JPH07276457A - 熱硬化性樹脂の成形金型 - Google Patents

熱硬化性樹脂の成形金型

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JPH07276457A
JPH07276457A JP7741994A JP7741994A JPH07276457A JP H07276457 A JPH07276457 A JP H07276457A JP 7741994 A JP7741994 A JP 7741994A JP 7741994 A JP7741994 A JP 7741994A JP H07276457 A JPH07276457 A JP H07276457A
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sprue
heater
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啓二 東
Tamotsu Minematsu
保 峰松
Koji Noguchi
廣司 野口
Yasuhiro Sumita
安弘 住田
Kazuo Hattori
和生 服部
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2737Heating or cooling means therefor

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形サイクルを大幅に短縮する。 【構成】 スプルブッシュ1にスプル34の小径のノズ
ルタッチ15側を低温側とし、大径のスプルロック2側
を高温側とする温度差ができるように加熱する加熱手段
3を設ける。スプルロック2に近い側において形成され
る熱硬化性樹脂12の厚肉部分12aを、スプルブッシ
ュ1のノズルタッチ15側に形成される熱硬化性樹脂1
2の薄肉部分12bよりも強く加熱して熱硬化性樹脂の
厚肉部分12aの硬化を早めることによって、熱硬化性
樹脂の厚肉部分12aの膨張の発生を防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱硬化性樹脂の製品を
成形するために使用される熱硬化性樹脂の成形金型に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より熱硬化性樹脂の製品を成形する
にあたって、成形サイクルを短縮するためにスプルブッ
シュのスプル内に充填された熱硬化性樹脂の硬化を早め
ることがおこなわれている。その一例として実開平2−
59918号公報には、スプルブッシュの外周に加熱ヒ
ーターを設けてスプル内に充填された熱硬化性樹脂を加
熱して硬化を早めるようにした成形型装置が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
されている従来例では、スプルブッシュの外周の一部の
みに加熱ヒーターが設けられているだけであるので、ス
プル内に充填された熱硬化性樹脂を十分に加熱して硬化
を早めることができず、スプル内の熱硬化性樹脂の硬化
に時間がかかって成形サイクルを大幅に短縮することが
できなかった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、成形サイクルを大幅に短縮することができる熱硬
化性樹脂の成形金型を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱硬化性樹
脂の成形金型は、スプルブッシュ1にスプル34の小径
のノズルタッチ15側を低温側とし、大径のスプルロッ
ク2側を高温側とする温度差ができるように加熱する加
熱手段3を設けて成ることを特徴とするものである。
【0006】本発明にあって、スプル34の断面積に応
じてワット数を変化させた加熱ヒーター4を加熱手段3
としてスプルブッシュ1に設けることができる。
【0007】
【作用】スプルブッシュ1にスプル34の小径のノズル
タッチ15側を低温側とし、大径のスプルロック2側を
高温側とする温度差ができるように加熱する加熱手段3
を設けたので、スプル34の大径のスプルロック2側に
形成される熱硬化性樹脂12の厚肉部分12aを、スプ
ル34の小径のノズルタッチ15側に形成される熱硬化
性樹脂12の薄肉部分12bよりも強く加熱して、熱硬
化性樹脂の厚肉部分12aの硬化を早めることによっ
て、熱硬化性樹脂の厚肉部分12aの膨張の発生を防ぐ
ことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
には電源ケースなどの製品が一度に八個成形できる本実
施例の金型6が示してある。図1に示すように金型6は
固定側と可動側に分かれて構成されている。固定側は平
板状の固定側取り付け板23と、固定側取り付け板23
の一方の表面に設けられているロケートリング25と、
固定側取り付け板23の他方の表面に設けた枠状の固定
側間隔台26と、固定側間隔台26の先端に配設される
固定側型板27と、固定側取り付け板23と固定側型板
27の間に配設された固定側エジェクタプレート31
と、固定側型板27に設けた凹部28に収められた固定
側焼入れ板29及び固定側型部30と、ロケートリング
25の裏面側において固定側取り付け板23に形成され
る凹所32に先端部が収納され、固定側エジェクタプレ
ート31、固定側型板27、固定側焼入れ板29、固定
側型部30を貫通して取り付けられるスプルブッシュ1
