JPH072825U - 清掃時期表示機能付き加湿器 - Google Patents
清掃時期表示機能付き加湿器Info
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- JPH072825U JPH072825U JP3392393U JP3392393U JPH072825U JP H072825 U JPH072825 U JP H072825U JP 3392393 U JP3392393 U JP 3392393U JP 3392393 U JP3392393 U JP 3392393U JP H072825 U JPH072825 U JP H072825U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加湿タンクの清掃時期を的確に判断できるよ
うにする。 【構成】 加湿器は、加湿ヒータ1と、加湿タンク2
と、洗浄排水を行うための排水管3と、排水電磁弁4
と、隣接した給水槽5と、その底部から加湿タンク2に
導通する給水管6と、補給水用の電磁弁7と、A、B及
びC、Dにおいて接点が開閉する給水フロート8及び低
水位フロート9と、洗浄排水時にB、Dで接点が閉にな
る間の時間を測定するタイマ10と、その測定時間が所
定値を越えるとこれを表示する表示部11と、そのよう
な制御をさせる制御部12とを備えている。 【効果】 タンク内に不純物が溜まると洗浄排水時間が
長くなることから、表示部11の表示により、清掃時期
を的確に判断できるようになり、装置の可動率及び保守
性を向上させることができる。
うにする。 【構成】 加湿器は、加湿ヒータ1と、加湿タンク2
と、洗浄排水を行うための排水管3と、排水電磁弁4
と、隣接した給水槽5と、その底部から加湿タンク2に
導通する給水管6と、補給水用の電磁弁7と、A、B及
びC、Dにおいて接点が開閉する給水フロート8及び低
水位フロート9と、洗浄排水時にB、Dで接点が閉にな
る間の時間を測定するタイマ10と、その測定時間が所
定値を越えるとこれを表示する表示部11と、そのよう
な制御をさせる制御部12とを備えている。 【効果】 タンク内に不純物が溜まると洗浄排水時間が
長くなることから、表示部11の表示により、清掃時期
を的確に判断できるようになり、装置の可動率及び保守
性を向上させることができる。
Description
【0001】
本考案は、加熱手段により容器内の水を蒸発させると共に蒸発により濃縮され た水を排出する加湿器に関し、特に加湿用蒸気を蒸発させるための水を保有する 容器の清掃技術に関する。
【0002】
加湿器では一般に、加湿タンク内に溜められた水をヒータで加熱して沸騰させ 、その蒸気を空調等の加湿用に供給すると共に、蒸発により減少した水をタンク 内に補給するようにしている。一方、このように水を沸騰・蒸発させると、水中 に溶解したシリカ等の不純物が析出し、タンク内に溜まったりヒータに付着する 。シリカ等の不純物がヒータに付着するとヒータは水と熱交換ができず、自己発 熱で破損に至ることがある。このため、水の濃縮を防止すると共に、ヒータに付 着したシリカを熱収縮により剥離させるべく、通常、適当な時間間隔でタンク内 の水を排出し、水を入れ換える操作(以下「洗浄排水」という)を行っている。
【0003】 しかしながら、ヒータから剥離したシリカが排水管に流れると電磁弁や排水管 の詰まりを起こすため、通常はこれらが排水管に流れ込まないようにフィルタを 装備し、シリカがタンクの底に溜まるようにしているが、シリカ等の不純物が溜 まるにしたがい、フィルタを詰まらせてタンク内の水を排水しにくくしてしまう 。従って、正常な運転を維持・継続させるために、適当な時期にタンクを掃除し てこのような不純物を除去・排出しなければならない。
【0004】 ところが、不純物の溜まる程度は、水質や加湿器の運転状態等に大きく影響さ れて一定しない。このため、従来では、加湿器の清掃時期を合理的に設定するこ とができず、「何ヵ月毎」というような大まかな間隔を設定したり、使用者の勘 に頼る所となっていた。そして、清掃の不要な時に加湿器を停止させて清掃した り、或いは反対に、不純物が溜まって清掃が必要であるにもかかわらず清掃され ない場合が発生し、無駄に機器を停止させたり、メンテナンス不良により装置の 信頼性を低下させる結果を招いていた。
【0005】
本考案は従来技術に於ける上記問題を解決し、蒸発させる水を入れた容器の清 掃時期を的確に判断することができる加湿器を提供することを課題とする。
【0006】
本考案は上記課題を解決するために、加熱手段により容器内の水を蒸発させる と共に蒸発により濃縮された水を排出する加湿器において、前記排出する水の排 出速度を検出する検出手段と、前記排出速度が所定値より小さくなるとこれを表 示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
