JPH07273905A - 非常通報装置 - Google Patents

非常通報装置

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JPH07273905A
JPH07273905A JP8750694A JP8750694A JPH07273905A JP H07273905 A JPH07273905 A JP H07273905A JP 8750694 A JP8750694 A JP 8750694A JP 8750694 A JP8750694 A JP 8750694A JP H07273905 A JPH07273905 A JP H07273905A
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JP
Japan
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data
change tendency
tendency
sensor
notification device
Prior art date
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Application number
JP8750694A
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English (en)
Inventor
Kazuo Terajima
一夫 寺島
Hidefumi Todoroki
秀文 轟
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常に対する十分な初期検出及び初期対応を
可能にし、例えば、火災に対して初期消火や延焼防止等
を的確に行うなど、非常発生に対して、より理想的に対
応できるようにする。 【構成】 温度、煙、音等の物理量を定量的に検出可能
なセンサ2…、3…、4a、4bを備えるとともに、こ
のセンサ2…、3…、4a、4bより得る検出データD
d…から、時間に対する変化傾向を表す変化傾向データ
R1…を求める変化傾向検出処理部5と、外線電話から
付与される所定のコマンドにより、現在又は過去におけ
る前記変化傾向データR1…に対応した所定のパターン
を有するトーン信号Diを電話回線Cに送出させる電話
応答処理部6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンサにより異常を検出
し、電話回線を介して特定の相手先に自動通報する非常
通報装置に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】従来、一般家庭等に設置する非常
通報装置は、通常の電話機として使用できる併設電話機
を備えるとともに、火災等の非常発生時には、住宅等に
付設したセンサにより異常を検出し、電話回線を介して
管理センタ等の特定の相手先に自動通報する機能を備え
ている。
【0003】ところで、この種の非常通報装置は、火災
等の非常発生時に、居住者が在宅していれば、併設電話
機を用いた「119番」通報等により速やかに対応でき
る。これに対して、自動通報機能が働くのは留守のとき
が多く、しかも、この時点では火災等がある程度進行し
ている場合が多い。したがって、一般家庭等に設置する
非常通報装置では、留守中の異常に対する初期検出及び
これに対する初期対応がきわめて重要となる。
【0004】しかし、この種の非常通報装置では異常を
初期検出し、かつ初期対応することは容易でなく、現実
にも、このような機能を備える非常通報装置は提案され
ていないのが実情である。結局、従来の非常通報装置で
は、火災等の非常発生に対して十分に対応できない問題
があった。
【0005】本発明はこのような従来技術に存在する課
題を解決したものであり、異常に対する十分な初期検出
及び初期対応を可能にし、例えば、火災に対して初期消
火や延焼防止等を的確に行えるなど、非常発生に対し
て、より理想的に対応することができる非常通報装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はセンサにより異
常を検出し、電話回線Cを介して特定の相手先に自動通
報する非常通報装置1を構成するに際して、特に、温
度、煙、音等の物理量を定量的に検出可能なセンサ2
…、3…、4a、4bを備えるとともに、このセンサ2
…、3…、4a、4bより得る検出データDd…から、
時間に対する変化傾向を表す変化傾向データR1…を求
める変化傾向検出処理部5と、外線電話から付与される
所定のコマンドにより、現在又は過去における前記変化
傾向データR1…に対応した所定のパターンを有するト
