JPH07272470A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH07272470A
JPH07272470A JP8110094A JP8110094A JPH07272470A JP H07272470 A JPH07272470 A JP H07272470A JP 8110094 A JP8110094 A JP 8110094A JP 8110094 A JP8110094 A JP 8110094A JP H07272470 A JPH07272470 A JP H07272470A
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国男 城戸
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 装置フレームとディスク再生ユニットと
の過剰な相対位置の変位に対するオイルダンパの制動力
を高め、これによって急激な外部衝撃からディスク再生
ユニットを効果的に保護するようにした簡易な構造のデ
ィスク再生装置を提供する。 【構 成】 ダンパー部材(10)と係合部(23)とを介し
て、ディスク再生ユニット(3)は装置フレーム(S)に移動
自在に取付けられている。ダンパー部材は両端が閉塞さ
れ、内部に粘性流体が充填された筒状の弾性部材からな
り、筒部周面を固定部材(12)により保持されるとともに
一端面に係合用凹部(11)が形成されている。係合部はダ
ンパー部材の係合用凹部に嵌め込まれて弾性的に密着固
定されるシャフト部(23b)を備えている。シャフトを立
設した基部にダンパー部材の一端面と当接して弾性変形
させるテーパー部(23a)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク再生ユニット
を所定の弾性力を以て装置フレームに移動自在に取り付
けて外部衝撃等からディスク再生ユニットを保護するよ
うにしたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)等のディスク
記録媒体の記録情報を再生するディスク再生装置は、通
常、ターンテーブルやピックアップを搭載したディスク
再生ユニットを、コイルばね等のダンパ部材を介して装
置フレームに移動自在に取付け、装置フレームに加わる
外部振動や衝撃等の影響がディスク再生ユニットに及ぶ
ことがないように工夫されている。特に車載用のディス
ク再生装置にあっては、定常的に外部振動が加わり易い
ので、ディスク再生ユニットを保護する為の緩衝装置
(構造)について種々の検討がなされている。
【0003】さてこの種の緩衝装置に用いられるダンパ
部材として、例えば特開昭61-76593号公報や実開昭63-1
64890号公報に開示されるような粘性流体を利用した、
所謂オイルダンパが知られている。このオイルダンパ
は、両端が密閉され、内部にシリコンオイル等の粘性流
体が充填された弾性材料(例えばブチルゴム)からなる筒
状体を主体とし、その一端面の中央部に、内側に窪む係
合凹部を同軸に設けた構造を有する。
【0004】しかしてこのオイルダンパは、例えばその
筒部周面に設けた肉厚のフランジ部を介して装置フレー
ムに取付けられたり、図10に示すように筒部周面を一
定形状に保持する筒状の支持具を介して装置フレームに
取付けられる。尚、図10においてSは装置フレームの
シャーシを示しており、01はシャーシSに螺子止め固定
された支持具03によりによりその筒部周面が一定形状に
保持されたオイルダンパを示している。また05はディス
ク再生ユニットのフレーム部材を示している。
【0005】このオイルダンパ01を介するディスク再生
ユニットの装置フレームに対する弾性(緩衝)支持は、デ
ィスク再生ユニットのフレーム部材05に立設した金属製
の係合ピン06を、上述した如くシャーシSに取付けられ
たオイルダンパ01の一端面中央部に形成された係合凹部
02に挿入嵌合して該オイルダンパ01の一端面に密着固定
することによりなされる。尚、フレーム部材05への金属
製の係合ピン06の立設は、カシメ等の手段を用いて行な
われる。
【0006】このようなオイルダンパ01と係合ピン06と
の連結によるディスク再生ユニットの弾性(緩衝)支持
は、例えばディスク再生ユニットのフレーム部材05の両
側部において、その前端側と後端側との計4ヵ所の位置
