JPH072776U - 熱交換器のブラケット取付け構造 - Google Patents

熱交換器のブラケット取付け構造

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JPH072776U
JPH072776U JP2936093U JP2936093U JPH072776U JP H072776 U JPH072776 U JP H072776U JP 2936093 U JP2936093 U JP 2936093U JP 2936093 U JP2936093 U JP 2936093U JP H072776 U JPH072776 U JP H072776U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器のブラケット取付け構造において、
必要な嵌合保持力が得られるとともに、ピンの挿入もス
ムーズに行える熱交換器のブラケット取付け構造を提供
すること。 【構成】 熱交換器に設けられた係止用突起に、ブラケ
ットに設けられた緩衝部材の穴を嵌合して、前記熱交換
器に前記ブラケットを取付ける構造において、前記緩衝
部材の穴の内径を前記係止用突起の外径よりも大きく形
成するとともに、前記緩衝部材の穴の内面に、その先端
が前記係止用突起に当接する弾性突条を複数設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱交換器に設けられた係止用突起に、ブラケットに設けられた緩衝 部材の穴を嵌合して、熱交換器にブラケットを取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、熱交換器を車体等に取付ける場合は、熱交換器にブラケットを取付け て、このブラケットを車体側の取付け部に取付けて行うものであり、そして熱交 換器とブラケットは、ブラケットに設けた緩衝部材を介装して組付けられる。な お、この種の取付け構造としては、例えば、実開昭63−142586号、実開 平2−132521号、同3−96585号、同4−73773号、特開平3− 84397号公報に記載されたものが知られている。
【0003】 一例を示すと、図13に示すように、熱交換器1の上部を車体側に取付ける際 に、ブラケット2を予め取付けておくものであって、ブラケット2は、図10及 び図11に示すように、基端部の穴3には緩衝部材たるアイソレータ4が取付け られ、このアイソレータ4には、後述する熱交換器の係止用突起と嵌合する穴5 が形成されている。なお、ブラケット先端部は車体の取付け部(図示を省略)に 取付けられる。また、熱交換器1の両側のヘッダタンク6のキャップ7には、図 12に示すように、係止用突起(この例ではピン8)が設けられており、このピ ン8にアイソレータ4の穴5を嵌合して、熱交換器1にブラケット2を取付け、 このようにしてブラケット2を取付けた熱交換器1を、ブラケット2を介して車 体側に固定するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
熱交換器1を車体に組付ける際に、図13に示すように、ブラケット2を予め 熱交換器1に取付けておく場合は、熱交換器1のピン8とアイソレータ4の穴5 との嵌合が緩いと、ブラケット2が前記ピン8を中心に回ったり、抜け落ちてし まう等の不具合が生じて、熱交換器の組付け作業性が悪いので、従来は、上述し たようなブラケットが回ったり抜け落ちたりすることを防止する構造として、次 のような工夫がなされている。すなわち、1.ピンの径を穴の内径よりも大きく したり、2.逆にアイソレータの穴の内径を小さくしたり、3.ピン先端にバル ジ加工(膨出加工)を施してピン先端外径を太くする等により、ピンと穴との嵌 合に緩みを生じない構造としていた。
【0005】 しかし、前記1〜3の構造は、アイソレータを熱交換器のピンに取付ける際に 、ピンの挿入力(嵌合力)が大きくなって組付け性が悪くなり、更に、前記3に よれば、併せてコストが嵩む不都合があった。
【0006】 そこで、本考案は、この種熱交換器のブラケット取付け構造において、必要な 嵌合保持力が得られるとともに、ピンの挿入もスムーズに行える熱交換器のブラ ケット取付け構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る熱交換器のブラケット取付け構造は、熱交換器に設けられた係止 用突起に、ブラケットに設けられた緩衝部材の穴を嵌合して、前記熱交換器に前 記ブラケットを取付ける構造において、前記緩衝部材の穴の内径を前記係止用突 起の外径よりも大きく形成するとともに、前記緩衝部材の穴の内面に、その先端 が前記係止用突起に当接する弾性突条を複数設けたものである。
