JP2002039616A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2002039616A
JP2002039616A JP2000227216A JP2000227216A JP2002039616A JP 2002039616 A JP2002039616 A JP 2002039616A JP 2000227216 A JP2000227216 A JP 2000227216A JP 2000227216 A JP2000227216 A JP 2000227216A JP 2002039616 A JP2002039616 A JP 2002039616A
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hot water
water
hot
water supply
tank
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JP2000227216A
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English (en)
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Yasushi Iwata
康 岩田
Shizuo Tsuchiya
静男 土屋
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯湯槽内および循環水回路内の滞留された給
湯用水を自動的に排水するとともに給水も行う給湯装置
を実現する。 【解決手段】 給湯用水を蓄える貯湯槽2と、給湯用熱
交換器7を有した給湯器1と、貯湯槽2から給湯用熱交
換器7を通って貯湯槽2へ循環する循環水通路3と、貯
湯槽2の下方部に接続され給湯用の上水を給水する給水
配管13と、設定温度に調節するとともに、貯湯槽2よ
り浴槽16内に給湯する自動湯張り手段15と、給湯器
1および自動湯張り手段15を制御する制御装置5とを
備え、制御装置5は、自動湯張り手段15を制御して、
貯湯槽2より浴槽16へ給湯可能な状態にするととも
に、給水配管13によって上水を貯湯槽2および循環水
通路3に給水し、貯湯槽2内および循環水通路3内の給
湯用水を上水に入れ換えるように配設したことを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯槽を有する給
湯装置に関するものであり、特に、貯湯槽内の滞留給湯
用水の排水制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貯湯槽を有する給湯装置では、貯湯槽内
に給水された上水を給湯器によって事前に加熱させ貯湯
槽内に高温のお湯を蓄えておいて、台所、洗面室、浴室
での給湯に利用されている。また、一般的に、貯湯槽の
貯湯容量は、それらの給湯のうち浴室に給湯する給湯量
および給湯温度から算出して貯湯温度によって求められ
るものである。そして、概して浴槽内に所定の湯温でか
つ所定の湯量を短時間で給湯するためには大容量のもの
が要求される。ところが、長期間留守などで給湯器を長
期間使用していないときには、貯湯槽内に蓄えられた給
湯用水を排水させたいことが生ずる。
【0003】従来、この貯湯槽内に蓄えられた給湯用水
を排水する給湯器として、特開平4−20744号公報
が知られている。この公報では、電気給湯器の貯湯槽内
の水抜きに関するものであり、ヒータを有する貯湯槽
と、この貯湯槽の下方部に排水管路と給水管路とを分離
し、かつ水平方向の一方を排水弁に、もう一方を給水管
とに分岐接続したチーズ(分岐継手)と接続し、さらに
このチーズ(分岐継手)の上で上向きの給水管路からの
給水を水平方向に整流する面を設けた整流板と、チーズ
(分岐継手)内の排水管路と給水管路との間に開口する
連結穴を排水弁の同軸上に設けるとともに、排水経路の
閉止と連結穴の閉止とを同時に行うように排水弁が構成
されている。
【0004】この構成によれば、貯湯槽内の掃除や凍結
防止のための水抜きなどを含め、長期間留守をしていて
滞留させた給湯用水を排水したいときには、給水側の元
栓を閉じた状態で排水弁を開くことにより貯湯槽内およ
び給水管内の水を排水管を通って排水弁より排水するも
のである。なお、排水終了後には、逆に排水弁をを閉じ
た状態で給水側の元栓を開けて給水することで真新しい
上水に入れ換えが行える。
【0005】従って、上述した電気給湯器では、給湯用
