JP2006170561A - ヒートポンプ式温水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リモコンおよびリモコン操作を可能な限り少なくする。
【解決手段】 給湯用水を貯留する貯湯タンク(20)と、給湯用水の加熱手段であるヒートポンプサイクル(11)と、貯湯タンクの給湯用水を風呂(40)に供給する供給手段(44)と、風呂の排出口(42)を開閉する排出口開閉手段(43)と、風呂が配置される浴室(49)を乾燥および暖房する浴室乾燥手段(45)と、供給手段と排出口開閉手段と浴室乾燥手段とを操作する操作手段(51)と、操作手段(51)により供給手段と排出口開閉手段と浴室乾燥手段とのうちの一つが操作された時に、供給手段と排出口開閉手段と浴室乾燥手段とのうちの一つと、供給手段と排出口開閉手段と浴室乾燥手段の残りの二つのうちの少なくとも一つとを連動して制御する制御手段(28)とを具備するヒートポンプ式温水器が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプ式温水器、特にヒートポンプサイクルを備えたヒートポンプ式温水器に関する。
従来より、水の加熱手段としてヒートポンプサイクルを使用するヒートポンプ式温水器が公知である。このような温水器は、ヒートポンプサイクルの圧縮機で加圧された高温冷媒との熱交換によって水を加熱し、その加熱された温水をタンク内に貯留しておき、使用時にタンク内から温水を取り出して温度調節した後、使用者に供給するようにしている。
このようなヒートポンプ式温水器は家庭内の種々の住設機器で使用できる。例えば特許文献1には、風呂の湯張り装置および風呂からの排水装置に連動したヒートポンプ式温水器が開示されている。
特開2000−110219号公報(第1図)
しかしながら、ヒートポンプ式温水器に連動した住設機器が増えると、機器毎にリモコンを設置する必要があるので、室内の壁に余裕が無い家庭ではこれら複数のリモコンを施工するのが困難となる。
また、機器毎に設置されたリモコンの操作および他の機器に関連するリモコンの操作タイミングは使用者自身が行う必要がある。特に使用者が高齢者である場合には、これら操作および操作タイミングを修得するのが難しく、有用な機能が無駄になることも少なくない。このため、リモコンおよびリモコン操作を可能な限り少なくすることが望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、リモコンおよびリモコン操作を可能な限り少なくするようにしたヒートポンプ式温水器を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、給湯用水を貯留する貯湯タンクと、給湯用水の加熱手段であるヒートポンプサイクルと、前記貯湯タンクの給湯用水を風呂に供給する供給手段と、前記風呂の排出口を開閉する排出口開閉手段と、前記風呂が配置される浴室を乾燥および暖房する浴室乾燥手段と、前記供給手段と前記排出口開閉手段と前記浴室乾燥手段とを操作する操作手段と、前記操作手段により前記供給手段と前記排出口開閉手段と前記浴室乾燥手段とのうちの一つが操作された時に、前記供給手段と前記排出口開閉手段と前記浴室乾燥手段とのうちの前記一つと、前記供給手段と前記排出口開閉手段と前記浴室乾燥手段の残りの二つのうちの少なくとも一つとを連動して制御する制御手段とを具備するヒートポンプ式温水器が提供される。
すなわち1番目の発明においては、供給手段と排出口開閉手段と浴室乾燥手段とのうちの一つが操作されると残りの手段が連動して制御されるので、使用者が修得すべき操作手段、つまりリモコンならびに操作および操作タイミングを最小限にすることができる。従って、使用者が高齢者であっても比較的容易にヒートポンプ式温水器を使用できる。また操作手段、つまりリモコンの数が少なくて足りるので室内の壁に余裕が無い家庭であっても操作手段の施工を行うことができる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記供給手段によって前記貯湯タンクの給湯用水が前記風呂に供給されるように前記操作手段が操作された場合には、前記供給手段により給湯用水を前記風呂に供給すると共に前記排出口が閉鎖されるように前記排出口開閉手段を駆動するようにした。