にて行なわれる。特にフレーム部材05の両側部をそれぞ
れ支持するオイルダンパ01は、係合凹部02を形成した一
端面を相互に対向させ、各オイルダンパ01が中立した状
態でディスク再生ユニットを定常位置に保持するように
対をなして設けられる。
【0007】このようにして装置フレームのシャーシS
にオイルダンパ01を介して弾性的に支持されたディスク
再生ユニット(フレーム部材)05は、装置フレームに加わ
る外部振動を受けて該装置フレームに対して相対的に位
置変位する。この際、オイルダンパ01は、その筒状体の
内部に充填されたシリコンオイルの粘性と、その両端面
の弾性変形により、主としてその軸方向(係合凹部02に
嵌合して密着固定された係合ピン06の軸方向)への変位
力に対して負荷(制動作用)を与え、その外部振動を吸収
する。
【0008】即ち、外部振動によって装置フレームに対
して横方向(オイルダンパ01の軸方向)の力が加わると、
その力はオイルダンパ01を介してディスク再生ユニット
に伝達される。この際、オイルダンパ01は図11に示す
ようにその両端面を弾性的に撓ませて上記力を吸収し、
制動作用を呈した後、その弾性復帰力により図10に示
した元の状態に戻る。尚、反対向きの力が加わった場合
には、オイルダンパ01の両端面が逆向きに弾性的に撓ん
で上記力を吸収し、制動作用を呈した後、その弾性復帰
力により図10に示した元の状態に戻る。このようなオ
イルダンパ01に対して、これと反対側の位置に対をなし
て逆向きに設けられたオイルダンパ01は、丁度逆に作用
する。
【0009】このような装置フレームとディスク再生ユ
ニットとの相対的な位置変化に伴うオイルダンパ01の抵
抗値(制動負荷)は、主としてその内部に充填されたシリ
コンオイルの粘性により定まり、図12に示すように或
る移動変位力に対してその変位速度により定まるほぼ一
定の抵抗値を示す。即ち、シリコンオイルの粘性はオイ
ルダンパ01の位置変位の強さに応じた抵抗値(制動負荷)
をとり、その位置の変位量に拘らずほぼ一定である。そ
して緩やかな位置変化に対しては弱い制動力を与え、急
激な位置変化に対しては強い制動力を与えるものとなっ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで装置フレーム
に大きな外力が急激に加わり、その位置変位力がシリコ
ンオイルの粘性による制動力を上回ると、オイルダンパ
01の前述したほぼ一定の制動負荷(抵抗値)だけではこれ
を吸収しきれない。この結果、オイルダンパ01はその両
端面を大きく撓ませて過剰に変形し、装置フレームとデ
ィスク再生ユニットとの相対位置が過剰に変位すること
がある。すると図11に示すようにオイルダンパ01の係
合凹部02側の一端面がフレーム部材05に衝突し、ディス
ク再生ユニットに大きな衝撃を与えてしまう。この衝撃
はディスク再生ユニットに搭載されているピックアップ
の損傷を招く等の不慮の事態を招来する。
【0011】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、装置フレームとディスク再生ユ
ニットとの過剰な相対位置の変位に対するオイルダンパ
の制動力を高め、これによって急激な外部衝撃からディ
スク再生ユニットを効果的に保護するようにした簡易な
構造のディスク再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置フレーム
に対してディスク再生ユニットを弾性的に支持して移動
自在に設けてなるディスク再生装置に係り、両端が閉塞
されてその内部に粘性流体を充填した筒状の弾性部材か
らなり、その一端面に係合凹部を形成してなるダンパ部
材の筒部周面を固定部材にて一定形状に保持し、且つこ
の固定部材にて前記ダンパ部材を前記装置フレームおよ
びディスク再生ユニットの一方に取付けると共に、前記
装置フレームおよびディスク再生ユニットの他方には、
シャフト部を備えた係合部材の基端部を取付け、この係
合部材の前記シャフト部を前記ダンパ部材の係合凹部に
嵌合して該ダンパ部材の一端面側に密着固定すること
で、前記装置フレームとディスク再生ユニットとを連結
したもので、特に前記係合部材の前記シャフト部と基端
部との間に、基端部側からシャフト部側に掛けて先細り
形状をなし、過剰に位置変位した前記ダンパ部材の一端
面と当接して該ダンパ部材を大きく弾性変形させるテー
