JP2620763B2 - 選別対象物自動整列供給装置 - Google Patents
選別対象物自動整列供給装置Info
- Publication number
- JP2620763B2 JP2620763B2 JP16462695A JP16462695A JP2620763B2 JP 2620763 B2 JP2620763 B2 JP 2620763B2 JP 16462695 A JP16462695 A JP 16462695A JP 16462695 A JP16462695 A JP 16462695A JP 2620763 B2 JP2620763 B2 JP 2620763B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- endless
- potatoes
- belt conveyor
- sorting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、選別対象物を前後に間
隔を置いて一列に整列させて重量選別機等に自動供給す
る選別対象物自動整列供給装置に関するものである。
隔を置いて一列に整列させて重量選別機等に自動供給す
る選別対象物自動整列供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の供給装置は、ホッパから供給され
る馬鈴薯（選別対象物）を無端チェンで重量選別機まで
供給しているものである。この馬鈴薯の大きさには、ば
らつきがあり馬鈴薯が二個以上同時に重なり合って供給
されてしまう場合、正確に重量選別することができなく
なるので、上記装置においては、馬鈴薯を１個づつ個々
に間隔を置いて搬送して連続的に重量選別機に正しく送
り込む必要がある。このためには、重なり合った馬鈴薯
を監視し、手作業により余分な馬鈴薯を取り除き、ま
た、空隙が存在すれば、そこに馬鈴薯を移し換えて適正
に充填しているものである。
る馬鈴薯（選別対象物）を無端チェンで重量選別機まで
供給しているものである。この馬鈴薯の大きさには、ば
らつきがあり馬鈴薯が二個以上同時に重なり合って供給
されてしまう場合、正確に重量選別することができなく
なるので、上記装置においては、馬鈴薯を１個づつ個々
に間隔を置いて搬送して連続的に重量選別機に正しく送
り込む必要がある。このためには、重なり合った馬鈴薯
を監視し、手作業により余分な馬鈴薯を取り除き、ま
た、空隙が存在すれば、そこに馬鈴薯を移し換えて適正
に充填しているものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の供給装置では、馬鈴薯の整列作業を行う専属作業者
が供給装置に常時必要となり、作業効率が悪いものであ
る。また、小規模の農家等では設置スペースの制約があ
り大型装置は導入できないのである。上記馬鈴薯の整列
作業の完全自動化と、小型化とを同時に達成しようとす
るためには、技術上もコスト上も多大な困難を伴うもの
であり、未だ十分な装置は現れていないのである。
来の供給装置では、馬鈴薯の整列作業を行う専属作業者
が供給装置に常時必要となり、作業効率が悪いものであ
る。また、小規模の農家等では設置スペースの制約があ
り大型装置は導入できないのである。上記馬鈴薯の整列
作業の完全自動化と、小型化とを同時に達成しようとす
るためには、技術上もコスト上も多大な困難を伴うもの
であり、未だ十分な装置は現れていないのである。
【０００４】本発明は、選別対象物を前後に１個ずつ間
隔を置いて１列にする整列作業を完全自動化し、かつ、
小型でコンコパクトな選別対象物自動整列供給装置を提
供することを目的とするものである。
隔を置いて１列にする整列作業を完全自動化し、かつ、
小型でコンコパクトな選別対象物自動整列供給装置を提
供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、無端チェンコ
