JPH07270965A - 熱モード画像の形成法 - Google Patents

熱モード画像の形成法

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JPH07270965A
JPH07270965A JP7088623A JP8862395A JPH07270965A JP H07270965 A JPH07270965 A JP H07270965A JP 7088623 A JP7088623 A JP 7088623A JP 8862395 A JP8862395 A JP 8862395A JP H07270965 A JPH07270965 A JP H07270965A
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image
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reducing agent
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JP7088623A
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Luc Leenders
リユク・レーンデルス
Herman Uytterhoeven
ヘルマン・ウイツターホーベン
Rita Torfs
リタ・トルフス
Leo Oelbrandt
レオ・エルブラント
Carlo Uyttendaele
カルロ・ウイツテンデール
Den Bogaert Jan Van
ジヤン・バン・デン・ボゲルト
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Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (i)還元剤及び放射線から熱への変換化合
物を含むドナー要素、及び還元可能な有機銀塩を含む受
像要素を密着させ、(ii)この集合体を強力な赤外レ
ーザー線により情報通りに露光し、(iii)要素を剥
離し、(iiii)場合により分離された受像要素を全
体的に加熱する段階を含む熱モード画像の形成のための
方法。別の実施態様において、放射線から熱への変換化
合物は受像層に挿入される。 【効果】 生態学的に好ましい材料を用いて高い光学濃
度を有する画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は熱モード画像(heat mo
de image)を得るための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀に基づく従来の写真材料は
多様な用途のために用いられる。例えばグラフィックア
ートの処理部門では、スクリーン印刷された画像(sc
reened image)を得るために多少感度の高
いカメラ材料が用いられる。多色原稿から色分解を作成
するためにはスキャンフィルムが用いられる。写真植字
材料は写真植字機及びイメージセッター(sette
r)に与えられる情報を記録する。比較的感度の低い写
真材料は通常密着露光法(contact expos
ure process)において複写材料として働
く。他の分野には医学的記録、複写及びハードコピーの
ための材料、非破壊試験のためのX−線材料、アマチュ
ア及びプロのスチル写真のための白黒及びカラー材料、
ならびに映画記録及び印刷のための材料が含まれる。
【0003】ハロゲン化銀材料は潜在力の高い(hig
h potential)固有感度及び優れた画像の質
という利点を有する。他方それらは生態学的観点から疑
うべき化学成分を用いた数段階の湿式処理段階を必要と
するという欠点を示す。例えば通常用いられる現像主薬
であるヒドロキノンはそのアレルゲン性効果の故にどち
らかと言うと望ましくない成分である。廃棄されたフェ
ニドンの生物分解は遅すぎる。サルファイトイオンは高
いCOD(化学的酸素要求量)を示し、得られるサルフ
ァイトイオンは例えばコンクリートに対して有害であ
る。結局、この種の消耗溶液が公共の下水設備中に廃棄
されるのは望ましくなく、それらは集められて燃焼によ
り破壊されるべきであり、それはやっかいで高価な方法
である。
【0004】過去において、ハロゲン化銀写真材料の場
合のような処理溶液を必要とせずに、乾式現像段階のみ
を用いて現像することができる画像形成要素を得るため
のいくつかの提案がなされた。
【0005】かなり前から知られている乾式画像形成系
は3Mのドライシルバー法である。ハロゲン化銀の光捕
獲の能力を有機銀塩の画像形成の能力に結合するのは触
媒過程である。従来、ベヘン酸銀を臭素イオンと反応さ
せることによりハロゲン化銀、好ましくは臭素化銀がそ
の場で形成される。この過程の結果は、ベヘン酸銀に触
媒的に近接して位置する直径が500オングストローム
以下の非常に微細な臭素化銀の粒子の形成である。露光
すると臭素化銀結晶において光分解還元を引き起こし
(潜像形成)、電子移動を許す位置に銀核を与え、それ
が高温において銀金属への有機銀塩の還元を触媒し、か
くして視覚濃度を与える。この方法の欠点は非露光領域
でハロゲン化銀が残り、それが老化すると焼き出し銀を
形成し、それによりついにいくつかの目的には許容し得
ない程度に最小濃度を増加させることである。ドライシ
ルバー法に関する詳細は米国特許第3,457,075
号、第3,839,049号、第4,260,677号
明細書及びJ.Phot.Sci.,Vol.41(1
993),p.108に見いだすことができる。
【0006】ハロゲン化銀の代替えとしての別の種類の
非従来的材料は、光重合に基づくいわゆる光モード材料
により構成されている。それを化学線に情報露光するこ
とにより画像を作成するための光重合可能な組成物の使
用は、かなり前から知られている。これらの方法はすべ
て光重合可能な組成物の露光及び非露光部分の間に性質
の差、例えば溶解度、接着力、導電率、屈折率、粘着
率、透過率、色素などの挿入物質の拡散性の差を導入す
るという原理に基づいている。かくして与えられた差を
続いて乾式処理に用い、可視画像及び/又は印刷用マス
ター、例えばリス印刷又は静電印刷マスターを作成する
ことができる。
【0007】光重合可能な組成物の露光及び非露光部分
の間の溶解度における差は多くの場合リス印刷乾板の作
成に用いられ、リス印刷乾板には親水性ベースが重合可
能な組成物と共に塗布され、続いて露光され、溶剤を用
いて現像され、非露光部分又は露光の不十分な部分が除
去される。そのような方法は例えば“Unconven
tional imaging processes”
by E.Brinckman,G.Delzenn
e,A.Poot and J.Willems,Fo
cal Press London−New Yor
k,firstedition 1978,pages
33−39に記載されている。