水の加熱手段が貯湯槽内に設けられており、貯湯槽の下
方から給水された水を加温させて貯湯槽内の上方に温め
られた給湯用水を蓄えるものであり貯湯槽の排水が可能
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、給湯用
水の加熱手段が別体となっている給湯器の場合には、例
えば、貯湯槽と別体に給湯器を設置し、貯湯槽と給湯器
とを循環水回路で接続し、貯湯槽の下方部から給湯用水
を取り出して給湯器で加熱させ貯湯槽の上方部へ循環さ
せる給湯装置においては、この循環水回路内の給湯用水
も含めて排水できるような配設が要求される。
【0007】そこで、貯湯槽内および循環水回路内の排
水を実施するためには、例えば、循環水回路および貯湯
槽の最も低い位置に排水弁をそれぞれ設け、上述と同じ
ように給水弁の元栓を閉じた状態で排水弁を開いて排水
させたのちに、排水弁を閉じた状態で給水弁の元栓を開
くなどの操作を行うことで真新しい上水に入れ換えてい
た。これにより、これらの操作は手動による操作のため
複雑でしかも煩わしいという問題がある。
【0008】また、一旦温めて冷えてしまった給湯用水
を長期に渡って保存しておくと、一般的に、水温60度
以下では雑菌が繁殖し易いといわれているため長期の留
守などで給湯器を長期に渡って使用しないときには、貯
湯槽内に保存されていた滞留された給湯用水を一旦排水
したのちに再度真新しい上水を給水して給湯することが
望ましい。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記点に鑑み、
貯湯槽内および循環水回路内の滞留された給湯用水を自
動的に排水するとともに給水も行う給湯装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜7記載の技術的手段を採用する。
【0011】すなわち、請求項1の発明では、給湯用の
給湯用水を蓄える貯湯槽(2)と、貯湯槽(2)の給湯
用水を加熱する加熱手段(7)を有した給湯器(1)
と、貯湯槽(2)の給湯用水を貯湯槽(2)の下方部か
ら取り入れ加熱手段(7)を通って貯湯槽(2)の上方
部へ循環する循環水通路(3)と、貯湯槽(2)の下方
部に接続され、給湯用の上水を給水する給水手段(1
3)と、貯湯槽(2)内の給湯用水を設定温度に調節す
るとともに、貯湯槽(2)の上方部より浴槽(16)内
に給湯する自動湯張り手段(15)と、給湯器(1)お
よび自動湯張り手段(15)を制御する制御手段(5)
とを備え、制御手段(5)は、自動湯張り手段(15)
を制御して、貯湯槽(2)の上方部より浴槽(16)へ
給湯可能な状態にするとともに、給水手段(13)によ
って上水を貯湯槽(2)および循環水通路(3)に給水
し、貯湯槽(2)内および循環水通路(3)内の給湯用
水を上水に入れ換えることを特徴としている。
【0012】請求項1の発明によれば、給湯器(1)を
用いて給湯用の給湯用水を加熱し、その加熱された給湯
用水を貯湯槽(2)に蓄える給湯装置にあって、長期間
留守などで給湯器(1)を使用していないときには、貯
湯槽(2)内および循環水通路(3)内に蓄えられた給
湯用水は加熱されたのち停止期間に応じて冷やされてし
まう。この冷やされた給湯用水は、一般的に、何日も放
置しておくと雑菌などが繁殖しやすく不衛生であるた
め、本発明は、貯湯槽(2)内および循環水通路(3)
内に蓄えられた滞留された給湯用水を自動的に排水させ
るための制御手段である。
【0013】具体的には、貯湯槽(2)の下方部から取
り入れた循環水通路(3)と貯湯槽(2)の下方部に接
続された給水手段(13)とを備え、貯湯槽(2)の上
方部より浴槽(16)へ給湯可能な状態に自動湯張り手
段(15)を制御(開放させる)することにより、貯湯
槽(2)内および循環水通路(3)内の給湯用水を、給
水手段(13)によって上水を貯湯槽(2)および循環
水通路(3)に給水することで、貯湯槽(2)内および
循環水通路(3)内の給湯用水を上水に入れ換えること
が自動で行える。従って、貯湯槽(2)内および循環水
通路(3)内の給湯用水が雑菌などが繁殖する前に真新
しい上水に入れ換えることができ衛生的である。
【0014】また、これらの操作を制御手段(5)で自
動的に行えることで使用者の煩わしさが解消され操作性
が良好である。さらに、従来の排水を行ったのちに給水
を行う操作と比較して、排水しながら上水を給水させる
ことで入れ換えることにより、貯湯槽(2)内および循
環水通路(3)内が常時水で充満されているため空気抜
きなどの操作が不要となる。