すなわち2番目の発明においては、給湯用水が風呂に供給されるように操作手段が操作された場合には排出口も自動的に閉鎖されるので、使用者が排出口を閉鎖し忘れるという事態が起こるのを避けられる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記排出口開閉手段によって前記排出口が開放されるように前記操作手段が操作された場合には、前記制御手段は、前記排出口を開放するように前記排出口開閉手段を駆動すると共に前記浴室乾燥手段を駆動して前記浴室を乾燥するようにした。
すなわち3番目の発明においては、排出口開閉手段によって排出口が開放されるように操作手段が操作された場合には自動的に浴室が乾燥されるので、使用者が浴室から出た後で浴室を乾燥する手間を排除することができる。
4番目の発明によれば、3番目の発明において、さらに、前記排出口が開放されることにより前記風呂から排出される給湯用水を洗濯機に供給するようにした。
すなわち4番目の発明においては、風呂の給湯用水を洗濯機で有効利用することができる。また風呂の給湯用水を洗濯機に供給することは自動的に行われるので、使用者自身が風呂水を洗濯機まで移動させる手間も排除することができる。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、さらに、前記浴室の温度を検出する温度検出手段を具備し、前記供給手段によって給湯用水が前記風呂に供給されるように前記操作手段が操作された場合に前記温度検出手段により検出される前記浴室の温度が所定の値よりも小さいときには、前記制御手段は前記浴室乾燥手段を駆動して前記浴室を暖房するようにした。
すなわち5番目の発明においては、温度検出手段により検出される温度が所定の値よりも小さいときには、自動的に浴室が暖房されるので、使用者が浴室を暖房する手間を排除することができる。このことは、使用者が風呂をすぐには使用しない場合、または使用者が風呂を使用した後で他の使用者がその残り湯を使用する場合などでは、使用者が浴室に入る前に予め浴室を暖房する必要が無いため、特に有利である。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記ヒートポンプサイクルは、循環通路に設けられた圧縮機と、水熱交換器と、膨張弁と、空気熱交換器とを含んでいる。
すなわち6番目の発明においては、いわゆる超臨界ヒートポンプサイクルによって高温の給湯用水を効率的に得ることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に基づくヒートポンプ式温水器の略図である。図1に示されるように、ヒートポンプ式温水器10は水を加熱するのに使用される超臨界ヒートポンプサイクル11、つまりヒートポンプユニットと、超臨界ヒートポンプサイクル11により加熱された湯を貯湯する貯湯タンク20とを含んでいる。タンクユニット29に含まれる貯湯タンク20は耐蝕性に優れた金属(例えばステンレス)から形成されていて断熱構造を有し、高温の給湯用水を長時間にわたって保温することができる。
図1においては、水源(図示しない)からの常温の水を貯湯タンク20に供給する取入通路33が貯湯タンク20の底部に接続されている。また、図示されるように、供給通路31がヒートポンプサイクル11と貯湯タンク20の頂部とを接続し、供給通路32が貯湯タンク20の底部とヒートポンプサイクル11とを接続している。
さらに、貯湯タンク20内の給湯用水を循環する循環通路36が貯湯タンク20の頂部と貯湯タンク20の底部とを接続しており、貯湯タンク20の頂部側の給湯用水が循環通路36を通って貯湯タンク20の底部側に戻される。図示されるように循環通路36には熱交換器27、一次側ポンプ23および中温水戻し弁としての三方弁22が順番に設けられている。
さらに図示されるように、浴室49内に設けられた浴室乾燥機45および二次側ポンプ24が配置された別の循環通路46も熱交換器27に接続されている。この循環通路46内には、通常は水が媒体として封入されている。熱交換器27においては循環通路46の流れと循環通路36の流れとが互いに反対方向になっている。
また浴室49に配置された風呂40の排出口42には排出口42を開閉する自動排水栓43が設けられている。さらに、風呂40の排出口42から延びる供給通路47が三方弁26およびポンプ25を介して洗濯機55まで延びている。また、図示されるように、三方弁26には別の排出通路48が設けられている。
