JP2002113702A - 切断機 - Google Patents

切断機

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JP2002113702A
JP2002113702A JP2000310215A JP2000310215A JP2002113702A JP 2002113702 A JP2002113702 A JP 2002113702A JP 2000310215 A JP2000310215 A JP 2000310215A JP 2000310215 A JP2000310215 A JP 2000310215A JP 2002113702 A JP2002113702 A JP 2002113702A
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JP
Japan
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base
cutting
light
reflected
blade
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JP2000310215A
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English (en)
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Katsumi Okochi
克己 大河内
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Makita Corp
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Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射光による眩しさを防止することができる
切断機を実現する。 【解決手段】 この発明の切断機は、ベース2上方から
切断部を照明する照明装置10を備える。そして、切断
部近傍のベース2表面Rには、その照明装置10から照
明された光の反射方向を変更させる凹凸が設けられてい
る。したがって、ベース2の表面で反射された光は、作
業者の方向とは違う方向に向かうようになり、作業者が
反射光により眩しいと感じることを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は切断機に関し、詳
しくは、ベース上方から照明装置によって切断部を照明
するようにした切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】 ベースの開口から切断刃を下方に突出
させて、ベース下方のワークを切断する丸鋸機のような
切断機においては、作業者はベース上方から切断部(切
断刃によりワークを切断している場所:切断刃の刃先)
を確認しながら切断機を操作(移動)する必要がある。
しかしながら、上述した切断機が使用される作業現場に
は、ビル内部等のように比較的暗い作業現場もあり、作
業者が切断部を確認することが困難な場合がある。この
ため、従来から切断部を照らす照明装置を備えた切断機
が開発されている。この従来の切断機においては、ベー
ス上方のブレードケースやハンドル部等に照明装置が設
けられ、この照明装置により切断部を照らすように構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 前記した従来の切断
機では、照明装置によって切断部及びその近傍が照らさ
れるため、照明装置により切断部近傍のベース表面も照
らされることになる。このため、照明装置から照射され
る照明光が切断部近傍のベース表面で反射し、その反射
光によって作業者が眩しくて切断部の確認が困難な場合
があった。特に、本機の摺動性(被切断材とベースとの
摺動性)を良くするために、ベースにメッキ処理等が施
される場合には、これによって作業者はより眩しく感じ
ることとなる。本発明は、上述した実情に鑑みて為され
たものであり、その目的は、照明装置の照明光がベース
表面で作業者側に反射することによって作業者の切断部
確認が困難となることを防止する技術を開発するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 本発明の
切断機は、ベースの開口から切断刃を下方に突出させ
て、ベース下方のワークを切断する切断機において、前
記切断機はベース上方から切断部を照らす照明装置を備
えており、前記切断部近傍のベース表面には、前記照明
装置から照射された光の反射方向を変更する反射方向変
更手段が設けられている。上記切断機において照明装置
により切断部を照明すると、照明装置から照射される光
のうち切断部近傍のベース表面を照らす光は、このベー
ス表面に設けられた反射方向変更手段によってその反射
方向が変更される。したがって、ベース表面で反射した
光が作業者に向かわないようになり、作業者による切断
部確認が容易に行うことができる。ここで、上記「反射
方向変更手段」は、ベース表面で反射され作業者の方向
に向かう光の強度を減ずるように、その反射方向を変更
するものであれば良く、例えば、照射される光を散乱さ
せるものであっても良いし、また、照射される光を特定
の方向に反射する鏡面体のようなものであっても良い。
