JP3427561B2 - 金型装置 - Google Patents
金型装置Info
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- JP3427561B2 JP3427561B2 JP9112895A JP9112895A JP3427561B2 JP 3427561 B2 JP3427561 B2 JP 3427561B2 JP 9112895 A JP9112895 A JP 9112895A JP 9112895 A JP9112895 A JP 9112895A JP 3427561 B2 JP3427561 B2 JP 3427561B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2602—Mould construction elements
- B29C45/2606—Guiding or centering means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク等の製
品を成形する金型装置に係わり、特に、メンテナンスの
簡便化を図ることができる金型装置に関する。
品を成形する金型装置に係わり、特に、メンテナンスの
簡便化を図ることができる金型装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、光磁気ディスクは、高精度、高
精密化を要求されるため、キャビティ内に充填された樹
脂を強制的に加圧して、硬化時の樹脂のひけを防止する
射出圧縮成形法により射出成形されるのが一般的であ
る。
精密化を要求されるため、キャビティ内に充填された樹
脂を強制的に加圧して、硬化時の樹脂のひけを防止する
射出圧縮成形法により射出成形されるのが一般的であ
る。
【０００３】その射出圧縮成形に用いられる金型装置５
０Ａは、図４に示すように、型締め時に内部にキャビテ
ィＣ１１を形成する固定金型１と可動金型２とを備える
固定型部３と可動型部４とを有しており、可動型部４
は、固定型部３に対して型締め、型開き自在に設けられ
ている。可動金型２は、可動型部４のハウジング５内を
キャビティＣ１１側に微小移動自在に設けられている。
よって、固定金型３に設けられた射出機構６の射出ノズ
ル６ａからキャビティＣ１１に樹脂が射出充填された後
には、可動金型２をキャビティＣ１１側に微小移動させ
ることにより、硬化時の樹脂のひけを防止することがで
き、高精度、高精密な光磁気ディスクを成形することが
できる。
０Ａは、図４に示すように、型締め時に内部にキャビテ
ィＣ１１を形成する固定金型１と可動金型２とを備える
固定型部３と可動型部４とを有しており、可動型部４
は、固定型部３に対して型締め、型開き自在に設けられ
ている。可動金型２は、可動型部４のハウジング５内を
キャビティＣ１１側に微小移動自在に設けられている。
よって、固定金型３に設けられた射出機構６の射出ノズ
ル６ａからキャビティＣ１１に樹脂が射出充填された後
には、可動金型２をキャビティＣ１１側に微小移動させ
ることにより、硬化時の樹脂のひけを防止することがで
き、高精度、高精密な光磁気ディスクを成形することが
できる。
【０００４】また、特に、光磁気ディスク等の円盤状の
製品を形成する際には、固定金型１と可動金型２との高
精度の調心が要求されるため、可動型部４には、可動金
型２の外面２ａと、ハウジング５の端部内壁に形成され
た環状の切欠部５ａとからなる環状の嵌合凹部８が形成
され、固定型部３は、嵌合凹部８に嵌合する環状の嵌合
凸部９を有する環状部材１９を備えており、可動型部４
を固定型部３に型締めするときに、嵌合凸部９の外面９
ａが嵌合凹部８のテーパー面８ａに係合して調心され、
嵌合凸部９の内面９ｂは、可動金型２の外面２ａを案内
して、固定金型１に対する可動金型２の調心の精度を更
に向上するようになっている。また、嵌合凸部９の外面
９ａには、耐摩耗のためのテフロンコーティング１０が
施されている。
製品を形成する際には、固定金型１と可動金型２との高
精度の調心が要求されるため、可動型部４には、可動金
型２の外面２ａと、ハウジング５の端部内壁に形成され
た環状の切欠部５ａとからなる環状の嵌合凹部８が形成
され、固定型部３は、嵌合凹部８に嵌合する環状の嵌合
凸部９を有する環状部材１９を備えており、可動型部４
を固定型部３に型締めするときに、嵌合凸部９の外面９