【0008】画像を得るための粘着率における差の利用
は例えば米国特許第3,060,024号、第3,08
5,488号及び第3,649,268号明細書に記載
されている。これらの米国特許出願に開示されている方
法に従う場合、画像露光された重合可能な組成物は露光
部分でその粘着性を失うが、非露光部分はその粘着性を
保つ。従って非露光部分を乾燥色素顔料を用いて着色
し、可視の画像を形成することができる。
【0009】例えば米国特許第3,245,796号及
びヨーロッパ特許出願第362,827号明細書に記載
の方法に従う場合、色素の拡散性は光重合可能な組成物
の露光部分で妨げられ、露光に続く全体的加熱の間に非
露光領域の色素物質がレセプター材料に拡散することが
できる。米国特許第4,587,198号明細書に記載
の類似の方法に従う場合、重合可能な組成物は露光部分
において、光重合可能な組成物を含む層に隣接する層に
存在する昇華可能な色素又は色素顔料に関して不透過性
とされる。
【0010】米国特許第3,060,023号明細書に
開示されている方法に従う場合、光重合可能な組成物の
接着力は画像露光により改変される。画像露光の後、非
露光部分は全体的加熱の間に受像シートに粘着又は接着
し、かくして非露光部分の受像シートへの転移が可能に
なる。
【0011】上記で例示した通り、光重合は画像の再現
のための多様な方法で用いることができる。これらの方
法の中のいくつかは画像作成のための乾式現像段階を用
いており、それは簡単で生態学的利点を与える。しかし
ほとんどの光重合可能な組成物の感度はいくぶん低く、
それらは例えば、近年画像作成のために広く用いられて
いるレーザー光源を用いた露光における使用に適してい
ない。
【0012】ハロゲン化銀化学のためのさらに別の代替
えとして、熱の画像分布を用いて画像露光することがで
きる乾式画像形成要素が知られている。熱モード材料と
呼ばれるこれらの種類の乾式画像形成要素は、生態学的
利点に加えて暗室で扱う必要もなく、周囲の光からの他
の保護も必要としないという利点を与える。熱モード記
録材料は例えば米国特許第4,123,309号、米国
特許第4,123,578号、米国特許第4,157,
412号、米国特許第4,547,456号及びPCT
出願WO 88/04237及びWO 93/0392
8に開示されている。
【0013】本発明は熱モード材料(heat mod
e materials)に関する記載をさらに拡張す
る。
【0014】乾式処理段階のみを含む熱モード画像の形
成のための方法の提供が本発明の目的である。
【0015】
【発明の概要】本発明の目的は: (1)1又はそれ以上のドナー層上に分散された還元
剤、放射線から熱への変換化合物(radiation
to heat converting compo
und)及び場合によりポリマー結合剤を含む1又はそ
れ以上のドナー層を支持体上に塗布することによりドナ
ー要素を製造し、(2)還元可能な有機銀塩及びポリマ
ー結合剤を含む受像層を支持体上に塗布することにより
受像要素を製造し、(3)該ドナー要素及び該受像要素
を互いに密着させ、(4)接触している要素をレーザー
線(laser radiation)を用いて情報通
りに露光し(information−wise ex
posing)、かくして受像要素への該ドナー層の部
分的又は完全な転移及び/又は受像要素への該還元剤の
拡散を生ぜしめ、(5)ドナー及び受像要素を剥離する
段階を含む熱モード画像の形成法を提供することにより
実現される。
【0016】分離された受像要素につき全体的熱処理を
行うのが好ましい。
【0017】別の態様において、受像要素が放射線から
熱への変換化合物を含む。この場合、ドナー要素は還元
剤を含むドナー層を1層だけ含み、受像要素が1層又は
それ以上の受像層を含むのが好ましい。後者の場合、受
像要素は還元可能な銀塩を含む第1層、及び放射線から
熱への変換化合物をその上部に含む第2層を含むのが好
ましい。
【0018】
【発明の詳細な記述】ここで第1にドナー及び受像要素
の重要成分を詳細に説明する。
【0019】本発明の好ましい実施態様の場合、ドナー
要素は還元剤、放射線から熱への変換化合物及び場合に
より結合剤を含む。好ましい実施態様において放射線か
ら熱への変換化合物及び還元剤は単純に1層のみに含ま
れる。別の場合それらを層パック、好ましくは1層が放
射線から熱への変換化合物を含み、他の層が還元剤を含
む二重層パック上に分配することができる。後者の場
合、放射線から熱への変換化合物は、それを通ってレー
ザー記録が行われる支持体に最も近い層に挿入するのが
好ましい。
【0020】熱モード要素で用いるのに適した還元剤に
は、ピロガロール、4−アゼロイル−ビス−ピロガロー
ル、4−ステアリルピロガロール、ガロアセトフェノ
ン、ジ−第3−ブチルピロガロール、没食子酸アニリ
ド、メチルガレート、ナトリウムガレート、エチルガレ
ート、ノルマル−及びイソ−プロピルガレート、ブチル
ガレート、ドデシルガレート、没食子酸、アンモニウム
ガレート、エチルプロトカテクエート、セチルプロトカ
テクエート、1−ヒドロキシ−2−ナフトン酸、2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトン酸、フロログルシノール、カテ
コール、2,3−ナフタレンジオール、4−ラウロイル
カテコール、プロトカテクアルデヒド、4−メチルエス
クレチン、3,4−ジヒドロキシ安息香酸及びそのエス
テル類、2,3−ジヒドロキシ安息香酸及びそのエステ
ル類、2,5−ジヒドロキシ安息香酸及びそのエステル
類、ヒドロキノン、t.−ブチルヒドロキノン、イソプ
ロピルヒドロキノン、2−テトラゾリルチオヒドロキノ
ン類、例えば2−メチル−5−(1−フェニル−5−テ
トラゾリルチオ)ヒドロキノン、5−ピラゾロン類、3
−ピラゾロン類、4,4’−ジヒドロキシ−ビフェニ
ル、ビス(2−ヒドロキシ−3−t.−ブチル−5−メ
チルフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)プロパン、4,4−エチリデン
−ビス(2−t.−ブチル−6−メチルフェノール)、
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、アスコルビン酸及びその誘導体、3,
4−ジヒドロキシフェニル酢酸、4−(3’,4’−ジ
ヒドロキシフェニルアゾ)安息香酸、2,2’−メチレ
ン−ビス−3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸、オル
ト−、メタ−及びパラ−フェニレンジアミン、テトラメ
チルベンジジン、4,4’,4”−ジエチルアミノ−ト
リフェニルメタン、o−、m−及びp−アミノ安息香
酸、4−メトキシ−1−ヒドロキシ−ジヒドロナフタレ
ン及びテトラヒドロキノリンが含まれる。さらに別の有
用な還元剤にはアミノシクロアルケノン化合物、アミノ
レダクトン類のエステル、N−ヒドロキシウレア誘導