【0005】
【発明の実施の形態】 本発明は、次に示す各形態で好
適に実施することができる。 (形態1) 請求項1に記載の切断機において、前記反
射方向変更手段は、前記ベース表面に形成された凹凸で
あることが好ましい。この形態によると、切断部近傍の
ベース表面を照らす光はベース表面に形成された凹凸に
より散乱され、作業者側に反射することが禁止される。
したがって、簡易な構成で本発明を具現化することがで
きる。 (形態2) 請求項1又は形態1に記載の切断機におい
て、前記反射方向変更手段は、前記照明装置から照射さ
れた光を切断刃方向に反射するものであることが好まし
い。この形態によると、ベース表面に設けた反射方向変
更手段で反射された光が切断刃を照らすため、切断刃の
刃先をより確認し易くなる。ただし、上記場合において
も、ベース表面で反射される光の全てを切断刃方向に反
射する必要はなく、その一部が切断刃方向に向かうよう
な形態であっても良い。
【0006】
【実施例】 以下、本発明を丸鋸機に具現化した実施例
について図1乃至図4にを説明する。ここで、図1は本
実施例の丸鋸機の側面図であり、図2は本実施例の丸鋸
機の平面図であり、図3は本実施例の丸鋸機におけるベ
ース表面での光の反射作用を模式的に示す図であり、図
4は従来の丸鋸機におけるベース表面での光の反射作用
を模式的に示す図である。丸鋸機1は、図1、図2に示
すように、切断時に被切断材であるワークの上面に載置
されるベース2と、そのベース2に傾動支持部4を介し
て上下に傾動可能に支持された丸鋸本体20を備えてい
る。丸鋸本体20は、図1、図2に示すように、円形の
ノコ刃44を回転可能に支持したブレードケース22を
備え、このブレードケース22は、図1に示すように、
ノコ刃44の上側の刃先及びその側方をカバーしてい
る。このブレードケース22には、図2に示すようにギ
ヤケース部60が形成され、このギヤケース部60にモ
ータケース58が接合されている。上記ギヤケース部6
0内には、モータケース58に内装した駆動モータ(図
示省略)の回転を減速させるための歯車列(図示省略)
が内蔵されている。したがって、モータケース58内に
内装された駆動モータの回転が、ギヤーケース部60内
に収容された歯車列を経て回転軸40(図1に図示)に
伝達され、これにより回転軸40に固定されたノコ刃4
4が回転する。
【0007】このノコ刃44の回転軸40には、図1に
示すようにセーフティカバー42が回動可能に取り付け
られている。このセーフティカバー42は、ノコ刃44
と共に、ベース2に設けられた開口68から下方に突出
し、このセーフティカバー42によりノコ刃44の図1
中下側ほぼ半周の範囲がカバーされる。このセーフティ
カバー42は、引張バネ38によって回転軸40を中心
として図1中反時計回り方向に付勢されている。そし
て、切断作業時においては、このセーフティカバー42
の先端部をワークの端部に当接させ、丸鋸機1を切断進
行方向(図1、2中においては右側方向)に移動させ
る。これにより、セーフティカバー42が、上記付勢力
に抗して徐々に図1中時計回り方向に回動して開かれて
いき、ノコ刃44の下側半分が徐々に露出されることと
なる。また、切断加工終了後においては、丸鋸機1をワ
ーク(図示省略)から外すと、セーフティカバー42
は、引張バネ38によって図1中反時計回り方向に回動
して元の位置に戻される。なお、このセーフティカバー
42は、取っ手部36を上下に操作することによって、
手動でも開閉させることができる。
【0008】なお、上述したモータケース58には、さ
らに、図2に示すように丸鋸機1を操作又は携帯する際
に作業者が把持するためのハンドル部30が設けられて
いる。このハンドル部30は、駆動モータに電源電圧を
供給するための電源コード34(図1、図2中左端に示
されている)が引き出されている。更には、このハンド
ル部30の内側には、図1に示すように、駆動モータを
起動させるためのメインスイッチ26が配置されてい
る。したがって、作業者がハンドル部30を把持しなが
らメインスイッチ26を指で引いて操作すると、駆動モ
ータ(図示省略)が起動してノコ刃44が回転し切断作
業が可能となる。
【0009】次に、丸鋸本体20のブレードケース22
の側面に設けられた照明装置10について説明する。本
実施例の照明装置10は、ノコ刃44の切断部46(図
1に図示)を照らす電球8と、この電球8を取付けるホ
ルダ部6を中心に構成される。すなわち、ホルダ部6
は、図2に示すようにブレードケース22の側面に設け
られており、このホルダ部6には、ソケット12を介し
て電球8が取付けられる。このホルダ部6は、図1に示
すように、その軸線が切断部46に向かって伸びるよう
になっており、これによって、ホルダ部6に取付けた電
球8が点灯すると、その光がホルダ部6の先端開口を通
って切断部46を照らすこととなる。なお、上記ホルダ
部6の先端開口には、透明の蓋が取り付けられており、
これによってホルダ部6内への切粉等の異物の侵入が防
止され、電球8に直接切粉等が付着することによる損傷
を防止することができる。なお、電球8が取付けられる
ソケット12へ電力を供給する配線16は、図2に良く
示されるように、ギヤケース部60に設けたコネクタ収
容部62を介してコネクタ52に接続されている。この
コネクタ52は、照明スイッチ28や変圧器32を含む
照明用電源回路に接続された配線54と接続されてい
る。この照明用電源回路は、駆動モータに供給される電