ンベアを斜設し、該無端チェンコンベア表面に仕切を所
定間隔で設け、前記無端チェンコンベアと連動する無端
ベルトコンベアを平行に設け、前記無端チェンコンベア
の周速度よりも前記無端ベルトコンベアの周速度を大き
く設定し、その無端ベルトコンベアの無端ベルトの上面
を無端チェンコンベアのチェンの上面よりも高く且つ前
記仕切上面よりも低く設定していることを特徴としてい
る。
ンベアを斜設し、該無端チェンコンベア表面に仕切を所
定間隔で設け、前記無端チェンコンベアと連動する無端
ベルトコンベアを平行に設け、前記無端チェンコンベア
の周速度よりも前記無端ベルトコンベアの周速度を大き
く設定し、その無端ベルトコンベアの無端ベルトの上面
を無端チェンコンベアのチェンの上面よりも高く且つ前
記仕切上面よりも低く設定していることを特徴としてい
る。
【０００６】本発明は、選別対象物を投入するためのホ
ッパを設け、その下方から無端搬送用ベルトコンベアを
延在させ、該無端搬送用ベルトコンベアの下流端下側か
ら前記無端チェンコンベア及びそれと連動する無端ベル
トコンベアを搬送方向に沿って上昇するように斜設し、
該無端チェンコンベアのチェンに取付孔を有するベント
アタッチメントを取り付け、該ベントアタッチメントに
山形隔壁状の前記仕切を所定間隔に着脱自在に取り付け
ていることを特徴としている。
ッパを設け、その下方から無端搬送用ベルトコンベアを
延在させ、該無端搬送用ベルトコンベアの下流端下側か
ら前記無端チェンコンベア及びそれと連動する無端ベル
トコンベアを搬送方向に沿って上昇するように斜設し、
該無端チェンコンベアのチェンに取付孔を有するベント
アタッチメントを取り付け、該ベントアタッチメントに
山形隔壁状の前記仕切を所定間隔に着脱自在に取り付け
ていることを特徴としている。
【０００７】
【作用】馬鈴薯等選別対象物には大きさのばらつきがあ
ることから、仕切の間に同時に二個又はそれ以上の馬鈴
薯が乗る場合が生じ、通常、下方の馬鈴薯は安定的に乗
るが、上方の他の馬鈴薯は横にはみ出した感じで引っ掛
かった状態で乗っている。そこで、前記チェンコンベア
の周速度よりも前記ベルトコンベアの周速度を大きく設
定し、無端ベルトコンベアの無端両面Ｖベルトの上面を
前記ローラチェンの上面よりも高く且つ前記仕切上面よ
りも低く設定していることから、無端ベルトコンベアが
馬鈴薯を追い越す際に、上記上方の馬鈴薯に接触するこ
とができ、自重によって生ずる上方の馬鈴薯に加わる横
方向の力に、上記接触により生ずる跳ね力が加重され
て、馬鈴薯を迅速に排除することが出来る。したがっ
て、馬鈴薯を前後に間隔を置いて一列に整列させて１個
ずつ重量選別機等に自動供給することが出来る。また、
無端チェンコンベアと無端ベルトコンベアとが斜設され
ていることから、大きい馬鈴薯等が排除された場合、後
続の馬鈴薯に当たって、せっかく乗っているものまで落
としてしまうことを防ぐことが出来、干渉が避けられ
る。
ることから、仕切の間に同時に二個又はそれ以上の馬鈴
薯が乗る場合が生じ、通常、下方の馬鈴薯は安定的に乗
るが、上方の他の馬鈴薯は横にはみ出した感じで引っ掛
かった状態で乗っている。そこで、前記チェンコンベア
の周速度よりも前記ベルトコンベアの周速度を大きく設
定し、無端ベルトコンベアの無端両面Ｖベルトの上面を
前記ローラチェンの上面よりも高く且つ前記仕切上面よ
りも低く設定していることから、無端ベルトコンベアが
馬鈴薯を追い越す際に、上記上方の馬鈴薯に接触するこ
とができ、自重によって生ずる上方の馬鈴薯に加わる横
方向の力に、上記接触により生ずる跳ね力が加重され
て、馬鈴薯を迅速に排除することが出来る。したがっ
て、馬鈴薯を前後に間隔を置いて一列に整列させて１個
ずつ重量選別機等に自動供給することが出来る。また、
無端チェンコンベアと無端ベルトコンベアとが斜設され
ていることから、大きい馬鈴薯等が排除された場合、後
