JPH07283870A - 交換装置 - Google Patents

交換装置

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JPH07283870A
JPH07283870A JP6934094A JP6934094A JPH07283870A JP H07283870 A JPH07283870 A JP H07283870A JP 6934094 A JP6934094 A JP 6934094A JP 6934094 A JP6934094 A JP 6934094A JP H07283870 A JPH07283870 A JP H07283870A
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JP6934094A
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Yoshihiro Kataoka
好広 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信ポートの状態が通信に適さない場合で
も、外部装置との間で安定した通信を確保する。 【構成】 サービス設定テーブルに、各外部装置TM1
〜TM3上で実行される複数のアプリケーションサービ
スと複数の通信ポートとの対応関係を記憶し、かつ同一
のサービスには選択優先順位を付して記憶するととも
に、一つの通信ポートに複数のサービスが設定されてい
る場合にはこれらのサービスに実行優先順位を付して記
憶している。そして、各通信ポートの通信状態および使
用状況を端末監視制御部24で監視し、その監視結果と
上記サービス設定テーブルに記憶された情報とに基づい
て回線選択制御部25により最適な通信ポートを選択
し、この最適ポートを用いて所望のサービスに対する実
行要求メッセージを送出するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子構内交換機
に係わり、特にコンピュータ等の外部装置が通信回線を
介して接続される交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホテルやオフィス、事業所等で
は、電子構内交換機にコンピュータ等の外部装置を通信
回線を介して接続し、この外部装置において通話料金管
理処理等のアプリケーションサービスを実行させるよう
にしたシステムが使用されている。この種の従来のシス
テムは、例えば外部装置が備えるアプリケーションサー
ビス機能ごとに通信回線を予め1対1に対応付けてお
き、外部装置に所望のアプリケーションサービスを実行
させる際に、電子構内交換機において上記所望のアプリ
ケーションサービスの実行を要求する要求メッセージを
生成して、この要求メッセージを上記所望のアプリケー
ションサービスに対応付けられた通信回線へ送出するよ
うに構成されている。ここで、外部装置のアプリケーシ
ョンサービスごとに通信回線を予め1対1に対応付けた
理由は、複数の外部装置が存在し、これらの外部装置が
同一のアプリケーションサービス機能を有している場合
に、要求メッセージが複数の外部装置へそれぞれ送られ
てこれらの外部装置で重複して処理が行なわれないよう
にするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のシステムでは、上記したように外部装置のアプリ
ケーションサービスごとに通信回線が予め1対1に対応
付けられている。このため、例えば通信回線に通信障害
などが発生して通信不能になった場合に、たとえ同一の
アプリケーションサービス機能を備えた外部装置が他の
通信回線に接続されていても、これを即時使用すること
ができず、使用するには保守端末等を操作して上記アプ
リケーションサービスと通信回線との対応関係を設定変
更しなければならなかった。
【0004】また、予め決められた通信回線のトラヒッ
クが高い場合でもこの通信回線を使用せざるを得ないた
め、交換機と外部装置との間のメッセージ伝送に遅延が
生じ易く、この結果リアルタイム性が要求されるシステ
ムでは支障を来すという問題があった。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その第1の目的は、通信回線の状態が通信に適さな
い場合でも、外部装置との間で安定した通信を確保し、
これにより外部装置のサービス機能を随時確実に実行さ
せることができる交換装置を提供することである。
【0006】また本発明の第2の目的は、一つの通信回
線に対応付けられたサービス機能が複数ある場合にその
重要度を考慮して最適な通信回線を選択することができ
る交換装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、各々所定のサービス機能を有する複数
