JPH07281130A - 観測方法及び観測装置 - Google Patents

観測方法及び観測装置

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JPH07281130A
JPH07281130A JP6583394A JP6583394A JPH07281130A JP H07281130 A JPH07281130 A JP H07281130A JP 6583394 A JP6583394 A JP 6583394A JP 6583394 A JP6583394 A JP 6583394A JP H07281130 A JPH07281130 A JP H07281130A
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JP
Japan
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linearly polarized
polarized light
light
observation
tool
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Pending
Application number
JP6583394A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yasuda
豊 保田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源から直接放射される光の影響を受けるこ
となく容易に対象物の観測を行う。 【構成】 電球を偏光カバーで覆った照明器具1によ
り、ワーク31の穴状の加工部31a内に挿入された主
軸21のバイト22を照らし、レバー部の操作で周方向
へ回転可能な偏光板をゴーグルフレームで保持した観察
器具2を装着した作業員11がワーク31の開口部31
bからバイト22を覗きながら照明器具1から直接放射
される光を除去するようレバー部を操作して偏光板を回
転すれば、作業員11は、バイト22の位置や観察位置
に左右されずに照明器具1から直接放射される光を目に
入れることなく容易にバイト22を観察することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物に光線を照射し
て対象物を観測する方法及び装置に関し、特に、対象物
を可視光で照らして目視観察する場合に用いると、良好
な効果が得られる。
【0002】
【従来の技術】穴状をなす加工部を機械加工する際に
は、刃先の状態を確認するため、加工部内に電灯などを
設定し、刃先を照らすことにより、刃先を目視する場合
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電灯などか
らの光は、刃先を照らすだけでなく、作業者の目にも直
接入ってしまい、刃先の目視確認が非常にしにくいもの
となっている。そのため、電灯などをフードなどで覆っ
たりすることにより、光が作業者の目に直接入らないよ
うにしたりするものの、刃先の移動や目視確認の位置の
移動のたびに電灯などの向きも変えなければならず、非
常に繁雑な作業を要してしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、直線
偏光を放射して、当該直線偏光を対象物へ照射し、当該
直線偏光の偏光面に対して交差する偏光面を有する直線
偏光を選択して当該対象物を観測する観測方法を構成し
たのである。
【0005】また、本発明は、直線偏光を対象物へ照射
する照射手段と、前記直線偏光の偏光面に対して交差す
る偏光面を有する直線偏光を選択する選択手段とを備え
る観測装置を構成したのである。
【0006】ここで、前記直線偏光が可視光であると良
い。
【0007】また、前記照射手段は、可視光を放射する
照明体と、前記照明体を覆い囲むように設けられた偏光
体とを備えたこと照明器具であり、前記選択手段は、メ
ガネフレームまたはゴーグルフレームと、前記メガネフ
レームまたは前記ゴーグルフレームのリム部に当該リム
部の周縁に沿って摺動回転可能に保持される偏光体とを
備えた観察器具であると良い。
【0008】
【作用】このような構成の観測方法では、対象物へ照射
する直線偏光の偏光面に対して交差する偏光面を有する
直線偏光を選択するので、対象物へ照射する直線偏光は
除去される。一方、対象物へ照射された直線偏光は、対
象物で反射されることにより、偏りのない一般光となる
ので、対象物からの反射光のうち、対象物へ照射した直
