形成すること
が出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図11に示す人参自動供給
機1の構成について説明する。図1に示す通り、人参自
動供給機1は、ホッパー16からベルトコンベア17を
介在させて人参3(図12参照)を引き出し、そして、
人参重量選別機2へ人参3を確実に1個ずつ供給するた
めのものである(矢印参照)。この人参自動供給機1
は、機体4と、人参重量選別機2に向かって機体4に上
り勾配で配設された2枚の平行で所定間隔とされた支持
部材5と、これら支持部材5の左側部に設けられた人参
3をホッパー16へ帰還させる帰還路6と、支持部材5
に対して直交方向(横方向)に所定間隔で昇り勾配で、
支持部材5に対して回転可能に一列に整列されて配設さ
れた16本の回転軸7a〜7pと、これら回転軸7a〜
7pを同期して所定方向に回転させる人参重量選別機2
に設けられた回転軸8(図11参照)と、回転軸7a〜
7pに偏心させて複数個ずつ整列されて固定された第一
円盤グループ9と第二円盤グループ10から構成された
上り勾配路とを備えている。これら2つの円盤グループ
9,10は、本実施形態の特徴的な構成をなすものであ
る。図2乃至図8に示す通り、回転軸7a,7c,…7
oにそれぞれ4個ずつ配設される8つの円盤サブグルー
プ9a〜9hから構成される第一円盤グループ9と、回
転軸7b,7d,…7pにそれぞれ5個ずつ配設される
8つの円盤サブグループ10a〜10hから構成される
第二円盤グループ10とから構成されている。つまり、
第一円盤グループ9と第二円盤グループ10とは、回転
軸7a〜7pに対して、それぞれ奇数個目と偶数個目の
軸について交互に配設されているわけである。従来技術
の供給機ではコンベアのベルトやチェーン等の搬送部材
自体がエンドレスに周回することにより人参3を搬送す
るのであるが、本実施形態ではこれとは根本的に構造
(技術原理)が異なっており、円盤がその位置で回転
(自転)することにより人参3を搬送することに特徴が
あるのである。つまり従来と異なり人参3の移動方向に
円盤は移動しないのである。図1に戻り、これらの回転
軸7a〜7pの右端部にはそれぞれスプロケット11a
〜11pが固定されて、それらに無端チェーン12が巻
回され、回転軸7a〜7pが同じ速度で同期して回転で
きるようになっている。つまり、最右部(図1におい
て)の回転軸7pが無端13とスプロケット14,15
を介して回転軸8と接続され(図11参照)、回転軸8
から無端チェーン13により回転軸7pに動力が伝達さ
れ、回転軸7pが無端チェーン12(図1参照)により
回転されることにより、回転軸7a〜7pが同期して回
転できるように構成されている。つまり、人参自動供給
機1は人参重量選別機2から駆動源を供給されているの
である。また人参3が人参自動供給機1から人参重量選
別機2へ1個ずつ受け渡されるようなタイミングとなる
べく、ギア比等を設定している。なお、場合により、ギ
ア比は適宜の構成比を任意に採択しうるものである。便
宜上、動力源を人参重量選別機2から供給されているの
であるが、動力源は別途、人参自動供給機1側に設置し
た構成とすることができるのは無論である。
【0013】図2乃至図5について、図2を最初の状態
(初期位置)とすると、図3はそこから円盤が1/4回
転した後の状態を示し、図4はそれからさらに1/4回
転した状態を示し、図5はさらにそこから1/4回転し
た状態を示すものであり、そこからさらに1/4回転す
ると図2に戻る関係が成立している。図2乃至図5と図
6乃至図8の対応関係を説明すると、図2→図6、図3
→(図示略)図4→図7、図5→図8となっている。円
盤の対応関係は、7a→9a,7b→10a,7c→9
b,7d→10b,7e→9c,7f→10c,7g→
9d,7h→10d,7i→9e,7j→10e,7k
→9f,7l→10f,7m→9g,7n→10g,7
o→9h,7p→10hである。
【0014】さらに、図1に示す通り、人参自動供給機