ａが嵌合凹部８のテーパー面８ａに係合して調心され、
嵌合凸部９の内面９ｂは、可動金型２の外面２ａを案内
して、固定金型１に対する可動金型２の調心の精度を更
に向上するようになっている。また、嵌合凸部９の外面
９ａには、耐摩耗のためのテフロンコーティング１０が
施されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような金
型装置では、型締め時に、嵌合凸部９の外面９ａと嵌合
凹部８のテーパー面８ａとの間で、所謂、かじり等が生
じて、嵌合凸部９の外面９ａに施されたテフロンコーテ
ィング１０に損傷が生じた際には、固定金型１を取り外
して、嵌合凸部９のコーティング１０の補修若しくは嵌
合凸部９を有する環状部材１９の交換を行わなければら
ない。よって、そのメンテナンスが煩雑であるという問
題を有している。
型装置では、型締め時に、嵌合凸部９の外面９ａと嵌合
凹部８のテーパー面８ａとの間で、所謂、かじり等が生
じて、嵌合凸部９の外面９ａに施されたテフロンコーテ
ィング１０に損傷が生じた際には、固定金型１を取り外
して、嵌合凸部９のコーティング１０の補修若しくは嵌
合凸部９を有する環状部材１９の交換を行わなければら
ない。よって、そのメンテナンスが煩雑であるという問
題を有している。
【０００６】本発明は、上記事情に鑑み、メンテナンス
の簡便化を図ることができる金型装置を提供することを
目的としている。
の簡便化を図ることができる金型装置を提供することを
目的としている。
【０００７】
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の金型装置
は、型締め時に内部にキャビティを形成する固定型部と
可動型部とを有する金型装置であって、可動型部は、固
定型部に対して型締め、型開き自在に設けられ、ハウジ
ングとこのハウジング内をキャビティ側に微小移動自在
に設けられた可動金型とを備え、可動金型の外面とハウ
ジングの端部内壁に形成された環状の切欠部とからなる
環状の嵌合凹部が形成され、固定型部には、嵌合凹部に
嵌合する環状の嵌合凸部が形成され、可動型部を固定型
部に型締めするときに、嵌合凸部の外面が嵌合凹部のテ
ーパー面に係合するとともに、嵌合凸部の内面が可動金
型の外面を案内することを特徴とする。
は、型締め時に内部にキャビティを形成する固定型部と
可動型部とを有する金型装置であって、可動型部は、固
定型部に対して型締め、型開き自在に設けられ、ハウジ
ングとこのハウジング内をキャビティ側に微小移動自在
に設けられた可動金型とを備え、可動金型の外面とハウ
ジングの端部内壁に形成された環状の切欠部とからなる
環状の嵌合凹部が形成され、固定型部には、嵌合凹部に
嵌合する環状の嵌合凸部が形成され、可動型部を固定型
部に型締めするときに、嵌合凸部の外面が嵌合凹部のテ
ーパー面に係合するとともに、嵌合凸部の内面が可動金
型の外面を案内することを特徴とする。
【０００９】請求項２記載の金型装置は、請求項１に記
載の金型装置であって、嵌合凸部は、凸部本体と嵌合凸
部の外面を形成する耐摩耗部材とによりなり、この耐摩
耗部材が弾性を有することを特徴とする。
載の金型装置であって、嵌合凸部は、凸部本体と嵌合凸
部の外面を形成する耐摩耗部材とによりなり、この耐摩
耗部材が弾性を有することを特徴とする。
【００１０】
【００１１】
【作用】
請求項１記載の金型装置によれば、可動型部を
固定型部に型締めするときに、嵌合凸部の外面が嵌合凹
部のテーパー面に係合して調心されるとともに、嵌合凸
部の内面が可動金型の外面を案内して、固定型部に対す
る可動金型の調心の精度を更に向上することができる。
固定型部に型締めするときに、嵌合凸部の外面が嵌合凹
部のテーパー面に係合して調心されるとともに、嵌合凸
部の内面が可動金型の外面を案内して、固定型部に対す
る可動金型の調心の精度を更に向上することができる。
【００１２】請求項２記載の金型装置によれば、型締め
時に、嵌合凸部の外面と嵌合凹部のテーパー面との間
で、所謂、かじりが生じて、嵌合凸部の外面をなす耐摩
耗部材に損傷が生じた際には、その耐摩耗部材を取り外
して交換することができる。また、耐摩耗部材が弾性を
有するので、嵌合凸部が嵌合凹部に底突きした後にも、
その弾性によって固定型部に対する可動型部の調心を行
うことができる。
時に、嵌合凸部の外面と嵌合凹部のテーパー面との間