パ部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】係合部材に設けたテーパ部は、ダンパ部材が過
剰に位置変位してその係合凹部を設けた一端面側が当接
したとき、係合凹部の開口部を外側に押し広げて大きく
弾性変形させる。すると筒状弾性部材の弾性変形がダン
パ部材の位置変位に対する大きな負荷として作用し、そ
の位置変位を制動する。この制動力はダンパ部材の位置
変位が過剰となり、係合凹部の開口縁部の外側への押し
広げ量が大きくなるほど増大するので、ダンパ部材の過
剰な位置変位が効果的に抑圧される。
【0014】この結果、急激な外部衝撃が加わり、この
力によってディスク再生ユニットと装置フレームとの相
対的な位置が過剰に変化しても、ディスク再生ユニット
と装置フレームとが衝突する前にダンパ部材が大きな制
動力を受けて弾性復帰するので、その衝突を簡易にして
効果的に防ぎ、ディスク再生ユニットを保護することが
できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
るディスク再生装置につき説明する。
【0016】図1は実施例装置の全体構造を示す斜視図
であり、図2はその裏面側構造を示す斜視図である。図
においてSはディスク再生装置のフレーム部材をなすシ
ャーシであり、天板とその両側の側板とからなる「コ」の
字形状を有している。このシャーシSのディスク挿入口
側である前面開口部には合成樹脂製のディスク挿入口枠
Wが取り付けられている。
【0017】このシャーシSの内側には、ターンテーブ
ルやピックアップを備えたディスク再生ユニット3が後
述するように弾性的に支持されて移動自在に設けられ
る。このディスク再生ユニット3とシャーシSの天板と
の間には、ディスクホルダ2が配置されており、このデ
ィスクホルダ2の内部に前記ディスク挿入口枠Wの開口1
からそのディスク面に沿って挿入されたディスク(CD)
が、図示しないローディング装置により引き込まれるよ
うになっている。ディスクはディスクホルダ2に収納さ
れた状態でディスク再生ユニット3のターンテーブル上
に装着され、該ターンテーブルと一体に回転されてピッ
クアップにより情報再生される。
【0018】ところでディスク再生ユニット3のフレー
ム部材は、その後端部両側および両側部前側にそれぞれ
取着された4本のコイルばね5によりシャーシSの天板
に懸架されている。これらのコイルばね5の張力とディ
スク再生ユニット3の重量とが平衡して該ディスク再生
ユニット3が上下方向に弾性保持されて、定常状態にお
いて同方向の中立位置に保たれるようになっている。ま
たディスク再生ユニット3のフレーム部材の両側部に形
成されたばね取付け部7とシャーシSの側板との間に
は、水平方向に配置した一対のコイルばね8が張架され
ている。これらのコイルばね8によりディスク再生ユニ
ット3はディスク挿入方向に弾性保持され、定常状態に
おいて同方向の中立位置に保たれている。
【0019】尚、ばね取付け部7とディスクホルダ2との
間に掛け渡されたコイルばね9は、ディスク再生時に該
ディスクホルダ2をディスク再生ユニット3の上面に当接
させてこれらを一体化固定し、同時にディスクホルダ2
に収納されているディスクをディスク再生ユニット3の
ターンテーブル上に装着する役割を果たす。
【0020】ところでシャーシSの両側板の内側には、
図2に示すようにその前端部側と後端部との対向位置に
4個のオイルダンパ10がそれぞれ逆向きに対をなして設
けられている。これらのオイルダンパ10とその取付け構
造については後述するが、ディスク再生ユニット3のフ
レーム部材の対応位置にそれぞれ取付けられた係合部材
のシャフトを、その一端面に設けた係合凹部に嵌合させ
て密着固定している。そしてオイルダンパ10は、主とし
てディスクホルダ2に対するディスク挿入方向とは直交
する方向にディスク再生ユニット3を弾性的に支持し、
定常状態において同方向に対する中立位置を保つものと
なっている。このようなオイルダンパ10とコイルばね5,
8とにより、シャーシSに対してディスク再生ユニット3
が3次元的に移動自在に弾性支持されている。
【0021】さてオイルダンパ10は、図3にその断面構
造を示すように、両端を閉塞し、その内部に粘性流体と
してのシリコンオイルを充填した筒状の弾性部材、具体
的にはブチルゴム製の筒状体を主体とした構造を有す
る。またこのオイルダンパ10の一端面の中央部には、そ
