JP2005125550A - 上部テーブル付卓上丸鋸 - Google Patents

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昌彦 稲井
Shuji Aoyama
修司 青山
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Abstract

【課題】 上部テーブル付卓上丸鋸を用いて被加工材を切断作業するときの作業性の向上を図る上で有効な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 被加工材Wを載置可能なテーブル127を有するベース103と、ベースの上方において、当該ベースに近接した第1の位置と当該第1の位置よりも当該ベースから離間した第2の位置との間で、上下方向に揺動可能に当該ベースに連接された丸鋸本体101とを備え、丸鋸本体は、被加工材を載置可能な上部テーブル113と、当該丸鋸本体の第2の位置から第1の位置への移動によりテーブルに載置された被加工材を下縁部107aで切断作業するとともに、上部テーブルから所定量だけ突出した上縁部107bで当該上部テーブルに載置された被加工材を切断作業するブレード107と、を有する上部テーブル付卓上丸鋸100であって、ブレードの下縁部による切断作業部位を照射することが可能な照射可能領域に照明具131を配置したことを特徴とする上部テーブル付卓上丸鋸。
【選択図】 図3

Description

本発明は、回転駆動されるブレードの下縁部を用いてテーブル上に載置された被加工材を切断する、いわゆる卓上丸鋸としての使用形態(以下、卓上丸鋸モードという)と、ブレードの上縁部を用いて前記テーブルの上方に位置する上部テーブル上に載置された被加工材を切断する、いわゆるテーブルソーとしての使用形態(以下、テーブルソーモードという)とに使い分けることができる上部テーブル付卓上丸鋸に関する。
独国特許公報第29,08211号(特許文献1)には、上部テーブル付卓上丸鋸の一例が開示されている。特許文献1に開示された上部テーブル付卓上丸鋸では、被加工材を載置可能なテーブルを有するベースの上方に、上部テーブルとブレード(ノコ刃)を備えた丸鋸本体が配置されている。丸鋸本体は、ベースに対して上下方向に揺動自在に連接されている。使用者は、丸鋸本体を下方へ揺動させることにより、テーブル上に置かれた被加工材をブレードの下縁部を用いて切断する、いわゆる卓上丸鋸モードでの切断作業を行うことができる。またブレードの上縁部は、上部テーブルのテーブル面から所定高さで突出されている。従って、使用者は、上部テーブルに被加工材を載せて滑らせることにより、ブレードの上縁部を用いて被加工材を切断する、いわゆるテーブルソーモードでの切断作業を行うことができる。
上述した上部テーブル付卓上丸鋸の場合、丸鋸本体に上部テーブルが備えられた構成である。この上部テーブルは、相当な平面広さを有し、当該上部テーブルの下方の領域への光の進入を遮断する。このため、例えば室内の光源が上方にある(天井に設置された電灯等)場所や薄暗い場所において、卓上丸鋸モードでの被加工材の切断作業時、特に墨線に基づく切断作業を行うとき、当該墨線部分が見づらく当該切断作業に先立っての墨線あわせ作業が面倒であり、作業性が低下する。
独国特許公報第29,08211号
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、上部テーブル付卓上丸鋸を用いて被加工材を切断作業するときの作業性の向上を図る上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、特許請求の範囲の各請求項記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、被加工材を載置可能なテーブルを有するベースと、ベースの上方において、当該ベースに近接した第1の位置と当該第1の位置よりも当該ベースから離間した第2の位置との間で、上下方向に揺動可能に当該ベースに連接された丸鋸本体とを備えている。また、丸鋸本体は、当該丸鋸本体が第1の位置に置かれた場合に被加工材を載置可能な上部テーブルと、当該丸鋸本体の第2の位置から第1の位置への移動によりテーブルに載置された被加工材を下縁部で切断作業するとともに上部テーブルから所定量だけ突出した上縁部で当該上部テーブルに載置された被加工材を切断作業するブレードとを有する。ここで、第1の位置は、典型的にはブレードの上縁部による被加工材の切断作業を行う位置およびブレードの下縁部による切断作業の終了位置に対応し、第2の位置は、典型的には被加工材の切断作業に備える待機位置あるいはニュートラルポジションに対応する。