【0015】請求項2の発明では、制御手段(5)は、
給湯器(1)の停止期間が使用者の設定した停止期間を
超えたときに、貯湯槽(2)内および循環水通路(3)
内の給湯用水を入れ換えることを特徴としている。
【0016】請求項2の発明によれば、また、上述した
制御手段(5)に、例えば、停止日数を予め設定してお
いてその停止日数を超えたときに給湯用水を入れ換える
ような制御を行うことにより、急な留守居などが発生し
て給湯器(1)を長期間使用しなかったときでも設定停
止日数に対応して自動的に真新しい上水に入れ換えるこ
とができ給湯用の給湯用水を常に衛生的に保つことが可
能である。
【0017】請求項3の発明では、制御手段(5)は、
給湯器(1)の停止期間が外気温度に基づいて予め設定
した停止期間を超えたときに、貯湯槽(2)内および循
環水通路(3)内の給湯用水を入れ換えることを特徴と
している。
【0018】請求項3の発明によれば、季節によって異
なる外気温度と設定停止期間との関係を予め定めておい
て、例えば、外気温度の低い冬場には設定停止期間を長
くし、外気温度の高い夏場は逆に設定停止期間を短くす
るように外気温度によって設定停止期間を異なるように
設定しておけば固定する上述の請求項2よりも給湯用水
の入れ換え頻度が少なくなり上水の使用量を抑えること
ができる。
【0019】また、外気温度により設定停止期間が定め
ることにより、使用者が設定する際に、設定停止期間を
季節ごとに可変する煩わしさも解消でき操作性が極めて
良好となる。
【0020】請求項4の発明では、制御手段(5)は、
操作パネル(21)に排水スイッチ(21c)を設け、
この排水スイッチ(21c)を操作したときに貯湯槽
(2)内および循環水通路(3)内の給湯用水を入れ換
えることを特徴としている。
【0021】請求項4の発明によれば、排水スイッチ
(21)を設け、この排水スイッチ(21)を操作する
ことにより、いつでも使用者の意志によって給湯用水を
入れ換えることができる。
【0022】請求項5の発明では、自動湯張り手段(1
5)に流量計数器(19)を設け、制御手段(5)は流
量計数器(19)が所定の流量を超えたときに自動湯張
り手段(15)を閉塞することを特徴としている。
【0023】請求項5の発明によれば、貯湯槽(2)内
および循環水通路(3)内の総容量の滞留された給湯用
水を確実に排水するために流量計数器(19)を設け、
所定の流量のみ排水するように行うことにより、上水の
使用量を無駄なく抑えた入れ換えができる。
【0024】請求項6の発明では、制御手段(5)は、
タイマー(19)を有し、このタイマー(19)が所定
の経過時間を超えたときに自動湯張り手段(15)を閉
塞することを特徴としている。
【0025】請求項6の発明によれば、さらに、流量計
数器(19)を用いず、タイマー(19)に置き換えて
所定の流量を排水することにより、流量計数器(19)
よりも低コストで対応が可能となる。
【0026】請求項7の発明では、制御手段(5)は、
浴槽(16)内の給湯用水を貯湯または排水のいずれか
一方に切り換える排水切換手段(20)が浴槽(16)
の排水口(16a)の下方部に設けられ、貯湯槽(2)
内および循環水通路(3)内の給湯用水を上水に入れ換
えるときに、排水切換手段(20)を排水側に切り換え
ることを特徴としている。
【0027】請求項7の発明によれば、浴槽(16)の
排水口(16a)に排水切換手段(20)を設け、上水
に入れ換えるときに自動的に排水することにより、浴槽
(16)の排水口(16a)の開閉が自動で行えるため
使用者の煩わしさが解消できる。
【0028】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の制御手段を適用し
た給湯装置の一実施形態を図1および図2に基づいて説
明する。まず、図1に示すように、本発明の給湯装置の
給湯器1はヒートポンプ式給湯器(以下、給湯器と呼
ぶ)である。給湯器1は、給湯用の給湯用水を貯湯する
貯湯槽2、給湯用水の加熱手段であるヒートポンプサイ
クルC、貯湯槽2とヒートポンプサイクルCとを接続す
る流水配管3、この流水配管3に給湯用水を循環させる
ウォータポンプ4および給湯器1の作動を制御する制御
装置5などより構成される。
【0030】ヒートポンプサイクルCは、圧縮機6、給
湯用熱交換器7、膨張弁8、室外熱交換器9およびアキ
ュムレータ10を順次冷媒配管11により接続して構成
され、冷媒として臨界温度の低いCO2を使用してい
る。
【0031】圧縮機6は、内蔵する電動モータ(図示せ