線偏光の偏光面に対して交差する偏光面を有する直線偏
光は選択され、対象物は観測可能となる。
【0009】また、前述した構成の観測装置では、照射
手段から直接選択手段へ照射した直線偏光は、選択手段
で除去されてしまう。一方、対象物へ照射された直線偏
光は、対象物で偏りのない一般光として反射されるの
で、選択手段は、対象物からの反射光のうち、照射手段
が照射する直線偏光の偏光面に対して交差する偏光面を
有する直線偏光を選択する。これにより、対象物は観測
可能となる。
【0010】ここで、直線偏光が可視光である場合に
は、これらの観測を目視で行うことができる。
【0011】また、照射手段が前述したような照射器具
であり、選択手段が前述したような観察器具である場合
には、作業者が観測器具を装着し、観察器具の偏光体を
摺動回転することにより、作業者は、照明器具から直接
照射された可視光の影響を受けることなく対象物を目視
観測することができる。
【0012】
【実施例】本発明による観測方法及び観測装置の一実施
例を図1〜4に基づいて説明する。なお、図1は、その
観測装置の概略構成を表す使用状態図、図2は、その照
明器具の分解外観図、図3は、その観察器具の外観図、
図4は、その観測方法の原理を表すモデル図である。
【0013】図1に示すように、ワーク31の穴状をな
す加工部31a内には、工作機械の主軸21が開口部3
1bから入れ込まれている。主軸21の先端側の周面に
は、バイト22が取り付けられており、主軸21を回転
させることにより、バイト22がワーク31の加工部3
1aを穴状に加工するのである。
【0014】ワーク31の加工部31aの壁面には、対
象物であるバイト22を可視光で照らす照射手段である
照明器具1が設置されている。この照明器具1は、図2
に示すように、台座1d上に設けられたソケット1cに
照明体である電球1aを差し込み、電球1aを偏光体で
ある偏光カバー1bで覆い囲んだものである。つまり、
照明器具1は、偏光カバー1bにより、電球1aが放射
する偏りのない一般光を所定の方向の偏光面を有する直
線偏光としてバイト22を照らすのである。
【0015】一方、図1に示すように、ワーク31の加
工部31aを覗き込んでバイト22を観測する選択手段
である観察器具2は、図3に示すように、ゴーグルフレ
ーム2aのリム部2cに偏光体である偏光板2dをリム
部2cの周面に沿って摺動回転可能にそれぞれ保持した
ものである。このゴーグルフレーム2aの側面側のリム
部2c近傍には、外側と偏光板2bの側方と連通するよ
うに溝部2dがリム部2cの周縁に沿ってそれぞれ形成
されている。これら偏光板2bの側方には、レバー部2
eがそれぞれ取り付けられており、これらレバー部2e
は、前記溝部2dからゴーグルフレーム2aの外側へそ
れぞれ突出している。つまり、レバー部2eを溝部2d
に沿って移動することにより、偏光板2bが回転するの
である。これにより、観察器具2は、任意の方向の偏光
面を有する直線偏光を除去することができるのである。
【0016】ここで、本発明による観測方法の原理を図
4に基づいて説明する。図4に示すように、電球1aか
ら放射された偏りのない一般光は、偏光カバー1bによ
り、所定の方向の偏光面を有する直線偏光41a,41
bとなる。直線偏光41aは、バイト22などの対象物
により反射されると、散乱により偏りのない一般光42
となる。この一般光42は、直線偏光41a,41bの
偏光面と交差する方向の偏光面を有する直線偏光を通過
させる偏光板2bにより、直線偏光43となって偏光板
2bを通過する。一方、偏光カバー1bを介して電球1
aから偏光板2bへ直接放射された直線偏光41bは、
偏光板2bを通過することができないのである。従っ
て、電球1aから放射された光は、作業員11の目に直
接入ることはなく、バイト22などの対象物により反射
された反射光のみ作業者11が観測することができるの
である。
【0017】よって、前述したような観測装置は、以下
のように用いれば良い。観察器具2を装着し、照明器具
1を点灯してバイト22を照らし、ワーク31の開口部
31bから加工部31a内を覗き込む。照明器具1から
の光が直接目に入らぬよう観察器具2のレバー部2eで
偏光板2bをそれぞれ回転させる。これにより、作業者
11は、照明器具1からの光を直接目に入れることなく
バイト22を観察することができる。
【0018】従って、作業者11は、バイト22の位置
に応じて観察位置を変えても、観察器具2のレバー部2
eを操作するだけで、容易にバイト22を観察すること
ができるのである。
【0019】なお、本実施例では、偏光板2bをゴーグ
ルフレーム2aに設けたが、偏光板をワーク31の開口
