JPH07274419A - モータのマグネット固定方法 - Google Patents

モータのマグネット固定方法

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JPH07274419A
JPH07274419A JP6369094A JP6369094A JPH07274419A JP H07274419 A JPH07274419 A JP H07274419A JP 6369094 A JP6369094 A JP 6369094A JP 6369094 A JP6369094 A JP 6369094A JP H07274419 A JPH07274419 A JP H07274419A
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JP
Japan
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magnet
yoke
peripheral surface
inner peripheral
cover
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JP6369094A
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English (en)
Inventor
Hidenori Kouchi
秀紀 古内
Tsugio Onodera
次男 小野寺
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータのマグネットをマグネットカバーを用い
て機械的にかつ確実にヨークに固定することができるモ
ータのマグネット固定方法を提供する。 【構成】本発明のモータのマグネット固定方法において
は、マグネット12をその軸線方向の一方の端面が位置
決め部材3に当接しかつその外周面12aがヨーク11
の内周面11aに密着するように配設するとともに、マ
グネットカバー14の大径部14aをヨーク11の内周
面11aに、かつ小径部14cをマグネット12の内周
面12bにそれぞれ嵌合させた後、マグネットカバー1
4の内周面14bと縦壁部14cとにより形成される角
部壁面を押圧して変形させて、マグネット12の面取り
面12hに密着させる。これにより、マグネット12の
寸法のばらつきに係わらず、マグネット12を軸線方向
に確実に係止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転電機子の
界磁に使用されるマグネットを筒状ヨークの内周面に沿
わせて固定する方法に関し、より詳しくは、マグネット
の寸法ばらつきを吸収しながら確実にヨークに固定する
ことができるモータのマグネット固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のモータのマグネット固定方
法に基づくマグネットの固定構造について図8を用いて
説明すると、図中符号1は円筒状のヨークであり、その
内周面1aには半径方向の肉厚が一定のマグネット2が
密着するように配設されている。また、このマグネット
2の図示左端側の端面2cは、前記ヨーク1の内周面に
突設された突起1bと軸線方向に係合する円環状の位置
決め部材3に当接するようにされ、もってマグネット2
が図示左方側に変位しないようにされている。さらにマ
グネット2は、ヨーク1の内周面1aに内嵌させられる
大径部4aと、マグネット2の円筒状の内周面2bに内
嵌させられる小径部4bと、前記大径部4aと前記小径
部4bとを半径方向に接続する縦壁部4cとを有するマ
グネットカバー4により、半径方向および図示右方側に
変位しないように固定されている。
【0003】次に、上述のモータのマグネット固定方法
の手順について、図9を用いて説明すると、第1の工程
においては、図9(a)に示すようにマグネット2をそ
の軸線方向の一方の端面2cが位置決め部材3に当接
し、かつその外周面2aがヨーク1の内周面1aに密着
するように配設する。第2の工程においては、図9
(b)に示すように、マグネットカバー4をヨーク1の
軸線方向に圧入し、その大径部4aをヨーク1の内周面
1aに内嵌させるとともに、その小径部4bをマグネッ
ト2の内周面2bに内嵌させ、かつその縦壁部4cをマ
グネット2の端面2dに密着させる。そして、マグネッ
トカバー4の小径部4bの自由端4dを半径方向外側に
折り曲げて自由端4dの剛性を高めるつつ前記位置決め
部材3に係止すると、ヨーク1の内周面に摩擦係合する
大径部4aと協動して、マグネットカバー14はマグネ
ット12が軸線方向に変位しないように、その固定を完
了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
