JPH08281737A - 射出圧縮成形装置 - Google Patents
射出圧縮成形装置Info
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- JPH08281737A JPH08281737A JP7091127A JP9112795A JPH08281737A JP H08281737 A JPH08281737 A JP H08281737A JP 7091127 A JP7091127 A JP 7091127A JP 9112795 A JP9112795 A JP 9112795A JP H08281737 A JPH08281737 A JP H08281737A
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- resin
- sprue
- cavity
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C45/2642—Heating or cooling means therefor
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂成形板の製造の更なる高サイクル化を図
ることができる射出圧縮成形装置を提供する。 【構成】 キャビティＣ１に形成された光ディスク１Ａ
を冷却する冷却水流通路Ｒ６、Ｒ７と、スプルー７Ａを
冷却する冷却水流通路Ｒ２と、冷却水流通路Ｒ２の周囲
に設けられ、光ディスク１Ａに対して断熱する断熱スリ
ーブ２１ａとを備え、冷却水流通路Ｒ２には、冷却水流
通路Ｒ６、Ｒ７の冷却水より低い温度の冷却水を流通さ
せることを特徴とする。
ることができる射出圧縮成形装置を提供する。 【構成】 キャビティＣ１に形成された光ディスク１Ａ
を冷却する冷却水流通路Ｒ６、Ｒ７と、スプルー７Ａを
冷却する冷却水流通路Ｒ２と、冷却水流通路Ｒ２の周囲
に設けられ、光ディスク１Ａに対して断熱する断熱スリ
ーブ２１ａとを備え、冷却水流通路Ｒ２には、冷却水流
通路Ｒ６、Ｒ７の冷却水より低い温度の冷却水を流通さ
せることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の樹
脂成形板を成形する射出圧縮成形装置に係わり、特に、
樹脂成形板の製造の高サイクル化を図ることができる射
出圧縮成形装置に関するものである。
脂成形板を成形する射出圧縮成形装置に係わり、特に、
樹脂成形板の製造の高サイクル化を図ることができる射
出圧縮成形装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】光磁気ディスク等の樹脂成形板は、高精
度、高精密化を要求されるため、キャビティ内に充填さ
れた樹脂を強制的に加圧して、硬化時の樹脂のひけを防
止する射出圧縮成形装置を用いて射出成形されるのが一
般的である。
度、高精密化を要求されるため、キャビティ内に充填さ
れた樹脂を強制的に加圧して、硬化時の樹脂のひけを防
止する射出圧縮成形装置を用いて射出成形されるのが一
般的である。
【０００３】この種の射出圧縮成形装置は、図２に示す
ように、樹脂成形板１用のキャビティＣ１１を形成する
固定金型３及び可動金型４と、キャビティＣ１１に樹脂
通路Ｒ１１を介して樹脂を射出する射出ノズル６等の射
出手段と、キャビティＣ１１に樹脂が充填された後に可
動金型４をキャビティＣ１１側に微小移動させてキャビ
ティＣ１１内の樹脂を強制的に加圧する図示しない油圧
シリンダとを基本構成としている。
ように、樹脂成形板１用のキャビティＣ１１を形成する
固定金型３及び可動金型４と、キャビティＣ１１に樹脂
通路Ｒ１１を介して樹脂を射出する射出ノズル６等の射
出手段と、キャビティＣ１１に樹脂が充填された後に可
動金型４をキャビティＣ１１側に微小移動させてキャビ
ティＣ１１内の樹脂を強制的に加圧する図示しない油圧
シリンダとを基本構成としている。
【０００４】また、そのような射出圧縮成形装置の内に
は、樹脂成形板１の硬化を速めてその製造の高サイクル