【0008】
【作用】
したがって、緩衝部材の穴に熱交換器の係止用突起、例えば、ピンを挿入した 場合は、緩衝部材の穴の内径がピン外径よりも大きいので、ピンに当接する突条 があっても当該ピンの挿入は従来よりも緩和される。そして、突条は弾性を有し ているので、回転方向及び軸方向において適度な嵌合保持力が得られる。また、 ピンの外径が軸方向に広狭バラツキがあっても、弾性突条の存在により吸収され るので、バランスよく保持される。更に、簡単な構造であるため、製造が容易と なり、コストもかからない。
【0009】 この結果、車両に熱交換器を取付ける際に、ブラケットが回転したり抜け落ち たりすることがないので、熱交換器の良好な取付け作業性が維持される。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案の第1実施例を図面に基づいて説明する。図1は熱交換器に設 けられた係止用突起たるピンと、緩衝部材たるアイソレータとの嵌合構造を示す 縦断面図であり、本実施例では、熱交換器1は、図13で示した従来のものと同 様に、正面両側にヘッダタンク6を設けたパラレルフロータイプに構成され、各 ヘッダタンク6の上下両端には盲キャップ7が取付けられて密閉されている。ま た、前記各キャップ7にはピン8が突設され、このピン8にアイソレータ4を介 装してブラケット2により車体側に熱交換器1が固定される。なお、本実施例で は、前記ピン8には何も変更は加えられていない。
【0011】 前記ブラケット2は、図2に示すように、先端側が車体側に取付けられる取付 け部2aとして形成され、反対側の基端部の穴部3にはアイソレータ4が固着さ れている。
【0012】 前記アイソレータ4は、図3及び図4に示すように、円筒状に形成されるとと もに、基端部には所定の厚さの拡径部4aが一体に形成され、更に、先端外周に は円周突部4bが一体に形成されている。そして、前記拡径部4aと円周突部4 bとの間に、前記ブラケット2の穴部3が嵌合されてアイソレータ4がブラケッ ト2に固着される。
【0013】 また、前記アイソレータ4には、更に図5に示すように、前記熱交換器1のピ ン8が挿入される穴5が設けられており、この穴5の内周面には、この穴5の中 心軸を中心とした円状で横状の弾性突条たるリブ10A,10Aが所定間隔を設 けて複数形成されている。前記リブ10Aは、この例の場合、断面が四角形状に 形成され、また、各リブ10Aの突出寸法は、図6に示すように、ピン8の外径 をDとした場合、穴5の内径d1と、リブの内径d2との間で、d1>D>d2 と なるように形成されている。
【0014】 したがって、ピン8にアイソレータ4の穴5を嵌合する場合は、ピン8は各リ ブ山と当接することとなるが、穴の内径がピンの外径よりも小さい従来の場合に 比べて容易に嵌合することができる。そして、ピン8にアイソレータ4の穴5を 嵌合した後は、ピン8は各リブ山と当接しているので、両者の嵌合保持が良好に なされる。なお、ピン8の外径が軸方向に広狭のバラツキがあったとしても、こ のバラツキはリブ10A,10Aによって十分に吸収されることになり、ピン8 との嵌合が緩過ぎることなく、さりとてきつ過ぎることもなく、ピンの回転方向 及び軸方向において適度な嵌合保持力が得られる。また、簡単な構造であるため に、製造が容易となり、コストもかからない。
【0015】 この結果、車両に熱交換器1を取付ける際に、ブラケット2が回転したり抜け 落ちたりすることがないので、熱交換器1の良好な取付け作業性を維持すること ができる。
【0016】 次に、本考案の第2実施例を図面に基づいて説明する。この実施例では、図7 に示すように、アイソレータ4の穴5の内面に設けるリブとして、前記穴5の中 心軸に沿った縦状のリブ10Bを複数設けたものである。
【0017】 本実施例の場合も、穴5の内径とピン8及び各リブ10Bの突出寸法の間には 前記同様の条件を設けて設定されており、この例においても同様の効果を得るこ とができる。
【0018】 更に、本考案の第3実施例を図面に基づいて説明する。この実施例では、図8 に示すように、前記第1実施例のリブ10Aと、前記第2実施例のリブ10Bを 組み合わせて設けたものであって、前記両実施例と同様の効果を得ることができ る。
