JPH07283288A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH07283288A
JPH07283288A JP9366094A JP9366094A JPH07283288A JP H07283288 A JPH07283288 A JP H07283288A JP 9366094 A JP9366094 A JP 9366094A JP 9366094 A JP9366094 A JP 9366094A JP H07283288 A JPH07283288 A JP H07283288A
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貴庸 浅野
Tamotsu Tanifuji
保 谷藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 SMIFポット型カセット収容容器の設置で
作業空間クリーン度が低くてもよい処理装置を提供す
る。 【構成】 処理室1、これに連結されて被処理体Wを収
容した保持体6を挿脱するローディング室8、及びこれ
に対してカセットC内収容の被処理体を搬出入する搬出
入室13とを備えた処理装置において、内部に清浄空気
または不活性ガスを充填して密閉可能にしたカセット収
容容器30を設置するカセット収容容器用ポート14を
搬出入室13に設ける。このポート14の下方に、容器
内のカセットCだけを沈ませて取り込むカセット取り込
み機構17と清浄気体噴出手段18を配置する。これは
清浄気体の横流65を形成して滞留し易い雰囲気を循環
させたり、被処理体表面の付着微粒子等を吹き飛ばす。 【効果】 カセットが搬出入時に作業領域の雰囲気に晒
されないので、この領域の雰囲気のクリーン度を高く維
持する必要がなく、クリーンルームの経費を節約でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体ウエハ等
の被処理体に所定の処理を施す処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体の製造工程においては、
被処理体である半導体ウエハ(以下にウエハという)へ
の酸化膜の形成や熱CVD法による薄膜形成や熱拡散法
による不純物濃度領域の形成等を行う各種の処理装置が
使用されている。
【0003】これら各種処理装置に適用されるものとし
て、従来の横型のものから、最近では縦型の熱処理装置
が多く採用されている。従来のこの種の縦型熱処理装置
としては、多数枚のウエハを収容した保持体であるウエ
ハボートをほぼ円筒形の縦型処理室(プロセスチュー
ブ)内に挿入し、プロセスチューブ内を所定の処理ガス
下で加熱することにより、ウエハの各種処理を行うもの
が知られている。
【0004】従来のこの種の熱処理装置は、図11に示
すように、例えば石英製のプロセスチューブ1の下側に
マニホールド2を設置し、このマニホールド2に設けら
れた排気管3及びガス導入管4によって、プロセスチュ
ーブ1内のガスの排気及び導入が行われるようになって
いる。また、このプロセスチューブ1の外側には、プロ
セスチューブ1を囲んでヒータ5が設けられており、プ
ロセスチューブ1内を所望の温度に加熱制御し得るよう
になっている。
【0005】多数枚のウエハWを収納したウエハボート
6は、移送機構を構成するボートエレベータ7によって
ローディング室8からプロセスチューブ1に挿入され
る。この際、ウエハボート6のフランジ6Aがマニホー
ルド2に当接してプロセスチューブ1内が密閉されるよ
うに構成されている。
【0006】また、ローディング室8に隣接して設置さ
れる移載室9内に、図示しないキャリア搬送手段によっ
て搬送されたウエハキャリアCに収納されたウエハWを
ウエハボート6に搬送または搬出するための搬出入手段
10が設置されている。
【0007】上記のように構成される熱処理装置を用い
てウエハWに処理を施す場合は、まず、ウエハをウエハ
ボート6に収納し、このウエハボート6をボートエレベ
ータ7によって上昇させてプロセスチューブ1内に挿入
する。その後、排気管3を用いてプロセスチューブ1内
のN2 ガスを排出し、プロセスチューブ1内が所定の真
空度に達すると、ガス導入管4により処理ガスを導入し
て所望の処理を行う。また、このローディング室内は略
大気圧の清浄空気雰囲気に常時維持されているのが一般
的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の構
造の縦型熱処理装置においては、一般的は、ウエハキャ
リアCを収容する移載室9内へのウエハキャリアCの搬
出入は、これに設けたドア11を開閉して行われ、この
ウエハキャリアはAGV(自動搬送車)や人間により内
部のウエハをクリーンエアに晒した状態で搬送されて真
空室内に設置されたり、或いは処理済みのウエハもクリ
ーンエアに晒された状態で搬出される。
【0009】従って、移載室9のドア11の外側すなわ