化を図る目的で、キャビティＣ１１に形成された樹脂成
形板１又は樹脂通路Ｒ１１に形成されたスプルー７を冷
却する冷却水流通路Ｒ１２を設けたものが提案されてい
る。
は、樹脂成形板１の硬化を速めてその製造の高サイクル
化を図る目的で、キャビティＣ１１に形成された樹脂成
形板１又は樹脂通路Ｒ１１に形成されたスプルー７を冷
却する冷却水流通路Ｒ１２を設けたものが提案されてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような射
出圧縮成形装置では、キャビティＣ１１に樹脂が充填さ
れた後に可動金型４をキャビティＣ１１側に微小移動さ
せてキャビティＣ１１内の樹脂を強制的に加圧し、冷却
水流通路Ｒ１２に冷却水を流通させてスプルー７と樹脂
成形板１の硬化を行うときには、図３に示すようにスプ
ルー７の樹脂成形板１側の根元部７ａの温度が、樹脂成
形板１の温度に比して高くなっている。よって、樹脂成
形板１の硬化に比して、スプルー７の根元部７ａの硬化
が遅い。このように、樹脂成形板１とスプルー７の根元
部７ａでは硬化進行具合のバランスが崩れているため、
成形サイクルを短縮するためには、スプルー固化時間の
短縮が課題となっていた。スプルー固化を速めるために
は、スプルー冷却用の冷却水流通路Ｒ１２の水温を下げ
ることが考えられる。ところが、水温を下げると、その
温度の影響がスプルー７周辺の入れ子部品に及び、キャ
ビティＣ１１表面の内周部と外周部に温度差が生じてし
まう。その結果、樹脂成形板１に内部歪みが生ずる。こ
のため、更なる高サイクル化を図ることは難しかった。
出圧縮成形装置では、キャビティＣ１１に樹脂が充填さ
れた後に可動金型４をキャビティＣ１１側に微小移動さ
せてキャビティＣ１１内の樹脂を強制的に加圧し、冷却
水流通路Ｒ１２に冷却水を流通させてスプルー７と樹脂
成形板１の硬化を行うときには、図３に示すようにスプ
ルー７の樹脂成形板１側の根元部７ａの温度が、樹脂成
形板１の温度に比して高くなっている。よって、樹脂成
形板１の硬化に比して、スプルー７の根元部７ａの硬化
が遅い。このように、樹脂成形板１とスプルー７の根元
部７ａでは硬化進行具合のバランスが崩れているため、
成形サイクルを短縮するためには、スプルー固化時間の
短縮が課題となっていた。スプルー固化を速めるために
は、スプルー冷却用の冷却水流通路Ｒ１２の水温を下げ
ることが考えられる。ところが、水温を下げると、その
温度の影響がスプルー７周辺の入れ子部品に及び、キャ
ビティＣ１１表面の内周部と外周部に温度差が生じてし
まう。その結果、樹脂成形板１に内部歪みが生ずる。こ
のため、更なる高サイクル化を図ることは難しかった。
【０００６】本発明は、上記事情に鑑み、樹脂成形板の
製造の更なる高サイクル化を図ることができる射出圧縮
成形装置を提供することを目的としている。
製造の更なる高サイクル化を図ることができる射出圧縮
成形装置を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の射出圧縮
成形装置は、樹脂成形板用のキャビティを形成する金型
と、キャビティに樹脂通路を介して樹脂を射出する射出
手段と、キャビティに形成された樹脂成形板又は樹脂通
路に形成されたスプルーを冷却する冷却水流通手段とを
備える射出圧縮成形装置であって、冷却水流通手段が、
樹脂成形板を冷却する樹脂成形板用冷却水流通手段と、
スプルーを冷却するスプルー用冷却水流通手段とからな
り、スプルー用冷却水流通手段は、樹脂成形板用冷却水
流通手段の冷却水より低い温度の冷却水を流通させ、ス
プルー用冷却水流通手段の周囲には、樹脂成形板に対し
て断熱する断熱手段が設けられていることを特徴とす
る。
成形装置は、樹脂成形板用のキャビティを形成する金型
と、キャビティに樹脂通路を介して樹脂を射出する射出
手段と、キャビティに形成された樹脂成形板又は樹脂通
路に形成されたスプルーを冷却する冷却水流通手段とを
備える射出圧縮成形装置であって、冷却水流通手段が、
樹脂成形板を冷却する樹脂成形板用冷却水流通手段と、
スプルーを冷却するスプルー用冷却水流通手段とからな
