JPH07278615A - 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法 - Google Patents

永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法

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JPH07278615A
JPH07278615A JP6095791A JP9579194A JPH07278615A JP H07278615 A JPH07278615 A JP H07278615A JP 6095791 A JP6095791 A JP 6095791A JP 9579194 A JP9579194 A JP 9579194A JP H07278615 A JPH07278615 A JP H07278615A
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powder
kpa
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hydrogen
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JP6095791A
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Takashi Ikegami
尚 池上
Hiroyuki Tomizawa
浩之 冨澤
Seiichi Hosokawa
誠一 細川
Minoru Uehara
稔 上原
Satoru Hirozawa
哲 広沢
Toshiro Tomita
俊郎 富田
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Hitachi Metals Ltd
Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
Sumitomo Special Metals Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
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    • H01F1/0573Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes obtained by reduction or by hydrogen decrepitation or embrittlement

Abstract

(57)【要約】 【目的】 R−T−(M)−B系永久磁石用希土類合金
粉末を水素化処理法により製造する方法において、原料
の取扱い量が多く、原料の取扱並びに処理が容易であ
り、処理による異方化度の低下がなく、優れた磁気特
性、特に高い異方性を有する異方性希土類合金粉末を得
る製造方法の提供。 【構成】 原料粉砕合金を水素化する工程の前に、鋳塊
に水素を吸蔵させ自然崩壊させる工程を、同一炉内での
連続する処理とすることを特徴とし、鋳塊を水素中で熱
処理する前に同一炉内で自然崩壊させることで鋳塊が大
気に暴露される表面積を減少させ、さらにその自然崩壊
させる条件を適正化することにより、原料鋳塊の鋳造組
織と処理原料の平均粒度のバラツキに関係なく、処理後
の磁気異方性が充分に大きく、かつ極微細結晶で高保磁
力を発揮するR−T−(M)−B系永久磁石用希土類合
金粉末を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種モーター、アク
チュエーター等に用いることが可能な高保磁力を有する
R(希土類元素)−T(鉄属元素)−(M)−B系のボ
ンド磁石および焼結磁石用の異方性希土類合金粉末の製
造方法に係り、R−T−(M)−B系粗粉砕粉または合
金塊片をH2ガス中で水素粉砕及び水素中にて加熱処理
する水素化処理、並びに所定雰囲気で加熱保持する脱H
2処理を適正化し、結晶粒を1μm以下の極微細結晶と
し、鋳塊の組織に関係なく、処理後の磁気異方性を改善
向上させ、高保磁力を有する永久磁石用異方性希土類合
金粉末を得る製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、永久磁石用希土類合金粉末の水素
化処理法による製造方法としては、R−T−(M)−B
系原料合金インゴットまたは粉末を、H2ガス雰囲気ま
たはH2ガスと不活性ガスの混合雰囲気中で温度500
℃〜1000℃に保持して上記合金のインゴットまたは
粉末にH2を吸蔵させた後、H2ガス圧力13Pa(1×
10-1Torr)以下の真空雰囲気またはH2ガス分圧
13Pa(1×10-1Torr)以下の不活性ガス雰囲
気になるまで温度500℃〜1000℃で脱H2処理
し、次いで冷却する水素化処理方法が提案(特開平1−
132106号公報)されている。
【0003】また、水素化処理法による種々のヒートパ
ターンが開示され、さらにインゴットの均質化処理を付
加することも提案されており、例えば、インゴットを6
00℃〜1200℃で均質化して合金粉末をH2中また
はH2と不活性ガスの混合雰囲気中で500℃〜100