1の入口側には、ホッパー16が設けられて供給すべき
人参3が貯留されるようになっている。また、登り勾配
でホッパー16に配設されたベルトコンベア17は、人
参3をホッパー16から引っ張り出して人参自動供給機
1に搬送するためのものである。つまり人参自動供給機
1の予備段階を構成するものであり、人参3を大まかに
ならす機能を果たすものである。尚、ベルトコンベア1
7に代えて真円なエンドレスなローラウェイを設け、各
ローラを自転させながら、それらローラをエンドレスに
移動させる構造をすること等、当業者によれば適宜な構
成が採択できる。また、帰還路6は、その上部には上り
勾配で傾斜して配置されたシュート6a、下部には若干
緩やかに傾斜して配置されたコンベア6bとに分割され
て構成されている。すなわち、シュート6aが第一円盤
グループ9、第二円盤グループ10から構成された上り
勾配路から排除された人参3を自然落下させるのに対し
て、それらの人参3をコンベア6bが駆動力で強制的に
ホッパー16に循環させるように構成しているのであ
る。
【0015】また、図2乃至図8に示す通り、第一円盤
グループ9と第二円盤グループ10とを、回転軸7a〜
7pについて相互に反対側に偏心させることを特徴とす
るものである。すなわち、第一円盤グループ9と第二円
盤グループ10とを、側面から見て、回転軸7a〜7p
について180度対称的に配設したことである。これら
により形成される山と谷を交互に出現せしめることによ
り、人参3を1個ずつ搬送するためである。図9(a)
〜(c)に示す通り、円盤サブグループ9a〜9h及び
円盤サブグループ10a〜10hを構成している各円盤
50を説明すると、これは同一の形態となっており、軸
方向に固定孔51,52が対称的に穿設されており、そ
こに前述の各回転軸7a〜7pが嵌通されてねじ(図示
略)により適宜角度で固定できるようになっているもの
である。固定孔51,52を2つ設けたのは、前述の通
り第一円盤グループ9と第二円盤グループ10とは側面
から見て対称的(つまり180度偏角していること)に
配置されることを考慮し取付作業を容易とするためであ
る。また、図10及び図11に示す通り、上から見てこ
れら各回転軸7a〜7pの軸方向に第一円盤グループ9
と第二円盤グループ10とを相対的に変位させて配設し
ている。すなわち、上から見て、第一円盤グループ9と
第二円盤グループ10とを、回転軸7a〜7pの軸方向
に所定間隔で互い違いに変位して(ずれさせて)交互に
配設してなることを特徴とするものである。これは隣接
する回転軸の円盤同士が衝突(干渉)しないように、ま
た人参3が円滑に搬送(供給)されるようにするため
に、互い違いに配設されているのである。
【0016】さらに、支持部材5の中央部近辺に配設さ
れた各回転軸7a〜7pへの円盤の取付角度に特徴があ
る。まず、図2乃至図5に示す通り、左側面から見て、
右側から5,7,9,11番目である回転軸7e,7
g,7i,7kの(円盤サブグループ9c,9d,9
e,9fに対応する)それぞれついて、無端チェーン1
2の存在する側(図1における右側)から数えて、1番
目と2番目の円盤は取付角度が同じであるが(例えば図
10の(1)(2)参照)、3番目の円盤は、1,2番めの円
盤よりも45度その回転軸についての取付角度が異なっ
ている、つまり偏角させている(例えば図10の(3)参
照)。さらに4番目の円盤は3番目の円盤よりも45度
さらに偏角していることを特徴とするものである(例え
ば図10の(4)参照)。言い換えれば人参3の搬送方向
に対して3番めと4番目の円盤が順次遅角して取り付け
られているのである。つぎに、側面から見て、右から
6,8,10番目である回転軸7f,7h,7j(円盤
サブグループ10c,10d,10eに対応する)のそ
れぞれついて、無端チェーン12の存在する側から数え
て、1番目〜3番目の円盤は、取付角度が同じであるが
(例えば図10の参照)、4番目の円盤は、1〜
2番めの円盤よりも45度その回転軸についての取付角
度が異なっている、つまり、偏角しており(例えば図1