ちオペレータ等が作業を行うクリーンルーム内全体は、
ウエハへのパーティクルの付着を防止するために移載室
9やローディング室8内と同等の或いはそれに近い高い
クリーン度、例えばクラス1に維持しなければならな
い。
【0010】クリーンルームを建設する場合にはそのク
リーン度が高ければ高くなる程、単位面積当たりの建設
コストが高くなり、従って上述のようにウエハキャリア
Cを運んだり、オペレータが作業したりする空間全体を
高いクリーン度を目標として建設すると大幅なコスト高
になるという問題があった。更には、容積の大きなクリ
ーンルーム全体を高い清浄度に維持しなければならない
ことから、ランニングコストも上昇するという問題点が
あった。
【0011】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は、例えばSMIF(Standard Mec
hanical InterFace)ポットのような
カセット収容容器を設置可能とすることにより作業空間
用クリーンルームのクリーン度を従来程高くなくて済む
処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、被処理体に所定の処理を施す処理室
と、この処理室に対して前記被処理体を収容した保持体
を挿脱する移送機構を有するローディング室と、このロ
ーディング室に対して、カセット内に収容されている被
処理体を搬出入する搬出入室とを具備する処理装置にお
いて、前記搬出入室は、外部との間で前記カセットを搬
出入するために、内部が清浄空気或いは不活性ガス雰囲
気になされて密閉可能になされた搬送可能なカセット収
容容器を設置するためのカセット収容容器用ポートと、
前記カセット収容容器用ポートの下方に設けられ、前記
カセット収容容器用ポートのカセット挿通孔を開閉可能
にすると共に前記カセットを取り込むカセット取り込み
機構と、前記カセット収容用ポートの下方に設けられ、
前記取り込まれたカセット内に収容された被処理体に平
行な清浄気体の流れを与える清浄気体供給手段とを備え
るようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、搬出入
室に対して被処理体を搬出入する時には、内部が外部雰
囲気と密閉隔離されたカセット収容容器を搬出入室のカ
セット収容容器用ポートに設定する。このポートに設定
されたカセット収容容器と搬出入室との間では外部の作
業領域の雰囲気から区画された状態でカセット取り込み
機構によってカセット毎に被処理体の受け渡しが行われ
る。そして、搬出入室内にカセットが取り込まれると側
部に設けた清浄気体供給手段からはカセット内の被処理
体に対してこれと平行に清浄気体の横流が施され、付着
していたパーティクルやポート下方に滞留していた雰囲
気が排除されることになる。従って、カセットを装置間
同士で搬送したり、オペレータが作業する作業空間のク
リーン度をそれ程高く設定する必要もなく、クリーンル
ームの建設コストを削減することができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基いて詳細
に説明する。ここでは、本発明の処理装置を半導体ウエ
ハの熱処理装置に適用した場合について説明する。尚、
従来の熱処理装置と同じ部分には同一符号を付して説明
する。
【0015】図1はこの発明の処理装置の概略断面図、
図2は図1の概略平面図、図3は保持体収容室の断面
図、図4はこの装置の前面側を示す斜視図、図5はカセ
ット収容容器用ポートを示す断面図、図6はカセット水
平移動機構を示す斜視図、図7はキャリアトランスファ
に設けた枚数カウンタを示す図、図8は搬出入室内の清
浄空気の流れを示す図、図9は清浄気体供給手段と取り
込まれたカセットとの関係を示す側断面図、図10は図
9に示す部分の平面図である。
【0016】本発明の処理装置は、被処理体であるウエ
ハWに所定の処理を施す処理室であるプロセスチューブ
1と、このプロセスチューブ1に対して多数枚例えば1
00枚のウエハWを収納した保持体としてのウエハボー
ト6を挿脱する移送機構12を備えたローディング室8
と、このローディング室8に対してウエハWを搬出入す
る搬出入室13と、この搬出入室13に形成されたカセ
ット収容容器用ポート14と、ローディング室8と搬出
入室13との間に配置される保持体としてのウエハボー
ト6を収容する保持体収容室16とで構成されている。
また、上記搬出入室13内にはカセットCを取り込むカ
セット取り込み機構17と、取り込まれたカセット内の
被処理体に、これと平行に清浄気体の横流を与える清浄
気体供給手段18が形成されて、本発明の主要部が構成
されている。
【0017】上記ローディング室8内と保持体収容室1
6内とは連通されて一体化されており、そして、これら
両室8、16を仕切る一側壁にはそれぞれフィルタ1
9、19を介設した清浄空気導入口20、20が設けら
れると共に、これらと対向する他側壁には、同じくフィ
