JPH07276599A - 平板状凹版を用いた印刷方法及び該印刷方法に用いる装置 - Google Patents

平板状凹版を用いた印刷方法及び該印刷方法に用いる装置

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JPH07276599A
JPH07276599A JP8910994A JP8910994A JPH07276599A JP H07276599 A JPH07276599 A JP H07276599A JP 8910994 A JP8910994 A JP 8910994A JP 8910994 A JP8910994 A JP 8910994A JP H07276599 A JPH07276599 A JP H07276599A
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Nobuhito Oyama
信仁 大山
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OYAMA KOGAKU MEMORY CHIYOUKOUSHIYO KK
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OYAMA KOGAKU MEMORY CHIYOUKOUS
OYAMA KOGAKU MEMORY CHIYOUKOUSHIYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ドクターブレード5をブレード面が該ブレー
ドの進行方向Pと直角にならないように、ブレード進行
方向Pと直交する方向Qに対して角度βを設けて、この
角度βを保持した状態で平板状凹版1の表面を5、5
b、5cと、平板状凹版1の一方の端部から他方の端部
まで慴動させてインキかきとり操作を行って、平板状凹
版1のインキを被印刷体に転移させて印刷を行う。 【効果】 ドクターブレードを進行方向に対して斜めに
慴動させることで、インキのキレが良くなり、平板状凹
版の凹部からのインキのにじみが少なくなって、平板状
凹版に形成された印刷パターンを精度良く印刷可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドクターブレードや平
板状凹版の傷付きを防ぎ、印刷汚れが出にくく、精度が
高く精密な印刷が可能な、平板状凹版を用いた印刷方
法、及び、該印刷方法に用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の凹版印刷の一つとして、厚い金属
板や厚いガラス板から形成される平板状凹版を使用する
方法が知られている。この平板状凹版を用いた印刷方法
は、精度の高い印刷が可能である。一方、液晶ディスプ
レイやCRTのカラフィルター等のような精密なパター
ンを形成するのに印刷により形成する方法が公知であ
る。このような精密なパターンを印刷する場合、平板状
凹版を使用した印刷方法は、印刷パターンを凹版に精度
良く形成可能であり、印刷精度を要求される上記の印刷
等に最適な印刷手段として注目されている。
【0003】通常、平板状凹版を用いた印刷方法は、厚
い金属板やガラス板等の基材に印刷模様のパターンを凹
部として形成した平板状凹版を使用し、該凹版の表面に
インキを塗布しドクターブレードを一定方向に慴動させ
て、平板状凹版の余分のインキをかきとった後、上記平
板状凹版のインキを被印刷体に転移させて印刷されてい
る。
【0004】平板状凹版を用いた印刷方法において、平
板状凹版の表面のインキをかきとる際、ドクターブレー
ドが平板状凹版の表面を慴動するように形成されたイン
キかきとり装置が用いられていた。従来、このインキか
きとり装置は、図4(ア)に示すように、ドクターブレ
ード45が平板状凹版41の表面を、一方の端部から他
方の端部に向かって、45b、45cと移動可能であ
り、該ドクターブレードは凹版41の表面に密着するよ
うに上から圧力が加わるように形成されていた。又、従
来の印刷方法において、ドクターブレード45をブレー
ド面が該ブレードの進行方向46に対して直交する状態
で平板状凹版41の表面を慴動させていた。又、従来の
印刷方法において、ドクターブレード45は、図4
(イ)に示すように、平板状凹版表面の垂直方向の傾き
が、該ブレードの上部がブレード先端よりもブレード進