0の参照)、さらに5番目の円盤は4番目の円盤より
も45度さらに偏角している(例えば図10の参照)
ことを特徴とするものである。言い換えれば人参3の搬
送方向(各回転軸の回転方向)に対して4番めと5番目
の円盤が遅角して取り付けられているのである。つま
り、図2乃至図5に示す通り、人参自動供給機1を側面
から見て、各軸を見ると全部のものが重なり合って見え
ず、一部のものがずれて見えるのである。さらに、人参
自動供給機1を側面から見て、入口と出口近辺にある円
盤、つまり、回転軸7a〜7d、回転軸7l〜7pに固
定された円盤サブグループ9a,9b,10a,10
b,9g,9h,10f,10g,10hは各円盤につ
いてそれぞれの回転軸への取付角度が同じであり、側面
から見ると全部重なり合って見えるのである。
【0017】したがって、こうした構成により、搬送の
初期は人参3はまっすぐに搬送されるが、途中で、重な
り合って供給される人参3の内の一部を横方向に押し出
して帰還路6に排出したり、あるいは重なり合った人参
3のうちの一部を隣接する後ろの谷に戻したりすること
で、人参3を必ず1個ずつ人参重量選別機2に供給する
ことができる。例えば、1つの谷に3つの人参3が重な
り合って搬送される場合、1つは横方向に帰還路6に向
かってはじかれ、1つは後ろの谷に移動させることで、
人参3を1個ずつ搬送させることが可能である。人参3
が同じ程度の大きさの場合には特に効果的である。さら
に、人参自動供給機1の搬送路の終わりの部分では、再
び人参3がまっすぐに搬送されて、せっかく1つずつ間
隔が置かれた人参3を誤って帰還路6に排出することが
ないようにしているのである。
【0018】なお、上述した各円盤の直径は50Φであ
り、また回転軸7a〜7pの隣接間隔は58mmに設定
してあるが、これは限定的な数値ではなく、状況に応じ
て適宜変更が可能であることは無論である。また、人参
自動供給機1と人参重量選別機2とホッパー16等をあ
わせた全長が4500mm(人参自動供給機1部分は9
00mm、人参重量選別機2部分は2500mm)、幅
600mm程度が例示できる。支持部材5の間隔は24
0mm、長さは800mm程度が例示できる。なお、人
参3の長さは通常30mm〜80mmの範囲である。な
お、人参自動供給機1の供給能力は6,000〜9,0
00本/時間である。人参3は、品種により大きさが異
なる場合があるので、円盤の径や間隔、個数等、回転軸
の間隔、傾斜等を変えることにより対応することが可能
である。
【0019】人参重量選別機2は、図1、図10及び図
11に示す通り、従来のような受皿に変えて複数のフッ
クが形成されたフォーク部材20とされ、その右端にコ
ロ22が設けられるとともに、左端の測定アーム先端に
ピンが設けられているものである。また、フォーク部材
20は屈曲された複数のフォークから構成され、人参自
動供給機1から供給される人参3を1個ずつ受けて置く
ことができるように構成されるとともに、フォーク部材
20が通過可能に構成された櫛状の隙間が設けられた受
け渡し部材21が設けられている。この櫛状の受け渡し
部材21は複数の所定間隔で立設された長尺状の平板
と、この平板から斜め上方に人参自動供給機1側へ突出
する短尺の平板から構成されているものである。人参3
は受け渡し部材21に1個ずつ供給される、つまり人参
3がころがりながら人参自動供給機1から移動して一旦
そこに載置される。次の人参3が供給されるまでに、フ
ォーク部材20が下側から上昇してきて、フォーク部材
20が下から人参3を次々にすくい上げる構造である。
これにより落下する衝撃で人参3に傷がつきにくい利点
がある。尚、前述した通り、人参自動供給機1と人参重
量選別機2の同期を採って、人参自動供給機1からの排
出と、フォーク部材20のすくい上げるタイミングを合
わせている。図1に示す通り、人参重量選別機2の上面
側には固定秤25が所定間隔で設置されている。さらに
人参重量選別機2には4個ずつ1組とされた一対のスプ
ロケット27が4本の回転軸8の両端にそれぞれに設置
されて、スプロケット27に一対の無端チェーン26が