ルタ21、21を介設した清浄空気排出口22、22が
設けられ、両室8、16内全体に渡って略常圧に維持さ
れて清浄度の高い、例えばクラス1程度の清浄空気の横
流を形成するようになっている。尚、清浄空気排出口2
2、22から排出された清浄空気の一部は清浄空気導入
口20、20側に戻され、室内に循環させるようになっ
ている。
【0018】また、上記保持体収容室16の下部には、
図3に示すように、例えばベローズシール23を介して
載置台24が上下動可能に配置され、この載置台24の
室外側にウエハボート6の有無を確認するための検出手
段25が設けられている。この検出手段25は、載置台
24に連結された可動検出体25Aと、この可動検出体
25Aの上下移動部に関して対峙される発光部25Bと
受光部25Cとからなる光センサー25Dとで構成され
ている。従って、保持体収容室16内にウエハボート6
が収容されて載置台24上にウエハボート6が載置され
ると、その重量によって載置台24が下降すると共に、
可動検出体25Aも下降して、発光部25Bから受光部
25Cへの光を遮断することにより、ウエハボート6の
有無を判断することができる。尚、ウエハボート6の有
無の検出は必ずしもこのような検出手段25で行う必要
はなく、例えば保持体収容室16の天井や床部或いは壁
部にシール機構を介して埋設されるセンサーによってウ
エハボート6の有無を判断するなど任意の検出手段を用
いることができる。
【0019】この保持体収容室16の搬出入室13側に
は、ウエハトランスファ50が移載用エレベータ51に
よって昇降可能に支持されて設置されている。このウエ
ハトランスファ50は、昇降しながら搬出入室13内の
後述するトランスファステージ48上のキャリアC内の
ウエハWを1枚ずつ取り出して、保持体収容室16内に
収容されたウエハボート6に収納保持させたり、その逆
にウエハボート6から処理済みのウエハWをトランスフ
ァステージ48上のキャリアC内に戻す働きをなすよう
に構成されている。
【0020】上記処理室を構成するプロセスチューブ1
は、断面逆U字状の縦型略円筒状の石英製容器にて形成
されており、このプロセスチューブ1の外周にはヒータ
5が囲繞され、更にその周囲には冷却パイプや断熱材等
を組み込んだ保護カバー26が被覆されている。また、
プロセスチューブ1の開口下端にはマニホールド2が接
続して設けられている。このマニホールド2は上下フラ
ンジ付き円筒状のもので、図1に示すように、このマニ
ホールド2の周壁部に、プロセスチューブ1内に所定の
処理用ガスを導入するガス導入管4と、処理後のガスを
排気する排気管3がそれぞれ接続されている。この場
合、ガス導入管4は図示しないガス切換弁を介して所定
の処理ガス供給源と清浄空気供給源に接続されて、交互
に処理ガスと清浄空気をプロセスチューブ1内に導入で
きるようになっている。
【0021】上記ローディング室8は、例えばステンレ
ス鋼製パネルを全周溶接するか、或いはOリングシール
にてシールした密閉構造となっており、その上部及び下
部の適宜位置には図示しない例えば清浄空気供給源に接
続する清浄空気導入管27が接続されている。このロー
ディング室8内に配置される移送機構12は、ウエハボ
ート6を載置保持するボートエレベータ7と、このボー
トエレベータ7を昇降移動するボールねじ装置7Aとで
構成されている。この場合、ローディング室8内は真空
状態にする必要がないため、ローディング室8を構成す
るパネルに高い剛性をもたせる必要がない。従って、移
送機構12のボールねじ装置7Aを自立式とせずにロー
ディング室8の壁に固定する構造であってもよい。ま
た、ローディング室8内の保持体収容室側には、移送機
構12のボートエレベータ7と保持体収容室16の間で
ウエハボート6を搬送する搬送機構28が配置されてい
る。この搬送機構28は、ローディング室8の外部に設
置される水平回転(旋回)及び昇降用の駆動部28A
と、ローディング室8内に位置する駆動部28Aの伝達
軸に連結され、ウエハボート6を保持する多関節アーム
28Bとで構成されている。尚、ローディング室8の上
部に設けられた炉口部には、ローディング室8とプロセ
スチューブ1との開口部を開閉するオートシャッタ29
が設けられている。
【0022】一方、上記搬出入室13は清浄度の高い例
えばクラス1の清浄空気により大気雰囲気下に設置され
ている。この搬出入室13内には、複数枚例えば25枚
のウエハWを収納するウエハキャリアCが内部に納めら
れたカセット収容容器30を設置する本発明の特長とす
る前記カセット収容容器用ポート4と、カセット収容容
器30内のカセットCを内部に取り込むカセット取り込
み機構17と、取り込まれたカセットCに対して清浄気
体の横流を与える清浄気体供給手段18が設けられる。
図示例にあっては、カセット収容容器用ポート4が左右
2台配設されている。
【0023】ここで、カセット収容容器30について説
明すると、図5にも示すようにこの容器30は特開平1
−222429号公報や米国特許第4534389号公
