JPH0617885Y2 - バツクホ−における作業機の降下に対する安全装置 - Google Patents
バツクホ−における作業機の降下に対する安全装置Info
- Publication number
- JPH0617885Y2 JPH0617885Y2 JP1987056868U JP5686887U JPH0617885Y2 JP H0617885 Y2 JPH0617885 Y2 JP H0617885Y2 JP 1987056868 U JP1987056868 U JP 1987056868U JP 5686887 U JP5686887 U JP 5686887U JP H0617885 Y2 JPH0617885 Y2 JP H0617885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- main boom
- backhoe
- hydraulic
- control valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、主ブーム操作用の主ブームシリンダをエンジ
ン停止中に下降側のみ自重落下操作できるようにした作
業機に対する安全装置に関する。
ン停止中に下降側のみ自重落下操作できるようにした作
業機に対する安全装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、機体の前方に配した作業機操作用の復動形シリン
ダに連通するコントロールバルブのパイロット室には油
圧パイロットからの両パイロットラインを連通連設して
構成するバックホーにおいて、エンジンを止めると、油
圧パイロットは作用しなくなる構造になっていた。
ダに連通するコントロールバルブのパイロット室には油
圧パイロットからの両パイロットラインを連通連設して
構成するバックホーにおいて、エンジンを止めると、油
圧パイロットは作用しなくなる構造になっていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、そのような停止中に、油圧パイロット側
のバルブなどに故障が発生しないとは限らず、故障が発
生した場合、主ブームが上昇している状態では人身事故
が発生するといった安全性に問題点を有していた。
のバルブなどに故障が発生しないとは限らず、故障が発
生した場合、主ブームが上昇している状態では人身事故
が発生するといった安全性に問題点を有していた。
(ニ)問題点を解決するための手段 そこで、本考案では、機体の前方に配した作業機の操作
用の復動形シリンダに連通するコントロールバルブのパ
イロット室には油圧パイロットからの両パイロットライ
ンを連通連設して構成するバックホーにおいて、前記主
ブームシリンダのボトム側油圧ラインと一方の前記パイ
ロットラインとの間にバイパスラインを介設し、同バイ
パスラインに方向切換弁と絞りとを直列に取付けて構成
したことを特徴とするバックホーにおける作業機の降下
に対する安全装置を提供せんとするものである。
用の復動形シリンダに連通するコントロールバルブのパ
イロット室には油圧パイロットからの両パイロットライ
ンを連通連設して構成するバックホーにおいて、前記主
ブームシリンダのボトム側油圧ラインと一方の前記パイ
ロットラインとの間にバイパスラインを介設し、同バイ
パスラインに方向切換弁と絞りとを直列に取付けて構成
したことを特徴とするバックホーにおける作業機の降下
に対する安全装置を提供せんとするものである。
(ホ)作用 本考案では、不測にエンジンが停止した場合には、油圧
パイロットは作用しなくなり、作業機は動かなくなる。
パイロットは作用しなくなり、作業機は動かなくなる。
かかる状態で、停止中の油圧パイロットなどが、さらに
故障するという不慮の事故が生じた場合には、方向切換
弁を操作することにより、主ブームシリンダの下部側に
発生するボトム圧を方向切換弁から絞りを通して程良く
油圧パイロットに導入させながら、そのままパイロット
室に送り出して、人身事故が発生しないように主ブーム
シリンダを操作することができる。
故障するという不慮の事故が生じた場合には、方向切換
弁を操作することにより、主ブームシリンダの下部側に
発生するボトム圧を方向切換弁から絞りを通して程良く
油圧パイロットに導入させながら、そのままパイロット
室に送り出して、人身事故が発生しないように主ブーム
シリンダを操作することができる。
また、作業機を緩やかに下降動作させたい場合にも、方
向切換弁を操作して、主ブームシリンダ内の圧油を、ボ
トム側油圧ライン→絞りを具備するバイパスライン→パ
イロットライン→パイロット室に導いて、コントロール
バルブを緩やかに切換え動作させることにより、作業機
を緩やかに下降動作させることができ、同作業機の自重
による急激な下降を防止することができて、作業上の安
全性を良好に確保することができる。
向切換弁を操作して、主ブームシリンダ内の圧油を、ボ
トム側油圧ライン→絞りを具備するバイパスライン→パ
イロットライン→パイロット室に導いて、コントロール
バルブを緩やかに切換え動作させることにより、作業機
を緩やかに下降動作させることができ、同作業機の自重
による急激な下降を防止することができて、作業上の安
全性を良好に確保することができる。
(ヘ)実施例 次に、図面に示す実施例について説明する。
第2図はバックホーの側面図を示し、一方側に排土板
(9)を延設した両クローラ(10)の間の上方には運転台(1
1)を旋回自在に架設し、該運転台(11)の上方にはキャビ