0℃に保持してH2を吸蔵させ、その後、500℃〜1
000℃で真空脱気して、冷却する方法が提案(特開平
2−4901号公報)されている。
【0004】さらに、水素化処理する原料に、均質化処
理した鋳塊を粉砕して平均粒径X=0.03mm〜50
mmであり、かつバラツキがX±0.5Xの範囲にある
ブロック角を用いるか、もしくは平均粒度X=0.03
mm〜50mmであり、かつバラツキがX±0.5Xの
範囲内にある角ブロックを均質化処理した角ブロックを
用い、鋳塊の破砕方法としてはハンマーミル等の機械的
破砕方法で行う方法が提案(特開平5−163509号
公報)されている。
【0005】また一方、R−Fe−B系永久磁石用合金
粉末の製造方法において、R−T−(M)−B系合金鋳
塊を機械粉砕して粉末化する以外に鋳塊を破断後、密封
容器内に収容して特定圧のH2ガス中にH2吸蔵して、自
然崩壊合金粉末を脱H2処理して粉末化する方法や、前
記自然崩壊合金粉末を真空中またはArガス中で特定温
度に加熱して脱H2処理する方法が提案(特開昭60−
63304号公報、特開昭60−119701号公報)
されている。また、希土類ボンド磁石合金粉末の製造方
法において、R−T−B系焼結体を水素粉砕し、その後
に水素化処理する方法が提案(特開平4−141502
号公報)されている。
【0006】さらに、R−T−(M)−B系合金を柱状
晶のみからなる鋳塊として、この鋳塊に熱間で水素を吸
蔵させ、引続き脱水素化処理を行う製造方法において、
熱間での水素吸蔵によって自然崩壊させる時に、粉砕粉
末の組織を柱状晶とすることによる異方性の向上手段が
提案(特開平5−135922号公報)されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記水素化処理法によ
り製造されたR−T−(M)−B系合金磁石粉末は大き
な保磁力と磁気異方性を有する。これは上記処理によっ
て非常に微細な再結晶粒径、実質的には0.1μm〜1
μmの平均再結晶粒径を持つ組織となり、磁気的には正
方晶Nd2Fe14B系化合物の単磁区臨界粒径に近い結
晶粒径となっており、かつこれらの極微細結晶がある程
度結晶方位を揃えて再結晶しているためである。
【0008】しかしながら、特開平1−132106号
公報及び特開平2−4901号公報に開示される水素化
処理法により得られたR−T−(M)−B系合金系磁石
用合金粉末の磁気的性質は、特に磁化において、原料イ
ンゴットの1.2MA/mでの磁化と比較して0.1T
程度低くなる。すなわち、異方化度が処理によって低下
してしまうという欠点があった。
【0009】また、特開平5−163509号公報に開
示される処理した粉末の平均粒度の範囲を限定し、さら
に平均粒度バラツキ範囲を限定する方法では、実用上原
料の平均粒度によって処理方法を変える必要があった
り、平均粒度を限定することで、ブロック角の破砕後に
原料粉末として使用できる量が減少してしまうという問
題があった。
【0010】また、特開平4−141502号公報に開
示される原料インゴットの粉砕工程を、密閉容器内で水
素による合金の自然崩壊で行う方法では、水素粉砕した
際に合金中に生成した不安定なNdH2+X(0≦X≦
1)が大気中に暴露された時、大気と反応して酸化する
傾向が極めて強いため、合金粉末の酸化が回避できず、
粉末が酸化すると、それに伴い水素化処理して得た磁石
粉末の異方度が低下する傾向があるため、異方化度の向
上が望めなかった。
【0011】さらに、特開平5−135922号公報に
開示される合金組織を柱状晶のみにして熱間で水素粉砕
し平均粒度を均一にする方法では、鋳塊厚みを薄くして
鋳造するか、鋳塊の他の組織を切り出し加工などで除去
して使用しなければならず、一度に溶製できる鋳塊量が
減少したり、使用できる鋳塊の割合が減少してしまい、
実質的にコスト高になるという欠点があった。
【0012】この発明は、上述のR−T−(M)−B系
永久磁石用希土類合金粉末を水素化処理法により製造す
る方法において、原料の取扱い量が多く、原料の取扱並
びに処理が容易であり、処理による異方化度の低下がな
く、優れた磁気特性、特に高い異方性を有する異方性希
土類合金粉末を得る製造方法の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】発明者らは、原料インゴ
ットの鋳造組織、及び用いる原料サイズのバラツキに関
係なく、安定した高い異方性を得るための処理条件の検
討を行った結果、原料粉砕合金を水素化する工程の前
に、鋳塊に水素を吸蔵させ自然崩壊させる工程を、同一
炉内で連続する処理として付加することで、処理後の粉
末の異方性が向上することを見い出した。すなわち、発
明者らは鋳塊を水素中で熱処理する前に同一炉内で自然
崩壊させることで鋳塊が大気に暴露される表面積を減少
させ、さらにその自然崩壊させる条件を適正化すること
により、鋳塊の組織に関係なく、処理後の磁気異方性が
向上することを知見し、この発明を完成した。
【0014】すなわち、この発明は、R:10〜20a
t%(R:Yを含む希土類元素の少なくとも1種で、か
つPrまたはNdの1種または2種をRのうち50at
%以上含有)、T:67〜85at%(T:Feまたは
Feの一部を50at%以下のCoで置換)、M:0.
