JPH0728367Y2 - キャビネットのロックにおける縦杆のガイド装置 - Google Patents
キャビネットのロックにおける縦杆のガイド装置Info
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- JPH0728367Y2 JPH0728367Y2 JP1988156719U JP15671988U JPH0728367Y2 JP H0728367 Y2 JPH0728367 Y2 JP H0728367Y2 JP 1988156719 U JP1988156719 U JP 1988156719U JP 15671988 U JP15671988 U JP 15671988U JP H0728367 Y2 JPH0728367 Y2 JP H0728367Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多段抽斗式キャビネットにおけるオールロッ
ク装置及び/又は二重引出防止装置のようなロック装置
において、抽斗及び/又は跳ね上げ式扉をロックするた
めキャビネット本体の内側面に沿って配設するようにし
た縦杆のガイド装置に関するものである。
ク装置及び/又は二重引出防止装置のようなロック装置
において、抽斗及び/又は跳ね上げ式扉をロックするた
めキャビネット本体の内側面に沿って配設するようにし
た縦杆のガイド装置に関するものである。
多段抽斗式キャビネットにおけるオールロック装置及び
/又は二重引出し防止装置は、一般に、キャビネット本
体の側板内面に沿って上下長手の縦杆を上下動自在に装
着し、該縦杆の上下動に関連して抽斗又は跳ね上げ式扉
をロックしたり、ロック解除したりするように構成して
いる。
/又は二重引出し防止装置は、一般に、キャビネット本
体の側板内面に沿って上下長手の縦杆を上下動自在に装
着し、該縦杆の上下動に関連して抽斗又は跳ね上げ式扉
をロックしたり、ロック解除したりするように構成して
いる。
この場合、例えば実公昭50-20919号公報(第3図参照)
に開示されているように、抽斗を支持するための金属板
製の支持レールの縦板部を切り起こして連設した平面視
コ字型のガイド体に縦杆を嵌挿することを提案してい
る。
に開示されているように、抽斗を支持するための金属板
製の支持レールの縦板部を切り起こして連設した平面視
コ字型のガイド体に縦杆を嵌挿することを提案してい
る。
しかし、ガイド体が金属板製であるため、ロック・ロッ
ク解除操作に際して縦杆とガイド体とが擦れあって騒音
が発生する問題があった。
ク解除操作に際して縦杆とガイド体とが擦れあって騒音
が発生する問題があった。
また、前記ガイド体を支持レールに一体的に連設した構
成であると、縦杆を支持レールと直交状態で各ガイド体
内に差し込んで後これらの複数の支持レールと縦杆とを
キヤビネット本体内に持ち込まねばならず、縦杆及び支
持レールの取付作業、延いてはキャビネットの組立作業
の能率が悪いという問題があった。
成であると、縦杆を支持レールと直交状態で各ガイド体
内に差し込んで後これらの複数の支持レールと縦杆とを
キヤビネット本体内に持ち込まねばならず、縦杆及び支
持レールの取付作業、延いてはキャビネットの組立作業
の能率が悪いという問題があった。
本考案は、これらの問題を解消することを目的とするも
のである。
のである。
前記目的を達成するため本考案では、キャビネット本体
の内側面に、抽斗及び/又は跳ね上げ式扉に対する前後
長手の支持レールを着脱自在に装着し、該支持レールの
長手方向に対して上下方向に略直交して配設した縦杆の
上下動にて前記抽斗及び/又は跳ね上げ式扉をロック及
びロック解除できるように関連させて成るキャビネット
のロック装置において、合成樹脂製のガイド体には、前
記支持レールにおける縦板部の一側面と対面する前記縦
杆を上下動自在に案内するために上下方向に連通し、且
つ前記縦板部の一側面と対面する側に開放した案内溝を
有する本体部と、前記縦板部の他側面に当接する前後一
対の鍔片とを設け、前記本体部には、前記案内溝の開放
側にて前記縦杆を前記縦板部の一側面から適宜隙間を隔
てるように保持する前後一対の支持爪片を設ける一方、
このガイド体における本体部と鍔片との間には、前記縦
板部に切欠き形成した下向き開放状の取付け溝に嵌合す
る係合溝を形成し、前記係合溝または鍔片には前記縦板
部に設けた凹所に係止する係止爪を一体的に形成したも
