JPH07277362A - サンドイッチ等の自動包装方法及び包装フィルムシート - Google Patents

サンドイッチ等の自動包装方法及び包装フィルムシート

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JPH07277362A
JPH07277362A JP6513294A JP6513294A JPH07277362A JP H07277362 A JPH07277362 A JP H07277362A JP 6513294 A JP6513294 A JP 6513294A JP 6513294 A JP6513294 A JP 6513294A JP H07277362 A JPH07277362 A JP H07277362A
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JP
Japan
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film sheet
packaging
sandwich
rectangular
sandwiches
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JP6513294A
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English (en)
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Kenji Moritake
研治 守武
Katsumi Watanabe
克己 渡辺
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Shinsei Industries Co Ltd
Howa Sangyo KK
Shinsei Kogyo KK
Original Assignee
Shinsei Industries Co Ltd
Howa Sangyo KK
Shinsei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全ての包装作業の自動化が可能なサンドイッ
チ等の自動包装方法及び包装フィルムシートを提供する
ことにて、コストダウンを図ると共に包装作業能率のア
ップを図る。 【構成】 四角形状の一つの角部に、対角線1 に対して
略平行に切り欠かれた切欠部3 が設けられてなる包装フ
ィルムシートA の該対角線1 に対して垂直方向に沿っ
て、最大長方形面C1を載置し、次に、サンドイッチC 等
の両側面C4,C5 が被覆され、且つ一方の長方形面C2上で
フィルムシートの端部8,8'同士が重合するよう、該フィ
ルムシートを適宜折り込み、重合部16の適宜箇所をシー
ルすると共に、前方に突設する突片把持部13を形成し、
次に、他方の長方形面C3上で前記残りの包装フィルムシ
ートA の端部9,9'が重合被覆されるよう順次折り込み、
適宜箇所をシール23して、サンドイッチC 等を封緘し、
包装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略三角形状のサンドイ
ッチ等の包装方法の改良であって、主として該包装をよ
り簡単に、且つ取扱いを非常に便利にした自動包装方法
及び包装フィルムシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、略三角柱形状のサンドイッチの包
装に関しては、例えば実公平2−32587 号公報所載のも
のがある。
【0003】即ち、斜面C1、垂直面C2、底面C3によって
形成される略直角三角柱形状のサンドイッチC を包装す
る方法は、図18で示すように、略台形状の表フィルム
シート40及び裏フィルムシート41との両側縁部42,42 及
び先細端部43を熱溶着することによって先細の袋本体44
を形成し、その内部に上記サンドイッチC を収納するも
のである。
【0004】上記袋本体44には、前記表フィルムシート
40及び裏フィルムシート41の夫々先細端部45,46 から適
宜長さ分だけ突出させ、その重合面を非溶着とした2枚
の突片部47,48 が形成され、表フィルムシート40側の該
突片部47に2条の切断線49,49 を設けて開封開始部50と
して形成したものである(図19参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記袋形状
からなる袋本体44を使用して包装する方法では、先ずこ
の袋本体44を製造しなければならず、コスト高となる
上、該袋本体44へサンドイッチC を封入する作業にも手
間がかかり(手作業でないとできなかった。)、包装作