行方向前方になるように、ドクターブレード45をブレ
ード進行方向後方の平板状凹版表面とブレードが作る角
度αが90°を越える角度に傾けて、インキのかきとり
を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のインキかき
とり装置を用いて平板状凹版の印刷を行った場合、平板
状凹版の印刷パターンが精密なパターンになると、イン
キのキレが低下して印刷パターンの線画部からインキが
はみだしてしまい、平板状凹版のパターンを正確に再現
することが困難になり、印刷精度を確保できないという
問題があった。
【0006】更に、精密な印刷を連続して行う際、印刷
パターンの精度を維持し、スジ引き等の印刷汚れがなく
仕上がりの良好な印刷を安定して行うことが要求され
る。しかしながら、上記のインキかきとり装置を用いて
連続して印刷を行った場合、ガラス凹版等の硬い版を使
用し、金属やセラミック等の硬いドクターブレードを用
いて行うため、ドクターブレード及び凹版の摩耗が早
く、平板状凹版表面が摩耗することで印刷パターンの凹
部の精度が低下したり、ブレードや凹版の摩耗によって
発生した粒子等がインキに混入し、印刷汚れ等が出やす
いという欠点があった。
【0007】本発明は上記従来技術の欠点を解消しよう
とするものであり、平板状凹版のパターンを正確に再現
可能であり、連続した印刷においても平板状凹版やドク
ターブレードの摩耗を防いで、仕上がりの良い印刷を安
定して行うことの可能な、平板状凹版を用いた印刷方
法、及び、該印刷方法において用いる装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の平板状凹
版を用いた印刷方法は、印刷模様のパターンが凹部とし
て形成された平板状凹版の表面にインキを供給し、ドク
ターブレードを平板状凹版の一方の端部から他方の端部
まで相対的に慴動させて平板状凹版の余分のインキをか
きとった後、平板状凹版のインキを被印刷物に転移させ
る印刷方法において、ドクターブレードを平板状凹版の
一方の端部から他方の端部まで摺動させる際に、ドクタ
ーブレードのブレード面が該ブレードの進行方向と直角
にならないように、ブレード進行方向と直交する方向に
対して角度を設けて平板状凹版の表面を慴動させてイン
キかきとり操作を行うことを特徴とする。
【0009】本発明の、上記平板状凹版を用いた印刷方
法に用いる装置は、印刷模様のパターンが凹部として形
成された平板状凹版の表面にインキを供給し、ドクター
ブレードを平板状凹版の一方の端部から他方の端部まで
相対的に摺動させて平板状凹版の余分のインキをかきと
った後、平板状凹版のインキを被印刷物に転移させる印
刷方法に用いる装置であって、ドクターブレードを平板
状凹版の一方の端部から他方の端部まで摺動させる際
に、ドクターブレードのブレード面が該ブレードの進行
方向と直角にならないように、ブレード進行方向と直交
する方向に対して角度を設けて平板状凹版の表面を慴動
させてインキかきとり操作を行うことが可能なドクター
ブレード慴動機構を備えることを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1及び図2は本発明の平板状凹版を用い
た印刷方法の1例を示す工程図である。本発明の平板状
凹版を用いた印刷方法は、図1(a)に示すように、印
刷模様のパターンが表面に凹部2として形成された平板
状凹版1を用いた印刷方法である。尚、図1及び図2は
要部断面を示す。まず平板状凹版1の表面にインキ3を
供給し、ローラー4を用いてインキ3を平板状凹版1の
凹部2に充填すると共に表面を均一にする〔同図
(b)〕。尚、平板状凹版表面へ供給したインキを均一
にして、凹部に充填するには、図1に示すようなローラ
ーを用いる以外に、特に図示しないが、平板状のブレー
ド等を使用してもよい。
【0011】次いで、同図(c)に示すように、ドクタ
ーブレード5を平板状凹版1の表面の一方の端部から他
方の端部まで慴動させ、平板状凹版1の余分なインキを
かきとる〔同図(d)〕。尚、ドクターブレード5は、
平板状凹版1の表面に対して、相対的に慴動させればよ
く、ドクターブレード5を移動させても、又、平板状凹
版1を移動させても、両者を移動させても、いずれでも
よい。
【0012】図3は本発明の印刷方法のインキかきとり
操作の1例の平板状凹版とドクターブレードの状態を示