の外部装置が複数の通信回線を介して接続される通信イ
ンタフェースを備えた交換装置において、上記複数の外
部装置が有するサービス機能の種別および同一の種別ご
とに定められた選択優先順位を表わす情報を上記複数の
通信回線にそれぞれ対応付けて予め記憶した記憶手段を
設け、かつ上記通信回線の状態を監視するための通信状
態監視手段と、通信回線選択手段とを設けている。そし
て、所望のサービス機能の実行を要求する要求情報を外
部装置へ送出する際に、上記通信回線選択手段により、
上記記憶手段に記憶されたサービス機能の種別および選
択優先順位と通信回線との対応関係を表わす情報と、上
記通信状態監視手段により得られた通信回線の状態監視
結果とに基づいて、上記要求情報の送出先として最適な
通信回線を選択するようにしたものである。
【0008】また本発明は、通信状態監視手段におい
て、通信回線の状態として、通信障害の発生状況と通信
トラヒックとの少なくとも一方を監視することを特徴と
している。
【0009】一方、第2の発明は、複数の外部装置が有
するサービス機能の種別および同一の種別ごとに定めら
れた選択優先順位を表わす情報を複数の通信回線にそれ
ぞれ対応付けて記憶するとともに、これらの通信回線に
対応付けられた各サービス機能に実行優先順位を表わす
情報を付して記憶した記憶手段を設け、所望のサービス
機能の実行を要求する要求情報を外部装置へ送出する際
に、通信回線選択手段により、上記記憶手段に記憶され
たサービス機能の種別および選択優先順位と通信回線と
の対応関係を表わす情報と、各通信回線に対応付けられ
た各サービス機能に付された実行優先順位を表わす情報
と、通信状態監視手段により得られた通信回線の状態監
視結果とに基づいて、上記要求情報の送出先として最適
な通信回線を選択するようにしたものである。
【0010】
【作用】この結果第1の発明によれば、外部装置へ所望
のサービス機能の実行を要求する情報を送出する際に、
通信回線の障害の発生状況やトラヒック等の通信回線の
状態が判定され、この判定結果と、記憶手段に記憶され
たサービス機能の種別および選択優先順位と通信回線と
の対応関係を表わす情報とに基づいて、使用対象となる
複数の通信回線の中から、例えば通信障害がなくかつト
ラヒックも低い最適な通信回線が選択されることにな
る。このため、例えば所望のサービス機能に対応付けら
れた複数の通信回線のうち、選択優先順位が最上位の通
信回線が障害やトラヒックの増加により使用できなかっ
たとしても、選択優先順位が低い他の通信回線を選択し
て要求情報を外部装置へ伝送することが可能となり、こ
れにより交換装置と外部装置との間の通信を安定に確保
して、外部装置のサービス機能を随時確実に実行させる
ことができる。
【0011】一方、第2の発明によれば、要求情報を送
出する通信回線を選択する際に、同一のサービス機能に
付された選択優先順位に加え、同一の通信回線に対応付
けられた複数のサービス機能の実行優先順位を考慮し
て、最適な通信回線が選択される。このため、例えば次
のような選択動作が可能となる。
【0012】すなわち、いま所望のサービス機能の実行
要求を送出しようとして、このサービス機能が対応付け
られた複数の通信回線のうち選択優先順位が第1位の通
信回線のトラヒックが、使用不可能なほどではないがあ
る程度増加した状態だったとする。この場合、この通信
回線をそのまま選択してもよいが、そのまま選択すると
この通信回線を使用して他のより重要なサービス機能の
実行要求が送れなくなることが考えられる。そこで、上
記通信回線を選択する際に、この通信回線に対応付けら
れた複数のサービス機能の中で、上記所望のサービス機
能の実行優先順位がどの位置にあるかを判定し、実行優
先順位が低い場合には当該通信回線がまだ通信可能な状
態であってもこれを選択せずに、選択優先順位が第2位
の通信回線を選択する。このようにすると、サービス機
能の重要度を考慮した上で通信回線の選択を行なうこと
ができ、これにより重要度の高いサービス機能に対し優
先的に通信回線を使用させることが可能となる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる電子構内
交換システムの概略構成を示すもので、EXは電子構内
交換機を示している。この電子構内交換機EXは、交換
機本体10と、交換機制御部20とから構成される。
【0014】交換機本体10には、交換回路や内線イン
タフェース回路、局線インタフェース回路などの交換動
作に必要な一般的な回路(図示せず)の他に、外部装置
との間でデータ伝送等の通信を行なうために使用される
入出力制御部(I/O制御部)30が設けられている。
このI/O制御部30には複数の通信ポートIOP#1
