JP2571748Y2 - 油圧パイロットエアー抜き構造 - Google Patents

油圧パイロットエアー抜き構造

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JP2571748Y2
JP2571748Y2 JP1992009358U JP935892U JP2571748Y2 JP 2571748 Y2 JP2571748 Y2 JP 2571748Y2 JP 1992009358 U JP1992009358 U JP 1992009358U JP 935892 U JP935892 U JP 935892U JP 2571748 Y2 JP2571748 Y2 JP 2571748Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作業機等に用いられて
いるコントロールバルブの油圧パイロット内のエアーを
抜く構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業機等に用いられているコント
ロールバルブの油圧パイロット内にエアーが溜まると作
業機のタイムラグが発生するので、油圧パイロット内の
エアーを抜く必要があり、該エアーを抜く構造として
は、図5に示す如く、油圧パイロットの継手部22より
エアーを抜く構造と、図6に示す如く、コントロールバ
ルブV’のスプール20に孔20aを設け、該孔20a
よりタンクラインへエアーを抜く構造がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
におけるエアーを抜く構造には、それぞれに問題点を有
しているのである。即ち、継手部22よりエアーを抜く
構造においては、継手部22よりパイロット油とエアー
を同時に抜く為に、コントロールバルブV’の取付部付
近にパイロット油が飛散するので、エアーを抜く度に洗
浄する必要があり、また、作業機のセクション毎のコン
トロールバルブの継手部を弛めるのに要する時間が増大
し、メンテナンスを容易に行うことが出来ないのであ
る。また、スプール20の孔20aよりエアーを抜く構
造においては、スプール20の加工時間が長くなること
により、生産性能が低下し、生産コストが増大するので
あり、前記孔20aが極端に小さいので、加工の為の特
殊工具を必要とし、該工具の破損が著しく、品質が不安
定となるのである。そこで、本考案は、加工工数を少な
くすることにより、コストの低減を図り、かつ、メンテ
ナンスを容易に行うことのできる油圧パイロットのエア
ー抜き構造を構成するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための手段として、本考案は、次の如く構成したも
のである。作業機等の油圧制御に用いられているコント
ロールバルブVを、パイロット圧油にて切り換える構成
において、中央に配置したバルブケース33の両側にパ
イロットバルブケース34・35を固設し、該バルブケ
ース33と両側のパイロットバルブケース34・35の
間にスプール31を摺動可能に貫通配置し、パイロット
バルブケース34・35には、スプール31が嵌入する
油室34a・35aを設けた構成であって、該油室34
a・35aとバルブケース33内のタンクラインTLと
の間を、常時連結するエアー抜き用のノッチ10を、バ
ルブケース33のタンクラインTLと、パイロットバル
ブケース34・35の油室34a・35aとを仕切るバ
ルブケース33のケース壁のスプール摺動部に刻設した
ものである。
【0005】
【作用】次に、作用について説明する。コントロールバ
ルブVの本体にノッチ10を設けることにより、油圧パ
イロット内に生じたエアーは、前記ノッチ10よりタン
クラインTLへ抜けてエア抜きが自動的に行われるので
ある。
【0006】
【実施例】本考案の実施例について説明する。図1は、
掘削作業機の側面図、図2は、本考案の油圧パイロット
エアー抜き構造を具備したコントロールバルブVの断面
図、図3は、図2のX−X線断面図、図4は、掘削作業
機の各コントロールバルブVを示す油圧回路図である。
【0007】本考案の油圧パイロットエアー抜き構造
を、掘削作業機のコントロールバルブVにおいて説明す
る。先ず、図1において、掘削作業機の全体構成を説明
する。下部走行体Cは、クローラ式走行装置により構成
されており、前記下部走行体Cの上部には、旋回台軸受
18を介して、上部旋回体Dが360度旋回可能に構成
され、後部には、ブレード19が配設されている。該上
部旋回体Dには、掘削作業機Gの基部を枢支する枢支部
とキャビンFが構成され、該キャビンF内部には、操縦
部Hが構成されている。該操縦部Hには、運転座席Sが
配設されており、該運転座席Sの後部には、エンジンE
が配設されている。
【0008】前記掘削作業機Gのメインブーム15の後
端は、前記枢支部に枢支され、先端には、スイングブー
ム14が枢支され、該スイングブーム14の先端には、
バケットブーム11を介してバケットアーム13が枢支
され、該バケットアーム13先端には、バケット17が
枢支されている。前記枢支部とメインブーム15の間に
は、該メインブーム15を回動可能とするブームシリン
ダ5が介装され、前記メインブーム15とスイングブー
ム14の間には、該スイングブーム14をスイング回動
可能とするスイングシリンダ4が介装されている。前記
バケットブーム11とバケットアーム13の間には、該
バケットアーム13を回動可能とするアームシリンダ3
が介装され、前記バケットアーム13とバケット17の
間には、該バケット17を回動可能とするバケットシリ
ンダ7が介装されている。
【0009】また、前記クローラ式走行装置は、右走行
モーター2と左走行モーター6により駆動され、前記旋
回台軸受18は、旋回油圧モーター8により駆動される
のであり、前記ブレード19は、ブレードシリンダ9に
より回動可能に構成されているのである。以上のような
掘削作業機における各油圧シリンダ3・4・5・7・9
と油圧モーター2・6・8は、各コントロールバルブV
により制御され、三組の油圧ポンプP1・P2・P3か