の内側に窪んだ係合用凹部11が形成され、他端面は受圧
面とされている。そしてこのオイルダンパ10は、その筒
部を支持具13の円筒部内に填め込まれてその筒部周面が
一定形状に保持されるように支持され、その両端面だけ
が、その面方向に弾性変形するように形状規制されてい
る。このようにして支持具13に保持されたオイルダンパ
10は、該支持具13をシャーシSに螺子止めすることによ
りシャーシSに取付け固定される。
【0022】一方、オイルダンパ10の係合用凹部11に嵌
合されて弾性的に密着固定される円柱状のシャフト部23
bを備えた合成樹脂製の係合部材21は、その基部をディ
スク再生ユニット3のフレーム部材に螺子止めして固定
される。この係合部材21の基部とシャフト部23bとの間
には、基部側からシャフト部23b側に掛けて先細りとな
る円錐台形状のテーパ部23aが設けられている。このテ
ーパ部23aは、この実施例においては基部上にシャフト
部23bと同軸に一体形成したものであるが、別部材を装
着したものであってもよい。
【0023】このようにしてディスク再生ユニット(フ
レーム部材)3に固定された係合部材21のシャフト部23b
と、支持具132を介してシャーシSに固定されたオイル
ダンパ10の係合用凹部11との密着固定した連結により、
シャーシSに対してディスク再生ユニット3がオイルダ
ンパ10を介して弾性的に支持され、定常状態においてデ
ィスク再生ユニット3はその中立位置に保持されること
になる。
【0024】ここでこの実施例装置が特徴としていると
ころは、係合部材21の基部とシャフト部23bとの間に前
述した円錐台形状のテーパ部23aを備えている点にあ
る。このテーパ部23aは、係合部材21の基部に立設され
たシャフト部23bを強度的に補強する機能を呈すること
は勿論のことであるが、シャーシSに対してディスク再
生ユニット3が相対的に過剰に変位し、この結果、シャ
ーシSとディスク再生ユニット3とが近接して図4に示
すようにシャフト部23bが係合用凹部11に大きく潜り込
んだとき、係合用凹部11の開口部周縁に当接してオイル
ダンパ10の変位に対して大きな負荷抵抗を与える作用を
呈する。
【0025】即ち、オイルダンパ10は、図5にその特性
を示すように、通常作動範囲においては主としてその内
部に充填されたシリコンオイルの粘性によりほぼ一定の
変位抵抗特性を示す。そしてオイルダンパ10が過剰に変
位し、その係合用凹部11の周縁部にテーパ部23aが当接
したとき、該テーパ部23aにより係合凹部11の周縁部が
押し拡げられるに従ってその筒状体の形成材料であるブ
チルゴムの弾性変形により大きな負荷を生起するものと
なっている。この結果、オイルダンパ10の変位に対する
抵抗が、通常作動範囲を越えた時点から徐々に大きくな
るように設定され、この負荷によりオイルダンパ部材10
の過剰な位置変化に対して大きな制動が加えられるよう
になっている。
【0026】かくして上述したオイルダンパ10を介して
シャーシSの内側に弾性保持されたディスク再生ユニッ
ト3によれば、急激な外部衝撃が加わってディスク再生
ユニット3がシャーシSに対して大きく位置変位しよう
とすると、その変位量が過剰となった時点で前述したテ
ーパ部23aの作用により、その変位に大きな制動が加え
られるので、ディスク再生ユニット3とシャーシSとの
衝突が防止され、或いはその衝突力が大幅に弱められ
る。この結果、急激な衝撃が加わったとしても、その衝
撃力がディスク再生ユニット3に及ぶことがなくなり、
ピックアップの損傷等を効果的に防ぐことが可能とな
る。
【0027】特に係合部材21の基部とシャフト部23bと
の間にテーパ部23aを設けるだけと云う簡単な構成によ
り、オイルダンパ10の過剰な位置変位に対して大きな負
荷を与えることができるので、その効果は極めて顕著で
ある。
【0028】尚、前述した実施例では係合ピン23のテー
パ部23aを、図6に示すように横断面円形の円錐形状と
したが、図7にその平面形状と側面形状構成を示すよう
に示すようにその下方側面を、所謂面取りしてもよい。
この面取りの部位や大きさについては、前述したテーパ
部23aの機能を損わない範囲で適宜定めることができ
る。また図8に示すようにテーパ部23aを階段形状とし
てもよく、更には図9に示すようにその周壁が外側に突
出した湾曲面をなす形状としてもよい。
【0029】また実施例ではオイルダンパ10の周壁面を
