JPH07271001A - 写真感光材料の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のサイズの異なる写真感光材料を効率良
く露光部へ供給できる写真感光材料の供給装置を提供す
る。 【構成】 カットペーパー９を露光部７に搬送するペー
パー搬送装置１とその搬送装置１の供給端後方に、幅寸
法が異なるペーパーロール１５が、それぞれ単独に収納
される複数のペーパーマガジン２を設け、その両者間
に、切断装置４から受け取ったカットペーパー９を回転
させてペーパー搬送装置１へ供給するペーパー受け渡し
装置５を設ける。そして、ペーパー受け渡し装置５によ
ってペーパーマガジン２からペーパー搬送装置１へ供給
されるカットペーパー９の向きをプリントサイズ、ネガ
寸法、焼き付け方向に応じ、変更して供給することによ
り、カットペーパー９を複数のプリントサイズに対応で
きるようにし、複数のサイズの異なる写真感光材料を露
光部７へ供給できるようにして効率化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、写真感光材料を所定
の長さにカットし、そのカットされた写真感光材料を露
光部に搬送する写真感光材料の供給装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】ネガフィルム（以下、フィ
ルム）のネガ像を写真感光材料（以下、ペーパー）に焼
き付ける写真焼き付け装置として、ペーパーロールから
繰り出されたペーパーを所定の長さに切断してカットペ
ーパーを形成し、そのカットペーパーを露光部に搬送し
て焼き付け処理するようにしたものが従来から知られて
いる。

【０００３】ここで、ペーパーロールは、普通、ペーパ
ーマガジンに収納され、そのペーパーマガジンから繰り
出されるようになっている。

【０００４】上記のような写真焼き付け装置で、ペーパ
ーに焼き付け処理をする際、プリントサイズが変更にな
ると、そのプリントサイズに対応した幅寸法のカットペ
ーパーを露光部に供給する必要がある。

【０００５】ところで、プリントサイズの変更に伴うペ
ーパーの切り換えに際し、幅寸法が異なる数種のロール
ペーパーをそれぞれ単独にペーパーマガジンに収納し、
プリントサイズの変更に応じてペーパーマガジンを交換
することにすれば、プリントサイズに対応した焼き付け
処理を可能とすることができるが、プリントサイズに
は、Ｅ判、Ｌ判、２Ｅ判、２Ｌ判、ヨーロッパサービス
判、パノラマサイズ、ハイビジョンサイズ、８切りサイ
ズ、６切りサイズ、４切りサイズ等多数のサイズが存在
し、このような多種のペーパーの中からプリントサイズ
の変更の都度、必要なペーパーを選び出してペーパーマ
ガジンを取り替える必要があるため、焼き付け処理を効
率よく行うことができないという問題が生じる。

【０００６】また、フィルムの１コマのフレームサイズ
は、ハーフサイズとフルサイズとがあり、焼き付けの際
には、異なった焼き付け方法が行われている。これは、
ハーフサイズでは、フルサイズのフレームを１／２に分
割して使用するため、ネガ像が縦長となり、焼き付けの
際にフルサイズと同じように焼き付けを行うと、ペーパ
ーから像がはみ出す。そのため、フィルムをペーパーロ
ールに対して９０度回転させて焼き付けを行う所謂「横
焼き」が行われている。これに対し、フィルムをペーパ
ーロールと並行にして焼き付ける方法を「縦焼き」とす
る。

【０００７】しかしながら、このようなハーフサイズの
フィルムは、焼き付けの際、フルサイズのフィルムと混
在させて焼き付け処理が行われているため、フィルムサ
イズが異なる度にフィルムの搬送方向を作業者が変えな
ければならず、焼き付け処理が効率よく行えないという
問題もある。

【０００８】即ち、 １．プリントサイズの多様化に伴い非常に多くの幅のペ
ーパーが必要となり、それに伴うペーパーの切り換え交
換時間が増大し、機械の処理効率が低下する。

【０００９】２．作業者のペーパーマガジン選定が複雑
になり、作業効率が低下する。

【００１０】３．作業者が必要で自動化が困難であっ
た。

【００１１】等の問題がある。

【００１２】そこで、この発明の課題は、サイズの異な
るプリントの焼き付け処理を効率よく行うことのできる
写真材料の供給装置を提供することである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第一の発明では、カットペーパーを露光部に搬送す
る単一のペーパー搬送装置と、そのペーパー搬送装置の
供給端より後方に配置され、焼き付け処理されるプリン
トサイズと対応する数種の幅寸法が異なるペーパーロー
ルがそれぞれ単独に収納された複数のペーパーマガジン
と、各ペーパーマガジン内のペーパーロールからペーパ
ーを繰り出すペーパー繰り出し装置と、各ペーパーマガ
ジンから繰り出されたペーパーを所定の長さに切断する
切断装置と、その切断装置により形成されたカットペー
パーを受け取って前記ペーパー搬送装置の供給端部上に
搬送するペーパー受け渡し装置とからなる構成を採用し
たのである。

【００１４】また、第二の発明では、上記の構成からな
る供給装置のペーパー受け渡し装置が、切断装置から受
け取ったカットペーパーを回転し、その向きを変更する
ペーパー回転装置を備えた構成を採用したのである。

【００１５】さらに、第三の発明では、上記の構成から
なる供給装置が上記ペーパー回転装置をアーム駆動装置
によって一端部を中心に旋回動されるアームの他端に支
持した構成を採用したのである。