続の馬鈴薯に当たって、せっかく乗っているものまで落
としてしまうことを防ぐことが出来、干渉が避けられ
る。
【０００８】
【実施例】以下、図１〜図６に基づいて、本発明の実施
例の馬鈴薯の自動整列供給装置１について説明する。図
１に示す自動整列供給装置１は、その機体２が長尺形状
であり、上流端が支持脚３で支持され、下流端が公知の
重量選別機４の上流端側に固定されているものであり、
馬鈴薯を一列に整列させて且つ前後に連接せず個々に離
隔して１個ずつ確実に重量選別機４に自動供給すること
ができるものである。機体２上端に取り付けられたトラ
フ状のホッパ５の下方に無端状の搬送用ベルトコンベア
６を斜設し、ベルトコンベア６の先端部の下側からチェ
ンコンベア１１が進行方向に沿って若干の上昇路を形成
するように斜設されている。ベルトコンベア６と、無端
状のチェンコンベア１１，無端状のベルトコンベア１２
とは、無端チェン１３を介して連結されて同期駆動でき
るようになっており、チェンコンベア１１とベルトコン
ベア１２は無端チェン１４で連結されて同期駆動できる
ようになっており、チェンコンベア１１，ベルトコンベ
ア１２とはスプロケット１５とは無端状のチェン１６を
介して連結されており同期駆動できるようになってい
る。
例の馬鈴薯の自動整列供給装置１について説明する。図
１に示す自動整列供給装置１は、その機体２が長尺形状
であり、上流端が支持脚３で支持され、下流端が公知の
重量選別機４の上流端側に固定されているものであり、
馬鈴薯を一列に整列させて且つ前後に連接せず個々に離
隔して１個ずつ確実に重量選別機４に自動供給すること
ができるものである。機体２上端に取り付けられたトラ
フ状のホッパ５の下方に無端状の搬送用ベルトコンベア
６を斜設し、ベルトコンベア６の先端部の下側からチェ
ンコンベア１１が進行方向に沿って若干の上昇路を形成
するように斜設されている。ベルトコンベア６と、無端
状のチェンコンベア１１，無端状のベルトコンベア１２
とは、無端チェン１３を介して連結されて同期駆動でき
るようになっており、チェンコンベア１１とベルトコン
ベア１２は無端チェン１４で連結されて同期駆動できる
ようになっており、チェンコンベア１１，ベルトコンベ
ア１２とはスプロケット１５とは無端状のチェン１６を
介して連結されており同期駆動できるようになってい
る。
【０００９】図２，図３に基づき本実施例の自動整列供
給装置１につき詳細に説明する。図３は図２から両面Ｖ
ベルトとローラチェン等を取り除いたものである。図
２，３に示すように、ベルトコンベア６は、機体２に固
定された軸受７ａ〜７ｄにシャフト８ａ，８ｂがそれぞ
れ回転可能に挿通され、シャフト８ａ，８ｂにプーリ９
ａ〜９ｄが取り付けられ（図３参照）、二本の無端状の
両面Ｖベルト１０ａ，１０ｂがプーリ９ａ〜９ｄに巻回
されているものであり、馬鈴薯をならして円滑にチェン
コンベア１１に搬送しているものである。ベルトコンベ
ア６はチェンコンベア１１、ベルトコンベア１２よりも
かなり短く設計されており、全体として小型のものとな
っている。これはチェンコンベア１１とベルトコンベア
１２の整列能力が高いからである。チェンコンベア１１
は、馬鈴薯の搬送用のものであり前半部は斜設され、後
半部は水平に設けられているものであり、ベルトコンベ
ア１２は馬鈴薯の整列用のものである。チェンコンベア
１１とベルトコンベア１２は、ベルトコンベアが２個以
上に積み重なった馬鈴薯を横方向に跳ねて１個だけ残す
ものであり、これらは平行に設けられて合体して構成さ
れ、小型化を達成しており、実施例のポイントとなる整
列作業を円滑に行うものである。これらの構成について
詳細に説明すると、軸受１７ａ〜１７ｈにシャフト１８
ａ〜１８ｄがそれぞれ回転可能に挿通されているもので
あり、シャフト１８ｂ〜１８ｃにそれぞれプーリ１９ａ
〜１９ｆが取り付けられ（図３参照）、プーリ１９ａ〜