ず)によって駆動され、アキュムレータ10より吸引し
た冷媒を一般的使用条件において臨界圧力以上まで圧縮
して吐出する。
【0032】給湯用熱交換器7は、圧縮機6より吐出さ
れた高圧のガス冷媒と給湯用水とを熱交換するもので、
冷媒が流れる冷媒通路7aと、給湯用水が流れる給湯用
水通路7bとを有し、冷媒の流れ方向と給湯用水の流れ
方向とが対向するように構成されている。なお、冷媒通
路7aに流入する冷媒(CO2)は圧縮機6で臨界圧力
以上に加圧されているので、給湯用熱交換器7で放熱し
ても凝縮することはない。
【0033】膨張弁8は、給湯用熱交換器7から流出す
る冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧装置で制御装置5
によって弁開度が電気的に制御される。
【0034】室外熱交換器9は、膨張弁8で減圧された
冷媒を送風機12によって送風される外気との熱交換器
によって蒸発させる。
【0035】アキユムレータ10は、室外熱交換器9で
蒸発した冷媒を気液分離して液冷媒を貯留し、気相冷媒
のみ圧縮機6に吸引させ、サイクル中の余剰冷媒を蓄え
ておくものである。
【0036】流水配管3は、給湯用熱交換器7の給湯用
水通路7bに接続される冷水管3aと温水管3bとで構
成され、冷水管3aの上流端が貯湯槽2の下方部に接続
され温水管3bの下流端が貯湯槽2の上方部に接続され
ている。なお、貯湯槽2の下方部とは、貯湯槽2の底部
に溜まっている給湯用水を取り入れることが可能となる
位置を意味している。
【0037】ウォータポンプ4は、冷水管3a(温水管
3bでも良い)に設けられ、通電されて回転することに
より、貯湯槽2内の給湯用水を流水配管3に流通させ
る。なお、給湯用水の流通方向は図1に矢印で示すよう
に、貯湯槽2内の下方部→冷水管3a→給湯用熱交換器
7の給湯用水通路7b→温水管3b→貯湯槽2内の上方
部へと流れる。
【0038】また、上述した貯湯槽2下方部に接続され
た冷水管3aの上流側には、貯湯槽2内に上水を給水す
るための給水配管13が分岐して接続され、貯湯槽2の
上方部の一方には、貯湯槽2内に蓄えられた給湯用水
(温水)を取り出す給湯配管14が接続されている。な
お、給湯配管14の取り出し位置は、貯湯槽2内で一番
温度が高くなる上方部から取り出すと良い。
【0039】また、、給水配管13の上流側は、給水元
栓13aを介して上水に接続されており、給水元栓13
aは、給湯装置を使用しているときには常時開放されて
いる。
【0040】次に、給湯配管14の吐出側は、自動湯張
り手段15に接続されている。この自動湯張り手段15
には、一端が給湯配管14の吐出側に接続され、他端の
一方が浴槽16に給湯する給湯通路17に接続され、他
端のもう一方が給水配管13に接続された湯水混合給湯
弁18と、給湯通路17内に設置された流量計19とで
構成されている。
【0041】湯水混合給湯弁18は、貯湯槽2内に蓄え
られた給湯用水(温水)を使用者が設定した設定温度に
なるように、給水配管13から取り入れた上水と給湯配
管14から取り入れた給湯用水(温水)とを混合させて
設定した設定温度に混合するとともに、設定温度に混合
された給湯用水を給湯通路17側へ排出するように弁開
度を開放するものである。
【0042】なお、この湯水混合給湯弁18は、清浄制
御手段5a(後述する)を行うときには給水配管13か
ら取り入れる上水を遮断するとともに、給湯配管14の
吐出側と給湯通路17とが連通するように弁開度を開放
する。これにより、貯湯槽2の下方部に接続された給水
配管13が給湯通路17と連通されることで給水配管1
3内の上水の圧力で貯湯槽2内および流水配管3内の給
湯用水が給湯配管14より押し出され湯水混合給湯弁1
8および給湯通路17を経て浴槽16内に排水される。
【0043】また、湯水混合給湯弁18の下流側に設け
た流量計19は、給湯通路17を通過する給湯量を検出
するフローメータであり、浴槽16内を湯張りするため
の給湯量の検出と清浄制御手段5a(後述する)のとき
に貯湯槽2内および流水配管3内の給湯用水の排水量を
検出するものである。
【0044】また、浴槽16の底面に設けられた排水口
16aの下流には浴槽16内を貯湯または排水のいずれ
かを一方に切り換える排水切換弁20が設けられてい
る。排水切換弁20の弁開度が開放側が排水となり閉塞
側が貯湯となる。
【0045】次に、制御装置5には、操作パネル21に
設けられた給湯器1の給湯スイッチ21aのON信号を
受けて起動し、圧縮機6(電動モータ)、膨張弁8、送
