JP3407769B2 - 片状物品の供給装置 - Google Patents

片状物品の供給装置

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JP3407769B2
JP3407769B2 JP01803995A JP1803995A JP3407769B2 JP 3407769 B2 JP3407769 B2 JP 3407769B2 JP 01803995 A JP01803995 A JP 01803995A JP 1803995 A JP1803995 A JP 1803995A JP 3407769 B2 JP3407769 B2 JP 3407769B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、多数の片状物品を所定
の機器に供給する装置に関し、特に焼く前のあられ素材
等の片状食品を焼き機等の機器に供給する装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば、
焼く前のあられ素材等の食品をネットコンベヤ等で散在
させて搬送し、該ネットコンベヤの搬送終端に配置され
た焼き機に該あられ素材等を供給するものが知られてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、焼き機で焼
かれたあられは、商品価値の観点から1個ずつ分離され
て焼かれていることが好ましい。このため、ネットコン
ベヤに散在されたあられ素材が重なった状態で焼き機に
供給されないように、重なった状態で搬送されるあられ
素材を手作業で一個ずつ分離している。 【0004】しかしならがら、このように手作業であら
れを分離すると、あられ素材がネットコンベヤ上を搬送
される時間は限られているため、あられ素材が焼き機に
供給されるまでの間に重なった部分を全て分離するには
搬送ラインに多数の作業員を配置する必要が生じ、さら
には作業員の不注意等によって重なったままの状態であ
られ素材が焼き機に供給されてしまうという不都合があ
る。 【0005】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、重なって搬送される片状物品を自動
的に一個ずつに分離して所定の機器に供給することがで
きる片状物品の供給装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係る片状物品の供給装置は、多数の片
状物品を所定の機器に供給する片状物品の供給装置であ
って、前記機器の上流側に連設され、該機器に向けて多
数の片状物品を搬送して前記機器に前記片状物品を供給
する第1搬送手段と、前記第1搬送手段の上流側に連設
されて、搬送始端から搬送終端まで前記片状物品を搬送
する搬送溝が形成されている搬送面を有する第2搬送手
段と、前記第2搬送手段の上流側に連設されて、搬送始
端から搬送終端まで前記片状物品を搬送する搬送溝が形
成されている搬送面を有する第3搬送手段と、を備え、
前記第1搬送手段の搬送面に、該第1搬送手段の搬送始
端から搬送終端まで前記片状物品を傾斜させた状態で搬
送する傾斜側壁を有する搬送溝を該第1搬送手段の幅方
向に複数形成し、該搬送溝の一部に、前記傾斜側壁に対
面して搬送される一層目の片状物品に重なって搬送され
る二層目の片状物品の下部を開放する開放部を形成する
とともに、前記第2搬送手段の搬送溝又は第3搬送手段
の搬送溝の少なくとも一方の搬送溝の底部に前記片状物
品の大きさより小さい開口部を形成し、該開口部より下
流側の搬送溝の底部を該開口部より上流側の搬送溝の底
部より低くしたことを特徴とする。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【作用】請求項1の発明では、第1搬送手段の搬送溝で
片状物品を傾斜させた状態で搬送して、該搬送溝の傾斜
側壁に対面して搬送される一層目の片状物品に重なって
搬送される二層目の片状物品を搬送溝の一部に形成され
た開放部から落下させ、これにより、一層目の片状物品
だけを搬送溝から所定の機器に供給する。また、これに
加えて、第2搬送手段の搬送溝又は第3搬送手段の搬送