01〜10at%(M:Ga、Zr、Nb、Hf、T
a、Al、V、Siのうち1種または2種以上)、B:
4〜10at%である合金鋳を破砕して、平均粒度が
0.3mm〜50mmの少なくとも80vol%以上が
正方晶構造Nd2Fe14B型化合物からなる粗粉砕粉ま
たは合金塊片となした後、前記粗粉砕粉または合金塊片
を原料として、これに下記1)から3)の各工程を順次
施した後、冷却して平均結晶粒径が0.05μm〜1μ
mで磁気的に異方性を有する希土類合金粉末を得ること
を特徴とする永久磁石用希土類合金粉末の製造方法であ
る。 1) 10kPa〜1000kPaのH2ガス中で、0
℃〜600℃で15分以上保持することにより水素粉砕
する工程。 2) 同一炉内で連続して600℃〜750℃の温度域
で昇温速度が10℃/min〜200℃/minになる
ように昇温後、10kPa〜1000kPaのH2ガス
中で、750℃〜900℃で15分〜8時間加熱保持
し、組織をR水素化物、T−B化合物、T相、R214
B化合物の少なくとも4相の混合組織となす工程。 3) ArガスまたはHeガスによる絶対圧100Pa
〜50kPaの減圧気流中もしくは真空排気によって炉
内の水素分圧を10kPa以下とし、700℃〜900
℃の温度範囲で5分〜8時間の保持をする脱H2処理工
程。 また、この発明は、上記の構成において、1)工程、
2)工程、及び3)工程を同一炉内にて連続して行うこ
とを特徴とする永久磁石用希土類合金粉末の製造方法で
ある。
【0015】組成の限定理由 この発明に使用する原料合金に用いるRすなわち希土類
元素は、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gd、T
b、Dy、Ho、Er、Tm、Luが包括され、このう
ち少なくとも1種以上で、Pr、Ndのうち少なくとも
1種または2種をRのうち50at%以上含有し、さら
にRの全てがPr、Ndのうち1種または2種の場合が
ある。Rの50at%以上をPr、Ndのうち少なくと
も1種以上とするのは、50at%未満では充分な磁化
が得られないためである。Rは、10at%未満ではα
−Fe相の析出により保磁力が低下し、また20at%
を超えると、目的とする正方晶Nd2Fe14B型化合物
以外に、Rリッチの第2相が多く析出し、この第2相が
多すぎると合金の磁化を低下させる。従ってRの範囲は
10〜20at%とする。好ましいRの範囲は11.5
〜14at%である。
【0016】Tは鉄属元素であって、Fe、Coを包含
する。Tが67at%未満では低保磁力、低磁化の第2
相が析出して磁気的特性が低下し、また85at%を超
えるとα−Fe相の析出により保磁力、角型性が低下す
るため、Tは67〜85at%とする。また、Feのみ
でも必要な磁気的性質は得られるが、Coの適量の添加
は、キュリー温度の向上に有用であり、Coは必要に応
じて添加できる。FeとCoの原子比においてFeが5
0%以下となると、Nd2Fe14B型化合物の飽和磁化
そのものの減少量が大きくなってしまうため、Tのうち
原子比でFeを50%以上とした。好ましいTの範囲は
70〜80at%である。
【0017】添加元素Mの効果は、水素化時に母相の分
解反応を完全に終了させずに、母相すなわちR214
相を安定化して故意に残存させるのに有効な元素が望ま
れる。特にこの効果を持つものとして、Ga、Zr、H
f、Nb、Ta、Al、V、Siがある。また、このう
ちGa、Zr、Hf、V、Siは、脱H2処理時の再結
晶粒を0.1〜1μmのサイズにまで成長させ、粉末に
磁気異方性を付与するのに有用な元素である。Al、N
b、Taは、脱H2処理時の再結晶粒が、1μm以上に
粗大化するのを防止し、結果として保磁力が低下するの
を抑制する効果を有する。従って、Mとしては、上記の
元素を目的に応じて組み合わせて用いることが望まし
い。添加量は、0.01at%未満では異方性が低下
し、また10at%を超えると強磁性でない第2相が析
出して磁化を低下させることから、Mは0.01〜10
at%とした。好ましいMの範囲は0.5〜5%であ
る。
【0018】Bについては、正方晶Nd2Fe14B型結
晶構造を安定して析出させるためには必須である。添加
量は、4at%以下ではR217相が析出して保磁力を
低下させ、また減磁曲線の角型性が著しく損なわれる。
また、10at%を超えて添加した場合は、磁化の小さ
い第2相が析出して粉末の磁化を低下させる。従って、
Bは、4〜10at%とした。好ましいBの範囲は5.