のである。
の内側面に、抽斗及び/又は跳ね上げ式扉に対する前後
長手の支持レールを着脱自在に装着し、該支持レールの
長手方向に対して上下方向に略直交して配設した縦杆の
上下動にて前記抽斗及び/又は跳ね上げ式扉をロック及
びロック解除できるように関連させて成るキャビネット
のロック装置において、合成樹脂製のガイド体には、前
記支持レールにおける縦板部の一側面と対面する前記縦
杆を上下動自在に案内するために上下方向に連通し、且
つ前記縦板部の一側面と対面する側に開放した案内溝を
有する本体部と、前記縦板部の他側面に当接する前後一
対の鍔片とを設け、前記本体部には、前記案内溝の開放
側にて前記縦杆を前記縦板部の一側面から適宜隙間を隔
てるように保持する前後一対の支持爪片を設ける一方、
このガイド体における本体部と鍔片との間には、前記縦
板部に切欠き形成した下向き開放状の取付け溝に嵌合す
る係合溝を形成し、前記係合溝または鍔片には前記縦板
部に設けた凹所に係止する係止爪を一体的に形成したも
のである。
この構成において、縦杆を取付けるには、ガイド体を縦
杆に被嵌した状態で、当該縦杆をキャビネット本体の内
側面に立て掛け、次いで、抽斗或いは跳ね上げ式扉に対
する支持レールをキヤビネット本体内側面に装着し、そ
ののち前記縦杆におけるガイド体の係合溝を各支持レー
ルにおける縦板部の下向き開放状の取付け溝に嵌合させ
ると、この縦板部の他側面にガイド体における前後一対
の鍔片が当接することで、当該ガイド体の本体部の位置
決めができると共に縦杆と縦板部の一側面との間に適当
な隙間が自動的に形成される一方、縦板部に設けた凹所
には、係合溝または鍔片に設けた係止爪が係止するの
で、最早ガイド体は支持レールに対して脱落することが
ない。
杆に被嵌した状態で、当該縦杆をキャビネット本体の内
側面に立て掛け、次いで、抽斗或いは跳ね上げ式扉に対
する支持レールをキヤビネット本体内側面に装着し、そ
ののち前記縦杆におけるガイド体の係合溝を各支持レー
ルにおける縦板部の下向き開放状の取付け溝に嵌合させ
ると、この縦板部の他側面にガイド体における前後一対
の鍔片が当接することで、当該ガイド体の本体部の位置
決めができると共に縦杆と縦板部の一側面との間に適当
な隙間が自動的に形成される一方、縦板部に設けた凹所
には、係合溝または鍔片に設けた係止爪が係止するの
で、最早ガイド体は支持レールに対して脱落することが
ない。
従って、縦杆の取付け作業を迅速、且つ容易に実行する
ことができる。
ことができる。
そして、ガイド体を合成樹脂製にしたこと及びガイド体
の本体部における縦杆の案内溝に支持レールにおける縦
板部の一側面から適宜隙間隔てるような前後一対の支持
爪片を設けたこととが相まって、上下動に際しての縦杆
と金属製の支持レールとが互いに接触することがなく、
擦れ音が発生することを確実に防止することができる。
の本体部における縦杆の案内溝に支持レールにおける縦
板部の一側面から適宜隙間隔てるような前後一対の支持
爪片を設けたこととが相まって、上下動に際しての縦杆
と金属製の支持レールとが互いに接触することがなく、
擦れ音が発生することを確実に防止することができる。
しかも、本体部に設けた前後一対の支持爪片と縦板部の
他側面に当接する前後一対の鍔片とにより、前記案内溝
の開放側にて前記縦杆を前記縦板部の一側面から隔てら
れる隙間を極めて小さくすることができるから、本考案
によれば、支持レールの縦板部と縦杆とをきわめて接近
させながら、両者を隔てるように保持してロック操作・
ロック解除操作に際しての騒音を防止することができる
効果を奏すると共に、キャビネットの組立作業の能率向
上とを同時に達成できる効果を有する。
他側面に当接する前後一対の鍔片とにより、前記案内溝
の開放側にて前記縦杆を前記縦板部の一側面から隔てら
れる隙間を極めて小さくすることができるから、本考案
によれば、支持レールの縦板部と縦杆とをきわめて接近
させながら、両者を隔てるように保持してロック操作・
ロック解除操作に際しての騒音を防止することができる
効果を奏すると共に、キャビネットの組立作業の能率向
上とを同時に達成できる効果を有する。
次に、本考案をファイリングキャビネットの二重引出し
防止のロック装置に適用した場合の実施例を図面に基づ
いて説明すると、図において符号1は、キャビネット本
体2内に前面開放形の抽斗3を上下3段に装架すると共
