JP2001244979A - Ｉｐネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体 - Google Patents
Ｉｐネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体Info
- Publication number
- JP2001244979A JP2001244979A JP2000052448A JP2000052448A JP2001244979A JP 2001244979 A JP2001244979 A JP 2001244979A JP 2000052448 A JP2000052448 A JP 2000052448A JP 2000052448 A JP2000052448 A JP 2000052448A JP 2001244979 A JP2001244979 A JP 2001244979A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quality
- quality class
- priority control
- network
- traffic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネットワーク内の負荷があがりすぎた場合で
も、ルータ・設備を増強しネットワークの規模を大きく
することなく、各ルータが適正に優先制御を実現できる
ようにする。 【解決手段】 ネットワーク管理装置（１）を用いてル
ータ（Ｒ１〜Ｒ４）に設定された品質クラスと優先制御
に関する設定（６３）を取得し、定期的に各ルータにお
いて各品質クラスのトラヒックがどのような品質で転送
されているかを監視し、監視結果に基づきルータが保持
する品質クラスと優先制御に関する設定を変更する。
も、ルータ・設備を増強しネットワークの規模を大きく
することなく、各ルータが適正に優先制御を実現できる
ようにする。 【解決手段】 ネットワーク管理装置（１）を用いてル
ータ（Ｒ１〜Ｒ４）に設定された品質クラスと優先制御
に関する設定（６３）を取得し、定期的に各ルータにお
いて各品質クラスのトラヒックがどのような品質で転送
されているかを監視し、監視結果に基づきルータが保持
する品質クラスと優先制御に関する設定を変更する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばルータで
ある中継器がパケット中の品質クラスに基づいてトラヒ
ックを分類し、品質クラス毎に優先制御を行なうＩＰネ
ットワークの品質制御方法に関する。
ある中継器がパケット中の品質クラスに基づいてトラヒ
ックを分類し、品質クラス毎に優先制御を行なうＩＰネ
ットワークの品質制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ルータがパケット中の品質クラスに基づ
いてトラヒックの優先制御をする技術としてDiffServが
ある。図６にDiffServの方法に従って動作するルータの
動作概要を示す。ルータ６１はトラヒック（ＩＰパケッ
ト６２）を受け取ると、まずクラス分け機能を有するク
ラス分け手段６３に転送し、該ＩＰパケット中の品質ク
ラスの値６４を参照する。この例では品質クラスは
「２」であるものとする。クラス分け手段６３はルータ
６１に事前に設定された優先制御テーブル６４を有して
おり、ルータ６１は、受信したトラヒックに付与された
品質クラスに対応する「実現すべき品質」をこの優先制
御テーブル６４から検索する。図６に示される例では品
質クラス「２」を有するＩＰパケットを受け取ったの
で、それに対応する実現すべき品質は“低遅延"とな
る。
いてトラヒックの優先制御をする技術としてDiffServが
ある。図６にDiffServの方法に従って動作するルータの
動作概要を示す。ルータ６１はトラヒック（ＩＰパケッ
ト６２）を受け取ると、まずクラス分け機能を有するク
ラス分け手段６３に転送し、該ＩＰパケット中の品質ク
ラスの値６４を参照する。この例では品質クラスは
「２」であるものとする。クラス分け手段６３はルータ
６１に事前に設定された優先制御テーブル６４を有して
おり、ルータ６１は、受信したトラヒックに付与された
品質クラスに対応する「実現すべき品質」をこの優先制
御テーブル６４から検索する。図６に示される例では品
質クラス「２」を有するＩＰパケットを受け取ったの
で、それに対応する実現すべき品質は“低遅延"とな
る。
【０００３】クラス分け手段６３は、該テーブル６４か
ら検索された「実現すべき品質」情報に応じて、ルータ
６１内部に設けられた複数のリソース(キュー等)のう
ち、該「実現すべき品質」に対応するリソースに該ＩＰ
