JPH0727408U - 化粧料収納容器 - Google Patents
化粧料収納容器Info
- Publication number
- JPH0727408U JPH0727408U JP003553U JP355394U JPH0727408U JP H0727408 U JPH0727408 U JP H0727408U JP 003553 U JP003553 U JP 003553U JP 355394 U JP355394 U JP 355394U JP H0727408 U JPH0727408 U JP H0727408U
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- JP
- Japan
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- brush
- drum
- container
- case body
- cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器に対する筆体の挿入組付け操作により、
化粧に必要とされるだけの量の化粧料を筆先に付着させ
ることができるようにすると共に、化粧料を収納してい
るドラムを簡単に交換できるようにする。 【構成】 直線円筒体である筒体(2) の内周面に回動案
内用の螺溝(3) を設けた有底直線円筒形状をしたケース
体(1) と、該ケース体(1) 内に摺動自在に挿入組付けさ
れ、円筒形状をした筒壁(16)の外周面に前記螺溝(3) に
螺合する螺片(17)を突設した有底円筒形状の化粧料(A)
収納用ドラム(15)と、基端を前記ケース体(1) の底部に
組付け固定し、先端を前記ドラム(15)に弾接させたスプ
リング(14)と、前記筒体(2) の開口部内に、該筒体(2)
内からのドラム(15)の抜け出しを阻止すべく螺合組付け
される着脱可能な円筒形状の口金(10)と、から成る。
化粧に必要とされるだけの量の化粧料を筆先に付着させ
ることができるようにすると共に、化粧料を収納してい
るドラムを簡単に交換できるようにする。 【構成】 直線円筒体である筒体(2) の内周面に回動案
内用の螺溝(3) を設けた有底直線円筒形状をしたケース
体(1) と、該ケース体(1) 内に摺動自在に挿入組付けさ
れ、円筒形状をした筒壁(16)の外周面に前記螺溝(3) に
螺合する螺片(17)を突設した有底円筒形状の化粧料(A)
収納用ドラム(15)と、基端を前記ケース体(1) の底部に
組付け固定し、先端を前記ドラム(15)に弾接させたスプ
リング(14)と、前記筒体(2) の開口部内に、該筒体(2)
内からのドラム(15)の抜け出しを阻止すべく螺合組付け
される着脱可能な円筒形状の口金(10)と、から成る。
Description
【0001】
本考案は、筆体を利用して使われる固形化粧料の収納容器の内、全体を細長に した化粧料収納容器に関するものである。
【0002】
アイシャドゥ等の固形化粧料収納容器にあっては、外出先での化粧が簡単に行 えるように、化粧料とこの化粧料を使うのに利用する筆体とを一体的に組付けた 化粧料収納容器が使用されている。 この筆体を利用して使われる化粧料の収納容器の代表的な構成は、直線有底筒 形状をしたケース体内に、化粧料を収納保持した有底筒形状をしたドラムを摺動 自在かつ抜け出し不能に組付け、ケース体の底部に基端を組付け固定したスプリ ングの先端をドラムに弾接させたものとなっている。 上記した構成の化粧料収納容器に対して、筆体は、その筆先を化粧料収納容器 内に挿入した状態で容器の開口部に嵌入組付けされるものとなっており、この筆 体の着脱により容器の開閉を達成するようにしている。
【0003】 そして、筆体の筆先への化粧料の付着は、筆体を容器に組付けることにより、 容器内に挿入された筆先が、スプリングの弾力に逆らってドラムを後退させる際 における、ドラムに収納保持された化粧料への押圧により達成される。 すなわち、容器を閉鎖すべく筆体を容器に組付けることにより、この筆体を利 用しての化粧料の使用が可能な状態となるのである。
【0004】
このように、上記した従来技術における筆体を一体的に組付けた化粧料収納容 器にあっては、筆体を容器から取り外してそのまま化粧に供することができるは ずなのであるが、実際には、単に筆体を容器から取り外しただけでは、その筆体 を化粧に供することができず、筆体を容器から取り外す前に、一旦筆体を容器に 対して回動変位させてから取り外す操作が要求されていた。 すなわち、筆体を容器に挿入組付けしただけでは、筆先は単に化粧料に押圧さ れるだけであるため、この筆先に化粧に必要とする量の化粧料が付着することが できないため、押圧された状態で筆先を化粧料に対して回動変位させて筆先を化 粧料に擦り付けることにより、化粧に必要とする量の化粧料を筆先に付着させる のである。
【0005】 しかしながら、外出先での忙しい状況で行われる化粧では、上記した操作はと もすると失念しがちであり、このため取扱が便利であるべきこの種の容器の取扱 が面倒となる問題がある。
【0006】 また、一般の化粧料と同様に、この種の固定化粧料にも或る程度の揮発分が含 まれているので、筆体による容器の充分な密閉保持が要求されるのであるが、前 記した筆先への化粧料の付着を達成するための筆体の容器に対する空転操作は、 この筆体と容器との間に形成されているシール機能部分のシール機能を劣化させ ることになり、このため早期に筆体による容器の密閉保持能力を喪失すると云う 問題がある。