のマグネット固定方法においては、図10に示すよう
に、マグネットカバー4の前記縦壁部4cの外側表面4
dがヨーク1の図示右方側の端面1cから一定の寸法L
2の距離に位置するように、マグネットカバー4を軸線
方向に圧入している。ところが、マグネット2は成型時
に軸線方向の寸法L1がばらつくから、ヨーク1の内側
に配設された複数個のマグネット2のなかには、軸線方
向の寸法L1の値が所定の値よりも小さくなるものがあ
る。したがって、軸線方向の寸法L1が小さく成形され
たマグネット2にあっては、マグネット2の端面2dと
マグネットカバー4の縦壁部4cの内側の表面4eとの
間に隙間5が生じてしまい、このマグネット2を図示右
方側に変位しないように確実に固定することができなく
なってしまう。そこで、マグネットカバー4を圧入する
圧入力の大きさを管理することにより、マグネットカバ
ー4の縦壁部4cの前記内側表面4eをマグネット2の
端面2dに密着させようとしても、マグネットカバー4
の大径部4aおよび小径部4bをそれぞれヨーク1の内
周面1aおよびマグネット2の内周面2bに嵌合させる
ために必要な圧入力の大きさがばらついてしまう。した
がって、マグネットカバー4を圧入する圧入力の大きさ
によって、その縦壁部4cの前記内側表面4eがマグネ
ット2の端面2dに密着したかどうかを判定することが
できず、また作業者が外部からそれを確認することも困
難である。
【0005】したがって、従来のモータのマグネット固
定方法においては、マグネットカバー4の圧入位置管理
および圧入力管理のいずれによっても、マグネット2の
端面2dとマグネットカバー4の縦壁部4cとの間に隙
間5が生じることを避けることができないため、マグネ
ット2をヨーク1に確実に固定するためにマグネット2
をヨーク1に接着して固定せざるを得なかった。これに
より、従来のモータの生産においてはマグネット2をヨ
ーク1に接着する工程を省くことができず、モータの生
産効率が大きく低下するという問題が生じていた。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであって、マグネットカバーを用いてマグネ
ットを機械的にかつ確実にヨークに固定することができ
るモータのマグネット固定方法を提供することにより、
モータの生産工程からマグネットをヨークに接着する工
程を無くし、もってモータの生産効率を向上させること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモータのマグネット固定方法は、モータの
マグネットを、その外周面が円筒状のヨークの内周面に
密着し、かつその軸線方向の一方の端面が位置決め部材
に当接するように配設するとともに、前記マグネットを
前記ヨークに固定する段付き円筒状のマグネットカバー
を、その大径部が前記ヨークの内周面に内嵌され、その
小径部が前記マグネットの内周面に内嵌され、かつ前記
大径部と前記小径部とを半径方向に接続する縦壁部が前
記マグネットの軸線方向の他方の端面に対向するように
前記ヨークの軸線方向に所定の位置まで圧入した後、前
記マグネットカバーの壁面を押圧して変形させて、前記
マグネットの内周面と軸線方向の他方の端面とにより形
成される角部に設けられた面取り面に密着させることを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のモータのマグネット固定方法によれ
ば、マグネットはヨークの壁面とマグネットカバーの小
径部により挟持されて半径方向に固定されるとともに、
位置決め部材とマグネットの面取り面に密着するマグネ
ットカバーにより挟持されて軸線方向に固定される。ま
た、本発明のモータのマグネット固定方法によれば、マ
グネットカバーをヨークに対して軸線方向に所定の位置
まで圧入するだけで良いから、圧入時のマグネットの確
実な固定を考慮する必要は無く、管理が容易になる。さ
らに、マグネットカバーを圧入した後にその壁面を押圧
して変形させ、マグネットの面取り面に密着させるの
で、個々のマグネット毎の軸線方向の寸法のばらつきに
係わらず、マグネットカバーの壁面を確実にマグネット
の面取り面に密着させて、マグネットをヨークに確実に
固定することができる。加えて、マグネットの角部に設
けられた面取り面にマグネットカバーの壁面を密着させ
るので、マグネットカバーを密着させる際にマグネット
がその角部から欠けたりひびが入ったりすることがな
い。
【0009】
【実施例】本発明のモータのマグネット固定方法の1実
施例を、以下に図面に基づいて詳細に説明する。ここ
で、図1は本発明に係るモータのマグネット固定方法の
1実施例を工程毎に示す要部断面図、図2はマグネット
固定後のマグネットカバーの全体形状を示す断面図、図
3は本発明に係るモータのマグネット固定方法の他の実