【0019】 なお、前記各実施例においては、熱交換器1のブラケット2に対する取付け部 として、ヘッダタンク6のキャップ7に設けられたピン8を挿入する場合を例に 採って説明したが、これに限らず、熱交換器1の取付け部としては、他の箇所に 設けられたピンの場合でも、また、ヘッダタンク6の端部をそのまま挿入する場 合でも、本考案を適用することができる。更に、前記リブの断面形状としては、 四角形状に限られず、例えば図9に示すように、リブ先端の角度が90゜となる ような断面が三角形状に形成してもよい。そのほか、嵌合時にリブが折れ曲って ピンと穴との間にクッション材となるように設けたり、更にはリブを適当に分断 ないし分割形成するようにしたり、任意の構造を採用することができる。
【0020】 また、前記ピン8が先端から基端まで一様な外径の場合に限らず、ピン8が楕 円形状、矩形状、先細り形状等の場合でも同様に本考案を適用することができる ものである。これらの場合、本考案における緩衝部材の穴の内径を係止用突起の 外径よりも大きく形成すること並びに弾性突条の先端が前記係止用突起に当接す ることの意味内容は、緩衝部材の穴と係止用突起との間でそれぞれ対応する部位 の内外径におけるものであること並びにその部位における当接であることは明ら かである。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、緩衝部材の穴の内径を前記係止用突起の外径 よりも大きく形成するとともに、前記緩衝部材の穴の内面に、その先端が前記係 止用突起に当接する弾性突条を複数設けたので、緩衝部材の穴に熱交換器の係止 用突起を挿入した場合は、緩衝部材の穴の内径が係止用突起の外径よりも大きい ので、係止用突起に当接する突条があっても当該係止用突起の挿入は従来よりも 緩和され、したがってブラケットの取付けが容易化される。そして、突条は弾性 を有しているので、回転方向及び軸方向において適度な嵌合保持力が得られる。 また、係止用突起の外径が軸方向に広狭バラツキがあっても、弾性突条の存在に より吸収されるので、バランスよく保持される。更に、簡単な構造であるため、 製造が容易となり、コストもかからない。
【0022】 このように、本考案によれば、車両に熱交換器を取付ける際に、ブラケットが 回転したり抜け落ちたりすることがないので、熱交換器の良好な取付け作業性が 維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係り、ピンとアイソレー
タとの嵌合構造を示す縦断面図である。
【図2】ブラケットの側面図である。
【図3】アイソレータの平面図である。
【図4】アイソレータの縦断面図である。
【図5】アイソレータの要部を示す斜視図である。
【図6】アイソレータを示す半断面図である。
【図7】本考案の第2実施例に係り、アイソレータの要
部を示す斜視図である。
【図8】本考案の第3実施例に係り、アイソレータの要
部を示す斜視図である。
【図9】アイソレータに設けられるリブを示す縦断面図
である。
【図10】従来例に係り、ブラケットの側面図である。
【図11】アイソレータを示す縦断面図である。
【図12】アイソレータとピンとの取付け構造を説明す
る斜視図である。
【図13】熱交換器の取付け状態を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 ブラケット 4 アイソレータ 5 穴 8 ピン 10A、10B 突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器に設けられた係止用突起に、ブ
    ラケットに設けられた緩衝部材の穴を嵌合して、前記熱
    交換器に前記ブラケットを取付ける構造において、 前記緩衝部材の穴の内径を前記係止用突起の外径よりも
    大きく形成するとともに、前記緩衝部材の穴の内面に、
    その先端が前記係止用突起に当接する弾性突条を複数設
    けたことを特徴とする熱交換器のブラケット取付け構
    造。
JP1993029360U 1993-06-02 1993-06-02 熱交換器のブラケット取付け構造 Expired - Lifetime JP2603147Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213891A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Zexel Valeo Climate Control Corp 熱交換器

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JP2002213891A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Zexel Valeo Climate Control Corp 熱交換器

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