さらに、貯湯タンク20の頂部と熱交換器27との間において循環通路36から分岐する分岐通路35が浴室49の風呂40の供給口41まで延びている。この供給口41には、供給口41を開閉する供給栓44が設けられている。また、取入通路33から分岐する分岐通路34が分岐通路35に設けられた風呂調節弁としての三方弁21まで延びている。さらに、供給通路37が循環通路36の三方弁22から貯湯タンク20の中間位置より下方の部分まで延びている。
さらに、ヒートポンプサイクル11から延びる電線59がタンクユニット29におけるタンクECU(Electronic control unit)28、台所用リモコン52、浴室用リモコン51に接続されている。タンクECU28は、双方向性バスによって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU(マイクロプロセッサ)、入力ポートおよび出力ポートを具備するものとし、ヒートポンプ式温水器10の動作を制御する役目を果たす。台所用リモコン52は図示しない台所において貯湯タンク20内の給湯用水を使用するときなどに操作される。
さらに、風呂40の排水栓43、供給栓44および供給通路47に設けられたポンプ25は電線59によって浴室用リモコン51およびタンクECU28に接続されている。なお、図示しないものの、一次側ポンプ23、二次側ポンプ24、三方弁21、22、26および浴室49に設けられた温度計56も同様に電線59によってタンクECU28に接続されているものとする。また、ヒートポンプ式温水器10が床暖房または室内空調のために床暖房装置および室内空調装置(図示しない)に適宜接続されていてもよい。
浴室用リモコン51は複数の操作ボタン61を含んでいる。これら操作ボタン61は、風呂40に給湯用水を供給して湯張りを開始する開始ボタン、風呂40の給湯用水を保温する保温ボタン、排出口42を開放する開放ボタン、排出口42を閉鎖する閉鎖ボタン等を含んでいる。また、浴室乾燥機45は浴室49内を暖める暖房モードおよび浴室49内を乾燥する乾燥モードのいずれかで運転され、浴室用リモコン51の操作ボタン61には、浴室乾燥機45を暖房モードで運転する暖房ボタン、および浴室乾燥機45を乾燥モードで運転する乾燥ボタンも含まれている。使用者が操作ボタン61を操作することにより、当該操作ボタン61に対応した動作がタンクECU28を通じて自動的に行われる。
なお、台所用リモコン52も同様な機能に対応した複数の操作ボタン62を備えていて、台所のシンクで貯湯タンク20内の給湯用水を使用するときなどに主として操作されるが、本願明細書においては台所用リモコン52の具体的な操作内容については言及しない。また、この台所用リモコン52が存在しない場合であっても、本発明の範囲に含まれるものとする。
図2は図1に示されるヒートポンプ式温水器うちのヒートポンプサイクルを拡大して示す部分拡大図である。図2に示されるヒートポンプサイクル11内には、圧縮機15、水熱交換器17、膨張弁16、空気熱交換器13、およびこれら部材を接続する循環通路14が配置されている。循環通路14内には、臨界圧力が比較的低い二酸化炭素が冷媒として封入されている。また、空気熱交換器13には外気ファン12が設置されている。
さらに、図1および図2から分かるように、供給通路32がヒートポンプサイクル11の水熱交換器17まで延びており、また供給通路31が水熱交換器17から延びている。これら供給通路31、32の流れ方向と循環通路14の流れ方向とは水熱交換器17において互いに反対方向になっている。
ヒートポンプ式温水器10の動作時には、ヒートポンプサイクル11の外気ファン12が回転し、それにより、外気からの熱が空気熱交換器13内の二酸化炭素に取り込まれるようになる。次いで、二酸化炭素は圧縮機15において圧縮されて高温になる。高温になった二酸化炭素は水熱交換器17において供給通路32からの水を加熱する。次いで、二酸化炭素は膨張弁16において膨張し、その温度が低下した状態で空気熱交換器13に再び供給される。一方、水熱交換器17において加熱された水は供給通路31を通って貯湯タンク20に供給され、給湯用水として貯湯される。
図3は本発明に基づくヒートポンプ式温水器の制御動作プログラムを説明するためのフローチャートである。図3に示されるプログラム100はタンクECU28のROMまたはRAMに予め記憶されており、ヒートポンプサイクル11が駆動状態にあるときには、繰り返し実施されているものとする。