5〜8at%である。
【0019】この発明において、原料合金中の正方晶N
2Fe14B型化合物の含有量は、該化合物が80vo
l%未満であると磁気特性が低下する。より具体的に
は、混在する第2相がα−Fe相の場合は保磁力を低下
させ、Rリッチ相やBリッチ相の場合には磁化が低下す
るため、正方晶Nd2Fe14B型化合物の存在比を80
vol%以上とした。体積比で80%以上の正方晶Nd
2Fe14B型化合物を有する粗粉砕粉を得るためには、
合金の鋳塊を900℃〜1200℃の温度で1時間以上
焼鈍するか、造塊工程で鋳型の冷却速度を制御するな
ど、適宜選定すれば良い。
【0020】製造条件の限定理由 水素化処理法は、所要粒度の粗粉砕粉が外観上その大き
さを変化させることなく、極微細結晶組織の集合体が得
られることを特徴とする。すなわち、正方晶Nd2Fe
14B型化合物に対し、高温、実際上は600℃〜900
℃の温度範囲でH2ガスと反応させると、残存するNd2
Fe14B化合物の他に、RH2■3、α−Fe、Fe2
などに相分離し、さらに同温度域でH2ガスを脱H2処理
により除去すると、再度正方晶Nd2Fe14B型化合物
の再結晶組織が得られる。しかしながら、現実には、水
素化処理条件によって分解生成物の結晶粒径、反応の度
合いが異なり、水素化状態の金属組織は、水素化温度7
50℃未満と750℃以上で明らかに異なる。この金属
組織上の違いが、脱水素処理を行った後の磁粉の磁気的
性質、特に磁気異方性に大きく影響する。
【0021】この発明の出発原料の破砕方法は、従来の
機械的破砕法でよい。この発明において、粗粉砕粉及び
合金鋳片の平均粒度を0.3〜50mmに限定したの
は、0.3mm未満では粉末の酸化による磁性劣化の恐
れがあり、また50mmを超えると原料の取扱いが困難
になったり、粒径が大きすぎて、短時間で水素粉砕によ
って自然崩壊させることが困難となるからである。
【0022】水素粉砕とは、この発明に用いる合金中の
Nd2Fe14B型化合物とその結晶粒界に存在するNd
相及びNd−Co化合物相が水素を吸蔵あるいは水素と
化合してNd2Fe14BHXやNdH2+X(X≧0)など
を生成する際の体積膨張に伴い合金が破砕され、崩壊す
る現象を利用したものである。従って、後工程で施す水
素化処理とは全く異なる工程である。
【0023】この発明において、H2ガス中での保持に
際し、まず鋳塊を自然崩壊させる工程ではH2ガス圧力
が10kPa未満では崩壊が充分に進行せず、また10
00kPaを超えると処理設備が大きくなりすぎ、工業
的にコスト面、また安全面で好ましくないため、圧力範
囲を10〜1000kPaとした。さらに好ましくは1
00〜500kPaである。
【0024】H2ガス中での自然崩壊させる温度は、0
℃未満では自然崩壊させるための反応すなわち合金中の
Rリッチ相などのRがRH2■3となる反応が進行し難
く、あえて冷却することもない。また、600℃を越え
るとR214B相がRH2■3、α−Fe、Fe2Bなどへ
の分解反応が進行してしまい、自然崩壊が充分おこら
ず、粉砕工程としての意味を失うばかりか実質的に反応
時間が長くなり、分解生成物中に適量のR214B相が
残存せず、脱水素処理後に磁気的、また結晶方位的に充
分な異方性が得られない。従って、温度範囲は0℃〜6
00℃とする。また、保持時間については、上記の自然
崩壊には数分〜15分程度の反応潜伏時間があるため反
応(自然崩壊)を十分行わせるためには15分以上必要
である。従って15分以上の保持とする。また、このよ
うなH2による自然崩壊工程を100時間以上行っても
実質的な効果がなく、コスト高によるため、15分〜1
00時間保持とする。また好ましい保持時間は30分か
ら10時間とする。
【0025】自然崩壊工程からのH2ガス中での昇温速
度は10℃/min未満であると、昇温過程で水素化反
応速度が最も大きい600℃〜750℃の温度域を、分
解反応が進行しながら通過するために分解反応が遅す
ぎ、完全に分解して母相すなわちR214B相が残存せ
ず、脱水素処理後の磁気的及び結晶方位的異方性がほと
んど失われてしまう。また、多量に処理を行う場合は、