で、所謂、かじりが生じて、嵌合凸部の外面をなす耐摩
耗部材に損傷が生じた際には、その耐摩耗部材を取り外
して交換することができる。また、耐摩耗部材が弾性を
有するので、嵌合凸部が嵌合凹部に底突きした後にも、
その弾性によって固定型部に対する可動型部の調心を行
うことができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図１は本発明を適用した射出圧縮成形機１００の
一実施例の要部を示す断面図であり、この射出圧縮成形
機１００は、光ディスクＤを射出成形するものである。
する。図１は本発明を適用した射出圧縮成形機１００の
一実施例の要部を示す断面図であり、この射出圧縮成形
機１００は、光ディスクＤを射出成形するものである。
【００１４】射出圧縮成形機１００は、概して、固定型
部５１と可動型部５２からなる金型装置５０と、射出ノ
ズル６１から金型装置５０に樹脂を射出する射出装置６
０と、金型装置５０の固定型部５１に対する可動型部５
２の型締め及び型開きを行う図示しない型締め装置とか
らなっている。
部５１と可動型部５２からなる金型装置５０と、射出ノ
ズル６１から金型装置５０に樹脂を射出する射出装置６
０と、金型装置５０の固定型部５１に対する可動型部５
２の型締め及び型開きを行う図示しない型締め装置とか
らなっている。
【００１５】金型装置５０の固定型部５１は、図１上
部、即ち、上部に配置された固定盤１０を有しており、
固定盤１０の中央部には、上下に貫通した嵌合孔１１が
形成されている。嵌合孔１１には、スプルーブッシュ１
２が嵌着されており、スプルーブッシュ１２の下部は、
固定盤１０の下面より下方に突出している。スプルーブ
ッシュ１２の内部には、上下に樹脂通路Ｒ１が形成され
ており、樹脂通路Ｒ１の下端には、放射方向に伸びるデ
ィスクゲートＧが形成されている。スプルーブッシュ１
２の上部には、射出装置６０の射出ノズル６１が、樹脂
通路Ｒ１の上端に連通するように設けられている。
部、即ち、上部に配置された固定盤１０を有しており、
固定盤１０の中央部には、上下に貫通した嵌合孔１１が
形成されている。嵌合孔１１には、スプルーブッシュ１
２が嵌着されており、スプルーブッシュ１２の下部は、
固定盤１０の下面より下方に突出している。スプルーブ
ッシュ１２の内部には、上下に樹脂通路Ｒ１が形成され
ており、樹脂通路Ｒ１の下端には、放射方向に伸びるデ
ィスクゲートＧが形成されている。スプルーブッシュ１
２の上部には、射出装置６０の射出ノズル６１が、樹脂
通路Ｒ１の上端に連通するように設けられている。
【００１６】また、スプルーブッシュ１２には、樹脂通
路Ｒ１の下部を包囲する帯状の冷却水流通路Ｒ２と、冷
却水流通路Ｒ２に摂氏３０度から摂氏８０度程度の冷却
水を供給する冷却水供給路Ｒ３と、冷却水流通路Ｒ３か
ら冷却水を排出する冷却水排出路Ｒ４とからなるスプル
ー用冷却水流通手段が設けられている。このスプルー用
冷却水流通手段に流通される冷却水により樹脂通路Ｒ１
に形成されるスプルーＳの硬化の迅速化を図ることがで
きる。
路Ｒ１の下部を包囲する帯状の冷却水流通路Ｒ２と、冷
却水流通路Ｒ２に摂氏３０度から摂氏８０度程度の冷却
水を供給する冷却水供給路Ｒ３と、冷却水流通路Ｒ３か
ら冷却水を排出する冷却水排出路Ｒ４とからなるスプル
ー用冷却水流通手段が設けられている。このスプルー用
冷却水流通手段に流通される冷却水により樹脂通路Ｒ１
に形成されるスプルーＳの硬化の迅速化を図ることがで
きる。
【００１７】固定盤１０の下面には、概略ドーナツ円板
状の固定金型２０が、スプルーブッシュ１２を挿通嵌合
させて取り付けられており、固定金型２０のスプルーブ
ッシュ１２との嵌合部は、嵌合スリーブ２１からなって
いる。
状の固定金型２０が、スプルーブッシュ１２を挿通嵌合
させて取り付けられており、固定金型２０のスプルーブ
ッシュ１２との嵌合部は、嵌合スリーブ２１からなって
いる。
【００１８】固定金型２０の下面側は、ドーナツ円盤状
の光ディスクＤを形成するキャビティＣ１の上面及び内
周面を形成しており、固定金型２０の上部には、樹脂成
形板用冷却水供給手段としての冷却水流通路Ｒ６がキャ
ビティＣ１に沿って多数配設されており、この冷却水流
通路Ｒ６には、摂氏１００度から摂氏１２０度程度の冷
却水が流通される。この冷却水により光ディスクＤの硬
化の迅速化を図ることができる。
の光ディスクＤを形成するキャビティＣ１の上面及び内