パケットを振り分ける。図６の例では“低遅延"を実現
するために、遅延が１ｍｓであるキューＱ２に該ＩＰパ
ケットを割り当て、キューＱ２により該ＩＰパケットは
遅延が1ｍｓ以下で送出される。
ら検索された「実現すべき品質」情報に応じて、ルータ
６１内部に設けられた複数のリソース(キュー等)のう
ち、該「実現すべき品質」に対応するリソースに該ＩＰ
パケットを振り分ける。図６の例では“低遅延"を実現
するために、遅延が１ｍｓであるキューＱ２に該ＩＰパ
ケットを割り当て、キューＱ２により該ＩＰパケットは
遅延が1ｍｓ以下で送出される。
【０００４】上述のように、パケットに付与された「品
質クラス」に応じたリソースの割り当てを行うことによ
って、ネットワーク内の全てのルータが適正に優先制御
を実行することが可能となり、その結果ネットワーク内
のエンドエンドの品質保証が図られる。
質クラス」に応じたリソースの割り当てを行うことによ
って、ネットワーク内の全てのルータが適正に優先制御
を実行することが可能となり、その結果ネットワーク内
のエンドエンドの品質保証が図られる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような優先制御を実行するネットワークにおいて、多量
のトラヒックがネットワークに流入すると、ネットワー
ク内の負荷が上がりすぎ、適正に優先制御を実現できな
いルータが発生してしまう。この問題に対処するには、
各ルータが適正に優先制御を行なえるようにルータ・設
備を増強しネットワークの規模を大きくしなければなら
なかった。かかるルータ・設備の増強およびネットワー
クの規模拡大は、迅速な対処とはいえず、またコストの
増大につながるという不都合があった。
ような優先制御を実行するネットワークにおいて、多量
のトラヒックがネットワークに流入すると、ネットワー
ク内の負荷が上がりすぎ、適正に優先制御を実現できな
いルータが発生してしまう。この問題に対処するには、
各ルータが適正に優先制御を行なえるようにルータ・設
備を増強しネットワークの規模を大きくしなければなら
なかった。かかるルータ・設備の増強およびネットワー
クの規模拡大は、迅速な対処とはいえず、またコストの
増大につながるという不都合があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の構成を採用するものである。
に、本発明は以下の構成を採用するものである。
【０００７】すなわち、本発明のある態様によれば、ネ
ットワーク管理装置を用いてルータに設定された品質ク
ラスと優先制御に関する設定を取得し、定期的に各ルー
タにおいて各品質クラスのトラヒックがどのような品質
で転送されているかを監視し、監視結果に基づきルータ
が保持する品質クラスと優先制御に関する設定を変更す
る、ことを特徴とするＩＰネットワークの品質制御方法
が提供される。
ットワーク管理装置を用いてルータに設定された品質ク
ラスと優先制御に関する設定を取得し、定期的に各ルー
タにおいて各品質クラスのトラヒックがどのような品質
で転送されているかを監視し、監視結果に基づきルータ
が保持する品質クラスと優先制御に関する設定を変更す
る、ことを特徴とするＩＰネットワークの品質制御方法
が提供される。
【０００８】また、本発明の別の態様によれば、たとえ
ばコンピュータからなるネットワーク管理装置をＩＰネ
ットワークに設け、該ネットワーク管理装置は、各中継
器に設定された品質クラスと優先制御に関する設定情報
を取得する手段と、各中継器について、各品質クラスに
対応するトラヒックの品質の良否、およびリソースの利
用状況に関する情報を取得する手段と、該取得する工程
により得られた情報に基づき、ルータが保持する品質ク
ラスと優先制御に関する設定を変更する手段と、を具備
するネットワーク管理装置が提供される。なお、これら
手段はネットワーク管理装置に搭載された、たとえばＣ
ＰＵである演算装置、およびたとえばメモリである記憶
装置によって構成されても良い。
ばコンピュータからなるネットワーク管理装置をＩＰネ
ットワークに設け、該ネットワーク管理装置は、各中継
器に設定された品質クラスと優先制御に関する設定情報
を取得する手段と、各中継器について、各品質クラスに
対応するトラヒックの品質の良否、およびリソースの利
用状況に関する情報を取得する手段と、該取得する工程
により得られた情報に基づき、ルータが保持する品質ク
ラスと優先制御に関する設定を変更する手段と、を具備
するネットワーク管理装置が提供される。なお、これら
手段はネットワーク管理装置に搭載された、たとえばＣ
ＰＵである演算装置、およびたとえばメモリである記憶
装置によって構成されても良い。
【０００９】
【作用】ルータに設定された品質クラスと優先制御に関