１９ｆに二本の両面Ｖベルト２０ａ，２０ｂが巻回され
てベルトコンベア１２が構成されている。また、軸受１
７ａ，１７ｃ，１７ｄにはそれぞれスプロケット２１ａ
〜２１ｃが取り付けられ、そこにローラチェン２２ａ，
２２ｂが巻回されて、その全周の表面上に取付孔２３を
有するベントアタッチメント２４が取り付けられ、ベン
トアタッチメント２４に仕切２５が所定ピッチでねじで
着脱自在に取り付けられており、これらでチェンコンベ
ア１１が構成されている（図４参照）。ねじにより、ピ
ッチの変更が容易である利点がある。仕切２５は硬質ゴ
ム製であり、山形状の帽子部と平坦なまち（取付部）と
からなっているものであり馬鈴薯の仕切り（隔壁）の役
目を果たしているものである。仕切２５同士の間隙には
収容空間２６が形成され、そこに１個の馬鈴薯を載せる
ことができるようになっている。仕切２５の大きさ、形
状等は、選別対象物の種別に適合させるため、適宜、取
り換えることができるようになっている。図４の変形例
は、仕切２５の横幅が若干大きく設定され、仕切２５の
間隔が狭くされているものである。
給装置１につき詳細に説明する。図３は図２から両面Ｖ
ベルトとローラチェン等を取り除いたものである。図
２，３に示すように、ベルトコンベア６は、機体２に固
定された軸受７ａ〜７ｄにシャフト８ａ，８ｂがそれぞ
れ回転可能に挿通され、シャフト８ａ，８ｂにプーリ９
ａ〜９ｄが取り付けられ（図３参照）、二本の無端状の
両面Ｖベルト１０ａ，１０ｂがプーリ９ａ〜９ｄに巻回
されているものであり、馬鈴薯をならして円滑にチェン
コンベア１１に搬送しているものである。ベルトコンベ
ア６はチェンコンベア１１、ベルトコンベア１２よりも
かなり短く設計されており、全体として小型のものとな
っている。これはチェンコンベア１１とベルトコンベア
１２の整列能力が高いからである。チェンコンベア１１
は、馬鈴薯の搬送用のものであり前半部は斜設され、後
半部は水平に設けられているものであり、ベルトコンベ
ア１２は馬鈴薯の整列用のものである。チェンコンベア
１１とベルトコンベア１２は、ベルトコンベアが２個以
上に積み重なった馬鈴薯を横方向に跳ねて１個だけ残す
ものであり、これらは平行に設けられて合体して構成さ
れ、小型化を達成しており、実施例のポイントとなる整
列作業を円滑に行うものである。これらの構成について
詳細に説明すると、軸受１７ａ〜１７ｈにシャフト１８
ａ〜１８ｄがそれぞれ回転可能に挿通されているもので
あり、シャフト１８ｂ〜１８ｃにそれぞれプーリ１９ａ
〜１９ｆが取り付けられ（図３参照）、プーリ１９ａ〜
１９ｆに二本の両面Ｖベルト２０ａ，２０ｂが巻回され
てベルトコンベア１２が構成されている。また、軸受１
７ａ，１７ｃ，１７ｄにはそれぞれスプロケット２１ａ
〜２１ｃが取り付けられ、そこにローラチェン２２ａ，
２２ｂが巻回されて、その全周の表面上に取付孔２３を
有するベントアタッチメント２４が取り付けられ、ベン
トアタッチメント２４に仕切２５が所定ピッチでねじで
着脱自在に取り付けられており、これらでチェンコンベ
ア１１が構成されている（図４参照）。ねじにより、ピ
ッチの変更が容易である利点がある。仕切２５は硬質ゴ
ム製であり、山形状の帽子部と平坦なまち（取付部）と
からなっているものであり馬鈴薯の仕切り（隔壁）の役
目を果たしているものである。仕切２５同士の間隙には
収容空間２６が形成され、そこに１個の馬鈴薯を載せる
ことができるようになっている。仕切２５の大きさ、形
状等は、選別対象物の種別に適合させるため、適宜、取
り換えることができるようになっている。図４の変形例
は、仕切２５の横幅が若干大きく設定され、仕切２５の
間隔が狭くされているものである。
【００１０】実施例で特徴的なことは、２個又はそれ以
上に積み重なった馬鈴薯を整列させて１個にするため
に、ローラチェン２２ａ，２２ｂの周速度よりも両面Ｖ
ベルト２０ａ，２０ｂの周速度が３０％〜４０％程度大