【0007】 さらに、この種の容器と筆体との組合せ物は、高価なものであるので、化粧料 の使い切りにより破棄するのは極めて不経済であるから、化粧料を使い切った場 合、または異なる色合いの化粧料を使用したい場合には、ドラムを交換して反復 使用することが望ましいが、従来のこの種収納容器にはドラムをワンタッチで簡 単に交換できる機構のものが無かった。
【0008】 そこで、本考案は、上記した従来技術における問題点を解消すべく考案された もので、容器に対する筆体の挿入組付け操作により、化粧に必要とされるだけの 量の化粧料を筆先に付着させることができるようにすると共に、化粧料を収納し ているドラムを簡単に交換できるようにすることを目的とする。
【0009】
上記目的を達成するための本考案の手段は、 直線円筒体である筒体の内周面に回動案内用の螺溝を設けた有底直線円筒形状を したケース体を有すること、 化粧料を収納保持し、ケース体内に摺動自在に挿入組付けされ、円筒形状をした 筒壁の外周面に螺溝に螺合する螺片を突設した有底円筒形状の化粧料収納用ドラ ムを有すること、 基端をケース体の底部に組付け固定すると共に、先端をドラムに弾接させるスプ リングを有すること、 筒体の開口部内に、該筒体内からのドラムの抜け出しを阻止すべく螺合組付けさ れる着脱可能な円筒形状の口金を有すること、 にある。
【0010】
ドラムは、その螺片をケース体の螺溝に螺合させているので、ケース体内での 進退移動により、螺溝に案内されてケース体に対して相対回動変位することにな る。 このため、ケース体に対する筆体の着脱操作によりドラムがケース体に対して 進退移動すると、スプリングの弾力により押接状態にある筆先と化粧料とは、こ の押接状態のまま擦られることになり、この擦り付けにより化粧に必要とされる だけの量の化粧料が筆先に付着することになる。
【0011】 この筆先の化粧料表面への擦り付けは、ケース体に対する筆体の挿入組付け操 作、およびケース体からの筆体の抜き出し操作の両操作時に達成されることにな るので、筆体をケース体内から引き抜けば、使用に供することができることにな る。 使用に従って化粧料は徐々に減っていくが、化粧料が減ってもドラムは常にス プリングにより付勢されているので、化粧料の筆先への押接は維持されることに なる。
【0012】 筆先への化粧料の擦り付けに、筆体を容器に対して空転させる必要がないので 、容器と筆体との間に形成される容器の密閉保持機能部分を不正に磨耗させるこ とがなく、これにより筆体による容器の密閉保持機能が長期間にわたって良好に 維持されることになる。
【0013】 化粧料を使い切った場合、または異なる色合いの化粧料を使用したい場合には 、筒体開口部から口金を離脱させると、スプリングの付勢力によりドラムは前進 して、その螺片とケース体の螺溝との螺合が解除されるので、ドラムを筒体内か ら取出し、新たなまたは別の色合いの化粧料を収納保持したドラムを筒体内に挿 入組付けして、再び口金を筒体開口部に螺合組付けして、容器と筆体との組合せ 物の反復使用をすることができる。
【0014】
本考案の実施例を図を参照して説明する。 ケース体1は、内周面に螺溝3を刻設した直線円筒形状をした金属製の筒体2 と、この筒体2の開口部内に組付けされる口金10と、筒体2の基端開口部に組付 けられて、この基端開口部を密閉する合成樹脂製の底蓋体5とから構成されてい る。
【0015】 螺溝3は、ドラム15に形成された螺片17が後退位置することのできない筒体2 の基端側部分を除く筒体2のほぼ全長さ範囲にわたって形成されているが、口金 10の組付けられる筒体2の開口部部分には形成されていない。
【0016】 底蓋体5は、筒体2の外径と等しい直径を有する円板状の底板8の前面に、筒 体2の内径と等しいかわずかに大きい外径を有する円筒形状をした嵌入筒片6を 起立設し、この嵌入筒片6の外周面に、筒体2の基端部内周面に周設された係止 溝4に係合して底蓋体5の筒体2に対する密な組付きを達成維持する係止突条7 を突周設している。 この嵌入筒片6の内側となる底板8前面には、嵌入筒片6との間に、スプリン グ14の基端部を挿入固定するための間隙を形成して内筒片9が起立設されている 。
【0017】 口金10は、筒体2の開口部内に挿入組付けされる挿入筒体11の先端に、筒体2 の先端面に当接して口金10の挿入組付け限を設定する鍔片12を突周設して構成さ れ、挿入筒体11の基端部内周に、ケース体1に対する筆体19の挿入組付けを保持 する係止条13が突周設されている。この口金10の筒体2に対する組付けは、ドラ ム15の交換を簡単に達成できるようにするために、筒体2の開口部内周面に口金 10組付け用の螺条25を刻設し、この螺条25に螺合する螺条26を口金10の挿入筒体 11の基端部外周面に形成してある。
【0018】 ドラム15は、半球殻状に膨出した底部を有する円筒形状をした金属製の筒壁16 を主体として構成されていて、螺片17を突設した筒壁16部分を含まない底部側部 分は、段部18を介して小径に成形されており、この段部18にスプリング14の先端 が嵌装状に弾接組付けされており、筒壁16の主体部、すなわち螺片17が突設され た部分の径寸法は、口金10の挿入筒体11の径寸法と等しく設定されていて、筒体 2内に挿入されたドラム15が、この筒体2の開口部に組付けられた口金10の挿入 筒体11に突き当たることにより、ドラム15の筒体2内からの抜け出しが防止され ている。