急激な水素化に伴う大きな発熱のために原料温度が局部
的に最適処理温度範囲を超える場合があり、そのために
実用的な保磁力が得られない場合がある。昇温速度を1
0℃/min以上にすれば、600℃〜750℃の領域
で反応が過度に進行せず、母相を残存したまま750℃
〜900℃の水素化温度域に達するため、脱水素処理後
に磁気的および結晶方位的に大きな異方性を持った粉末
を得ることができる。従って、昇温速度は、750℃以
下の温度域において、10℃/min以上とする必要が
ある。また、200℃/minを越える昇温速度は、赤
外線加熱炉等を用いても実質的に実現困難であり、また
可能であっても設備費が過大となりで好ましくない。よ
って、昇温速度を10〜200℃/minとする。好ま
しい範囲は15〜50℃/minである。
【0026】この発明において、水素化工程におけるH
2ガス中での保持に際し、H2ガス圧力が10kPa未満
では、前述の分解反応が充分に進行せず、また1000
kPaを超えると処理設備が大きくなりすぎ、工業的に
コスト面、また安全面で好ましくないため、圧力範囲を
10〜1000kPaとした。さらに好ましくは50〜
150kPaである。
【0027】水素化工程におけるH2ガス中での加熱処
理温度は、600℃未満ではRH2■3、α−Fe、Fe
2Bなどへの分解反応が起こらない。また、600〜7
50℃の温度範囲では分解反応がほぼ完全に進行してし
まい、分解生成物中に適量のR214B相が残存せず、
脱水素処理後に磁気的、結晶方位的に充分な異方性が得
られない。また900℃を超えるとRH2■3が不安定と
なり、かつ生成物が粒成長して正方晶Nd2Fe14B型
化合物極微細結晶組織を得ることが困難になる。水素化
の温度範囲が750℃〜900℃の領域であれば、脱水
素時の再結晶反応の核となるR214B相が分散して適
量残存するため、脱水素後のR214B相の結晶方位が
残存R214B相によって決定され、結果的に再結晶組
織の結晶方位が原料インゴットの結晶方位と一致し、少
なくとも原料インゴットの結晶粒径の範囲内では大きな
異方性を示すことになる。そのため水素化処理の温度範
囲を750℃〜900℃とする。また、加熱処理保持時
間については、上記の分解反応を充分に行わせるために
は15分以上必要であり、また8時間を超えると残存R
214B相が減少して脱水素処理後の磁気異方性が低下
するため好ましくない。従って15分〜8時間の加熱保
持とする。
【0028】この発明において脱H2処理は、不活性ガ
ス、具体的にはArガスまたはHeガス雰囲気の減圧下
もしくは真空排気で行うが、これによって原料の周囲の
実質的なH2分圧はほぼ平衡水素圧、例えば850℃に
て1kPa程度となり、脱水素反応は徐々に進行する。
不活性ガスとしてArまたはHeに限定したのは、コス
ト面ではArが使い良く、また、H2ガスの置換性や温
度制御性の点からはHeガスが優れているためである。
その他の希ガスは、性能面でのメリットがない上、コス
ト的に問題がある。また、一般に不活性ガスとして取り
扱われるN2ガスは、希土類系化合物と反応して窒化物
を形成するため不適当である。
【0029】減圧気流時の雰囲気の絶対圧力が100P
a未満では、脱水素反応が急激に起こり、吸熱化学反応
による温度低下が大きい。さらに、脱水素反応が急激す
ぎるために、冷却後の磁粉の組織に粗大な結晶粒が混在
してしまい、そのために保磁力が大きく低下する。一
方、雰囲気の絶対圧力が50kPaを越えると、脱水素
反応に時間がかかりすぎて実用的には問題となる。そこ
で、雰囲気の絶対圧力は100Pa〜50kPaとし
た。好ましい範囲は1kPa〜20kPaである。
【0030】また、脱水素処理を減圧気流中で行うの
は、脱水素反応によって原料から放出されるH2ガスに
よって、炉内のH2分圧が上昇するのを防止し、実質的
に一定のH2分圧で脱水素反応を継続させるためであ
る。実用上は炉の一方から不活性ガスを導入しつつ、他
方から真空ポンプで排気し、圧力の制御は供給口、排気
口それぞれに取り付けられた流量調整弁を用いて行う。
真空排気で脱水素を行う場合、脱水素反応速度、すなわ