溝の少なくとも一方の搬送溝の底部に前記片状物品の大
きさより小さい開口部を形成している。そして、前記開
口部より下流側の搬送溝の底部を上流側の搬送溝の底部
より低くすることにより、欠ける等して不良品となった
片状物品を前記開口部から落とす一方で、欠けていない
片状物品が上方に膨らむように湾曲して搬送溝を搬送さ
れる場合に、該片状物品の搬送方向の先端部が開口部に
突っ込む前に該先端部を下流側の搬送溝の底部に掛け渡
されるようにすることで、該片状物品が開口部から落ち
ないようにする。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例である片状物品
の供給装置の概略側面図、図2は図1の一部を切り欠い
た概略平面図、図3は図2の−線断面図、図4は図
2の−線断面図、図5は図2の−線断面図、図
6は図2の−線断面図、図7はあられ素材の全体斜
視図である。尚、本実施例では、片状物品として焼く前
のあられ素材を例に採る。このあられ素材1は、図7に
示すように、長方形の板状をなしている。 【0017】図1及び図2に従って全体構成を説明する
と、かかる供給装置は、あられ素材投入手段2から投入
された多数のあられ素材1を搬送する搬送手段3を備え
る。搬送手段2の搬送終端には、該搬送手段2からあら
れ素材1が移載されるネットコンベヤ4が連設されてお
り、該ネットコンベヤ4に移載されたあられ素材1は図
示しない焼き機に導かれて焼かれるようになっている。 【0018】あられ素材投入手段2は、図1及び図2に
示すように、左右方向に長い架台5の左端側上部に配置
された収納ボックス6を備える。収納ボックス6は直方
体状をなしており、内部には無端状の搬送軌道を有する
ネットコンベヤ7が前上がり(右上がり)に傾斜して配
置されている。ネットコンベヤ7は、本実施例では、8
条のチェーン8によって駆動されるようになっている。 【0019】収納ボックス6内の後端側(左端側)下部
及び略中央上部には、該チェーン8が架け渡されるスプ
ロケット9,10がチェーン8の条数に応じて幅方向に
等間隔で設けられている。各スプロケット9,10の軸
11,12の両端部は収納ボックス6の幅方向の両側壁
に軸受け13を介して回動可能に支持されている。収納
ボックス6のネットコンベヤ7より後端側の空間には、
あられ素材1の貯留室14が形成されている。 【0020】貯留室14には、収納ボックス6の天板6
aの後端側に形成された供給口15からあられ素材1が
供給される。供給口15は、開閉自在な蓋部16によっ
て蓋がされるようになっている。ネットコンベヤ7の後
端部と収納ボックス6の後端壁との間の隙間は、貯留室
14に供給されたあられ素材1が該隙間からこぼれ落ち
ないようにするために、閉塞板17によって覆われてい
る。尚、図2では、説明の便宜上、収納ボックス6の天
板6a及びネットコンベヤ7のネット面(搬送面)の図
示は省略してある。 【0021】ネットコンベヤ7の搬送面には、該搬送面
の幅方向に延在された桟18が搬送方向に沿って等間隔
で固着されている。互いに隣り合う各桟18の間に、貯
留室14に供給されたあられ素材1が所定量収容される
収容凹部19が形成される。そしてネットコンベヤ7の
駆動によって、各収容凹部19に収容されたあられ素材
1が前上がりに搬送される。ネットコンベヤ7の搬送終
端の手前側上方には、ネットコンベヤ7の幅方向を向く
回転軸線を有する回転体20が配置されている。回転体
20の両端軸は、収納ボックス6の両側壁にそれぞれ軸
受け21を介して回動可能に支持されている。 【0022】回転体20の外周面には、該回転体20の
軸方向に沿って延びる羽根22が回転方向に等間隔で3
枚形成されている。羽根22の回転体20の軸方向の長
さはネットコンベヤ7の幅方向の長さと略同一になって
いる。回転体20は、ネットコンベヤ7の搬送方向(右
方向)と同一方向(右回り方向)に回転駆動される。こ
の回転駆動によって、各羽根22の先端部が各収容凹部
19に収容されて上流側から搬送されてくるあられ素材
1の上部を上流側(貯留室14側)に順次掻き落として
均す。これにより、各収容凹部19に収容されたあられ
素材1の量の均一化処理がなされる。そして量の均一化
処理がなされたあられ素材1は搬送終端まで搬送された