に、キャビネット本体2の前面には各抽斗に対応する跳
ね上げ式の扉4を装着して成るファイリングキャビネッ
トを示す。
防止のロック装置に適用した場合の実施例を図面に基づ
いて説明すると、図において符号1は、キャビネット本
体2内に前面開放形の抽斗3を上下3段に装架すると共
に、キャビネット本体2の前面には各抽斗に対応する跳
ね上げ式の扉4を装着して成るファイリングキャビネッ
トを示す。
前記キャビネット本体2における左右側板2a内面の前後
両端寄り部位に、金属板を平面視凸形に折曲げて形成し
た上下長手の補強部材5,6を固着し、該前後両補強部材
5,6においてキャビネット本体の側板2aと平行に延びる
側面部5a,6aに、抽斗用の支持レール7と扉4用の支持
レール8とをそれぞれ固着してあり、各抽斗3及び水平
状態に跳ね上げた扉4とがそれぞれ前後動自在となるよ
うにする。
両端寄り部位に、金属板を平面視凸形に折曲げて形成し
た上下長手の補強部材5,6を固着し、該前後両補強部材
5,6においてキャビネット本体の側板2aと平行に延びる
側面部5a,6aに、抽斗用の支持レール7と扉4用の支持
レール8とをそれぞれ固着してあり、各抽斗3及び水平
状態に跳ね上げた扉4とがそれぞれ前後動自在となるよ
うにする。
前記扉用の支持レール8は、金属帯板を折曲げて形成し
ており、その二枚重ねの縦板部8a,8aのうち一方の縦板
部8aの上端には横向きコ字型のレール部8bを形成し、他
方の縦板部8aの前部には下向き係合爪9を、後部には後
ろ向き係合爪10をそれぞれ切り起こし形成し、後ろ向き
係合爪10を、後部補強部材6に穿設した後部係合孔11に
前方から差し込み係止する一方、前部の係合爪9を、前
部補強部材5に穿設した前部係合孔12に上方から差し込
み係止することにより、前後左右にずれ不能となるよう
にしている。
ており、その二枚重ねの縦板部8a,8aのうち一方の縦板
部8aの上端には横向きコ字型のレール部8bを形成し、他
方の縦板部8aの前部には下向き係合爪9を、後部には後
ろ向き係合爪10をそれぞれ切り起こし形成し、後ろ向き
係合爪10を、後部補強部材6に穿設した後部係合孔11に
前方から差し込み係止する一方、前部の係合爪9を、前
部補強部材5に穿設した前部係合孔12に上方から差し込
み係止することにより、前後左右にずれ不能となるよう
にしている。
そして、前記扉用支持レール8のレール部8bには、合成
樹脂製スライダー13を前後摺動自在に被嵌し、該スライ
ダー13に、蝶番14を介して前記扉4の上端部を連結する
ことにより、扉4が水平に跳ね上げ回動自在で、且つ、
この水平状態にてキャビネット本体内に押し込み自在と
なるようにしている。
樹脂製スライダー13を前後摺動自在に被嵌し、該スライ
ダー13に、蝶番14を介して前記扉4の上端部を連結する
ことにより、扉4が水平に跳ね上げ回動自在で、且つ、
この水平状態にてキャビネット本体内に押し込み自在と
なるようにしている。
なお、扉用支持レール8の前部には、前記スライダー13
の抜けを防止するためのストッパー15を側方から装着
し、該ストッパー15と扉用支持レール8とを一体的にね
じ16止めしている。
の抜けを防止するためのストッパー15を側方から装着
し、該ストッパー15と扉用支持レール8とを一体的にね
じ16止めしている。
符号17はキャビネット本体の天板2b下面に沿って配設し
た横杆を、符号18はキャビネット本体の側板2a内面と扉
用支持レール8と前部補強部材5の後端面部5aとの間の
隙間に配設したオールロック用の縦杆を、符号25は前部
補強部材5に回動自在に枢支した鉤片をそれぞれ示し、
以下に述べるように、これら横杆17と縦杆18と各鉤片25
とを連動連結することにより、キャビネット本体の上部
前面に設けた錠19の解施錠操作にて、各扉4が一斉にロ
ック・ロック解除されるようにしている。
た横杆を、符号18はキャビネット本体の側板2a内面と扉
用支持レール8と前部補強部材5の後端面部5aとの間の
隙間に配設したオールロック用の縦杆を、符号25は前部
補強部材5に回動自在に枢支した鉤片をそれぞれ示し、
以下に述べるように、これら横杆17と縦杆18と各鉤片25
とを連動連結することにより、キャビネット本体の上部
前面に設けた錠19の解施錠操作にて、各扉4が一斉にロ
ック・ロック解除されるようにしている。
すなわち、左右一対の横杆17の中途部をそれぞれ天板補
強枠20にピン21枢着し、これら各横杆17の一端部同士を