支持具13にて一定形状に保持するものとしたが、オイル
ダンパ10の周壁面自体が弾性変形不能な剛性を有してい
てもよい。更にはオイルダンパ10の内部に充填される粘
性流体としてはシリコンオイル以外の流体であってもよ
く、ダンパ部材の形状・構造については特に制限される
ものではない。
【0030】以上本発明の実施例について説明したよう
に、この実施例によればオイルダンパ10に外力が急激に
加わり、シャフト部23bが連結された係合凹部11側の一
端面が大きく窪みながら過剰に変位しようとするとき、
テーパ部23aが係合凹部11の開口周縁部に当接し、これ
を外側に押し広げて大きく弾性変形させるので、この弾
性変形がオイルダンパ10の変位に対して大きな負荷とし
て作用し、大きな制動力が働く。この結果、係合部材21
の基部とシャフト部23bとの間にテーパ部23aを設けるだ
けと云う簡単な構成により、オイルダンパ10の制動特性
に大きな変化を与えて過剰な位置変化を抑え、シャーシ
Sとディスク再生ユニット3との衝突を効果的に防止す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば係合部材に設けたテーパ
部により、ダンパ部材の過剰な位置変位に対して大きな
負荷を与えてその過剰変位を抑圧するので、急激な外部
衝撃を受けた場合でもディスク再生ユニットと装置フレ
ームとの衝突を簡易にして効果的に防ぎ、ディスク再生
ユニットを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るディスク再生装置の
概略構成を示す斜視図
【図2】 実施例装置の裏面側構造を示す斜視図
【図3】 オイルダンパとシャフトとの連結構造を示す
【図4】 オイルダンパに対してシャフトが押込まれた
状態を示す図
【図5】 オイルダンパの変位に対する抵抗値変化の特
性を示す図
【図6】 テーパ部の形状を示す図で、(a)は正面図、
(b)は側面図
【図7】 テーパ部の変形例を示す図で、(a)は正面
図、(b)は側面図
【図8】 テーパ部の変形例を示す側面図
【図9】 テーパ部の変形例を示す側面図
【図10】 従来装置におけるオイルダンパと係合ピン
との連結構造を示す図
【図11】 従来装置におけるオイルダンパに対して係
合ピンが押込まれた状態を示す図
【図12】 従来装置におけるオイルダンパの変位に対
する抵抗値変化の特性を示す図
【符号の説明】
S…装置フレームのシャーシ,3…ディスク再生ユニッ
トのフレーム部材,10…オイルダンパ,11…係合凹部,
21…係合部材,23a…テーパ部,23b…シャフト部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置フレーム(S)に対してディスク再生ユ
    ニット(3)を弾性的に支持して移動自在に設けてなるデ
    ィスク再生装置であって、 筒部周面を一定形状に保持され、且つ両端が閉塞されて
    その内部に粘性流体が充填された筒状の弾性部材からな
    り、その一端面に係合凹部(11)を形成してなるダンパ部
    材(10)と、 このダンパ部材を前記装置フレームおよびディスク再生
    ユニットの一方に取付けてなる固定部材(12)と、 前記ダンパ部材の前記係合凹部に嵌合して該ダンパ部材
    の一端面側に密着固定されるシャフト部(23b)を備え、
    その基端部が前記装置フレームおよびディスク再生ユニ
    ットの他方に取付けられる係合部材(23)と、 この係合部材の前記シャフト部と基端部との間に設けら
    れ、基端部側からシャフト部側に掛けて先細り形状をな
    し、過剰に位置変位した前記ダンパ部材の一端面と当接
    して該ダンパ部材を弾性変形させるテーパ部(23a)とを
    具備したことを特徴とするディスク再生装置。
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EP1035547A1 (en) * 1998-09-29 2000-09-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Corner part reinforcing device of disc device chassis

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