図3に示されるプログラム100のステップ101においては、風呂40を自動的に「湯張り開始」する指示が出されたか否か、つまり浴室用リモコン51における操作ボタン61のうち、風呂40の湯張りを開始する開始ボタンが操作されたか否かが判定される。開始ボタンが操作されたと判定された場合には、ステップ102に進んで、排出口42を閉鎖する。次いで、ステップ103において、風呂40の湯張りを開始する。一方、ステップ101において「湯張り開始」指示が出されていなかった場合にはステップ104に進む。
風呂40を湯張りする場合には、貯湯タンク20内の給湯用水が分岐通路35を流れるように三方弁21が設定される。次いで、供給栓44により開放された供給口41を通じて給湯用水が風呂40内に供給される。風呂40の設定温度は使用者によって別途定められており、この設定温度が貯湯タンク20の給湯用水の温度よりも低い場合には、三方弁21によって分岐通路34内の常温の水が分岐通路35内に適宜混入される。所定量の給湯用水が風呂40内に供給されると、三方弁21は分岐通路34、35を閉鎖するよう設定され、風呂40への給湯用水の供給が停止される。そして供給栓44により供給口41が閉鎖されて、風呂40の湯張りが完了する。湯張りが完了すると、使用者に湯張りの完了を知らせる所定のアラームが発令される。
従来では風呂40の湯張り前に使用者が排出口42を閉鎖する閉鎖ボタンを別途操作する必要があったのに対し、本発明においては使用者が湯張り開始ボタンを操作することにより、排出口42が自動的に閉鎖されると共に湯張りが開始されるようにしている。すなわち本発明においては、風呂40の湯張りを行うのに使用される三方弁21、分岐通路34、35と排水栓43とを連動して制御しているので、使用者が排出口42を閉鎖するのを忘れるという事態が起こるのを回避できる。
ところで、風呂40の湯張りが完了した後であっても使用者が風呂をすぐには使用しない場合、または使用者が風呂40を使用した後で他の使用者がその残り湯を使用する場合等には、操作ボタン61のうちの保温ボタンを操作することによって風呂40が「保温」状態とされる。ステップ104においては、風呂40がこのような「保温」状態にあるか否かが判定される。風呂40が「保温」状態にあると判定された場合には、ステップ105に進む。
ステップ105においては、浴室49の温度が低いか否かが判定される。具体的には、浴室49に設けられた温度計56により浴室49の温度Tを検出し、検出された温度が予め定められた温度T0よりも低いか否かが判定される。温度T0は浴室49内外の温度差などに応じて定まる値であり、タンクECU28において自動的に算出されるものとする。温度Tが所定の温度T0よりも低い場合にはステップ106に進んで、浴室乾燥機45を暖房モードで運転する。一方、ステップ104において風呂40が「保温」状態ではないと判定された場合、およびステップ105において浴室49の温度が低くないと判定された場合にはステップ107に進む。
浴室乾燥機45が暖房モードで運転されるときには、給湯用水が循環通路36を循環するように三方弁22が設定されると共に一次側ポンプ23が駆動される。これと同時に、二次側ポンプ24も駆動され、循環通路46内の水も循環するようになる。これにより、循環通路36の給湯用水の熱が熱交換器27において循環通路46の媒体に伝達される。循環通路46の媒体に伝達された熱は浴室乾燥機45を通じて浴室49内に伝達され、それにより、浴室49内が温度T0に対応した所定の温度で暖房されるようになる。
前述したようにプログラム100は繰り返し実施されているので、風呂40の湯張り完了後に使用者が風呂をすぐには使用しない場合、または使用者が風呂40を使用した後で他の使用者がその残り湯を使用する場合などであっても、浴室49内は所定の温度に維持される。従って、使用者が浴室49に入る前に、浴室乾燥機45を暖房モードで運転させる暖房ボタンを操作する必要はない。すなわち、本発明においては暖房モードにおける浴室乾燥機45と、風呂40を保温する保温ボタンとが関連づけられているので、使用者が浴室49に入る前に浴室49を予め暖房する手間を排除することができる。
次いで、ステップ107に進み、自動排水栓43の「開」指示が出されたか否か、つまり浴室用リモコン51における操作ボタン61のうち、排出口42を開放する開放ボタンが操作されたか否かが判定される。使用者が浴室49の風呂40を使用し終えたために開放ボタンが操作されたと判定された場合には、ステップ108に進んで、排出口42を開放する。これにより、風呂40内の湯は排出口42を通って排出される。次いで、ステップ109に進んで、浴室乾燥機45を乾燥モードで運転させる。一方、ステップ107において自動排水栓43の「開」指示が出されていないと判定された場合には処理を終了する。