ーン信号Diを電話回線Cに送出させる電話応答処理部
6を備えてなることを特徴とする。
【0007】この場合、変化傾向検出処理部5は、セン
サ2…、3…、4a、4bより得る検出データを、一定
時間置きにサンプリングするデータサンプリング機能部
11と、時間的に前後してサンプリングした検出データ
DdとDdを比較して、変化傾向データR1…を求める
データ処理機能部12を備えて構成できるとともに、変
化傾向は、増加傾向、減少傾向又は不変傾向等の、予め
定めた複数の変化傾向に分類した変化傾向データR1、
R2、R3、R4として求めることができる。また、求
めた変化傾向データR1…を対応する時刻データと一緒
に順次記憶し、さらに、サンプリングした検出データD
d…を記憶する記憶機能部13を備えることが望まし
い。
【0008】
【作用】本発明に係る非常通報装置1によれば、温度、
煙、音等の物理量は、住宅等に付設したセンサ2…、3
…、4a、4bにより定量的に検出される。そして、非
常通報装置1の基本的機能により、センサ2…、3…、
4a、4bから異常が検出されたなら、電話回線Cを介
して特定の相手先に自動通報される。
【0009】一方、変化傾向検出処理部5によって、セ
ンサ2…、3…、4a、4bより得る検出データから、
時間に対する変化傾向を表す変化傾向データR1…が求
められる。この場合、データサンプリング機能部11に
よって、センサ2…、3…、4a、4bより得る検出デ
ータから一定時間置きにサンプリングが行われるととも
に、データ処理機能部12によって、時間的に前後して
サンプリングされた検出データDdとDdが比較され、
その変化傾向に基づいて変化傾向データR1…が求めら
れる。
【0010】この場合、変化傾向データR1…は、増加
傾向、減少傾向又は不変傾向等の、予め定めた複数の変
化傾向に分類した変化傾向データR1、R2、R3、R
4として求められ、この変化傾向データR1…は対応す
る時刻データと一緒に、記憶機能部13に記憶される。
なお、記憶機能部13にはサンプリングした検出データ
Dd…も記憶される。
【0011】他方、変化傾向データR1…は外線電話か
ら知ることができる。即ち、非常通報装置1に備える併
設電話機に対して、外線電話をかけ、かつ所定のコマン
ドを付与すれば、電話応答処理部6の制御により、変化
傾向データR1…に対応した所定のパターンを有するト
ーン信号Diが電話回線Cに送出される。この場合、送
出される変化傾向データR1…は電話をかけたときにリ
アルタイムで求められる現在の変化傾向データR1…で
あってもよいし、記憶機能部13に時刻データに対応さ
せて記憶した過去の変化傾向データR1…であってもよ
い。
【0012】よって、留守の場合でも、居住者は外線電
話から、温度、煙、音等の物理量に対する変化傾向デー
タR1…を知ることができ、異常に対する十分な初期検
出及び初期対応が可能になる。したがって、例えば、火
災に対して初期消火や延焼防止等を的確に行えるなど、
非常発生に対して、より理想的な対応をとることができ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本実施例に係る非常通報装置1の全
体的な構成及び動作について、図4を参照して説明す
る。
【0015】同図中、20は非常通報装置1の信号処理
系を示す。信号処理系20は一又は二以上の熱センサ2
…及び一又は二以上の煙センサ3…を備え、熱センサ2
(他の熱センサも同じ)はインタフェース部21を介し
て、また、煙センサ3(他の煙センサも同じ)はインタ
フェース部22を介して、それぞれ非常通報装置1の装
置本体Mに接続する。この場合、熱センサ2は温度に対
応した大きさの検出信号を出力して、温度を定量的に検
出するとともに、煙センサ3は煙量に対応した大きさの
検出信号を出力して、煙量を定量的に検出する。
【0016】一方、各種演算及び制御を実行するための
CPU31、制御プログラム等を格納するROM32、
各種データを記憶するRAM33、各インタフェース部
21及び22から得る検出データを入力する入力ポート
34及び35、警報等に係わるデータを外部に出力する
出力ポート36、書換可能な不揮発性メモリ(EEP−
ROM)を用いた登録用メモリ37、キーボード及びデ
ィスプレイを含む外部機器38をそれぞれバスライン3
9を介して接続したコンピュータ機能部30を備える。
【0017】また、コンピュータ機能部30には、非常
通報装置1を電話回線Cに接続するための回線制御装置
(NCU)41を接続する。さらにまた、42は切換ス
イッチであり、電話回線Cはこの切換スイッチ42の可
動接点42mに接続されるとともに、切換スイッチ42
の一方の固定接点42aは回線制御装置41に、他方の
