JPH0727227Y2 - 樹脂製燃料タンクの取付構造 - Google Patents

樹脂製燃料タンクの取付構造

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JPH0727227Y2
JPH0727227Y2 JP6885189U JP6885189U JPH0727227Y2 JP H0727227 Y2 JPH0727227 Y2 JP H0727227Y2 JP 6885189 U JP6885189 U JP 6885189U JP 6885189 U JP6885189 U JP 6885189U JP H0727227 Y2 JPH0727227 Y2 JP H0727227Y2
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JP
Japan
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fuel tank
resin fuel
tank
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resin
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JP6885189U
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照一 谷口
冨士政 田中
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、樹脂製燃料タンクの取付構造に関する。
〔従来技術〕
従来の樹脂製燃料タンクの取付構造としては、例えば第
6図に示すようなものがある。
すなわち図中1は樹脂製燃料タンク、2は車体、3は前
記樹脂製燃料タンク1の下面を支持し前記車体2にブラ
ケット4,4を介して両端が締付ボルト5,5により固定され
た金属製のタンク取付バンドである。
なお、このような技術内容に類似の技術は例えば実開昭
59−65827号公報に記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の樹脂製燃料タンクの取
付構造にあっては、樹脂製燃料タンク1の下面に常にタ
ンク取付バンド3の締付力が加わっている構造となって
いたため、第6図示のように耐火試験時、耐火試験用燃
料6が燃焼して発した火炎7にさらされた燃料8の入っ
た樹脂製燃料タンク1は、火炎7の熱により第7図示の
ように軟化するため、樹脂製燃料タンク1の自重でタン
ク取付バンド3の締付力が加わっているバンド接触部に
おいて該タンク取付バンド3が喰い込み、樹脂製燃料タ
ンク1に穴があく可能性がある。なお、第7図では火炎
7を図示省略した。一方、上記対策として第8図に示す
ように、バンド接触部を保護するため金属プロテクタ9
を設定したり、燃料タンク1の肉厚を厚くする構造とし
たが、これも又重量が増加し、しかも取付工数が増加
し、コストアップとなるという課題があった。
この考案は、このような従来の課題に着目してなされた
もので、重量・取付工数およびコストを増加させること
なく、耐火試験時におけるタンク取付バンドの樹脂製燃
料タンクへの喰い込み現象の発生を未然に防止するよう
にした樹脂製燃料タンクの取付構造を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、車体下面に取り付
けられるタンク取付バンドが樹脂製燃料タンクを下方か
ら支持することで、該樹脂製燃料タンク上面の少なくと
も一部が車体下面に接するように樹脂製燃料タンクを吊
下げ・取付ける樹脂製燃料タンクの取付構造において、 前記タンク取付バンドの樹脂製燃料タンクの荷重がかか
る部分に、高温下における溶解点が前記樹脂製燃料タン
クの溶解点より低い材質で形成され、溶解時に前記車体
下面に接していた樹脂製燃料タンク上面を車体下面より
離間ならしめるスペーサを介在させることを特徴とする
ものである。
〔作用〕
耐火試験時に樹脂製燃料タンクは火炎にさらされ軟化し
始めるが、該樹脂製燃料タンクの剛性が低下する前に、
同様に火炎にさらされているスペーサが溶解する。従っ
て、前記タンク取付バンドの樹脂製燃料タンクの荷重が
かかる部分、例えば、樹脂製燃料タンクの荷重がタンク
取付バンドに直接作用する部分やタンク取付バンドに車
体下面から樹脂製燃料タンクの荷重が反力として作用す
る部分に、介在されたスペーサが溶解するので、樹脂製
燃料タンク上面は車体下面から離間して隙間が生じる。
この結果、タンク取付バンドの樹脂製燃料タンクに対す
る締付力が低下し樹脂製燃料タンクへの喰い込みが防止
される。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、従来と同一又は均等の部品には同一符号を付す。