浴室乾燥機45が乾燥モードで運転されるときには、前述した暖房モードの場合と同様に、給湯用水が循環通路36を循環するように三方弁22が設定されると共に一次側ポンプ23が駆動される。これと同時に、二次側ポンプ24も駆動され、循環通路46内の水も循環するようになる。これにより、循環通路36の給湯用水の熱が熱交換器27において循環通路46の媒体に伝達される。循環通路46の媒体に伝達された熱は浴室乾燥機45を通じて浴室49内に伝達され、それにより、浴室49内が乾燥されるようになる。ただし、浴室乾燥機45が乾燥モードで運転される場合には、二次側ポンプ24の羽根車の回転数を暖房モード時の回転数よりも高くされている。その結果、暖房モード時よりは少ないものの浴室49を乾燥させるのに十分な量の熱が浴室乾燥機45から浴室49内に放射されるようになる。
使用者が風呂40を使用した後は浴室49内に水蒸気が充満しているので、浴室乾燥機45を乾燥モードで使用することにより、このような水蒸気が排除される。また、浴室乾燥機45の乾燥作用によって、浴室49内に予め設置された鏡のくもりが解消される。なお、浴室乾燥機45を暖房モードで運転する場合にも同様に鏡のくもりが解消されるのは明らかである。浴室乾燥機45は乾燥モードにおいて所定時間にわたって運転して自動的に停止する。
従来では風呂40の給湯用水を排出した後で使用者が浴室乾燥機45を乾燥モードで運転する乾燥ボタンを別途操作する必要があったのに対し、本発明においては使用者が排出口42の開放ボタンを操作することにより、排出口42が開放されると共に浴室乾燥機45が乾燥モードで自動的に運転されるようにしている。すなわち本発明においては、乾燥モードにおける浴室乾燥機45と排水栓43とを連動して制御しているので、使用者が浴室から出た後で浴室を乾燥する手間を排除することができる。
なお、浴室乾燥機45が乾燥モードおよび暖房モードで運転されるときには、熱交換器27を通過して温度が低下した給湯用水が中温水として供給通路37を流れるように三方弁22を設定するようにしてもよい。さらに、風呂40の給湯用水を排出するときには、風呂40の湯が供給通路47を通って洗濯機55に供給されるように三方弁26およびポンプ25を設定することもできる。風呂40の給湯用水を洗濯機55において使用することにより節水効果を得ることができる。このように本発明においては、給湯用水の洗濯機55への供給を自動的に行うことができるので、使用者自身が風呂40の給湯用水を洗濯機55まで移動させる手間を排除できる。洗濯機55に所定量の給湯用水が供給された場合には、風呂40の給湯用水が排出通路48にのみ流れるように三方弁26を設定してポンプ25を停止し、風呂40内の残りの給湯用水の全てが排出通路48から排出される。
このように本発明においては、タンクECU28によって風呂40の湯張り作用と排水栓による閉鎖作用、風呂40の保温作用と浴室乾燥機45の暖房作用、および排出口42の開放作用と浴室乾燥機45の乾燥作用とがそれぞれ連動して制御されるので、使用者が修得すべき浴室用リモコン51の操作および操作タイミングを最小限にすることができる。従って、使用者が高齢者であっても本発明のヒートポンプ式温水器10を比較的容易に使用ですることができる。
また、本発明においては単一の浴室用リモコン51によって風呂40の湯張りおよび保温、排出口42の開放および閉鎖ならびに浴室乾燥機45の各モードでの運転を操作することができる。すなわち本発明においては、湯張りのためのリモコン、排水栓43のためのリモコンおよび浴室乾燥機45のためのリモコンを個別に設置する必要がないので、室内の壁に余裕が無い家庭であっても操作手段の施工を行うことができる。
また、図面には示さないものの、浴室乾燥機45が例えば乾燥モードで運転するように浴室用リモコン51を操作した場合に、浴室乾燥機45を乾燥モードで運転させると共に排出口42が開放するように排水栓43を自動的に連動させてもよい。同様に、風呂40への給湯用水の供給作用、排水栓43の開閉作用、浴室乾燥機45の乾燥作用および暖房作用のいずれかが浴室用リモコン51により操作された場合に、残りの作用を連動して制御することは本発明の範囲に含まれる。