する設定情報を取得し、定期的に各ルータにおいて各品
質クラスのトラヒックがどのような品質で転送されてい
るか、および各ルータのリソース状況を監視し、監視結
果に応じてネットワーク内の各ルータの品質クラスと優
先制御の対応関係を変更することで、各ルータがその時
点で実現しうる最適の条件でパケットを送出することが
可能となる。そのため、各ルータにおいて目指す品質が
実現できる可能性が向上し、その結果としてエンドエン
ドで品質が保証できる可能性が向上する。
する設定情報を取得し、定期的に各ルータにおいて各品
質クラスのトラヒックがどのような品質で転送されてい
るか、および各ルータのリソース状況を監視し、監視結
果に応じてネットワーク内の各ルータの品質クラスと優
先制御の対応関係を変更することで、各ルータがその時
点で実現しうる最適の条件でパケットを送出することが
可能となる。そのため、各ルータにおいて目指す品質が
実現できる可能性が向上し、その結果としてエンドエン
ドで品質が保証できる可能性が向上する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【００１１】図１は、本発明にかかるＩＰネットワーク
の品質制御方法の一実施例を示す。
の品質制御方法の一実施例を示す。
【００１２】この実施例においては、図２のネットワー
クを対象としている。このネットワークは、説明の単純
化のために、４つルータ（Ｒ１，Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４）の
みで構成されるものとする。各ルータは、DiffServの方
法に従って動作するものとし、また図６に示したルータ
６３と同様の構成を有するものとする。すなわち、これ
ら４つのルータのそれぞれは、クラス分け手段を有して
おり、該クラス分け手段は、書き換え可能な優先制御テ
ーブルを有している。あるいは、該クラス分け手段と別
個に書き換え可能な優先制御テーブルが設けられる構成
を採用していても良い。また、４つのルータのそれぞれ
は、該優先制御テーブルに含まれる「実現すべき品質」
に対応づけされた複数のリソース（キュー等）を有して
いる。
クを対象としている。このネットワークは、説明の単純
化のために、４つルータ（Ｒ１，Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４）の
みで構成されるものとする。各ルータは、DiffServの方
法に従って動作するものとし、また図６に示したルータ
６３と同様の構成を有するものとする。すなわち、これ
ら４つのルータのそれぞれは、クラス分け手段を有して
おり、該クラス分け手段は、書き換え可能な優先制御テ
ーブルを有している。あるいは、該クラス分け手段と別
個に書き換え可能な優先制御テーブルが設けられる構成
を採用していても良い。また、４つのルータのそれぞれ
は、該優先制御テーブルに含まれる「実現すべき品質」
に対応づけされた複数のリソース（キュー等）を有して
いる。
【００１３】また、本実施例にかかるネットワークは、
たとえばコンピュータで構成されるネットワーク管理装
置１を有しており、該ネットワーク管理装置１は、ドメ
イン内の各ルータに双方向通信可能に接続されている。
たとえばコンピュータで構成されるネットワーク管理装
置１を有しており、該ネットワーク管理装置１は、ドメ
イン内の各ルータに双方向通信可能に接続されている。
【００１４】再び図１を参照して、本発明にかかるＩＰ
ネットワークの品質制御方法の一実施例の説明をする。
ネットワークの品質制御方法の一実施例の説明をする。
【００１５】まず、ネットワーク管理装置１は，各ルー
タＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４に設定された優先制御テーブ
ルの設定情報を取得する(ステップ1)。ここではすべて
のルータが図３に示す優先制御テーブルを保持している
ものとするが、各ルータがそれぞれ異なる優先制御テー
ブルを有している場合も、本発明は実施可能である。
タＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４に設定された優先制御テーブ
ルの設定情報を取得する(ステップ1)。ここではすべて
のルータが図３に示す優先制御テーブルを保持している
ものとするが、各ルータがそれぞれ異なる優先制御テー
ブルを有している場合も、本発明は実施可能である。
【００１６】つぎに、ネットワーク管理装置１はネット
ワーク内の全ルータＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４の各トラヒ
ックの現状の品質およびリソースの利用状況(本実施例
ではキューの使用率であるが、他の利用状況を示す指