業能率は非常に悪かった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、コストダウンを図ると共に包装作業能率のア
ップを図り、手作業で包装するのではなく、全ての包装
作業の自動化が可能なサンドイッチ等の自動包装方法及
び包装フィルムシートを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために下記技術的手段を講じる。
【0008】即ち、サンドイッチ等の自動包装方法であ
って、その第一の技術的手段は、四角形状の1枚のフィ
ルムシートの少なくとも一つの角部に、対角線1 に対し
て略平行に切り欠かれた切欠部3 が設けられてなる包装
フィルムシートA の該対角線1 に対して垂直方向に沿っ
て、略三角形状のサンドイッチC 等の直交する2つの長
方形面C2,C3 が上面となるよう最大長方形面C1を載置
し、次に、サンドイッチC 等の両側面C4,C5 が被覆さ
れ、且つ前記一方の長方形面C2上でフィルムシートの端
部8,8'同士が重合するよう、該フィルムシートを適宜折
り込み、重合部16の適宜箇所をシールすると共に、前方
に突設する突片把持部13を形成し、次に、他方の長方形
面C3上で前記残りの包装フィルムシートA の端部9,9'が
重合被覆されるよう順次折り込み、適宜箇所をシール23
して、サンドイッチC 等を封緘し、包装することを特徴
とするものである。
【0009】また、第二の技術的手段は、帯状のフィル
ムシート24の両端部26,26 に順次切り込み29を入れて裁
断すると共に、略三角形状のサンドイッチC 等の直交す
る2つの長方形面C2,C3 が上面となるよう最大長方形面
C1を適宜間隔にて載置し、次に、前記フィルムシート24
を所定間隔毎に切断し、次に、前記サンドイッチC 等の
両側面C4,C5 が被覆され、且つ前記一方の長方形面C2
でフィルムシートの端部8,8'同士が重合するよう、該フ
ィルムシートを適宜折り込み、重合部16の適宜箇所をシ
ールすると共に、前方に突設する突片把持部13を形成
し、次に、他方の長方形面C3上で前記残りのフィルムシ
ートの端部9,9'が重合被覆されるよう順次折り込み、適
宜箇所をシール23して、サンドイッチC 等を封緘し、包
装することを特徴とするものである。
【0010】更に、包装フィルムシートとして、四角形
状のフィルムシートの少なくとも一つの角部に、対角線
1 に対して略平行に切り欠かれた切欠部3 が設けられ、
且つ該切欠部3 の基端部が、包装後に略三角形状のサン
ドイッチC 等の最大長方形面C1と一方の長方形面C2の前
方に突片把持部13として突設されてなることにある。
【0011】
【作用】上記構成からなるサンドイッチ等の自動包装方
法においては、包装後の取扱い(サンドイッチを直接把
持しなくても良いので、型崩れを起こしにくいなど。)
に非常に便利な、把持可能で、且つ開封の開始起点とな
る、前方から適宜長さ分突出した突片把持部13を自動形
成するために、1枚の包装フィルムシートA の該部位
に、予め切欠部3 が設けられているので、該包装フィル
ムシートA の所定位置に、サンドイッチC 等を載置する
と共に、適宜折り込み、シールするだけの極簡単な作業
で、サンドイッチC 等の封緘包装が完成するばかりでな
く、前記突片把持部13が該包装と同時に必然的に形成さ
れる。
【0012】また、本発明に係る包装方法では、前記サ
ンドイッチB 等の包装フィルムシートA への載置、折り
込み、シールなどの一連の包装作業は全て自動化が可能
であるので、該突片把持部13を有するサンドイッチC 等
の包装作業は非常に能率向上を図れると共に、コストダ
ウンにも充分繋がる。
【0013】
【実施例】以下、本発明であるサンドイッチ等の自動包
装方法の一実施例を図面に従って説明する。
【0014】本発明に係る包装フィルムシートA は、一
軸延伸ポリプロピレンフィルム等のヒートシール性を有
する合成樹脂フィルムが使用され、図1に示すように、
四角形のフィルムシートの一方の一対の角部が、他方の
一対の角部同士を結んだ対角線1 に対して略平行で、且
つ被包装物である略三角形状のサンドイッチC の幅の2
倍以上の長さを有する第一切欠線2,2'より切断されて切
欠部3,3'が設けられていると共に、前記他方の一対の角
部も、一方の一対の角部同士を結んだ対角線4に対して
略平行で、且つサンドイッチC の幅の以下の長さを有す
る第二切欠線5,5'より切断されて切欠部6,6'が設けられ
てなる八角形を有する形状のものである。
【0015】前記一方の第一切欠線2 の基端部は、包装
後前方から適宜長さ分突出した突片把持部13となるもの
で、その中央部、垂直方向には開封手段B となる2条の
切り込み線7,7'が設けれている。