施例におけるマグネットカバーを示す断面図、図4は取
り付け前のマグネットカバーの要部を拡大して示す断面
図である。
【0010】本実施例のモータのマグネット固定方法
は、図1(a)に示すようにヨーク11の内周面に沿っ
てマグネット12を配設する第1の工程と、図1(b)
に示すようにマグネットカバー14をヨーク11および
マグネット12に対して圧入する第2の工程と、図1
(c)に示すようにマグネットカバー14の壁面を押圧
し変形させてマグネット12の面取り面12hに密着さ
せる第3の工程とを有する。
【0011】図1(a)に示すように、ヨーク11は円
筒状とされ、その内周面11aには位置決め用部材13
を係止する突起11bが突設されている。また、位置決
め部材13は円環状の部材で、前記突起11bと係合し
て図示左方側に変位しないようにされている。また、マ
グネット12はヨーク11の内周面11aに密着する外
周面12aと、この外周面12aと同軸の円筒面とされ
る内周面12bと、前記位置決め部材13に当接する図
示左方側の端面12cと、図示右方側の端面12dとを
有している。そして前記内周面12bと前記端面12c
・12dとによりそれぞれ形成される角部12e・12
fには、軸線に対して傾斜して延びる面取り面12g・
12hが成形されている。そして、図1(a)に示す第
1の工程においては、前記マグネット12が、その軸線
方向の一方の端面12cが位置決め部材13の側面に当
接し、かつその外周面12aがヨーク11の内周面11
aに密着するように配設される。
【0012】図1(b)に示すように、マグネットカバ
ー14はアルミ、鉄、もしくはステンレス等の薄板材か
ら成形された段付き円筒状とされ、大径部14aと、小
径部14bと、前記大径部14aと前記小径部14bと
を半径方向に延びて接続する縦壁部14cとを備えてい
る。そして、図1(b)に示す第2の工程においては、
このマグネットカバー14はヨーク11の軸線方向に圧
入されて、大径部14aがヨーク11の内周面11a
に、かつ小径部14bがマグネット12の内周面12b
にそれぞれ内嵌させられる。この時、マグネットカバー
14は、その縦壁部14cの外側の表面14dがヨーク
11の図示右方側の端面11cから所定の距離L3とな
るように位置決め可能な圧入治具により圧入されて位置
が固定され、これにより、マグネット12の軸線方向の
長さL4が寸法のばらつきにより最も大きい値を取った
場合にも、縦壁部14cの内側の表面14eとマグネッ
ト12の端面12dとの間に隙間15を生じるようにさ
れ、もってマグネットカバー14を圧入する際にマグネ
ット12に圧入荷重を与えないようにされている。
【0013】図1(c)に示す第3の工程においては、
マグネットカバー14の壁面を、プレス加工により図中
に矢印で示すように軸線に対して傾斜する方向に押圧し
て変形させ、マグネット12の面取り面12hに密着さ
せる。これにより、マグネット12は軸線方向の一方の
側が位置決め部材13に当接し、他方の側がその面取り
面12hにおいてマグネットカバー14に当接するの
で、軸線方向に変位しないように固定される。また、こ
の第3の工程においてはマグネット12の面取り面12
hに密着するように、マグネットカバー14の壁面を圧
入方向に対して傾斜する方向に押圧して変形させるの
で、マグネット12の寸法のばらつきに起因する面取り
面12hの軸線方向の位置の変化に係わらず、マグネッ
ト12をマグネットカバー14を用いて軸線方向に確実
に固定することができる。そして、この第3の工程で
は、マグネット12の固定が最大寸法公差を取ったとこ
ろから寸法公差が小さくなるところへと順次行われるこ
とで、マグネット12毎にばらつきがあっても全てのマ
グネットを確実に固定できる。
【0014】なお、この第3の工程においてマグネット
カバー14の壁面を押圧し変形させてマグネット12の
面取り面12hに密着させる部位16は、図2に示すよ
うに、マグネットカバー14の小径部14bの壁面およ
び縦壁部14cの壁面によって形成される角部14fの
円周方向の全周にわたって設けることとしても良いし、
図3に示すように円周方向に等間隔に部分的に設けるこ
ととしても良い。
【0015】また、マグネットカバー14の小径部14
bの壁面および縦壁部14cの壁面によって形成される
角部14fに、図4(a)に示すようにその全周にわた
ってあらかじめ傾斜面14gを設けたり、図4(b)に
示すように円周方向に間隔を開けて部分的に突出部14
hを設けたりすることにより、上述した第3の工程にお
けるマグネットカバー14の壁面を押圧し変形する作業
を容易に行うことができる。
【0016】次に、図5から図8を用いて、マグネット
カバーの壁面を上述のように変形させてマグネットの面
取り面に密着させる作業に使用する治具について説明す
る。図5に示すように、このマグネットカバー変形治具
