JPH0569478U - 油圧パイロットエアー抜き構造 - Google Patents

油圧パイロットエアー抜き構造

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JPH0569478U
JPH0569478U JP935892U JP935892U JPH0569478U JP H0569478 U JPH0569478 U JP H0569478U JP 935892 U JP935892 U JP 935892U JP 935892 U JP935892 U JP 935892U JP H0569478 U JPH0569478 U JP H0569478U
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pilot
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業機等の油圧制御に用いられているコント
ロールバルブの油圧パイロット内に生じるエアーを容易
に抜き、その構成において、加工工数を少なくすること
により、コストの低減を図り、かつ、メンテナンスを容
易に行うことのできることを目的とするのである。 【構成】 コントロールバルブVの油圧パイロットとメ
インバルブのタンクラインを仕切るケースに油圧パイロ
ットのエアー抜き用のノッチ10を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業機等に用いられているコントロールバルブの油圧パイロット内 のエアーを抜く構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、作業機等に用いられているコントロールバルブの油圧パイロット内にエ アーが溜まると作業機のタイムラグが発生するので、油圧パイロット内のエアー を抜く必要があり、該エアーを抜く構造としては、図5に示す如く、油圧パイロ ットの継手部22よりエアーを抜く構造と、図6に示す如く、コントロールバル ブV’のスプール20に孔20aを設け、該孔20aよりタンクラインへエアー を抜く構造がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記従来技術におけるエアーを抜く構造には、それぞれに問題点を有 しているのである。即ち、継手部22よりエアーを抜く構造においては、継手部 22よりパイロット油とエアーを同時に抜く為に、コントロールバルブV’の取 付部付近にパイロット油が飛散するので、エアーを抜く度に洗浄する必要があり 、作業機のセクション毎のコントロールバルブの継手部を弛めるのに要する時間 が増大し、メンテナンスを容易に行うことができないのである。また、スプール 20の孔20aよりエアーを抜く構造においては、スプール20の加工時間が長 くなることにより、生産能力が低下し、生産コストが増大するのであり、前記孔 20aが極端に小さいので、特殊工具を必要とし、該工具の破損が著しく、品質 が不安定となるのである。そこで、本考案は、加工工数を少なくすることにより 、コストの低減を図り、かつ、メンテナンスを容易に行うことのできる油圧パイ ロットエアー抜き構造を構成することを目的とするのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 以上のような課題を解決するための手段として、本考案は、作業機等の油圧制 御に用いられているコントロールバルブをパイロット圧油にて切り換える構成に おいて、コントロールバルブの油圧パイロットとメインバルブのタンクラインを 仕切るケースに油圧パイロットのエアー抜き用のノッチを設けた設けたものであ る。
【0005】
【作用】
次に、作用について説明すると、コントロールバルブV本体にノッチ10を設 けることにより、油圧パイロット内に生じたエアーは、前記ノッチ10よりタン クラインTLへ抜けてエア抜きが自動的に行われるのである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例について説明する。図1は、掘削作業機の側面図、図2は、本 考案の油圧パイロットエアー抜き構造を具備したコントロールバルブVの断面図 、図3は、図2のX−X線断面図、図4は、掘削作業機の各コントロールバルブ Vを示す油圧回路図である。
【0007】 本考案の油圧パイロットエアー抜き構造を掘削作業機のコントロールバルブV において説明する。先ず、図1において、掘削作業機の全体構成を説明すると、 下部走行体Cは、クローラ式走行装置により構成されており、前記下部走行体C の上部には、旋回台軸受18を介して上部旋回体Dが360度旋回可能に構成さ れ、後部には、ブレード19が配設されている。該上部旋回体Dには、掘削作業 機Gの基部を枢支する枢支部とキャビンFが構成され、該キャビンF内部には、 操縦部Hが構成されている。該操縦部Hには、運転座席Sが配設されており、該 運転座席Sの後部には、エンジンEが配設されている。
【0008】 前記掘削作業機Gのメインブーム15の後端は、前記枢支部に枢支され、先端 には、スイングブーム14が枢支され、該スイングブーム14の先端には、バケ ットブーム11を介してバケットアーム13が枢支され、該バケットアーム13 先端には、バケット17が枢支されている。前記枢支部とメインブーム15の間 には、該メインブーム15を回動可能とするブームシリンダ5が介装され、前記 メインブーム15とスイングブーム14の間には、該スイングブーム14をスイ ング回動可能とするスイングシリンダ4が介装され、前記バケットブーム11と バケットアーム13の間には、該バケットアーム13を回動可能とするアームシ リンダ3が介装され、前記バケットアーム13とバケット17の間には、該バケ ット17を回動可能とするバケットシリンダ7が介装されている。
【0009】 また、前記クローラ式走行装置は、右走行モーター2と左走行モーター6によ り駆動され、前記旋回台軸受18は、旋回油圧モーター8により駆動されるので あり、前記ブレード19は、ブレードシリンダ9により回動可能に構成されてい るのである。以上のような掘削作業機における各油圧シリンダ3・4・5・7・ 9と油圧モーター2・6・8は、各コントロールバルブVに制御されて三組の油 圧ポンプP1・P2・P3から吐出される圧油により駆動されるのであり、前記 油圧ポンプP1・P2・P3は、エンジンEからの動力により駆動されるのであ る。