【0016】また、他方の第一切欠線2'の基端部は、そ
のままサンドイッチC に当接して折り込まれてしまう部
位となるので、該折込みの際、切欠部3'にてできるだけ
余分な重合をなくしたものである。
【0017】同様に、前記第二切欠線5,5'より切断され
た切欠部6,6'についても、該折込みの際、できるだけ余
分な重合をなくしたものである。
【0018】尚、便宜上、前記包装フィルムシートA の
切欠線2,5 以外の端部を第一〜第四端部8,8',9,9' とす
る。
【0019】前記のように構成された包装フィルムシー
トA を使用して、最大長方形面C1、直交する2つの長方
形面C2,C3 、及びこれらの面に垂直な2つの三角形面
C4,C5から構成されてなる略三角形状のサンドイッチC
を実際に包装する方法について説明する。
【0020】先ず、図2に示すように、前記サンドイッ
チC の直交する2つの長方形面C2,C 3 を上面にして、最
大長方形面C1を前記一方の一対の角部同士を結んだ対角
線4上に載置する。
【0021】次に、図3に示すように、2片の折込みガ
イド10,10'を前記サンドイッチの2つの三角形面C4,C5
側に向かって平行移動させることにて該サンドイッチの
両三角形面C4,C5 を被覆するように、包装フィルムシー
トA を両サイドから立ち上げる。
【0022】次に、図4に示すように、前記包装フィル
ムシートA の第一及び第二端部8,8'同士が前記一方の長
方形面C2上で重合されるように、2組の折込みシャッタ
ー11,11'を該長方形面C2側に向かって降下,或いはスラ
イドさせ、前記包装フィルムシートA の端部8,8'を夫々
内部側に折り込むと共に、背張り用のバー受け12を前記
折り込まれたフィルムシートA とサンドイッチC の長方
形面C2間に挿入させる。
【0023】前記包装フィルムシートA の折り込みの際
には、同時に前記切欠部3 の基端部に相当する位置に前
方に突設した突片把持部13が形成され、該突片把持部13
は包装後の取扱い上便利な把持部となるだけでなく、開
封の際、前記切り込み線7,7'を介して、開封開始の起点
となり得る。
【0024】前記折り込み作業及びバー受け12挿入作業
と略同時に長短2本のヒーターバー14,15 を、前記包装
フィルムシートA の端部8,8'同士の重合部16と、前記突
片把持部13とサンドイッチC の前記最大長方形面C1及び
長方形面C2を被覆するフィルムシートA 間の重合部17に
夫々当接させてヒートシールする。
【0025】尚、前記突片把持部13におけるシール手段
としては、イージーオープン性を出させるために予め剥
離剤等を塗布していたり、また、弱貼着性のシールをし
ておくことが好ましい。
【0026】次に、図5に示すように、前記背張り用の
バー受け12を解除し、開封状態の他方側の包装フィルム
シートA において、先ず背張り用のバー受け18をサンド
イッチC の他方の長方形面C3に当接するようスライド押
圧させながら、該包装フィルムシートA の第一及び第二
端部8,8'同士を前記長方形面C3上に折り込む。
【0027】次に、図6に示すように、前記フィルムシ
ートA の第三及び第四端部9,9'同士が前記他方の長方形
面C3上で重合されるように、2組の折込みシャッター1
9,19'を該長方形面C3側に向かって降下,或いはスライ
ドさせ、前記フィルムシートAの端部9,9'を夫々両サイ
ドから内部側に折り込み、重合させる。
【0028】次に、図7に示すように、前記2組の折込
みシャッター19,19'を解除し、最後に残った突片20を前
記他方の長方形面C3に当接するよう折込みシャッター21
をスライド押圧させながら、長方形面C3上に折り込む。
【0029】次に、前記折込みシャッター21を解除しな
がら偏平状のヒーターバー22を前記長方形面C3の略中央
部に相当する位置に当接させ、ヒートシール23する。
【0030】最後に、図8に示すように、前記背張り用
のバー受け18を解除することでサンドイッチC の包装が
完成する。
【0031】本発明に係る包装方法では、上述のような
工程を経て包装できるので、完全自動化が可能となり、
例えば図9に示すような自動包装装置D を使用すること
によって、下記のように無人的に包装することができ
る。
【0032】即ち、先ず、ロール状に巻かれた帯状のシ
ートフィルム24を自動供給部25に送り出し、図10に示
すように、該フィルムシート24の両端部26,26 に順次、
シート24の端縁を底辺とする略二等辺三角形状の切欠部
27を形成するため、ヘの字型サイドカッター28等にて切
り込み29,29 を入れ、裁断する。
【0033】前記裁断と略同時にサンドイッチC の直交
する2つの長方形面C2,C3 が上面となるよう最大長方形
面C1を前記切欠部27間に、長手方向に向けて適宜間隔に
て載置する。