〜IOP#nが設けられており、これらの通信ポートI
OP#1〜IOP#nにはそれぞれ通信回線CL1〜C
Lnを介して外部装置TM1〜TMmが接続される。な
お、図1ではその一例として、通信ポートIOP#2に
外部装置TM1が接続され、また通信ポートIOP#
3,IOP#4には外部装置TM3が、さらに通信ポー
トIOP#5には外部装置TM2が接続されている状態
を示している。
【0015】交換機制御部20は、例えばマイクロコン
ピュータを備えたもので、その制御機能として、交換制
御機能に加えて外部通信制御機能を有している。図2は
この外部通信制御機能に係わる部分の構成を示したもの
である。
【0016】同図において、主制御部21は交換機本体
10に接続された各種端末装置からの呼に関する要求信
号の処理や、外部装置TM1〜TM3へ送信すべき要求
信号の作成処理等を行なうもので、この主制御部21に
は通信インタフェース制御部22および端末属性記憶部
23がバス接続される。通信インタフェース制御部22
では、通信プロトコル等に従って外部装置TMとの間の
通信制御が行なわれる。端末属性記憶部23には、外部
装置TMを含む各種端末装置の属性や、外部装置TM1
〜TM3上で提供されるアプリケーションサービスの種
別等が記憶される。
【0017】また交換機制御部20は、端末監視制御部
24と回線選択制御部25とを有している。このうち先
ず端末監視制御部24は、外部装置TM1〜TM3が接
続された各通信ポートIOP#2〜IOP#5ごとにそ
の使用状況を監視するとともに、通信エラーや回線利用
率(通信トラヒック)の測定を行ない、その測定情報を
通信ポートの状態を表わす情報として端末属性記憶部2
3のサービス設定テーブルに記憶する。
【0018】図3はこのサービス設定テーブルの構成の
一例を示すものである。同図において、通信ポート番号
IOP#2〜IOP#5には、これらの通信ポートに対
し接続された外部装置TM1〜TM3のアプリケーショ
ンサービスの種別と、通信ポートの使用状況(ポートス
テート)と、回線使用率と、通信エラー発生率と、回線
選択クラスA〜Dとがそれぞれ対応付けられて記憶され
る。なお、上記各通信ポートごとのアプリケーションサ
ービス種別の記憶形態は、実行優先順(1) >(2) >(3)
>(4) …に設定されている。また、上記アプリケーショ
ンサービスの種別のうち同一のアプリケーションサービ
スには、その選択優先順位を表わす情報(P) ,(S) が付
されて記憶される。なお、PはPrimary 、SはSecondar
y の意味である。
【0019】回線選択制御部25は、外部装置TM1〜
TM3にアプリケーションサービスの実行要求を送出す
る際に、自己が管理している回線選択制御データテーブ
ルの情報と、端末監視制御部24で管理されているサー
ビス設定テーブルの情報とを基に、どの通信ポートが最
適かを判定する。
【0020】図4は上記回線選択制御データテーブルの
構成の一例を示すもので、このテーブルには回線選択ク
ラスA〜D別に通信ポートの選択制御の内容が記憶され
ている。なお、回線選択クラスA〜Dとは通信ポートの
状態の判断基準となる情報であり、通信ポートの回線使
用率および通信エラーにより決定される。
【0021】次に、以上のように構成された交換機の動
作を交換機制御部20の制御手順にしたがって説明す
る。図5および図6はその制御手順および制御内容を示
すフローチャートである。
【0022】なお、ここでは、各通信ポートIOP#2
〜IOP#5には図1に示すように外部装置TM1〜T
M3が接続され、さらにサービス設定テーブルには図3
に示すようにアプリケーションサービスの種別APL1
〜APL5が記憶されているものとする。
【0023】いま図示しない保守端末装置あるいは内線
端末装置から所望のアプリケーションサービスの実行要
求信号が交換機制御部20に転送されたとする。そうす
ると主制御部21は、この実行要求信号を図5に示すご
とくステップ5aで受信して、この実行要求信号中から
出力先の外部装置種別をステップ5bにより抽出し、ス
テップ5cでこの抽出した上記出力先の外部装置が存在
するか否かを判定する。そして、出力先の外部装置の存
在が確認されると、続いてステップ5dにて上記実行要
求信号中からアプリケーションサービス種別を抽出し、
サービス設定テーブルの記憶内容を基に、このアプリケ
ーションサービス種別が複数の通信ポートに対応付けて
設定されているか否かをステップ5eで判定する。この
判定の結果、指定されたアプリケーションサービス種別
が一つの通信ポートにのみ設定されていた場合には、交
換機制御部20はステップ5mに移行してここで上記通
信ポートを使用ポートとして決定する。
【0024】これに対し、指定されたアプリケーション
サービス種別が、例えばAPL1のように複数の通信ポ