【0010】 次に、図4に示す油圧機構について説明すると、油圧ポンプP1から吐出され る圧油は、最初にブーム合流切換弁V1に供給され、該ブーム合流切換弁V1を 切り換えることにより、ブームシリンダ5のブームコントロールバルブV5に供 給することが可能なように構成されており、更に、右走行モーター2の右走行コ ントロールバルブV2とアームシリンダ3のアームコントロールバルブV3に供 給され、それぞれのバルブを切り換えることにより、右走行モーター2の正逆転 及びアームシリンダ3の伸縮を可能としている。
【0011】 油圧ポンプP2から吐出される圧油は、最初にバケットシリンダ7のバケット コントロールバルブV7に供給され、更に、左走行コントロールバルブV6とブ ームシリンダ5のブームコントロールバルブV5に供給され、バケットコントロ ールバルブV7を切換操作時には左走行コントロールバルブV6とブームコント ロールバルブV5には供給されず、中立時には左走行モーターの正逆転及びブー ムシリンダ5の伸縮を可能としているのである。油圧ポンプP3から供給される 圧油は、ブレードシリンダ9のブレードコントロールバルブV9と旋回モーター 8の旋回コントロールバルブV8に供給され、ブレードシリンダ9の伸縮及び旋 回モーター8の正逆転を可能としている。
【0012】 前記コントロールバルブV1、V3、V5、V7、V8はパイロット圧油にて スプールが摺動されて切り換えられる構成としており、本考案の油圧パイロット エアー抜き構造は、このバルブに適応されているのである。例えば、図2・図3 に示す前記ブームシリンダ5を制御するコントロールバルブV5において説明す ると、コントロールバルブV5のバルブケース33両側面には、パイロットバル ブケース34・35が固設されており、両バルブケース33・34・35には、 摺動可能なスプール31が貫通収納されている。該スプール31が貫通している メインのバルブケース33両側にはタンクラインTLが設けられ、このタンクラ インTLとパイロットバルブケース34・35を仕切るケースのスプール31の 貫通孔部に、油圧パイロット内のエアー抜き用の切欠であるノッチ10・10が 設けられている。よって、パイロット圧油内に混入したエアーは、バルブケース 34・35へ圧油と共に送られてくるが、前記ノッチ10よりタンクラインTL へと抜けていくように構成されているのである。
【0013】 前記バルブケース内に穿設されている油室33aは、メインブーム15を下げ る方向のブームシリンダ5へのAポートと接続され、油室33bは、メインブー ム15を上げる方向のブームシリンダ5のBポートと接続され、油室33cは、 チェックバルブを介して油圧ポンプP2と接続され、油室33dは、タンクTと 接続されている。前記パイロットバルブケース34・35内の油室34a・35 aには、それぞれに戻しバネ36・37がスプール31を中立位置に戻すように 付勢配置され、前記油室34a・35aは、それぞれの油路を介してそれぞれの 操作切換弁Pa5・Pb5と連通されているのである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、以下のような効果を奏するのである。 即ち、コントロールバルブ本体にエアー抜き用のノッチを設けて油圧パイロット 内のエアー抜きを行うことができるように構成したことにより、従来の如く継手 部を弛める必要がないので、メンテナンスを容易に行うことができ、コントロー ルバルブ付近にパイロット油が飛散することがないので、洗浄する必要がなく工 数を削減することができ、コストの低減を図ることができるのであり、また、コ ントロールバルブ本体のスプール摺動部にノッチを加工することにより、加工部 位が短いので、加工工数を短縮することができ、工具の破損も少なくなり、コス トの低減を図ることができ、コントロールバルブの品質を安定させることができ るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削作業機の側面図である。
【図2】本考案の油圧パイロットエアー抜き構造を具備
したコントロールバルブVの側面断面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】掘削作業機の各コントロールバルブVを示す油
圧回路図である。
【図5】従来の第一の実施例を示す側面図である。
【図6】従来の第二の実施例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
V コントロールバルブ 10 ノッチ 31 スプール 33 バルブケース 34、35 パイロットバルブケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機等の油圧制御に用いられているコ
    ントロールバルブをパイロット圧油にて切り換える構成
    において、コントロールバルブの油圧パイロットとメイ
    ンバルブのタンクラインを仕切るケースに油圧パイロッ
    トのエアー抜き用のノッチを設けたことを特徴とする油
    圧パイロットエアー抜き構造。
JP1992009358U 1992-02-28 1992-02-28 油圧パイロットエアー抜き構造 Expired - Fee Related JP2571748Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007235A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Caterpillar Sarl エア抜き機構付切替弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622004A (ja) * 1985-06-26 1987-01-08 Yutani Juko Kk 切換弁

Patent Citations (1)

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