ち、原料から放出される水素と真空排気速度で圧力を制
御する。このときの圧力(水素分圧)が平衡水素圧から
大きく外れると、反応速度が変化し、磁石粉末中の組織
に粗大な結晶粒が混在したり、急激な脱水素による吸熱
で原料温度が低下し、R2Fe14B相への再結合が不完
全となり、保磁力が大きく低下する。そこで、水素分圧
は、10kPa以下とした。
【0031】この発明において、脱H2処理の温度が7
00℃未満では、RH2■3相からのH2の離脱が起こら
ないか、正方晶Nd2Fe14B相化合物の再結晶が十分
進行せず、また、900℃を越えると正方晶Nd2Fe
14B相化合物は生成するが、再結晶粒が粗大に成長し、
高い保磁力が得られない。そのため、脱H2処理の温度
範囲は700℃〜900℃とする。好ましい温度範囲は
830℃〜870℃である。
【0032】また、加熱処理保持時間は、処理設備の排
気能力にもよるが、上記の再結晶反応を充分に行わせる
ためには少なくとも5分以上保持する必要がある。一
方、二次的な再結晶反応によって結晶が粗大化すれば保
磁力の低下を招くので、できる限り短時間のほうが好ま
しい。そのため、5分〜8時間の加熱保持で充分であ
る。脱H2処理は、原料の酸化防止の観点から、また処
理設備の熱効率の観点からも、水素化処理時に引き続い
て行うのがよいが、水素化処理が、一旦原料を冷却し
て、再び改めて脱H2のための熱処理を行っても良い。
【0033】脱H2処理後の正方晶Nd2Fe14B型化合
物の再結晶粒径は、実質的に0.05μm以下の平均再
結晶粒径を得ることは困難であり、またたとえ得られた
としても磁気特性上の利点がない。一方、平均再結晶粒
径が1μmを越えると、粉末の保磁力が低下するため好
ましくない。そのため、平均再結晶粒径を0.05μm
〜1μmとした。
【0034】
【作用】この発明は、R−T−(M)−B系永久磁石用
希土類合金粉末を水素化処理法により製造する方法にお
いて、所定雰囲気、所定条件にて保持して鋳塊を水素粉
砕し、その後、同一炉内で連続して所定雰囲気、所定条
件にて加熱保持して水素化処理し、R水素化物、T−B
化合物、T相、R214B化合物の少なくとも4相の混
合組織とした後、所定雰囲気もしくは所定圧力、所定条
件にて加熱保持する脱水素処理を行うことを特徴とす
る。すなわち、原料粉砕合金を水素化する工程の前に、
鋳塊に水素を吸蔵させ自然崩壊させる工程を、同一炉内
での連続する処理とすることを特徴とし、鋳塊を水素中
で熱処理する前に同一炉内で自然崩壊させることで鋳塊
が大気に暴露される表面積を減少させ、さらにその自然
崩壊させる条件を適正化することにより、原料鋳塊の鋳
造組織と処理原料の平均粒度のバラツキに関係なく、処
理後の磁気異方性が充分に大きく、かつ極微細結晶で高
保磁力を発揮するR−T−(M)−B系永久磁石用希土
類合金粉末を得ることができる。
【0035】
【実施例】
実施例1 高周波誘導溶解法によって得られた溶湯を鉄製鋳型に鋳
込み溶製し、表1に示すNo.1〜10の組成の鋳塊を
得た。鋳塊の組織を観察したところ、チル晶、柱状晶と
等軸晶によって構成されているのが観察された。この鋳
塊を1100℃、24時間、Ar雰囲気中で焼鈍して、
鋳塊中の正方晶Nd2Fe14B型化合物の体積比を90
%以上とした。次に、この鋳塊をArガス雰囲気中(O
2量0.5%以下)でスタンプミルにて平均粒度3mm
に粗粉砕した後、この粗粉砕粉を管状炉に入れ、1Pa
以下にまで真空排気した。その後、純度99.9999
%以上のH2ガスを導入しつつ、表2に示す水素粉砕条
件と水素中加熱条件からなる水素化処理を同一炉内で行
った。こうして得た水素化原料を、引き続き表2に示す
脱水素処理条件に従って脱水素処理を行った。排気には
ロータリーポンプを用いた。なお、水素中加熱処理と脱
水素処理の連続性は表2に示すように、同一の場合は水
素粉砕、水素中加熱、脱水素処理が同一炉内で連続して
行われたことを示す。脱水素処理を完了し冷却後、原料
温度が50℃以下となったところで原料を取り出し、A
rガス雰囲気中(O2量0.5%以下)でふるいによっ