とから構成されている。
【0009】ロケートリング25にはノズル37の先端
が挿入するノズル挿入部24が凹設してあり、またスプ
ルブッシュ1にはノズル挿入部24と連通するテーパー
状のスプル34が形成してあり、スプルブッシュ1の下
端のスプル34の開口を充填口5として形成すると共に
スプルブッシュ1の上端のスプル34の開口を成形機の
ノズル37が接触するノズルタッチ15として形成して
ある。スプル34はノズルタッチ15側からノズルロッ
ク2側になるにしたがって徐々に径が大きくなるように
形成されている。さらに固定側型部30の表面には充填
口5と連通するランナー8と、ランナー8と連通するキ
ャビティ7が凹設してある。
【0010】金型6の可動側は可動側取り付け板39
と、可動側取り付け板39の一方の表面に設けた枠状の
可動側間隔台40と、可動側間隔台40の先端に配設さ
れる可動側型板41と、可動側取り付け板39と可動側
型板41の間に配設された可動側エジェクタプレート4
2と、可動側型板41に設けた凹部43に収められた可
動側焼入れ板44及び可動側型部45と、可動側エジェ
クタプレート42から突設され成形体をキャビティ7か
ら脱型するためのノックアウトピン46とから構成され
ている。
【0011】可動側型部45の表面にはランナー8と、
ランナー8と連通するキャビティ7が凹設してあり、各
キャビティ7には上記ノックアウトピン46の先端を臨
ませてある。またスプルブッシュ1の先端と対向する位
置において可動側型部45の表面には断面略台形状のス
プルロック2が凹設してあり、このスプルロック2にも
ノックアウトピン46をその先端を臨ませて配設してあ
る。尚、18は固定側型部30或いは可動側型部45を
加熱する成形用加熱ヒーターである。
【0012】このように形成される金型6は、熱硬化性
樹脂を射出するノズル37を金型6のロケートリング2
5のノズル挿入部24から差し込んでノズルタッチ15
に当接して射出成形機にセットされる。そしてノズル3
7から金型6に溶融した熱硬化性樹脂12を射出し、熱
硬化性樹脂12をスプルブッシュ1のスプル34、充填
口5、ランナー8を通してキャビティ7に充填し、熱硬
化性樹脂12に熱を加えて硬化した後、金型6を開いて
成形体を取り出すことにより熱硬化性樹脂12の成形体
を成形することができる。
【0013】図2に示すように上記スプルブッシュ1の
外周には加熱手段3としてフレキシブルヒーターなどで
形成される加熱ヒーター4が巻回して設けてある。この
加熱ヒーター4はスプルブッシュ1のスプル34の断面
積に応じて巻回する密度を変化させてある。本実施例で
はスプルブッシュ1のノズルタッチ15側の端部付近、
つまりスプルブッシュ1のスプル34の口径が小さい方
の端部付近の外周には加熱ヒーター4を疎に巻き、スプ
ルブッシュ1のスプルロック2側の端部付近、つまりス
プルブッシュ1のスプル34の口径が大きい方の端部付
近の外周には加熱ヒーター4を密に巻き、スプルブッシ
ュ1の中央部付近の外周には疎と密の中間程度の密度で
加熱ヒーター4を巻いてある。このようにスプル34の
口径が小さい方の端部付近に加熱ヒーター4を疎に巻
き、スプル34の口径が大きい方の端部付近に加熱ヒー
ター4を密に巻くことによって、スプル34の口径が小
さい方の端部付近は低温で加熱し、スプルブッシュ1の
スプル34の口径が大きい方の端部付近は高温で加熱す
るようにしてある。
【0014】ノズル37からスプル34に充填された熱
硬化性樹脂12はスプル34の口径の小さい部分におい
て薄肉となり、スプル34の口径の大きい部分において
厚肉となるが、本実施例ではスプル34の口径が小さい
方の端部付近は低温で加熱し、スプルブッシュ1のスプ
ル34の口径が大きい方の端部付近は高温で加熱するよ
うにしてあるので、スプル34に充填された熱硬化性樹
脂12の薄肉部分12bは低温で加熱し、スプル34に
充填された熱硬化性樹脂12の厚肉部分12aは高温で
加熱することができ、硬化しにくい熱硬化性樹脂12の
厚肉部分12aを高温で加熱することによって厚肉部分
12aの硬化時間を早めることができる。
【0015】本実施例の上記金型6を用いてメラミンフ
ェノール樹脂を成形する場合には、スプル34の口径が
小さい方の端部付近の温度と口径が大きい方の端部付近
の温度差を100℃にするのがよい。そして射出圧17
00kgf/mm、成形温度170℃の成形条件でメラ
ミンフェノール樹脂を成形すると、成形時間が32秒と
なる。上記従来例では成形時間が34秒かかるので、本
実施例によって成形時間を2秒間短縮することができ
る。
【0016】図3には他の実施例が示してある。この実
施例ではスプルブッシュ1の外周にヒーター収納溝10
を凹設し、このヒーター収納溝10に加熱ヒーター4を
収納して配設してある。加熱ヒーター4は上記実施例と
同様に、スプルブッシュ1のスプル34の口径が小さい
方の端部付近の外周には加熱ヒーター4を疎に巻き、ス
プルブッシュ1のスプル34の口径が大きい方の端部付
近の外周には加熱ヒーター4を密に巻き、スプルブッシ
ュ1の中央部付近の外周には疎と密の中間程度の密度で
加熱ヒーター4を巻くようにしてある。
【0017】このようにスプルブッシュ1の外周にヒー
ター収納溝10を凹設し、このヒーター収納溝10に加
熱ヒーター4を収納して配設したので、スプルブッシュ
1と加熱ヒーター4との接触面積が大きくなり、熱伝導
の効率が良くなってスプル34に充填された熱硬化性樹
脂12の硬化を早めることができる。図4にはさらに他