重ね合せて、この重ね合せ部に錠19の偏芯ピン19aを挿
通する一方、各横杆17の他端に、縦杆18の上端から前向
き突設したピン22を係止する。
強枠20にピン21枢着し、これら各横杆17の一端部同士を
重ね合せて、この重ね合せ部に錠19の偏芯ピン19aを挿
通する一方、各横杆17の他端に、縦杆18の上端から前向
き突設したピン22を係止する。
また、前部補強部材5の後端面部5aのうち扉用支持レー
ル8又は抽斗用支持レール近傍における少なくとも上下
2箇所の部位に矩形等の係止孔23を穿設する一方、前記
縦杆18には、当該縦杆18の上下動をガイドする合成樹脂
製のガイド体24を被嵌し、該ガイド体24から横向き突設
した係止片24aを補強部材における前記係止孔23に上方
から落とし込み係合し、該ガイド体24の上端縁を、前記
扉用支持レール8にて押さえ固定する。
ル8又は抽斗用支持レール近傍における少なくとも上下
2箇所の部位に矩形等の係止孔23を穿設する一方、前記
縦杆18には、当該縦杆18の上下動をガイドする合成樹脂
製のガイド体24を被嵌し、該ガイド体24から横向き突設
した係止片24aを補強部材における前記係止孔23に上方
から落とし込み係合し、該ガイド体24の上端縁を、前記
扉用支持レール8にて押さえ固定する。
そして、縦杆18と各鉤片25の後端部とピン26係合させる
ことにより、キャビネット1前面からの解施錠操作にて
各鉤片25が上下回動し、扉4の裏板側縁に形成した係合
部に一斉に係脱するように関連させて成るものである。
ことにより、キャビネット1前面からの解施錠操作にて
各鉤片25が上下回動し、扉4の裏板側縁に形成した係合
部に一斉に係脱するように関連させて成るものである。
次に、前記多段の抽斗3をそのうちの一つの抽斗3がキ
ヤビネット本体1から前方に突出しているとき他の抽斗
3が前に突出しないように阻止する、いわゆる二重引出
し防止用のロック装置について説明する。
ヤビネット本体1から前方に突出しているとき他の抽斗
3が前に突出しないように阻止する、いわゆる二重引出
し防止用のロック装置について説明する。
符号27は前記支持レール8とキヤビネット本体の側板2a
の内面との間に上下動自在に配設する縦杆で、該縦杆27
の上下に適宜間隔ごとに取付くスライダ29は、各段の抽
斗3の側板3aの外面に位置する案内レール28(前記抽斗
3用の支持レール7に案内支持されている)の上面28b
に当接し、且つこの各抽斗3がキヤビネット本体2内に
押し込まれた状態でその案内レール28の凹所28aに前記
スライダ29が落ち込むときには縦杆27が下位置にあり、
いずれか一つの抽斗3を引出すにつれて前記凹所28aか
ら前記スライダ29が上方に抜け出るときには、縦杆27が
その凹所28aと上面28bとの高さ寸法分だけ上昇するもの
である。
の内面との間に上下動自在に配設する縦杆で、該縦杆27
の上下に適宜間隔ごとに取付くスライダ29は、各段の抽
斗3の側板3aの外面に位置する案内レール28(前記抽斗
3用の支持レール7に案内支持されている)の上面28b
に当接し、且つこの各抽斗3がキヤビネット本体2内に
押し込まれた状態でその案内レール28の凹所28aに前記
スライダ29が落ち込むときには縦杆27が下位置にあり、
いずれか一つの抽斗3を引出すにつれて前記凹所28aか
ら前記スライダ29が上方に抜け出るときには、縦杆27が
その凹所28aと上面28bとの高さ寸法分だけ上昇するもの
である。
符号30は前記縦杆27にピン31を介して回動自在に取付く
合成樹脂製のロック体で、該ロック体30は前記各抽斗3
に対応させて設け、ロック体30の下面から後下向き傾斜
状に延びる弾性ばね体32の先端部を縦杆27に突設した支
持片33に載置している。
合成樹脂製のロック体で、該ロック体30は前記各抽斗3
に対応させて設け、ロック体30の下面から後下向き傾斜
状に延びる弾性ばね体32の先端部を縦杆27に突設した支
持片33に載置している。
前記各ロック体30の上面は後上向きの当接傾斜面30aを
有し、他方各抽斗3の側板3a外面に固着したストッパ体
34は、縦杆27の下降状態においては各ロック体30の上方
を前後に自由に通過できる。
有し、他方各抽斗3の側板3a外面に固着したストッパ体
34は、縦杆27の下降状態においては各ロック体30の上方
を前後に自由に通過できる。
一方、縦杆27の上昇状態では、当該各抽斗3を押し込動
するときにはストッパ体34の下面にてロック体30の当接