り、スプルー用冷却水流通手段は、樹脂成形板用冷却水
流通手段の冷却水より低い温度の冷却水を流通させ、ス
プルー用冷却水流通手段の周囲には、樹脂成形板に対し
て断熱する断熱手段が設けられていることを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】請求項１記載の射出圧縮成形装置によれば、ス
プルー用冷却水流通手段の周囲に、樹脂成形板に対して
断熱する断熱手段を設けたので、スプルー用冷却水流通
手段の冷却水により、樹脂成形板が冷却されることを防
止することができる。その上で、スプルー用冷却水流通
手段は、樹脂成形板用冷却水流通手段の冷却水より低い
温度の冷却水を流通させているので、樹脂成形板より高
温のスプルーの冷却、即ち、硬化の進行を速めることが
できる。これにより、樹脂成形板とスプルーとの硬化進
行具合の差異を低減することができる。
プルー用冷却水流通手段の周囲に、樹脂成形板に対して
断熱する断熱手段を設けたので、スプルー用冷却水流通
手段の冷却水により、樹脂成形板が冷却されることを防
止することができる。その上で、スプルー用冷却水流通
手段は、樹脂成形板用冷却水流通手段の冷却水より低い
温度の冷却水を流通させているので、樹脂成形板より高
温のスプルーの冷却、即ち、硬化の進行を速めることが
できる。これにより、樹脂成形板とスプルーとの硬化進
行具合の差異を低減することができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図１は本発明の射出圧縮成形装置１００の一実施
例の要部を示す断面図であり、この射出圧縮成形装置１
００は、樹脂成形板として光ディスク１Ａを射出成形す
る場合の実施例である。
する。図１は本発明の射出圧縮成形装置１００の一実施
例の要部を示す断面図であり、この射出圧縮成形装置１
００は、樹脂成形板として光ディスク１Ａを射出成形す
る場合の実施例である。
【００１０】射出圧縮成形装置１００は、概して、固定
型部５１と可動型部５２からなる金型機構５０と、射出
ノズル６１から金型機構５０に樹脂を射出する射出機構
６０と、金型機構５０の固定型部５１に対する可動型部
５２の型締め及び型開きを行う図示しない型締め機構と
からなっている。
型部５１と可動型部５２からなる金型機構５０と、射出
ノズル６１から金型機構５０に樹脂を射出する射出機構
６０と、金型機構５０の固定型部５１に対する可動型部
５２の型締め及び型開きを行う図示しない型締め機構と
からなっている。
【００１１】金型機構５０の固定型部５１は、図１上部
に配置された固定盤１０を有しており、固定盤１０の中
央部には、図１上下に貫通した嵌合孔１１が形成されて
いる。嵌合孔１１には、スプルーブッシュ１２が嵌着さ
れており、スプルーブッシュ１２の図１下部は、固定盤
１０の図１下面より下方に突出している。スプルーブッ
シュ１２の内部には、図１上下に樹脂通路Ｒ１が形成さ
れており、樹脂通路Ｒ１の下端には、放射方向に伸びる
ディスクゲートＧが形成されている。スプルーブッシュ
１２の図１上部には、射出装置６０の射出ノズル６１
が、樹脂通路Ｒ１の図１上端に連通するように設けられ
ている。
に配置された固定盤１０を有しており、固定盤１０の中
央部には、図１上下に貫通した嵌合孔１１が形成されて
いる。嵌合孔１１には、スプルーブッシュ１２が嵌着さ
れており、スプルーブッシュ１２の図１下部は、固定盤
１０の図１下面より下方に突出している。スプルーブッ
シュ１２の内部には、図１上下に樹脂通路Ｒ１が形成さ
れており、樹脂通路Ｒ１の下端には、放射方向に伸びる
ディスクゲートＧが形成されている。スプルーブッシュ
１２の図１上部には、射出装置６０の射出ノズル６１
が、樹脂通路Ｒ１の図１上端に連通するように設けられ
ている。
【００１２】また、スプルーブッシュ１２には、樹脂通
路Ｒ１の図１下部を包囲する帯状の冷却水流通路Ｒ２
と、冷却水流通路Ｒ２に摂氏３０度から摂氏８０度程度
の冷却水を供給する冷却水供給路Ｒ３と、冷却水流通路
Ｒ３から冷却水を排出する冷却水排出路Ｒ４とからなる