体、アルデヒド及びケトンのヒドラゾン類、ホスホルア
ミドフェノール類、ホスホルアミドアニリン類、(2,
5−ジヒドロキシフェニル)スルホン、テトラヒドロキ
ノキサリン類、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサ
リン、アミドキシム類、アジン類、ヒドロキサム酸類、
スルホンアミドフェノール類、2−フェニルインダン−
1,3−ジオン、1−4−ジヒドロピリジン類、例えば
2,6−ジメトキシ−3,5−ジカルベトキシ−1,4
−ジヒドロピリジンが含まれる。さらに別の有用な還元
剤にはレゾルシン類、m−アミノフェノール類、α−及
びβ−ナフトール類、アルキルフェノール類及びアルコ
キシナフトール類が含まれる。さらに別の種類の還元剤
は、ヒドラジン化合物により構成される。特に好ましい
ヒドラジン化合物にはp−トリルヒドラジンヒドロクロ
リド、N,N−フェニルホルミルヒドラジド、アセトヒ
ドラジド、ベンゾイルヒドラジド、p−トルエンスルホ
ニルヒドラジド、N,N’−ジアセチルヒドラジン、β
−アセチル−フェニルヒドラジンなどが含まれる。
【0021】特に好ましい還元剤はヨーロッパ特許出願
第93203120号明細書に開示されている以下の化
学式
【0022】
【化1】
【0023】に対応するスピロ−ビス−インダン誘導
体、“スピラナ”(Spirana)である。
【0024】本発明の実行のための別の最も好ましい還
元剤はエチルガレートである。
【0025】ドナー要素の熱転移可能な還元剤は受像要
素の還元可能な有機銀塩と反応して非無彩色相(non
−neutral hue)を有する銀画像を生ずるこ
とがある。これはその酸化形態がそれ自身着色している
か、又は反応して発色することができる発色還元剤を還
元剤として用いることにより補正することができる。こ
の色は形成される銀画像の色相に対する補色でなければ
ならない。
【0026】その酸化形態が反応して発色する発色還元
剤の例は4−メトキシ−1−ナフトール及びインドキシ
ルなどの自己−カプリング物質、ならびに“Chimi
ephotographique” of P.Gla
fkidees.2thedition,p.604に
記載のような自己−カプリング アミノフェノール類で
ある。
【0027】着色酸化生成物を有する発色還元剤は、例
えばヨーロッパ特許出願公開第509740号明細書に
記載のようなビスフェノールである。
【0028】非常に好ましい発色還元剤は、インドアニ
リン又はアゾメチン色素の還元形態、例えばロイコ−イ
ンドアニリン類又はロイコ−アゾメチン色素である。特
に好ましいのは以下の一般式:
【0029】
【化2】
【0030】[式中、R1は水素又はいずれかの置換基
を示し、nは0又は1〜4から選ばれる正の整数であ
り、nが2、3もしくは4の場合R1は同一又は異なる
意味を有し、R2及びR3のそれぞれは独立して水素又は
−COR10、−SO210及び−OPR1011から選ば
れるアシル基を示し、Xは縮合環を完結させるために必
要な原子を示し、tは0又は1であり、R4、R5、R6
及びR7のそれぞれは独立して水素、アルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリー
ルオキシ基、カルバモイル基、スルファモイル基、ヒド
ロキシ、ハロゲン原子、−NH−SO212、−NH−
COR12、−O−SO212又は−O−COR12を示す
か、あるいはR4とR7が一緒に、又はR5とR6が一緒に
なって脂肪族環又は複素環を完結するのに必要な原子を
示すか、あるいはR4とR8又はR5とR9が一緒になって
複素環を完結するのに必要な原子を示し、R8及びR9
それぞれは独立して水素、アルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、複素環を示すか、あるいはR8とR9
一緒になって複素環を完結するのに必要な原子を示し、
10、R11及びR12のそれぞれは独立してアルキル基、
シクロアルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、ア
リールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ア
ミノ基又は複素環を示す]に対応するロイコ−インドア
ニリン類である。
【0031】一般式Iに対応するロイコ−インドアニリ
ンのリストを後文に示すがこれらのみに限られるわけで
はない。
【0032】
【化3】
【0033】上記の一般式に対応する化合物は、対応す
る色素を還元し、必要ならばアシルクロリドを用いてロ
イコ色素を誘導することにより製造することができる。
【0034】ロイコ−アゾメチンの他の好ましい形態は
RD 22623(1983年2月)、ヨーロッパ特許
第0 533 008号、ヨーロッパ特許第512 4
77号、RD 21003(1981年10月)及びヨ
ーロッパ特許第0069 585号に記載されている。
【0035】ドナー中に存在する放射線から熱への変換
物質は、情報通りに調節されたレーザー露光を情報通り
に調節された熱のパターンに変換する。最も好ましい実
施態様の場合、レーザーは赤外レーザーであり、放射線
から熱への変換物質は赤外吸収化合物である。この赤外
吸収化合物は可溶性赤外吸収色素又は分散可能な赤外吸
収顔料であることができる。赤外吸収化合物はずっと以
前から知られており、数種の化学的種類、例えばインド
アニリン色素類、オキソノール色素類、ポルフィン誘導
体、アントラキノン色素類、メロスチリル色素類、ピリ
リウム化合物及びスクアリリウム誘導体に属する。
【0036】適した赤外色素は当該分野における多数の
開示及び特許出願から、例えば米国特許第4,886,
733号、第5,075,205号、第5,077,1
86号、第5,153,112号、第5,244,77
1号明細書から、特開平01−253734、01−2
53735、01−253736、01−29334
3、01−234844、02−3037、02−42
44、01−227148、02−165133、02
−110451、02−234157、02−2239
44、02−108040、02−187751、02
−68544、02−167538、02−20135
1、02−201352、03−10240、03−1
0239、03−13937、03−96942、03
−217837、03−135553、03−2359
40から、及びヨーロッパ特許出願公開第0 483
740、0 502 508、0 523 465、0
539 786、0 539 978及び0 568
022号から選ばれることができる。このリストは全
くこれら以外を排除するものではなく、いくらか近年の
開示に限られている。
【0037】好ましい実施態様において、赤外色素はド
イツ特許出願DE 43 31 162から選ばれるこ
とができる。
【0038】実際に有用な赤外色素を下記に挙げる:I
D−1はAmerican Cyanamid Co,
