JPH0728490B2 - 電線の架線方法 - Google Patents
電線の架線方法Info
- Publication number
- JPH0728490B2 JPH0728490B2 JP25440685A JP25440685A JPH0728490B2 JP H0728490 B2 JPH0728490 B2 JP H0728490B2 JP 25440685 A JP25440685 A JP 25440685A JP 25440685 A JP25440685 A JP 25440685A JP H0728490 B2 JPH0728490 B2 JP H0728490B2
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- electric wire
- wire
- gold
- electric
- gold wheel
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- Processing Of Terminals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電線の架線方法に関する。
[従来の技術] 鉄塔間に電線を架線する作業は、以下のようになされて
いる。まず、鉄塔上に金車を取付け、これにメッセンジ
ャワイヤを掛ける。ワイヤの一端には架線しようとする
電線の引出口を接続し、ワイヤの他端をウインチ等で巻
取ることによって電線を金車上に導き載せる。その後、
延線された電線の一端を支持物に引止め、他端を引張っ
て、所定の弛みとなるように電線を緊線させる。こうし
て、架線作業が終了する。
いる。まず、鉄塔上に金車を取付け、これにメッセンジ
ャワイヤを掛ける。ワイヤの一端には架線しようとする
電線の引出口を接続し、ワイヤの他端をウインチ等で巻
取ることによって電線を金車上に導き載せる。その後、
延線された電線の一端を支持物に引止め、他端を引張っ
て、所定の弛みとなるように電線を緊線させる。こうし
て、架線作業が終了する。
[発明が解決しようとする問題点] 電線を延線する際、電線は金車上を通過する。そのた
め、金車上で電線に回転やしごきが加わる。特に、送電
線路の水平角度が大きく、延線張力が高い場合には、金
車によって電線が金車上で回転し電線にスパイラル状の
曲がり癖やうねり癖が生じることがある。電線にこのよ
うな曲がり癖などが生じると、たとえば電線に張力が加
わったような状態のとき、電線にいわゆる笑い現象や素
線浮き現象が生じやすくなり、架線工事不良となりやす
い。さらに、ジャンパ部では電線の成形が難しくなり、
多くの作業時間を必要とするようになる。
め、金車上で電線に回転やしごきが加わる。特に、送電
線路の水平角度が大きく、延線張力が高い場合には、金
車によって電線が金車上で回転し電線にスパイラル状の
曲がり癖やうねり癖が生じることがある。電線にこのよ
うな曲がり癖などが生じると、たとえば電線に張力が加
わったような状態のとき、電線にいわゆる笑い現象や素
線浮き現象が生じやすくなり、架線工事不良となりやす
い。さらに、ジャンパ部では電線の成形が難しくなり、
多くの作業時間を必要とするようになる。
それゆえに、この発明の目的は、上述したような曲がり
癖やうねり癖を生じさせないような電線の架線方法を提
供することである。
癖やうねり癖を生じさせないような電線の架線方法を提
供することである。
[問題点を解決するための手段および作用] この発明は、鉄塔上に金車を取付け、この金車上を通過
するように電線を延線することによって鉄塔間に電線を
架線する方法を前提とする。
するように電線を延線することによって鉄塔間に電線を
架線する方法を前提とする。
1つの局面では、特定の鉄塔に取付けられる金車の直径
を他の鉄塔に取付けられる金車の直径よりも大きくし、
電線をこの大きな直径の金車上に通過させることによっ
て電線の曲がり癖およびうねり癖を矯正することを特徴
とする。
を他の鉄塔に取付けられる金車の直径よりも大きくし、
電線をこの大きな直径の金車上に通過させることによっ
て電線の曲がり癖およびうねり癖を矯正することを特徴
とする。
他の局面においては、特定の鉄塔に、第1、第2および
第3の金車が延線方向に沿って順に配置されている。電
線を第1、第2および第3の金車上で向きを変えて蛇行
させることによって電線の曲がり癖およびうねり癖を矯
正することを特徴とする。
第3の金車が延線方向に沿って順に配置されている。電
線を第1、第2および第3の金車上で向きを変えて蛇行
させることによって電線の曲がり癖およびうねり癖を矯
正することを特徴とする。
[実施例] 本願発明者は、鉄塔間に電線を架線する際、延線区間中
の任意の場所に、通常使用さている金車よりも大きな径
の金車を設置したり、あるいは3個以上の金車からなる
組合わせ金車を設置すれば、電線の曲がり癖やうねり癖
を矯正することができることを見い出した。
の任意の場所に、通常使用さている金車よりも大きな径
の金車を設置したり、あるいは3個以上の金車からなる
組合わせ金車を設置すれば、電線の曲がり癖やうねり癖
を矯正することができることを見い出した。
電線の延線時に曲がり癖やうねり癖を強制的に除くため
の具体的な方法として、たとえば以下のことが考えられ
る。第1図は、電線が鉄塔間に架線されている状態を示
す図解図である。図において、1は電線ドラムであり、
2〜7はそれぞれ鉄塔上に取付けられた金車である。ま
た、8は巻取用のエンジン、9は電線、10は延線用ワイ
ヤである。金車2、3、4、6および7の径は、それぞ
れ450mmφであるが、送電線路の水平角度が10゜以下の
鉄塔に取付けられた金車5の径は1000mmφである。通
常、送電線路の水平角度が小さいところに設けられる金
車の径は300〜600mmφであるので、金車5はかなり大き
な径を有していることになる。このように、送電線路の
水平角度が10゜以下の鉄塔に、他の鉄塔よりも大きな径
の金車5を採用することによって、電線9は金車5上を
ほぼ水平状態で真っ直ぐに通過する。そのため、電線に
スパイラル状の曲がり癖やうねり癖が生じていたとして
も、この金車5上を通過するときその癖が矯正される。
こうして、金車5のような大きな径の金車をジャンパの
ある鉄塔の近傍や、あるいは所々に採用すれば、電線の
笑い現象や素線浮き現象などを防止でき、長距離延線工
事も可能となる。
の具体的な方法として、たとえば以下のことが考えられ
る。第1図は、電線が鉄塔間に架線されている状態を示
す図解図である。図において、1は電線ドラムであり、
2〜7はそれぞれ鉄塔上に取付けられた金車である。ま
た、8は巻取用のエンジン、9は電線、10は延線用ワイ
ヤである。金車2、3、4、6および7の径は、それぞ
れ450mmφであるが、送電線路の水平角度が10゜以下の