従って、請求項1に記載の発明では、ベース側のテーブル上に被加工材を載置後、丸鋸本体を第2の位置から第1の位置へ揺動させることによって、回転するブレードの下縁部を用いて被加工材を切断する、いわゆる、卓上丸鋸モードでの切断作業を行うことができる。
また丸鋸本体をベースに近接した第1の位置へ揺動させた状態において、上部テーブルの上面に被加工材を載置後、当該上部テーブルの上面上を滑らすことにより、ブレードの上縁部を用いて被加工材を切断する、いわゆるテーブルソーモードでの切断作業を行うことができる。テーブルソーモードでの切断作業は、例えばロック装置により丸鋸本体を第1の位置に固定した状態で行う。
請求項1に記載の発明では、ブレードの下縁部による切断作業部位を照射することが可能な照射可能領域に照明具を配置した構成とされる。なお本発明における「照射可能領域」の意義としては、照明具から照射される光によってブレードの下縁部による切断作業部位を照らすことが可能な位置あるいは向きに照射具を配置することであり、典型的には、上部テーブルの下方領域がこれに該当するが、当該下方領域を多少外れた領域であっても好適に包含するものである。また照明具は、少なくとも卓上丸鋸モードでの切断作業時において、ブレードの下縁部を照射することが可能な領域に存在すればよく、テーブルソーモードでの切断作業時あるいは実際に切断作業を行っていない状態では、不要となる。従って、「照明具の配置」の態様としては、当該照明具を固定状に配置する態様のみならず、当該照明具の配置位置を所定の位置から他の位置へと位置替え可能とする態様、すなわち、卓上丸鋸モードでの切断作業時には、ブレードの下縁部による切断作業部位を照射することが可能な位置へ、照明具を用いる必要のない場合には、例えばテーブルソーモードでの切断作業の邪魔にならない位置へと、位置替え可能とする態様をも好適に包含する。
本発明によれば、例えば室内での被加工材の切断作業時において、上部テーブルの陰になる領域に存在するブレードの下縁部による切断作業部位を照明具により照らすことが可能となる。その結果、例えばベース側のテーブルを用いての、いわゆる卓上丸鋸モードでの切断作業およびそれに先行して行われる墨線合わせ作業を明るい状態で行うことができる。これにより、切断作業の作業性を向上する上で有効な上部テーブル付卓上丸鋸が提供される。
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の上部テーブル付卓上丸鋸における照明具の配置領域は、上部テーブルの下方の領域である構成とされる。なお「下方の領域」とは、テーブル下面および当該テーブル下面よりも下側の領域を含む概念である。従って、上部テーブルの下面に対し照明具を直接的に装着する態様、あるいは丸鋸本体の一部にブラケットを設け、あるいはベース上に固定状のあるいはフレキシブルなスタンドを立設し、それらブラケットやスタンドを介して照明具を上部テーブルの下面に潜り込むように配置する態様を包含する。請求項2に記載の発明によれば、照明具が上部テーブルの下方の領域に配置される構成としたことで、テーブルソーモードでの切断作業を邪魔することなく、卓上丸鋸モードでの切断作業時におけるブレードの下縁部による切断作業部位を照らすことができる。また照明具は、上部テーブルの下面の領域に設置すれば、当該照明具は、上部テーブルによって上方から覆われることになり、例えば落下物等による外力から保護されるとともに、上部テーブル付卓上丸鋸による切断作業を支障することがない。
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の上部テーブル付卓上丸鋸における照明具は、光源を収容するライトケースに当該光源の点灯、消灯を操作するライトスイッチが組み付けられたアッセンブリーとして構成されるとともに丸鋸本体に形成されたハンドグリップに装着された構成とされる。「光源」としては、LEDライト、白熱電球、蛍光灯等を適用することができる。このように請求項3に記載の発明によれば、照明具をスイッチまでも含めたアッセンブリー構造とすることにより、取り扱い性が向上するとともに、丸鋸本体に対する装着性を向上することができる。またハンドグリップに装着することでライトスイッチの操作性が確保される。