Glendale Protective Techn
ology Division,Woodbury,N
ew−Yorkにより販売されているCYASORB
IR165として既知の商業的製品である。それは2部
の分子非イオン性形態(ID−1a)及び3部のイオン
性形態(ID−1b)の混合物であり、次式により示さ
れる:
【0039】
【化4】
【0040】
【化5】
【0041】赤外吸収色素の濃度は0.05〜3ミリモ
ル/m2以内が好ましい。最適濃度は明らかにレーザー
発光波長における吸収係数に依存する。
【0042】赤外色素とは別に、分散可能な赤外吸収顔
料を用いることができる。この顔料は例えば着色フタロ
シアニン顔料であることができる。しかし最も好ましい
顔料は赤外及び可視スペクトル領域で吸収するカーボン
ブラックである。それは非晶質又はグラファイトの形態
で用いることができる。カーボンブラックの好ましい平
均粒径は0.01〜1μmの範囲である。好ましくは非
常に微細な平均粒径を有する異なる商業的種類のカーボ
ンブラック、例えばRAVEN 5000 ULTRA
II(Columbian Carbon C
o.)、CORAXL16、FARBRUSS FW
200、SPEZIALSCHWARZ 5、SPEZ
IALSCHWARZ 4A、SPEZIALSCHW
ARZ 250及びPRINTEX U(すべてDeg
ussa Co.より)を用いることができる。
【0043】ドナー層の合計被覆率は0.5〜10g/
2以内が好ましい。
【0044】受像要素の受像層の最も重要な成分は還元
可能な有機銀塩である。本発明に従って感熱記録層で用
いるのに特に適した実質的に非感光性の有機銀塩は、脂
肪酸として既知の、脂肪族炭素鎖が好ましくは少なくと
も12の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の銀塩、例
えばラウリン酸銀、パルミチン酸銀、ステアリン酸銀、
ヒドロキシステアリン酸銀、オレイン酸銀及びベヘン酸
銀である。例えばイギリス特許第1,111,492号
明細書に記載のようなチオエーテル基で修飾された脂肪
族カルボン酸の銀塩、及びイギリス特許第1,439,
478号明細書に記載のような他の有機銀塩、例えば安
息香酸銀及び銀フタラジノンを同様に用いることができ
る。さらに芳香族カルボン酸(例えば安息香酸、フタル
酸、テレフタル酸、サリチル酸、m−ニトロ安息香酸、
フェニル酢酸、ピロメリット酸、p−フェニル安息香
酸、樟脳酸、フロ酸(huroic)、アセトアミド安
息香酸及びo−アミノ安息香酸など)の銀塩を用いるこ
とができる。さらにメルカプト基−又はチオン基−含有
化合物(例えば3−メルカプト−4−フェニル−1,
2,4−トリアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾ
ールなど)又はイミノ基−含有化合物(例えばイギリス
特許第1,173,426号及び米国特許第3,63
5,719号明細書に記載のようなベンゾトリアゾール
及びそれらの誘導体)の銀塩を用いることができる。さ
らに銀イミダゾレート及び米国特許第4,260,67
7号に記載の実質的に非感光性有機銀塩錯体を挙げるこ
とができる。
【0045】本発明の最も好ましい実施態様の場合、有
機銀塩はベヘン酸銀である。この化合物は無色であり、
光に対して目に見えて安定であり、多くの揮発性液体ビ
ヒクルに不溶性であり、防湿性である。それは容易に、
及び合理的な経費で所望の物理的形態で製造することが
できる。
【0046】受像層及び場合によりドナー層は結合剤を
含む。適した結合剤にはセルロース誘導体、例えばエチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒ
ドロキシセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、セルロースナイトレート、セルロースアセテートホ
ルメート、セルロースアセテート水素フタレート、セル
ロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセ
テートペンタノエート、セルロースアセテートベンゾエ
ート、セルローストリアセテート;ビニル型樹脂類及び
誘導体、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルアセ
テート、ポリビニルブチラル、コポリビニルブチラル−
ビニルアセテート−ビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアセトアセタール、ポリアクリルア
ミド;(メタ)アクリレート類及び(メタ)アクリレー
ト誘導体から誘導されるポリマー及びコポリマー、例え
ばポリアクリル酸、ポリメチルメタクリレート及びスチ
レン−アクリレートコポリマー類;ポリエステル樹脂
類;ポリカーボネート類;コポリ(スチレン−アクリロ
ニトリル);ポリスルホン類;ポリフェニレンオキシ
ド;有機シリコン類、例えばポリシロキサン類;エポキ
シ樹脂及び天然樹脂類、例えばアラビアゴムが含まれ
る。コポリ(スチレン−アクリロニトリル)を用いる場
合、コポリマーは少なくとも65重量%のスチレン単位
及び少なくとも25重量%のアクリロニトリル単位を含
むのが好ましいが、他のコモノマー、例えばブタジエ
ン、ブチルアクリレート及びメチルメタクリレートが存
在することもできる。
【0047】他の好ましい種類の結合剤は以下の一般
式:
【0048】
【化6】
【0049】[式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ
独立して水素、ハロゲン、C1−C8アルキル基、置換C
1−C8アルキル基、C5−C6シクロアルキル基、置換C
5−C6アルキル基、C6−C10アリール基、置換C6−C
6アリール基、C7−C12アラルキル基又は置換C7−C
12アラルキル基を示し、Xは場合によりC1−C6アルキ
ル基、5−もしくは6−員シクロアルキル基又は縮合5
−もしくは6−員シクロアルキル基により置換されてい
ることができる5−〜8−員脂環式環を完結するのに必
要な原子を示す]に対応するビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−シクロアルカンから誘導されるポリカーボネート
である。
【0050】そのような化合物の例はホスゲン及び1,
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサンに基づくポリカーボネート
(後文の実施例においてPC1と符号をつける)、なら
びにホスゲン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンとビス
フェノールAの混合物に基づくポリカーボネート(PC
2と符号をつける)である。
【0051】高濃度において無彩の黒画像色調(neu
