JPH0728212Y2 - 作業車両の振動抑制回路 - Google Patents

作業車両の振動抑制回路

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JPH0728212Y2
JPH0728212Y2 JP9503989U JP9503989U JPH0728212Y2 JP H0728212 Y2 JPH0728212 Y2 JP H0728212Y2 JP 9503989 U JP9503989 U JP 9503989U JP 9503989 U JP9503989 U JP 9503989U JP H0728212 Y2 JPH0728212 Y2 JP H0728212Y2
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JP
Japan
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boom cylinder
oil chamber
boom
side oil
check valve
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JP9503989U
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JPH0336047U (ja
Inventor
英一 浅倉
博 小桜
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、作業車両の走行時における作業アタッチメ
ントの振動を低減するための振動抑制用回路に関する。
従来の技術 第2図は、作業車両のうちホイール式シュベルの側面図
である。図において、1は下部走行体、2は下部走行体
1前部のフレーム部材、3は上部旋回体、4は下部走行
体1と上部旋回体3とを連結している旋回軸受、5は上
部旋回体3のフロント部に装着されている作業アタッチ
メント、6は作業アタッチメント5のブーム、7はアー
ム、8は作業工具であるバケット、9はブームシリンダ
である。第3図は、従来技術の振動抑制回路図である。
図において、10はブームシリンダ9のヘッド側油室、11
はロッド側油室、12はブーム用パイロット切換弁(以下
ブーム弁12という)、13,14はブーム弁12左右のパイロ
ット圧受圧部、15はブーム弁12切換用のリモコン弁、16
はリモコン弁15の操作レバー、17はメインポンプ、18は
パイロットポンプ、19,20はそれぞれリリーフ弁、21は
油タンク、22はアキュムレータ、23は開閉弁、24は開閉
弁23のソレノイド、25は電気回路、26はスイッチ、27は
電源である。
ホイール式ショベルには、作業アタッチメント5が前方
に対して大きくオーバハングする状態に装着されてい
る。そして走行時には、作業アタッチメント5がブーム
シリンダ9,連結ピン(符号は付けていない)などにより
車体に一体の如く、リジットに支持されている。また第
2図のように、下部走行体1前部のフレーム部材2にバ
ケット8を定置せしめて走行を行うが、作業アタッチメ
ント5は基本的には車体とリジットに構成されている。
そのために高速走行時には、オーバハング状態の作業ア
タッチメントが大きくピッチング方向に振動をおこす。
この振動は運転者の乗り心地に悪影響をおよぼすととも
に車体のメンテナンス上不具合であるので、作業アタッ
チメント5の上記振動を低減するために、ホイール式シ
ョベルに振動抑制回路がそなえられている。
次に、従来技術の振動抑制回路の構成を第3図について
述べる。ブームシリンダ9用ヘッド側油室10に対し、開
閉弁23を介してアキュムレータ22が設けてある。そして
ホイール式ショベルの走行時に上記開閉弁23を切換操作
したとき、ブームシリンダ9用ヘッド側油室10とアキュ
ムレータ22とを、開閉弁23を介して連通させるように構
成した。
次に、従来技術の振動抑制回路の作用機能について述べ
る。ホイール式ショベルの走行時にスイッチ26をオン操
作すると、開閉弁23のソレノイド24は通電する。開閉弁
23は遮断油路位置イより開通油路位置ロに切換作動する
ので、ブームシリンダ9のヘッド側油室10は、油路28、
29、30、開閉弁23のロ位置、油路31を介して、アキュム
レータ22と連通する。それにより、ブームシリンダ9の
ヘッド側油室10に対してアキュムレータ22の緩衝効果が
発揮されるので、ホイール式ショベル走行時における作
業アタッチメント(5)の振動を低減させることができ
る。
この考案の解決すべき課題 ブームシリンダの伸縮制御を行うブーム用パイロット切
換弁は、その内部にスプール(図示しない)を挿嵌して
いるスプールストローク式の方向切換弁である。それ
で、弁のスプール穴とスプール外周面間には数ミクロン
の隙間を有するので、ブーム用パイロット切換弁にはい
わゆる内部リークが存在する。
一方、ホイール式ショベルが走行時に振動抑制を行う場
合には、必ずしも下部走行体のフレーム部材2(第2図
における符号2の部材)にバケットを定置するとは限ら
ない。比較的走行距離が短い場合には、第2図における
仮線ハのような状態で、振動抑制操作を行うことがあ
る。この状態で走行しているときに、ブーム用パイロツ
ト切換弁の上記内部リークにより作業アタッチメントが
下降するので危険があった。
この考案は上記の課題を解決し、作業車両走行時に振動
抑制操作を行っているとき、作業アタッチメントが下降
するおそれのない振動抑制回路を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段は、 イ.ブームシリンダ用ヘッド側油室とブーム用パイロッ
ト切換弁とを連通する油路にチェック弁を介設し、その
チェック弁を常時は開き状態に設定し、 ロ.上記ブームシリンダ用ヘッド側油室とアキュムレー
タとの連通操作を行ったときのみ、上記チェック弁を閉
じるように構成した。
作用 イ.ブームシリンダ用ヘッド側油室とブーム用パイロッ
ト切換弁との連通油路に介設したチェック弁は、常時は
開き状態に設定しているので、ブームシリンダを伸縮作