本発明によれば、上部テーブル付卓上丸鋸において、被加工材を切断作業するときの作業性の向上を図る上で有効な技術が提供されることとなった。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図5を参照しつつ、詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸100を示す平面図であり、図2は上部テーブル付卓上丸鋸100を示す正面図である。図3〜図5はそれぞれ上部テーブル付卓上丸鋸100を示す側面図であり、図3には丸鋸本体が上死点位置(上方位置)に保持された状態が示され、図5には丸鋸本体が下死点位置(下方位置)に移動あるいは保持された状態が示され、図4には丸鋸本体が中間位置へ移動された状態(墨線合わせ状態)が示されている。図6は照明具を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、上部テーブル付卓上丸鋸100は、丸鋸本体101、ベース103、および丸鋸本体101とベース103とを連接する本体支持部105を主体にして構成されている。丸鋸本体101は、電動モータ102、当該電動モータ102によって回転駆動されるブレード(ノコ刃)107、当該ブレード107を覆うブレードケース109、セーフティカバー111、上部テーブル113、さらにハンドグリップ115やそのハンドグリップ115に設けられた電動モータ102の駆動、停止を操作するモータスイッチ117等を有する。
丸鋸本体101は、ベース103の上方に配置されるとともに、本体支持部105の傾動部123に揺動中心101aを中心として上下方向に揺動可能に取付けられ、ベース103から離間した上死点位置(図3参照)と、ベース103に近接した下死点位置(図5参照)との間で上下方向に揺動可能とされる。丸鋸本体101は、下死点位置へ揺動された状態では、必要に応じて従来公知のロック手段(図示省略)によって当該下死点位置に固定(ロック)することが可能な構成とされ、当該ロック手段によるロック解除時には、例えばバネ(図示省略)による付勢力で上死点位置へと揺動されるとともに、当該上死点位置に保持される構成とされる。上記の下死点位置は、ブレード107の下縁部107aによる被加工材Wの切断を行なう位置、すなわち切断位置およびブレード107の下縁部107aによる切断作業の終了位置に対応し、これに対し上死点位置は、被加工材Wの切断作業に備える位置、すなわち待機位置あるいはニュートラルポジションに対応している。上記の下死点位置が本発明における「第1の位置」に対応し、上死点位置が本発明における「第2の位置」に対応する。
また丸鋸本体101は、図3に示された本体支持部105の傾動部123を介して左右方向(図3における紙面に直交する方向)に傾動自在とされ、止着ネジ125により所定の傾動角にて固定されるように構成される。これにより、ブレード107の下縁部107aによる被加工材Wの垂直切りのみならず、傾斜切りが可能とされる。なお本体支持部105は、後述のターンテーブル127に一体的に突設された支持部121と、その支持部121に傾動可能に取り付けられる傾動部123とによって構成される。
ベース103は、本体支持部105を介して丸鋸本体101に連接されるとともに、上部にターンテーブル127を有する。ターンテーブル127の上面側には切断すべき被加工材Wが載置される。上記のターンテーブル111が本発明でいうテーブルに対応する。ターンテーブル127は、被加工材をブレード107による切断線に対して直角に突き当てるためのフェンス状の位置決め部材129を有するとともに、ベース103に対して適宜水平面内で回転可能に支持されており、ターンレバー119を回動操作することで水平回転できるように構成される。これにより、ブレード107の下縁部107aによる前後方向(水平方向)に傾斜した角度切りが可能となる。ここで、「前後」とは、ブレード107を挟んで、丸鋸本体101の揺動中心101a側(図3の左側)を後側といい、その反対側(作業者による操作側)を前側という。
ブレード107の下縁部107aを覆うセーフティカバー111は、前後に分割された前側セーフティカバー111aと後側セーフティカバー111bとから構成されている。そして前側セーフティカバー111aは、図3〜図5に示す如く、丸鋸本体101を上死点位置から下死点位置へ向って揺動させたとき、リンクプレート114を介してブレード107の下縁部107aを露出させるように上方へ回動され、当該ブレード109の下縁部109aによる被加工材の切断作業を可能とする構成とされる。また後側セーフティカバー111bは、丸鋸本体101が上死点位置にあるときは、図示省略のストッパーによってブレード107の下縁部107aを覆う位置に保持されており、丸鋸本体101の下方への揺動時には、ターンテーブル127上の被加工材W、あるいは被加工材Wが存在しないときはターンテーブル127に接触することで、上方(ブレード107の回転中心側)へ回動されてブレード107の下縁部107aを露出(図5参照)する構成とされる。なお後側セーフティカバー111bは、ブレード107を左右両側から挟むように配置される2枚のプレートを平行に配置させたコの字型の一体形状になっている。