周面を形成しており、固定金型２０の上部には、樹脂成
形板用冷却水供給手段としての冷却水流通路Ｒ６がキャ
ビティＣ１に沿って多数配設されており、この冷却水流
通路Ｒ６には、摂氏１００度から摂氏１２０度程度の冷
却水が流通される。この冷却水により光ディスクＤの硬
化の迅速化を図ることができる。
【００１９】固定金型２０は、その周縁部に環状部材２
５を有しており、環状部材２５の下端部には、下方に突
出した環状の嵌合凸部２２が形成されている。嵌合凸部
２２は、図２に示すように凸部本体２３と、凸部本体２
３の外面に装着された板状の耐摩耗部材２４とからな
り、耐摩耗部材２４からなる嵌合凸部２２の外面２２ａ
は、下方に向けてテーパーしている。また、耐摩耗部材
２４は、硬質ウレタン又は硬質ゴム等の弾性を有する材
料によりなっている。
５を有しており、環状部材２５の下端部には、下方に突
出した環状の嵌合凸部２２が形成されている。嵌合凸部
２２は、図２に示すように凸部本体２３と、凸部本体２
３の外面に装着された板状の耐摩耗部材２４とからな
り、耐摩耗部材２４からなる嵌合凸部２２の外面２２ａ
は、下方に向けてテーパーしている。また、耐摩耗部材
２４は、硬質ウレタン又は硬質ゴム等の弾性を有する材
料によりなっている。
【００２０】金型装置５０の可動型部５２は、図１に示
すように、下部に配置された可動盤３０を有しており、
可動盤３０には、概略筒状のハウジング３１がその開口
部３１ａを上方に向けて設けられている。図２に示すよ
うに開口部３１ａの端部内壁には、切欠部３１ｅが形成
されており、従って、開口部３１ａの内面は、切欠部３
１ｅより下方の可動金型嵌合面３１ｂと、上端側で拡径
形成されたテーパー面３１ｃと、可動金型嵌合面３１ｂ
とテーパー面３１ｃとの間をつなぐ段面３１ｄとを有し
ている。テーパー面３１ｃは、上方に向けて末広がりに
形成されており、テーパー面３１ｃには、固定金型２０
の嵌合凸部２２の外面２２ａが、そのテーパーにより固
定金型２０を調心するように嵌合している。また、固定
金型２０の嵌合凸部２２の端面２２ｂは、ハウジング３
１の段面３１ｄに底突きされている。
すように、下部に配置された可動盤３０を有しており、
可動盤３０には、概略筒状のハウジング３１がその開口
部３１ａを上方に向けて設けられている。図２に示すよ
うに開口部３１ａの端部内壁には、切欠部３１ｅが形成
されており、従って、開口部３１ａの内面は、切欠部３
１ｅより下方の可動金型嵌合面３１ｂと、上端側で拡径
形成されたテーパー面３１ｃと、可動金型嵌合面３１ｂ
とテーパー面３１ｃとの間をつなぐ段面３１ｄとを有し
ている。テーパー面３１ｃは、上方に向けて末広がりに
形成されており、テーパー面３１ｃには、固定金型２０
の嵌合凸部２２の外面２２ａが、そのテーパーにより固
定金型２０を調心するように嵌合している。また、固定
金型２０の嵌合凸部２２の端面２２ｂは、ハウジング３
１の段面３１ｄに底突きされている。
【００２１】ハウジング３１の開口端部３１ａの可動金
型嵌合面３１ｂには、ドーナツ円板状の可動金型４０の
外面４１の下端が、ハウジング３１及び可動盤３０に対
して上下方向に微小移動自在に嵌合されており、可動金
型４０の外面４１には、嵌合凸部２２の内面２２ｃが嵌
合している。この可動金型４０の外面４１と、ハウジン
グ３１の切欠部３１ｅ、即ち、テーパー面３１ｃと段面
３１ｄとにより嵌合凹部５２ａが形成されている。
型嵌合面３１ｂには、ドーナツ円板状の可動金型４０の
外面４１の下端が、ハウジング３１及び可動盤３０に対
して上下方向に微小移動自在に嵌合されており、可動金
型４０の外面４１には、嵌合凸部２２の内面２２ｃが嵌
合している。この可動金型４０の外面４１と、ハウジン
グ３１の切欠部３１ｅ、即ち、テーパー面３１ｃと段面
３１ｄとにより嵌合凹部５２ａが形成されている。
【００２２】可動金型４０の上面は、図１に示すように
ドーナツ円盤状の光ディスクＤを形成する前記キャビテ
ィＣ１の下面を形成しており、可動金型４０の上面には
情報を転写する図示しないスタンパが装着されている。
可動金型４０の下部には、樹脂成形板用冷却水供給手段
としての冷却水流通路Ｒ７がキャビティＣ１に沿って多
数配設されている。この冷却水流通路Ｒ７には、摂氏１
００度から摂氏１２０度程度の冷却水が流通される。こ
の冷却水によっても光ディスクＤの硬化の迅速化が図ら
れる。
ドーナツ円盤状の光ディスクＤを形成する前記キャビテ