加熱手段により容器内の水が蒸発されると、容器内では水が濃縮されるため、 加湿器の運転中の適当な時期にこの水が排出されると共に新たに水が補給される 「洗浄排水」が行われるが、タンクの底に溜まったシリカの量が増えてくると、 排水時の抵抗となり、排水速度が低下する。本考案によれば、このような洗浄排 水を行う加湿器において、洗浄排水時に排出する水の排出速度を検出する検出手 段を設けるので、その検出結果により、容器内に溜まった不純物の程度を知るこ とができる。そして、この排出速度が所定値より小さくなるとこれを表示する表 示手段を設けているので、その排水速度に対応した量の不純物が容器内に溜まっ ていることを知ることができる。その結果、容器内に相当量の不純物が溜まり、 容器を清掃するべき時期における排水速度を予め所定値として設定しておくこと により、表示手段の表示によって清掃時期を的確に知ることができる。
【0008】
図1は実施例の加湿器の全体構成を示す。 本加湿器は、加熱手段としての加湿ヒータ1により容器である加湿タンク2内 の水を沸騰・蒸発させ、その蒸気を加湿タンク2の頂部2aから取り出し、図示 しない空調室等に供給する。加湿タンク2の底部には、洗浄排水を行うための排 水管3が取り付けられ、これに排水電磁弁4が設けられる。
【0009】 加湿タンク2に隣接して給水槽5が設けられ、その底部には、加湿タンク2に 導通する給水管6が取り付けられている。給水槽5には、電磁弁7を介して給水 が補給される。そしてその内部には、それぞれ図示のような上下水位A、B及び C、Dにおいて接点が開閉する給水フロート8及び低水位フロート9が配設され ている。給水フロート8の開閉信号は、通常の給水補給時の電磁弁7の開閉に用 いられ、一方、低水位フロート9の開閉信号は、異常低水位時に加湿ヒータ1を オン/オフするために用いられる。
【0010】 排出する水の排出速度を検出する検出手段としては、本実施例では上記給水フ ロート8及び低水位フロート9とタイマ10とを使用し、又、排出速度が所定値 より小さくなるとこれを表示する表示手段の一例として表示部11が設けられ、 更に、これらの手段の作動を制御する制御部12が設けられている。タイマ10 は、排水電磁弁4の開閉時期を定めるために用いられると共に、給水フロート8 及び低水位フロート9の開閉信号によっても作動される。制御部12は、タイマ 10の信号を受けて、予め設定された時間と比較し、受信した時間がこれより長 いときには表示部11に表示信号を送る。表示部11としては、機側又遠隔で点 灯されるランプのような視覚的表示又はブザーのような聴覚的表示の何れであっ てもよい。
【0011】 以上のような構成により、本加湿器は次のように作動される。 加湿タンク2内の水は、加湿ヒータ1により加熱され、沸騰・蒸発してその蒸 気がタンクの頂部2aから排出される。蒸発により加湿タンク2内の水位が低下 すると、このタンクと連通した給水槽5内の水位が同様に変動し、その水位が給 水フロート8の低水位Bに達すると、その接点が閉じて電磁弁7が開き、給水が 給水槽5内に導入され、給水管6を介して加湿タンク2内に補給される。そして 、水位が上昇して給水フロート8の高水位Aの位置になると、その接点が閉じて 電磁弁7が閉鎖し、給水の補給が停止する。
【0012】 このように、蒸発と給水補給を繰り返すと、加湿タンク2内で水が濃縮される 。このため、制御部12では一定の間隔が設定されていて、タイマ10の作動に より一定時間毎に排水電磁弁4に開閉信号を与え、加湿タンク2内の水を排出す ると共に、給水を補給する洗浄排水を自動的に行う。この洗浄排水時には、でき るだけ多い水量を排出することが望ましいので、水位が低水位フロート9の低水 位Dを通過するか又は通過して更に少し下がる程度まで排水する。この時には、 低水位フロート9の接点が閉になり一時的に加湿ヒータ1がオフになるが、給水 は補給されているので、排水を停止すると水位は上昇し、低水位フロート9の高 水位Cになると加湿ヒータ1が再び短時間でオンになるので、実質上空調室等の 湿度条件に大きな影響を与えることはない。
【0013】 このような洗浄排水を行う前には、タンク内の水位は通常のAB間にあり、洗 浄排水を開始すると、その水位は、給水フロート8の低水位Bの位置を通過して その接点を閉にすると共に、更に低水位フロート9の低水位Dの位置を通過して その接点を閉にする。排水速度の検出手段を構成するタイマ10は、洗浄排水時 に、給水フロート8の接点が閉になった後低水位フロート9が閉になるまでの時 間を測定する。一方、水位Bから水位Dまでの加湿タンク2及び給水槽5の容積 は一定であるから、上記の如き時間を測定することにより、排水速度を測定する ことができる。即ち、タイマで測定した時間が長くなれば、排水速度が遅くなっ たことになる。但し、このようなタイマを用いることなく、排水管3に直接フロ ーメータを設けるなど、他の方法で排水速度を測定してもよい。