また、丸鋸本体101には、上面113aを被加工材の載置面とする上部テーブル113が備えられている。上部テーブル113には、スリット(図示省略)が形成され、そのスリットを通してブレード107の上縁部107bがテーブル上面113a側へ所定高さで突出されている。テーブル上面113aに突出されたブレード107の上縁部107bは、上部カバー116によって覆われる(図3参照)。上部カバー116は、後部側において、回動中心116aを中心にして上下方向に回動可能とされるとともに、上部テーブル113の上面に当接した状態でブレード107の上縁部107bを覆っている。
したがって、図5に示すように、丸鋸本体101を下死点位置へ揺動させるとともに当該下死点位置に図示省略のロック装置にて固定した状態において、その前側上面(図5における右上部)に被加工材を載せて後方へ滑らせることにより、ブレード107の上縁部107bを用いて被加工材を切断することが可能とされる。なお、上部カバー116は、切断加工される被加工材の後方への送り込みに伴い当該被加工材によって上方へ押し退けられる。
このように、本実施の形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸100によれば、ブレード107の下縁部107aを用いてターンテーブル127上に載置された被加工材Wを切断する、いわゆる卓上丸鋸モードでの切断作業と、ブレード107の上縁部107bを用いて上部テーブル113上に載置された被加工材を切断する、いわゆるテーブルソーモードでの切断作業が可能とされる。
上述のように構成された上部テーブル付卓上丸鋸100において、上部テーブル113は、被加工材の載置面を確保すべく相当な平面広さを有している(図1の二点鎖線参照)。このため、上部テーブル113の陰になる領域、すなわち上部テーブル113の下方領域に位置するターンテーブル127の上面は、当該上部テーブル113によって光の進入が遮断される傾向にあり、ターンテーブル127を用いた卓上丸鋸モードで切断作業を行うとき、特に被加工材に印された墨線に基づく切断作業を行うときに、当該墨線部分が見づらいことがあり得る。
このため、本実施の形態では、ブレード107の下縁部107aによる卓上丸鋸モードでの切断作業時における墨線合わせ等の作業を明るい環境で行い得るようにするべく、上部テーブル113の下方領域(テーブル上方に光源を設定したときの当該上部テーブル113の投影面内)に照明具131を備えた構成とされる。
照明具131は、図6に示すように、ライトケース133内に収容された光源としての複数のLED(発光ダイオード)ライト135を主体に構成されている。ライトケース133は、LEDライト135が一列(複列でも可)に装着されるライト装着部を備えた横長のケース本体133aと、当該ケース本体133aに固定手段としての止めネジ(タッピングスクリュー)137によって数箇所を着脱自在に固定されるカバー部材(レンズ)133bとからなり、LEDライト135の光が当該カバー部材133bを通して照射される。従って、当該ケース本体133aとカバー部材133bのうち、少なくともカバー部材133bについては、例えば樹脂あるいはガラス等のような透光性材料によって形成される。
照明具131は、図3に示すように、LEDライト135の配列方向が前後方向(ブレード107の側面に沿う方向)となるように概ね平行に配置された状態で取付けられ、ターンテーブル127の上面、特にブレード107の一方の側面(左側面)の下縁部107aを含むその周辺領域を重点的に照射するよう設定される。ブレード107の下縁部107aを含むその周辺領域が、本発明における「ブレードの下縁部による切断作業部位」に対応する。本実施の形態では、照明具131は、上部テーブル113の下面におけるブレード107を挟んで電動モータ102とは反対側の、作業者から見て上部テーブル113の左側であってかつ前後方向ほぼ中央部に配置(図1参照)されるとともに、当該上部テーブル113下面の複数箇所に下向きに突設されたボスに固定手段としての止めネジ(タッピングスクリュー)139によって着脱自在に固定される。照明具131による照射領域Sが図2、図3および図4に示されている。
ハンドグリップ115には、照明具131のLEDライト135の点灯あるいは消灯を操作するライトスイッチ141が配置され、当該ライトスイッチ141とLEDライト135とは、電気配線143によって電気的に接続されている。なおライトスイッチ141は、操作性を考慮してモータスイッチ117に近接して横並びに設けてある。
次に上部テーブル付卓上丸鋸100の作用および使用方法を説明する。卓上丸鋸モードで切断作業を行うときは、丸鋸本体101を図3に示す上死点位置へ移動させるとともにターンテーブル127に被加工材Wを載置して位置決めする。その後、ブレード107を回転駆動するとともに丸鋸本体101を図5に示す下死点位置へ揺動させることにより、被加工材Wをブレード107の下縁部107aによって切断することができる。