ィＣ１の下面を形成しており、可動金型４０の上面には
情報を転写する図示しないスタンパが装着されている。
可動金型４０の下部には、樹脂成形板用冷却水供給手段
としての冷却水流通路Ｒ７がキャビティＣ１に沿って多
数配設されている。この冷却水流通路Ｒ７には、摂氏１
００度から摂氏１２０度程度の冷却水が流通される。こ
の冷却水によっても光ディスクＤの硬化の迅速化が図ら
れる。
【００２３】可動金型４０の内周部は、キャビティＣ１
で成形された光ディスク１Ａを突き出す筒状のエジェク
タ４２からなり、エジェクタ４２の内部には、固定金型
２０の嵌合スリーブ２１内部に向けて移動駆動され、デ
ィスクゲートＧを突き押して切断するゲートカット４３
が内蔵されている。
で成形された光ディスク１Ａを突き出す筒状のエジェク
タ４２からなり、エジェクタ４２の内部には、固定金型
２０の嵌合スリーブ２１内部に向けて移動駆動され、デ
ィスクゲートＧを突き押して切断するゲートカット４３
が内蔵されている。
【００２４】射出圧縮成形機１００は以上のような構成
を有するので、まず、図３に示すように可動型部５２を
固定型部５１に型締めするときには、図示しないガイド
ポストに案内されて可動型部５２が固定型部５１側に接
近する。そして、固定型部５１の固定金型２０に固設さ
れた環状部材２５の嵌合凸部２２が、可動型部５２の嵌
合凹部５２ａに挿入嵌合される。この際、嵌合凸部２２
の外面２２ａが嵌合凹部５２ａのテーパー面３１ｃに係
合するので、可動型部５２のハウジング３１と固定金型
２０との調心がなされる。また、ハウジング３１に対し
て上下方向に微小移動自在である故に、ハウジング３１
に対して左右方向に若干の隙間を有する可動金型４０
は、固定金型２０に対して固定された嵌合凸部２２の内
面２２ｃに係合して調心される。この嵌合凸部２２の内
面２２ｃは、可動金型４０を固定金型２０側に案内する
案内面となっている。従って、図１に示すように型締め
が完了した後には、固定金型２０と可動金型４０とは高
い精度で調心される。また、嵌合凸部２２の外面２２ａ
を形成する耐摩耗部材２４が弾性を有するので、嵌合凸
部２２の端面が嵌合凹部５２ａの底面である段面３１ｄ
に底突きした後にも、その弾性によって可動金型４０を
左右方向に微動させて調心を行うことができる。従っ
て、光ディスクＤ等のように高精度の調心が要求される
円盤状の製品の成形を好適に行なうことができる。
を有するので、まず、図３に示すように可動型部５２を
固定型部５１に型締めするときには、図示しないガイド
ポストに案内されて可動型部５２が固定型部５１側に接
近する。そして、固定型部５１の固定金型２０に固設さ
れた環状部材２５の嵌合凸部２２が、可動型部５２の嵌
合凹部５２ａに挿入嵌合される。この際、嵌合凸部２２
の外面２２ａが嵌合凹部５２ａのテーパー面３１ｃに係
合するので、可動型部５２のハウジング３１と固定金型
２０との調心がなされる。また、ハウジング３１に対し
て上下方向に微小移動自在である故に、ハウジング３１
に対して左右方向に若干の隙間を有する可動金型４０
は、固定金型２０に対して固定された嵌合凸部２２の内
面２２ｃに係合して調心される。この嵌合凸部２２の内
面２２ｃは、可動金型４０を固定金型２０側に案内する
案内面となっている。従って、図１に示すように型締め
が完了した後には、固定金型２０と可動金型４０とは高
い精度で調心される。また、嵌合凸部２２の外面２２ａ
を形成する耐摩耗部材２４が弾性を有するので、嵌合凸
部２２の端面が嵌合凹部５２ａの底面である段面３１ｄ
に底突きした後にも、その弾性によって可動金型４０を
左右方向に微動させて調心を行うことができる。従っ
て、光ディスクＤ等のように高精度の調心が要求される
円盤状の製品の成形を好適に行なうことができる。
【００２５】また、この型締め時に、図２に示すように
嵌合凸部２２の外面２２ａと嵌合凹部５２ａのテーパー
面３１ｃとの間で、所謂、かじり等が生じて、嵌合凸部
２２の外面２２ａをなす耐摩耗部材２４に損傷が生じた
際には、その耐摩耗部材２４を取り外して交換するだけ
で、その損傷の修復を行なうことができる。従って、図
４に示す従来のように固定金型１を取り外して、嵌合凸
部９のコーティング１０の補修若しくは嵌合凸部９を有
する環状部材１９の交換を行わなければらないに比し
て、その修復を簡便に行なうことができる。即ち、メン
テナンスの簡便化を図ることができる。
嵌合凸部２２の外面２２ａと嵌合凹部５２ａのテーパー