【0034】次に、前記フィルムシート24の両端部26,2
6 の切り込み29,29 の頂点30、即ち両端部26,26 の切欠
部27の頂点30同士を結んだ線31上を直線型のフィルムカ
ッター32等にて切断し、八角形を有する包装フィルムシ
ートA を形成する。
【0035】この際、同時に前記頂点30同士を結んだ線
31の略中央部、垂直方向に2条の切り込み線7,7'を入れ
る。
【0036】上記サンドイッチC を載置した包装フィル
ムシートA を、図9に示すように、コンベアーに沿って
自動包装部33へ送り出し、該自動包装部33に設けられた
前記折込みガイド10や折込みシャッター11,19,21、背張
り用のバー受け12,18 等のよって前記包装フィルムシー
トA を折り込んでいく。
【0037】また、途中、或いは最後にヒートバー14(1
5),22 等にてヒートシールし、封緘して包装を完成さ
せ、自動装置C の出口34より包装されたサンドイッチC
を取り出し、全ての包装工程を終了させる。
【0038】尚、本発明に係る包装フィルムシートA の
他方の一対の角部に設けられる切欠部6,6'の形状は前記
実施例のものに限定されることはなく、図11で示すよ
うに、前記第二切欠線5,5'の形状が円弧状にて切断され
た切欠部6,6'が設けられたものであっても、図12で示
すように、三角形状の切欠部6,6'が設けられたものであ
っても、更に、前記切欠部6,6'が設けられていないも
の、即ち、図13に示すような、六角形を有する包装フ
ィルムシートであっても良い。
【0039】特に、前記円弧状にて切断された切欠部6,
6'が設けられたものは、角部がないので、折り込み作業
の際、引っ掛かりがなく、スムースな包装が可能である
が、要はできるだけ余分な重合部をなくし、折り畳みに
支障のないような形状であればどのような形状であって
も良い。。
【0040】更に、本発明に係る包装フィルムシートA
の前記第一切欠線2,2'は単に直線状のものに限定される
のではなく、図12で示すように、基端部が前記突片把
持部13となる方の切欠部3 が凹状を有するものであって
も、また、図14で示すように、突片把持部13と対向位
置の切欠部3'が形成されず、前記基端部が前記突片把持
部13となる方のみに切欠部3 が設けられたものであって
も構わない。
【0041】従って、本発明に係る包装フィルムシート
A は、上述のように、少なくとも一つの角部に切欠部3
が設けられ、且つ他の角部には、包装時のフィルムシー
ト同士の重合が煩雑とならないような形状のあらゆる組
み合わせのものを挙げることが可能である。
【0042】また、前記突片把持部13に設けられる開封
手段B としては、前記2条の切り込み線7,7'を設ける他
にも、図11に示すように、開封リボン7a 等を前記突
片把持部13からフィルムA の他方の対角線4 に沿って設
けたものや、図12に示すように、ミシン目7b,7b'を刻
設したもの等が挙げられる。
【0043】更に、前記開封手段B は前記切欠部3 の基
端部略中央部に設けられて、サンドイッチC の最大長方
形面C1に沿って開封可能としたものであるが、前記切り
込み線7,7'やミシン目7b,7b'においては、図13に示す
ように、包装フィルムシートA の第一及び第二端部8,8'
に夫々1条づつ設けられて、サンドイッチC の長方形面
C2に沿って開封可能としたものであっても良い。
【0044】前記のように切り込み線7,7'やミシン目7
b,7b'を設ける場合は、包装フィルムシートA に予め設
けられている必要はなく、包装後、適宜箇所に設けても
勿論構わない。
【0045】また、前記開封手段B は突片把持部13に設
けられたものに限定されるのではなく、例えば、図14
で示すように、開封リボン7a等を前記第一端部8 から第
二端部8'に架けて、フィルムA の対角線1 と略平行に設
けたものであっても良い。
【0046】この場合、包装後に該開封リボン7aはサン
ドイッチC の直交する2つの長方形面C2,C3 間を略2等
分する形状となり、開封が更に簡単になる。
【0047】尚、前記種々の開封手段B は包装フィルム
シートA の前記あらゆる形状ものに適宜組み合わての使
用が可能であり、前記フィルムシートA の形状や開封手
段Bに寄って帯状のフィルムシート24からの成形方法は
異なってくる。
【0048】図13に示すような六角形を有する包装フ
ィルムシート等の場合は、図15で示すように、前記ヘ
の字型サイドカッター28の角度を変えるだけで形成可能
であるが、例えば、図16(イ)で示すように、帯状の
シートフィルム24の両端部26,26 に前記実施例同様のヘ
の字型サイドカッター28を使用して切り込み29,29 を入
れ、裁断しても良く、この際はサンドイッチC の載置方