風機12およびウォータポンプ4を通電制御して、貯湯
槽2内に蓄えられる給湯用水(温水)の温度(貯湯温
度)を所定の温度範囲(例えば60〜100℃)にコン
トロール(通常運転)している。そして、操作パネル2
1に設けられた自動湯張りスイッチ21bのON信号を
受けて起動し、排水切換弁20および湯水混合給湯弁1
8を通電制御するとともに流量計19の検出信号を受け
て、使用者が設定した設定温度および所定の給湯量を浴
槽16内に給湯して自動湯張り(通常運転)を行ってい
る。
【0046】なお、ここでは、浴槽16の自動湯張りに
流量計19を用いて所定の給湯量を検出して給湯した
が、浴槽16に水位センサ(図示せず)を設け、水位を
検出して設定した水位に達したときに湯水混合給湯弁1
8を閉じることでも良い。
【0047】また、この制御装置5には、以上の通常運
転の制御の他に本発明の要部となる清浄制御手段5aを
有し、長期間留守などで給湯器1を使用していないとき
に、使用者が予め設定した設定期間よりも超えたとき
に、貯湯槽2内および流水配管3内の滞留された給湯用
水を自動的に排水するものである。
【0048】この清浄制御手段5aは、図2に示す制御
プログラムを実行することにより、貯湯槽2内および流
水配管3内の滞留された給湯用水を排水して給水配管1
3から流入する真新しい上水に入れ換える制御を行うも
のである。
【0049】以下、この清浄制御手段5aを図2のフロ
ーチャートに従って説明する。まず、操作パネル21の
停止期間設定スイッチ21cを、停止期間、具体的に
は、滞留された給湯用水に雑菌などを繁殖させることな
く排水させたい日数などを設定した後に、清浄スイッチ
21dをONに作動させると清浄制御手段5a がスタ
ートされる。
【0050】ステップ100では、上述した停止期間の
設定がなされたか否かを判定するものであり、設定され
ておればステップ110に移行する。そして、ステップ
110では、タイマーを用いて給湯器1の運転が停止さ
れている時間のカウントを開始する。そして、ステップ
120で設定停止期間に達成するまで停止時間に達成し
たか否かを判定して、設定停止期間に達成したときにス
テップ130に移行する。
【0051】ステップ130においては、浴槽16内が
排水されるように排水切換弁20の弁開度を開放側に切
り換え、かつ湯水混合給湯弁18を給水配管13から取
り入れる上水を遮断するとともに、給湯配管14の吐出
側と給湯通路17とが連通するように弁開度を開放す
る。これにより、貯湯槽2内および流水配管3内の滞留
された給湯用水が給湯配管14より押し出され湯水混合
給湯弁18および給湯通路17を経て浴槽16内に排水
され、排水切換弁20を介して下水(図示せず)に排水
される。
【0052】そして、ステップ140では、前述のステ
ップ130で排水される排水量を流量計19でカウント
が開始される。そして、ステップ150で所定の排水量
に達したか否かを判定させる。次に、所定の排水量に達
成したときにステップ160に移行して湯水混合給湯弁
18を閉じる。これにより、貯湯槽2内および流水配管
3内の給湯用水は、貯湯槽2内の下方部からと流水管3
aの上流側から真新しい上水を流入させ、滞留された給
湯用水を排水させて入れ換えられるものである。
【0053】なお、操作パネル21に強制排水スイッチ
21eを設け、使用者が強制排水スイッチ21eを作動
させることで、上述の清浄制御手段5aのステップ12
0からステップ160までの制御が強制的に行えるよう
にしても良い。これにより、使用者の意志で、いつで
も、貯湯槽2内および流水配管3内の給湯用水の入れ換
え制御が可能である。
【0054】以上の本実施形態による給湯装置によれ
ば、長期間留守などで給湯器1を使用していないとき
に、貯湯槽2内および流水配管3内に蓄えられた給湯用
水は加熱されたのち停止期間に応じて冷やされてしま
う。この冷やされた給湯用水は、一般的に、何日も放置
しておくと雑菌などが繁殖しやすく不衛生である。そこ
で、使用者が予め設定した設定期間よりも給湯器1の停
止期間が超えたときに、貯湯槽2内および流水配管3内
の滞留された給湯用水を自動的に真新しい上水に入れ換
える清浄制御手段5aを制御装置5内に有することによ
り、貯湯槽2内および流水配管3内の給湯用水が雑菌な
どが繁殖する前に真新しい上水に入れ換えることができ
衛生的である。
【0055】なお、貯湯槽2下方部に接続された冷水管
3aの上流側に、貯湯槽2内に上水を給水するための給
水配管13が分岐して接続されることにより、清浄制御