標、たとえば回線占有率であってもよい)を監視し、そ
の結果を取得する(ステップ２)。該監視は、たとえばネ
ットワーク管理装置１が各ルータに品質およびリソース
の利用状況の情報を要求し、各ルータはこの要求に応答
して、要求された情報をネットワーク管理装置１に送信
することによってなされても良い。
ワーク内の全ルータＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４の各トラヒ
ックの現状の品質およびリソースの利用状況(本実施例
ではキューの使用率であるが、他の利用状況を示す指
標、たとえば回線占有率であってもよい)を監視し、そ
の結果を取得する(ステップ２)。該監視は、たとえばネ
ットワーク管理装置１が各ルータに品質およびリソース
の利用状況の情報を要求し、各ルータはこの要求に応答
して、要求された情報をネットワーク管理装置１に送信
することによってなされても良い。
【００１７】図４にステップ１およびステップ２によっ
て得られた監視結果の一例を示す。図４はルータＲ１、
Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４それぞれの品質達成度を示す。それぞ
れのルータについて、監視時点で設定されていた優先制
御テーブルの内容（左側）と各ルータの現在の状態（右
側）が並べて示されている。優先制御テーブルの内容と
して、パケットに与えられる「品質クラス」０、１、
２、３のそれぞれに対応する「実現すべき品質」が掲げ
られている。一方、「各ルータの現在の状態」の欄に
は、各品質クラスに対応するリソース（この例ではキュ
ー）の現状の品質、割り当てリソース、その利用率が示
されている。たとえば、ルータＲ１の品質達成度につい
ては、品質クラス０，１，２，３それぞれに対応するキ
ューＱ１、Ｑ２、Ｑ３、Ｑ４の現状の品質はすべて
「良」であることが示されており、またそれぞれの利用
率は２０％、３０％、４０％、８０％であることが示さ
れている。他のルータＲ２、Ｒ３、Ｒ４の品質達成度に
ついても同じ要領で示されている。
て得られた監視結果の一例を示す。図４はルータＲ１、
Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４それぞれの品質達成度を示す。それぞ
れのルータについて、監視時点で設定されていた優先制
御テーブルの内容（左側）と各ルータの現在の状態（右
側）が並べて示されている。優先制御テーブルの内容と
して、パケットに与えられる「品質クラス」０、１、
２、３のそれぞれに対応する「実現すべき品質」が掲げ
られている。一方、「各ルータの現在の状態」の欄に
は、各品質クラスに対応するリソース（この例ではキュ
ー）の現状の品質、割り当てリソース、その利用率が示
されている。たとえば、ルータＲ１の品質達成度につい
ては、品質クラス０，１，２，３それぞれに対応するキ
ューＱ１、Ｑ２、Ｑ３、Ｑ４の現状の品質はすべて
「良」であることが示されており、またそれぞれの利用
率は２０％、３０％、４０％、８０％であることが示さ
れている。他のルータＲ２、Ｒ３、Ｒ４の品質達成度に
ついても同じ要領で示されている。
【００１８】つぎに、ネットワーク管理装置１は、ステ
ップ２の監視結果から、「実現すべき品質」が達成され
ていないルータ、すなわち、「現状の品質」に「不良」
が示されているルータおよびそのルータにおける品質ク
ラスの利用率を検出する（ステップ３）。図６に示す例
においては、ルータＲ２が品質クラス「２」のトラヒッ
クに対して実現すべき品質を実現できていないこと、お
よび品質クラス「２」より品質の高い(この実施例では
遅延の値の小さいクラス、すなわち品質クラス「２」の
下欄)品質クラス「３」のために確保されているリソー
ス(キューＱ３)の利用率が低いことが検出される(ステ
ップ３)。
ップ２の監視結果から、「実現すべき品質」が達成され
ていないルータ、すなわち、「現状の品質」に「不良」
が示されているルータおよびそのルータにおける品質ク
ラスの利用率を検出する（ステップ３）。図６に示す例
においては、ルータＲ２が品質クラス「２」のトラヒッ
クに対して実現すべき品質を実現できていないこと、お
よび品質クラス「２」より品質の高い(この実施例では
遅延の値の小さいクラス、すなわち品質クラス「２」の
下欄)品質クラス「３」のために確保されているリソー
ス(キューＱ３)の利用率が低いことが検出される(ステ
ップ３)。
【００１９】最後に、ネットワーク管理装置１は、ルー
タＲ２の優先制御テーブルの内容について、図５に示す
ように、品質クラス「２」が実現すべき品質を“遅延な
し"に変更する。(ステップ４)。これによってルータＲ
２は、品質クラス「２」のトラヒックを、リソース使用