源電圧(100V)を上記変圧器32により約12Vに
降下させて電球8に供給する。
【0010】ここで、上述のように構成される照明装置
10は、図2に良く示されるようにブレードケース22
の側面に設けられる。このため、照明装置10から照射
される光の光軸は、ノコ刃44の面直方向で、かつ、駆
動モータ側にずれた位置を通ることとなる。したがっ
て、照明装置10の電球8から照射される光は、ノコ刃
44の切断部46と切断部46近傍のベース2の表面を
照らすこととなる。そこで、本実施例に係る丸鋸機1に
おいては、照明装置10から照射された光が当たるベー
ス2の表面(ハッチングで示す領域R)に、図3に示す
ような、照明装置10から照射される光を散乱(反射方
向を変更)する凹凸(請求項にいう反射方向変更手段に
相当)が設けられている。この領域Rに設けられる凹凸
は、この凹凸面で反射された光が効率的にノコ刃44の
方向に向かうように、ベース2表面にノコ刃44と平行
な溝が設けられることによって形成されている。なお、
この領域Rに設けられる凹凸は、照明装置10から照射
されベース2で反射される光によって作業者が眩しく感
じない程度に散乱できれば良く、この目的が達成できる
範囲内で、その溝の大きさ・面粗さ等を適宜決定するこ
とができる。
【0011】したがって、本実施例に係る丸鋸機1にお
いては、照明装置10によりベース2の切断部46近傍
の領域Rが照らされても、このベース2表面の領域Rに
は凹凸が形成されているため、作業者側に反射される光
が少なくなり作業者が眩しいと感じることが防止され
る。このような本実施例に係る丸鋸機1の作用につい
て、図3及び図4を用いて、従来の丸鋸機と比較しなが
ら具体的に説明する。図3に示すように本実施例の丸鋸
機1においては、照明装置10から照射される光Sはベ
ース2の凹凸面に入射する。この凹凸面に入射した光S
は、入射したぞれぞれの場所で反射され、その反射光L
1の一部はノコ刃44の方向に向かい、その一部はノコ
刃44とは反対の方向に向かう。このため、ベース2の
表面で反射された反射光L1のうち照明装置10側(作
業者P側)へ向かう反射光L1が少なくなり、作業者P
が反射光L1を眩しいと感じることが防止される。ま
た、本実施例においては、反射光L1のうちノコ刃44
の方向に反射する光によりノコ刃44の刃先が照らされ
るため、作業者Pはノコ刃44の切断部46をより確認
し易くなっている。一方、図4に示す従来の丸鋸機にお
いては、ベース72の表面に凹凸が形成されていないた
め、ベース72の表面に入射した光Sの大部分は、作業
者Pの方向に反射されることとなる。したがって、作業
者Pはベース72で反射された光を眩しく感じることと
なる。
【0012】以上、本発明を具現化した一実施例に係る
丸鋸機について説明したが、本発明は上述した実施例に
限られず、種々の変更・改良を加えた形態で実施するこ
とができる。例えば、上記した実施例においては、ベー
ス2表面に形成された凹凸はノコ刃44と平行な方向に
伸びているが、このような例に限られず、例えば、ノコ
刃44と垂直な方向に伸びるようにしても良いし、ま
た、ランダムな方向に溝を形成するようにしても良い
(例えば、ヤスリ等で擦ることで不規則な溝を形成する
こと等が相当する)。
【0013】また、本発明はベース2表面に凹凸形状に
加工することで、その表面で反射する光の反射角を変更
したが、本発明はこのような例に限られず、ベース表面
に入射する光の反射角を変更するために他の部材をベー
ス表面に配置するようにしても良い。例えば、ベース2
の表面に、その表面が凹凸形状に形成された反射防止シ
ート(シート表面に繊維や小粒を敷き詰めたもの等)を
貼り付けても良い。さらには、ベースの表面に鏡面体を
配設することで、その鏡面体により反射される光を積極
的にノコ刃の方向に向かうようにしても良い。このよう
な形態によると、ノコ刃の切断部を積極的に照らすこと
ができる。
【0014】なお、上述した実施例は、本発明を丸鋸機
に適用した例であったが、本発明は、この他にも切断刃
の刃先(切断部)を確認しながら作業することが必要な
種々の工具(例えば、ジグソー等)に適用することがで
きる。
【0015】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は当業者の
知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の丸鋸機の側面図である。
【図2】本実施例の丸鋸機の平面図である。
【図3】本実施例のベース表面に設けられた変更手段に
よる反射作用を模式的に示した図である。
【図4】従来のベース表面での反射作用を模式的に示し
た図である。
【符号の説明】
1:丸鋸機 2:ベース 10:照明装置 20:丸鋸本体 44:ノコ刃 46:切断部 68:開口 L1:反射光 L2:反射光 S:照明光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースの開口から切断刃を下方に突出さ
    せて、ベース下方のワークを切断する切断機において、 前記切断機はベース上方から切断部を照らす照明装置を
    備えており、 前記切断部近傍のベース表面には、前記照明装置から照
    射された光の反射方向を変更する反射方向変更手段が設
    けられていることを特徴とする切断機。
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