報等に開示されているように1つのカセットCを収容し
得る程度の大きさになされて下部が開口された容器本体
31とこの開口部を密閉可能に閉塞する容器底部32と
により主に構成され、内部にカセットCを収容した状態
で大気圧に対して陽圧になされた高いクリーン度の清浄
空気或いは不活性ガスが充填されている。このため、こ
の容器底部52には清浄空気や不活性ガスを内部に導入
するバルブ付きのガス導入路(図示せず)が形成されて
いる。
【0024】容器底部32は容器本体31の下部のフラ
ンジ部31AにOリング等のシール部材33を介して気
密に密閉可能に取り付けられる。この容器底部32の周
縁部の適宜箇所には外側へ出没可能になされたロックピ
ン34が設けられており、このロックピン34を容器底
部32の中央部に設けた回転リンク機構35に連結して
これを回転することにより容器本体31との接合離脱を
行い得るようになっている。このカセット収容容器30
としては、例えばSMIF−POD(商標)を用いるこ
とができる。
【0025】一方、上記カセット収容容器用ポート14
は、搬出入室13の前面壁をこの内部へ凹部状にへこま
せるようにして成形されており、容器本体31を実際に
載置するポート載置台36には、容器本体31のフラン
ジ部31Aの内径よりも大きく且つその外径よりも小さ
くなされてカセットCを挿通できるカセット挿通孔37
が形成され、この挿通孔37には、周縁部をその外方へ
下向き傾斜させてテーパ状に形成することによりポート
載置台36より下方向に開閉可能とした容器底部載置台
38が設けられる。この容器底部載置台38は、上記カ
セット取り込み機構17の一部を構成するものであり、
この載置台38の中央部には、上記容器底部32の回転
リンク機構35に係合する回転ピン39が設けられてお
り、これを回転することにより上記回転リンク機構35
を作動させてロックピン34を出没し得るようになって
いる。
【0026】また、この容器底部載置台38は、図1に
も示すようにボールネジ40によって垂直方向(上下方
向)へ移動可能になされた垂直移動アーム41の先端に
取り付けられており、容器本体31を上方に残して容器
底部32とこの上面に載置されているカセットCのみを
沈み込ませて搬出入室13内に取り込むようになってい
る。このようにして、カセット取り込み機構17全体が
構成されている。
【0027】また、上記ボールネジ40には、上記容器
底部載置台38の下方に位置させて水平方向へ起倒して
屈曲可能になされた多関節アームよりなる水平移動アー
ム42が設けられており、その先端には常に水平状態に
なるように遊嵌状態で首振り可能になされたアーム補助
部材42Aが設けられ、その両端には開閉可能になされ
た爪部43が設けられている。水平移動アーム42を屈
曲させた状態でこの爪部43を開閉作動することにより
沈み込んだ上記カセットCの上部側壁を把持し得るよう
になっている。
【0028】また、上記カセット収容容器の容器本体3
1の上部には把手部44が設けられており、例えばオペ
レータがこの把手部44を把持することによりこのカセ
ット収容容器全体を容易に持ち運べるようになってい
る。更に、カセット挿通孔37の周辺部のポート載置台
36には起倒可能になされたカギ状の容器ホルダ45が
複数箇所設けられており、これを自動的に起倒させるこ
とにより容器のフランジ部31Aのロック・アンロック
を行い得るようになっている。
【0029】また、搬出入室13内には、カセット収容
容器用ポート14の直ぐ後側位置にキャリアトランスフ
ァ46がエレベータ47を介して昇降可能に設置されて
いる。このキャリアトランスファ46の後側にトランス
ファステージ48が設置されると共に、このトランスフ
ァステージ48の上部側方に棚状になされたキャリアス
トックステージ49が設けられている。このキャリアス
トックステージ49は、前記カセット収容容器用ポート
14からキャリアトランスファ46により搬送されてく
るウエハキャリアCをそれぞれ横向きのまま2列4段に
保管できる複数の棚にて形成されている。尚、このステ
ージ49にはウエハが取り出されて空になったキャリア
Cも保管できる。
【0030】また、図7(A)及び図7(B)に示すよ
うに各キャリアトランスファ46の先端には、略同一水
平面上に配列された発光素子52Aと受光素子52Bよ
りなる枚数カウンタとして例えば反射形のレーザビーム
センサ53が設けられており、キャリアトランスファ4
6の上昇或いは降下時にウエハの縁部からの反射ビーム
を検出することにより、そのカセット内のウエハの枚数
情報と位置情報とを検出し、これをウエハトランスファ
46における移載時のデータとして反映させるようにな
っている。尚、図7(B)は図7(A)中のB−B線矢
視図である。
【0031】このように形成された搬出入室13とロー
ディング室8、保持体収容室16及びプロセスチューブ
1側とはトランスファステージ48の部分を除き、区画
壁54により区画されている。そして、この区画壁54