ら吐出される圧油により駆動されるのであり、前記油圧
ポンプP1・P2・P3は、エンジンEからの動力によ
り駆動されるのである。
【0010】次に、図4に示す油圧機構について説明す
る。油圧ポンプP1から吐出される圧油は、最初にブー
ム合流切換弁V1に供給され、該ブーム合流切換弁V1
を切り換えることにより、ブームシリンダ5のブームコ
ントロールバルブV5に供給することが可能なように構
成されており、更に、右走行モーター2の右走行コント
ロールバルブV2とアームシリンダ3のアームコントロ
ールバルブV3に供給され、それぞれのバルブを切り換
えることにより、右走行モーター2の正逆転及びアーム
シリンダ3の伸縮を可能としている。
【0011】油圧ポンプP2から吐出される圧油は、最
初にバケットシリンダ7のバケットコントロールバルブ
V7に供給され、更に、左走行コントロールバルブV6
とブームシリンダ5のブームコントロールバルブV5に
供給され、バケットコントロールバルブV7を切換操作
時には左走行コントロールバルブV6とブームコントロ
ールバルブV5には供給されず、中立時には左走行モー
ターの正逆転及びブームシリンダ5の伸縮を可能として
いるのである。油圧ポンプP3から供給される圧油は、
ブレードシリンダ9のブレードコントロールバルブV9
と旋回モーター8の旋回コントロールバルブV8に供給
され、ブレードシリンダ9の伸縮及び旋回モーター8の
正逆転を可能としている。
【0012】前記コントロールバルブV1・V3・V5
・V7・V8はパイロット圧油にてスプールが摺動され
て切り換えられる構成としており、本考案の油圧パイロ
ットエアー抜き構造は、このバルブに適応されているの
である。例えば、図2・図3に示す前記ブームシリンダ
5を制御するコントロールバルブV5において説明す
る。コントロールバルブV5のバルブケース33の両側
面には、パイロットバルブケース34・35が固設され
ており、 バルブケース33と、両パイロットバルブケ
ース34・35の間には、摺動可能なスプール31が貫
通収納されている。該スプール31が貫通しているメイ
ンのバルブケース33の両側にはタンクラインTLが設
けられ、このタンクラインTLとパイロットバルブケー
ス34・35を仕切るケースのスプール31の貫通孔部
に、油圧パイロット内のエアー抜き用の切欠であるノッ
チ10・10が設けられている。よって、パイロットバ
ルブケース34・35に送油されるパイロット圧油内に
混入したエアーは、バルブケース34・35へ圧油と共
に送られてくるが、前記ノッチ10よりタンクラインT
Lへと抜けていくように構成されているのである。
【0013】前記バルブケース内に穿設されている油室
33aは、メインブーム15を下げる方向のブームシリ
ンダ5へのAポートと接続され、油室33bは、メイン
ブーム15を上げる方向のブームシリンダ5のBポート
と接続され、油室33cは、チェックバルブを介して油
圧ポンプP2と接続され、油室33dは、タンクTと接
続されている。前記パイロットバルブケース34・35
内の油室34a・35aには、それぞれに戻しバネ36
・37が、スプール31を中立位置に戻すように付勢配
置され、前記油室34a・35aは、それぞれの油路を
介してそれぞれの操作切換弁Pa5・Pb5と連通され
ているのである。
【0014】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したので、
以下のような効果を奏するのである。第1に、コントロ
ールバルブ本体にエアー抜き用のノッチを設けて油圧パ
イロット内のエアー抜きを行うことができるように構成
したことにより、従来の如く継手部を弛める必要がない
ので、メンテナンスを容易に行うことができ、コントロ
ールバルブ付近にパイロット油が飛散することがないの
で、洗浄する必要がなく工数を削減することができ、コ
ストの低減を図ることができるのである。第2に、コン
トロールバルブ本体のケース壁部のスプール摺動部にノ
ッチを加工することにより、加工部位が短いので、加工
工数を短縮することができ、工具の破損も少なくなり、
コストの低減を図ることができ、コントロールバルブの
品質を安定させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削作業機の側面図である。
【図2】本考案の油圧パイロットエアー抜き構造を具備
したコントロールバルブVの側面断面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】掘削作業機の各コントロールバルブVを示す油
圧回路図である。
【図5】従来の第一の実施例を示す側面図である。
【図6】従来の第二の実施例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
V コントロールバルブ 10 ノッチ 31 スプール 33 バルブケース 34・35 パイロットバルブケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機等の油圧制御に用いられているコ
    ントロールバルブVを、パイロット圧油にて切り換える
    構成において、中央に配置したバルブケース33の両側
    にパイロットバルブケース34・35を固設し、該バル
    ブケース33と両側のパイロットバルブケース34・3
    5の間にスプール31を摺動可能に貫通配置し、パイロ
    ットバルブケース34・35には、スプール31が嵌入
    する油室34a・35aを設けた構成であって、該油室
    34a・35aとバルブケース33内のタンクラインT
    Lとの間を、常時連結するエアー抜き用のノッチ10
    を、バルブケース33のタンクラインTLと、パイロッ
    トバルブケース34・35の油室34a・35aとを仕
    切るバルブケース33のケース壁のスプール摺動部に刻
    設したことを特徴とする油圧パイロットエアー抜き構
    造。
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