後に落下し、該搬送終端の下方に配置されたネットコン
ベヤ23の搬送面に移載される。 【0023】ネットコンベヤ23は、ネットコンベヤ7
から移載されたあられ素材1を前方に向けて水平搬送す
る。尚、ネットコンベヤ23のネット面(搬送面)は、
説明の便宜上、図示を省略してある。ネットコンベヤ2
3の搬送面は、ネットコンベヤ7と同一の搬送幅を有し
ており、ネットコンベヤ7と同様に、8条のチェーン2
4によって駆動される。 【0024】チェーン24は、スプロケット9の下方に
チェーン24の条数に応じて配置されたスプロケット2
5と、該スプロケット25の前方に同じくチェーン24
の条数に応じて配置されたスプロケット26との間に架
け渡されている。各スプロケット25,26の軸27,
28の両端部は収納ボックス6の幅方向の両側壁に軸受
け29を介して回動可能に支持されている。収納ボック
ス6内のスプロケット25の下方位置には駆動モータ3
0が配置されている。 【0025】駆動モータ30は、その駆動軸31(図1
参照)を収納ボックス6の幅方向の一側壁(搬送方向を
向いて右側の側壁)から外部に突出させた状態で取り付
けられている。駆動軸31の突出端部には、スプロケッ
ト32が固着されている。また、上述したスプロケット
10の軸12及びスプロケット26の軸28の各一端部
(搬送方向を向いて右側の端部)も収納ボックス6の一
側壁から外部に突出されて各突出端にそれぞれスプロケ
ット33,34が固着されている。そして、スプロケッ
ト32,33,34には、チェーン35が架け渡されて
いる。従って、駆動モータ30の駆動により、その動力
がスプロケット32からチェーン35を介してスプロケ
ット33,34に伝達され、これによりネットコンベヤ
7及びネットコンベヤ23が搬送駆動される。 【0026】次に、搬送手段3について説明する。搬送
手段3は、図1及び図2に示すように、上流側から下流
側に向けて順次配置された上流側振動コンベヤ(第3搬
送手段)36、中央部振動コンベヤ(第2搬送手段)3
7及び下流側振動コンベヤ(第1搬送手段)38によっ
て構成される。 【0027】上流側振動コンベヤ36は、図1に示すよ
うに、架台5に取り付けられた振動部39を備える。振
動部39の上部には、あられ素材1を搬送するトラフ4
0が取り付けられている。トラフ40は、ネットコンベ
ヤ23の搬送幅より若干幅広になっており、搬送始端が
収納ボックス6内に挿入されてネットコンベヤ23から
あられ素材1が落下する位置に配置されている。尚、図
2では、説明の便宜上、上流側振動コンベヤ36の搬送
始端は切り欠いて図示を省略してある。 【0028】トラフ40の搬送始端は平坦面とされてお
り、該平坦面には、図2に示すように、板状の隔壁41
が幅方向に等間隔で複数箇所形成されている。各隔壁4
1の間には、ネットコンベヤ23から落下したあられ素
材1が収容される。隔壁41の下流側上方には、トラフ
40の幅方向を向く回転軸線を有する回転体42が配置
されている。回転体42の両端軸は、収納ボックス6の
両側壁にそれぞれ軸受け42aを介して回動可能に支持
されている。 【0029】回転体42の外周面には、図2に示すよう
に、該回転体42の周方向に互いに180°離間して配
置された二枚の羽根43が、各隔壁41の間に配置され
るように回転体42の軸方向に等間隔で複数箇所(本実
施例では15箇所)形成されている。回転体42は、上
流側振動コンベヤ36の搬送方向(右方向)と同一方向
(右回り方向)に回転駆動される。 【0030】また、図2に示すように、回転体42及び
上述した回転体20の各他端軸(搬送方向を向いて左端
側の軸)は、収納ボックス6の他側壁(搬送方向を向い
て左側の側壁)から外部に突出しており、該突出端には
スプロケット44、45がそれぞれ固着されている。さ
らに、ネットコンベヤ23のスプロケット25の下方位
置には駆動モータ46が、その駆動軸を収納ボックス6
の幅方向の他側壁から外部に突出させた状態で取り付け
られており、駆動軸の突出端には、スプロケット48が
固着されている。そして、スプロケット44,45,4
8には、チェーン49が架け渡されている。従って、駆
動モータ46の駆動により、その動力がスプロケット4