ートIOP#2,IOP#3に設定されていたとする。
そうすると交換機制御部20は、ステップ5fに移行し
て、ここでサービス設定テーブルから先ず選択優先順位
第1位(P) のサービス種別が設定された通信ポートIO
P#2と、この通信ポートIOP#2に対応付けて設定
された複数のアプリケーションサービス種別APL1,
APL2,APL3の実行優先順位の情報を読み出す。
そして、この通信ポートIOP#2の現在の状態を表わ
す情報、つまり回線選択クラスをステップ5gにおいて
サービス設定テーブルから読み出し、さらにこの回線選
択クラスに対応する選択制御内容を回線選択制御データ
テーブルから読み出す。そして、この選択制御の内容か
ら上記通信ポートIOP#2は最適なポートであるか否
かをステップ5hで判定する。
【0025】例えば、いま上記通信ポートIOP#2の
状態が図3に示したように“クラスC”であったとする
と、選択制御の内容は図4に示すように「サービス種別
の実行優先順位が最下位の場合には選択優先順位第2位
(S) の通信ポートを選択」である。これに対し上記通信
ポートIOP#2に設定された各アプリケーションサー
ビス種別APL1,APL2,APL3の中で、いま実
行させようとしているアプリケーションサービス種別A
PL1は実行優先順位第1位である。このため、交換機
制御部20は上記通信ポートIOP#2をそのまま最適
な通信ポートとして決定する。
【0026】これに対し、通信ポートの状態が“クラス
A“だったとすると、選択制御の内容は図4に示すよう
に「実行優先順位に関係なく選択優先順位第2位(S) の
通信ポートを選択…」である。このため、交換機制御部
20はステップ5nに移行して、ここで選択優先順位第
2位(S) の通信ポートと、この通信ポートに対応付けて
設定された複数のアプリケーションサービス種別の実行
優先順位の情報を読み出し、今度はこの選択優先順位第
2位(S) の通信ポートについて、ステップ5gおよびス
テップ5hによりこの通信ポートが最適な通信ポートで
あるか否かを判定する。
【0027】一方、いま通信ポートIOP#2の状態が
上記したように“クラスC”であり、さらにいま実行さ
せようとしているアプリケーションサービス種別の実行
優先順位が図3のAPL3のように最下位だったとす
る。そうすると交換機制御部20は、図4の回線選択制
御データテーブルに示される選択制御の内容に従って、
上記通信ポートIOP#2を選択せずに、ステップ5n
で上記アプリケーションサービス種別APL3について
選択優先順位が第2位(S) の通信ポートIOP#4を選
択する。そして、この通信ポートIOP#4について、
ステップ5gおよびステップ5hによりこの通信ポート
が最適な通信ポートであるか否かを判定し、最適であれ
ばこの通信ポートIOP#4を使用ポートとして決定す
る。
【0028】なお、選択優先順位第2位(S) の通信ポー
トも、例えば回線選択クラスがAとなって選択できない
場合には、エラー処理を実行してエラーメッセージを返
送する。なお、この場合すぐにエラー処理を実行せず
に、選択優先順位第2位(S) の通信ポートから再び選択
優先順位第1位(P) に戻り、その使用状態の可否を判定
するようにしてもよく、また選択優先順位第2位(S) か
ら選択優先順位第1位(P) に戻る際に、一定時間が保留
した後に戻るようにしてもよい。このようにすると、使
用不適と判定された通信ポートの状態が時間経過により
改善されて使用可能になる確率が高くなる。
【0029】以上のようにして最適な通信ポートが決定
されると、交換機制御部20は図6に示すごとくステッ
プ5iに移行する。このステップ5iでは、通信ポート
IOP#2の状態がチェックされ、その結果通信可能で
あることがステップ5jで確認されると、交換機制御部
20はステップ5kで通信対象となる外部装置TM1に
適応した通信プロトコルを選択し、この通信プロトコル
にしたがって通信ポートIOP#2から外部装置TM1
へ実行要求メッセージを送出する。そして、最後にステ
ップ5oで、外部装置からの応答メッセージの返送を監
視することにより、実行要求メッセージの送信が完了し
たか否かを判定する。そして、送信が完了したと判定さ
れた場合には、以後外部装置との間でデータ伝送を行な
うための制御を実行し、これに対し実行要求メッセージ
の送出後一定時間内に応答メッセージが返送されない場
合には、ステップ5hに戻って実行要求メッセージの再
送処理を実行する。
【0030】以上のように本実施例では、サービス設定
テーブルに、各外部装置TM1〜TM3上で実行される
複数のアプリケーションサービスと複数の通信ポートI
OP#2〜IOP#5との対応関係を記憶し、かつ同一
のアプリケーションサービスには選択優先順位(P) ,
(S) を付して記憶するとともに、一つの通信ポートに複
