JP2558232Y2 - 筆記具とキャップの嵌合構造 - Google Patents

筆記具とキャップの嵌合構造

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JP2558232Y2
JP2558232Y2 JP913892U JP913892U JP2558232Y2 JP 2558232 Y2 JP2558232 Y2 JP 2558232Y2 JP 913892 U JP913892 U JP 913892U JP 913892 U JP913892 U JP 913892U JP 2558232 Y2 JP2558232 Y2 JP 2558232Y2
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JP
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cap
shaft
locking
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ring
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雅彦 永井
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Tombow Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は筆記具用キャップの軸
本体への嵌合構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、筆記具の中で
も、ペン先からのインクの蒸発を防止するために特に高
度の密封機能を要求されるマ−キングペンのキャップに
おいては、微細な寸法上の誤差にかかわらず、その要求
される高度な密封機能を維持するために、キャップ
(A)の軸(B)への装着に困難をきたす程、不必要に
強固な嵌合力を有するものが組合わせによって生ずると
いう欠点があった。又、当初、キャップ(A)と軸
(B)との密嵌性が適切であっても、経時変化による密
嵌性の緩和、すなわちクリ−プ現象が生ずるおそれがあ
った。そのためにキャップ内壁面と軸外壁面のそれぞれ
に、係合しあう係止リング(C)を設けるか(図7)、
あるいは一方に係止リング(C)を設けるとともに、他
方に輪状に同一形状の係止突起(D)を配設してなるア
ンダ−カット係止部の構造(図6)が用いられた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造においては、係止リング(C)同士あるいは係止リ
ング(C)と係止突起(D)との総係合面積が広いこと
から、キャップの軸への装着に際して、7乃至10kg
の押圧力を必要とし、依然としてキャップ装着の困難性
を克服することができなかった。
【0004】そこでこの考案は、上記従来のもののもつ
欠点を改善するものであり、簡易な構造でキャップの密
封機能を維持するだけの係止力を保持しつつ、キャップ
装着に際しての押圧力を軽減するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、軸外壁面に
係止リングを設ける一方、キャップの内壁面に輪状に複
数の係止突起を設けるとともに、該複数の係止突起の内
の一部を、他の係止突起に比して、キャップ先端側にお
いて短寸としてなるか、あるいは逆に、キャップ内壁面
に係止リングをもうける一方、軸外壁面に輪状に複数の
係止突起を設けるとともに、該複数の係止突起の内の一
部を、他の係止突起に比して軸先端側において短寸とし
てなるものである。
【0006】
【作用】以上の構成を具えるので、キャップ装着時には
キャップと軸との係合部分面積が従来例に比して減少す
るので、装着に要する押圧力を減少させて、容易に装着
が可能となり、一方、一旦キャップが装着されてしまう
と、キャップと軸との係合部分の面積は従来例と同じと
なるので、十分な密封機能を維持するだけの係止力を保
持することができる。
【0007】
【実施例】この考案を図に示す実施例により更に説明す
る。図1乃至図3は第1実施例を示し、(1)はキャッ
プ、(2)は軸、(3)は筆記部、(4)は長寸係止突
起であり、(5)は短寸係止突起であって、いずれの係
止突起(4)(5)のキャップ(1)基底側の位置も、
キャップ(1)内壁面の同一円周上にあって、キャップ
(1)先端側において寸法差(L)を有しており、キャ
ップ(1)先端部内壁面に輪状に交互に設けられてい
る。尚、この長寸係止突起(4)と短寸係止突起(5)
の配設順序は複数個おきでもよい。(6)は軸上係止リ