8からチェーン49を介してスプロケット44,45に
伝達され、これにより回転体20及び回転体42が回転
駆動される。 【0031】隔壁41より前方のトラフ40の搬送面に
は、搬送方向に沿って延びる搬送溝50がトラフ40の
幅方向に等間隔で複数箇所(本実施例では15箇所)形
成されている。各搬送溝50には、隔壁41の間に収容
されたあられ素材1が投入されるようになっており、ま
た、各搬送溝50の間隔は、回転体42の各羽根43の
間隔と一致している。これにより、搬送溝40を二層以
上に重なって搬送されるあられ素材1が羽根43の先端
部によって上流側(隔壁41側)に押し戻されて適量の
あられ素材1が搬送溝50を下流側に向けて搬送され
る。回転体42を通過した後においてはあられ素材1は
トラフ40の振動により互いに分離されつつ搬送され
る。搬送溝50は、あられ素材1を水平に搬送するため
に、図3に示すように、断面が幅方向に長い長方形状を
なして底面51が水平な平坦面とされている。底面51
の幅は、少なくともあられ素材1の幅の2倍、換言すれ
ば、あられ素材1がその長手方向を搬送方向に向けて少
なくとも二列に搬送される幅とされている。 【0032】各搬送溝50の間には、断面長方形状の凸
条52が形成されており、該凸条52の上面には、上方
に突出するピン53が固着されている。トラフ40に投
入されたあられ素材1の内で搬送溝50に投入されなく
て凸条52の位置に投入されたあられ素材1が、搬送途
中でピン53に当ることにより、その反動であられ素材
1が両側の搬送溝50のいずれかに導かれる。これによ
り、あられ素材1が搬送溝50に効率よく投入される。
そして、搬送溝50内を搬送終端まで搬送されたあられ
素材1は、中央部振動コンベヤ37に移載される。 【0033】中央部振動コンベヤ37は、図1に示すよ
うに、上流側振動コンベヤ36と同様に、架台5に取り
付けられた振動部54を備える。振動部54の上部に
は、あられ素材1を搬送するトラフ55が取り付けられ
ている。トラフ55は、上流側振動コンベヤ36のトラ
フ40の搬送幅と略同一の搬送幅を有しており、トラフ
40より若干下方に配置されて搬送始端がトラフ40の
先端(搬送終端)下部に形成された傾斜面40aに突き
当たっている。トラフ55の上面は、図4に示すよう
に、トラフ40の搬送溝50の底面51と面一とされて
いる。 【0034】トラフ55の搬送面には、搬送方向に沿っ
て延びる搬送溝56がトラフ55の幅方向に等間隔で複
数箇所(本実施例では30箇所)形成されている。搬送
溝56は、上流側振動コンベヤ36の搬送溝50と同様
に、振動部54によるトラフ55の振動によって、搬送
溝56に移載されたあられ素材1を互いに分離しつつ下
流側に向けて搬送する。また、搬送溝56は、あられ素
材1を水平に搬送するために、図4に示すように、底面
57が水平な平坦面とされている。底面57の幅は、あ
られ素材1がその長手方向を搬送方向に向けて少なくと
も一列に搬送される幅とされている。 【0035】各搬送溝56の間には、凸条56aがそれ
ぞれ形成されており、各凸条56aは、一個おきにその
幅方向の中央部が搬送溝50の幅方向の中央部の延長線
上に配置されている(図1及び図4参照)。そして、該
延長線上に配置された凸条52の両側部には、図4に示
すように、搬送溝56に向けて傾斜する傾斜面58a,
58bがそれぞれ形成されている。傾斜面58a,58
bは、上流側振動コンベヤ36の搬送溝50を二列で搬
送されてきたあられ素材1を、傾斜面58a,58bに
沿って一列ずつ互いに隣り合う搬送溝56,56に向け
て案内して、該搬送溝56,56にそれぞれ振り分けて
移載する。この振り分けの際にもあられ素材1の分離が
促進される。搬送溝56を搬送終端まで搬送されたあら
れ素材1は、下流側振動コンベヤ38に移載される。 【0036】下流側振動コンベヤ38は、図1に示すよ
うに、中央部振動コンベヤ35と同様に、架台5に取り
付けられた振動部59を備える。振動部59の上部に
は、あられ素材1を搬送するトラフ60が取り付けられ
ている。トラフ60は、中央部振動コンベヤ37のトラ
フ55の搬送幅と略同一の搬送幅を有しており、トラフ
55より若干下方に配置されて搬送始端がトラフ55の