きく設定され、両面Ｖベルト２０ａ，２０ｂの上面をロ
ーラチェン２２ａ，２２ｂの上面よりも高く且つ仕切２
５の上面よりも低く設定されていることである。軸受１
７ａ〜１７ｄの回転速度が同じであるものの、プーリ１
９ａ〜１９ｆのプーリ径がローラチェン２２ａ，２２ｂ
のチェンホイル径よりも大きくなっているので、両面Ｖ
ベルト２０ａ，２０ｂの周速度がローラチェン２２ａ，
２２ｂの周速度より早く設定されている。なお、プーリ
１９ａ，１９ｂのプーリ径とプーリ９ａ〜９ｄとのプー
リ径とは同じであり、両面Ｖベルト１０ａ，１０ｂと両
面Ｖベルト２０ａ，２０ｂとは同じ速度で走行してい
る。上記のようにして跳ねられた馬鈴薯は、ベルトコン
ベア３０でフィードバックさせており、リフト（図示せ
ず）で供給機に戻されるようになっている。
上に積み重なった馬鈴薯を整列させて１個にするため
に、ローラチェン２２ａ，２２ｂの周速度よりも両面Ｖ
ベルト２０ａ，２０ｂの周速度が３０％〜４０％程度大
きく設定され、両面Ｖベルト２０ａ，２０ｂの上面をロ
ーラチェン２２ａ，２２ｂの上面よりも高く且つ仕切２
５の上面よりも低く設定されていることである。軸受１
７ａ〜１７ｄの回転速度が同じであるものの、プーリ１
９ａ〜１９ｆのプーリ径がローラチェン２２ａ，２２ｂ
のチェンホイル径よりも大きくなっているので、両面Ｖ
ベルト２０ａ，２０ｂの周速度がローラチェン２２ａ，
２２ｂの周速度より早く設定されている。なお、プーリ
１９ａ，１９ｂのプーリ径とプーリ９ａ〜９ｄとのプー
リ径とは同じであり、両面Ｖベルト１０ａ，１０ｂと両
面Ｖベルト２０ａ，２０ｂとは同じ速度で走行してい
る。上記のようにして跳ねられた馬鈴薯は、ベルトコン
ベア３０でフィードバックさせており、リフト（図示せ
ず）で供給機に戻されるようになっている。
【００１１】図５，図６に基づいて、本実施例の作動に
ついて説明する。供給機（図示せず）で馬鈴薯がホッパ
５に連続的に落下されて、ベルトコンベア６で整列され
ながら左方向に連続的に搬送され、馬鈴薯が落下しなが
らチェンコンベア１１に供給される。ここで、馬鈴薯に
は大きさのばらつきがあることから、仕切２５の間の収
容空間２６に同時に二個以上の馬鈴薯が乗って積み重な
ることがある。通常、下方の馬鈴薯は安定的に乗るが、
上方の他の馬鈴薯は図５のように横にはみ出した感じで
引っ掛かった状態で乗っている。このままでは重量選別
機４に送ることは出来ないので、上方の馬鈴薯を自動的
に取り除く必要がある。そのため、両面Ｖベルト２０
ａ，２０ｂの周速度がローラチェン２２ａ，２２ｂの周
速度より早くなっている。すなわち両面Ｖベルト２０
ａ，２０ｂが馬鈴薯を追い越す際に、上記上方の馬鈴薯
に接触することができ、自重によって生ずる上方の馬鈴
薯に加わる横方向の力に、上記接触により生ずる跳ね力
が加重されて、図６のように馬鈴薯を迅速に排除するこ
とが出来、馬鈴薯を前後に間隔を置いて一列に整列させ
て１個ずつ重量選別機４に自動供給することが出来る。
また、チェンコンベア１１が斜設されていることから、
大きい馬鈴薯が排除された場合、前後の馬鈴薯に当たっ
て、せっかく乗っているものまで落としてしまうことを
防ぐことが出来、干渉が避けられる。各収容空間２６に
置かれた各１個の馬鈴薯は、両面Ｖベルト２０ａ，２０
ｂと若干接触するものの、１個の場合には両面Ｖベルト
２０ａ，２０ｂにより跳ねられることはなく、安定的に
搬送される。このようにして、一列に整列された馬鈴薯
は重量選別機４において公知の重量選別が行われること
となる。
ついて説明する。供給機（図示せず）で馬鈴薯がホッパ
５に連続的に落下されて、ベルトコンベア６で整列され
ながら左方向に連続的に搬送され、馬鈴薯が落下しなが
らチェンコンベア１１に供給される。ここで、馬鈴薯に
は大きさのばらつきがあることから、仕切２５の間の収
容空間２６に同時に二個以上の馬鈴薯が乗って積み重な