し、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。ド
クターブレード5によるインキ3のかきとり操作は、図
3(A)に示すように、ドクターブレード5をブレード
面が該ブレードの進行方向Pと直角にならないように、
ブレード進行方向Pと直交する方向Qに対して角度βを
設けて、この角度βを保持した状態で平板状凹版1の表
面を5、5b、5cと、平板状凹版1の一方の端部から
他方の端部まで慴動させる。
【0013】ドクターブレード5の、ブレード面の進行
方向と直交する方向に対して傾ける角度β(これを単に
「進行方向に対するブレードの角度β」という)は、0
°<β<90°の範囲であればよいが、角度βが大きく
なるとインキがドクターブレードの長手方向の一方に偏
り易くなり作業性が低下し、又、角度βが小さい場合に
はインキを切る効果が小さくなるため、5°〜45°の
範囲が好ましい。更に好ましくは、進行方向に対するブ
レードの角度βは10°〜25°の範囲である。この範
囲であるとインキのキレと、インキの偏りともに優れて
いる。
【0014】又、上記のインキかきとり操作において、
図1(c)、(d)に示すように、、平板状凹版表面の
垂直方向Vに対するドクターブレード5の傾きは、ドク
ターブレード5と平板状凹版1のブレード後方表面とが
作る角度α(以下、単にブレードの角度αという場合も
ある)が、0°<α≦90°の範囲となるように、傾け
るのが好ましい。ブレードの角度αが上記の範囲では、
ドクターブレードに加える圧力を小さくしてドクターブ
レードや凹版の摩耗を防止できる。更に、ブレードの角
度αを上記範囲とした場合、ドクターブレード5がイン
キをすくい上げてブレード面に載せるように慴動するた
め、従来のブレードの角度αを90°を越えるように傾
けた場合のようにインキを凹版に押圧しないため、イン
キを塗工した上にゴミが付着しても、インキ内部にゴミ
を巻き込んでスジ引き等が起こり印刷不良が発生するの
を防止できる。更に好ましいブレードの角度αは、30
°〜60°である。
【0015】図1(c)、(d)に示すインキかきとり
操作を行ったら、次に図2(e)に示すように、平板状
凹版1のインキ3を別体のブランケット6に転移させた
後、同図(f)に示すように、該ブランケット6のイン
キを被印刷物7の表面に押圧して被印刷物7へ転移させ
ることで印刷が完了して印刷物8が形成される〔図2
(g)〕。更に、次の印刷を行う場合には、ドクターブ
レード5を他方の端部から一方の端部に戻して、図1
(a)〜(d)及び、図2(e)〜(g)の操作を順
次、繰り返して行う。尚、平板状凹版の凹部のインキを
被印刷物に転移させる際、ブランケットを使用せずに、
被印刷物を平板状凹版に直接押圧して、平板状凹版から
直接転移してもよい。
【0016】以下、上記の印刷方法に用いる装置につい
て説明する。本発明の装置は、上記の平板状凹版を用い
た印刷方法に用いるものであり、インキかきとりを行う
装置である。本発明の装置は、ドクターブレードを該ブ
レード面が進行方向に対して直角にならないように角度
を設けて、一定角度の状態で平板状凹版表面を慴動可能
としたブレード慴動機構を備える。上記のブレード慴動
機構は、ドクターブレードを保持するブレード保持装
置、及びドクターブレードを平板状凹版の一方の端部か
ら他方の端部まで移動させるためのブレード慴動装置と
から構成される。
【0017】ブレード保持装置は、ドクターブレードを
ブレード面がブレード進行方向と直交する方向に対して
角度を設けて保持する手段と、該ブレードを平板状凹版
に押圧する手段とから構成される。該装置は、ドクター
ブレードを交換可能としたり、平板状凹版表面の垂直方
向Vに対するドクターブレードの傾きを、ブレードの角
度αが、0°<α≦90°の範囲となるように任意に傾
けて保持する手段等を設けるのが好ましい。ドクターブ
レードを保持する手段は、例えば該ブレードの長手方向
の両端部を保持する方法、ドクターブレードの垂直方向
上側を保持する方法、上記の端部と上側の両方を保持す
る方法のいずれでもよい。又、ドクターブレードへ圧力
を加える手段は、例えばエアシリンダー等の公知の手段
が用いられる。
【0018】ブレード慴動装置は、ドクターブレードが
平板状凹版の表面を一方の端部から他方の端部まで相対
的に移動可能に形成されていればよく、ドクターブレー