先端(搬送終端)下部に形成された傾斜面55aに突き
当たっている。トラフ60の上面は、図5に示すよう
に、トラフ55の搬送溝56の底面57と面一とされて
いる。 【0037】トラフ60の搬送面には、搬送方向に沿っ
て延びる搬送溝61が中央部振動コンベヤ37の搬送溝
56の数に対応してトラフ60の幅方向に等間隔で形成
されている。搬送溝61は、搬送溝56と同様に、振動
部59によるトラフ60の振動によって、搬送溝61に
移載されたあられ素材1を互いに分離しつつ下流側に向
けて搬送する。搬送溝61は、図5に示すように、V字
形状とされている。搬送溝61の両傾斜側壁62a,6
2bの幅は、搬送溝56の幅より長くされており、ま
た、搬送溝61の搬送方向を向いて左側の肩部63は、
搬送溝56の搬送方向を向いて左側の底隅部64に一致
している。そして、搬送溝56から移載されたあられ素
材1が、搬送溝61の搬送方向を向いて左側の傾斜側壁
62aに対面した状態で傾斜搬送される。 【0038】搬送溝61の搬送終端には、図6に示すよ
うに、搬送溝61の搬送方向を向いて左側の傾斜側壁6
2aに対面して搬送されるあられ素材1が滑り落ちない
ように、右側の傾斜側壁62bが該あられ素材1の下部
を支持する支持部65を残して切り欠かれて開放部66
が形成されている。支持部65の幅は、あられ素材1の
厚さと同一か若干狭く形成されている。これにより、傾
斜側壁62aに対面して搬送されるあられ素材1(以
下、「一層目のあられ素材1」という。)に重なって搬
送される他のあられ素材1(以下、「二層目のあられ素
材1」という。)が、一層目のあられ素材1に沿って滑
って開放部66から落下し、一層目のあられ素材1だけ
がネットコンベヤ4に移載される。尚、開放部66から
落下したあられ素材1は、開放部66の下方に配置され
た回収シューター67によって回収される(図1及び図
2参照)。 【0039】次に、かかる装置の作動を説明する。図1
及び図2に示すあられ素材投入手段3のネットコンベヤ
7が搬送駆動されることによって、収容凹部19に所定
量収容されたあられ素材1が前上がりに搬送される。ネ
ットコンベヤ7の搬送終端の手前まで搬送されたあられ
素材1は、回転体20の羽根22の先端部によって上部
が貯留室14側に向けて掻き落されて均され、量の均一
化処理がなされる。そして量の均一化処理がなされたあ
られ素材1はネットコンベヤ7の搬送終端まで搬送され
た後にネットコンベヤ23の搬送面に落下して移載され
る。 【0040】ネットコンベヤ23に移載されたあられ素
材1は、前方に向けて水平搬送され、ネットコンベヤ2
3の搬送終端から落下して上流側振動コンベヤ36の各
隔壁41の間に収容される。このように、各隔壁41の
間にあられ素材1を収容することによって、落下したあ
られ素材1の散在が防止されて、あられ素材1の向き
が、その長手方向が搬送方向に向くようにある程度揃え
られる。 【0041】各隔壁41の間に収容されたあられ素材1
は、トラフ40の各搬送溝50に投入されて搬送され、
搬送途中で回転体42の羽根43の先端部によって二層
以上に重なった部分が上流側に押し戻されて適量のあら
れ素材1が下流側に向けて搬送される。この時、搬送溝
50に投入されなくて各搬送溝50間の凸条52の位置
に投入されたあられ素材1は、搬送途中でピン53に当
ることにより、その反動で両側の搬送溝50のいずれか
に導かれて投入される。搬送溝50に投入されたあられ
素材1は、トラフ40の振動により互いに分離が促進さ
れつつ搬送溝50をその長手方向を搬送方向に向けて二
列に水平搬送される(図3参照)。 【0042】搬送溝50を搬送終端まで二列で搬送され
たあられ素材1は、トラフ55の凸条56aの傾斜面5
8a,58bに一列ずつ導入され、その後、傾斜面58
a,58bによって互いに隣り合う搬送溝56,56に
向けて一列ずつ振り分けられて案内され、各搬送溝5
6,56に移載される(図4参照)。搬送溝56に移載
されたあられ素材1は、トラフ55に振動及び傾斜面5
8a,58bによる振り分けによって分離が促進されつ
つその長手方向を搬送方向に向けて一列に搬送される。 【0043】搬送溝56内を搬送終端まで搬送されたあ
られ素材1は、図5に示すように、トラフ60の搬送溝