20は、軸21と、この軸21の端部に垂設された円盤
状のフランジ22と、前記軸21に摺動自在に外嵌され
るパイプ23と、このパイプ23の前記フランジ22側
の端部に垂設された前記フランジ22と同一の外径を有
する円盤状のフランジ24と、前記フランジ22と前記
フランジ24との間に同軸に介装されている円環状のゴ
ムブロック25とを備えている。
【0017】上述の変形治具20を用いてマグネットカ
バー14を変形させるには、図6(a)に示すように、
まず前記治具20をマグネットカバー14の内部に挿入
して、そのゴムブロック25がマグネット12の面取り
面12hに対向するように軸線方向に位置決めする。そ
して、図6(b)に示すように、軸21を軸線方向に変
位しないように固定した状態で、パイプ23をフランジ
22側に押圧すると、ゴムブロック25はフランジ22
とフランジ24とにより挟持されて半径方向外側に膨出
させられる。このとき、ゴムブロック25のフランジ2
2側の側面をフランジ22に固着することとすれば、ゴ
ムブロック25のフランジ22側の端部は半径方向外側
への膨出が抑えられるのに対して、フランジ24側の端
部は半径方向外側に充分に膨出させることができるか
ら、マグネットカバー14を正確に斜め方向に押圧する
ことが可能となる。これにより、図6(c)に示すよう
に、マグネットカバー14の内周面14bおよび縦壁部
14cとにより形成される角部壁面を、全周にわたって
マグネットカバー14の軸線に対して傾斜するように半
径方向外側に向かって押圧して変形させ、マグネット1
2の面取り面12hに密着させることができる。
【0018】ここで、マグネット12毎のばらつきを考
慮して押圧固定を行う必要がある。ゴムブロック25の
膨出によるマグネットカバー14の変形は、最大寸法公
差を取るマグネット12部分に最初に達するため、その
部分の固定が最初に完了することになる。この時、その
部分に作用するゴムブロック25の膨出力は、抵抗の少
ないまだマグネット12にマグネットカバー14が当接
していないその他のマグネット12部分へと作用してい
くことになり、固定の完了したマグネット12が膨出力
で割れることはなく、このようにしてマグネット12の
固定が順次進んでいくことになる。そして、最後のマグ
ネットの固定が終了したか否かの判断は、圧入治具20
の圧入負荷を測り、所定値との比較により行う。
【0019】同様に、マグネットカバー14の内周面1
4bおよび縦壁部14cとにより形成される角部壁面
を、図3に示すように、円周方向に間隔を開けて部分的
に変形させる場合には、図7に示す治具30を使用す
る。この治具30においては、フランジ32の外周部に
フランジ34側に向かって延びる突出部32aが円周方
向に間隔を開けて垂設されて、ゴムブロック35の半径
方向外側への膨出を部分的に抑えるようにされている。
また、この治具30を使用してマグネットカバー14を
変形加工する際には、マグネットカバー14のマグネッ
ト12に対向する部分を正確に押圧し変形させるため
に、軸線方向の位置決めのみならず周方向の位置決めも
行う。そして、軸31を固定した状態でパイプ33をフ
ランジ22側に押圧すると、ゴムブロック35のマグネ
ット12に対向する部分のみが半径方向外側に膨出し、
マグネットカバー14のマグネット12の面取り面12
hに対向する部分のみを変形させて密着させることがで
きる。なお、本実施例においてはマグネットカバー14
を変形させる部材としてゴムを用いたが、それに限定さ
れる必要はなく、例えばウレタン等の弾性変形可能な材
質や、機械的に半径方向に突出できる部材を有する機構
等であれば、同様の効果を奏するものである。
【0020】
【発明の効果】すなわち、本発明のモータのマグネット
固定方法は、上述のように構成したので、以下のような
優れた効果が得られた。まず、本発明のモータのマグネ
ット固定方法によれば、マグネットはヨークとマグネッ
トカバーの小径部により挟持されて半径方向に固定され
るとともに、位置決め部材とその面取り面に密着するマ
グネットカバーの壁面により挟持されて軸線方向に固定
されるから、マグネットをヨークに機械的にかつ確実に
固定することができる。また、本発明のモータのマグネ
ット固定方法によれば、マグネットカバーをヨークおよ
びマグネットに対して軸線方向に所定の位置まで圧入す
るだけでよいから、マグネットカバーの圧入の位置決め
を容易に行うことができて生産効率が向上する。さら
に、マグネットカバーを圧入した後にその壁面を押圧し
て変形させマグネットの面取り面に密着させるので、マ
グネットの寸法のばらつきに係わらずにマグネットを確
実にヨークに固定することができる。加えて、マグネッ
トの面取り面にマグネットカバーの壁面を密着させるの
で、マグネットカバーを密着させる際にマグネットがそ
