JPH0728501U - 血圧測定用圧迫帯および自動血圧測定装置 - Google Patents

血圧測定用圧迫帯および自動血圧測定装置

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JPH0728501U JP5097993U JP5097993U JPH0728501U JP H0728501 U JPH0728501 U JP H0728501U JP 5097993 U JP5097993 U JP 5097993U JP 5097993 U JP5097993 U JP 5097993U JP H0728501 U JPH0728501 U JP H0728501U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血圧の測定に際して長期的に生体の一部に巻
回されても、皮膚の蒸れを抑制できる血圧測定用圧迫帯
を提供する。 【構成】 圧迫帯10の袋部14の内周側シート部材5
2が、空気を漏出させない樹脂膜64により裏打ちされ
た繊維質の布状部材66から構成されているので、圧迫
帯10が生体に巻回されることにより皮膚が袋部14に
接触させられても、繊維質の布状部材66を構成する繊
維の間の解放空間を通過して空気が流通するので、皮膚
が乾燥させられてその蒸れが軽減される。また、血圧測
定期間が終了すると、袋部14内が負圧とされて皮膚と
圧迫帯10との間が離隔されるので、皮膚の接触面積が
可及的に小さくされて空気の流通が促進され、皮膚の蒸
れが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、血圧測定に際して生体の一部を圧迫するために円筒状に巻回される 圧迫帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
血圧測定に際して生体の一部を圧迫するために円筒状に巻回される圧迫帯が知 られている。このような圧迫帯は、2つ折りに構成されたナイロン樹脂布製の帯 内にゴム製の膨張袋が収容されることにより構成されるか、或いは2つ折りに構 成されたビニール樹脂シート製の帯内の一部が高周波溶着によって気密な袋部が 設けられることにより構成される。
【0003】 ところで、病棟において患者を監視するに際しては、血圧測定装置に接続され た血圧測定用圧迫帯を患者に巻回したままに維持し、所定の周期で連続的に血圧 測定を行う場合がある。このような場合には、血圧測定用圧迫帯が巻き掛けられ ることによりそれに連続的に接触している皮膚に蒸れが発生することから、皮膚 がふやけたり悪臭が発生したりして患者に不快感を与える不都合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
これに対し、実開昭62−170002号公報に記載されているように、圧迫 帯の内周側に空気を放出させる多数の穴を備えた可撓性袋を設けることが提案さ れている。しかしながら、そのような圧迫帯では、生体に巻回された状態におい て特に生体の下側に位置する穴が生体によって塞がれて、その部分の皮膚が可撓 性袋に接触して蒸れやすくなり、充分な蒸れ防止効果が得られなかった。また、 圧迫帯からの生体に対する均一な圧迫がその圧迫帯の内周側にさらに設けられた 可撓性袋によって阻害されるため、血圧測定精度が影響される欠点があった。
【0005】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするとこ ろは、血圧の測定に際して長期的に生体の一部に巻回されても皮膚の蒸れを抑制 でき、しかも血圧測定精度が損なわれることのない血圧測定用圧迫帯或いは自動 血圧測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】 上記目的を達成するための第1の考案の要旨とするところは、内周側シート部 材および外周側シート部材から構成された膨張可能な袋部を備え、血圧測定に際 して生体の一部を圧迫するために円筒状に巻回される圧迫帯において、前記内周 側シート部材を、前記生体の皮膚に接触する繊維質の布状部材と、該布状部材の 裏面に固着されて空気の漏出を防止する樹脂膜とから構成したことにある。
【0007】