傾斜面30aを下向きに押圧しつつ(前記弾性ばね体32の
ばね力に抗して)後に移動し、当該ロック体30の後面よ
り後方へ移ることが可能であるが、抽斗3を引出し動す
るときにはストッパ体34が上昇した位置のロック体30の
後面に当接して前方向への移動を阻止できる構成である
(第4図参照)。
するときにはストッパ体34の下面にてロック体30の当接
傾斜面30aを下向きに押圧しつつ(前記弾性ばね体32の
ばね力に抗して)後に移動し、当該ロック体30の後面よ
り後方へ移ることが可能であるが、抽斗3を引出し動す
るときにはストッパ体34が上昇した位置のロック体30の
後面に当接して前方向への移動を阻止できる構成である
(第4図参照)。
符号35は前記縦杆27を上下動自在にに案内するためのナ
イロン等の合成樹脂製のガイド体で、第7図はガイド体
35の斜視図、第8図は一部切欠き平面図、第9図は正面
図、第10図は裏面図である。
イロン等の合成樹脂製のガイド体で、第7図はガイド体
35の斜視図、第8図は一部切欠き平面図、第9図は正面
図、第10図は裏面図である。
また、第13図及び第14図に示す実施例では、扉用の支持
レール8に装着した場合であり、このガイド体35には、
前記支持レール8の縦板部8aの一側面と対面する前記縦
杆27を上下動自在に案内するための平面視矩形であっ
て、上下方向に連通し、且つ支持レール8の縦板部8aの
一側面と対面する側が開放された案内溝36を有する本体
部37と、前記縦板部8aの他側面に当接する前後一対の鍔
片38,38とを設け、前記本体部37には、前記案内溝36の
解放側の前後縁にて、前記縦杆27を前記縦板部8aの一側
面から適宜隙間を隔てるように保持する前後一対の支持
爪片39,39を相対向して設ける一方、このガイド体35に
おける本体部37と鍔片38との間には、係合溝40を設け
る。
レール8に装着した場合であり、このガイド体35には、
前記支持レール8の縦板部8aの一側面と対面する前記縦
杆27を上下動自在に案内するための平面視矩形であっ
て、上下方向に連通し、且つ支持レール8の縦板部8aの
一側面と対面する側が開放された案内溝36を有する本体
部37と、前記縦板部8aの他側面に当接する前後一対の鍔
片38,38とを設け、前記本体部37には、前記案内溝36の
解放側の前後縁にて、前記縦杆27を前記縦板部8aの一側
面から適宜隙間を隔てるように保持する前後一対の支持
爪片39,39を相対向して設ける一方、このガイド体35に
おける本体部37と鍔片38との間には、係合溝40を設け
る。
他方、前記支持レール8における縦板部8aには、下向き
開放状の取付け溝41を切欠き形成し、この取付け溝41に
対して前記ガイド体35の係合溝40を下側から填め込み嵌
合させるのである。
開放状の取付け溝41を切欠き形成し、この取付け溝41に
対して前記ガイド体35の係合溝40を下側から填め込み嵌
合させるのである。
なお、第13図及び第14図に示すように、支持レール8に
おける二枚重ねの縦板部8a,8aのうち前記鍔片38,38と接
する縦板部8aにおける取付け溝41aの幅を他方の縦板部8
aにおけるものより若干大きくし、且つその取付け溝41a
の下寄り位置には前後一対の凹所42,42を形成する。
おける二枚重ねの縦板部8a,8aのうち前記鍔片38,38と接
する縦板部8aにおける取付け溝41aの幅を他方の縦板部8
aにおけるものより若干大きくし、且つその取付け溝41a
の下寄り位置には前後一対の凹所42,42を形成する。
一方、ガイド体35における前後対の鍔片38,38の下端部
には、下に行くに従って突出量の大きい係止爪43,43を
一体的に形成するのであり、これらの係止爪43は前記凹
所42に嵌まり係止できるものである。
には、下に行くに従って突出量の大きい係止爪43,43を
一体的に形成するのであり、これらの係止爪43は前記凹
所42に嵌まり係止できるものである。
この構成において、第14図に示すように、縦杆27をガイ
ド体35の案内溝36に嵌挿し、次いでこの縦杆27をキヤビ
ネット本体2の側板2aに沿わせて立て掛け、次に支持レ
ール8を前記側板2aに沿って前後方向に配設取付けし、
この支持レール8の縦板部8aの取付け溝41,41aに向かっ
てガイド体35を上向きに押し込むと、当該支持れ8と縦
杆27とは互いに直交状態に配置でき、且つ各鍔片38にお
ける係止爪43が縦板部8aの凹所42に係止されてガイド体