【００１６】第四の発明では、上記の構成からなる供給
装置に、焼き付け処理されるフィルムの画面寸法を検出
するネガ画面検出手段と、ベーパーマガジンに収納され
たペーパーロールの幅寸法を検出する幅検出手段と、前
記フィルムの焼き付け方向を検出するフィルム搬送方向
検出装置とを設け、その幅検出手段により読み取られた
ペーパーロールの幅寸法と前記ネガ画面検出手段で読み
取った画面寸法と、フィルム搬送方向検出装置で読み取
ったペーパーロールへのフィルムの焼き付け方向とから
画面寸法に対応するペーパーロールが収納されたペーパ
ーマガジンを選択し、その選択されたぺーパーマガジン
の繰り出し装置、切断装置及びペーパー受け渡し装置を
作動させてペーパー搬送装置の供給端部に所定のカット
ペーパーを供給する制御装置を設けた構成としたのであ
る。

【００１７】

【作用】上記のように構成される第一の発明にあって
は、プリントサイズが設定され、焼き付け処理が開始さ
れると、ペーパー搬送装置の後方に配置された複数のペ
ーパーマガジンの中からプリントサイズに対応する幅寸
法のロールペーパーの収容されたペーパーマガジンが選
択され、そのマガジンのペーパー繰り出し装置が作動し
てペーパーが繰り出される。繰り出されたペーパーは、
切断装置によって所定の長さのカットペーパーに切断さ
れる。この切断されたカットペーパーは、ペーパー受け
渡し装置によって受け取られ、ペーパー搬送装置の端部
上まで移送される。ペーパー受け渡し装置によって、ペ
ーパー搬送装置端部上まで搬送されたカットペーパー
は、そこで、ペーパー受け渡し装置からペーパー搬送装
置に受け渡され、露光部に搬送されて焼き付け処理が行
なわれる。

【００１８】このとき、上記ペーパー受け渡し装置が切
断装置から受け取ったカットペーパーを回転し、その向
きを変更するペーパー回転装置を備えた第二の発明で
は、上記ペーパー回転装置は、ペーパーマガジンから受
け渡された所定長に切断されたカットペーパーの向きを
変更してペーパー搬送装置に受け渡すことにより、カッ
トされたペーパーが複数のプリントサイズに対応できる
ようにする。

【００１９】即ち、各プリントサイズは、Ｅ判では、３
1/4 ×４3/4 インチ、２Ｅ判では、４3/4 ×６1/2 イン
チ、Ｌ判では、３1/2 ×５インチ、２Ｌ判では、５×７
インチとなっており、紙の寸法と同様、縦と横の比が
１：√２となるように規格化されている。

【００２０】このため、２Ｅ判や２Ｌ判のプリント用紙
を半分に切断し、切断した用紙を９０度回転して縦と横
とを逆にすると、Ｅ判とＬ判のプリント用紙を得ること
ができる。

【００２１】したがって、例えば、２Ｅ判や２Ｌ判のカ
ットペーパーの繰り出し長を半分にしたカットペーパー
を切断装置により切り出し、その半分のサイズにカット
されたカットペーパーの向きをペーパー回転装置によっ
て９０度回転させることにより、Ｅ判やＬ判のカットペ
ーパーを供給することができる。

【００２２】また、このようにペーパー回転装置は、カ
ットペーパーの向きを９０度回転させることができるた
め、フィルムがフルサイズからハーフサイズあるいはフ
ルサイズからハーフサイズなどフレームサイズが変更に
なったり、焼き付け方法が「縦焼き」から「横焼き」あ
るいは、「横焼き」から「縦焼き」に変更になった場合
でもペーパー搬送装置へ供給するカットペーパーの向き
を変更することにより、フィルム搬送方向の変更なしに
それらの焼き付け方法に対応できる。

【００２３】その際、ペーパー受け渡し装置が上記ペー
パー回転装置をアーム駆動装置によって一端部を中心に
旋回動されるアームの他端に支持した構成からなる第三
の発明では、複数のペーパーマガジンの中から選択され
たペーパーマガジンに対し、アーム駆動装置によってア
ームを旋回駆動することによって、切断装置により所定
長にカットされたカットペーパーを、アームの他端部に
支持してペーパー搬送装置の端部上まで搬送する。

【００２４】このとき、アームの他端部に支持されたペ
ーパー回転装置によりペーパー搬送装置へ供給するカッ
トペーパーの向きを変更することによって、露光部でも
って縦焼きあるいは横焼きができるようにしたり、２Ｅ
判や２Ｌ判のカットペーパーからＥ判やＬ判のカットペ
ーパーを供給することができる。

【００２５】ペーパーマガジンの繰り出し装置、切断装
置及びペーパー受け渡し装置を作動してペーパー搬送装
置の供給端部にカットペーパーを供給する制御装置を設
けた第四の発明にあっては、ネガ画面検出手段によって
焼き付け処理されるフィルムの画面寸法を検出し、ま
た、幅検出手段により複数のペーパーマガジン内に収納
された各ロールペーパーの幅寸法を検出して、これらの
検出信号を制御装置が比較することにより、複数のペー
パーマガジンの中からフィルムの画面寸法と対応するロ
ールペーパーが収納されたペーパーマガジンを選択し、
その選択されたペーパーマガジンの繰り出し装置と切断
装置を作動して繰り出したペーパーから所定の長さのカ
ットペーパーを切断した後、そのカットペーパーをペー
パー受け渡し装置を作動してペーパー搬送装置の端部上
まで移送する。その際、プリントサイズ、ネガ画面及び
フィルム搬送方向検出装置によって検出されたカットペ
ーパーに対するフィルム焼き付け方向とカットペーパー
の向きとが一致するようにペーパー受け渡し装置のペー
パー回転装置を回転させるかどうかの制御を行って、カ
ットペーパーをペーパー搬送装置に受け渡し、露光部に
搬送する。