部31bを覆うように設けて、加工部31a内を覗き込
むようにしても良い。本実施例では、ゴーグルフレーム
2aを用いた観察器具2を使用したが、メガネフレーム
を用いた観察器具でも良い。本実施例では、照明器具1
をワーク31の加工部31aの壁面に設けたが、照明器
具をワーク31の開口部31bから加工部31a内に垂
れ下げるように設けても良い。本実施例では、電球1a
を用いた照明器具1を使用したが、蛍光灯など他の電灯
を用いた照明器具でも良い。本実施例では、ワーク31
の加工部31a内のバイト22を観察したが、これに限
らず、暗中に設けられた対象物を観察する場合に適用す
れば、本実施例と同様な効果を得ることができる。
【0020】また、本実施例では、可視光により対象物
を目視観察したが、例えば、赤外線や紫外線などの各種
の電磁波を対象物に照射して検出器により検出する場合
にも応用可能である。
【0021】
【発明の効果】前述したように、本発明による観測方法
及び観測装置では、対象物へ照射する直線偏光を除去し
ながら対象物からの反射光のうち所定の直線偏光を選択
するので、対象物へ照射する直線偏光の影響を受けるこ
となく対象物を観測することができる。
【0022】この直線偏光が可視光であれば、これらの
観測が目視で行うことができるので、対象物へ照射する
可視光を直接目に入れることなく、対象物を観察するこ
とができる。このため、対象物へ照射する可視光がかな
り強力であっても、目を傷めることなく容易に対象物を
観察することができる。
【0023】また、前述したような照明器具や観察器具
を用いれば、観察器具の偏光体を回転させることによ
り、照明器具から直接照射された光の影響を受けること
なく対象物を観察することができるので、対象物の位置
や観察位置が変わっても、容易に対象物を観察すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による観察装置の一実施例の概略構成を
表す使用状態図である。
【図2】本発明による観測装置の一実施例に用いられる
照明器具の分解外観図である。
【図3】本発明による観測装置の一実施例に用いられる
観察器具の外観図である。
【図4】本発明による観測方法の原理を表すモデル図で
ある。
【符号の説明】
1 照明器具 1a 電球 1b 偏光カバー 2 観察器具 2a ゴーグルフレーム 2b 偏光板 2e レバー部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線偏光を放射して、当該直線偏光を対
    象物へ照射し、当該直線偏光の偏光面に対して交差する
    偏光面を有する直線偏光を選択して当該対象物を観測す
    ることを特徴とする観測方法。
  2. 【請求項2】 直線偏光を対象物へ照射する照射手段
    と、前記直線偏光の偏光面に対して交差する偏光面を有
    する直線偏光を選択する選択手段とを備えることを特徴
    とする観測装置。
  3. 【請求項3】 前記直線偏光が可視光であることを特徴
    とする請求項1に記載の観測方法。
  4. 【請求項4】 前記照射手段は、可視光を放射する照明
    体と、前記照明体を覆い囲むように設けられた偏光体と
    を備えたこと照明器具であり、 前記選択手段は、メガネフレームまたはゴーグルフレー
    ムと、前記メガネフレームまたは前記ゴーグルフレーム
    のリム部に当該リム部の周縁に沿って摺動回転可能に保
    持される偏光体とを備えた観察器具であることを特徴と
    する請求項2に記載の観測装置。
JP6583394A 1994-04-04 1994-04-04 観測方法及び観測装置 Pending JPH07281130A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003029572A1 (fr) * 2001-09-27 2003-04-10 Toto Ltd. Dispositif de commande de robinet automatique et procede de commande
JP2013073188A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Seiko Epson Corp 虚像表示装置
JP2022098254A (ja) * 2020-12-21 2022-07-01 新日本空調株式会社 塗装表面観察方法

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Effective date: 20030311