35は脱落不能となるのである。
ド体35の案内溝36に嵌挿し、次いでこの縦杆27をキヤビ
ネット本体2の側板2aに沿わせて立て掛け、次に支持レ
ール8を前記側板2aに沿って前後方向に配設取付けし、
この支持レール8の縦板部8aの取付け溝41,41aに向かっ
てガイド体35を上向きに押し込むと、当該支持れ8と縦
杆27とは互いに直交状態に配置でき、且つ各鍔片38にお
ける係止爪43が縦板部8aの凹所42に係止されてガイド体
35は脱落不能となるのである。
さらに、この取付け状態において、ガイド体35の案内溝
36に設けた前後一対の支持爪片39,39は前記縦板部8aの
一側面より若干突出しているので、前記案内溝36に沿っ
て上下動する縦杆27は縦板部8aに接触することがなく、
金属同士の擦れ音も発生しないのである。
36に設けた前後一対の支持爪片39,39は前記縦板部8aの
一側面より若干突出しているので、前記案内溝36に沿っ
て上下動する縦杆27は縦板部8aに接触することがなく、
金属同士の擦れ音も発生しないのである。
第15図及び第16図の実施例は、抽斗の支持レール44の縦
板部44aに対してガイド体35を装着した場合を示す。符
号45は縦板部44aに切欠き形成した下向き開放状の取付
け溝であり、符号46,46は縦板部44aの上方寄り位置に設
けた孔状の一対の凹所であって、他方のガイド体35にお
ける係合溝40の上端には、前記凹所46,46に嵌まり係止
する一対の係止爪47,47を一体的に形成してある。
板部44aに対してガイド体35を装着した場合を示す。符
号45は縦板部44aに切欠き形成した下向き開放状の取付
け溝であり、符号46,46は縦板部44aの上方寄り位置に設
けた孔状の一対の凹所であって、他方のガイド体35にお
ける係合溝40の上端には、前記凹所46,46に嵌まり係止
する一対の係止爪47,47を一体的に形成してある。
この実施例においても、縦板部44aにおける取付け溝41
に対して前記ガイド体35の係合溝40を下側から填め込み
嵌合させると、前記の実施例と同様の作用を奏すること
ができ、ガイド体35はねじ止め等にて固定しなくても抜
け不能に固定されるから、縦杆の取付け作業、ひいては
キャビネットの組立作業の能率を向上できるのである。
に対して前記ガイド体35の係合溝40を下側から填め込み
嵌合させると、前記の実施例と同様の作用を奏すること
ができ、ガイド体35はねじ止め等にて固定しなくても抜
け不能に固定されるから、縦杆の取付け作業、ひいては
キャビネットの組立作業の能率を向上できるのである。
なお、ガイド体35は任意の複数の支持レールに設ければ
良い。また、本願考案は、多段抽斗式キャビネットの二
重引出し防止装置における縦杆のガイド手段にも適用で
きることは言うまでもない。
良い。また、本願考案は、多段抽斗式キャビネットの二
重引出し防止装置における縦杆のガイド手段にも適用で
きることは言うまでもない。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はキャビネットの
斜視図、第2図は第1図のII-II視断面図、第3図は要
部分解斜視図、第4図は二重引出し防止用ロック装置の
要部拡大側面図、第5図は第4図のV−V視断面図、第
6図は第4図のVI-VI視断面図、第7図はガイド体の斜
視図、第8図は一部切欠き平面図、第9図は正面図、第
10図は裏面図、第11図は第9図のXI-XI視断面図、第12
図は第9図のXII-XII視断面図、第13図は第2図のXIII-
XIII視拡大断面図、第14図は第13図のXIV-XIV視側面
図、第15図は他の実施例の断面図、第16図は第15図のXV
I-XVI視側面図である。 1……キャビネット、2……キヤビネット本体、2a……
キャビネット本体の側板、3……抽斗、4……扉、7,8,
44……支持レール、18……縦杆、27……縦杆、30……ロ
ック体、34……ストッパ体、35……ガイド体、36……案
内溝、37……本体部、38,38……鍔片、39,39……支持爪
片、40……係合溝、41,41a,45……取付け溝、42,46……
凹所、43,47……係止爪。
斜視図、第2図は第1図のII-II視断面図、第3図は要
部分解斜視図、第4図は二重引出し防止用ロック装置の
要部拡大側面図、第5図は第4図のV−V視断面図、第
6図は第4図のVI-VI視断面図、第7図はガイド体の斜