61の傾斜側壁62aに対面するように移載される。
尚、上述した上流側振動コンベヤ36及び中央部振動コ
ンベヤ37によってあられ素材1の分離が促進されてい
るが、分離されずに二層あるいは二層以上に重なって搬
送されるものもある。従って、このように重なって搬送
されてきたあられ素材1は、搬送溝61の傾斜側壁62
aに重なった状態で移載される。この状態で、トラフ6
0の振動によって、あられ素材1の分離が促進されつつ
その長手方向を搬送方向に向けて一列に搬送される。 【0044】そして、あられ素材1が搬送溝61の搬送
終端まで傾斜搬送されると、傾斜側壁62aに対面する
一層目のあられ素材1は、図6に示すように、その下部
が支持部65によって支持されているので、そのまま搬
送されて搬送終端からネットコンベヤ4に移載され、そ
の後、図示しない焼き機に導かれて焼かれる。一層目の
あられ素材1に重なって搬送された二層目以上のあられ
素材1は、一層目のあられ素材1に沿って滑って開放部
66から落下し、回収シューター67によって回収され
る。 【0045】このように、上記実施例では、下流側振動
コンベヤ38の搬送終端から一層目のあられ素材1だけ
を自動的にネットコンベヤ4に移載することができるの
で、ネットコンベヤ4に移載されたあられ素材1は重な
ることなく一個ずつ分離された状態で搬送されて焼き機
に供給される。このため、あられ素材1を焼き機に供給
するに際して、従来のように、搬送ラインにあられ素材
1の分離作業を行う多数の作業員を配置する必要がな
く、しかも、作業員の不注意等によってあられ素材1が
重なった状態で焼き機に供給される心配がない。 【0046】また、あられ素材投入手段2から投入され
たあられ素材1は、上流側振動コンベヤ36、中央部振
動コンベヤ37及び下流側振動コンベヤ38によって分
離が促進されるため、下流側振動コンベヤ38の搬送終
端において重なって搬送されるあられ素材1の数を少な
くすることができる。このため、開放部66から落下す
るあられ素材1の数を少なくすることができ、あられ素
材投入手段2から上流側振動コンベヤ36に投入された
あられ素材1を効率よくネットコンベヤ4に移載するこ
とができる。 【0047】尚、上記実施例では、搬送手段3を、上流
側振動コンベヤ36、中央部振動コンベヤ37及び下流
側振動コンベヤ38の3台のコンベヤで構成している
が、これに限定されず、3台以上のコンベヤで構成して
もよく、又は下流側振動コンベヤ38及び中央部振動コ
ンベヤ37、若しくは下流振動コンベヤ38のみで構成
してもよい。 【0048】また、上記実施例では、開放部66を搬送
溝61の搬送終端に形成しているが、これに限定され
ず、開放部66を搬送溝61の搬送方向の中間部又は搬
送始端に形成してもよい。但し、開放部66を搬送終端
に形成した方が、ネットコンベヤ4の直前で二層目のあ
られ素材1を落下させることができるので、一層目のあ
られ素材1だけをネットコンベヤ4に確実に供給するこ
とができる。開放部66を搬送溝61の搬送方向の中間
部又は搬送始端に形成すると、一層目のあられ素材1が
搬送終端まで搬送される際に、トラフ60の振動によっ
て再度重なってネットコンベヤ4に供給されることがあ
る。 【0049】さらに、上記実施例では、あられ素材1を
下流側振動コンベヤ38からネットコンベヤ4を介して
焼き機に供給しているが、あられ素材1を下流側振動コ
ンベヤ38の搬送終端から直接焼き機に供給することも
できる。さらに、図8に示すように、中央部振動コンベ
ヤ37の搬送溝56の底面にあられ素材1より小さい開
口部68を形成することもできる。ここでは、開口部6
8の開口長さをあられ素材1の全長の約1/3程度とし
ている。このような開口部68を形成すると、欠けて不
良品となったあられ素材1が搬送途中で開口部68から
落下するので、良品のあられ素材1のみを焼き機に供給
することができる。 【0050】また、開口部68より下流側の搬送溝56
の底面69aを、上流側の搬送溝56の底面69bより
低くすることによって、あられ素材1が上方に膨らむよ
うに湾曲して搬送溝56を搬送される場合に、あられ素
材1の搬送方向の先端部が開口部68に突っ込む前に該
先端部を下流側の搬送溝56の底面に掛け渡すことがで