率のより低いキューＱ３を用いて転送することができ
る。その結果、ネットワーク設備の増強を行なうことな
く、ネットワーク内におけるエンドエンドの品質を保証
できる。
タＲ２の優先制御テーブルの内容について、図５に示す
ように、品質クラス「２」が実現すべき品質を“遅延な
し"に変更する。(ステップ４)。これによってルータＲ
２は、品質クラス「２」のトラヒックを、リソース使用
率のより低いキューＱ３を用いて転送することができ
る。その結果、ネットワーク設備の増強を行なうことな
く、ネットワーク内におけるエンドエンドの品質を保証
できる。
【００２０】なお、上記の変更(品質クラス「２」のト
ラヒックをリソース使用率のより低いキューＱ３を用い
て転送するように優先制御テーブルを設定)によって、
キューＱ３のリソースが不足する場合は、元の設定に戻
したり、品質クラス「２」のトラヒックをキューＱ２，
Ｑ３以外のキューへ割り当てるよう変更したりするよう
に構成しても良い。
ラヒックをリソース使用率のより低いキューＱ３を用い
て転送するように優先制御テーブルを設定)によって、
キューＱ３のリソースが不足する場合は、元の設定に戻
したり、品質クラス「２」のトラヒックをキューＱ２，
Ｑ３以外のキューへ割り当てるよう変更したりするよう
に構成しても良い。
【００２１】なお、ネットワーク管理装置１は、たとえ
ば、各ルータとの情報の交換ができるコンピュータ装置
であって良く、該コンピュータ装置はメモリ等の記憶装
置および、たとえばＣＰＵである演算装置を備えていて
もよい。このようなコンピュータ装置により構成される
ネットワーク管理装置１は、本発明にかかる品質制御方
法を実行するためのプログラムを記憶装置に格納してお
り、該プログラムにしたがって演算装置が所定の処理を
行い、あるいは各ルータに設定の変更等の指令を行う。
すなわち、かかる記憶装置および演算装置は、各中継器
に設定された品質クラスと優先制御に関する設定情報を
取得する手段、各中継器について各品質クラスに対応す
るトラヒックの品質の良否、およびリソースの利用状況
に関する情報を取得する手段、および該取得する工程に
より得られた情報に基づきルータが保持する品質クラス
と優先制御に関する設定を変更する手段として機能す
る。
ば、各ルータとの情報の交換ができるコンピュータ装置
であって良く、該コンピュータ装置はメモリ等の記憶装
置および、たとえばＣＰＵである演算装置を備えていて
もよい。このようなコンピュータ装置により構成される
ネットワーク管理装置１は、本発明にかかる品質制御方
法を実行するためのプログラムを記憶装置に格納してお
り、該プログラムにしたがって演算装置が所定の処理を
行い、あるいは各ルータに設定の変更等の指令を行う。
すなわち、かかる記憶装置および演算装置は、各中継器
に設定された品質クラスと優先制御に関する設定情報を
取得する手段、各中継器について各品質クラスに対応す
るトラヒックの品質の良否、およびリソースの利用状況
に関する情報を取得する手段、および該取得する工程に
より得られた情報に基づきルータが保持する品質クラス
と優先制御に関する設定を変更する手段として機能す
る。
【００２２】また、本発明にかかる品質制御方法は、該
方法を実行するためのプログラムを格納した、該コンピ
ュータ装置によって読み取り可能な媒体として実現され
ても良い。該プログラムを読み取った該コンピュータ装
置は上記の処理手順にしたがって本発明にかかる品質制
御方法を実行する。該媒体は、たとえばＣＤ−ＲＯＭ、
ＭＯ、光ディスク、磁気記憶装置等であって良く、また
他のコンピュータ装置から通信回線を介して送られてく
るデータ通信信号等の伝送媒体であってもよい。
方法を実行するためのプログラムを格納した、該コンピ
ュータ装置によって読み取り可能な媒体として実現され
ても良い。該プログラムを読み取った該コンピュータ装
置は上記の処理手順にしたがって本発明にかかる品質制
御方法を実行する。該媒体は、たとえばＣＤ−ＲＯＭ、
ＭＯ、光ディスク、磁気記憶装置等であって良く、また
他のコンピュータ装置から通信回線を介して送られてく
るデータ通信信号等の伝送媒体であってもよい。
【００２３】また、上記実施例は4つのルータから構成
されるネットワークの制御について述べたが、本発明は
これに限定されるものではなく、ネットワーク内のルー
タの数に制限はない。また品質制御の方法としてDiffSe
rvを例にとったが、他の方法による場合でも同様であ
る。
されるネットワークの制御について述べたが、本発明は
これに限定されるものではなく、ネットワーク内のルー
タの数に制限はない。また品質制御の方法としてDiffSe
rvを例にとったが、他の方法による場合でも同様であ
る。
【００２４】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、ネットワ