の実施例が示してある。この実施例では、スプルブッシ
ュ1のノズルタッチ15側の端部付近、つまりスプルブ
ッシュ1のスプル34の口径が小さい方の端部付近の外
周には低ワット数の加熱ヒーター4aを巻き、スプルブ
ッシュ1のスプルロック2側の端部付近、つまりスプル
ブッシュ1のスプル34の口径が大きい方の端部付近の
外周には高ワット数の加熱ヒーター4cを巻き、スプル
ブッシュ1の中央部付近の外周には中ワット数の加熱ヒ
ーター4bを巻くようにしてある。スプル34の断面積
と加熱ヒーター4のワット数は比例関係になっており、
例えばスプル34の断面積が、口径が小さい方の端部付
近で40mm、スプルブッシュ1の中央部付近で80m
m、口径が大きい方の端部付近で120mmとなってい
る場合には、加熱ヒーター4aとしてワット数が100
のものを、加熱ヒーター4bとしてワット数が200の
ものを、加熱ヒーター4cとしてワット数が300のも
のをそれぞれ用いることができる。
【0018】このようにスプル34の口径が小さい方の
端部付近に低ワット数の加熱ヒーター4aを巻き、スプ
ル34の口径が大きい方の端部付近に高ワット数の加熱
ヒーター4cを巻くことによって、スプル34の口径が
小さい方の端部付近は低温で加熱し、スプルブッシュ1
のスプル34の口径が大きい方の端部付近は高温で加熱
することができるようにしてある。そしてスプル34の
口径が小さい方の端部付近は低温で加熱し、スプルブッ
シュ1のスプル34の口径が大きい方の端部付近は高温
で加熱することで、スプル34に充填された熱硬化性樹
脂12の薄肉部分12bは低温で加熱し、スプル34に
充填された熱硬化性樹脂12の厚肉部分12aは高温で
加熱することができ、硬化しにくい熱硬化性樹脂12の
厚肉部分12aを高温で加熱することによって厚肉部分
12aの硬化時間を早めることができる。
【0019】
【発明の効果】上記のように本発明は、スプルブッシュ
にスプルの小径のノズルタッチ側を低温側とし、大径の
スプルロック側を高温側とする温度差ができるように加
熱する加熱手段を設けたので、スプルロックに近い側に
おいて形成される熱硬化性樹脂の厚肉部分を、スプルブ
ッシュのノズルタッチ側に形成される熱硬化性樹脂の薄
肉部分よりも強く加熱して、熱硬化性樹脂の厚肉部分の
硬化を早めることによって、熱硬化性樹脂の厚肉部分の
膨張の発生を防ぐことができて、成形サイクルを大幅に
短縮することができるものである。
【0020】また、スプルの断面積に応じてワット数を
変化させた加熱ヒーターを加熱手段としてスプルブッシ
ュに設けたので、スプルブッシュの断面積が大きい部分
に形成される熱硬化性樹脂の熱硬化性樹脂の厚肉部分を
高いワット数の加熱ヒーターで加熱することによって熱
硬化性樹脂の厚肉部分の硬化を早めることができ、熱硬
化性樹脂の厚肉部分の膨張の発生を防ぐことができて成
形サイクルを大幅に短縮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の一部を拡大した概略図である。
【図3】同上の他の実施例を示す一部を拡大した概略図
である。
【図4】同上のさらに他の実施例を示す一部を拡大した
概略図である。
【符号の説明】
1 スプルブッシュ 2 スプルロック 3 加熱手段 4 加熱ヒーター 15 ノズルタッチ 34 スプル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本実施例の上記金型6を用いてメラミンフ
ェノール樹脂を成形する場合には、スプル34の口径が
小さい方の端部付近の温度と口径が大きい方の端部付近
の温度差を100℃にするのがよい。そして射出圧17
00kgf/mm2 、成形温度170℃の成形条件でメ
ラミンフェノール樹脂を成形すると、成形時間が32秒
となる。上記従来例では成形時間が34秒かかるので、
本実施例によって成形時間を2秒間短縮することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住田 安弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 服部 和生 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプルブッシュにスプルの小径のノズル
    タッチ側を低温側とし、大径のスプルロック側を高温側
    とする温度差ができるように加熱する加熱手段を設けて
    成ることを特徴とする熱硬化性樹脂の成形金型。
  2. 【請求項2】 スプルの断面積に応じてワット数を変化
    させた加熱ヒーターを加熱手段としてスプルブッシュに
    設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性
    樹脂の成形金型。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061677A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Olympus Corp 成形用金型装置
WO2018003882A1 (ja) * 2016-06-29 2018-01-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 スプルブッシュ

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