【作用および第1考案の効果】 このようにすれば、膨張可能な袋部の内周側シート部材が、生体の皮膚に接触 する繊維質の布状部材と、その布状部材の裏面に固着されて空気の漏出を防止す る樹脂膜とから構成されているので、生体の皮膚のうち上記内周側シート部材と 接触している部分は、布状部材内の繊維の間の開放空間を通過する空気によって 乾燥させられてその蒸れが軽減される。また、生体を圧迫する圧迫帯の内周側に は空気を放出させる穴を備えた可撓性袋が設けられないので、圧迫帯による均一 な圧迫が確保され、血圧測定精度が阻害されることがない。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】 上記目的を達成するための第2の考案の要旨とするところは、内周側シート部 材および外周側シート部材から構成された膨張可能な袋部を備え、血圧測定に際 して生体の一部を圧迫するために円筒状に巻回される圧迫帯において、前記内周 側シート部材の表面に、吸水性樹脂シートおよびその吸水性樹脂シートを保持す る多孔性シートを積層したことにある。
【0009】
【作用および第2考案の効果】 このようにすれば、膨張可能な袋部の内周側シート部材の表面に、吸水性樹脂 シートおよびその吸水性樹脂シートを保持する多孔性シートが積層されているの で、生体の皮膚のうち上記内周側シート部材と接触している部分から出た水分は 、前記多孔性シートを通り且つ前記吸水性樹脂シートによって吸水されるので、 その蒸れが軽減される。また、生体を圧迫する圧迫帯の内周側には空気を放出さ せる穴を備えた可撓性袋が設けられないので、圧迫帯による均一な圧迫が確保さ れ、血圧測定精度が阻害されることがない。
【0010】
【課題を解決するための第3の手段】 上記目的を達成するための第3の考案の要旨とするところは、膨張可能な袋部 を備え、血圧測定に際して生体の一部に円筒状に巻回される圧迫帯と、その圧迫 帯による生体の一部に対する圧迫圧を徐々に変化させる圧迫圧制御手段と、圧迫 圧が徐々に変化させられる過程で得られる心拍同期波に基づいて血圧値を決定す る血圧値決定手段を備えた自動血圧測定装置であって、(a) 大気圧よりも低い負 圧を発生する負圧発生手段と、(b) 前記血圧値決定手段により血圧値が決定され た後には、負圧発生手段と前記圧迫帯の袋部とを連通させてその圧迫帯の袋部を 強制的に収縮させる袋部収縮手段とを含むことにある。
【0011】
【作用および第3考案の効果】 このようにすれば、血圧値決定手段により血圧値が決定された後には、袋部収 縮手段により、負圧発生手段と圧迫帯の袋部とが連通させられて圧迫帯の袋部が 強制的に収縮させられる。したがって、生体の一部に巻回されている圧迫帯とそ の生体の皮膚との間に間隙が大きく形成されてその圧迫帯と皮膚との接触面積が 可及的に小さくされることから、それら圧迫帯と皮膚との間の空気の流通が促進 されるので、皮膚の蒸れが好適に軽減される。また、生体を圧迫する圧迫帯の内 周側には空気を放出させる穴を備えた可撓性袋が設けられないので、圧迫帯によ る均一な圧迫が確保され、血圧測定精度が阻害されることがない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】 図1は、本考案の一実施例の圧迫帯10を備えた血圧測定装置12の構成を示 している。図において、圧迫帯10の袋部14には、圧力センサ16および排気 制御弁18が接続されているとともに、切換弁20を介して空気ポンプ22が接 続されている。上記圧力センサ16は、袋部14内の圧力を検出し、その圧力を 表す圧力信号SPを出力する。上記排気制御弁18は、圧迫圧制御手段として機 能するものであって、その流通断面積を制御することにより袋部14内の空気を 徐速排気或いは急速排気させるものである。上記切換弁20は、袋部収縮手段と して機能するために圧迫側位置と吸引側位置とに切り換えられる電磁式切換弁で あって、その圧迫側位置では圧迫帯10の袋部14を空気ポンプ22の吐出口に 連通させ且つ空気ポンプ22の吸入口を大気に連通させるが、吸引側位置では圧 迫帯10の袋部14を空気ポンプ22の吸入口に連通させ且つ空気ポンプ22の 吐出口を大気に連通させる。空気ポンプ22の吸入口には負圧が発生させられる ので、その空気ポンプ22は負圧発生手段としても機能している。
【0014】 ローパスフィルタ24は、圧力センサ16から出力される圧力信号SPのうち 、圧迫帯10の圧迫圧を表すカフ圧信号SKを弁別して出力し、A/D変換器2 6を介してCPU30へ供給する。また、バンドパスフィルタ28は、圧力セン サ16から出力される圧力信号SPのうち、心拍に同期して発生する圧力振動で ある脈波信号SMを弁別して出力し、A/D変換器26を介してCPU30へ供 給する。