ド側を移動させる手段、平板状凹版側を移動させる手
段、及び両者を移動させる手段のいずれを用いてもよ
い。ブレード慴動装置は移動速度を10mm/秒〜10
00mm/秒程度に形成される。
【0019】上記のインキかきとり装置には、ドクター
ブレードを慴動させながら長手方向Sに変化させること
を可能としたブレード変位装置を設けるのが好ましい。
ブレード変位装置は、変位速度が1mm/秒〜30mm
/秒程度であり、変位量がブレードの長さの3%〜10
%程度に形成される。ブレード変位装置は、例えばエア
シリンダーとカムを組み合わせて、ドクターブレードを
長手方向に変位するように形成される。ブレード変位装
置は、ドクターブレードを平板状凹版の一方の端部から
他方の端部まで慴動させる軌跡を、、慴動毎に毎回異な
るようにドクターブレードの進行方向の移動速度と揺動
速度とを調節するのが好ましい。ブレード変位装置を用
いて、ドクターブレードを長手方向に変位させながら平
板状表面を慴動させることで、繰り返し印刷を行う場
合、ドクターブレードの刃先と平板状凹版の凹版面とが
接触する位置を異ならしめることができるため、ドクタ
ーブレードの特定部分のみが摩耗するのを防止すること
ができる。この際、ドクターブレードを平板状凹版を慴
動させる間に長手方向に変位させる量(変位量)は、ド
クターブレードの長さの3〜10%程度が好ましい。変
位量が3%未満では摩耗防止の効果が小さく、一方10
%を越えるとドクターブレードの平板状凹版の表面と接
触する距離が長くなって、摩耗が多くなってしまう。
【0020】ドクターブレード5の材質は、樹脂、金
属、セラミックス等が利用できる。特にフラットディス
プレイのシャドウマスク印刷には、金属のコンタミネー
ションを避けるために、セラミックスが好ましい。ドク
ターブレードの厚みは、0.1mm〜1mmの範囲であ
り、一般に金属では0.1mm、セラミックスの場合は
1mm程度のものが使用される。
【0021】本発明の印刷方法において用いられる平板
状凹版1は、基材として厚み3mm〜10mm程度の、
石英ガラスや一般ガラス等のガラス板又は金属板が用い
られ、上記基材の表面にエッチングにより印刷模様のパ
ターンが凹部として形成されている。
【0022】平板状凹版に印刷模様のパターンを形成す
るには、従来公知のエッチングによる方法が用いられ
る。例えば基材としてガラスを用いた場合には、基材の
表面にクロムを蒸着又はスパッタリングしてクロム皮膜
を全面に形成した後、該クロム皮膜の表面にレジスト層
を形成した後、印刷パターン状のマスクを用いてレジス
ト層に露光して現像し、レジスト層を印刷パターンに対
応するように形成し、印刷パターンの部分のクロム皮膜
を除去し凹部のパターンに基材表面を露出させ、フッ酸
を用い、エッチングを施して、印刷模様のパターンに対
応した凹部が所望の深さに形成される。
【0023】本発明の方法及び装置は、各種の平板状凹
版印刷に用いられるが、線画の部分が多く、精密な印刷
を要求される印刷パターン(例えば、液晶ディスプレイ
やCRT等のカラーフィルター)の印刷を行う場合等に
最適に用いることができる。
【0024】
【作用】以下、本発明方法及び装置の作用を説明する。
図3(A)、(B)に示すように、ドクターブレード5
をブレード進行方向Pと直交する方向Qに対して角度β
を設けて、ブレード面がドクターブレード進行方向と直
角にならないようにして、平板状凹版1の表面を慴動さ
せると、ドクターブレード5は平板状凹版1の表面の端
部のインキの一部(例えば図3においては上部)と最初
に接触し、徐々にブレード面と版面上のインキが接触す
るように進行する。この際、進行方向に対して斜めに設
けたドクターブレード5が、平板状凹版表面のインキを
斜めに切るように進行するため、インキのキレが良くな
る。又、平板状凹版表面のインキは、常にドクターブレ
ードの長手方向の一方の端部から他方の端部方向へ(図
3においては矢印Z方向)、逃げながらかきとられるた
め、インキかきとりがスムーズに行われる。
【0025】特に、ドクターブレードを平板上凹版の垂
直方向に対する傾きを、平板上凹版のブレード後方表面
と該ブレードの作る角度αを、0°<α≦90°の範囲
としながら、ドクターブレードの進行方向対して直角に
ならないように慴動させることで、インキはブレードに
よって平板状凹版の表面に押圧されないことと、インキ
の流れが一定になることで、より効果的にインキの巻き