【００２６】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。

【００２７】図１に写真感光材料の供給装置の第一実施
例を示す。

【００２８】写真感光材料の供給装置は、ペーパー搬送
装置１とペーパーマガジン２とペーパー繰り出し装置３
と切断装置４とペーパー受け渡し装置５と制御装置６と
で構成され、写真焼き付け装置の露光部７と連設されて
いる。

【００２９】ペーパー搬送装置１は、エンドレスの孔あ
きベルト８を有し、そのベルト８のキャリア側ベルト８
の下方にサクションボックス（図示せず）が設けられて
おり、サクションボックスに付与される吸引力をベルト
８の孔に作用させ、キャリア側ベルト８の供給端部に供
給されるカットペーパー９を吸着して上記ベルト８の移
動により、そのカットペーパー９を露光部７へ搬送す
る。

【００３０】露光部７は、ネガフィルム（以下、フィル
ム）１０の移送路上に設けられた露光ユニット１１から
なっている。

【００３１】露光ユニット１１は、露光光源１２とオー
トネガマスク１３及び焼き付けレンズ１４とからなり、
露光光源１２によってオートネガマスク１３に保持され
たフィルム１０のネガ像を焼き付けレンズ１４を介して
露光部７で停止するカットペーパー９に焼き付ける。

【００３２】また、上記露光部７は、図１の鎖線に示す
ようにオートネガマスク１３とフィルム移送路の向きを
変え、ペーパー搬送装置１に対するフィルム１０の搬送
方向を変更できるようになっており、ペーパー搬送装置
１上を搬送されるカットペーパー９の大きさに合わせて
焼き付け方向を選べるようになっている。

【００３３】即ち、同寸法のプリントを得る場合、その
焼き付け方法は、図２（ａ）に示すように、プリントサ
イズの幅方向の寸法と同幅のペーパーロール１５を用い
てペーパーロール１５と並行にフィルム１０を移動させ
る縦焼きと、図２（ｂ）に示すプリントサイズの長さ方
向の寸法と同幅のペーパーロール１５を用いてペーパー
ロール１５と直角にフィルム１０を移動させる横焼き
（ハーフサイズはネガ像が縦長となるため、横焼きが用
いられる）とがあり、本実施例の露光部７では、使用す
るペーパーロール１５の幅寸法に合わせてオートネガマ
スク１３とフィルム１０の搬送方向を変えることによ
り、それらに対処できるようになっている。

【００３４】そのため、上記オートネガマスク１３に
は、オートネガマスク１３の向きを検出するフィルム搬
送方向検出装置１６が備えられ、フィルム１０の搬送方
向を検出し、露光部７が縦焼き状態にセットされている
のか、あるいは横焼き状態にセットされているのかを検
出できるようにしている。

【００３５】一方、フィルム１０の移送路には、フィル
ム１０の感度表示を読み取ってフィルム１０の種類を検
出するフィルム種類検出装置１７、フィルム１０のフレ
ーム１８の大きさを読み取って画面寸法がフルサイズ
か、ハーフサイズか、ハイビジョンサイズか、あるいは
パノラマサイズであるかを検出するネガ画面検出手段１
９、また、将来登場が予想される撮影情報等をフィルム
に設けられた磁気媒体によって記録することのできる新
型フィルムから、画面寸法などの情報を読み取るネガ画
面検出手段として磁気情報読取り装置２０も設けられて
いる。

【００３６】ペーパーマガジン２は、ペーパー搬送装置
１の供給端より後方に、ペーパー受け渡し装置５の周囲
を囲むように配置され、それぞれ幅寸法の異なるペーパ
ーロール１５が単独に収納されている。ペーパーマガジ
ン２の数は任意であり、実施例では、３個のペーパーマ
ガジン２を設けている。

【００３７】また、各ペーパーマガジン２のペーパー出
口２１には、ペーパーマガジン２からペーパーロール１
５を繰り出すペーパー繰り出し装置３と、繰り出された
ペーパー１５を所定の長さのカットペーパー９に切断す
る切断装置４が接続される。

【００３８】ペーパー繰り出し装置３は、モータによっ
て駆動される駆動ローラと、その駆動ローラに接触され
た圧着ローラとからなり、例えば上記ローラには、ロー
タリーエンコーダが取り付けられ、そのエンコーダの回
転量からペーパーロール１５の繰り出し量を検出するよ
うになっている。なお、繰り出し量を検出する検出手段
は、これに限定されない。切断装置４は、固定刃とモー
タによって回転される回転刃とからなっており、ペーパ
ー繰り出し装置３からペーパーロール１５が所定量繰り
出されると回転刃がモータにより回転してペーパーロー
ル１５を切断し、カットペーパー９を形成する。

【００３９】また、各ペーパーマガジン２には、ペーパ
ー幅検出装置２２が設けられている。ペーパー幅検出装
置２２は、図３に示すように、ペーパーマガジン２に着
脱自在に取り付けられる幅検出ピン２３と、ペーパーマ
ガジンの装着位置に設けられた複数の幅検出用センサス
イッチ２４とからなり、前記センサスイッチ２４の作動
により幅検出ピン２３の有無を検出することによって例
えば、図４に示すように、１５２〜８３ｍｍ幅の５種類
のペーパーを４個の幅検出ピン２３の組み合せで検出す
るようになっている。ペーパー受け渡し装置５は、図１
に示すように、中間搬送装置５１とペーパー回転装置５
２とからなっている。