視図、第8図は一部切欠き平面図、第9図は正面図、第
10図は裏面図、第11図は第9図のXI-XI視断面図、第12
図は第9図のXII-XII視断面図、第13図は第2図のXIII-
XIII視拡大断面図、第14図は第13図のXIV-XIV視側面
図、第15図は他の実施例の断面図、第16図は第15図のXV
I-XVI視側面図である。 1……キャビネット、2……キヤビネット本体、2a……
キャビネット本体の側板、3……抽斗、4……扉、7,8,
44……支持レール、18……縦杆、27……縦杆、30……ロ
ック体、34……ストッパ体、35……ガイド体、36……案
内溝、37……本体部、38,38……鍔片、39,39……支持爪
片、40……係合溝、41,41a,45……取付け溝、42,46……
凹所、43,47……係止爪。
Claims (1)
- 【請求項1】キャビネット本体の内側面に、抽斗及び/
又は跳ね上げ式扉に対する前後長手の支持レールを着脱
自在に装着し、該支持レールの長手方向に対して上下方
向に略直交して配設した縦杆の上下動にて前記抽斗及び
/又は跳ね上げ式扉をロック及びロック解除できるよう
に関連させて成るキャビネットのロック装置において、
合成樹脂製のガイド体には、前記支持レールにおける縦
板部の一側面と対面する前記縦杆を上下動自在に案内す
るために上下方向に連通し、且つ前記縦板部の一側面と
対面する側に開放した案内溝を有する本体部と、前記縦
板部の他側面に当接する前後一対の鍔片とを設け、前記
本体部には、前記案内溝の開放側にて前記縦杆を前記縦
板部の一側面から適宜隙間を隔てるように保持する前後
一対の支持爪片を設ける一方、このガイド体における本
体部と鍔片との間には、前記縦板部に切欠き形成した下
向き開放状の取付け溝に嵌合する係合溝を形成し、前記
係合溝または鍔片には前記縦板部に設けた凹所に係止す
る係止爪を一体的に形成したことを特徴とするキャビネ
ットのロック装置における縦杆のガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988156719U JPH0728367Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | キャビネットのロックにおける縦杆のガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988156719U JPH0728367Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | キャビネットのロックにおける縦杆のガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277270U JPH0277270U (ja) | 1990-06-13 |
JPH0728367Y2 true JPH0728367Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31435511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988156719U Expired - Lifetime JPH0728367Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | キャビネットのロックにおける縦杆のガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728367Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922858Y2 (ja) * | 1980-09-09 | 1984-07-07 | 株式会社岡村製作所 | 家具等における引出しのラツチ装置 |
JPH0453426Y2 (ja) * | 1986-05-29 | 1992-12-15 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP1988156719U patent/JPH0728367Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0277270U (ja) | 1990-06-13 |
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