ーク設備を増強することなく ルータの優先制御の達成度を向上することができ、 ネットワークにおけるエンドエンドの品質を保証で
きる可能性を向上させることができる、という効果が得
られる。
ーク設備を増強することなく ルータの優先制御の達成度を向上することができ、 ネットワークにおけるエンドエンドの品質を保証で
きる可能性を向上させることができる、という効果が得
られる。
【図１】本発明にかかる方法の一実施例をしめす工程概
念図である。
念図である。
【図２】図１に示す方法が適用されるネットワーク構成
の概略図である。
の概略図である。
【図３】図１、図２に示す各ルータに事前設定された優
先制御テーブルを示す図である。
先制御テーブルを示す図である。
【図４】図１、図２に示すルータＲ１〜Ｒ４の各トラヒ
ックの品質を示す図である。
ックの品質を示す図である。
【図５】ルータＲ２に変更設定する優先制御テーブルを
示す図である。
示す図である。
【図６】トラヒックを品質クラス毎に優先制御するルー
タの一例を示す図である。
タの一例を示す図である。
１ … ネットワーク管理装置 Ｒ１〜Ｒ２ … ルータ ６１ … ルータ ６２ … パケット ６３ … クラス分け手段 ６４ … 優先制御テーブル Ｑ１，Ｑ２，Ｑ３ … キュー
フロントページの続き (72)発明者 小林 和男 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5K030 GA19 HA08 HB17 HB19 HD03 LC09 LE05 MB01 5K033 BA08 CB08 CC01 DB16 DB18 EC03 9A001 BB03 BB04 CC03 DD10 JJ18 KK56 LL09
Claims (7)
- 【請求項１】 パケットに含まれる品質クラスに基づい
てトラヒックを分類し、品質クラス毎に異なる優先度で
の処理を行なうルータを具備してなるＩＰネットワーク
の品質制御法において、 ネットワーク管理システム（１）を用いてルータに設定
された品質クラスと優先制御に関する設定情報を取得
し、 定期的に各ルータにおいて各品質クラスのトラヒックが
どのような品質で転送されているか、および各ルータの
リソースの利用状況を監視し、 監視結果に基づきルータが保持する品質クラスと優先制
御に関する設定を変更する、ことを特徴とするIPネット
ワークの品質制御方法。 - 【請求項２】 品質クラスと優先制御に関する設定を有
し、かつ品質クラス毎に異なる優先度で処理を行なうた
めに該優先制御に関する設定およびパケット中の品質ク
ラスに応じてトラヒックを分類して送出する少なくとも
一つの中継器（Ｒ１〜Ｒ４）を含むＩＰネットワークの
品質制御法において、 各中継器に設定された品質クラスと優先制御に関する設
定情報を取得する工程と、 各中継器について、各品質クラスに対応するトラヒック
の品質の良否およびリソースの利用状況に関する情報を
取得する工程と、 該取得する工程により得られた情報に基づき中継器が保
持する品質クラスと優先制御に関する設定を変更する工
程と、を具備することを特徴とする、ＩＰネットワーク
の品質制御方法。 - 【請求項３】 請求項２に記載の方法であって、 優先制御に関する設定を変更する前記工程において、品
質が不良であるとされたトラヒックを、該トラヒックに
対応する品質クラスより低くない品質クラスを有し、か
つリソース使用率のより低いリソースに割り当てるよう
に、品質クラスと優先制御に関する設定を変更する、こ
とを特徴とするＩＰネットワークの品質制御方法。 - 【請求項４】 請求項３に記載の方法であって、 品質が不良であるとされたトラヒックに対応する品質ク
ラスと同等若しくはより高品質の品質クラスを有しかつ
リソース使用率のより低いリソースのいずれもが不足し
ている場合は、前記設定を変更する工程を停止する工程
をさらに具備することを特徴とする、ＩＰネットワーク
の品質制御方法。 - 【請求項５】 請求項２に記載の方法であって、 優先制御に関する設定を変更する前記工程において、 品質が不良であるとされたトラヒックに対応する品質ク
ラスと同等若しくはより高品質の品質クラスを有しかつ
リソース使用率のより低いリソースのいずれもが不足し
ている場合は、該品質が不良であるとされたトラヒック
に対応する品質クラスより低い品質クラスに対応するリ
ソースのいずれかに、該トラヒックを割り当てる、こと
を特徴とする、ＩＰネットワークの品質制御方法。 - 【請求項６】 品質クラスと優先制御に関する設定を有
し、かつ品質クラス毎に異なる優先度でパケット送出処
理を行なうために、該優先制御に関する設定およびパケ
ット中の品質クラスに応じてトラヒックを分類して送出