向が横向きとなるので、自動包装部33での各種包装機材
の向きを適合させる。
【0049】更に、前記六角形を有する包装フィルムシ
ートA 等の場合は、ヘの字型サイドカッター28を使用す
るだけでなく、例えば、図15(ロ)で示すように、直
線型のフィルムカッター32を斜め方向に2回入れて略二
等辺三角形状の切欠部27を形成し、その部分を切断して
も良い。
【0050】更に、前記六角形を有する包装フィルムシ
ートA は勿論、図12で示すような一方の切欠部3 が凹
状を有するフィルムシートA などは、図17で示すよう
に、幅広のフィルムシート35に複数列の帯状シートを連
続して同時に作成しても良い。
【0051】また、1連の帯状シートとして作成された
ものであっても、上述のように複数列の帯状シートとし
て作成されたものであっても、予め第一〜第四端部8,
8',9,9' のみを作成した後、一端ロールに巻取り、該巻
き取られた帯状のフィルムシート24を前記自動包装装置
D に配置し、後はサンドイッチC を載置する工程から開
始しても勿論構わない。
【0052】尚、フィルムの延伸性については、包装後
の開封方向や手段によって、二次延伸や無延伸フィルム
を適宜選択すれば良く、特に延伸性(方向性)フィルム
を使用した場合は開封手段B を敢えて設けなくても開封
可能である。
【0053】また、封緘方法としても、前記実施例のよ
うに、ヒートシールによるものだけでなく、ホットメル
ト性の接着剤等の塗布であっても良いし、また、タック
ラベルや粘着テープ等にてテーピングしても良い。
【0054】更に、封緘箇所、即ち、前記実施例のよう
に、第一及び第二端部8,8'の重合部16は、包装シートフ
ィルムA の表側と裏側を平面状に積層したものに限定さ
れるものではなく、裏面同士を立ち上げ状態とし、挟持
状にヒートシールしても良く、この場合は前記のような
背張り用のバー受け12を必要としないばかりでなく、該
ヒートシール部に開封手段B としての切り込み線7,7'や
ミシン目7b,7b'等を設けることも可能である。
【0055】また、前記各実施例においては被包装物を
サンドイッチC として説明したが、シュガートーストや
揚げパンなど略三角形状をした物品についてどのような
ものであっても対応可能である。
【0056】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るサンドイッ
チ等の自動包装方法においては、包装後の取扱いに非常
に便利な、把持可能で、且つ開封の開始起点となる、前
方から適宜長さ分突出した突片把持部となる部位に、予
め切欠部が設けられている1枚の多角形状の包装フィル
ムシートの適宜位置に、サンドイッチ等の適宜箇所を適
合させて、載置すると共に、適宜折り込み、シールする
だけの極簡単な作業で、包装が完成するばかりでなく、
前記突片把持部が該包装と同時に必然的に形成される。
【0057】また、前記サンドイッチ等の包装フィルム
シートへの載置、折り込み、シールなどの一連の包装作
業は全て自動化が可能であると共に、従来のような袋の
製造過程を省くことができるので、該突片把持部を有す
るサンドイッチ等の包装作業は自動包装装置などを使用
して非常に能率良く施行することができ、前記突片把持
部を有するサンドイッチ等の包装の全ての工程を自動化
できて、作業能率の向上を図れると共に、自動生産ライ
ン等からなる大量生産が可能となり、コストダウンも充
分図れる。
【0058】更に、前記フィルムシートの切欠部以外の
部位にも、包装時のフィルムシート同士の重合が最小と
なるよう、適宜箇所に切欠部が設けられているので、外
観上も余分な重合部位がなくなってすっきりし、意匠効
果も向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である包装フィルムシートを
示す平面図。
【図2】本発明の包装方法の一工程を示す斜視説明図。
【図3】同、斜視説明図。
【図4】同、斜視説明図。
【図5】同、斜視説明図。
【図6】同、斜視説明図。
【図7】同、斜視説明図。
【図8】同、斜視説明図。
【図9】本発明に係る自動包装装置を示す側面図。
【図10】本発明の包装方法の一工程を示す正面説明
図。
【図11】本発明の他の実施例である包装フィルムシー
トを示す平面図。
【図12】同、平面図。
【図13】同、平面図。
【図14】同、平面図。
【図15】本発明の包装方法の他の一工程を示す正面説
明図。
【図16】本発明の包装方法の(イ)及び(ロ)は他の
一過程を示す正面説明図。
【図17】本発明の包装方法の他の一工程を示す正面説
明図。
【図18】従来の包装方法を示す斜視図。