と前記キャリアストックステージ49との間には、空気
導入側HEPAフィルタ55が配置されており、この上
部に設けた空気導入口56から清浄度の高い、例えばク
ラス1の清浄空気を搬出入室13内へ導入するようにな
っている。ここでフィルタ55内へ導入された清浄空気
は、フィルタ側面より水平方向へ排出するように構成さ
れている(図8参照)。
【0032】上記空気導入側HEPAフィルタ55の水
平方向対向面であって、上記カセット収容容器用ポート
14の上方にはその吹出口57Aが下方に向けられた内
部HEPAフィルタ57が配置されており、上記空気導
入側のフィルタ55からの清浄空気を下方向に向けての
循環流乃至ダウンフローを形成するようになっている。
この吹出口57Aは、上記キャリアトランスファ46と
干渉しない範囲でできるだけ水平方向に幅広で大きく形
成するのが好ましい。
【0033】更に、図8に示すように搬出入室13内の
底部側壁には、循環乃至ダウンフローさせた清浄空気を
取り込む空気排出口58が設置されており、この排出口
58の内部には空気を排出する送風ファン59が設けら
れている。また、この空気排出口58には搬出入室13
の角部に、その高さ方向に沿って形成された排気ダクト
60が連結されており、搬出入室13内の雰囲気を系外
へ排出するようになっている。尚、ここで排出した清浄
空気は、上述のようにワンスルーで系外へ排出するよう
にしてもよいし、一部の清浄空気を再度搬出入室13内
へ戻して循環させるようにしてもよい。
【0034】また、段部状に形成されたカセット収容容
器用ポート14の下方を区画する側壁61には、図1、
図9及び図10にも示すように清浄気体供給手段18の
一部を構成する横流噴出ヘッダ62が設けられており、
この噴出口63は、上記ポート14の下方、すなわちカ
セットCがポートより沈み込んで内部に取り込まれた時
に位置する部分に臨ませて開口されている。そして、こ
の噴出口63は取り込まれたカセットCに向けて水平方
向に方向付けされた多数のブレード64が設けられてお
り、上記ポート14の下方、すなわち取り込まれたカセ
ットCに対して清浄空気の横流(サイドフロー)65を
与えるようになっている。尚、このブレード64は搬出
入室内部に向けて水平方向やや下方に傾斜させて設けて
も良い。
【0035】また、この横流噴出ヘッダ62の大きさは
ポート14の下方を区画する側壁61の略全面に亘って
おり、ポート下方の雰囲気の滞留を阻止するようになっ
ている。ここで、供給する清浄空気の供給手段として、
上記横流噴出ヘッダ62の上部と上記内部HEPAフィ
ルタ57の吹出口57Aとを連結して清浄空気用通路6
6が設けられており、この通路66の吹出口57A側端
部には、必要量の清浄空気を取り込むためにロート状に
導入口が拡大されたロート状空気導入部67が取り付け
られている。上記横流噴出ヘッダ62内の上部には、清
浄空気用通路66から供給された清浄空気をヘッダ幅方
向へできるだけ均等に分配するための分散路68が設け
られている。
【0036】尚、この分散路68としては、多数の通気
孔を形成したパイプ部材を設けるようにしてもよい。ま
た、清浄空気の供給方法としては、上記内部HEPAフ
ィルタ57からの吹出空気を利用するのではなく、この
横流噴出ヘッダ62に、この装置の近傍に敷設されてい
る清浄空気供給管(図示せず)から直接配管等を形成す
るようにしてもよく、その供給方式には限定されない。
更には、清浄度を高く維持するために、この横流噴出ヘ
ッダ62内にHEPAフィルタを収容するようにしても
よい。
【0037】次に、以上のように構成された処理装置の
動作態様について説明する。最初に、既に搬出入室13
内へ収容されたウエハをローディング室8を介してプロ
セスチューブ1との間で搬送する場合について説明す
る。まず、保持体収容室16にウエハボート6を収容し
た状態で、ウエハトランスファ50によってトランスフ
ァステージ48上のウエハキャリアC内のウエハWを保
持体収容室16内のウエハボート6に収納して、所定枚
数のウエハWをウエハボート6に収納する。
【0038】次に、搬送機構28を駆動して保持体収容
室16内のウエハWを収納したウエハボート6をボート
エレベータ7上に移載保持させる。
【0039】次に、ボートエレベータ7が上昇して、ウ
エハボート6はプロセスチューブ1内に挿入され、ウエ
ハボート6のフランジ6Aがマニホールド2のフランジ
2Aに当接してプロセスチューブ1内が密閉される。そ
して、排気管3を用いてプロセスチューブ1内の雰囲気
ガスを排出し、プロセスチューブ1内が真空度に達した
時点で、ガス導入管4により処理ガスを導入して所望の
処理を行う。
【0040】処理が終了した後に排気管3を用いてプロ
セスチューブ1内の処理ガスを排出し、プロセスチュー
ブ1内が所定の真空度に達した時点で、ガス導入管4に
より清浄気体を導入する。その後、清浄気体の圧力がロ
ーディング室8の清浄空気の圧力、すなわち略大気圧と
同じになると、ウエハボート6を下降させ、上記搬入手