スプルー用冷却水流通手段が設けられている。
路Ｒ１の図１下部を包囲する帯状の冷却水流通路Ｒ２
と、冷却水流通路Ｒ２に摂氏３０度から摂氏８０度程度
の冷却水を供給する冷却水供給路Ｒ３と、冷却水流通路
Ｒ３から冷却水を排出する冷却水排出路Ｒ４とからなる
スプルー用冷却水流通手段が設けられている。
【００１３】固定盤１０の図１下面には、概略ドーナツ
円板状の固定金型２０が、スプルーブッシュ１２を挿通
嵌合させて取り付けられており、固定金型２０のスプル
ーブッシュ１２との嵌合部は、嵌合スリーブ２１からな
っている。嵌合スリーブ２１は、その内周面を形成する
断熱スリーブ２１ａを有しており、断熱スリーブ２１ａ
は、例えば、主にポリイミド樹脂を成形して形成された
デュポン社製のベスペル等の耐熱性及び断熱効果の高い
材料からなっている。
円板状の固定金型２０が、スプルーブッシュ１２を挿通
嵌合させて取り付けられており、固定金型２０のスプル
ーブッシュ１２との嵌合部は、嵌合スリーブ２１からな
っている。嵌合スリーブ２１は、その内周面を形成する
断熱スリーブ２１ａを有しており、断熱スリーブ２１ａ
は、例えば、主にポリイミド樹脂を成形して形成された
デュポン社製のベスペル等の耐熱性及び断熱効果の高い
材料からなっている。
【００１４】固定金型２０の図１下面側は、ドーナツ円
盤状の光ディスク１Ａを形成するキャビティＣ１の図１
上面及び内周面を形成しており、固定金型２０の図１上
部には、樹脂成形板用冷却水供給手段としての冷却水流
通路Ｒ６がキャビティＣ１に沿って多数配設されてお
り、この冷却水流通路Ｒ６には、摂氏１００度から摂氏
１２０度程度の冷却水が流通される。
盤状の光ディスク１Ａを形成するキャビティＣ１の図１
上面及び内周面を形成しており、固定金型２０の図１上
部には、樹脂成形板用冷却水供給手段としての冷却水流
通路Ｒ６がキャビティＣ１に沿って多数配設されてお
り、この冷却水流通路Ｒ６には、摂氏１００度から摂氏
１２０度程度の冷却水が流通される。
【００１５】固定金型２０の周縁部には、図１下方に突
出した環状の嵌合凸部２２が形成されており、嵌合凸部
２２の外周面２２ａは、図１下方に向けてテーパーして
いる。
出した環状の嵌合凸部２２が形成されており、嵌合凸部
２２の外周面２２ａは、図１下方に向けてテーパーして
いる。
【００１６】金型機構５０の可動型部５２は、図１下部
に配置された可動盤３０を有しており、可動盤３０に
は、概略筒状のハウジング３１がその開口部３１ａを図
１上方に向けて設けられている。開口部３１ａの内周面
は、可動金型嵌合面３１ｂと、その更に図１上端側で拡
径形成された固定金型嵌合面３１ｃと、可動金型嵌合面
３１ｂと固定金型嵌合面３１ｃとの間をつなぐ段面３１
ｄとを有している。固定金型嵌合面３１ｃは、図１上方
に向けて末広がりに形成されており、固定金型嵌合面３
１ｃには、固定金型２０の嵌合凸部２２の外周面２２ａ
が、そのテーパーにより固定金型２０を調芯するように
嵌合している。また、固定金型２０の嵌合凸部２２の端
面２２ｂは、ハウジング３１の段面３１ｄに底突きされ
ている。
に配置された可動盤３０を有しており、可動盤３０に
は、概略筒状のハウジング３１がその開口部３１ａを図
１上方に向けて設けられている。開口部３１ａの内周面
は、可動金型嵌合面３１ｂと、その更に図１上端側で拡
径形成された固定金型嵌合面３１ｃと、可動金型嵌合面
３１ｂと固定金型嵌合面３１ｃとの間をつなぐ段面３１
ｄとを有している。固定金型嵌合面３１ｃは、図１上方
に向けて末広がりに形成されており、固定金型嵌合面３
１ｃには、固定金型２０の嵌合凸部２２の外周面２２ａ
が、そのテーパーにより固定金型２０を調芯するように
嵌合している。また、固定金型２０の嵌合凸部２２の端
面２２ｂは、ハウジング３１の段面３１ｄに底突きされ
ている。
【００１７】ハウジング３１の開口端部３１ａの可動金
型嵌合面３１ｂには、ドーナツ円板状の可動金型４０の
外周面４１の図１下端が、ハウジング３１及び可動盤３
０に対して図１上下方向に微小移動自在に嵌合されてい
る。この可動金型４０の外周面４１とハウジング３１の