一方、テーブルソーモードで切断作業するときは、丸鋸本体101を図5に示す下死点位置へ移動するとともに当該下死点位置にロック装置にて固定する。丸鋸本体101の下死点位置への揺動により、上部テーブル113のテーブル上面113aが概ね水平状態となる。この状態で上部テーブル113に被加工材を載せて滑らせることにより、ブレード107の上縁部107bによって被加工材を切断することができる。
本実施の形態においては、上部テーブル113の下面に照明具131を設けたことにより、ターンテーブル127の上面、特にブレード107の下縁部107aおよびその周辺を明るく照らすことが可能となった。このため、卓上丸鋸モードでの切断作業時における墨線合わせ作業が楽になる。すなわち、墨線合わせは、通常、図4に示すように、ブレード107の回転を停止した状態において、丸鋸本体101を上死点位置から下方へ揺動させ、ブレード107の下縁部107aを被加工材Wの上面に接近させた状態で、被加工材Wの位置を調整することで行うが、このような墨線合わせ作業を明るい環境下で行うことができる。このため、当該墨線合わせ作業を的確かつ迅速に行うことが可能となり、作業性が向上する。
本実施の形態では、照明具131を上部テーブル113の下面に近接して配置されており、卓上丸鋸モードおよびテーブルソーモードのいずれのモードで切断作業を行った場合でも、当該切断作業を支障するものではない。また落下物等の外力に対しては上面テーブル113による防御機能により、照明具131を保護することができる。また本実施の形態では、LEDライト135を前後方向、すなわちブレード107の側面方向に沿う方向に横並びに配置したので、少数のLEDライト135でブレード107の下縁部107aを合理的に照射することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を図1、図2および図7を参照して説明する。第2の実施形態においては、照明具131は、図1および図2に二点鎖線で示すように、LEDライト135を収容するライトケース133に、当該LEDライト135の点灯、消灯を操作するライトスイッチ141を組み込むことによって一体化されたアッセンブリーとして構成されている。図7にはこのアッセンブリー化された照明具131が示されている。
図7に示すように、ライトケース133は、LEDライト135を収容するライト収容部133cと、ライトスイッチ141を収容するスイッチ収容部133dとからなり、外観形状が概ねL字形に形成されている。そしてライトケース133は、ライトスイッチ141が前述した第1の実施形態で説明した位置、すなわちモータスイッチ117に近接した位置となるように、ハンドグリップ115に対しスイッチ収容部133dがネジ等の固定手段を用いて着脱自在に取付けられる。なお図1および図2に示されるように、ライトケース133は、その全体が上部テーブル113の投影面内に位置しており、実質的に上部テーブル113の下方領域に配置されることになる。ライトケース133のライト収容部133cは、ハンドグリップ115に対する取付部からブレードケース109の前面を横切って電動モータ102の配置側とは反対側に延出しており、ブレード107の一方の側面(左側面)の下縁部107aを照射する構成とされる。
上記のように、第2の実施形態では、照明具131を、ライトスイッチ141までも含めたアッセンブリーとして構成したものであり、かかる構成によれば、ライトスイッチ141をハンドグリップ115に配置することによる、ライトスイッチ141の操作性の確保を図りつつ、照明具131のハンドグリップ115、したがって丸鋸本体101に対する装着性を向上することができる。
なお上述した実施形態では、照明具131の光源としてLEDライト135を用いたが、これに限らず白熱電球、蛍光灯等、他の光源を用いてもよい。
また照明具131を上部テーブル113の下方領域に配置するとしたが、当該下方領域から多少外れた領域であっても、ブレード107の下縁部107aを照らすことが可能な位置あるいは向きに照射具が配置されていれば足りる。このようなブレード107の下縁部107aを照らすことが可能な領域が本発明における「照射可能領域」に対応する。