順と逆の手順にて処理済みのウエハWを取り出す。
【0041】ここで、ローディング室8内及び保持体収
容室16内には、フィルタ19、19を介して常時、清
浄度の高い、例えばクラス1程度の清浄空気が導入され
て、清浄空気のサイドフロー或いは一部が循環されてサ
ーキュレーションが施されて略大気圧に維持されてい
る。この場合、ローディング室8及び保持体収容室16
の各室内の圧力を、搬出入室13内の圧力よりも僅かに
高くして陽圧状態とし、ローディング室8内や保持体収
容室16内の雰囲気がトランスファステージ48を介し
て搬出入室13内側へ流れるようにしてパーティクルを
排除するようにするのが好ましい(図2参照)。
【0042】次に、カセット収容容器30内と搬出入室
13との間でウエハWの受け渡しを行う場合について説
明する。まず、前工程で処理されたウエハ或いは未処理
のウエハが例えば25枚収容することができるカセット
Cに収容された状態で、カセット収容容器30内に収納
されて、この状態でAGV或いはオペレータによりカセ
ット収容容器用ポート14のポート載置台36の所定の
位置、すなわち容器底部載置台38上にカセット収容容
器30を載置する。この時、ポート載置台36の容器ホ
ルダ45を起こすことにより容器本体のフランジ部31
Aを強固に固定する。
【0043】この時点では、カセット取り込み機構17
の垂直移動アーム41の先端に設けた容器底部載置台3
8は、ポート載置台36に形成されているカセット挿通
孔37を完全に密閉して閉塞しており、クリーン度の低
い作業領域側の雰囲気が搬出入室13内へ侵入しないよ
うになっている。このカセット収容容器30内は予め例
えばクラス1程度のかなり高いクリーン度の清浄空気や
或いは酸素レスとするためにN2 ガス等の不活性ガスが
陽圧状態で充填されて周囲の雰囲気から隔離されてお
り、例えばクラス1000程度の低いクリーン度の作業
領域を搬送してきても、この雰囲気にウエハWが晒され
ないようになっている。尚、本実施例においては、カセ
ット収容容器30内はクリーン度の高い清浄空気により
充填されている。
【0044】容器本体31がポート載置台36側に固定
されたならば、容器底部載置台38の回転ピン39を回
転することによって容器底部32とそのフランジ部31
Aとを連結するロックピンを解除する。
【0045】次に、垂直移動アーム41を降下させるこ
とにより容器本体31を残したまま容器底部32とこの
上に載置されているカセットCとを沈み込ませてこれら
を搬出入室13内に取り込む。ここで、カセットCの取
り込みのために容器底部載置台38が下降してポート載
置台36のカセット挿通孔37が開放されても、この上
方はカセット収容容器30の容器本体31が気密に被っ
ているので、外側の作業領域Sから遮断された状態が保
持され、清浄度の低い空気が搬出入室13内に流入する
ことはない。
【0046】カセットCの取り込みが完了したならば、
次に水平移動アーム42を屈曲させることにより先端の
爪部43を取り込んだカセットCの上方に位置させると
共にこの爪部43を閉じることによりカセットCの上部
側面を把持する。そして、カセットを把持した状態でこ
の水平移動アーム42を伸長させることによりカセット
Cを水平方向へ移動させて、これをエレベータ47によ
り昇降移動するキャリアトランスファ46上に移載す
る。尚、キャリアトランスファ46からウエハを装置外
へ搬送する場合には上記した手順と逆の操作を行えばよ
い。
【0047】ここで、水平移動アーム42によってキャ
リアCをキャリアトランスファ46に移載する直前に
は、このキャリアCの側方を上昇或いは降下するキャリ
アトランスファ46の先端に設けた枚数カウンタとして
のレーザビームセンサ53(図7参照)の発光素子52
Aからはレーザが発射されており、ウエハ端面からのレ
ーザ反射光を受光素子52Bが検知することによりこの
キャリア内のウエハの枚数情報及び位置情報が得られ、
ここで得られた情報は後段のウエハトランスファ46に
よりウエハをウエハボート6に移載する時に参照されて
反映されることになる。また、枚数情報と位置情報がと
られたカセットは、次に上昇或いは降下してくるキャリ
アトランスファ46に移載されることになる。
【0048】キャリアトランスファ46に移載されたキ
ャリアCは、ウエハの処理待ちの場合には、キャリアス
トックステージ46内に一旦収容されて待機させるか、
或いはトランスファステージ48が空いている場合に
は、キャリアCをこのトランスファステージ48上に載
置しておく。このキャリアステージ48上のキャリアC
からは前述したようにウエハトランスファ50によりウ
エハWが、1枚ずつ或いは複数枚ずつ取り出されてウエ
ハボート6に移載されることになる。ここでウエハWの
移載が完了して空になったカセットCは、再度ウエハト
ランスファ50により保持されて、ウエハWの処理が完
了するまでキャリアストックステージ49内に収納され
ることになる。
【0049】このように、カセット収容容器用ポート1