の角部から欠けたり、ひびが入ったりすることがないか
ら、マグネットをヨークに固定する作業の信頼性を高め
ることができる。したがって、本発明のモータのマグネ
ット固定方法によれば、マグネットカバーを用いてマグ
ネットをヨークに機械的にかつ確実に固定することがで
きるから、モータの生産工程からマグネットをヨークに
接着して固定する工程を省くことができ、モータの生産
効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータのマグネット固定方法の1
実施例を工程毎に示す要部断面図である。
【図2】図2はマグネット固定後のマグネットカバーの
全体形状を示す断面図である。
【図3】図3は本発明に係るモータのマグネット固定方
法の他の実施例におけるマグネットカバーを示す断面図
である。
【図4】マグネット固定前のマグネットカバーの要部を
拡大して示す断面図である。
【図5】図2に示すマグネットカバーの壁面の変形に用
いる治具の斜視図である。
【図6】図5に示す治具を使用してのマグネットカバー
の壁面変形作業を説明する断面図である。
【図7】図3に示すマグネットカバーの壁面の変形に用
いる治具の斜視図である。
【図8】従来のモータのマグネットの固定構造を示す断
面図である。
【図9】従来のモータのマグネットの固定方法を説明す
る断面図である。
【図10】従来のモータのマグネットの固定方法の問題
点を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 マグネット 3 位置決め部材 4 マグネットカバー 4a 大径部 4b 小径部 4c 縦壁部 5 隙間 11 ヨーク 12 マグネット 12e 面取り面 13 位置決め部材 14 マグネットカバー 14a 大径部 14b 小径部 14c 縦壁部 15 隙間 16 面取り面密着部位 20 マグネットカバー壁面変形用治具 21 軸 22 フランジ 23 パイプ 24 フランジ 25 ゴムブロック 30 マグネットカバー壁面変形用治具 32a 突出部 35 ゴムブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータのマグネットを、その外周面が円筒
    状のヨークの内周面に密着し、かつその軸線方向の一方
    の端面が位置決め部材に当接するように配設するととも
    に、前記マグネットを前記ヨークに固定する段付き円筒
    状のマグネットカバーを、その大径部が前記ヨークの内
    周面に内嵌され、その小径部が前記マグネットの内周面
    に内嵌され、かつ前記大径部と前記小径部とを半径方向
    に接続する縦壁部が前記マグネットの軸線方向の他方の
    端面に対向するように前記ヨークの軸線方向に所定の位
    置まで圧入した後、前記マグネットカバーの壁面を押圧
    し変形させて、前記マグネットの内周面と軸線方向の他
    方の端面とにより形成される角部に設けられた面取り面
    に密着させることを特徴とするモータのマグネット固定
    方法。
JP6369094A 1994-03-31 1994-03-31 モータのマグネット固定方法 Withdrawn JPH07274419A (ja)

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JP (1) JPH07274419A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8664819B2 (en) 2009-08-18 2014-03-04 Northern Power Systems Utility Scale, Inc. Method and apparatus for permanent magnet attachment in an electromechanical machine
US9515529B2 (en) 2009-08-18 2016-12-06 Northern Power Systems, Inc. Method and apparatus for permanent magnet attachment in an electromechanical machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8664819B2 (en) 2009-08-18 2014-03-04 Northern Power Systems Utility Scale, Inc. Method and apparatus for permanent magnet attachment in an electromechanical machine
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