て平均粒度100μmに分級した。得られた希土類合金
粉末の磁気特性を表2に示す。
【0036】実施例2 実施例1で用いたNo.10の組成で、鋳塊厚を20m
m〜40mmと変化させて合金を実施例1と同じ方法で
溶解鋳造した。鋳塊は、厚さ以外の寸法は長さ250m
m×高さ300mmとなるようにした。鋳型は、鉄製の
板とスペーサーからなり、このスペーサーの寸法によっ
て鋳塊厚を調整した。スペーサーの寸法が変わっても鋳
型の冷却能力が変わらないので、鋳塊厚が厚くなるにつ
れて、鋳塊の中央付近に等軸晶ができるようになる。こ
の鋳塊を1100℃、24時間、Ar雰囲気中で焼鈍し
て、鋳塊中の正方晶Nd2Fe14B型化合物の体積比を
90%以上とした。この鋳塊を、Arガス雰囲気中(O
2量0.5%以下)でスタンプミルにて平均粒度3mm
に粗粉砕した後、この粗粉砕粉を管状炉に入れ、1Pa
以下にまで真空排気した。その後、純度99.9999
%以上のH2ガスを導入しつつ、200℃で1時間保持
することで水素粉砕し、引き続き同一炉内で、昇温速度
を15℃/minとして830℃で3時間保持する水素
中加熱処理とからなる水素化処理と、Arガスの10k
Paの減圧気流中において860℃で0.5時間保持す
る脱水素処理を行った。冷却後、原料温度が50℃以下
となったところで原料を取り出した。こうして得られた
磁性粉末の保磁力、磁化容易方向及び困難方向の、外部
磁場1.2MA/mでの磁化と残留磁束密度を、インゴ
ット厚みに対してグラフ化し、図1に示す。なお、磁化
容易方向と困難方向の値の差が大きいほど磁気的な異方
性が大きいことを示している。
【0037】比較例1 表1に示す実施例1と同様の組成を有する10種類の組
成の鋳塊を、1100℃、24時間、Ar雰囲気中で焼
鈍して、鋳塊中の正方晶子Nd2Fe14B型化合物の体
積比を90%以上とした。この鋳塊をArガス雰囲気中
(O2量0.5%以下)でスタンプミルにて平均粒度1
00μmに粗粉砕した後、管状炉に入れ、1Pa以下に
まで真空排気した。その後、純度99.9999%以上
のH2ガスを導入しつつ、表3に示す処理条件で水素化
処理および脱水素処理を行った。ここに示した処理条件
は、処理前の平均粒度がこの発明の限定範囲外である。
得られた磁性粉の磁気特性を表3に示す。
【0038】比較例2 表1に示す実施例1と同様の組成を有する10種類の組
成の鋳塊を、1100℃、24時間、Ar雰囲気中で焼
鈍して、鋳塊中の正方晶子Nd2Fe14B型化合物の体
積比を90%以上とした。この鋳塊をArガス雰囲気中
(O2量0.5%以下)でスタンプミルにて平均粒度3
mmに粗粉砕した後、密閉容器に入れ、1Pa以下にま
で真空排気した。その後、純度99.9999%以上の
2ガスを絶対圧で0.3MPaまで導入し、24時間
保持し合金を自然崩壊させた。こうして得られた粗粉砕
粉はArガス雰囲気中(O2量0.5%以下)でふるい
によって平均粒度100μmに分級し、この粗粉砕粉を
管状炉に入れ、1Pa以下にまで真空排気した。その
後、純度99.9999%以上のH2ガスを導入しつ
つ、表4に示す処理条件で水素化処理および脱水素処理
を行った。ここに示した製造方法は、処理中の水素粉砕
と水素化処理が同一容器内で連続して行われておらず、
この発明の限定範囲外である。得られた磁性紛の磁気特
性を表4に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】この発明によるR−T−(M)−B系永
久磁石用合金粉末の製造方法は、R−T−(M)−B合
金の平均粒度0.3mm〜50mmの粗粉砕粉もしくは
鋳塊片を、所定雰囲気にて所定条件の水素粉砕と水素化
処理を、同一炉内で連続して行い、引き続き所定の雰囲
気にて所定条件で脱水素熱処理を行って冷却することに
より、高い保磁力と大きな磁気異方性を同時に有する、
ボンド磁石および焼結磁石原料としてのR−T−(M)
−B系合金粉末を溶解後のインゴット組織に関係なく、
また、処理平均粒度のバラツキの範囲に関係なくして得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による永久磁石用希土類合金粉末の保