また、風呂40の湯張り作用と排水栓による閉鎖作用、風呂40の保温作用と浴室乾燥機45の暖房作用、および排出口42の開放作用と浴室乾燥機45の乾燥作用とをそれぞれ連動させないようにした切替手段(図示しない)を浴室用リモコン51に設けるようにしてもよい。このような切替手段を操作した場合には、例えば風呂40の保温作用と浴室乾燥機45の暖房作用とは連動せず、使用者が保温ボタンと暖房ボタンの両方を操作することが必要とされる。なお、当然のことながら、前述した態様のいくつかを適宜組み合わせることは本発明の範囲に含まれる。
本発明に基づくヒートポンプ式温水器の略図である。 図1に示されるヒートポンプ式温水器うちのヒートポンプサイクルを拡大して示す部分拡大図である。 本発明に基づくヒートポンプ式温水器の制御動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 ヒートポンプ式温水器
11 ヒートポンプサイクル
12 外気ファン
13 空気熱交換器
14 循環通路
15 圧縮機
16 膨張弁
17 水熱交換器
20 貯湯タンク
23 一次側ポンプ
24 二次側ポンプ
25 ポンプ
27 熱交換器
28 タンクECU(制御手段)
29 タンクユニット
40 風呂
41 供給口
42 排出口
43 排水栓(排出口開閉手段)
44 供給栓(供給手段)
45 浴室乾燥機(浴室乾燥手段)
49 浴室
51 浴室用リモコン(操作手段)
52 台所用リモコン
55 洗濯機
56 温度計
59 電線
61 操作ボタン
62 操作ボタン

Claims (6)

  1. 給湯用水を貯留する貯湯タンク(20)と、
    給湯用水の加熱手段であるヒートポンプサイクル(11)と、
    前記貯湯タンク(20)の給湯用水を風呂(40)に供給する供給手段(44)と、
    前記風呂(40)の排出口(42)を開閉する排出口開閉手段(43)と、
    前記風呂(40)が配置される浴室(49)を乾燥および暖房する浴室乾燥手段(45)と、
    前記供給手段(44)と前記排出口開閉手段(43)と前記浴室乾燥手段(45)とを操作する操作手段(51)と、
    前記操作手段(51)により前記供給手段(44)と前記排出口開閉手段(43)と前記浴室乾燥手段(45)とのうちの一つが操作された時に、前記供給手段(44)と前記排出口開閉手段(43)と前記浴室乾燥手段(45)とのうちの前記一つと、前記供給手段(44)と前記排出口開閉手段(44)と前記浴室乾燥手段(45)の残りの二つのうちの少なくとも一つとを連動して制御する制御手段(28)とを具備するヒートポンプ式温水器。
  2. 前記供給手段(44)によって前記貯湯タンク(20)の給湯用水が前記風呂(40)に供給されるように前記操作手段(51)が操作された場合には、前記制御手段(28)は、前記供給手段(44)により給湯用水を前記風呂(40)に供給すると共に前記排出口(42)が閉鎖されるように前記排出口開閉手段(43)を駆動するようにした請求項1に記載のヒートポンプ式温水器。
  3. 前記排出口開閉手段(43)によって前記排出口(42)が開放されるように前記操作手段(51)が操作された場合には、前記制御手段(28)は、前記排出口(42)を開放するように前記排出口開閉手段(43)を駆動すると共に前記浴室乾燥手段(45)を駆動して前記浴室(49)を乾燥するようにした請求項1または2に記載のヒートポンプ式温水器。
  4. さらに、前記排出口(42)が開放されることにより前記風呂(40)から排出される給湯用水を洗濯機(55)に供給するようにした請求項3に記載のヒートポンプ式温水器。
  5. さらに、前記浴室(49)の温度を検出する温度検出手段(56)を具備し、
    前記供給手段(44)によって給湯用水が前記風呂(40)に供給されるように前記操作手段(51)が操作された場合に前記温度検出手段(56)により検出される前記浴室(49)の温度が所定の値よりも小さいときには、前記制御手段(28)は前記浴室乾燥手段(45)を駆動して前記浴室(49)を暖房するようにした請求項1から4のいずれか一項に記載のヒートポンプ式温水器。
  6. 前記ヒートポンプサイクル(11)は、循環通路(14)に設けられた圧縮機(15)と、水熱交換器(17)と、膨張弁(16)と、空気熱交換器(13)とを含んでいる請求項1から5のいずれか一項に記載のヒートポンプ式温水器。
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