鉄塔に取付けられた金車5の径は1000mmφである。通
常、送電線路の水平角度が小さいところに設けられる金
車の径は300〜600mmφであるので、金車5はかなり大き
な径を有していることになる。このように、送電線路の
水平角度が10゜以下の鉄塔に、他の鉄塔よりも大きな径
の金車5を採用することによって、電線9は金車5上を
ほぼ水平状態で真っ直ぐに通過する。そのため、電線に
スパイラル状の曲がり癖やうねり癖が生じていたとして
も、この金車5上を通過するときその癖が矯正される。
こうして、金車5のような大きな径の金車をジャンパの
ある鉄塔の近傍や、あるいは所々に採用すれば、電線の
笑い現象や素線浮き現象などを防止でき、長距離延線工
事も可能となる。
延線区間中の任意の鉄塔上に、複数個の金車を配置する
ことによって、電線の曲がり癖やうねり癖を強制的に伸
直加工することも可能である。第2図は、そのような方
法を示す図解図である。すなわち、第2図は、任意の鉄
塔上に配置された複数個の金車を示す図解図である。図
において、11〜15は、金車であり、それらは、電線16に
強制的に曲げを加えて伸直加工性を有するように配置さ
れている。したがって、電線16が金車11〜15の間を上下
に曲げられて通過し、その結果スパイラル状の曲がり癖
やうねり癖が矯正される。なお、図示した実施例では、
5個の金車を用いたが、その数に限られるものではな
く、3個以上の金車を組合わせれば同様の効果が得られ
る。
ことによって、電線の曲がり癖やうねり癖を強制的に伸
直加工することも可能である。第2図は、そのような方
法を示す図解図である。すなわち、第2図は、任意の鉄
塔上に配置された複数個の金車を示す図解図である。図
において、11〜15は、金車であり、それらは、電線16に
強制的に曲げを加えて伸直加工性を有するように配置さ
れている。したがって、電線16が金車11〜15の間を上下
に曲げられて通過し、その結果スパイラル状の曲がり癖
やうねり癖が矯正される。なお、図示した実施例では、
5個の金車を用いたが、その数に限られるものではな
く、3個以上の金車を組合わせれば同様の効果が得られ
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、延線区間中の任意の
場所に、曲がり癖矯正金車装置をを配置するので、電線
の曲がり癖やうねり癖は矯正される。その結果、電線の
笑い現象や素線浮き現象などを防止することができ、長
距離延線工事も可能となる。また、架線した電線の品質
向上が期待される。
場所に、曲がり癖矯正金車装置をを配置するので、電線
の曲がり癖やうねり癖は矯正される。その結果、電線の
笑い現象や素線浮き現象などを防止することができ、長
距離延線工事も可能となる。また、架線した電線の品質
向上が期待される。
さらに、ジャンパ部での電線の成形が容易となり、工事
費を低減することが可能となる。また、電線異常が発生
しにくくなったので、高張力延線も容易に行なうことが
できるようになる。
費を低減することが可能となる。また、電線異常が発生
しにくくなったので、高張力延線も容易に行なうことが
できるようになる。
第1図は、電線が鉄塔間に架線されている状態を示す図
解図である。第2図は、任意の鉄塔上に配置される複数
個の金車を示す図解図である。
解図である。第2図は、任意の鉄塔上に配置される複数
個の金車を示す図解図である。
Claims (3)
- 【請求項1】鉄塔上に金車を取付け、この金車上を通過
するように電線を延線することによって鉄塔間に電線を
架線する方法において、 特定の鉄塔に取付けられる金車の直径を他の鉄塔に取付
けられる金車の直径よりも大きくし、電線をこの大きな
直径の金車上に通過させることによって電線の曲がり癖
およびうねり癖を矯正することを特徴とする、電線の架
線方法。 - 【請求項2】前記曲がり癖およびうねり癖を矯正するた
めの大きな直径の金車は、延線区間中において水平角度
が10゜以下の鉄塔に設けられる、特許請求の範囲第1項
に記載の電線の架線方法。 - 【請求項3】鉄塔上に金車を取付け、この金車上を通過
するように電線を延線することによって鉄塔間に電線を
架線する方法において、 特定の鉄塔には、第1、第2および第3の金車が延線方
向に沿って順に配置されており、電線を第1、第2およ
び第3の金車上で向きを変えて蛇行させることによって
電線の曲がり癖およびうねり癖を矯正することを特徴と
する、電線の架線方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25440685A JPH0728490B2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 電線の架線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25440685A JPH0728490B2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 電線の架線方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62114411A JPS62114411A (ja) | 1987-05-26 |
JPH0728490B2 true JPH0728490B2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=17264532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25440685A Expired - Lifetime JPH0728490B2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 | 電線の架線方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728490B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014107224A (ja) | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Fujitsu Component Ltd | 電磁継電器及び電磁継電器の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP25440685A patent/JPH0728490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62114411A (ja) | 1987-05-26 |
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