ることがある。通常、下方の馬鈴薯は安定的に乗るが、
上方の他の馬鈴薯は図５のように横にはみ出した感じで
引っ掛かった状態で乗っている。このままでは重量選別
機４に送ることは出来ないので、上方の馬鈴薯を自動的
に取り除く必要がある。そのため、両面Ｖベルト２０
ａ，２０ｂの周速度がローラチェン２２ａ，２２ｂの周
速度より早くなっている。すなわち両面Ｖベルト２０
ａ，２０ｂが馬鈴薯を追い越す際に、上記上方の馬鈴薯
に接触することができ、自重によって生ずる上方の馬鈴
薯に加わる横方向の力に、上記接触により生ずる跳ね力
が加重されて、図６のように馬鈴薯を迅速に排除するこ
とが出来、馬鈴薯を前後に間隔を置いて一列に整列させ
て１個ずつ重量選別機４に自動供給することが出来る。
また、チェンコンベア１１が斜設されていることから、
大きい馬鈴薯が排除された場合、前後の馬鈴薯に当たっ
て、せっかく乗っているものまで落としてしまうことを
防ぐことが出来、干渉が避けられる。各収容空間２６に
置かれた各１個の馬鈴薯は、両面Ｖベルト２０ａ，２０
ｂと若干接触するものの、１個の場合には両面Ｖベルト
２０ａ，２０ｂにより跳ねられることはなく、安定的に
搬送される。このようにして、一列に整列された馬鈴薯
は重量選別機４において公知の重量選別が行われること
となる。
【００１２】以上、本実施例の好適な実施例を説明した
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの変更を施
し得ることができることは当然である。仕切２５のピッ
チ、収容空間２６の大きさは、実施例では馬鈴薯用のも
のにしているものであるが、他の果実・そさい類等の大
きさに適合させるため、その間隔を調整できることは当
然である。またベントアタッチメント２４はローラチェ
ン２２ａ，２２ｂの全周に設ける必要はなく、仕切２５
の下側においては、設置を省略しても良い。ローラチェ
ン２２ａ，２２ｂの周速度よりも両面Ｖベルト２０ａ，
２０ｂの周速度がベルトコンベア３０％〜４０％程度大
きく設定されているが、速度比はこれに限定されるもの
ではなく、状況に応じて適宜設定できる。チェンコンベ
ア１１に代えて、ベルトコンベアを採用することも出来
る。
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの変更を施
し得ることができることは当然である。仕切２５のピッ
チ、収容空間２６の大きさは、実施例では馬鈴薯用のも
のにしているものであるが、他の果実・そさい類等の大
きさに適合させるため、その間隔を調整できることは当
然である。またベントアタッチメント２４はローラチェ
ン２２ａ，２２ｂの全周に設ける必要はなく、仕切２５
の下側においては、設置を省略しても良い。ローラチェ
ン２２ａ，２２ｂの周速度よりも両面Ｖベルト２０ａ，
２０ｂの周速度がベルトコンベア３０％〜４０％程度大
きく設定されているが、速度比はこれに限定されるもの
ではなく、状況に応じて適宜設定できる。チェンコンベ
ア１１に代えて、ベルトコンベアを採用することも出来
る。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、無端チェンコンベ
アを斜設し、該無端チェンコンベア表面に仕切を所定間
隔で設け、前記無端チェンコンベアと連動する無端ベル
トコンベアを平行に設け、前記無端チェンコンベアの周
速度よりも前記無端ベルトコンベアの周速度を大きく設
定し、その無端ベルトコンベアの無端ベルトの上面を無
端チェンコンベアのチェンの上面よりも高く且つ前記仕
切上面よりも低く設定しているので、仕切の間に同時に
二個又はそれ以上の馬鈴薯が乗る場合、無端ベルトコン
ベアが馬鈴薯を追い越す際に、上記上方の馬鈴薯に接触
することができ、自重によって生ずる上方の馬鈴薯に加
わる横方向の力に、上記接触により生ずる跳ね力が加重
されて、馬鈴薯を迅速に排除することが出来、馬鈴薯を