固定金型嵌合面３１ｂと段面３１ｄとにより嵌合凹部５
２ａが形成されている。
型嵌合面３１ｂには、ドーナツ円板状の可動金型４０の
外周面４１の図１下端が、ハウジング３１及び可動盤３
０に対して図１上下方向に微小移動自在に嵌合されてい
る。この可動金型４０の外周面４１とハウジング３１の
固定金型嵌合面３１ｂと段面３１ｄとにより嵌合凹部５
２ａが形成されている。
【００１８】可動金型４０の上面は、ドーナツ円盤状の
光ディスク１Ａを形成する前記キャビティＣ１の下面を
形成しており、可動金型４０の上面には情報を転写する
図示しないスタンパが装着されている。可動金型４０の
図１下部には、樹脂成形板用冷却水供給手段としての冷
却水流通路Ｒ７がキャビティＣ１に沿って多数配設され
ている。この冷却水流通路Ｒ７には、摂氏１００度から
摂氏１２０度程度の冷却水が流通される。
光ディスク１Ａを形成する前記キャビティＣ１の下面を
形成しており、可動金型４０の上面には情報を転写する
図示しないスタンパが装着されている。可動金型４０の
図１下部には、樹脂成形板用冷却水供給手段としての冷
却水流通路Ｒ７がキャビティＣ１に沿って多数配設され
ている。この冷却水流通路Ｒ７には、摂氏１００度から
摂氏１２０度程度の冷却水が流通される。
【００１９】可動金型４０の内周部は、キャビティＣ１
で成形された光ディスク１Ａを突き出す筒状のエジェク
タ４２からなり、エジェクタ４２の内部には、固定金型
２０の嵌合スリーブ２１内部に向けて移動駆動され、デ
ィスクゲートＧを突き押して切断するゲートカット４３
が内蔵されている。
で成形された光ディスク１Ａを突き出す筒状のエジェク
タ４２からなり、エジェクタ４２の内部には、固定金型
２０の嵌合スリーブ２１内部に向けて移動駆動され、デ
ィスクゲートＧを突き押して切断するゲートカット４３
が内蔵されている。
【００２０】射出圧縮成形装置１００は以上のような構
成を有するので、まず、射出機構６０の射出ノズル６１
から樹脂通路Ｒ１及びディスクゲートＧを介してキャビ
ティＣ１に樹脂を射出充填した後に、可動金型４０を固
定金型２０側に微小移動させ、充填された樹脂を強制的
に加圧することにより、硬化時の樹脂のひけを防止する
と共に密度分布の均一化を図ることができる。これによ
り、光ディスク１Ａの低歪み化、スタンパからの転写性
の向上、複屈折を含む光学特性の向上等を図ることがで
きる。即ち、高精度、高精密の光ディスク１Ａを成形す
ることができる。
成を有するので、まず、射出機構６０の射出ノズル６１
から樹脂通路Ｒ１及びディスクゲートＧを介してキャビ
ティＣ１に樹脂を射出充填した後に、可動金型４０を固
定金型２０側に微小移動させ、充填された樹脂を強制的
に加圧することにより、硬化時の樹脂のひけを防止する
と共に密度分布の均一化を図ることができる。これによ
り、光ディスク１Ａの低歪み化、スタンパからの転写性
の向上、複屈折を含む光学特性の向上等を図ることがで
きる。即ち、高精度、高精密の光ディスク１Ａを成形す
ることができる。
【００２１】次に、キャビティＣ１内の光ディスク１Ａ
及び樹脂通路Ｒ１のスプルー７Ａの硬化過程において
は、スプルー７Ａの周囲に設けられた冷却水流通路Ｒ２
に摂氏３０度から摂氏８０度程度の冷却水を流通させ
て、樹脂の射出圧縮直後ではキャビティＣ１内の光ディ
スク１Ａより高温且つ厚肉のスプルー７Ａの、特に根元
部を急速に冷却し、固定金型２０及び可動金型４０に設
けられた冷却水流通路Ｒ６、Ｒ７に摂氏１００度から摂
氏１２０度程度の冷却水を流通させて、スプルー７Ａに
比して高い温度でキャビティＣ１内の光ディスク１Ａを
冷却する。この際、スプルー７Ａが形成されたスプルー
ブッシュ１２に嵌合した嵌合スリーブ２１の内周面に断
熱スリーブ２１ａを設けたので、冷却水流通路Ｒ２に流
通される低温の冷却水により、キャビティＣ１内の光デ
ィスク１Ａ内周側の急速冷却は防止される。
及び樹脂通路Ｒ１のスプルー７Ａの硬化過程において
は、スプルー７Ａの周囲に設けられた冷却水流通路Ｒ２
に摂氏３０度から摂氏８０度程度の冷却水を流通させ
て、樹脂の射出圧縮直後ではキャビティＣ１内の光ディ