する少なくとも一つの中継器と、該中継器のそれぞれに
双方向通信可能に接続されたネットワーク管理装置
（１）とを具備するＩＰネットワークにおいて、該ネッ
トワーク管理装置は：各中継器に設定された品質クラス
と優先制御に関する設定情報を取得する手段と、 各中継器について、各品質クラスに対応するトラヒック
の品質の良否、およびリソースの利用状況に関する情報
を取得する手段と、 該取得する工程により得られた情報に基づき、ルータが
保持する品質クラスと優先制御に関する設定を変更する
手段と、 を具備することを特徴とする、ＩＰネットワークの品質
制御に用いられるネットワーク管理装置。 - 【請求項７】 品質クラスと優先制御に関する設定を有
し、かつ品質クラス毎に異なる優先度でパケット送出処
理を行なうために、該優先制御に関する設定およびパケ
ット中の品質クラスに応じてトラヒックを分類して送出
する少なくとも一つの中継器と、該中継器のそれぞれに
双方向通信可能に接続されたネットワーク管理装置
（１）とを具備するＩＰネットワークにおける通信の品
質制御方法を該コンピュータ装置に実行させるためのプ
ログラムであって、 各中継器に設定された品質クラスと優先制御に関する設
定情報を取得するステップと、 各中継器について、各品質クラスに対応するトラヒック
の品質の良否、およびリソースの利用状況に関する情報
を取得するステップと、 該取得する工程により得られた情報に基づき、ルータが
保持する品質クラスと優先制御に関する設定を変更する
ステップと、 を有する品質制御方法をコンピュータ装置に実行させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000052448A JP2001244979A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | Ｉｐネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000052448A JP2001244979A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | Ｉｐネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001244979A true JP2001244979A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=18573960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000052448A Pending JP2001244979A (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | Ｉｐネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001244979A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006311520A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | Maspro Denkoh Corp | 通信システム、情報処理装置及びプログラム |
| JP2012124672A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Kddi Corp | 優先クラス制御方式 |
| JP2012244282A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Kddi Corp | 優先クラス制御方式 |
| US11159444B2 (en) | 2018-03-27 | 2021-10-26 | Fujitsu Limited | Packet processing device and packet processing method |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000052448A patent/JP2001244979A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006311520A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | Maspro Denkoh Corp | 通信システム、情報処理装置及びプログラム |
| JP2012124672A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Kddi Corp | 優先クラス制御方式 |