4を設けてここに内部雰囲気が高いクリーン度に維持さ
れて外部雰囲気と隔離されたカセット収容容器30を載
置してウエハWの搬入・搬出を行うようにしたので、こ
の装置の外側であってオペレータ等が作業する作業領域
Sのクリーン度を、ウエハを剥出し状態で搬送していた
従来の装置の場合と比較してそれ程高くしなくて済む。
例えば、従来装置にあっては作業領域Sのクリーン度を
1にしてウエハ搬送時のパーティクルの付着を防止しな
ければならなかったが、本実施例によればカセット収容
容器30内及びローディング室8内、保持体収容室16
内の雰囲気のみをクリーン度1にすれば良く、作業領域
Sの雰囲気はこれよりも低いクリーン度、例えばクリー
ン度1000程度に設定すれば良い。従って、作業領域
Sの雰囲気のクリーン度を低く設定することができるの
で、その分、クリーンルームの製造コスト及び運転コス
トを削減させることができ、大幅なコストダウンを図る
ことができる。また、この場合、カセット収容容器30
内は大気圧(搬出入室内の圧力)に対して陽圧になされ
ているので容器内にクリーン度の低い雰囲気が侵入する
こともない。
【0050】また、この搬出入室13には、図8にも示
すように導入空気HEPAフィルタ55を介してその上
方より取り込んだ清浄空気を内部で循環させてサーキュ
レーションを施したり或いはダウンフローを形成してい
る。すなわち、上記フィルタ55から取り込まれた清浄
空気はこの吹出口より水平方向に排出され、この清浄空
気を取り込んだ内部HEPAフィルタ57はその吹出口
57Aから下方向に向けて清浄空気を排出し、ダウンフ
ロー69を形成している。
【0051】そして、搬出入室13の底部に流下した清
浄空気はここに設けた空気排気口58に取り込まれ、排
気ダクト60を介して系外へ排出される。尚、排気され
た清浄空気の一部を再度、搬出入室13内に戻して再循
環させるようにしてもよい。ここで、内部HEPAフィ
ルタ57により取り込まれた清浄空気の一部は、清浄空
気用通路66を介して清浄気体供給手段18の横流噴出
ヘッダ62に供給され、ここから水平方向に向けて放出
され、カセット収容容器用ポート14の下方にて清浄空
気の横流65が形成される。
【0052】従って、図9及び図10に示すようにカセ
ットC内の多数のウエハWは水平方向に配置されて、上
下に所定のピッチで多段に収容されていることから、搬
出入室13内にカセットCが沈み込んで収容された時に
この清浄空気の横流65に晒され、ウエハ表面に付着し
ているパーティクルが吹き飛ばされて除去されることに
なる。
【0053】また、このカセット収容容器用ポート14
は段部状に形成されていることから、この下方の空間
は、ダウンフロー69に晒されなくなってしまい、空気
の滞留が生じ易くなる傾向にあるが、上述のように横流
噴出ヘッダ62から放出される清浄空気の横流65によ
り空気の滞留が生じることがなくなり、例えばボールネ
ジ40や垂直移動アーム41よりなるカセット取り込み
機構17等の可動機構より発生するパーティクル等を横
流65に乗せて効率的に排出することができ、歩留まり
が低下することを阻止することができる。そして、この
ようにパーティクル等を伴って排出された横流65はダ
ウンフロー69によって下方向へ運ばれて、系外へ排出
されることになる。
【0054】一方、カセットCが取り出されて空になっ
たカセット収容容器30は、この装置の前方の作業領域
Sに載置棚(図示せず)等を設けるようにしてここにオ
ペレータが一時的に収容するようにしてもよい。この場
合には、カセット取り込み機構17の容器底部載置台3
8を上昇させてカセット挿通孔37を気密に閉塞してお
くのは勿論である。
【0055】尚、上記実施例におけるカセット収容容器
の構造はこれに限定されず、カセットを収容し得る密閉
構造の容器であればどのようなものでも良い。また、カ
セット収容容器からキャリアCを搬出入させるカセット
取り込み機構17の垂直移動アーム41及び水平移動ア
ーム42の構造もカセットを搬出入し得るならばどのよ
うな構造を採用しても良い。
【0056】また更には、本実施例にあっては、不活性
ガスの消費量の削減や操作時間の短縮を目的とした保持
体収容室16を設けた装置を例にとって説明したが、こ
れを設けない装置、例えば図11に示す従来型装置に本
発明を適用してもよいし、トランスファステージ48と
ボートエレベータ7を隣接させて設け、トランスファス
テージ48上のカセットC内のウエハWを移載用エレベ
ータ51により、ボートエレベータ7上のウエハボート
6に直接移載するような構成としてもよい。
【0057】また、上記実施例では、搬出入室13の後
段の保持体収容室16及びローディング室8の構造は、
内部雰囲気が清浄空気により常時略大気圧に維持されて
いる通常のローディング室構造の場合を例にとって説明
したが、これに限定されず、例えばこのローディング室
8を搬出入室13に対して完全に密閉可能になされたい
わゆるロードロック室構造とすると共にN2 等の不活性