きるので、不良品でないあられ素材1が開口部68から
落ちるのを良好に防止することができる。尚、開口部6
8は、上流側振動コンベヤ36の搬送溝50の底面に形
成してもよく、或いは上流側振動コンベヤ36及び中央
部振動コンベヤ37の両方の搬送溝50,56の底面に
形成してもよい。 【0051】 【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1搬送手段の搬送終端から一層目の片状物
品だけを自動的に所定の機器に供給することができるの
で、片状物品は重なることなく一個ずつ分離された状態
で該機器に供給される。このため、片状物品を機器に供
給するに際して、従来のように、搬送ラインに片状物品
の分離作業を行う多数の作業員を配置する必要がなくな
り、しかも、作業員の不注意等によって片状物品が重な
った状態で機器に供給される心配がない。さらに、第2
搬送手段の搬送溝又は第3搬送手段の搬送溝の少なくと
も一方の搬送溝の底部に、片状物品の大きさより小さい
開口部を形成し、該開口部より下流側の搬送溝の底部を
該開口部より上流側の搬送溝の底部より低くすることに
より、欠ける等して不良品となった片状物品を前記開口
部から落とす一方で、片状物品が上方に膨らむように湾
曲して搬送溝を搬送される場合に、片状物品の搬送方向
の先端部が開口部に突っ込む前に該先端部を下流側の搬
送溝の底面に掛け渡すことができるので、不良品でない
片状物品が開口部から落ちるのを良好に防止することが
できる。 【0052】 【0053】 【0054】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である片状物品の供給装置の
概略側面図である。 【図2】図1の一部を切り欠いた概略平面図である 【図3】図2の−線断面図である。 【図4】図2の−線断面図である。 【図5】図2の−線断面図である。 【図6】図2の−線断面図である。 【図7】あられ素材の全体斜視図である。 【図8】本発明の他の実施例を説明するための説明的断
面図である。 【符号の説明】 1…あられ素材 2…あられ素材投入手段 4…ネットコンベヤ 36…上流側振動コンベヤ(第3搬送手段) 37…中央部振動コンベヤ(第2搬送手段) 38…下流側振動コンベヤ(第1搬送手段) 40,55,60…トラフ 50,56,61…搬送溝 52,56a…凸条 53…ピン 58a,58b…傾斜面(案内面) 62a…傾斜側壁 66…開放部 68…開口部 69a,69b…底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/00 - 47/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数の片状物品を所定の機器に供給す
    る片状物品の供給装置であって、前記機器の上流側に連
    設され、該機器に向けて多数の片状物品を搬送して前記
    機器に前記片状物品を供給する第1搬送手段と、前記第
    1搬送手段の上流側に連設されて、搬送始端から搬送終
    端まで前記片状物品を搬送する搬送溝が形成されている
    搬送面を有する第2搬送手段と、前記第2搬送手段の上
    流側に連設されて、搬送始端から搬送終端まで前記片状
    物品を搬送する搬送溝が形成されている搬送面を有する
    第3搬送手段と、を備え、 前記第1搬送手段の搬送面に、該第1搬送手段の搬送始
    端から搬送終端まで前記片状物品を傾斜させた状態で搬
    送する傾斜側壁を有する搬送溝を該第1搬送手段の幅方
    向に複数形成し、該搬送溝の一部に、前記傾斜側壁に対
    面して搬送される一層目の片状物品に重なって搬送され
    る二層目の片状物品の下部を開放する開放部を形成する
    とともに、前記第2搬送手段の搬送溝又は第3搬送手段
    の搬送溝の少なくとも一方の搬送溝の底部に前記片状物
    品の大きさより小さい開口部を形成し、該開口部より下
    流側の搬送溝の底部を該開口部より上流側の搬送溝の底
    部より低くしたことを特徴とする片状物品の供給装置。
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