ン(12)およびエンジン部(13)を装備し、運転台(11)の前
部に立設したブラケット(14)の上部には側面くの字状の
主ブーム(1)の下部を枢着するとともに、主ブーム(1)の
中間部に連繋した主ブームシリンダ(2)の下部をブラケ
ット(14)の下部側に枢着し、主ブーム(1)の先端に連繋
したバケットアーム(15)の後部と主ブーム(1)との間に
アームシリンダ(16)を介装し、バケットアーム(15)の先
端に連繋したバケット(17)側とバケットアーム(15)との
間にバケットシリンダ(18)を介装して従来形同様に構成
する。
(9)を延設した両クローラ(10)の間の上方には運転台(1
1)を旋回自在に架設し、該運転台(11)の上方にはキャビ
ン(12)およびエンジン部(13)を装備し、運転台(11)の前
部に立設したブラケット(14)の上部には側面くの字状の
主ブーム(1)の下部を枢着するとともに、主ブーム(1)の
中間部に連繋した主ブームシリンダ(2)の下部をブラケ
ット(14)の下部側に枢着し、主ブーム(1)の先端に連繋
したバケットアーム(15)の後部と主ブーム(1)との間に
アームシリンダ(16)を介装し、バケットアーム(15)の先
端に連繋したバケット(17)側とバケットアーム(15)との
間にバケットシリンダ(18)を介装して従来形同様に構成
する。
第1図は前記主ブームシリンダ(2)を操作する油圧回路
図を示し、両端側にパイロット室(3a),(3b)を連設した
コントロールバルブ(3)の一側方には前記主ブームシリ
ンダ(2)からのトップ側油圧ライン(6a)とボトム側油圧
ライン(6)を、また、他側方にはメインポンプ(P1)およ
びタンク(19a)をそれぞれ連通するように配備し、パイ
ロット用ポンプ(P2)およびタンク(19b)に連通してパイ
ロットバルブ(4a)を有する油圧パイロット(4)から延出
する両パイロットライン(5a),(5b)を、前記パイロット
室(3a),(3b)にそれぞれ連通して従来形構造同様に構成
するが、前記ボトム側油圧ライン(6)と前記パイロット
ライン(5a)との間にバイパスライン(20)を介設し、同バ
イパスライン(20)に切換弁(7)と絞り(8)とを直列に取付
け構成している。
図を示し、両端側にパイロット室(3a),(3b)を連設した
コントロールバルブ(3)の一側方には前記主ブームシリ
ンダ(2)からのトップ側油圧ライン(6a)とボトム側油圧
ライン(6)を、また、他側方にはメインポンプ(P1)およ
びタンク(19a)をそれぞれ連通するように配備し、パイ
ロット用ポンプ(P2)およびタンク(19b)に連通してパイ
ロットバルブ(4a)を有する油圧パイロット(4)から延出
する両パイロットライン(5a),(5b)を、前記パイロット
室(3a),(3b)にそれぞれ連通して従来形構造同様に構成
するが、前記ボトム側油圧ライン(6)と前記パイロット
ライン(5a)との間にバイパスライン(20)を介設し、同バ
イパスライン(20)に切換弁(7)と絞り(8)とを直列に取付
け構成している。
したがって、パイロットバルブ(4a)の操作によりコント
ロールバルブ(3)を操作して、主ブームシリンダ(2)の作
動により主ブーム(1)を上下動させながら作業を行なう
ことになるが、エンジンを止めると油圧パイロット(4)
は作用しなくなり、第2図に示すような状態で作業機は
動かなくなる。
ロールバルブ(3)を操作して、主ブームシリンダ(2)の作
動により主ブーム(1)を上下動させながら作業を行なう
ことになるが、エンジンを止めると油圧パイロット(4)
は作用しなくなり、第2図に示すような状態で作業機は
動かなくなる。
かかる状態で、停止中の油圧パイロットバルブ(4a)など
が、さらに故障するという不慮の事故が生じた場合に
は、方向切換弁(7)を操作することにより、主ブームシ
リンダ(2)の下部側に発生するボトム圧を方向切換弁(7)
から絞り(8)を通してほどよく油圧パイロット(4)に導入
させながら、そのままパイロット室(3b)に送り出して、
人身事故が発生しないように主ブームシリンダ(2)を操
作することができる。
が、さらに故障するという不慮の事故が生じた場合に
は、方向切換弁(7)を操作することにより、主ブームシ
リンダ(2)の下部側に発生するボトム圧を方向切換弁(7)
から絞り(8)を通してほどよく油圧パイロット(4)に導入
させながら、そのままパイロット室(3b)に送り出して、
人身事故が発生しないように主ブームシリンダ(2)を操
作することができる。
また、作業機を緩やかに下降動作させたい場合にも、方
向切換弁(7)を操作して、主ブームシリンダ(2)内の圧油
を、ボトム側油圧ライン(6)→絞り(8)を具備するバイパ
スライン(20)→パイロットライン(5a)→パイロット室(3
a)に導いて、コントロールバルブ(3)を緩やかに切換え
動作させることにより、作業機を緩やかに下降動作させ
ることができ、同作業機の自重による急激な下降を防止
すすることができて、作業上の安全性を良好に確保する
ことができる。
向切換弁(7)を操作して、主ブームシリンダ(2)内の圧油
を、ボトム側油圧ライン(6)→絞り(8)を具備するバイパ
スライン(20)→パイロットライン(5a)→パイロット室(3
a)に導いて、コントロールバルブ(3)を緩やかに切換え
動作させることにより、作業機を緩やかに下降動作させ
ることができ、同作業機の自重による急激な下降を防止
すすることができて、作業上の安全性を良好に確保する
ことができる。