【0015】 上記CPU30は、ROM32、RAM34、インターフェース36などと共 にマイクロコンピュータ、すなわち血圧値決定手段として機能する演算制御回路 37を構成するものであって、RAM34の記憶機能を利用しつつ予めROM3 2に記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し、表示器38に血圧値を表 示させるとともに、前記排気制御弁18、切換弁20、および空気ポンプ22を 制御する。上記CPU30には、起動押釦スイッチ40からの起動信号MS、停 止押釦スイッチ42からの停止信号MT、起動信号発生器44からの起動信号C Sが供給されるようになっており、起動押釦スイッチ40および起動信号発生器 44は、マニアル/オート切換スイッチ46によって択一的に有効化されるよう になっている。起動信号発生器44は、たとえばよく知られたフリップフロップ 回路などを備えており、図示しない設定器によって予め設定された周期にしたが って起動信号CSを繰り返し発生するように構成されている。
【0016】 図2は、圧迫帯10を平面に展開した状態における外周面を示す図、図3は、 圧迫帯10を平面に展開した状態における内周面を示す図、図4は、図3のIV− IV視断面図である。それら図2乃至図4に示すように、本実施例の圧迫帯10は 、合成樹脂シートたとえば軟質塩化ビニルシート、ナイロンシートなどの可撓性 を備えた帯状の外周側シート部材50に、同様の形状の内周側シート部材52が 図2および図3における破線の外側の領域において接着剤或いは高周波溶着など の手法によって接合されることにより構成されている。これにより、圧迫帯10 の長手方向の略半分には、接続筒54を備えた膨張可能な気密な袋部56が形成 されている。なお、外周側シート部材50に縫糸により固定されたファスナ58 および内周側シート部材52に縫糸により固定されたファスナ60は、圧迫帯1 0をたとえば上腕に円筒状に巻回した状態で装着するために相互に着脱可能に接 着されるものであり、一方には合成樹脂製の多数のフックが配列され、他方には そのフックに掛け止められる多数のループ状繊維が配列されている。
【0017】 上記袋部56の内側の壁を構成する内周側シート部材52は、図5に詳しく示 すように、空気を漏出させないように樹脂膜64が裏打ちされた繊維質の布状部 材66から構成されている。上記樹脂膜64は、たとえば50乃至100μm程 度の厚みを備えており、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフ ィンなどの合成樹脂から構成されている。また、上記布状部材66は、たとえば 、20乃至50g目付程度のナイロン系不織布或いはポリオレフィン系不織布か ら構成されている。
【0018】 上述のように、本実施例の圧迫帯10の袋部14の内周側シート部材52が、 空気の漏出を防止する樹脂膜64により裏打ちされて生体の皮膚に接触する繊維 質の布状部材66から構成されているので、圧迫帯10が生体に巻回されること により袋部14の内周側シート部材52と生体の皮膚とが接触しても、繊維質の 布状部材66の繊維の間の開放空間を通過して空気が流通できるので、皮膚が乾 燥させられてその蒸れが軽減される。
【0019】 また、本実施例の圧迫帯10の内周面には、空気を放出させる穴を備えた可撓 性袋が設けられないので、圧迫帯10による均一な圧迫が確保され、血圧測定精 度が阻害されることがない。
【0020】 図6は、第2考案の圧迫帯70を示す断面図である。本実施例の圧迫帯70は 、内周側シート部材72の表面に、吸水性樹脂シート74およびその吸水性樹脂 シート74を保持する多孔性シート76が積層されており、前記の実施例と同様 に、外周側シート部材50、内周側シート部材72および多孔性シート76が接 着剤或いは高周波溶着などの手法によって接合されることによって構成されてい る。内周側シート部材72は、空気を漏出させないように、たとえば、塩化ビニ ール、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィンなどの軟質の 合成樹脂シートから構成されている。吸水性樹脂シート74は、たとえば、アニ オン性のセルロース誘導体、デンプン−ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリ ドン、マレイン酸、アクリル酸ポリマーなどの親水性高分子の架橋物から成る吸 水性樹脂が不織布に固着されることによって構成されており、皮膚から出た水分 を吸水する。この吸水性樹脂はその体積の数百倍の水分を吸収でき、最終的には ゲル化する。また、多孔性シート76は、多数のスリットが形成されたきわめて 薄い樹脂シートから構成されており、前記内周側シート部材72との間に吸水性 樹脂シート74を挟んだ状態で保持するとともに、その多数のスリットによって 皮膚から出た水分を吸水性樹脂シート74へ通す。