【0014】 洗浄排水を行っても、加湿タンク2内の水が完全に入れ代わることがないので 、加湿タンク2内では析出したシリカ等の不純物が次第に溜まってくる。このよ うに排水中の不純物濃度が高くなると、排水抵抗が大きくなり、洗浄排水時の排 水速度が低下し、タイマ10で計測した時間が長くなる。例えば、清掃すべき時 期における洗浄排水時間は、清掃直後のそれの1.5倍にもなる場合がある。従 って、タイマ10では、実際の装置の特性に基づいて、清掃すべき時期における 洗浄排水時間が所定値として設定される。その結果、タイマ10で測定した洗浄 排水時間が設定時間より長くかかると、表示部11に表示が出される。運転者は 、これにより清掃時期を知ることができる。
【0015】 なお、以上のように限界とすべき排水時間を設定する方法の他に、排水時間の 遅延割合を設定する方法も採用できる。
【0016】 図2は、このような清掃時期を表示する場合の制御フローを示す。 排水電磁弁4を開いて洗浄排水を開始(Sー1)後、給水槽5内の水位が下が って低水位Bで給水フロート8の接点が閉になると、タイマ10がカウントを開 始し(Sー2)、更に水位が下がって低水位Dで低水位フロート9の接点が閉に なると、タイマ10がカウントを終了し(Sー3)、作動時間が設定時間を越え たかどうかを判断し(Sー4)、越えているときには、清掃時期と判断して表示 部11にメンテ信号を表示する(Sー5)。作動時間が設定時間を越えていなけ れば、排水時間終了後排水電磁弁を閉じて通常運転に戻る(Sー6)。
【0017】
以上の如く本考案によれば、清掃時期を的確に判断できるようになり、装置の 可動率及び保守性を向上させることができる。
【図1】実施例の加湿器の全体構成を示す説明図であ
る。
る。
【図2】上記加湿器で清掃時期の表示を発する場合のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1 加湿ヒータ(加熱手段) 2 加湿タンク(容器) 8 給水フロート(検出手段) 9 低水位フロート(検出手段) 10 タイマ(検出手段) 11 表示部(表示手段) 12 制御部(検出手段、表示手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱手段により容器内の水を蒸発させる
と共に蒸発により濃縮された水を排出する加湿器におい
て、 前記排出する水の排出速度を検出する検出手段と、前記
排出速度が所定値より小さくなるとこれを表示する表示
手段と、を有することを特徴とする加湿器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033923U JP2578647Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 清掃時期表示機能付き加湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033923U JP2578647Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 清掃時期表示機能付き加湿器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072825U true JPH072825U (ja) | 1995-01-17 |
JP2578647Y2 JP2578647Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12400046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993033923U Expired - Lifetime JP2578647Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 清掃時期表示機能付き加湿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578647Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP1993033923U patent/JP2578647Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2578647Y2 (ja) | 1998-08-13 |
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