【図19】従来の開封方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 対角線 3 切欠部 3’切欠部 4 対角線 6 切欠部 6’切欠部 8 第一端部 8’第二端部 9 第三端部 9’第四端部 13 突片把持部 24 帯状フィルムシート A 包装フィルムシート B サンドイッチ C 開封手段 D 自動包装装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状の1枚のフィルムシートの少な
    くとも一つの角部に、対角線(1) に対して略平行に切り
    欠かれた切欠部(3) が設けられてなる包装フィルムシー
    ト(A) の該対角線(1) に対して垂直方向に沿って、略三
    角形状のサンドイッチ(C) 等の直交する2つの長方形面
    (C2),(C3) が上面となるよう最大長方形面(C1)を載置
    し、次に、サンドイッチ(C) 等の両側面(C4),(C5) が被
    覆され、且つ前記一方の長方形面(C2)上でフィルムシー
    トの端部(8),(8')同士が重合するよう、該フィルムシー
    トを適宜折り込み、重合部(16)の適宜箇所をシールする
    と共に、前方に突設する突片把持部(13)を形成し、次
    に、他方の長方形面(C3)上で前記残りの包装フィルムシ
    ート(A) の端部(9),(9')が重合被覆されるよう順次折り
    込み、適宜箇所をシール(23)して、サンドイッチ(C) 等
    を封緘し、包装することを特徴とするサンドイッチ等の
    自動包装方法。
  2. 【請求項2】 帯状のフィルムシート(24)の両端部(2
    6),(26) に順次切り込み(29)を入れて裁断すると共に、
    略三角形状のサンドイッチ(C) 等の直交する2つの長方
    形面(C2),(C3) が上面となるよう最大長方形面(C1)を適
    宜間隔にて載置し、次に、前記フィルムシート(24)を所
    定間隔毎に切断し、次に、前記サンドイッチ(C) 等の両
    側面(C4),(C5) が被覆され、且つ前記一方の長方形面(C
    2)上でフィルムシートの端部(8),(8')同士が重合するよ
    う、該フィルムシートを適宜折り込み、重合部(16)の適
    宜箇所をシールすると共に、前方に突設する突片把持部
    (13)を形成し、次に、他方の長方形面(C3)上で前記残り
    のフィルムシートの端部(9),(9')が重合被覆されるよう
    順次折り込み、適宜箇所をシール(23)して、サンドイッ
    チ(C) 等を封緘し、包装することを特徴とするサンドイ
    ッチ等の自動包装方法。
  3. 【請求項3】 前記突片把持部(13)には開封開始起点と
    なる開封手段(D) が設けられてなる請求項1又は2記載
    のサンドイッチ等の自動包装方法。
  4. 【請求項4】 四角形状のフィルムシートの少なくとも
    一つの角部に、対角線(1) に対して略平行に切り欠かれ
    た切欠部(3) が設けられ、且つ該切欠部(3) の基端部
    が、包装後に略三角形状のサンドイッチ(C) 等の最大長
    方形面(C1)と一方の長方形面(C2)の前方に突片把持部(1
    3)として突設されてなることを特徴とするサンドイッチ
    等の包装フィルムシート。
  5. 【請求項5】 前記フィルムシートの他の角部には、包
    装時のフィルムシート同士の重合が最小となるよう、切
    欠部(3),(6),(6')が設けられてなる、多角形状を有する
    請求項4記載のサンドイッチ等の包装フィルムシート。
  6. 【請求項6】 四角形状のフィルムシートの一対の角部
    に、対角線(1) に対して略平行に切り欠かれた切欠部
    (3),(3')が設けられ、且つ該切欠部(3) の一方の基端部
    が、包装後に略三角形状のサンドイッチ(C) 等の最大長
    方形面(C1)と一方の長方形面(C2)の前方に突片把持部(1
    3)として突設されてなると共に、他の一対の角部に円弧
    状の切欠部(6),(6')が設けられてなることを特徴とする
    サンドイッチ等の包装フィルムシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022013435A (ja) * 2020-07-03 2022-01-18 株式会社フジキカイ サンドイッチ包装装置および包装方法

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JP2022013435A (ja) * 2020-07-03 2022-01-18 株式会社フジキカイ サンドイッチ包装装置および包装方法

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