スク１Ａより高温且つ厚肉のスプルー７Ａの、特に根元
部を急速に冷却し、固定金型２０及び可動金型４０に設
けられた冷却水流通路Ｒ６、Ｒ７に摂氏１００度から摂
氏１２０度程度の冷却水を流通させて、スプルー７Ａに
比して高い温度でキャビティＣ１内の光ディスク１Ａを
冷却する。この際、スプルー７Ａが形成されたスプルー
ブッシュ１２に嵌合した嵌合スリーブ２１の内周面に断
熱スリーブ２１ａを設けたので、冷却水流通路Ｒ２に流
通される低温の冷却水により、キャビティＣ１内の光デ
ィスク１Ａ内周側の急速冷却は防止される。
【００２２】従って、キャビティＣ１内の光ディスク１
Ａに比して、この光ディスク１Ａより高温且つ厚肉のス
プルー７Ａの冷却、即ち、硬化の進行を速めることがで
きるので、光ディスク１Ａとスプルー７Ａとの硬化進行
具合の差異を低減することができる。これにより、光デ
ィスク１Ａの冷却を、従来に比して急速に行っても、内
部歪みは低く抑えられるため、急速な硬化が可能とな
る。よって、光ディスク１Ａの製造の更なる高サイクル
化を図ることができる。
Ａに比して、この光ディスク１Ａより高温且つ厚肉のス
プルー７Ａの冷却、即ち、硬化の進行を速めることがで
きるので、光ディスク１Ａとスプルー７Ａとの硬化進行
具合の差異を低減することができる。これにより、光デ
ィスク１Ａの冷却を、従来に比して急速に行っても、内
部歪みは低く抑えられるため、急速な硬化が可能とな
る。よって、光ディスク１Ａの製造の更なる高サイクル
化を図ることができる。
【００２３】尚、上記実施例においては、断熱手段とし
て断熱スリーブ２１ａを設けたが、その断熱スリーブ２
１ａに代えて、空気層を設ける構成としてもよい。
て断熱スリーブ２１ａを設けたが、その断熱スリーブ２
１ａに代えて、空気層を設ける構成としてもよい。
【００２４】また、上記実施例では、光ディスク１Ａを
製造する射出圧縮成形装置１００の場合について説明し
たが、他の光磁気ディスクやプラスチックレンズ等を製
造する射出圧縮成形装置であってもよいことは勿論であ
る。
製造する射出圧縮成形装置１００の場合について説明し
たが、他の光磁気ディスクやプラスチックレンズ等を製
造する射出圧縮成形装置であってもよいことは勿論であ
る。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載の射出圧縮成形装置によれ
ば、樹脂成形板とスプルーとの硬化進行具合の差異を低
減することができ、樹脂成形板は全面均一な冷却が可能
となるので、従来に比して、急速な冷却を行っても、樹
脂成形板の内部歪みの発生を防止することができる。よ
って、樹脂成形板の製造の更なる高サイクル化を図るこ
とができる。
ば、樹脂成形板とスプルーとの硬化進行具合の差異を低
減することができ、樹脂成形板は全面均一な冷却が可能
となるので、従来に比して、急速な冷却を行っても、樹
脂成形板の内部歪みの発生を防止することができる。よ
って、樹脂成形板の製造の更なる高サイクル化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の射出圧縮成形装置の要部を示す断面
図である。
図である。
【図２】 従来の射出圧縮成形装置の一例を示す図であ
る。
る。
【図３】 硬化時の樹脂成形板とスプルーの温度分布を
示す図である。
示す図である。
１Ａ…光ディスク（樹脂成形板） ７Ａ…スプルー ２０…固定金型（金型） ２１ａ…断熱スリーブ（断熱手段） ４０…可動金型（金型） ６０…射出機構（射出手段） Ｃ１…キャビティ Ｒ１…樹脂通路 Ｒ２…冷却水流通路（冷却水流通手段、スプルー用冷却
水流通手段） Ｒ３…冷却水供給路（冷却水流通手段、スプルー用冷却
水流通手段） Ｒ４…冷却水排出路（冷却水流通手段、スプルー用冷却
水流通手段） Ｒ６…冷却水流通路（冷却水流通手段、樹脂成形板用冷
却水流通手段） Ｒ７…冷却水流通路（冷却水流通手段、樹脂成形板用冷
却水流通手段）
水流通手段） Ｒ３…冷却水供給路（冷却水流通手段、スプルー用冷却
水流通手段） Ｒ４…冷却水排出路（冷却水流通手段、スプルー用冷却