固定接点42bは併設電話機43にそれぞれ接続する。
【0018】他方、44は付属マイクロフォンであり、
切換スイッチ45の一方の固定接点45aに接続すると
ともに、他方の固定接点45bには付属マイクロフォン
44の設置場所から離れた場所に設置した増設マイクロ
フォン46を接続する。この場合、各マイクロフォン4
4、46は、周囲の音(異常音)を定量的に検出するセ
ンサ4a、4bとしても機能する。なお、付属マイクロ
フォン44は既設のものであるが、増設マイクロフォン
46は追加したものであり、この増設数量は任意であ
る。
【0019】また、切換スイッチ45の可動接点45m
は、切換スイッチ47の可動接点47mに接続する。切
換スイッチ47の一方の固定接点47aはアナログ−デ
ィジタル変換回路48を介してバスライン39に接続す
るとともに、他方の固定接点47bは切換スイッチ49
の一方の固定接点49aに接続する。そして、切換スイ
ッチ49の可動接点49mは回線制御装置41に接続す
る。また、50はスピーカであり、切換スイッチ51の
可動接点51mに接続する。切換スイッチ51の一方の
固定接点51aはディジタル−アナログ変換回路52を
介してバスライン39に接続する。さらに、ディジタル
−アナログ変換回路52の出力側は切換スイッチ49の
他方の固定接点49bに接続するとともに、切換スイッ
チ51の他方の固定接点51bは回線制御装置41に接
続する。
【0020】このように構成される非常通報装置1は、
次のように動作する。まず、非常通報装置1を使用する
際は、最初に、火災等の非常発生時に自動通報する特定
の相手先(親戚、知人等)の電話番号を優先順位を付し
て登録する。この登録は外部機器38におけるディスプ
レイを見ながらキーボードを用いて入力し、登録用メモ
リ37に登録する。また、通報する相手先への音声メッ
セージ、即ち、非常発生を知らせるメッセージを登録す
る。この場合、切換スイッチ45を固定接点45a側
に、切換スイッチ47を固定接点47a側にそれぞれ切
換えることにより、付属マイクロフォン44から音声を
入力させて登録用メモリ37に登録する。このような登
録は初期設定により最初に行うが、初期設定後も登録事
項は任意に変更できる。
【0021】なお、付属マイクロフォン44又は増設マ
イクロフォン46から入力した音声は、切換スイッチ4
7を固定接点47b側に、切換スイッチ49を固定接点
49a側にそれぞれ切換えることにより、電話回線C側
に送出できる。また、切換スイッチ49を固定接点49
b側に切換えることにより、登録用メモリ37に登録し
た音声メッセージを電話回線C側に送出できる。さら
に、スピーカ50は登録した各種音声メッセージ又は電
話回線Cから得る相手先音声等のモニターとして使用で
きる。
【0022】一方、通常時は、切換スイッチ42が固定
接点42b側に優先的に切換わっている。このため、併
設電話機43は通常の電話機として使用できる。他方、
切換スイッチ42は非常発生時において固定接点42a
側に切換わり、自動通報が行われる。即ち、火災発生は
熱センサ2…又は煙センサ3…により検知され、これに
基づいて、回線制御装置41はオフフックするととも
に、切換スイッチ42は固定接点42a側に切換わる。
そして、登録した電話番号が登録用メモリ37から読み
出され、オートダイヤリングにより相手先がコールされ
る。相手先が応答(オフフック)することにより、登録
した音声メッセージが送出されるとともに、音声メッセ
ージの送出終了により、回線制御装置41はオンフック
し、切換スイッチ42は再び固定接点42b側に切換え
られる。このような通報処理は自動で行われる。
【0023】次に、本実施例に係る非常通報装置1の要
部構成について、図1を参照して説明する。なお、図1
中、仮想線Pで囲んだブロック回路が本発明に従って追
加した処理機能であり、コンピュータ機能部30により
実行される。
【0024】まず、5は変化傾向検出処理部である。こ
の変化傾向検出処理部5は熱センサ2…、煙センサ3
…、センサ(付属マイクロフォン)4a、センサ(増設
マイクロフォン)4bから得る検出データを一定時間置
きにサンプリングするデータサンプリング機能部11
と、時間的に前後してサンプリングした検出データDd
とDdを比較して変化傾向データR1…を求めるデータ
処理機能部12を備える。また、13は記憶機能部であ
り、求めた変化傾向データR1…を対応する時刻データ
と一緒に記憶するとともに、サンプリングした検出デー
タDd…を記憶する機能を有する。記憶機能部13とし
ては前記RAM33を利用できる。なお、14は変化傾
向データR1…を記憶する際の時刻データを得る時計で
ある。
【0025】一方、6は外線電話を受け、かつ所定のコ