込みを防止してスムーズなインキかきとりを行うことが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の平板状凹版
を用いた印刷方法は、ドクターブレードのブレード面が
該ブレードの進行方向と直角にならないように、ブレー
ド進行方向と直交する方向に対して角度を設けて平板状
凹版の表面を慴動させてインキかきとり操作を行う方法
を採用したことにより、従来のブレード面が該ブレード
の進行方向と直角となるようにしてインキをかきとる方
法を用いた印刷方法と比較して、インキのキレがよくな
り、平板状凹版の凹部からのインキのにじみが少なくな
り、精密なパターンを精度良く印刷可能である。
【0027】更に、従来のドクターブレードを平板状凹
版の進行方向に対し直角に慴動させる方法及び装置で
は、ドクターブレードの刃先を凹版の幅しか使えない
が、本発明の方法及び装置のように、ドクターブレード
をブレード進行方向と直交する方向に対して角度を設け
て用いることで、ドクターブレードの長手方向を平板状
凹版の幅以上に長く使用して、インキかきとり操作を行
うことが可能であり、ドクターブレードに加わる圧力等
が分散され、ブレードの摩耗を少なくすることができ
る。
【0028】また、本発明の装置は、上記の印刷方法に
おけるインキかきとり操作に使用することで、インキか
きとりを自動化することが可能であり、精度が高く品質
の優れた印刷を連続的に行うことが可能であり、精密な
印刷を作業性良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平板状凹版を用いた印刷方法の1例を
示す工程図の一部である。
【図2】本発明の平板状凹版を用いた印刷方法の1例を
示す工程図の一部である。
【図3】本発明の印刷方法のインキかきとり操作の1例
の平板状凹版とドクターブレートの状態を示し、(A)
は平面図、(B)側面図である。
【図4】従来の平板状印刷方法のインキかきとり方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 平板状凹版 2 印刷パターンの凹部 3 インキ 4 ローラー 5 ドクターブレード 6 ブランケット 7 被印刷体 8 印刷物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷模様のパターンが凹部として形成さ
    れた平板状凹版の表面にインキを供給し、ドクターブレ
    ードを平板状凹版の一方の端部から他方の端部まで相対
    的に慴動させて平板状凹版の余分のインキをかきとった
    後、平板状凹版のインキを被印刷物に転移させる印刷方
    法において、ドクターブレードを平板状凹版の一方の端
    部から他方の端部まで摺動させる際に、ドクターブレー
    ドのブレード面が該ブレードの進行方向と直角にならな
    いように、ブレード進行方向と直交する方向に対して角
    度を設けて平板状凹版の表面を慴動させてインキかきと
    り操作を行うことを特徴とする平板状凹版を用いた印刷
    方法。
  2. 【請求項2】 印刷模様のパターンが凹部として形成さ
    れた平板状凹版の表面にインキを供給し、ドクターブレ
    ードを平板状凹版の一方の端部から他方の端部まで相対
    的に摺動させて平板状凹版の余分のインキをかきとった
    後、平板状凹版のインキを被印刷物に転移させる印刷方
    法に用いる装置であって、ドクターブレードを平板状凹
    版の一方の端部から他方の端部まで摺動させる際に、ド
    クターブレードのブレード面が該ブレードの進行方向と
    直角にならないように、ブレード進行方向と直交する方
    向に対して角度を設けて平板状凹版の表面を慴動させて
    インキかきとり操作を行うことが可能なドクターブレー
    ド慴動機構を備えることを特徴とする平板状凹版を用い
    た印刷方法に用いる装置。
JP8910994A 1994-04-04 1994-04-04 平板状凹版を用いた印刷方法及び該印刷方法に用いる装置 Pending JPH07276599A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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