【0021】 上述のように、圧迫帯70の内周側シート部材72の表面に、吸水性樹脂シー ト74およびその吸水性樹脂シート74を保持する多孔性シート76が積層され ているので、生体の皮膚のうち上記内周側シート部材72と接触している部分か ら出た水分は、前記多孔性シート76を通り且つ前記吸水性樹脂シート74によ って吸水されるので、その蒸れが軽減される。
【0022】 また、本実施例の圧迫帯70の内周面には、前記の実施例と同様に、空気を放 出させる穴を備えた可撓性袋が設けられないので、圧迫帯70による均一な圧迫 が確保され、血圧測定精度が阻害されることがない。
【0023】 図7は、前記演算制御回路37の作動を説明するフローチャートである。図の ステップSS1では、起動信号MS或いはCSが入力されたか否かが判断される 。このステップSS1の判断が肯定された場合には、ステップSS2において排 気制御弁18が閉じられるとともに、切換弁20が圧迫側位置に切り換えられ且 つ空気ポンプ22が起動されて、圧迫帯10による圧迫圧の上昇が開始される。 続くステップSS3では、その圧迫帯10による圧迫圧Pが予め設定された目標 圧PM 以上となったか否かが判断される。このステップSS3の判断が否定され た場合には上記ステップSS2以下が再び実行されるが、肯定された場合にはス テップSS4において空気ポンプ22の作動が停止されるとともに、ステップS S5において排気制御弁18による徐速排気が開始され、圧迫帯10による圧迫 圧が所定の速度、たとえば2乃至3mmHg/秒程度の目標速度で降圧させられるよ うに排気制御弁18からの排気量が制御される。
【0024】 次いで、ステップSS6では、1つの脈波が入力されたか否かが判断される。 このステップSS6の判断が否定された場合にはステップSS4以下が繰り返し 実行されるが、肯定された場合にはステップSS7の血圧値決定ルーチンが実行 される。この血圧値決定ルーチンでは、たとえば、入力された脈波の振幅が増加 する過程ではその脈波振幅が急激に大きくなったときの圧迫圧が最高血圧値とし て決定され、その脈波振幅が最大となったときの圧迫圧が平均血圧値として決定 され、脈波の振幅が減少する過程ではその脈波振幅が急激に小さくなったときの 圧迫圧が最低血圧値として決定される。続くステップSS8では、血圧測定が完 了したか否か、すなわち最高血圧値、平均血圧値、最低血圧値の決定が完了した か否かが判断される。
【0025】 そのステップSS8の判断が否定された場合には前記ステップSS4以下が繰 り返し実行されるが、肯定された場合にはステップSS9において排気制御弁1 8により所定の期間に急速排気が行われた後、ステップSS10において測定さ れた血圧値が表示器38に表示された後、ステップSS11において切換弁20 が吸引側位置に切り換えられ且つ空気ポンプ22が所定期間作動されるので、袋 部14内の空気の強制排気が行われて袋部14内が負圧とされる。続くステップ SS12では停止信号MTが入力されたか否かが判断される。このステップSS 12の判断が否定された場合には前記ステップSS1以下が再び実行されるが、 肯定された場合には、ステップSS13において空気ポンプ22の作動が停止さ れ且つ排気制御弁18が開状態とされる。
【0026】 本実施例の血圧測定装置12は、起動押釦スイッチ40の操作による手動起動 或いは起動信号発生器44からの出力による連続測定用の周期的起動による血圧 測定期間の後のうちの非測定期間において圧迫帯10の袋部14内を負圧とする ステップSS11が実行されると、空気ポンプ22の吸入口と袋部14とが切換 弁20によって連通させられることから、その非測定期間では袋部14の厚みが 収縮されて生体に巻回された圧迫帯10と皮膚との接触面積が可及的に小さくさ れるので、この点においても空気の流通が促進されて皮膚の蒸れが抑制される。
【0027】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 においても適用される。