【００４０】中間搬送装置５１は、モータによって駆動
される駆動ローラと、その駆動ローラと接触する圧着ロ
ーラとからなり、ペーパーマガジン２ごとに、切断装置
４とペーパー回転装置５２間に設けられ、切断装置４で
切断されたカットペーパー９をペーパー回転装置５２に
搬入する。

【００４１】ペーパー回転装置５２は、例えば図５に示
すように、回転フレーム５３に支持される搬送ローラ５
４、５５と一対のディスク５６、５７とからなってい
る。回転フレーム５３は、内部にカットペーパー９の搬
送路５８が設けられ、その搬送路５８に沿って搬送ロー
ラ５４、５５が設けられている。

【００４２】搬送ローラ５４、５５は、圧着ローラ５４
と駆動ローラ５５とからなり、それぞれ搬送路５８を挾
んで対向して配置されている。その駆動ローラ５５の回
転軸には、プーリーが取り付けられ、そのプーリーは、
ベルトを介してモータ５９の回転軸のプーリーと連結さ
れることにより、モータ５９により駆動される。また、
モータ５９の回転軸には、ロータリーエンコーダー（図
示せず）が取り付けられ、カットペーパー９の搬送量が
検出できるようになっている。

【００４３】一方、圧着ローラ５４には、圧着解除装置
６０が取り付けられている。圧着解除装置６０は、図５
に示すように、カム溝６１の形成された解除カム６２
と、その解除カム６２を水平方向に移動させるカム用ソ
レノイド６３とその解除カム６２をソレノイド６３によ
る移動方向と逆方向へ付勢するバネ６４とからなり、前
記カム溝６１に圧着ローラ５４の軸が嵌入されている。
そのため、カム用ソレノイド６３が作動すると、矢印の
ように解除カム６２が引き寄せられ、カム溝６１によっ
て圧着ローラ５４が上昇し、駆動ローラ５５との接触が
解除される。

【００４４】また、カム用ソレノイド６３の作動を停止
すると、解除カム６２はバネ６４によって引き戻され、
カム溝６１によって下降し、駆動ローラ５５に圧着され
る。

【００４５】前記搬送路５８の中央にはディスク５６、
５７が取り付けられている。ディスク５６、５７は、搬
送路５８の上下に設けられ、上方に設けられたディスク
５６は、フレーム５３を貫通するシャフト軸を介し、圧
着カム６５と当接している。圧着カム６５はテーパー状
に形成され、圧着用ソレノイド６６と連結されるととも
に、シャフト軸には、圧縮バネ６７が挿通されている。
このため、圧着用ソレノイド６６の作動によって圧着カ
ム６５が進出すると、シャフト軸が圧接され、上方のデ
ィスク５６が下降し、下方のディスク５７に圧接する。
また、ソレノイド６６の作動を停止すると圧縮バネ６７
により、シャフト軸が上昇し、圧着カム６５が後退して
上方のディスク５６と下方のディスク５７との圧着が解
除される。

【００４６】その下方のディスク５６は、回転フレーム
５３を貫通する軸６８の先端に取り付けられている。こ
の軸６８は、軸受けを介して回転フレーム５３を支持し
ており、回転フレーム５３は、回転装置によって回動さ
れるようになっている。回転装置は、回転モータ６９の
回転軸に歯車７０を取り付け、その歯車７０を軸受けの
外周に設けた歯車７１と歯合させることにより回転フレ
ーム５３を回動する。また、回転装置には、回転センサ
として軸受けの外周の歯車と歯合させたロータリーエン
コーダ設けられており（図示せず）、回転フレーム５３
の回転量が検出できるようになっている。

【００４７】このペーパー回転装置５２では、選択され
たペーパーマガジン２に対し、回転モータ６９を駆動し
て回転フレーム５３の搬送路５８の搬入口７２を対向さ
せる（このときの位置決めは、軸受けに設けたロータリ
ーエンコーダによりおこなうことができる）。次に、圧
着用ソレノイド６６の作動を停止して上方のディスク５
６を上昇させ、圧着カム６５を後退させた状態でモータ
５９を作動して搬送ローラ５４、５５を駆動し、カット
ペーパー９を中間搬送装置５１から導入する。導入が済
むと、搬送ローラ５４、５５を停止して回転モータ６９
を駆動し、回転フレーム５３の搬送路５８の搬出口７３
をペーパー搬送装置１に対向させ、搬送ローラ５４、５
５を駆動して保持したカットペーパー９を排出し、カッ
トペーパー９をペーパー搬送装置１の供給端部上に移送
する。

【００４８】このとき、導入したカットペーパー９の向
きを９０度変更する場合は、圧着用ソレノイド６６を作
動して圧着カム６５を進出させて上方のディスク５６を
下方のディスク５７に圧接し、カットペーパー９を保持
する。次に、カム用ソレノイド６３を作動し、解除カム
６２を移動して圧着ローラ５４を解除する。そして、回
転モータ６９を駆動して回転フレーム５３を９０度回転
させた後、カム用ソレノイド６３を停止して解除カム６
２をバネ６４により引き戻し、圧着ローラ５４を駆動ロ
ーラ５５に圧接するとともに、圧着用ソレノイド６６の
作動を停止し、上方のディスク５６を上昇させてカット
ペーパー９を開放する。そして、カットペーパー９の向
きを変更した際、回転した回転フレーム５３の搬出口７
３を回転モータ６９を駆動してペーパー搬送装置１に対
向させた後、モータ５９を作動して搬送ローラ５４、５
５を駆動し、カットペーパー９を排出する。