動させて行うホイール式ショベルの作業に支障をおこす
ことはない。
ロ.ブームシリンダ用ヘッド側油室とアキュムレータと
の連通操作を行ったとき、すなわち振動抑制操作を行っ
ているときだけチェック弁を閉じるようにしたので、そ
の場合にはブームシリンダ用ヘッド側油室とブーム用パ
イロット切換弁とは遮断状態になる。したがってブーム
シリンダのヘッド側油室およびアキュムレータは、その
連通状態内部の作動油を油密状態に保持するので、作業
アタッチメントの下降を防止することができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる振動抑制回路図であ
る。図において、従来技術と同一構成要素を使用するも
のに対しては同符号を付す。32はパイロット操作式のチ
ェック弁、33は切換弁、34は切換弁33のソレノイド、35
は電気回路である。
次に、この考案にかかる振動抑制回路の構成を第1図に
ついて述べる。ブームシリンダ9用ヘッド側油室10とブ
ーム用パイロット切換弁12(以下ブーム弁12という)と
を連通する油路にチェック弁32を介設し、そのチェック
弁32を常時は開き状態に設定した。そして上記ブームシ
リンダ9用ヘッド側油室10とアキュムレータ22との連通
操作を行ったときのみ、上記チェック弁32を閉じるよう
に構成した。
次に、この考案にかかる振動抑制回路の作用機能につい
て述べる。ホイール式ショベルが作業を行っているとき
には、振動抑制操作用のスイッチ26はオフ状態にある。
切換弁33のソレノイド34は非通電であるので、切換弁33
は開通油路位置ニにある。パイロットポンプ10からのパ
イロット圧は、油路36,37、切換弁33のニ位置、油路38
を通じてチェック弁32に作用しているので、チェック弁
32は、常時は開き状態に設定されている。したがって、
ブームシリンダ9を伸縮作動させて行うホイール式ショ
ベルの作業において、支障をおこすことはない。
次に、ホイール式ショベルの走行時にスイッチ26をオン
操作すると、開閉弁23は通電して切換作動するので、ブ
ームシリンダ9用ヘッド側油室10とアキュムレータ22は
連通し、振動抑制効果が発揮される。それと同時に切換
弁33のソレノイド34は通電するので、切換弁33は開通油
路位置ニよりタンク連通油路位置ホに切換わる。チェッ
ク弁32にはパイロット圧が作用しなくなるので、上記チ
ェック弁32は閉じ状態となる。それによりブームシリン
ダ9用ヘッド側油室10とブーム弁12とは遮断状態とな
る。したがってブームシリンダ9のヘッド側油室10およ
びアキュムレータ22は、その連通状態内部の作動油を油
密状態に保持するので、作業アタッチメントの下降を防
止することができる。
考案の効果 この考案にかかる振動抑制回路では、ブームシリンダ用
ヘッド側油室とブーム用パイロット切換弁とを連通する
油路にチェック弁を介設し、そのチェック弁を常時は開
き状態に設定し、上記ブームシリンダ用ヘッド側油室と
アキュムレータとの連通操作を行ったときのみ、上記チ
ェック弁を閉じるようにした。それにより、ホイール式
ショベルの走行時に振動抑制操作を行っているときだけ
上記チェック弁は閉じ状態となり、ブームシリンダ用ヘ
ッド側油室と、構造的に内部リークを有する、ブーム用
パイロット切換弁とは遮断状態になる。すなわち上記の
場合、ブームシリンダ用ヘッド側油室およびアキュムレ
ータは、その連通状態内部の作動油を油密状態に保持す
るので、作業アタッチメントの下降を防止することがで
きる。
したがって、この考案にかかる振動抑制回路をそなえた
作業車両では、走行中の振動抑制操作時における作業ア
タッチメントの状態位置を保持するとともに、その安全
性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる振動抑制回路図、第2図はホ
イール式ショベルの側面図、第3図は従来技術の振動抑
制回路図である。 3……上部旋回体 5……作業アタッチメント 9……ブームシリンダ 10……ヘッド側油室 12……ブーム用パイロット切換弁 18……パイロットポンプ 22……アキュムレータ 23……開閉弁 26……スイッチ 32……チェック弁 33……切換弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部旋回体のフロント部にブームシリンダ
    により前後方向に回動可能に作業アタッチメントを装着
    し、かつブームシリンダのヘッド側油室に対してアキュ
    ムレータを設け、作業車両走行時にブームシリンダ用ヘ
    ッド側油室とアキュムレータとの連通操作を行うことに
    より振動抑制効果を発揮するようにした作業車両におい
    て、ブームシリンダ用ヘッド側油室とブーム用パイロッ
    ト切換弁とを連通する油路にチェック弁を介設し、その
    チェック弁を常時は開き状態に設定し、上記ブームシリ
    ンダ用ヘッド側油室とアキュムレータとの連通操作を行
    ったとき、上記チェック弁を閉じるように構成したこと
    を特徴とする作業車両の振動抑制回路。
JP9503989U 1989-08-11 1989-08-11 作業車両の振動抑制回路 Expired - Lifetime JPH0728212Y2 (ja)

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JP9503989U JPH0728212Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 作業車両の振動抑制回路

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Publication Number Publication Date
JPH0336047U JPH0336047U (ja) 1991-04-09
JPH0728212Y2 true JPH0728212Y2 (ja) 1995-06-28

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