水流通手段） Ｒ６…冷却水流通路（冷却水流通手段、樹脂成形板用冷
却水流通手段） Ｒ７…冷却水流通路（冷却水流通手段、樹脂成形板用冷
却水流通手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 樹脂成形板用のキャビティを形成する金
型と、前記キャビティに樹脂通路を介して樹脂を射出す
る射出手段と、前記キャビティに形成された樹脂成形板
又は前記樹脂通路に形成されたスプルーを冷却する冷却
水流通手段とを備える射出圧縮成形装置であって、 前記冷却水流通手段が、前記樹脂成形板を冷却する樹脂
成形板用冷却水流通手段と、前記スプルーを冷却するス
プルー用冷却水流通手段とからなり、 前記スプルー用冷却水流通手段は、前記樹脂成形板用冷
却水流通手段の冷却水より低い温度の冷却水を流通さ
せ、 前記スプルー用冷却水流通手段の周囲には、前記樹脂成
形板に対して断熱する断熱手段が設けられていることを
特徴とする射出圧縮成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09112795A JP3240877B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 射出圧縮成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09112795A JP3240877B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 射出圧縮成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281737A true JPH08281737A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3240877B2 JP3240877B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=14017874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09112795A Expired - Fee Related JP3240877B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 射出圧縮成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3240877B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6881051B2 (en) * | 2000-03-24 | 2005-04-19 | Pioneer Corporation | Mold for injection molding of disc substrate |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102458513B1 (ko) * | 2021-01-15 | 2022-10-26 | 주식회사 세코닉스 | 렌즈 금형 구조물 |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP09112795A patent/JP3240877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6881051B2 (en) * | 2000-03-24 | 2005-04-19 | Pioneer Corporation | Mold for injection molding of disc substrate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3240877B2 (ja) | 2001-12-25 |
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