【００４９】制御装置６は、図６に示すように、各検出
装置１６，１７，１９，２０，２２、ロータリエンコー
ダなどのセンサが接続されると共に、ペーパー１５への
焼き付けサイズの設定データが入力されるようになって
おり、それらデータに基づいて各ペーパーマガジン２の
ペーパー繰り出し装置３及び切断装置４並びにペーパー
受け渡し装置５の作動を制御し、所定のカットペーパー
９をペーパー搬送装置１に供給する。

【００５０】この実施例は、以上のように構成されてお
り、いまペーパーマガジン２をペーパー受け渡し装置５
の後方と、装置１を挟んでその左右に１個ずつの合計３
個配置した構成とし、その３つのペーパーマガジン２に
それぞれ、幅寸法の異なる２Ｅ判用の１１７ｍｍ幅のペ
ーパーロール１５（図７（ｃ）の（ｉ））と２Ｌ判用の
１２７ｍｍ幅のペーパーロール１５（図７（ｄ）の
（ｉ））及び８９ｍｍ幅のハイビジョンとパノラマサイ
ズ兼用のペーパーロール１５（図７（ｅ）又（ｆ）の
（ｉ））を単独に収納することにより、その３種類のペ
ーパー幅のペーパーロール１５からフィルム１０のハー
フサイズとフルサイズとに関わらず、Ｅ判、Ｌ判、２Ｅ
判、２Ｌ判、ハイビジョンサイズ、パノラマサイズ用の
カットペーパーの供給を行えることを説明する。

【００５１】まず、供給装置にペーパーロール１５の収
納されたペーパーマガジン２を装着する際、収納される
ペーパーロール１５の幅寸法に応じて幅検出ピン２３を
セットし、幅検出ピン２３によって制御装置６が各ペー
パーマガジンに収納されたペーパーロール１５の幅寸法
を検出し得るようにする。

【００５２】次に、装置を作動し、フィルム１０をフィ
ルム移送路にロードし、焼き付けサイズを入力すると、
ロードされたフィルム１０は、オートネガマスク１３に
搬送される。その際、ネガ画面検出手段１９によってフ
ィルム１０のフレーム寸法が検出され、フィルム１０が
フルサイズかハーフサイズかが検出される。このとき、
フルサイズであるならばハイビジョンサイズかパノラマ
サイズであるかが検出される。

【００５３】また、そのとき、フィルム搬送方向検出装
置１６によってオートネガマスク１３の方向が検出さ
れ、露光部７が縦焼き用にセットされているのか横焼き
用にセットされているのかが検出される。

【００５４】そして、それらの検出データから制御装置
６は例えば、以下の手順により、設定されたプリントサ
イズに最適なペーパーロール１５の収納されたペーパー
マガジン２を選択する。

【００５５】即ち、図７（ａ）のＥ判サイズと、（ｃ）
の２Ｅ判サイズに示すように、２Ｅ判の縦焼き用のペー
パーロールの幅寸法は、Ｅ判の横焼き用のペーパーロー
ルの幅寸法と同寸である。

【００５６】また、図７（ｂ）のＬ判サイズと、（ｄ）
の２Ｌ判サイズに示すように、２Ｌ判の縦焼き用のペー
パーロールの幅寸法は、Ｌ判の横焼き用のペーパーロー
ル１５の幅寸法と同寸である。

【００５７】さらに、図７（ｅ）、（ｆ）に示すように
ハイビジョンサイズとパノラマサイズの幅寸法は同寸で
ある。

【００５８】このため、制御装置６は、プリントサイズ
としてＥ判または２Ｅ判サイズが設定されているとハー
フ、フルサイズに関わらず２Ｅ判のペーパーロール１５
が収納されたペーパーマガジン２を選択する。また、Ｌ
判または２Ｌ判が設定されているとハーフ、フルサイズ
に関わらず２Ｌ判のペーパーロール１５の収納されたペ
ーパーマガジン２を選択する。一方、ネガ画面検出手段
１９がフィルム１０からハイビジョン及びパノラマサイ
ズを検出した場合は、８９ｍｍ幅のハイビジョン及びパ
ノラマサイズ用のペーパーロール１５の収納されたペー
パーマガジン２を選択する。

【００５９】そして、その選択したペーパーマガジン２
に対し、ペーパー受け渡し装置５のペーパー回転装置５
２を旋回駆動し、回転フレーム５３の搬入口７２を対向
させ、選択したペーパーマガジン２のペーパー繰り出し
装置３を作動して所定長のペーパーロール１５を繰り出
し、切断装置４で切断する。このときの繰り出し長は、
Ｅ判の場合、８２．５ｍｍ，以下、２Ｅ判の場合１６５
ｍｍ，Ｌ判の場合、８９ｍｍ，２Ｌ判の場合、１７８ｍ
ｍ，ハイビジョンサイズの場合、図７（ｅ），（ｆ）の
プリントサイズに示すように、１５８ｍｍ，パノラマサ
イズの場合、２５４ｍｍとなる。