(ト)考案の効果 このように本考案は、主ブームシリンダ(2)で発生する
ボトム圧を方向切換弁(7)及び絞り(8)を通して油圧パイ
ロット(4)からコントロールバルブ(3)のパイロット室(3
b)に送りこんで主ブームシリンダ(2)を操作できること
になり、作業停止中に油圧パイロットバルブなどが故障
しても、人身事故を防ぐ手段を講じることができること
になり、安全装置として簡単な構造で好適に実施できる
特長を有する。
ボトム圧を方向切換弁(7)及び絞り(8)を通して油圧パイ
ロット(4)からコントロールバルブ(3)のパイロット室(3
b)に送りこんで主ブームシリンダ(2)を操作できること
になり、作業停止中に油圧パイロットバルブなどが故障
しても、人身事故を防ぐ手段を講じることができること
になり、安全装置として簡単な構造で好適に実施できる
特長を有する。
第1図は本考案の実施例である要部の回路図を示し、第
2図はバックホーの側面図、第3図は第2図の作動説明
図で示す。 (1):主ブーム (2):主ブームシリンダ (3):コントロールバルブ (3a),(3b):パイロット室 (4):油圧パイロット (5a),(5b):パイロットライン (6):ボトム側油圧ライン (7):方向切換弁 (8):絞り
2図はバックホーの側面図、第3図は第2図の作動説明
図で示す。 (1):主ブーム (2):主ブームシリンダ (3):コントロールバルブ (3a),(3b):パイロット室 (4):油圧パイロット (5a),(5b):パイロットライン (6):ボトム側油圧ライン (7):方向切換弁 (8):絞り
Claims (1)
- 【請求項1】機体の前方に配した作業機の操作用の復動
形シリンダに連通するコントールバルブ(3)のパイロッ
ト室(3a),(3b)には油圧パイロット(4)からの両パイロッ
トライン(5a),(5b)を連通連設して構成するバックホー
において、前記主ブームシリンダ(2)のボトム側油圧ラ
イン(6)と一方の前記パイロットライン(5a)との間にバ
イパスライン(20)を介設し、同バイパスライン(20)に方
向切換弁(7)と絞り(8)とを直列に取付けて構成したこと
を特徴とするバックホーにおける作業機の降下に対する
安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987056868U JPH0617885Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | バツクホ−における作業機の降下に対する安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987056868U JPH0617885Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | バツクホ−における作業機の降下に対する安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165349U JPS63165349U (ja) | 1988-10-27 |
JPH0617885Y2 true JPH0617885Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30886060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987056868U Expired - Lifetime JPH0617885Y2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | バツクホ−における作業機の降下に対する安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617885Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092651A1 (fr) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Circuit hydraulique et procede d'entrainement d'urgence de fixation pour machines de construction |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514731Y2 (ja) * | 1975-09-04 | 1980-04-04 |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP1987056868U patent/JPH0617885Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092651A1 (fr) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Circuit hydraulique et procede d'entrainement d'urgence de fixation pour machines de construction |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63165349U (ja) | 1988-10-27 |
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