第1図および第2図において、樹脂製燃料タンク1は、
ブラケット4,4を介して締結部材である締付ボルト5,5に
より車体2の下面に固定された金属製のタンク取付バン
ド3により吊下げ・支持され車体2の下面に上面が接す
るように取付けられている。
なお、12,12は締付ボルト5,5に螺合するナットである。
前記締付ボルト5,5とタンク取付バンド3の固定部位で
あるブラケット4,4との間、即ち、車体2から樹脂製燃
料タンク1の荷重を反力として受ける部分には該締付ボ
ルト5,5の軸部に嵌合するカラー13,13が介挿されてい
る。このカラー13,13は高温下において溶解点が前記樹
脂製燃料タンク1より低い材質で形成したものであり、
これが本願のスペーサとなる。
かかる構成につき、耐火試験時に樹脂製燃料タンク1は
図示しない火炎にさらされ軟化し始めるが、該樹脂製燃
料タンク1の剛性が低下する前に、同様に火炎にさらさ
れているカラー13,13が溶解し第3図に示すように、車
体2とブラケット4,4との間に隙間δが生じる。この結
果、タンク取付バンド3はその締付力が低下し樹脂製燃
料タンク1への喰い込みが防止される。
この場合、単にカラー13,13を介挿するだけであるた
め、重量・取付工数およびコストは殆ど増大させること
がない。
第4図および第5図は本考案の他の実施例を示す。
この実施例は、カラー13,13を介挿する代わりに、樹脂
製燃料タンク1をタンク取付バンド3により車体2に取
り付けた構造において、前記樹脂製燃料タンク1の角部
と前記タンク取付バンド3の該角部が当接する部位との
間、即ち、樹脂製燃料タンク1の荷重を直接受ける部分
に、高温下において溶解点が前記樹脂製燃料タンク1よ
り低い材質で形成したスペーサ14,14を介在させたもの
である。
なお、樹脂製燃料タンク1のスペーサ14が介在する部分
は窪み1aが形成されている。
この実施例も耐火試験時に樹脂製燃料タンク1は火炎に
さらされ軟化し始めるが、該樹脂製燃料タンク1の剛性
が低下する前に、同様に火炎にさらされているスペーサ
14,14が溶解し車体2と樹脂製燃料タンク1との間に隙
間が生じ、この結果、タンク取付バンド3はその締付力
が低下し樹脂製燃料タンク1への喰い込みが防止され
る。
この場合も単にスペーサ14,14を介在させるだけである
ため、前記実施例と同様重量・取付工数およびコストは
殆ど増大させることがない。
なお、スペーサ14は樹脂製燃料タンク1の角部だけでな
くその底面部にも介在させても良い。
〔効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、重量・取付
工数およびコストを増大させることなく、耐火試験時に
おけるタンク取付バンドの樹脂製燃料タンクへの喰い込
み現象の発生を未然に防止できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す縦断面図、第2図
はその要部拡大縦断面図、第3図は同じく作用説明用縦
断面図、第4図は本考案の他の実施例を示す縦断面図、
第5図は第4図のV−V線断面図、第6図は従来例を示
す説明用縦断面図、第7図はその作用説明図、第8図は
従来の対策例を示す縦断面図である。 1……樹脂製燃料タンク、2……車体、3……タンク取
付バンド、4……ブラケット、5……締付ボルト、13…
…カラー(スペーサ)、14……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体下面に取り付けられるタンク取付バン
    ドが樹脂製燃料タンクを下方から支持することで、該樹
    脂製燃料タンク上面の少なくとも一部が車体下面に接す
    るように樹脂製燃料タンクを吊下げ・取付ける樹脂製燃
    料タンクの取付構造において、 前記タンク取付バンドの樹脂製燃料タンクの荷重がかか
    る部分に、高温下における溶解点が前記樹脂製燃料タン
    クの溶解点より低い材質で形成され、溶解時に前記車体
    下面に接していた樹脂製燃料タンク上面を車体下面より
    離間ならしめるスペーサを介在させることを特徴とする
    樹脂製燃料タンクの取付構造。
JP6885189U 1989-06-12 1989-06-12 樹脂製燃料タンクの取付構造 Expired - Lifetime JPH0727227Y2 (ja)

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JPH038022U JPH038022U (ja) 1991-01-25
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JPH038022U (ja) 1991-01-25

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