tral black imagetone)、及び低
濃度において無彩のグレー(neutral gre
y)を得るために、受像層はさらにサーモグラフィ又は
フォトサーモグラフィから既知のいわゆる調色剤(to
ning agent)を含むのが好ましい。調色剤又
はトナーの挿入は、上記の銀画像の色相に対する補色を
発色する還元剤の利用の代替えとなる。
【0052】適した調色剤は米国特許Re.30,10
7に記載の一般式の範囲内のフタルイミド及びフタラジ
ノンである。さらに米国特許第3,074,809号、
第3,446,648号及び第3,844,797号明
細書に記載の調色剤が挙げられる。特に有用な他の調色
剤は以下の一般式:
【0053】
【化7】
【0054】[式中、ZはO又はN−アルキルを示し、
1、Y2、Y3及びY4のそれぞれは(同一又は異なり)
水素、アルキル、例えばC1−C20アルキル、好ましく
はC1−C4アルキル、シクロアルキル、例えばシクロペ
ンチル又はシクロヘキシル、アルコキシ、好ましくはメ
トキシ又はエトキシ、好ましくは炭素数が最高2のアル
キルチオ、ヒドロキシ、アルキル基の炭素数が最高2の
ジアルキルアミノ又はハロゲン、好ましくは塩素又は臭
素を示すか、あるいはY1とY2、又はY2とY3が縮合芳
香環、好ましくはベンゼン環を完結するのに必要な環メ
ンバーを示すか、あるいはY3及びY4が縮合芳香環又は
シクロヘキサン環を完結するのに必要な環メンバーを示
す]の範囲内のベンズオキサジンジオン又はナフトオキ
サジンジオン型の複素環トナー化合物である。該一般式
の範囲内のトナーはイギリス特許第1,439,478
号及び米国特許第3,951,660号明細書に記載さ
れている。
【0055】“スピラナ”などのポリヒドロキシスピロ
−ビス−インダン還元剤と組み合わせて用いるのに特に
適したトナー化合物は、米国特許第3,951,660
号に記載の3,4−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−1,
3,2H−ベンズオキサジンである。
【0056】別の態様の場合、受像要素は放射線から熱
への変換化合物を含む。この場合、ドナー要素は還元剤
を含むドナー層を1層だけ含むのが好ましく、受像要素
が1層又はそれ以上の受像層を含むことができる。後者
の場合、受像要素は還元可能な銀塩を含む第1層及び放
射線から熱への変換化合物をその上部に含む第2層を有
するのが好ましい。
【0057】その非塗布側を通ってレーザー露光がなさ
れる要素の支持体はレーザー線に対して透明でなければ
ならないことは明らかである。言い換えると、レーザー
記録がドナーの裏側を通ってなされる場合、ドナー要素
の支持体は透明でなければならず、受像要素の支持体は
透明又は不透明であることができる。別の場合、レーザ
ー記録が受像要素の裏側を通ってなされる場合、受像要
素の支持体は透明でなければならず、ドナーの支持体は
透明又は不透明であることができる。好ましい実施態様
において、特に得られる受像層の銀画像が例えば印刷乾
板をさらに露光するための中間体として働く場合、両支
持体が透明である。紙の支持体を用いる場合、片側又は
両側に場合によりハレーション防止色素又は顔料を含む
α−オレフィンポリマー、例えばポリエチレン層を塗布
したものが好ましい。透明有機樹脂支持体は例えばセル
ロースナイトレートフィルム、セルロースアセテートフ
ィルム、ポリビニルアセタールフィルム、ポリスチレン
フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、ポリビニルクロリドフィルム又
はポリ−α−オレフィンフィルム、例えばポリエチレン
又はポリプロピレンフィルムから選ばれることができ
る。そのような有機樹脂フィルムの厚さは0.05〜
0.36mm以内であるのが好ましい。これらの有機樹
脂支持体に下塗り層を塗布するのが好ましい。最も好ま
しい透明支持体はポリエチレンテレフタレート支持体で
ある。
【0058】露光の前にドナー要素及び受像要素を互い
に密着しなければならない。これは種々の方法で行うこ
とができ、例えば(a)要素を単に真空吸引により共に
押し付けることができ、(b)要素を、場合により熱を
加えることにより互いに積層することができ、あるいは
(c)受像要素又はドナー要素のいずれかの上部に薄い
接着剤層を与え、真空吸引せずに貼合せ機で共に押し付
けることができる。
【0059】接着剤層を有していない場合、受像要素は
保護層を備えていることができる。この層は、受像要素
が分離された要素である間、受像層の耐引掻性を向上さ
せる。明らかにこの保護層の厚さは、露光された領域で
熱転移された還元剤の受像層への拡散性を損なわないた
めに約1g/m2より厚くないのが好ましい。この保護
層はポリビニルブチラル、エチルセルロース、セルロー
スアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブ
チレート、セルロースジアセテート、ポリビニルクロリ
ド、ビニルクロリド、ビニルアセテート及びビニルアル
コールのコポリマー類、芳香族又は脂肪族コポリエステ
ル類、ポリメチルメタクリレート及び上記で定義したP
C1及びPC2などのポリカーボネート類などの結合剤
を含むことができる。
【0060】方法(c)の場合の、任意の接着剤層は、
熱接着物質又は感圧接着剤を含むことができる。好まし
い熱接着ポリマーはスチレン−ブタジエンラテックス類
である。これらのラテックス類は、アクリル酸、メタク
リル酸及びアクリルアミドなどのラテックスの安定性を
向上させる他の成分を含むことができる。他の可能なポ
リラテックス類にはポリビニルアセテート、コポリ(エ
チレン−ビニルアセテート)、コポリ(アクリロニトリ
ル−ブタジエン−アクリル酸)、コポリ(スチレン−ブ
チルアクリレート)、コポリ(メチルメタクリレート−
ブタジエン)、コポリ(メチルメタクリレート−ブチル
メタクリレート)、コポリ(メチルメタクリレート−エ
チルアクリレート)、コポリエステル(テレフタル酸−
スルホイソフタル酸−エチレングリコール)、コポリエ
ステル(テレフタル酸−スルホイソフタル酸−ヘキサン
ジオール−エチレングリコール)が含まれる。特に適し
た熱接着ポリマーはBayer AGにより販売されて
いるBAYSTALポリマーの種類であり、これはスチ
レン−ブタジエンコポリマー類に基づいている。物理的
性質の異なる種々の種類を入手可能である。スチレン含
有率は40〜80重量%で変化し、ブタジエンの量は6
0〜20重量%で変化し、場合により数重量%(最高約
10%)のアクリルアミド及び/又はアクリル酸が存在
することができる。最も適しているのは例えばBAYS
TAL KA 8558、BAYSTAL KA 85
22、BAYSTAL S30R及びBAYSTAL
P1800であり、これらは熱接着層で用いた場合に室
温で粘着性でない故に適している。他の有用なポリマー
はやはりBayer AGからのEUDERMポリマー
であり、これはn.−ブチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、アクリロニトリル及び少量のメタクリル酸
を含むコポリマー類である。
【0061】感圧接着剤はガラス転移温度が室温より低
いポリマーである。
【0062】ドナー及び受像要素を密着させた後、この
集合体を強いレーザービームを用いて情報露光する。そ
のようなレーザーはArイオンレーザー、HeNeレー
ザー、Krレーザー、周波数倍増(frequency
doubled)Nd−YAGレーザー、可視スペク
トル領域で発光する色素レーザーであることができる。
しかし放射線から熱への変換化合物が赤外吸収化合物で
ある好ましい実施態様の場合、レーザーは赤外レーザー
である。特に好ましいレーザーは半導体ダイオードレー
ザー又はソリッドステートレーザー、例えば1064n
mで発光するNd−YAGレーザー又は1053nmで
発光するNd−YLFレーザーである。他の可能な種類
の赤外レーザーには823nmで発光するダイオードレ
ーザー又は985nmで発光するダイオードレーザーが
含まれる。特定の列に配置された一連のレーザーを用い
ることができる。レーザー記録の重要なパラメーター
は、強度の1/e2の値において測定されたスポットの
直径(D)、フィルムに適用されるレーザー力(las
er power)(P)、レーザービームの記録速度
(v)及びインチ当たりのドットの数(dpi)であ
る。
【0063】露光領域における放射線から熱への変換の
結果、及び要素の特定の組成に依存してドナー層は部分
的に、又は完全に受像層に転移し、要素の分離の後に受
像層に接着されて残る、及び/又は還元剤が受像層に拡
散し、それによって有機銀塩の還元を引き起こす。レー
ザー線の強度及び/又は時間を変えることにより、発生
する熱の量を調節することができ、この方法で転移する
還元剤の量を調節することができる。このようにして一
系列の中間グレーレベルを得ることができる。
【0064】要素の剥離は手により、又は機械的手段に
より行うことができる。
【0065】この段階で有機銀塩の感熱還元は完全から
は程遠いので、十分な光学濃度を得るために分離された
受像要素の全体的熱処理が必要である。最適な全体的加
熱は約118℃において少なくとも2秒間続け、約10
秒間が好ましい。それより低温では加熱時間が長くな
り、又その逆でもある。
【0066】得られた熱モード画像を例えば印刷乾板又
はハロゲン化銀接触材料などのUV−感性要素のUV−
露光のための中間体として用いることができる。両方の
場合に熱モード画像は、従来の現像されたハロゲン化銀
画像−凝固(setting)フィルムの代わりとな
る。他方、得られた熱モード画像は、例えばプルーフ目
的の場合、又は放射線写真情報の記録の場合に直接視覚
検査用とすることができる。
【0067】以下の実施例は本発明を例示するものであ
るが、それを制限するものではない。
【0068】
【実施例】
実施例1 −受像要素の製造 以下の通りに塗布組成物を調製した。ベヘン酸銀をメチ
ルエチルケトン中のポリビニルブチラルの溶液と共にボ
ールミルにおいて分散した。ドクターブレード塗布を用
い、下塗りされた透明のポリエチレンテレフタレート支
持体上に塗布し、乾燥した後、これらの層が以下の物質
を含むように、この分散液に他の成分を加えた: −ベヘン酸銀、4.42g/m2; −ポリビニルブチラル(BUTVAR B79、Mon
santo)、4.42g/m2; −調色剤、3,4−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−1,
3,2H−ベンズオキサジン、0.34g/m2 −ジメチルシロキサンポリマー、0.025g/m2 −ドナー要素の製造 異なる還元剤及び異なる結合剤を有する一連のドナー要
素を製造した。その塗布溶液はすべて1.0g/m2
赤外色素ID−1a及び1.5g/m2の赤外色素ID
−1b(同一分子の非イオン性及びイオン性形態)の混
合物を含んだ。説明においてすでに記載した通り、この
混合物はAmerican Cyanamid Co,
Glendale Protective Techn
ologie Division,Woodbury,
New−Yorkにより販売されているCYASORB
IR165として知られている。還元剤、結合剤及び
その濃度(g/m2)を表1に挙げる。成分をメチルエ
チルケトンに溶解した。塗布溶液を厚さが100μmの
下塗りされた透明のポリエチレンテレフタレートベース
上にドクターブレード法を用いて適用し、層を乾燥し
た。受像要素を各ドナー要素に真空吸引下で押し付け、
これらの集成体を受像要素の支持体を通してNd−YL
Fレーザーにより情報露光した。レーザー記録の規格
は:P=217mW、D=18.2μm、v=2.2m
/秒及び2400dpiであった。記録の後、ドナー要
素と受像要素を剥離し、受像要素を118℃において1
0秒間均一に加熱した。記録された全領域の光学濃度
(O.D.)をUVフィルターを通してMACBETH
型TD904デンシトメーターを用いて測定し、表1に
示す。
【0069】 表1 番号 還元剤 g/m2 結合剤* g/m2 O.D. 1 エチルガレート 2.21 BUTVAR 1.31 3.4 2 〃 〃 PMMA 1.31 3.0 3 没食子酸 1.93 BUTVAR 1.32 3.8 4 カテコール 1.25 BUTVAR 1.35 3.2 5 〃 〃 PC2 1.35 2.6 6 〃 〃 CDA 1.35 2.8 7 スピラナ 3.60 CDA 1.25 2.0 *略字:PMMA:ポリメチルメタクリレート CDA:セルロースジアセテート BUTVAR及びPC2:説明を参照されたい 表1からわかる通り、還元剤及び結合剤のすべての組み
合わせは優れた光学濃度を生ずる。
【0070】実施例2 新しい一連のドナー要素を実施例1と同様にして製造
し、この場合は種々の結合剤をさらに広範囲のリストか
ら選んだ。すべての試料は1.0g/m2のエチルガレ
ートならびに0.11g/m2のID−1a及び0.1
7g/m2のID−1b、ならびに0.2g/m2の表2
に挙げる結合剤を含んだ。各ドナー要素を受像要素に押
し付け、ドナーの支持体を通し、以下の規格を用いてレ
ーザー記録を行った:P=300mW、D=14.9μ
m、v=8.8m/秒、3600dpi。さらに行われ
る処理は前実施例と同様であった。異なる結合剤及び得
られた光学濃度を表2に示す: 表2 番号 結合剤の種類 O.D. 1 ポリビニルブチラル(BUTVAR) 3.36 2 ポリカーボネート(PC2) 3.45 3 ポリメチルメタクリレート 3.66 4 コポリ(スチレン−アクリロニトリル) 3.42 5 セルロースアセテートブチレート 3.64 6 セルロースアセテートプロピオネート 3.29 7 エチルセルロース 3.40 8 ポリエステル 3.63 9 ポリビニルクロリド 3.66 10 ポリビニルアセテート 3.38 11 コポリ(ビニルクロリド−ビニルアセテート) 3.37 12 ポリエチレンオキシド 3.06 13 ポリスルホンアミド 3.31 表からわかる通り、すべての種類の結合剤を用いて優れ
た光学濃度が得られた。
【0071】実施例3 実施例2の3番と同様の方法で、PET支持体の厚さが
それぞれ63μm及び175μmの2つのドナー要素を
製造した。受像要素及び処理法は実施例2の場合と同様
であった。
【0072】両変法を用いて優れた濃度が得られた。
【0073】実施例4 赤外吸収化合物の化学的性質及び濃度を変化させた別の
一連のドナー要素を製造した。還元剤は濃度を変化させ
たエチルガレートであった。受像要素及び処理は前実施
例の場合と同様であった。レーザー記録はドナーの支持
体を通して以下の規格で行った:P=1.23W、D=
18μm、v=32m/秒、2400dpi。ドナー試
料の組成及び得られた光学濃度を表3に示す。
【0074】 表3 番号 g/m2 結合剤 ID, g/m2 O.D. エチル g/m2 ガレート 1 0.35 - 1a+1b, 0.08+0.12 2.4 2 0.70 - 〃 〃 3.5 3 1.05 - 〃 0.12+0.18 3.78 4 2.52 - 〃 0.16+0.24 4.02 5 0.7 - ID-3 0.07 1.8 6 0.7 - 〃 0.17 3.0 7 1.05 - 〃 0.14 3.74 8 2.52 - 〃 0.14 4.15 9 2.52 - 〃 0.35 4.26 10 1.05 - ID-4 0.14 3.74 11 1.05 - ID-2 0.14 3.94 12 1.05 BUTVAR, 0.18 〃 0.07 3.25 13 〃 〃 0.52 〃 〃 2.65 14 〃 PC2 0.18 〃 〃 3.00 15 〃 〃 0.52 〃 〃 2.71 16 〃 PMMA, 0.18 〃 〃 3.36 17 〃 〃 0.52 〃 〃 3.48 18 〃 SAN* 0.18 〃 〃 3.14 19 〃 〃 0.52 〃 〃 2.25 *:SAN:コ(スチレン−アクリロニトリル) 表が示す通り、ドナー中の還元剤の濃度が十分高い場
合、すなわち少なくとも0.7g/m2の場合、高い光
学濃度が得られる。赤外吸収剤の化学的性質はあまり重
要でない。重要なのは十分な濃度である。光学濃度に対
する結合剤濃度の影響は重要でない。高濃度のBUTV
AR、PC2及びSANは比較的低い光学濃度を生ず
る。
【0075】実施例5 放射線から熱への変換化合物としてカーボンブラック分
散液(メチルエチルケトン中10%のCORAX L
6)を用いる以外は前実施例と同様にして別の一連のド
ナー要素を製造した。受像要素及び処理は前実施例の場
合と同様であった。組成及び得られた光学濃度を表4に
まとめる: 表4 番号 還元剤 g/m2 結合剤 g/m2 C g/m2 O.D. 1 エチルガレート 2.20 PC2 1.32 0.76 3.70 2 没食子酸 1.94 〃 〃 2.60 3.60 3 〃 〃 〃 〃 0.76 2.70 4 スピラナ 5.20 BUTVAR 1.32 2.60 3.40 カーボン分散液を支持体上の第1層に塗布し、還元剤を
別の第2層に挿入した別の一連のドナー要素を製造し
た。受像要素及び処理はこの場合も前実施例の場合と同
様であった。ドナー層の組成及び得られた光学濃度を表
5に示す: 表5 番号 層 1 層 2 O.D. g/m2 C 結合剤 g/m2 還元剤 g/m2 結合剤 g/m2 1 1.1 - - エチル 2.14 - - 4.10 ガレート 2 0.7 NC* 0.3 〃 1.05 PMMA 0.2 3.35 3 0.7 NC 0.3 〃 1.4 PMMA 0.2 3.27 *:ニトロセルロース レーザー記録はドナーの支持体を通して行い、規格はP
=652mW、D=29.2μm、v=2.2m/秒、
1500dpiであった。
【0076】単層ドナー及び二重層ドナーを用いた両方
の場合に優れた光学濃度が得られた。
【0077】実施例6 1.05g/m2のエチルガレート、0.2g/m2の結
合剤PMMA、0.11g/m2のID−1a及び0.
17g/m2のID−1bを含むドナー要素を製造し
た。受像要素は前実施例の1つと同様の受像層を含ん
だ。受像層の上部に表6に示す種々のポリマーを含む保
護層を塗布した。各ドナー及び受像要素を真空吸引下で
共に押し付けた。レーザー記録はドナーを通し、以下の
規格を用いて行った:P=300mW、D=14.9μ
m、v=8.8m/秒、3600dpi。保護層の組成
及び得られた光学濃度を表6にまとめる。
【0078】表6 番号 ポリマーの種類 g/m2 O.D. 1 − − 3.7 2 エチルガレート 0.2 3.2 3 〃 0.4 3.3 4 〃 1.0 3.2 5 CDA 0.2 2.0 6 〃 0.4 2.0 7 PC2 0.2 2.9 8 〃 0.4 2.0 9 〃 1.0 1.8 10 PC1 0.2 2.5 11 〃 0.4 1.8 12 〃 1.0 1.0 保護層を有する受像要素の耐引掻性が非常に向上したこ
とが確証された。光学濃度はエチルセルロースを含む保
護層の使用によりわずかに低下するのみである。他の結
合剤を用いた保護層の場合、厚い保護層を用いると光学
濃度の低下が観察された。
【0079】実施例7 ドナー要素の上部に接着剤層を適用する以外は実施例2
の第3番と同様にして一連のドナー要素を製造した。こ
れらの接着剤層はイソ−プロピルアセテート溶液から塗
布された濃度の異なるコポリ(ブチルアクリレート−ビ
ニルアセテート)を含んだ(表7を参照)。受像要素は
実施例1の場合と同様であった。貼合せ機において受像
要素及びドナー要素を互いに接着し、非常に良い物理的
接触を与えた。レーザー記録はドナーの支持体を通して
行い、規格は実施例2の場合と同様であった。光学濃度
を表7に示す: 表7 番号 g/m2 ポリマー O.D. 1 0.12 3.4 2 0.24 3.1 3 0.48 3.5 4 0.60 3.5 5 1.20 2.9 6 1.80 2.9 手動で剥離し、受像要素を熱処理(118℃で10秒
間)した後、優れた光学濃度が得られた。還元剤の転移
の間の密接で均一な接触の故に、前実施例の場合より画
像の物理的欠陥が少なかった。比較的厚い接着剤層の場
合、ベヘン酸銀含有受像層への還元剤の拡散が減少する
ために、濃度におけるわずかな低下が起こった。
【0080】実施例8 ドナー要素は実施例2の第3番に記載のドナー要素と同
様であった。実施例1に記載の通り受像要素に熱接着剤
又は感圧接着剤層を、表8に示す通りに適用した。実験
番号1及び2では受像及びドナー層を50℃で互いに積
層した。実験3ではドナー及び受像層を室温で積層し
た。レーザー記録の規格は実施例2の場合と同様であっ
た。接着剤層の組成及び得られた光学濃度を表8に示
す: 表8 番号 ポリマーの種類 g/m2 O.D. 1 BAYSTAL T425C* 1.0 3.1 2 〃 2.5 2.8 3 コポリ(ブチルアクリレート -ビニルアセテート)** 2.4 2.5 *:Bayer AGにより販売されているブタジエ
ン、スチレン及びアクリル酸のコポリマーラテックス*
*:イソプロピルアセテート溶液から塗布したコポリ
(ブチルアクリレート−ビニルアセテート)手動で剥離
し、受像層を全体的に加熱した後、特に厚さの薄い接着
剤層において優れた光学濃度を有し、画像の物理的欠陥
の少ない画像が得られた。
【0081】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0082】1.(1)1層又はそれ以上のドナー層上
に分散された還元剤、放射線から熱への変換化合物(r
adiation to heat converti
ngcompound)及び場合によりポリマー結合剤
を含む1層又はそれ以上のドナー層を支持体上に塗布す
ることによりドナー要素を製造し、(2)還元可能な有
機銀塩及びポリマー結合剤を含む受像層を支持体上に塗
布することにより受像要素を製造し、(3)該ドナー要
素及び該受像要素を互いに密着させ、(4)接触してい
る要素をレーザー線(laser radiatio
n)を用いて情報通りに露光し、かくして受像要素への
該ドナー層の部分的又は完全な転移及び/又は受像要素
への該還元剤の拡散を生ぜしめ、(5)ドナー及び受像
要素を剥離する段階を含む熱モード画像(heat m
ode)の形成法。
【0083】2.(1)還元剤及び場合によりポリマー
結合剤を含むドナー層を支持体上に塗布することにより
ドナー要素を製造し、(2)1層又はそれ以上の受像層
に分散された還元可能な有機銀塩、放射線から熱への変
換化合物及びポリマー結合剤を含む1層又はそれ以上の
受像層を支持体上に塗布することにより受像要素を製造
し、(3)該ドナー要素及び該受像要素を互いに密着さ
せ、(4)接触している要素をレーザー線を用いて情報
通りに露光し、かくして受像要素への該ドナー層の部分
的又は完全な転移及び/又は受像要素への該還元剤の拡
散を生ぜしめ、(5)ドナー及び受像要素を剥離する段
階を含む熱モード画像の形成法。
【0084】3.該有機銀塩がベヘン酸銀である上記1
項に記載の方法。
【0085】4.該放射線から熱への変換化合物がカー
ボンブラックである上記1〜3項のいずれかに記載の方
法。
【0086】5.該レーザー線が赤外レーザー線であ
り、放射線から熱への変換化合物が赤外吸収化合物であ
る上記1〜3項のいずれかに記載の方法。
【0087】6.該赤外吸収化合物が赤外吸収色素であ
る上記5項に記載の方法。
【0088】7.該赤外吸収化合物が赤外吸収顔料であ
る上記5項に記載の方法。
【0089】8.該還元剤がエチルガレート(ethy
l gallate)である上記1〜7項のいずれかに
記載の方法。
【0090】9.該ポリマー結合剤がポリ(ビニルブチ
ラール)、ビニルブチラールのコポリマー、ポリメチル
メタクリレート、ポリカーボネート又はセルロース誘導
体から成る群より選ばれる上記1〜8項のいずれかに記
載の方法。
【0091】10.該還元剤の酸化形態が着色されてい
るか、又は反応して発色することができる上記1〜9項
のいずれかに記載の方法。
【0092】11.該受像要素がさらにその上部に適用
された保護層を含む上記1〜10項のいずれかに記載の
方法。
【0093】12.該受像要素及び/又は該ドナー要素
がさらに該受像要素及び/又は該ドナー要素の上部に適
用された接着剤層を含む上記1〜10項のいずれかに記
載の方法。
【0094】13.該段階(3)を、該ドナー要素及び
該受像要素の層を1対のローラーを通して運ぶことによ
り互いに積層することにより行う上記1〜12項のいず
れかに記載の方法。
【0095】14.段階(4)の該レーザー露光をNd
−YAGレーザー、Nd−YLFレーザー、ダイオード
レーザー又はこれらの種類のレーザーの列により行う上
記1〜13項のいずれかに記載の方法。
【0096】15.段階(5)の後に分離された受像要
素を全体的熱処理に付す上記1〜14項のいずれかに記
載の方法。
【0097】16.該受像要素がさらに調色剤(ton
ing agent)を含む上記1〜15項のいずれか
に記載の方法。
【0098】17.該調色剤が3,4−ジヒドロ−2,
4−ジオキソ−1,3,2H−ベンズオキサジンである
上記16項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン・ウイツターホーベン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 リタ・トルフス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 レオ・エルブラント ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 カルロ・ウイツテンデール ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ジヤン・バン・デン・ボゲルト ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)1層又はそれ以上のドナー層上に
    分散された還元剤、放射線から熱への変換化合物及び場
    合によりポリマー結合剤を含む1層又はそれ以上のドナ
    ー層を支持体上に塗布することによりドナー要素を製造
    し、(2)還元可能な有機銀塩及びポリマー結合剤を含
    む受像層を支持体上に塗布することにより受像要素を製
    造し、(3)該ドナー要素及び該受像要素を互いに密着
    させ、(4)接触している要素をレーザー線を用いて情
    報通りに露光し、かくして受像要素への該ドナー層の部
    分的又は完全な転移及び/又は受像要素への該還元剤の
    拡散を生ぜしめ、(5)ドナー及び受像要素を剥離する
    段階を含む熱モード画像の形成法。
  2. 【請求項2】 (1)還元剤及び場合によりポリマー結
    合剤を含むドナー層を支持体上に塗布することによりド
    ナー要素を製造し、(2)1層又はそれ以上の受像層に
    分散された還元可能な有機銀塩、放射線から熱への変換
    化合物及びポリマー結合剤を含む1層又はそれ以上の受
    像層を支持体上に塗布することにより受像要素を製造
    し、(3)該ドナー要素及び該受像要素を互いに密着さ
    せ、(4)接触している要素をレーザー線を用いて情報
    通りに露光し、かくして受像要素への該ドナー層の部分
    的又は完全な転移及び/又は受像要素への該還元剤の拡
    散を生ぜしめ、(5)ドナー及び受像要素を剥離する段
    階を含む熱モード画像の形成法。
JP7088623A 1994-03-25 1995-03-23 熱モード画像の形成法 Pending JPH07270965A (ja)

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