数のアプリケーションサービスが設定されている場合に
はこれらのアプリケーションサービスに実行優先順位を
付して記憶している。そして、各通信ポートIOP#2
〜IOP#5の通信状態および使用状況を監視し、その
監視結果と上記サービス設定テーブルに記憶された情報
とに基づいて最適な通信ポートを選択し、この最適ポー
トを用いて所望のアプリケーションサービスに対する実
行要求メッセージを送出するようにしている。
【0031】したがって本実施例によれば、外部装置へ
所望のアプリケーションサービスの実行を要求するメッ
セージを送出する際に、使用対象となる複数の通信ポー
トの中から、通信エラー発生率が低くかつ通信トラヒッ
クも低い最適な通信ポートが選択されることになる。こ
のため、例えば使用対象の通信ポートの一部が通信障害
やトラヒックの増大により使用できなかったとしても、
他の通信ポートを選択して実行要求メッセージを外部装
置へ伝送することが可能となり、これにより交換装置と
外部装置との間の通信を安定に確保して、外部装置のサ
ービス機能を随時確実に実行させることができる。
【0032】また、同一のアプリケーションサービスに
は選択優先順位(P) ,(S) が付されているため、同一の
アプリケーションサービスに対しそれぞれ実行要求メッ
セージが送出される不具合も生じない。
【0033】さらに本実施例であれば、実行要求メッセ
ージを送出する通信ポートを選択する際に、一つの通信
ポートに対応付けられている複数のアプリケーションサ
ービスに実行優先順位を付し、この実行優先順位を上記
した選択優先順位(P) ,(S)とともに考慮して最適な通
信ポートを選択するようにしている。このため、次のよ
うな効果が奏せられる。
【0034】すなわち、いま仮に所望のアプリケーショ
ンサービスの実行要求メッセージを送出しようとして、
このサービスが設定された複数の通信ポートのうち選択
優先順位第1位(P) の通信ポートのトラヒックが、使用
不可能なほどではないが増加している状態だったとす
る。この場合、この通信ポートをそのまま選択してもよ
いが、そのまま選択するとこの通信ポートを使用して他
のもっと重要なアプリケーションサービスに対する実行
要求メッセージを送れなくなることが考えられる。
【0035】ところが本実施例のように、上記通信ポー
トを選択する際に、この通信ポートに対応付けられた複
数のアプリケーションサービスの中で、上記所望のアプ
リケーションサービスの実行優先順位がどの位置にある
かを判定し、実行優先順位が低い場合には当該通信ポー
トがまだ通信可能な状態であっても、これを選択せずに
選択優先順位第2位(S) の通信ポートを選択することに
よって、アプリケーションサービスの重要度を考慮した
上で通信ポートの選択を行なうことができ、これにより
重要度の高いアプリケーションサービスに対し優先的に
通信ポートを使用させることができる。また、このよう
に制御することにより、各通信ポートの通信トラヒック
を平均化することができる。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では選択優先順位とし
て第1位(P) および第2位(S) を設定するようにした
が、それに加えて第3位以下の優先順位を設定してもよ
い。
【0037】また、前記実施例では、サービス設定テー
ブルにおいて、各通信ポートに対応付けて各外部装置の
アプリケーションサービス種別を記憶するようにした
が、各外部装置のアプリケーションサービス種別に対応
付けて各通信ポートを記憶するように構成してもよい。
【0038】その他、交換機制御部の構成や制御手順お
よび制御内容、外部装置の種類や接続台数、アプリケー
ションサービスの種類や通信ポートの数等についても、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、複
数の外部装置が有するサービス機能の種別および同一の
種別ごとに定められた選択優先順位を表わす情報を複数
の通信回線にそれぞれ対応付けて予め記憶した記憶手段
を設け、かつ上記通信回線の状態を監視するための通信
状態監視手段と、通信回線選択手段とを設けている。そ
して、所望のサービス機能の実行を要求する要求情報を
外部装置へ送出する際に、上記通信回線選択手段によ
り、上記記憶手段に記憶されたサービス機能の種別およ
び選択優先順位と通信回線との対応関係を表わす情報
と、上記通信状態監視手段により得られた通信回線の状
態監視結果とに基づいて、上記要求情報の送出先として
最適な通信回線を選択するようにしている。
【0040】したがって本発明によれば、通信回線の状
態が通信に適さない場合でも、外部装置との間で安定し
た通信を確保し、これにより外部装置のサービス機能を
随時確実に実行させることができる交換装置を提供する
ことができる。