磁力、磁化容易方向及び困難方向の外部磁場1.2MA
/mでの磁化と残留磁束密度を、鋳塊厚みに対して表し
たグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 1/053 1/06 (72)発明者 細川 誠一 大阪府三島郡島本町江川2丁目15ー17 住 友特殊金属株式会社山崎製作所内 (72)発明者 上原 稔 大阪府三島郡島本町江川2丁目15ー17 住 友特殊金属株式会社山崎製作所内 (72)発明者 広沢 哲 大阪府三島郡島本町江川2丁目15ー17 住 友特殊金属株式会社山崎製作所内 (72)発明者 富田 俊郎 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R:10〜20at%(R:Yを含む希
    土類元素の少なくとも1種で、かつPrまたはNdの1
    種または2種をRのうち50at%以上含有)、T:6
    7〜85at%(T:FeまたはFeの一部を50at
    %以下のCoで置換)、M:0.01〜10at%
    (M:Ga、Zr、Nb、Hf、Ta、Al、V、Si
    のうち1種または2種以上)、B:4〜10at%であ
    る合金鋳塊を破砕して、少なくとも80vol%以上が
    正方晶構造Nd2Fe14B型化合物からなる平均粒度が
    0.3mm〜50mmの粗粉砕粉または合金塊片となし
    た後、前記粗粉砕粉または合金塊片を原料として、これ
    に下記1)から3)の各工程を順次施した後、冷却して
    平均結晶粒径が0.05μm〜1μmで磁気的に異方性
    を有する希土類合金粉末を得ることを特徴とする永久磁
    石用希土類合金粉末の製造方法。 1) 10kPa〜1000kPaのH2ガス中で、0
    ℃〜600℃で15分以上保持することにより水素粉砕
    する工程。 2) 同一炉内で連続して600℃〜750℃の温度域
    で昇温速度が10℃/min〜200℃/minになる
    ように昇温後、10kPa〜1000kPaのH2ガス
    中で、750℃〜900℃で15分〜8時間加熱保持
    し、組織をR水素化物、T−B化合物、T相、R214
    B化合物の少なくとも4相の混合組織となす工程。 3) ArガスまたはHeガスによる絶対圧100Pa
    〜50kPaの減圧気流中もしくは真空排気によって炉
    内の水素分圧を10kPa以下とし、700℃〜900
    ℃の温度範囲で5分〜8時間の保持をする脱H2処理工
    程。
  2. 【請求項2】 1)工程、2)工程、及び3)工程を同
    一炉内にて連続して行うことを特徴とする請求項1の永
    久磁石用希土類合金粉末の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10135017A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Aichi Steel Works Ltd 異方性磁石粉末の製造方法
US6444052B1 (en) 1999-10-13 2002-09-03 Aichi Steel Corporation Production method of anisotropic rare earth magnet powder
KR100452787B1 (ko) * 2000-09-20 2004-10-14 아이치 세이코우 가부시키가이샤 이방성 자석 분말의 제조방법, 이방성 자석 분말의 원료분말 및 본드 자석
CN106673148A (zh) * 2017-01-19 2017-05-17 张克豪 一种高效磁化器

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CN106673148B (zh) * 2017-01-19 2019-03-29 万明蓉 一种高效磁化器

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