マンドが付与されることにより、現在又は過去における
変化傾向データR1…に対応する所定のパターンを有す
るトーン信号Diを電話回線Cに送出させるための電話
応答処理部であり、着信検出機能及びトーン検出機能
(DTMF)を有する検出部15を備える。検出部15
の入力側には電話回線Cを接続するとともに、検出部1
5の出力側はコンピュータ機能部30に接続する。な
お、図1中、図4と同一部分については同一符号を付し
た。
【0026】次に、かかる要部構成の機能について、図
1〜図3を参照して説明する。
【0027】まず、データサンプリング機能部11によ
り、熱センサ2…、煙センサ3…、付属マイクロフォン
4a及び増設マイクロフォン4bより得る検出データか
ら、一定時間置きに検出データDd…がサンプリングさ
れる。また、データ処理機能部12により、時間的に前
後してサンプリングされた検出データDdとDdが比較
され、その変化傾向に基づいて変化傾向データR1…が
求められる。変化傾向データR1…は、増加傾向、減少
傾向又は不変傾向等の、予め定めた複数の変化傾向に分
類した変化傾向データR1、R2、R3、R4として求
められる。
【0028】図2は時間に対する検出物理量(熱、煙、
音)の変化傾向を表している。したがって、この例の場
合、検出物理量が大きい状態の不変傾向は変化傾向デー
タR1、増加傾向は変化傾向データR2、減少傾向は変
化傾向データR3、検出物理量が小さい状態の不変傾向
は変化傾向データR4としてそれぞれ求められる。
【0029】一方、変化傾向データR1…は前後してサ
ンプリングされた検出データDdとDdの比較により求
めることができるため、得られた変化傾向データR1…
は検出した時点の時刻データと一緒に、記憶機能部13
に順次記憶される。なお、記憶機能部13にはサンプリ
ングした検出データDd…も記憶される。
【0030】他方、変化傾向データR1…は外線電話か
ら知ることができる。今、非常通報装置1に備える併設
電話機43に対して、外線電話機16(図1)から電話
をかけた場合を想定する。留守中は併設電話機43がオ
フフックされないため、検出部15における着信検出機
能により、呼出音が一定回数以上鳴ったなら、図4にお
ける切換スイッチ42を固定接点42a側に切換える。
そして、外線電話機16におけるプッシュキーから所定
のコマンド(暗証コード)を送信すれば、検出部15に
おけるDTMF機能によりコマンド(暗証コード)が読
取られる。この結果、電話応答処理部6は変化傾向コー
ドR1…に対応した所定のパターンを有するトーン信号
Diを電話回線Cに送出させる制御を行う。なお、留守
番電話機やファクシミリ等が応答した場合でも、コマン
ドを読み取ることにより、切換スイッチ42が固定接点
42a側に切換えられる。
【0031】この場合、所定のパターンを有する異なる
複数のトーン信号Diが、予めROM32に格納されて
おり、各変化傾向コードR1…に対応するパターンのト
ーン信号Diが読み出される。そして、読出されたトー
ン信号Diが回線制御装置41を介して電話回線Cに送
出される。
【0032】図3には各変化傾向データR1…に対応し
たトーン信号Diのパターン例を示す。即ち、検出物理
量が大きい状態の不変傾向を示す変化傾向データR1の
場合、例えば、室内に煙が充満した状態が継続している
ことが考えられるため、異常度は特に高く、パターンモ
ード1により一回の「ピ」音を間欠的に発生させる。ま
た、増加傾向を示す変化傾向データR2の場合、例え
ば、室内に煙が徐々に増えている状態が考えられるた
め、異常度は高く、パターンモード2により連続する二
回の「ピ」音を間欠的に発生させる。さらに、減少傾向
を示す変化傾向データR3の場合、例えば、室内に残留
していたタバコの煙が徐々に減少している状態が考えら
れるため、異常度は低く、パターンモード3により連続
する三回の「ピ」音を間欠的に発生させる。一方、検出
物理量が小さい状態の不変傾向を示す変化傾向データR
4は正常なため、異常度Oであり、パターンモード4に
より連続する四回の「ピ」音を間欠的に発生させる。
【0033】なお、送出される変化傾向データR1…は
電話をかけたときにリアルタイムで求められる現在の変
化傾向パターンR1…であってもよいし、記憶機能部1
3に時刻に対応させて記憶した過去の変化傾向データR
1…であってもよい。
【0034】また、熱センサ2…からの検出データ、煙
センサ3…からの検出データ、マイクロフォン4a、4
bからの検出データはそれぞれ個別に処理される。した
がって、各物理量の変化傾向データ、さらに、現在又は
過去の変化傾向データ等は、異なるコマンドを付与する
ことにより知ることができる。特に、マイクロフォン4
a、4bからの変化傾向により、泥棒等の侵入を知るこ