また上述した実施形態では、照明具131を丸鋸本体101側に設け、当該丸鋸本体101と一体的に移動する構成であるが、ターンテーブル127を含めたベース103側に、例えばスタンドを介して取付ける構成とすることも可能である。スタンドを介して取付ける構成を採用した場合、スタンドをフレキシブルな構成として照明具131の配置位置を位置替え可能となし、必要に応じて照射可能位置へ移動させて照射し、不要なときは作業の邪魔にならない位置へ移動して退避させる構成としてもよい。また照明具131を丸鋸本体101側あるいはベース103側の所定位置に着脱自在に取付ける構成となし、卓上丸鋸モードでの切断作業時には、照明具131を当該所定位置に取付け、照明具131を用いない場合には、照明具131を当該所定位置から取り外すようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸を示す平面図である。 同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す平面図である。 同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図であり、丸鋸本体が上死点位置に置かれた場合を示す。 同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図であり、丸鋸本体が中間位置(墨線合わせ態様)に置かれた場合を示す。 同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図であり、丸鋸本体が下死点位置に置かれた場合を示す。 照明具を示す断面図である。 第2の実施形態に係る照明具を説明する簡略図である。
符号の説明
100 上部テーブル付卓上丸鋸
101 丸鋸本体
103 ベース
105 本体支持部
107 ブレード
107a 下縁部
107b 上縁部
109 ブレードケース
111 セーフティカバー
113 上部テーブル
114 リンクプレート
115 ハンドグリップ
116 上部カバー
117 モータスイッチ
119 ターンレバー
121 支持部
123 傾動部
125 止着ネジ
127 ターンテーブル
129 位置決め部材
131 照明具
133 ライトケース
133a ケース本体
133b カバー部材
135 LEDライト
137 止めネジ
139 止めネジ
141 ライトスイッチ
143 電気配線

Claims (3)

  1. 被加工材を載置可能なテーブルを有するベースと、
    前記ベースの上方において、当該ベースに近接した第1の位置と当該第1の位置よりも当該ベースから離間した第2の位置との間で、上下方向に揺動可能に当該ベースに連接された丸鋸本体とを備え、
    前記丸鋸本体は、被加工材を載置可能な上部テーブルと、当該丸鋸本体の前記第2の位置から前記第1の位置への移動により前記テーブルに載置された被加工材を下縁部で切断作業するとともに、前記上部テーブルから所定量だけ突出した上縁部で当該上部テーブルに載置された被加工材を切断作業するブレードとを有する上部テーブル付卓上丸鋸であって、
    前記ブレードの下縁部による切断作業部位を照射することが可能な照射可能領域に照明具を配置したことを特徴とする上部テーブル付卓上丸鋸。
  2. 請求項1に記載の上部テーブル付卓上丸鋸であって、
    前記照明具の配置領域は、前記上部テーブルよりも下方の領域であることを特徴とする上部テーブル付卓上丸鋸。
  3. 請求項1または2に記載の上部テーブル付卓上丸鋸であって、
    前記照明具は、光源を収容するライトケースに当該光源の点灯、消灯を操作するライトスイッチが組み付けられたアッセンブリーとして構成されるとともに前記丸鋸本体に形成されたハンドグリップに装着されていることを特徴とする上部テーブル付卓上丸鋸。
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JP2003362091A Pending JP2005125550A (ja) 2003-10-22 2003-10-22 上部テーブル付卓上丸鋸

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173698A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Max Co Ltd ライト付き電動工具
KR101253654B1 (ko) * 2012-06-29 2013-04-11 윤주지 조명부가 구성된 슬라이딩 각도 절단기
US20230074608A1 (en) * 2021-09-09 2023-03-09 Nanjing Chervon Industry Co., Ltd. Table saw
US11858082B2 (en) 2021-03-02 2024-01-02 Makita Corporation Cutting machine

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