面３１ｃとの間で、所謂、かじり等が生じて、嵌合凸部
２２の外面２２ａをなす耐摩耗部材２４に損傷が生じた
際には、その耐摩耗部材２４を取り外して交換するだけ
で、その損傷の修復を行なうことができる。従って、図
４に示す従来のように固定金型１を取り外して、嵌合凸
部９のコーティング１０の補修若しくは嵌合凸部９を有
する環状部材１９の交換を行わなければらないに比し
て、その修復を簡便に行なうことができる。即ち、メン
テナンスの簡便化を図ることができる。
【００２６】そして、図１の射出装置６０の射出ノズル
６１から樹脂通路Ｒ１及びディスクゲートＧを介してキ
ャビティＣ１に樹脂を射出充填した後に、可動金型４０
を固定金型２０側に微小移動させ、充填された樹脂を強
制的に加圧することにより、硬化時の樹脂のひけを防止
すると共に密度分布の均一化を図ることができる。これ
により、光ディスクＤの低歪み化、スタンパからの転写
性の向上、複屈折を含む光学特性の向上等を図ることが
できる。即ち、高精度、高精密の光ディスクＤを成形す
ることができる。
６１から樹脂通路Ｒ１及びディスクゲートＧを介してキ
ャビティＣ１に樹脂を射出充填した後に、可動金型４０
を固定金型２０側に微小移動させ、充填された樹脂を強
制的に加圧することにより、硬化時の樹脂のひけを防止
すると共に密度分布の均一化を図ることができる。これ
により、光ディスクＤの低歪み化、スタンパからの転写
性の向上、複屈折を含む光学特性の向上等を図ることが
できる。即ち、高精度、高精密の光ディスクＤを成形す
ることができる。
【００２７】尚、上記実施例では、射出圧縮成形機に適
用される金型装置について説明したが、必ずしも射出圧
縮成形機の金型装置である必要はなく、単なる射出成形
用の金型装置、圧縮成形用の金型装置であってもよいこ
とは勿論である。
用される金型装置について説明したが、必ずしも射出圧
縮成形機の金型装置である必要はなく、単なる射出成形
用の金型装置、圧縮成形用の金型装置であってもよいこ
とは勿論である。
【００２８】
【発明の効果】請求項１記載の金型装置によれば、可動
型部を固定型部に型締めするときに、嵌合凸部の外面が
嵌合凹部のテーパー面に係合して調心することができる
とともに、嵌合凸部の内面が、可動金型の外面を案内し
て、固定型部に対する可動金型の調心の精度を向上する
ことができるので、光ディスク等の円盤状の成形を一層
高精度に行うことができる。
型部を固定型部に型締めするときに、嵌合凸部の外面が
嵌合凹部のテーパー面に係合して調心することができる
とともに、嵌合凸部の内面が、可動金型の外面を案内し
て、固定型部に対する可動金型の調心の精度を向上する
ことができるので、光ディスク等の円盤状の成形を一層
高精度に行うことができる。
【００２９】請求項２記載の金型装置によれば、嵌合凸
部の外面をなす耐摩耗部材に損傷が生じた際には、その
耐摩耗部材を取り外して交換することができるので、そ
の損傷の修理、即ち、そのメンテナンスの簡便化を図る
ことができる。 また、型締め時に、嵌合凸部が嵌合凹部
に底突きした後にも、その弾性によって固定型部に対す
る可動型部の調心を行うことができるので、その調心の
更なる精度化を図ることができる。よって、光ディスク
等の円盤状の製品の成形を更に一層高精度に行うことが
できる。
部の外面をなす耐摩耗部材に損傷が生じた際には、その
耐摩耗部材を取り外して交換することができるので、そ
の損傷の修理、即ち、そのメンテナンスの簡便化を図る
ことができる。 また、型締め時に、嵌合凸部が嵌合凹部
に底突きした後にも、その弾性によって固定型部に対す
る可動型部の調心を行うことができるので、その調心の
更なる精度化を図ることができる。よって、光ディスク
等の円盤状の製品の成形を更に一層高精度に行うことが
できる。
【００３０】
【図１】 本発明を適用した射出圧縮成形機の一実施例
の要部を示す断面図である。
の要部を示す断面図である。
【図２】 図１の射出圧縮成形機の金型装置の嵌合凸部
と嵌合凹部との嵌合状態を示す図である。
と嵌合凹部との嵌合状態を示す図である。
【図３】 図１の金型装置の固定型部と可動型部を型開
きした状態を示す図である。
きした状態を示す図である。
【図４】 従来の射出圧縮成形機の金型装置の一例を示
す図である。
す図である。
２２…嵌合凸部
２２ａ…外面
２２ｃ…内面
２４…耐摩耗部材
３１…ハウジング
３１ｃ…テーパー面