巻回されている。前述した人参3を受けたフォーク部材
20は、無端チェーン26とともに周回できるようにさ
れ、固定秤25(図1参照)において、周知のように人
参3の重量選別ができるように構成されている。
【0020】本実施形態は人参自動供給機1の発明であ
るから、人参重量選別機2についての他の構成について
は従来技術に従っているので、これらの詳細な説明は割
愛することとする。なお、人参重量選別機2に代えて、
従来技術に従ったもの、例えば、実開平1−12427
8号公報、実開平6−48868号、実開平4−130
227等、当業者であれば、種々の重量選別機を採用す
ることも無論可能ではある。
【0021】人参自動供給機1の動作を説明する。図1
2に示す通り、ホッパー16からベルトコンベア17で
人参3を人参自動供給機1に矢印で示す方向に送り出
す。人参自動供給機1に移動した人参3は、矢印で示す
方向に、人参自動供給機1から人参重量選別機2に向か
って登り勾配で供給される。ここで、人参自動供給機1
では図2乃至図5に示す通り、山と谷が交互に実現する
ように動く、つまり、ある箇所に山が形成されると、そ
れと隣接するものは谷となる。したがって、人参3が谷
に2個以上入っても、帰還路6に押し出したり、あるい
は後方の谷に戻すようなことで、人参3を1個ずつに整
列させることができる。また人参3が人参自動供給機1
に縦に入っても横になるように整列させることもでき
る。したがって、人参自動供給機1から1個ずつ所定間
隔毎(所定時間毎)に人参重量選別機2に人参3を供給
する。特に人参3の形態、特に大きさが似ている場合、
特に有効であり、従来のそうした困難な課題が解決され
ることなる。こうして受け渡し部材21に1個ずつ連続
的に供給された人参3は下からすくい上げるように1個
ずつ間欠的にフォーク部材20により搬送させられ、周
知のように重量選別用の固定秤25で人参3が各クラス
(等級)毎に選別される。これの動作の詳細について説
明は割愛する。
【0022】以上、本発明の好適な実施の形態を説明し
たが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの変
更を施し得ることができることは当然である。例えば、
数個の円盤を遅角させて回転軸に固定することに代え
て、支持部材5、回転軸7a〜7p、第一円盤グループ
9、第二円盤グループ10が帰還路6に向かって下り勾
配で適宜(例えば3度)傾斜している構造に変更するこ
とも可能である。また、円盤の数、大きさ、円盤同士の
間隔等を適宜変更することができる。第一円盤グループ
9、第二円盤グループ10で形成される供給路の長さ、
幅、高さ等の形状や傾斜等は、適宜変更が可能である。
第一円盤グループ9、第二円盤グループ10は相互に1
80度軸対称に配置したが、適宜、角度をずらせ、山と
谷の形態を変更した構造も可能である。実施形態で述べ
た円盤の遅角の程度は45度であるが、これを10、2
0、30、50、60度等、適宜に変更することが可能
であり、状況に応じて変化させることができ便利であ
る。なお、人参重量選別機1には、各種の構造の重量選
別機2を様々に組み合わせることができ、汎用性に富ん
でいる。さらに、実施形態ではベルトコンベア17を設
けているが、これに代えて、チェーンコンベアやシュー
ト等でも良いし、ベルトコンベア17を無くした構造と
することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5に記
載の発明により、選別機への供給作業を自動化し、しか
も簡素な構造によりコストを低減したものであり、その
工業的利用価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の人参自動供給機及び人参重量選別
機等の斜視図である。
【図2】同人参自動供給機の主要部の左側面図である。
【図3】同人参自動供給機の主要部(図2から1/4回
転した状態)の左側面図である。
【図4】同人参自動供給機の主要部(図3から1/4回