前後に間隔を置いて一列に整列させて１個づつ重量選別
機等に自動供給することが出来る。また、無端チェンコ
ンベアと無端ベルトコンベアとが斜設されていることか
ら、大きい馬鈴薯等が排除された場合、後続の馬鈴薯に
当たって、せっかく乗っているものまで落としてしまう
ことを防ぐことが出来、干渉が避けられる。
アを斜設し、該無端チェンコンベア表面に仕切を所定間
隔で設け、前記無端チェンコンベアと連動する無端ベル
トコンベアを平行に設け、前記無端チェンコンベアの周
速度よりも前記無端ベルトコンベアの周速度を大きく設
定し、その無端ベルトコンベアの無端ベルトの上面を無
端チェンコンベアのチェンの上面よりも高く且つ前記仕
切上面よりも低く設定しているので、仕切の間に同時に
二個又はそれ以上の馬鈴薯が乗る場合、無端ベルトコン
ベアが馬鈴薯を追い越す際に、上記上方の馬鈴薯に接触
することができ、自重によって生ずる上方の馬鈴薯に加
わる横方向の力に、上記接触により生ずる跳ね力が加重
されて、馬鈴薯を迅速に排除することが出来、馬鈴薯を
前後に間隔を置いて一列に整列させて１個づつ重量選別
機等に自動供給することが出来る。また、無端チェンコ
ンベアと無端ベルトコンベアとが斜設されていることか
ら、大きい馬鈴薯等が排除された場合、後続の馬鈴薯に
当たって、せっかく乗っているものまで落としてしまう
ことを防ぐことが出来、干渉が避けられる。
【図１】本実施例が重量選別機と連結した状態の全体平
面図、同正面図である。
面図、同正面図である。
【図２】（ａ）は本実施例の平面図、（ｂ）は同正面図
である。
である。
【図３】（ａ）は本実施例からチェンとベルトを取り外
した状態の平面図、（ｂ）は同正面図である。
した状態の平面図、（ｂ）は同正面図である。
【図４】本実施例の変形例の部分拡大斜視図である。
【図５】本実施例の動作を示す平面図である。
【図６】本実施例の動作を示す平面図である。
１ 自動整列供給装置 ２ 機体 ４ 重量選別機 ５ ホッパ ６ ベルトコンベア ７ａ〜７ｄ，１７ａ〜１７ｈ 軸受 ８ａ〜８ｂ，１８ａ〜１８ｄ シャフト ９ａ〜９ｄ，１９ａ〜１９ｆ プーリ １０ａ，１０ｂ，２０ａ，２０ｂ 両面Ｖベルト ２１ａ〜２１ｃ スプロケット ２２ａ，２２ｂ ローラチェン １１ チェンコンベア １２ ベルトコンベア ２３ 取付孔 ２４ ベントアタッチメント ２５ 仕切
Claims (2)
- 【請求項１】 無端チェンコンベアを斜設し、該無端チ
ェンコンベア表面に仕切を所定間隔で設け、前記無端チ
ェンコンベアと連動する無端ベルトコンベアを平行に設
け、前記無端チェンコンベアの周速度よりも前記無端ベ
ルトコンベアの周速度を大きく設定し、その無端ベルト
コンベアの無端ベルトの上面を無端チェンコンベアのチ
ェンの上面よりも高く且つ前記仕切上面よりも低く設定
していることを特徴とする選別対象物自動整列供給装
置。 - 【請求項２】 選別対象物を投入するためのホッパを設
け、その下方から無端搬送用ベルトコンベアを延在さ
せ、該無端搬送用ベルトコンベアの下流端下側から前記
無端チェンコンベア及びそれと連動する前記無端ベルト
コンベアを搬送方向に沿って上昇するように斜設し、該
無端チェンコンベアのチェンに取付孔を有するベントア
タッチメントを取り付け、該ベントアタッチメントに山
形隔壁状の前記仕切を所定間隔に着脱自在に取り付けて
いることを特徴とする請求項１の選別対象物自動整列供
給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16462695A JP2620763B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 選別対象物自動整列供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16462695A JP2620763B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 選別対象物自動整列供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324766A JPH08324766A (ja) | 1996-12-10 |