【0019】 ドラム15に対して常時前進方向への弾力を作用させているスプリング14は、そ の基端を底蓋体5の嵌入筒片6と内筒片9との間に挿入固定することによりケー ス体1内に組付け固定されるが、このスプリング14のケース体1への組付けは、 まずスプリング14の基端を底蓋体5に組付け固定し、このスプリング14を組付け 固定した底蓋体5を、スプリング14を筒体2内に挿入しながら筒体2の基端開口 部に嵌合組付けすることにより達成される。このスプリング14のケース体1への 組付けに対して、化粧料Aを収納したドラム15のケース体1への組付けは、すで にスプリング14を組付けたケース体1内に、ドラム15を筒体2の先端開口部から 挿入組付けし、しかる後口金10を筒体2開口部に組付けることにより達成される 。
【0020】 この容器に組付け使用される筆体19は、一端に柔らかい弾性材料で製作された 筆先21を取付けた筆棒20の他端に柄22を取付けて構成され、柄22と筆棒20との境 界部分の外周面に、口金10の係止条13に係止して筆体19のケース体1への組付き を保持する係止周条23と、口金10の挿入筒体11の内周面に密に弾接して筆体19に よるケース体1の密閉を達成するシール条24とが形成されている。
【0021】
本考案は、上記した構成であるので、下記の効果を発揮することができる。 ケース体内に摺動移動可能に挿入組付けされているドラムが、このケース体に 対して螺合係合しているので、筆体の筆先と接触した状態で、この筆先に対して 回転変位しながら前後移動することになり、この筆先に対する回転変位による擦 れにより、化粧に必要とされる量の化粧料を確実に筆先に付着させることができ る。
【0022】 この、化粧に必要とされる量の化粧料の筆先への付着は、筆体の容器に対する 着脱操作そのものにより達成されるので、筆先に化粧料を付着させるための特別 な操作は全く必要としない。 このように、筆体の容器への着脱操作だけで必要量の化粧料の付着を達成でき るので、人為的に筆体を容器に対して空転操作する必要がなく、これにより筆体 による容器の密閉保持機能の低下を引き起こす恐れが全くない。
【0023】 また、口金を筒体に対して着脱自在に構成したことにより、化粧料を収納した ドラムのケース体内への挿入組付け及び交換が容易となり、これにより容器と筆 体との組合せ物を長期間に亘って反復使用できるので経済的であり、かつまた化 粧品製造メーカーにおける容器の取扱いが容易となる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の容器に筆体を組付けた状態の断面図であ
る。
る。
【図3】本考案による容器の一実施例に筆体を組付けた
全体外観図である。
全体外観図である。
【図4】図3における筆体の全体外観図である。
1 ケース体 2 筒体 3 螺溝 5 底蓋体 10 口金 11 挿入筒体 12 鍔片 13 係止条 14 スプリング 15 ドラム 16 筒壁 17 螺片 19 筆体 25 螺条 26 螺条 A 化粧料
Claims (1)
- 【請求項1】 直線円筒体である筒体(2) の内周面に回
動案内用の螺溝(3)を設けた有底直線円筒形状をしたケ
ース体(1) と、 該ケース体(1) 内に摺動自在に挿入組付けされ、円筒形
状をした筒壁(16)の外周面に前記螺溝(3) に螺合する螺
片(17)を突設した有底円筒形状の化粧料(A) 収納用ドラ
ム(15)と、 基端を前記ケース体(1) の底部に組付け固定し、先端を
前記ドラム(15)に弾接させたスプリング(14)と、 前記筒体(2) の開口部内に、該筒体(2) 内からのドラム
(15)の抜け出しを阻止すべく螺合組付けされる着脱可能
な円筒形状の口金(10)と、 から成る化粧料収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003553U JP2523503Y2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 化粧料収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003553U JP2523503Y2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 化粧料収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727408U true JPH0727408U (ja) | 1995-05-23 |
JP2523503Y2 JP2523503Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=18443685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994003553U Expired - Lifetime JP2523503Y2 (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 化粧料収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523503Y2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP1994003553U patent/JP2523503Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2523503Y2 (ja) | 1997-01-29 |
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