転した状態)の左側面図である。
【図5】同人参自動供給機の主要部(図4から1/4回
転した状態)の左側面図である。
【図6】同人参自動供給機の主要部の斜視図(図2に対
応)である。
【図7】同人参自動供給機の主要部の斜視図(図4に対
応)である。
【図8】同人参自動供給機の主要部の斜視図(図5に対
応)である。
【図9】(a)は人参自動供給機の円盤の右側面図、
(b)は同円盤の正面図、(c)は(a)のA−A断面
図である。
【図10】本実施形態の人参自動供給機と、重量選別機
の接続部分の斜視図である。
【図11】同他の角度から見た接続部分の斜視図であ
る。
【図12】本実施形態の人参自動供給機及び重量選別機
の動作を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・人参自動供給機 2・・・人参重量選別機 3・・・人参 4・・・機体 5・・・支持部材 6・・・帰還路 7a〜7p・・・回転軸 9・・・第一円盤グループ 10・・・第二円盤グループ 9a〜9h,10a〜10h・・・円盤サブグループ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項5に記載の発明は、前記第一丸盤グ
ループと第二丸盤グループとを、側面から見て、前記回
転軸について180度反転させて配設したことを特徴と
する請求項1ないし4に記載の選別対象物自動供給機で
ある。こうした構成により、山と谷と交互に明確に形成
することが出来る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に配設された支持部材と、該支持部
    材の側部に設けられ、選別対象物を帰還させる帰還路
    と、該支持部材に所定間隔で昇り勾配で回転可能に整列
    されて配設された複数の回転軸と、該回転軸を同期して
    所定方向に回転させる回転駆動源と、前記各回転軸に偏
    心させて複数個ずつ整列されて固定され前記選別対象物
    を搬送する丸盤とを備え、 前記複数個の丸盤は、前記各回転軸に交互に配設される
    第一丸盤グループと、第二丸盤グループとからなり、前
    記第一丸盤グループと第二丸盤グループとを、前記各回
    転軸について反対側に偏心させ、かつ、前記各回転軸の
    軸方向に相対的に変位させて配設してなることを特徴と
    する選別対象物自動供給機。
  2. 【請求項2】 前記支持板の中央部近辺に配設された前
    記各回転軸の複数の丸盤のうち、数個のものが各回転軸
    についての取付角度が異なっていることを特徴とする請
    求項1に記載の選別対象物自動供給機。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が前記戻り路に対して下り
    勾配で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の
    選別対象物自動供給機。
  4. 【請求項4】 前記第一丸盤グループと第二丸盤グルー
    プとを、前記各回転軸の軸方向に所定間隔で互い違いに
    変位して交互に配設してなることを特徴とする請求項1
    ないし3に記載の選別対象物自動供給機。
  5. 【請求項5】 前記第一丸盤グループと第二丸盤グルー
    プとを、側面から見て、前記回転軸について左右対称に
    配設したことを特徴とする請求項1ないし4に記載の選
    別対象物自動供給機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105171503A (zh) * 2015-07-16 2015-12-23 佛山市普拉迪数控科技有限公司 一种自动上料加工机床及其使用方法
CN105883058A (zh) * 2016-05-27 2016-08-24 华南农业大学 一种球状果品热缩膜包装机中的输送机构
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