手段5aが作動するときに、上水の水圧によって貯湯槽
2内の底部から上方にかけて滞留された給湯用水を押し
出すとともに、冷水管3a側から給湯用熱交換器7を介
して温水管3bにかけても滞留された給湯用水を押し出
すことができるため衛生的である。
【0056】また、これらの操作を制御装置5で自動的
に行えることで使用者の煩わしさが解消され操作性が良
好である。さらに、上水を給水させることで滞留された
給湯用水を排水することで真新しい上水に入れ換えるこ
とにより、貯湯槽2内および流水配管3内が常時水で充
満されているため空気抜きなどの操作が不要となる。
【0057】また、強制排水スイッチ21eを設け、こ
の強制排水スイッチ21eを操作することにより、いつ
でも使用者の意志によって給湯用水を入れ換えることが
できる。
【0058】また、流量計19を設け、所定の排水量の
み排水するように行うことにより、上水の使用量を無駄
なく抑えた入れ換えができる。
【0059】(他の実施形態)以上の一実施形態では、
使用者が設定停止期間を選択して、その設定された停止
期間が超えたときに給湯用水を入れ換える清浄制御手段
5aで説明したが、これに限らず、季節によって異なる
外気温度と設定停止期間との関係を予め制御プログラム
内に定めておいて、例えば、外気温度の低い冬場には設
定停止期間を長くし、外気温度の高い夏場は雑菌などが
繁殖しやすいために、逆に設定停止期間を短くするよう
に外気温度に対応した設定停止期間を定めておいて、給
湯器1が停止したときに停止時間をタイマーでカウント
しておいて、給湯器1が次に運転されるまでの停止時間
が前記設定停止期間が超えたときに自動的にステップ1
30が作動するような清浄制御手段でも良い。
【0060】すなわち、図3に示すように、ステップ2
00において、まず、外気温度を検出する外気温度セン
サ(図示せず)を給湯器1に設け、給湯器1が停止した
ときに外気温度を読み込む。次に、ステップ210にお
いて、外気温度に対応した停止期間を予め制御プログラ
ムに設定しておいて、読み込んだ外気温度に応じて設定
停止時間を演算して設定停止期間を求める。
【0061】次に、ステップ110に移行して、タイマ
ーを用いて給湯器1の運転が停止されている時間のカウ
ントを開始する。そして、ステップ120で設定停止期
間に達成するまで停止時間に達成したか否かを判定し
て、設定停止期間に達成したときにステップ130に移
行する。そして、ステップ130で、本実施形態と同様
の排水切換弁20の弁開度を開放側に切り換え、かつ湯
水混合給湯弁18を給水配管13から取り入れる上水を
遮断するとともに、給湯配管14の吐出側と給湯通路1
7とが連通するように弁開度を開放する。これにより、
以上の実施形態よりも給湯用水の入れ換え頻度が少なく
なり上水の使用量を抑えることができる。
【0062】また、外気温度により設定停止期間が定め
ることにより、使用者が設定する際に、設定停止期間を
季節ごとに可変する煩わしさも解消でき操作性が極めて
良好である。
【0063】また、以上の本実施形態では、浴槽16内
に排水する排水量を流量計19で計数したが流量計19
を設けずに所定の排水量を排水する排水時間をタイマー
に置き換えて、図3に示すように、ステップ130で排
水が開始したらステップ220において、タイマーを用
いて排水時間のカウントを開始して、ステップ230で
所定の排水時間に達成したか否かを判定させるようにし
ても良い。これにより、流量計19を用いるよりも製品
コストが低く抑えることが可能となる。
【0064】また、以上の実施形態では、浴槽16の排
水口16aの下流に排水切換弁20を設け、貯湯槽2内
の給湯用水を排水と浴槽16内の排水を連動させた清浄
制御手段5aについて説明したが、これに限らず、排水
切換弁20を設けずに、排水口16aの開閉を使用者の
手動に託しても良い。すなわち、使用者が自動湯張りス
イッチ21bおよび清浄スイッチ21dを作動させると
きに排水口16aの開閉を使用者が行うようにしても良
い。
【0065】なお、以上の実施形態では、CO2冷媒を
用いたヒートポンプサイクルCによる給湯用熱交換器7
で給湯用水を加熱する給湯器1で説明したが、給湯用熱
交換器7などの加熱手段を用いた他の給湯器にも適用さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における給湯装置の全体構
成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における清浄制御手段を示
すフローチャートである。