| JP2012244282A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Kddi Corp | 優先クラス制御方式 |
| US11159444B2 (en) | 2018-03-27 | 2021-10-26 | Fujitsu Limited | Packet processing device and packet processing method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3977331B2 (ja) | Ｉｐ通信網における方法及び装置 | |
| US7423967B2 (en) | Fairness scheme method and apparatus for pause capable and pause incapable ports | |
| JP4141106B2 (ja) | 帯域制御装置 | |
| US5918021A (en) | System and method for dynamic distribution of data packets through multiple channels | |
| EP1142213B1 (en) | Dynamic assignment of traffic classes to a priority queue in a packet forwarding device | |
| US6745246B1 (en) | Apparatus and method in a network switch for modifying a bandwidth request between a requestor and a router | |
| JP3202020B2 (ja) | フレーム中継ネットワーク内の渋滞管理方法及びフレーム中継ネットワークのノード | |
| US5548579A (en) | System for effective allocation of network-wide bandwidth | |
| US20140105012A1 (en) | Dynamic Assignment of Traffic Classes to a Priority Queue in a Packet Forwarding Device | |
| US7177268B2 (en) | Packet distributing device | |
| US20130272318A1 (en) | Communication link bandwidth fragmentation avoidance | |
| CN111726293B (zh) | 一种报文传输方法及装置 | |
| JPH11143655A (ja) | 印刷システム、印刷方法及びプリンタ | |
| US20010040896A1 (en) | Method and device for communicating between a first and a second network | |
| US20160087896A1 (en) | Interface Switching Method and Device | |
| JP3788143B2 (ja) | 通信ネットワークシステムにおける通信制御方法及び通信ネットワークシステム並びに通信制御処理プログラムを記録した記録媒体 | |
| JPH1155314A (ja) | データ転送制御方法 | |
| CN103166872A (zh) | 网络中流量转发的方法和网络设备 | |
| JP2001244979A (ja) | Ｉｐネットワークの品質制御方法、該方法のためのネットワーク管理装置、及び該方法を実行するためのプログラムを記録した媒体 | |
| CN112838992A (zh) | 报文调度方法及网络设备 | |
| KR100453324B1 (ko) | 인터넷 서비스품질 보장을 위한 라우팅 장치 및 그 방법 | |
| JP2009188655A (ja) | 通信制御方法、情報処理システム、情報処理装置及びプログラム | |
| EP1106003A1 (en) | Method and system for prioritised congestion control in a switching hub | |
| JP2006080615A (ja) | ネットワーク管理方法および装置ならびにプログラム | |
| JP2001036581A (ja) | 通信帯域設定システムと方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |