JPH07181660A - 帯状材及び印画紙の切断搬送装置 - Google Patents

帯状材及び印画紙の切断搬送装置

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JPH07181660A
JPH07181660A JP32882793A JP32882793A JPH07181660A JP H07181660 A JPH07181660 A JP H07181660A JP 32882793 A JP32882793 A JP 32882793A JP 32882793 A JP32882793 A JP 32882793A JP H07181660 A JPH07181660 A JP H07181660A
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JP
Japan
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belt
cutter
conveyor belt
pressing roller
cutting
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Application number
JP32882793A
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English (en)
Inventor
Masumi Hashizume
真澄 橋爪
Norio Okawa
規男 大川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カラーペーパー22を間欠的に送りながらカ
ッタ34により切断して、プリント写真38に切り離
す。切り離したプリント写真38を連続的に回転する搬
送ベルト40により、分岐搬送部42を介して集積部4
3に送りだす。搬送ベルト40を平ベルトで構成する。
この搬送ベルト40の入口側ベルトプーリー45の近傍
で搬送ベルト40上に押さえローラ47を設ける。押さ
えローラ47を搬送ベルト40に押しつけるニップ位置
と、搬送ベルト40から離れた退避位置との間で押圧手
段55により変位させる。押圧手段55をカッタ34の
作動に同期させて制御し、プリント写真38に切断した
直後からこのプリント写真38を分岐搬送部42に送り
出すまで、押さえローラ47をニップ位置にする。 【効果】 押さえローラ47の押し付け時に、搬送ベル
ト40がたわんで逃げるため、搬送ベルト40によりプ
リント写真38の裏面がこすられても擦り傷が発生する
ことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状材及び印画紙の切
断搬送装置に関し、特に、写真用感光材料であるロール
ペーパーや写真フイルム等の切断搬送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大規模現像所ではDP処理を効率良く行
うために、依頼された多数のネガフイルムを接続して長
尺化し、これをフイルムプロセサで現像処理した後にオ
ートプリンタにセットしてカラー印画紙(以下、カラー
ペーパーという)に焼付露光している。この焼付露光済
みのカラーペーパーはロール状に巻き取られ、これがペ
ーパープロセサにセットされて現像処理される。現像処
理済みのカラーペーパーは同様にしてロール状に巻き取
られ、これがロールペーパーカッタにセットされる。ペ
ーパーカッタでは、カットマークを基準にしてカラーペ
ーパーを1枚ずつのプリント写真に切り離す。切り離さ
れたプリント写真は、搬送ベルト等の搬送手段によりソ
ーターに送られ、ここで1オーダー分ずつにプリント写
真が集積される。集積されたプリント写真と、フイルム
カッティングインサータにより6コマ毎に切り離されて
フイルムシースに挿入されたフイルムピースとは、検定
工程,照合工程,焼直し工程を経てDP袋に入れられ
て、客に戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すように、上
記ロールペーパーカッタ2では、カラーペーパー3を間
欠的に送り、カラーペーパー3の送り停止時にカッタ4
を作動させて、カラーペーパー3を各コマ毎に切断し、
プリント写真5に切り離している。また、ロールペーパ
ーカッタ2には、切り離したプリント写真5を集積部6
a,6b,6cに送るためのプリント写真搬送装置6が
接続されている。このプリント写真搬送装置6は丸ベル
トからなる搬送ベルト7を備えている。ロールペーパー
カッタ2では1時間に2万枚程度の高速でプリント写真
を切断しており、この切断後のプリント写真5を搬送ベ
ルト7で確実に集積部6a,6b,6cに送り込むため
に、搬送ベルト7の入口側ベルトプーリー8上には押さ
えローラ9が設けられている。この押さえローラ9はプ
リント写真5を搬送ベルト7に押し付ける。また、プリ
ント写真搬送装置6には分岐搬送部10が設けられてお
り、周知のようにプリント写真5の表面に記録された検
定マークに応じて、プリント写真5を良品、焼直し、不
良の3種に振り分け、これを各集積部6a〜6cに送る
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記プリント写真搬送
装置6では丸ベルトからなる搬送ベルト7を用いている
ため、プリント写真5と搬送ベルト7との接触が線とな
り、充分な搬送力が得られないという問題がある。これ
に対し、搬送力を高めるために、丸ベルトの代わりに、
平ベルトを用いることが考えられる。しかしながら、こ
の場合に、押さえローラでプリント写真を平ベルトに押
さえつけると、押さえローラが接触するプリント写真の
裏面側に擦り傷が発生するという問題がある。
【0005】すなわち、ロールペーパーカッタ2側では
カラーペーパー3を間欠送りして、カラーペーパー3が
停止したタイミングでカッタ4を作動させているのに対
し、プリント写真搬送装置6側では搬送ベルト7を連続
回転させているため、カッタ4の作動時に、連続回転し
ている搬送ベルト7によりプリント写真の裏面が擦られ
て擦り傷が発生する。この擦り傷は、丸ベルトを用いる
場合には丸ベルトとプリント写真とは線接触となるた
め、それ程目立つことはない。これに対し、搬送ベルト
として平ベルトを用いると、面接触となり、平ベルトに
よる擦り傷が広い範囲で発生する。したがって、擦り傷
が目立ってしまう不都合がある。
【0006】擦り傷は、擦られて表面が荒れる擦り傷の
他に、高速回転するベルトで擦られることにより、他の
部分に比べて表面が平滑になり光ってしまう擦り傷もあ
る。このような各種擦り傷はプリント写真の裏面に発生
するため、画像を傷つけることはないものの、商品価値
を損ねる問題がある。特に、近年は、コマ番号や露光補
正データ等をプリント写真の裏面に印字する裏印字が行
われるようになってきており、この場合には、擦り傷の
発生とともに、裏印字部分が擦られてしまい、これら裏
印字が判読不能になってしまうという問題がある。
【0007】これに対し、押さえローラのニップ圧力を
低く設定して擦り傷の発生を抑えることも考えられる
が、この場合には搬送力にばらつきが生じて安定した搬
送を行うことができなくなるという問題がある。
【0008】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、帯状材の裏面に擦り傷が発生することがないよう
にしながら、切断後のシートを確実に搬送することがで
きるようにした帯状材及び印画紙の切断搬送装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、搬送ベルトのベルトプーリ
ーの近傍で搬送ベルト上に押さえローラを設け、この押
さえローラを搬送ベルトに接触させたものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、搬送ベルト
のベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上に設けた押さえ
ローラと、この押さえローラを搬送ベルトに押しつける
ニップ位置と、搬送ベルトから離れた退避位置との間で
変位させると押圧手段と、カッター作業開始時のペーパ
ー先端送り出し時には押さえローラを退避位置にすると
ともに、カッタの作動開始とともに押さえローラをニッ
プ位置にする制御手段とを備えたものである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明の制御手段に代えて、カッタの作動に同期させ
て押圧手段を制御し、帯状材を切断した直後からこの切
断したシートを次の工程に送り出すまで、押さえローラ
をニップ位置にする制御手段を用いたものである。
【0012】また、請求項4記載の発明は、搬送ベルト
の入口側ベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上に設けた
通常サイズ画像用押さえローラと、搬送ベルトの中間部
又は出口側のベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上に設
けた特殊サイズ画像用押さえローラと、これら押さえロ
ーラを同期させて、搬送ベルトに押しつけるニップ位置
と、搬送ベルトから離れた退避位置との間で変位させる
押圧手段と、カッタによる切断作業の開始前の帯状材先
端送り出し時には各押さえローラを退避位置にするとと
もに、カッタの作動開始後はカッタの作動に同期させて
押圧手段を制御し、印画紙を切断した直後からこの切断
したシートを次の工程に送り出すまで、押さえローラを
ニップ位置にする制御手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】帯状材の切断装置例えばロールペーパーカッタ
は、カラーペーパーを間欠的に送りながらカラーペーパ
ーの送り停止中にカッタを作動させて各コマ毎に切断
し、各プリント写真に切り離す。プリント写真の搬送装
置には、搬送ベルトのベルトプーリーの近傍で搬送ベル
ト上に押さえローラが設けられている。この押さえロー
ラによりプリント写真は搬送ベルトに押し付けられ、搬
送ベルトによりプリント写真が確実に搬送される。押さ
えローラは搬送ベルトに押しつけられるニップ位置と、
搬送ベルトから離れた退避位置との間で押圧手段により
変位させられる。また、制御手段により、ペーパー切断
開始前のペーパー先端送り出し時には押さえローラが退
避位置にされる。このため、ペーパー先端送り出し時に
ペーパー先端部の裏面に搬送ベルトによる擦り傷が発生
することがない。
【0014】また、カッタの作動開始とともに押さえロ
ーラがニップ位置にされ、この後は押さえローラにより
プリント写真が搬送ベルトに押しつけられる。また、別
の発明では、カッタの作動開始後は、印画紙を切断した
直後からこの切断したシートを次の工程に送り出すま
で、押さえローラをニップ位置にするように、カッタの
作動に同期して押圧手段が制御される。
【0015】押さえローラは、搬送ベルトのベルトプー
リーの近傍で搬送ベルト上に位置され、ベルトプーリー
への搬送ベルトの巻き掛け部分には位置されることがな
いため、プリント写真を搬送ベルトに押しつける際に、
搬送ベルトのたわみによってプリント写真が逃げること
ができるようになる。したがって、搬送ベルトによりプ
リント写真の裏面がこすられても擦り傷が発生すること
がない。
【0016】
【実施例】図2は、本発明を実施したペーパー搬送装置
20と、これが接続されるオートペーパーカッタ21と
の概略図である。オートペーパーカッタ21は、周知の
ように現像処理済みのロールペーパー22をセットする
ペーパーセット軸23と、ペーパーループ部24と、ペ
ーパーカッタ部25とから構成されている。ペーパーセ
ット軸23にはロールペーパー22がセットされる。ペ
ーパーループ部24はダンパーローラ26及びガイドロ
ーラ27,28を備えており、引き出したペーパー22
をループ状にし、ペーパーカッタ部25に送る。ペーパ
ーカッタ部25には、ペーパー送りローラ対30,31
と、検定マークセンサ32と、カットマークセンサ33
と、カッタ34とが設けられている。ペーパー送りロー
ラ対30,31はドライバ36aを介してモータ36に
より回転制御される。コントローラ37は、カットマー
クセンサ33からのカットマーク検出信号に基づきモー
タ36を回転制御して、各コマの間の余白部をカッタ3
4の位置に停止させた後に、カッタ34を作動させて、
ペーパー22を各プリント写真38に切り離す。
【0017】ペーパー搬送装置20は、搬送ベルト40
を備えており、切り離されたプリント写真38を分岐搬
送部42を介して集積部43に送る。この搬送ベルト4
0は、図1に示すように、3本の平ベルト40a〜40
cから構成されている。これら平ベルト40a〜40c
は、ベルトプーリー45,46間に水平に掛け巡らされ
ており、モータ44(図2参照)により回転される。ま
た、入口側ベルトプーリー45の上部には、中央部の搬
送ベルト40bの巻き掛け部分から少し離れた位置で押
さえローラ47が取付アーム48を介して配置されてい
る。前記ベルトプーリー45,46は、中高とされたク
ラウンローラ状のプーリーから構成されており、プーリ
ーからベルトが脱落することのないようにされている。
なお、搬送ベルト40は3本の平ベルト40a〜40c
から構成されており、両側の平ベルト40a,40cは
幅の広いペーパーの垂れ下がりを防止しているが、この
両側の平ベルトは省略して、1本の平ベルトから搬送ベ
ルトを構成してもよい。更には、両側の平ベルトに代え
て丸ベルトを用いてもよく、また、垂れ下がり防止用の
ベルトは適宜増減してもよい。
【0018】図2に示すように、押さえローラ47は取
付アーム48の先端部に回動自在に取り付けられてい
る。取付アーム48は、押さえローラ47を平ベルト4
0b側に押し付けるニップ位置と、平ベルト40bから
離れたニップ解除位置との間で変位させる。このため、
取付アーム47は取付軸50を中心として回動自在とさ
れており、取付アーム48には押さえローラ47を平ベ
ルト40b側に押しつけるように付勢するためのコイル
バネ51が設けられている。また、取付アーム48の取
付軸50には、ロータリーソレノイド52が設けられて
いる。このロータリーソレノイド52及びコイルバネ5
1により押圧手段55が構成される。なお、押圧手段5
5のコイルバネ51に代えてねじりバネを用いてもよ
く、また、ロータリーソレノイド52の他にプランジャ
を往復動させる通常のソレノイドを用いてもよい。
【0019】ロータリーソレノイド52及び搬送ベルト
40のモータ44は、ドライバ52a,44aを介して
コントローラ37により制御される。コントローラ37
は、図示しないスタートスイッチの操作によりモータ4
4を回転させるとともに、切断作業の開始前にソレノイ
ド52をONにして押さえローラ47をニップ解除状態
にする。そして、ペーパーカット信号に基づきソレノイ
ド52をOFFにして、ペーパー22の切断を開始した
直後にコイルバネ51の付勢により押さえローラ47を
ニップ状態にする。この後は、押さえローラ47はニッ
プ状態が維持され、切断されたプリント写真は分岐搬送
部42に送られる。また、コントローラ37は、切断作
業の一時停止時やエラー時にソレノイド52をONにし
て押さえローラ47をニップ解除状態にする。
【0020】分岐搬送部42はプリント写真38を送り
ながら検定マークセンサ32からのマーク検出信号に基
づき、図示しない分岐ガイドを作動させ、不良プリント
写真,焼直しプリント,良品フイルム写真に仕分けて、
これを各集積部43に集積する。このため、コントロー
ラ37は検定マークセンサ32のマーク検出信号に基づ
き分岐ガイドを制御する。周知のように、検定マークは
ロールペーパーの検定工程で焼直しや不良のプリント写
真に記録されるもので、焼直しの場合には例えば斜線1
本からなるNGマークが、また不良の場合には例えば斜
線2本からなる不良マークがそれぞれ記録される。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。ロール
ペーパーの検定工程で検定され、不要プリント写真や焼
直しプリント写真に検定マークが付されたロールペーパ
ー22はオートペーパーカッタ21のペーパーセット軸
23にセットされる。ペーパーループ部24は引き出し
たペーパー22を所定長さのループにした後に、ペーパ
ーカット部25に送る。ペーパーカット部25では、カ
ットマークの検出信号に基づきカッタ34が作動され、
ペーパー22が各プリント写真38に切り離される。切
り離されたプリント写真38は搬送ベルト40により送
られ、分岐搬送部42を介して集積部43に送られる。
この搬送ベルト40による搬送の際に、切断作業の開始
前は、押さえローラ47はニップ解除状態にされてお
り、これによりペーパー22の先端部の裏側に搬送ベル
ト40による擦り傷が発生することがない。
【0022】また、ペーパーカット部25により切断が
行われると、コントローラ37は押さえローラ47をニ
ップ状態にする。このニップ状態への移行時に平ベルト
40bによりプリント写真38の裏面がこすられるが、
押さえローラ47はベルトプーリー45のベルト巻き掛
け部分から僅かにずれた平ベルト40b上で接触するた
め、図3に示すように、押さえローラ47が下降する際
に平ベルト40aはたわんで逃げる。したがって、平ベ
ルト40aによりプリント写真38の裏面が擦られても
擦り傷は発生することがない。なお、本実施例ではコイ
ルバネ51により押さえローラ47のニップ力を得てい
るが、この他に押さえローラ47及び取付アーム48の
自重によりニップ力を得てもよい。
【0023】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例では、コントローラのニップ制御を
変更しただけであり、その他の構成については第1実施
例と同様である。すなわち、第1実施例では、カッター
作業の開始前にのみ押さえローラ47をニップ解除状態
にし、カット作業中はニップ状態にしたが、第2実施例
では、カッタ34が作動する毎にこれに同期させてニッ
プするようにしたものである。したがって、図2に示す
ように、プリント写真38の先端部や後端部が押さえロ
ーラ47を通過するときには、ニップ解除状態であるの
で、プリント写真38の先端部や後端部の裏面に擦り傷
が発生することがない。また、カラーペーパー22の切
断時にはこの切断に同期して押さえローラ47が下降
し、切断直後のプリント写真38をニップしてこれを確
実に搬送する。このプリント写真38のニップ時にはカ
ラーペーパー22は切断された後でありフリー状態とな
っているから、押さえローラ47が下降して平ベルト4
0bによりプリント写真38をニップしても、裏面が平
ベルト40bにより強く擦られることはなく、擦り傷は
ほとんど発生することがない。しかも、押さえローラ4
7の下降時には平ベルト40bの弾性によりたわんで逃
げるため、擦り傷の発生がより一層抑えられる。
【0024】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例では、一般的なLサイズプリントや
Eサイズプリントの通常サイズコマのみが記録されたカ
ラーペーパーの他に、図4に示すように、通常サイズコ
マ70と、このコマ70の2倍の長さのパノラマサイズ
コマ71が混在したカラーペーパー72を各プリント写
真に切断する場合のものである。各コマ71,72の間
の余白部には小孔からなるカットマーク73が記録され
ている。この場合には、図5に示すように、搬送ベルト
80を第1実施例のものよりもパノラマサイズに対応さ
せて長く形成し、入口側ベルトプーリー81と出口側ベ
ルトプーリー82の上で、搬送ベルト80が巻き掛けら
れた部分を外した位置で各ベルトプーリー81,82の
近傍に、押さえローラ83,84を取付アーム85,8
6を介して配置する。そして、これら取付アーム85,
86を連結ロッド87により連結させ、ロータリーソレ
ノイド90及びコイルバネ91からなる押圧手段92に
より、押さえローラ83,84が搬送ベルト80に接触
するニップ位置と、搬送ベルト80から離れた退避位置
との間で変位させる。この第3実施例では、第2実施例
と同じように、カッタが作動する毎にこれに同期させて
ニップを行うようにして、切断後のプリント写真を確実
に搬送ベルトに押しつけて搬送している。また、このよ
うなニップ制御の他に、第1実施例のように、カラーペ
ーパーの先端部通過時やペーパーカッタの一時停止時,
及びエラー時にニップ解除状態にし、ペーパーカット時
はニップ状態にしてもよい。なお、搬送ベルト80がパ
ノラマサイズよりも長い場合には、パノラマサイズコマ
に対応する位置に中間部ベルトプーリーを設け、このベ
ルトプーリーに押さえローラを設けるようにしてもよ
い。
【0025】また、上記実施例では、カラーペーパーを
各コマ毎に切断するペーパーカッタとペーパー搬送装置
とに本発明を実施したものであるが、この他に、帯状材
を間欠送りしながら所定長さに切断し、この切断したシ
ートを搬送ベルトで連続送りする場合にも本発明を実施
することができ、この場合にも、搬送ベルトによる擦り
傷の発生を抑えることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、搬送ベ
ルトのベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上に押さえロ
ーラを設けたから、従来のようにベルトプーリー上のベ
ルト巻き掛け部分に押さえローラを配置したものと異な
り、押さえローラの押し付け時に搬送ベルトがたわんで
逃げるため、搬送ベルトによりシートの裏面がこすられ
ても擦り傷が発生することがない。
【0027】また、切断作業開始前のペーパー先端送り
出し時には押さえローラを退避位置にするとともに、カ
ッタの作動開始とともに押さえローラをニップ位置にす
るように制御することにより、帯状材例えばカラーペー
パーの先端部の裏面に搬送ベルトによる擦り傷が発生す
ることが防止される。
【0028】また、カッタの作動時には、カッタの作動
に同期させて押圧手段を制御し、帯状材を切断した直後
からこの切断したシートを次の工程に送り出すまで、押
さえローラをニップ位置にしたから、切断したシートを
確実に搬送することができるとともに、プリント写真の
先端部や後端部の裏面が搬送ベルトでこすられることが
なく、これに起因する擦り傷の発生を防止することがで
きる。また、ベルトプーリーのベルト巻き掛け部分を外
したベルトプーリー近傍でベルト上に押さえローラを配
置したから、ニップ開始時には搬送ベルトが押さえロー
ラの押し付けに伴い撓んで逃げるため、ニップ時の衝撃
が緩和され、衝撃によるプリント写真の姿勢の乱れを抑
えることができる。しかも、押さえローラの押しつけに
伴いベルトが撓んで逃げるため、押さえローラとベルト
との巻き付け角度が大きくなり、これに伴いプーリー上
でプリント写真をニップした時に比べて、搬送力が大き
くなる。したがって、この分だけ、平ベルトの幅を小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した印画紙の切断搬送装置の要部
を示す斜視図である。
【図2】オートペーパーカッタとペーパー搬送装置とを
示す概略図である。
【図3】押さえローラが下降して平ベルトによりカラー
ペーパーをニップした直後の状態を示す側面図である。
【図4】通常サイズコマとパノラマサイズコマとが混在
して記録されたカラーペーパーの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】図4のカラーペーパーを各サイズのプリント写
真に切り離すためのプリント写真搬送装置の要部を示す
概略図である。
【図6】従来のオートペーパーカッタとペーパー搬送装
置とを示す概略図である。
【符号の説明】 20 ペーパー搬送装置 21 オートペーパーカッタ 22 ロールペーパー 25 ペーパーカット部 37 コントローラ 40 搬送ベルト 40a〜40c 平ベルト 47 押さえローラ 48 取付アーム 51 コイルバネ 52 ロータリーソレノイド 55 押圧手段 80 搬送ベルト 83,84 押さえローラ 90 ソレノイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状材を間欠的に送りながらカッタによ
    り切断して各シートに切り離し、このシートを連続的に
    回転する搬送ベルトにより次の工程に送り出す帯状材の
    切断搬送装置において、 前記搬送ベルトのベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上
    に押さえローラを設け、この押さえローラを搬送ベルト
    に接触させたことを特徴とする帯状材の切断搬送装置。
  2. 【請求項2】 帯状材を間欠的に送りながらカッタによ
    り切断して各シートに切り離し、このシートを連続的に
    回転する搬送ベルトにより次の工程に送り出す帯状材の
    切断搬送装置において、 搬送ベルトのベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上に設
    けた押さえローラと、この押さえローラを搬送ベルトに
    押しつけるニップ位置と、搬送ベルトから離れた退避位
    置との間で変位させると押圧手段と、カッター作業開始
    前の帯状材先端送り出し時には押さえローラを退避位置
    にするとともに、カッタの作動開始とともに押さえロー
    ラをニップ位置にする制御手段とを備えたことを特徴と
    する帯状材の切断搬送装置。
  3. 【請求項3】 帯状材を間欠的に送りながらカッタによ
    り切断して各シートに切り離し、このシートを連続的に
    回転する搬送ベルトにより次の工程に送り出す帯状材の
    切断搬送装置において、 前記搬送ベルトのベルトプーリーの近傍で搬送ベルト上
    に設けた押さえローラと、この押さえローラを搬送ベル
    トに押しつけるニップ位置と、搬送ベルトから離れた退
    避位置との間で変位させると押圧手段と、カッタの作動
    に同期させて押圧手段を制御し、帯状材を切断した直後
    からこの切断したシートを次の工程に送り出すまで、押
    さえローラをニップ位置にする制御手段とを備えたこと
    を特徴とする帯状材の切断搬送装置。
  4. 【請求項4】 通常サイズ画像と特殊サイズ画像とが記
    録された帯状の印画紙を間欠的に送りながらカッタによ
    り切断して各サイズのプリント写真に切り離し、このプ
    リント写真を、連続的に回転する搬送ベルトにより集積
    装置に送り出す印画紙の切断搬送装置において、 前記搬送ベルトの入口側ベルトプーリーの近傍で搬送ベ
    ルト上に設けた通常サイズ画像用押さえローラと、搬送
    ベルトの中間部又は出口側のベルトプーリーの近傍で搬
    送ベルト上に設けた特殊サイズ画像用押さえローラと、
    これら押さえローラを同期させて、搬送ベルトに押しつ
    けるニップ位置と搬送ベルトから離れた退避位置との間
    で変位させる押圧手段と、カッタによる切断作業の開始
    前の帯状材先端送り出し時には各押さえローラを退避位
    置にするとともに、カッタの作動開始後はカッタの作動
    に同期させて押圧手段を制御し、印画紙を切断した直後
    からこの切断したシートを次の工程に送り出すまで、押
    さえローラをニップ位置にする制御手段とを備えたこと
    を特徴とする印画紙の切断搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046299A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Seiko Epson Corp 搬送装置、記録装置及び搬送方法

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