【図3】他の実施形態における清浄制御手段を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 1…給湯器 2…貯湯槽 3…流水配管(循環水通路) 5…制御装置(制御手段) 7…給湯用熱交換器(加熱手段) 13…給水配管(給水手段) 15…自動湯張り手段 16…浴槽 16a…排水口 19…流量計(流量計数器、タイマー) 20…排水切換弁(排水切換手段) 21…操作パネル 21a…排水スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯用の給湯用水を蓄える貯湯槽(2)
    と、 前記貯湯槽(2)の給湯用水を加熱する加熱手段(7)
    を有した給湯器(1)と、 前記貯湯槽(2)の給湯用水を前記貯湯槽(2)の下方
    部から取り入れ前記加熱手段(7)を通って前記貯湯槽
    (2)の上方部へ循環する循環水通路(3)と、 前記貯湯槽(2)の下方部に接続され、給湯用の上水を
    給水する給水手段(13)と、 前記貯湯槽(2)内の給湯用水を設定温度に調節すると
    ともに、前記貯湯槽(2)の上方部より浴槽(16)内
    に給湯する自動湯張り手段(15)と、 前記給湯器(1)および前記自動湯張り手段(15)を
    制御する制御手段(5)とを備え、 前記制御手段(5)は、前記自動湯張り手段(15)を
    制御して、前記貯湯槽(2)の上方部より浴槽(16)
    へ給湯可能な状態にするとともに、前記給水手段(1
    3)によって上水を前記貯湯槽(2)および前記循環水
    通路(3)に給水し、前記貯湯槽(2)内および前記循
    環水通路(3)内の給湯用水を上水に入れ換えることを
    特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(5)は、前記給湯器
    (1)の停止期間が使用者の設定した停止期間を超えた
    ときに、前記貯湯槽(2)内および前記循環水通路
    (3)内の給湯用水を入れ換えることを特徴とする請求
    項1に記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(5)は、前記給湯器
    (1)の停止期間が外気温度に基づいて予め設定した停
    止期間を超えたときに、前記貯湯槽(2)内および前記
    循環水通路(3)内の給湯用水を入れ換えることを特徴
    とする請求項1に記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(5)は、操作パネル(2
    1)に排水スイッチ(21c)を設け、前記排水スイッ
    チ(21c)を操作したときに前記貯湯槽(2)内およ
    び前記循環水通路(3)内の給湯用水を入れ換えること
    を特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記自動湯張り手段(15)に流量計数
    器(19)を設け、前記制御手段(5)は前記流量計数
    器(19)が所定の流量を超えたときに前記自動湯張り
    手段(15)を閉塞することを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか1項に記載の給湯装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段(5)は、タイマー(1
    9)を有し、前記タイマー(19)が所定の経過時間を
    超えたときに前記自動湯張り手段(15)を閉塞するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の給湯装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段(5)は、前記浴槽(1
    6)内の給湯用水を貯湯または排水のいずれか一方に切
    り換える排水切換手段(20)を前記浴槽(16)の排
    水口(16a)の下方部に設け、前記貯湯槽(2)内お
    よび前記循環水通路(3)内の給湯用水を上水に入れ換
    えるときに、前記排水切換手段(20)を排水側に切り
    換えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいず
    れか1項に記載の給湯装置。
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