【００６０】一方、この切断時、制御装置６は、中間搬
送装置５１を作動して切断したカットペーパー９をペー
パー回転装置５２に搬入する。同時に、ペーパー回転装
置５２の圧着用ソレノイド６６の作動を停止して圧着カ
ム６５を解除し、上方のディスク５６を上昇した状態で
モータ５９を作動し、搬送ローラ５４、５５を駆動して
カットペーパー９を導入する。また、カットペーパー９
が導入し終わると、回転モータ６９を作動して回転フレ
ーム５３の搬送路５８の搬出口７３をペーパー搬送装置
１に対向させると、制御装置６は、フィルム搬送方向検
出装置１６によって検出される露光部７の焼き付け方向
とネガ画面検出手段１９により検出される画面寸法の各
条件により、それぞれ以下に示すようにペーパー回転装
置５２の回転制御を行い、ペーパー搬送装置１の供給端
部へ供給するカットペーパー９の向きを変更する。

【００６１】露光部７・・・縦焼き プ
リントサイズの設定・・・Ｅ、Ｌ 画面寸法・・・フルサイズ この場合、ネガ像が図８（ａ）に示すようになり、一
方、使用するペーパーロール１５が２Ｅ判あるいは２Ｌ
判用のペーパーロール１５であり、カットペーパー９の
ペーパー搬送装置１への供給方向がそのままの状態で
は、図７（ａ）の（ii）あるいは（ｂ）の（ii）に示す
ように、Ｅ判とＬ判サイズの長さ寸法となることから、
制御装置６は、カットペーパー９を９０度回転させた
後、ペーパー搬送装置１へ供給する。

【００６２】即ち、圧着用ソレノイド６６を作動し、圧
着カム６５を進出して上方のディスク５６を下方のディ
スク５７に圧接し、カム用ソレノイド６３を作動して圧
着ローラ５４を解除する。回転モータ６９を駆動して回
転フレーム５３を９０度回転し、カム用ソレノイド６３
を停止して圧着ローラ５４を駆動ローラ５５に圧着する
とともに、圧着用ソレノイド６６の作動を停止して上方
のディスク５６を上昇し、カットペーパー９を解放す
る。そして、回転モータ６９を駆動して搬出口７３をペ
ーパー搬送装置１に対向させた後、搬送ローラ５４、５
５を駆動してカットペーパー９をペーパー搬送装置１に
排出する。

【００６３】露光部７・・・縦焼き プ
リントサイズの設定・・・Ｅ、Ｌ 画面寸法・・・ハーフサイズ この場合、図８（ｂ）に示すように、ハーフサイズはフ
ルサイズの１フレームを１／２に分割して使用するため
縦長のネガ像となり、フルサイズに対し９０度回転した
ネガとなるので、カットペーパー９を回転させずにペー
パー搬送装置１へ供給する。

【００６４】即ち、圧着用ソレノイド６６の作動を停止
して上方のディスク５６を上昇させ、搬送ローラ５４、
５５を駆動し、カットペーパー９を排出する。

【００６５】露光部７・・・縦焼き プ
リントサイズの設定・・・２Ｅ、２Ｌ、ハイビジョン、
パノラマ 画面寸法・・・フル／ハーフサイズ この場合、ネガ像は、図８（ｃ）に示すようにフルサイ
ズの場合、そのままの状態で供給されるプリントサイズ
となるので、カットペーパー９を回転させずに開放し、
カットペーパー９をペーパー搬送装置１へ供給する。

【００６６】また、ハーフサイズの場合は、９０度回転
したネガ像となるのでカットペーパー９を９０度回転さ
せた後、ペーパ搬送装置１へ供給する。

【００６７】露光部７・・・横焼き プ
リントサイズの設定・・・Ｅ、Ｌ 画面寸法・・・フルサイズ この場合、ネガ像が図８（ｄ）に示すように、図７
（ａ）の（ii）あるいは（ｂ）の（ii）のようになるの
で、カットペーパー９を回転させずにペーパー搬送装置
１へ供給する。

【００６８】露光部７・・・横焼き プ
リントサイズの設定・・・Ｅ、Ｌ 画面寸法・・・ハーフサイズ この場合、図８（ｅ）に示すように、ハーフサイズはフ
ルサイズに対し９０度回転したネガ像となるので、カッ
トペーパー９を９０度回転させた後、ペーパー搬送装置
１へ供給する。

【００６９】露光部７・・・横焼き プ
リントサイズの設定・・・２Ｅ、２Ｌ、ハイビジョン
ン、パノラマ 画面寸法・・・フル／ハーフサイズ この場合、ネガ像が、フルサイズの場合は、図８（ｄ）
に示すようになり、カットペーパー９のペーパー搬送装
置１への供給方向が図７（ｃ）の（ｉ）、（ｄ）の
（ｉ）、（ｅ）の（ｉ）、（ｆ）の（ｉ）に示すよう
に、各サイズの長さ寸法となることから、カットペーパ
ー９を９０度回転させた後、ペーパー搬送装置１に供給
する。

【００７０】また、ハーフサイズの場合、ネガ像が図８
（ｆ）に示すようになり、そのままの状態で供給方向で
あるので、カットペーパー９を回転させずにペーパ搬送
装置１へ供給する。

【００７１】一方、フィルム１０は、このとき、ネガ画
面検出手段１９によって検出される毎に所定のピッチで
間欠的に一方向に送られており、ネガ画面検出手段１９
によって検出された画面がオートネガマスク１３の露光
位置まで送られて停止すると、カットペーパー９は、露
光位置で停止する状態にあり、上記フィルム１０が露光
位置で停止するカットペーパー９に焼き付けられる。