ングであって、軸(2)の外壁面に設けられる。
【0008】第1実施例はこのように構成されるから、
キャップ(1)を軸(2)に嵌入して行くと、先ず軸
(2)上の係止リング(6)とキャップ(1)内壁面の
長寸係止突起(4)が当接し、キャップ(1)と軸
(2)双方に外部から押圧力を加えることによって、係
止リング(6)と長寸係止突起(4)の双方が変形し、
更に押圧力を加えて、キャップ(1)を両係止突起
(4)(5)の寸法差(L)だけ軸(2)に嵌入して行
くと、次に係止リング(6)は短寸係止突起(5)と当
接した上、双方が変形しつつキャップ(1)の軸(2)
への嵌入が進行し、係止リング(6)が両係止突起
(4)(5)のキャップ(1)基底側まで進行すると、
軸上係止リング(6)の軸(2)基底側と両係止突起
(4)(5)のキャップ(1)基底側とが係合し、キャ
ップ(1)は安定して強固に固定され、キャップ(1)
の密封機能を発揮することとなるが、以上のキャップ
(1)の軸(2)への装着に要する押圧力は、1.5乃
至2.5kgで足りる。
【0009】一方、図4及び図5は第2実施例であり、
(7)は係止リングであって、キャップ(1)先端側内
壁面に設けられ、(8)は長寸係止突起であり、(9)
は短寸係止突起であって、いずれの係止突起(8)
(9)の軸(2)基底側の位置も、軸(2)外壁面の同
一円周上にあって、軸(2)先端側において寸法差
(M)を有しており、軸(2)外壁面に輪状に交互に設
けられている。尚、この長寸軸上係止突起(8)と短寸
軸上係止突起(9)の配設順序は複数個おきでもよい。
【0010】第2実施例はこのように構成されるから、
キャップ(1)を軸(2)に嵌入して行くと、先ずキャ
ップ(1)内の係止リング(7)と軸(2)上の長寸係
止突起(8)が当接し、キャップ(1)と軸(2)双方
に外部から押圧力を加えることによって、係止リング
(7)と長寸係止突起(8)双方が変形し、更に押圧力
を加えて、キャップ(1)を両係止突起(8)(9)の
寸法差(M)だけ軸(2)に嵌入していくと、次に係止
リング(7)は短寸係止突起(9)と当接した上、双方
が変形しつつキャップ(1)の軸(2)への嵌入が進行
し、係止リング(7)が両係止突起(8)(9)の軸
(2)基底側まで進行すると、係止リング(7)のキャ
ップ(1)基底側と両係止突起(8)(9)の軸(2)
基底側が係合し、キャップ(1)は安定して強固に固定
されキャップ(1)の密封機能を発揮することとなる
が、第1実施例の場合と同じく、キャップ(1)の軸
(2)への装着に要する押圧力は、1.5乃至2.5k
gで足りる。
【0011】
【考案の効果】以上のとおり構成されるので、簡易な構
成で、キャップ装着中の密封機能を維持しつつ、キャッ
プ装着時の必要押圧力を略4分の1に軽減することがで
き、キャップの装着を容易化することができるという優
れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる筆記具とキャップの嵌合構造
を示す第1実施例の縦断面図である。
【図2】同じく第1実施例のキャップ先端部の縦断面図
である。
【図3】同じく第1実施例におけるキャップと軸の嵌合
部分の、キャップの縦断面図及び軸の斜視図である。
【図4】この考案にかかる第2実施例の軸の部分正面図
である。
【図5】同じく第2実施例におけるキャップと軸との嵌
合部分の、キャップの縦断面図及び軸の斜視図である。
【図6】従来例におけるキャップと軸の嵌合部分の、キ
ャップの縦断面図及び軸の斜視図である。
【図7】図6と同様の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 軸 3 筆記部 4.8 長寸係止突起 5.9 短寸係止突起 6.7 係止リング 10 係止突起 L、M 寸法差

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具のキャップと軸との嵌合に関する
    アンダ−カット係止部において、軸外壁面かこれに嵌合
    するキャップの内壁面のいずれか一方に係止リングを設
    け、これに接する他方の面に輪状に複数の係止突起を設
    けるとともに、該複数の係止突起の内の一部を、他の係
    止突起に比してキャップ挿入側において短寸とした筆記
    具とキャップの嵌合構造。
JP913892U 1992-01-31 1992-01-31 筆記具とキャップの嵌合構造 Expired - Fee Related JP2558232Y2 (ja)

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