３１ｅ…切欠部
４０…可動金型
４１…外面
Ｃ１…キャビティ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B29C 33/30
B29C 33/40
B29C 45/26
Claims (2)
- 【請求項１】 型締め時に内部にキャビティを形成する
固定型部と可動型部とを有する金型装置であって、 前記可動型部は、前記固定型部に対して型締め、型開き
自在に設けられ、ハウジングと該ハウジング内を前記キ
ャビティ側に微小移動自在に設けられた可動金型とを備
え、前記可動金型の外面と前記ハウジングの端部内壁に
形成された環状の切欠部とからなる環状の嵌合凹部が形
成され、 前記固定型部には、前記嵌合凹部に嵌合する環状の嵌合
凸部が形成され、 前記可動型部を前記固定型部に型締めするときに、前記
嵌合凸部の外面が前記嵌合凹部のテーパー面に係合する
とともに、前記嵌合凸部の内面が前記可動金型の外面を
案内することを特徴とする金型装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の金型装置であって、前記
嵌合凸部は、凸部本体と前記嵌合凸部の外面を形成する
耐摩耗部材とによりなり、該耐摩耗部材が弾性を有する
ことを特徴とする金型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9112895A JP3427561B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9112895A JP3427561B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 金型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281661A JPH08281661A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3427561B2 true JP3427561B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=14017903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9112895A Expired - Fee Related JP3427561B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 金型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3427561B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7109633B1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-07-29 | ▲張▼洪雷 | 冷却機能付き金型用部品装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2426046C (en) * | 2001-01-24 | 2006-12-19 | D-M-E Company | Replaceable insert for mold lock |
| EP1418035B1 (en) * | 2001-04-26 | 2009-03-18 | Sony Disc and Digital Solutions Inc. | Metal mold for forming disk substrate |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP9112895A patent/JP3427561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7109633B1 (ja) * | 2021-05-10 | 2022-07-29 | ▲張▼洪雷 | 冷却機能付き金型用部品装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08281661A (ja) | 1996-10-29 |
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