【0041】一方第2の発明では、複数の外部装置が有
するサービス機能の種別および同一の種別ごとに定めら
れた選択優先順位を表わす情報を複数の通信回線にそれ
ぞれ対応付けて記憶するとともに、これらの通信回線に
対応付けられた各サービス機能に実行優先順位を表わす
情報を付して記憶した記憶手段を設け、所望のサービス
機能の実行を要求する要求情報を外部装置へ送出する際
に、通信回線選択手段により、上記記憶手段に記憶され
たサービス機能の種別および選択優先順位と通信回線と
の対応関係を表わす情報と、各通信回線に対応付けられ
た各サービス機能に付された実行優先順位を表わす情報
と、通信状態監視手段により得られた通信回線の状態監
視結果とに基づいて、上記要求情報の送出先として最適
な通信回線を選択するようにしている。
【0042】したがって本発明によれば、一つの通信回
線に対応付けられたサービス機能が複数ある場合にその
重要度を考慮して最適な通信回線を選択することができ
る交換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる電子構内交換システ
ムの概略構成図。
【図2】図1に示したシステムにおける交換機制御部の
構成を示す機能ブロック図。
【図3】サービス設定テーブルの構成の一例を示す図。
【図4】回線選択制御データテーブルの構成の一例を示
す図。
【図5】図2に示した交換機制御部の制御手順および制
御内容の前半部分を示すフローチャート。
【図6】図2に示した交換機制御部の制御手順および制
御内容の後半部分を示すフローチャート。
【符号の説明】
EX…電子構内交換機 TM1〜TM3…外部装置 10…交換機本体 20…交換機制御部 21…主制御部 22…通信インタフェース制御部 23…端末属性記憶部 24…端末監視制御部 25…回線選択制御部 30…I/O制御部 IOP#2〜IOP#5…通信ポート APL1〜APL5…アプリケーションサービス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々所定のサービス機能を有する複数の
    外部装置が複数の通信回線を介して接続される通信イン
    タフェースを備えた交換装置において、 前記複数の外部装置が有するサービス機能の種別および
    同一の種別ごとに定められた選択優先順位を表わす情報
    を前記複数の通信回線にそれぞれ対応付けて記憶した記
    憶手段と、 前記通信回線の状態を監視するための通信状態監視手段
    と、 所望のサービス機能の実行を要求する要求情報を外部装
    置へ送出する際に、前記記憶手段に記憶されたサービス
    機能の種別および選択優先順位を表わす情報と、前記通
    信状態監視手段により得られた通信回線の状態監視結果
    とに基づいて、前記要求情報の送出先として最適な通信
    回線を選択するための通信回線選択手段とを具備したこ
    とを特徴とする交換装置。
  2. 【請求項2】 通信状態監視手段は、通信回線の状態と
    して通信障害の発生状況と通信トラヒックとの少なくと
    も一方を監視することを特徴とする請求項1に記載の交
    換装置。
  3. 【請求項3】 各々所定のサービス機能を有する複数の
    外部装置が複数の通信回線を介して接続される通信イン
    タフェースを備えた交換装置において、 前記複数の外部装置が有するサービス機能の種別および
    同一の種別ごとに定められた選択優先順位を表わす情報
    を前記複数の通信回線にそれぞれ対応付けて記憶すると
    ともに、これらの通信回線に対応付けられた各サービス
    機能に実行優先順位を表わす情報を付して記憶した記憶
    手段と、 前記通信回線の状態を監視するための通信状態監視手段
    と、 所望のサービス機能の実行を要求する要求情報を外部装
    置へ送出する際に、前記記憶手段に記憶されたサービス
    機能の種別、選択優先順位および実行優先順位を表わす
    情報と、前記通信状態監視手段により得られた通信回線
    の状態監視結果とに基づいて、前記要求情報の送出先と
    して最適な通信回線を選択するための通信回線選択手段
    とを具備したことを特徴とする交換装置。
JP6934094A 1994-04-07 1994-04-07 交換装置 Pending JPH07283870A (ja)

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JP6934094A JPH07283870A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 交換装置

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