ガス或いは清浄空気の給・排真空引き可能となるような
構造としてもよい。
【0058】更には、カセット収容容器用ポート14内
にN2 等の不活性ガスを充填した場合には、搬出入室内
及びローディング室内の雰囲気ガスも不活性ガスとし、
ウエハ表面への自然酸化膜の形成を抑制するように構成
するのが好ましい。また、本発明は、縦型CVD装置、
酸化拡散装置のみならず、半導体ウエハ以外のもの、例
えばガラス基板、LCD基板等の処理装置にも適用する
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の処理装置
によれば、次のように優れた作用効果を発揮することが
できる。被処理体の収容されたカセットを納めたカセッ
ト収容容器を設置するためのカセット収容容器用ポート
を搬出入室に設けて作業領域の雰囲気に晒すことなく被
処理体を搬出入させるようにしたので、処理装置の外側
の作業領域の雰囲気のクリーン度を搬出入室内の雰囲気
のクリーン度程高くする必要がない。従って、被処理体
が剥き出しになる搬出入室やローディング室内の雰囲気
のみのクリーン度を高く設定すれば良く、クリーンルー
ム内の作業領域のクリーン度を低くした状態でクリーン
ルームを形成できるので、クリーンルームの製造コスト
及びランニングコストを大幅に削減することができる。
また、カセット収容容器用ポートの下方に清浄気体供給
手段を設けてこれより清浄気体の横流を形成するように
したので、内部に取り込まれた被処理体表面からパーテ
ィクルを飛ばしたり、或いはポート下方の雰囲気を循環
させてこの部分に滞留が生ずることを防止でき、その
分、製品の歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の概略断面図である。
【図2】処理装置の概略平面図である。
【図3】本発明における保持体収容室の断面図である。
【図4】本発明の装置の前面側を示す斜視図である。
【図5】カセット収容容器用ポートを示す断面図であ
る。
【図6】カセット水平移動機構を示す斜視図である。
【図7】キャリアトランスファに設けた枚数カウンタを
示す図である。
【図8】搬出入室内の清浄空気の流れを示す図である。
【図9】清浄気体供給手段と取り込まれたカセットとの
関係を示す側断面図である。
【図10】図9に示す部分の平面図である。
【図11】従来の処理装置の断面図である。
【符号の説明】
1 プロセスチューブ(処理室) 6 ウエハボート(保持体) 7 ボートエレベータ 8 ローディング室 12 移載機構 13 搬出入室 14 カセット収容容器用ポート 16 保持体収容室 17 カセット取り込み機構 18 清浄気体供給手段 28 搬送機構 30 カセット収容容器 31 容器本体 32 容器底部 36 ポート載置台 38 容器底部載置台 41 垂直移動アーム 46 キャリアトランスファ 48 トランスファステージ 49 キャリアストックステージ 55 空気導入側HEPAフィルタ 57 内部HEPAフィルタ 62 横流噴出ヘッダ 64 ブレード 65 横流 66 清浄空気用通路 68 分散路 69 ダウンフロー C カセット W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 (72)発明者 谷藤 保 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン東北株式会社相模事 業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に所定の処理を施す処理室と、
    この処理室に対して前記被処理体を収容した保持体を挿
    脱する移送機構を有するローディング室と、このローデ
    ィング室に対して、カセット内に収容されている被処理
    体を搬出入する搬出入室とを具備する処理装置におい
    て、前記搬出入室は、外部との間で前記カセットを搬出
    入するために、内部が清浄空気或いは不活性ガス雰囲気
    になされて密閉可能になされた搬送可能なカセット収容
    容器を設置するためのカセット収容容器用ポートと、前
    記カセット収容容器用ポートの下方に設けられ、前記カ
    セット収容容器用ポートのカセット挿通孔を開閉可能に
    すると共に前記カセットを取り込むカセット取り込み機
    構と、前記カセット収容用ポートの下方に設けられ、前
    記取り込まれたカセット内に収容された被処理体に平行
    な清浄気体の流れを与える清浄気体供給手段とを備えた
    ことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 前記搬出入室内は、清浄気体のダウンフ
    ロー或いはサーキュレーションが形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の処理装置。
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