| JP2620763B2 true JP2620763B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15796782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16462695A Expired - Lifetime JP2620763B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 選別対象物自動整列供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2620763B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108082845A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-29 | 青岛英特盛智能科技有限公司 | 一种自动空袋输送机 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP16462695A patent/JP2620763B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08324766A (ja) | 1996-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3519129A (en) | Conveyer and sorting structure in agricultural machines | |
| JP2620763B2 (ja) | 選別対象物自動整列供給装置 | |
| US3292768A (en) | Apricot feeder | |
| JPS63306122A (ja) | 果実の整列移送装置 | |
| JPH1029721A (ja) | 果菜物供給装置 | |
| KR101635460B1 (ko) | 과실 선별기 | |
| KR200345755Y1 (ko) | 과일 공급장치 | |
| JP3881077B2 (ja) | 選別対象物自動供給機 | |
| JPH0815934B2 (ja) | 青果物の整列供給装置 | |
| JPH0125670Y2 (ja) | ||
| JP2533123B2 (ja) | 球塊状青果物の整列供給装置 | |
| CN215401510U (zh) | 一种高效的合流输送装置 | |
| JPS6012629Y2 (ja) | 果物等の選別コンベヤ用被選別物供給装置 | |
| JPH048097Y2 (ja) | ||
| KR102367804B1 (ko) | 과일 공급 장치 | |
| JPS6129513Y2 (ja) | ||
| JPS6012627Y2 (ja) | 果物等の選別装置 | |
| JPH0638012Y2 (ja) | 果菜等の搬送装置 | |
| KR20050051473A (ko) | 과일 공급장치 | |
| JPS6012626Y2 (ja) | 果物等の選別装置 | |
| JPH0211371Y2 (ja) | ||
| JPH0141697Y2 (ja) | ||
| JP2000053240A (ja) | 容器合流装置 | |
| JPH08217229A (ja) | 塊状青果物の高速整列供給装置 | |
| JPS63242388A (ja) | 果実等の整列移送装置 |