【００７２】以後、この動作をくり返すことにより、露
光部７へのカットペーパー９の連続供給が行なわれる。

【００７３】このように、この供給装置では、三種類の
ペーパーロール１５からそれぞれハーフ、フルサイズの
フィルムに対応したＥ判、Ｌ判、２Ｅ判、２Ｌ判、ハイ
ビジョンサイズ、パノラマサイズの十二種類のカットペ
ーパー１５を供給できる。

【００７４】図９に第二実施例を示す。この実施例は、
第一実施例の中間搬送装置５１とペーパー回転装置５２
とからなるペーパー受け渡し装置５に代えて、アーム駆
動装置２６によって一端部を中心に旋回動されるアーム
２５の他端に、切断装置４から受け取ったカットペーパ
ー９を回転し、その向きを変更するディスク２８をペー
パー回転装置として支持したペーパー受け渡し装置５を
設けたものを示す。

【００７５】このペーパー受け渡し装置５は、図１０に
示すように、軸受けにより一端部が回動自在に支持され
たアーム２５とそのアーム２５を旋回動するアーム駆動
装置２６とからなっている。

【００７６】アーム２５は、他端部に一対の支持片２７
を上下に設け、その各支持片２７で一対のディスク２８
のそれぞれのシャフトを回動自在に支持した構造となっ
ている。

【００７７】また、その下方側のディスク２８のシャフ
ト端には、テーパ状に形成された圧着カム３０が当接し
ており、その圧着カム３０は、下方側の支持片２７に設
けられたソレノイド２９と連結されている。そのため、
ソレノイド２９を作動すると、圧着カム３０に押し上げ
られて下方のディスク２８が上昇し、上方のディスク２
８に圧接する。また、ソレノイドの作動を停止すると、
下方のディスク２８が下降して圧着が解除される。

【００７８】一方、上方のディスク２８は、ディスク回
転装置３１と連結されている。ディスク回転装置３１
は、前記ディスク２８のシャフト端に取り付けられた歯
付きプーリ３２と、駆動用モータ３３のアーム２５を貫
通する回転シャフト先端に設けられた歯付きプーリ３２
とをタイミングベルト３５で連結し、上方のディスク２
８を回動するようにしたものである。また、前記駆動用
モータ３３のシャフトには、ロータリエンコーダ（図示
せず）が取り付けられており、ディスク２８の回転角を
検出できるようになっている。

【００７９】アーム駆動装置２６は、アーム駆動用モー
タ３６のシャフトにギヤを取り付け、そのギヤと歯合す
る従動ギヤをアーム２５の一端部に設けた構造となって
いる。また、ディスク回転装置３１と同様、モータ３６
のシャフトにロータリエンコーダ（図示せず）が取り付
けられ、アーム２５の回転角が検出できるようになって
いる。

【００８０】このように構成されるペーパー受け渡し装
置５では、制御装置６が設定されたプリントサイズに合
致するペーパーロール１５の収納されたペーパーマガジ
ン２を選択すると、その選択したペーパーマガジン２に
対し、アーム駆動装置２６を作動してアーム２５を旋回
駆動する。そして、ソレノイド２９の作動を停止してア
ーム２５のディスク２８を開放するとともに、前記ペー
パーマガジン２のペーパー繰り出し装置３を作動して所
定長のペーパーロール１５を繰り出す。このように所定
長繰り出されるペーパーロール１５を、ソレノイド２９
を作動して下方のディスク２８を上方のディスク２８へ
圧接し挾持した後、切断装置４を作動して切断する。
こうして切断されたカットペーパー９は、アーム駆動装
置２６を駆動してペーパー搬送装置１の端部上に位置さ
せる。このとき、制御装置６は、フィルム搬送方向検出
装置１６によって検出される露光部７の焼き付け方向
と、ネガ画面検出手段１９により検出される画面寸法の
各条件により、ディスク回転装置３１を駆動してディス
ク２８の回転制御を第一実施例の回転制御と同様に行な
った後、ソレノイド２９の作動を停止してカットペーパ
ー９をペーパー搬送装置１へ供給する。

【００８１】以後この動作をくり返すことにより、ペー
パーの自動供給を行なう。

【００８２】なお、制御装置６による各条件に対するデ
ィスク２８の回転制御については、第一実施例で詳しく
述べたのでここでは省略することとする。

【００８３】

【効果】以上のように構成した第一の発明においては、
幅寸法の異なるペーパーロールが収納された複数のペー
パーマガジンを設け、そのマガジンからペーパー受け渡
し装置によってペーパー搬送装置にカットペーパーを供
給するようにしたので、ペーパーマガジンの取り替えな
しに複数のプリントサイズの異なるカットペーパーを効
率良くペーパー搬送装置に供給することができる。この
ため、プリントの焼き付け処理をきわめて効率よく行う
ことができ、多種多様なプリントが短時間で容易に行な
える。

【００８４】また、ペーパー受け渡し装置が切断装置か
ら受け取ったカットペーパーを回転し、その向きを変更
するペーパー回転装置を備えた第二の発明においては、
ペーパー回転装置によってペーパー搬送装置へ供給する
カットペーパーの向きを自由に変更できるので、一つの
カットペーパーを「縦焼き」、「横焼き」などの異なる
焼き付け方法や「フルサイズ」、「ハーフサイズ」など
異なるネガ寸法及び「Ｅ判」と「２Ｅ判」のような異な
ったプリントサイズにも対応させることができるので、
焼き付け処理のために準備するロールペーパーの種類を
減少することができる。このため、機械の処理効率を向
上させることができる。また、装置の小型化も図れる。