とができるし、熱センサ2…からの変化傾向により、ス
トーブの消し忘れ等を知ることができる。
【0035】よって、留守の場合でも、居住者は外線電
話から、温度、煙、音等の物理量に対する変化傾向デー
タR1…を知ることができ、異常に対する十分な初期検
出及び初期対応が可能になる。したがって、例えば、隣
家に電話する等により、火災に対して初期消火や延焼防
止等を的確に行えるなど、非常発生に対して、より理想
的に対応することができる。
【0036】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、センサはガスセンサ等の他のセンサに対しても
同様に適用できる。また、変化傾向データは任意の傾向
を選定できるし、トーン信号のパターンも任意に選定で
きる。なお、所定のパターンを有するトーン信号とは音
声(合成音声)信号等を含む概念である。その他、細部
の回路構成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【0037】
【発明の効果】このように、本発明はセンサにより異常
を検出し、電話回線を介して特定の相手先に自動通報す
る非常通報装置において、物理量を定量的に検出可能な
センサを備えるとともに、このセンサより得る検出デー
タから、時間に対する変化傾向を表す変化傾向データを
求める変化傾向検出処理部と、外線電話から付与される
所定のコマンドにより、現在又は過去における前記変化
傾向データに対応した所定のパターンを有するトーン信
号を電話回線に送出させる電話応答処理部を備えてなる
ため、異常に対する十分な初期検出及び初期対応が可能
となり、例えば、火災に対して初期消火や延焼防止等を
的確に行えるなど、非常発生に対して、より理想的に対
応することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非常通報装置の要部構成を示すブ
ロック回路図、
【図2】同非常通報装置で用いる変化傾向データの説明
図、
【図3】同非常通報装置で用いる変化傾向データに対す
る異常度及びトーン信号の説明図、
【図4】同非常通報装置の全体的な概略構成を示すブロ
ック回路図、
【符号の説明】
1 非常通報装置 2 センサ 3 センサ 4a センサ(付属マイクロフォン) 4b センサ(増設マイクロフォン) 5 変化傾向検出処理部 6 電話応答処理部 11 データサンプリング機能部 12 データ処理機能部 13 記憶機能部 C 電話回線 Dd 検出データ R1… 変化傾向データ Di トーン信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサにより異常を検出し、電話回線を
    介して特定の相手先に自動通報する非常通報装置におい
    て、物理量を定量的に検出可能なセンサを備えるととも
    に、このセンサより得る検出データから、時間に対する
    変化傾向を表す変化傾向データを求める変化傾向検出処
    理部と、外線電話から付与される所定のコマンドによ
    り、現在又は過去における前記変化傾向データに対応し
    た所定のパターンを有するトーン信号を電話回線に送出
    させる電話応答処理部を備えてなることを特徴とする非
    常通報装置。
  2. 【請求項2】 変化傾向検出処理部はセンサより得る検
    出データを一定時間置きにサンプリングするデータサン
    プリング機能部と、時間的に前後してサンプリングした
    検出データを比較して変化傾向データを求めるデータ処
    理機能部を備えることを特徴とする請求項1記載の非常
    通報装置。
  3. 【請求項3】 変化傾向検出処理部は、増加傾向、減少
    傾向又は不変傾向等の、予め定めた複数の変化傾向に分
    類した変化傾向データを求めることを特徴とする請求項
    1又は2記載の非常通報装置。
  4. 【請求項4】 求めた変化傾向データを順次記憶する記
    憶機能部を備えることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の非常通報装置。
  5. 【請求項5】 記憶機能部は変化傾向データを対応する
    時刻データと一緒に記憶することを特徴とする請求項4
    記載の非常通報装置。
  6. 【請求項6】 記憶機能部にはサンプリングした検出デ
    ータを記憶することを特徴とする請求項2、4又は5記
    載の非常通報装置。
JP8750694A 1994-03-31 1994-03-31 非常通報装置 Pending JPH07273905A (ja)

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