【0028】 たとえば、前述の実施例の圧迫帯10においては、外周側シート部材50の内 周側全体に内周側シート部材52が設けられていたが、たとえば袋部14に対応 する位置のみに局部的に設けられていてもよい。
【0029】 また、袋部14の内周側全体が内周側シート部材52により構成されていたが 、内周側の一部だけに設けられていても一応の効果が得られる。
【0030】 また、前述の実施例の布状部材66は、合成繊維製の不織布により構成されて いたが、合成繊維製の織布であってもよいし、綿、ウールなどの天然繊維製の不 織布或いは織布であってもよい。
【0031】 また、前述の実施例の多孔性シート76は、必要に応じて複数枚積層されても よいし、内周側シート部材72および多孔性シート76と吸水性樹脂シート74 との間には、必要に応じて他の多孔性シートが介挿されてもよい。
【0032】 また、図6の実施例の内周側シート部材72に替えて、図4の実施例の内周側 シート部材52を圧迫帯70に適用させてもよい。
【0033】 また、前記空気ポンプ22がたとえば特開昭63─145636号公報に記載 されているようなロータリ式容積型ポンプである場合には、ステップSS11に おいて回転方向を逆に駆動することによって袋部14内を負圧としてもよい。こ のような場合には、切換弁20が不要となる利点があり、上記ステップSS11 が袋部収縮手段に対応する。
【0034】 その他、一々列挙はしないが、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種 々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例の圧迫帯を備えた血圧測定装置の
構成を説明するブロック線図である。
【図2】図1の圧迫帯を平面に展開した状態における外
周面を示す図である。
【図3】図1の圧迫帯を平面に展開した状態における内
周面を示す図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図4の内周側シート部材の断面を拡大して示す
図である。
【図6】第2考案の圧迫帯を示す図4に相当する図であ
る。
【図7】図1の演算制御回路の作動を説明するフローチ
ャートである。
【符合の説明】
10:圧迫帯 14:袋部 18:排気制御弁(圧迫圧制御手段) 20:切換弁(袋部収縮手段) 22:空気ポンプ(負圧発生手段) 37:演算制御回路(血圧値決定手段) 50:外周側シート部材 52:内周側シート部材 64:樹脂膜 66:布状部材 70:圧迫帯 72:内周側シート部材 74:吸水性樹脂シート 76:多孔性シート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側シート部材および外周側シート部
    材から構成された膨張可能な袋部を備え、血圧測定に際
    して生体の一部を圧迫するために円筒状に巻回される圧
    迫帯において、 前記内周側シート部材を、前記生体の皮膚に接触する繊
    維質の布状部材と、該布状部材の裏面に固着されて空気
    の漏出を防止する樹脂膜とから構成したことを特徴とす
    る血圧測定用圧迫帯。
  2. 【請求項2】 内周側シート部材および外周側シート部
    材から構成された膨張可能な袋部を備え、血圧測定に際
    して生体の一部を圧迫するために円筒状に巻回される圧
    迫帯において、 前記内周側シート部材の表面に、吸水性樹脂シートおよ
    び該吸水性樹脂シートを保持する多孔性シートを積層し
    たことを特徴とする血圧測定用圧迫帯。
  3. 【請求項3】 膨張可能な袋部を備え、血圧測定に際し
    て生体の一部に円筒状に巻回される圧迫帯と、該圧迫帯
    による該生体の一部に対する圧迫圧を徐々に変化させる
    圧迫圧制御手段と、該圧迫圧が徐々に変化させられる過
    程で得られる心拍同期波に基づいて血圧値を決定する血
    圧値決定手段を備えた自動血圧測定装置であって、 大気圧よりも低い負圧を発生する負圧発生手段と、 前記血圧値決定手段により血圧値が決定された後には、
    該負圧発生手段と前記圧迫帯の袋部とを連通させて該圧
    迫帯の袋部を強制的に収縮させる袋部収縮手段とを、含
    むことを特徴とする自動血圧測定装置。
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