【００８５】上記ペーパー受け渡し装置がペーパー回転
装置をアームに支持した第三の発明においては、ペーパ
ーマガジンが増加した場合でもペーパーマガジンをペー
パー受け渡し装置の周囲に配置するようにすれば、カッ
トペーパーの移送が一本のアームで行えるため、コスト
の増加が押さえられる。

【００８６】ペーパーマガジンの繰り出し装置、切断装
置及びペーパー受け渡し装置を作動してペーパー搬送装
置の供給端部にカットペーパーを供給する制御装置を設
けた第四の発明においては、ネガ画面検出手段と幅検出
手段及びフィルム搬送方向検出装置とを設けたことによ
り、プリントサイズを入力するだけで画面寸法と焼き付
け方向を検出し、カットペーパーを自動的にペーパー搬
送装置に供給することができるので、供給装置の自動化
が行なえる。また、そのため、作業者が別の作業を行な
うことも可能になり、コストの低下が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施例の模式図

【図２】焼き付け方法を示す作用図

【図３】ペーパー幅検出装置を示す斜視図

【図４】ペーパー幅検出装置の選択モードを示す説明図

【図５】ペーパー回転装置の断面図

【図６】制御装置のブロック図

【図７】プリントサイズを示す説明図

【図８】第一実施例の回転制御を説明するための作用説
明図

【図９】第二実施例の模式図

【図１０】第二実施例のペーパー受け渡し装置の断面図

【符号の説明】

１ ペーパー搬送装置 ２ ペーパーマガジン ３ ペーパー繰り出し装置 ４ 切断装置 ５ ペーパー受け渡し装置 ６ 制御装置 ７ 露光部 ８ ベルト ９ カットペーパー １０ フィルム（ネガフィルム） １１ 露光ユニット １２ 露光光源 １３ オートネガマスク １４ 焼き付けレンズ １５ ペーパーロール １６ フィルム搬送方向検出装置 １７ フィルム種類検出装置 １８ フレーム １９ ネガ画面検出手段 ２０ 磁気情報読取り装置 ２１ ペーパー出口 ２２ ペーパー幅検出装置 ２３ 幅検出ピン ２４ 幅検出用センサスイッチ ２５ アーム ２６ アーム駆動装置 ２７ 支持片 ２８ ディスク ２９ ソレノイド ３０ 圧着カム ３１ ディスク回転装置 ３２ 歯付きプーリ ３３ 駆動用モータ ３４ プーリ ３５ タイミングベルト ３６ アーム駆動用モータ ５１ 中間搬送装置 ５２ ペーパー回転装置 ５３ 回転フレーム ５４ 圧着ローラ（搬送ローラ） ５５ 駆動ローラ（搬送ローラ） ５６ 上方ディスク ５７ 下方ディスク ５８ 搬送路 ５９ モータ ６０ 圧着解除装置 ６１ カム溝 ６２ 解除カム ６３ カム用ソレノイド ６４ 伸長バネ ６５ 圧着カム ６６ 圧着用ソレノイド ６７ 圧縮バネ ６８ 軸 ６９ 回転モータ ７０ 歯車 ７１ 歯車 ７２ 搬入口 ７３ 搬出口

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カットペーパーを露光部に搬送する単一
   のペーパー搬送装置と、そのペーパー搬送装置の供給端
   より後方に配置され、焼き付け処理されるプリントサイ
   ズと対応する数種の幅寸法が異なるペーパーロールがそ
   れぞれ単独に収納された複数のペーパーマガジンと、各
   ペーパーマガジン内のペーパーロールからペーパーを繰
   り出すペーパー繰り出し装置と、各ペーパーマガジンか
   ら繰り出されたペーパーを所定の長さに切断する切断装
   置と、その切断装置により形成されたカットペーパーを
   受け取って前記ペーパー搬送装置の供給端部上に移送す
   るペーパー受け渡し装置とからなる写真感光材料の供給
   装置。
2. 【請求項２】 ペーパー受け渡し装置が、切断装置から
   受け取ったカットペーパーを回転し、その向きを変更す
   るペーパー回転装置を備えたことを特徴とする請求項１
   記載の写真感光材料の供給装置。
3. 【請求項３】 ペーパー受け渡し装置が上記ペーパー回
   転装置をアーム駆動装置によって一端部を中心に旋回動
   されるアームの他端に支持した構成からなる請求項１ま
   たは２記載の写真感光材料の供給装置。
4. 【請求項４】 焼き付け処理されるフィルムの画面寸法
   を検出するネガ画面検出手段と、ベーパーマガジンに収
   納されたペーパーロールの幅寸法を検出する幅検出手段
   と、前記フィルムの焼き付け方向を検出するフィルム搬
   送方向検出装置を設け、その幅検出手段により読み取ら
   れたペーパーロールの幅寸法と前記ネガ画面検出手段で
   読み取った画面寸法と、フィルム搬送方向検出装置で読
   み取ったペーパーロールへのフィルムの焼き付け方向と
   から、画面寸法に対応するペーパーロールが収納された
   ペーパーマガジンを選択し、その選択されたぺーパーマ
   ガジンの繰り出し装置、切断装置及びペーパー受け渡し
   装置を作動させてペーパー搬送装置の供給端部に所定の
   カットペーパーを供給する制御装置を設けた請求項１乃
   至３に記載の写真感光材料の供給装置。