JPH0727000Y2 - 上蓋を有する魔法瓶 - Google Patents

上蓋を有する魔法瓶

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JPH0727000Y2
JPH0727000Y2 JP1988170717U JP17071788U JPH0727000Y2 JP H0727000 Y2 JPH0727000 Y2 JP H0727000Y2 JP 1988170717 U JP1988170717 U JP 1988170717U JP 17071788 U JP17071788 U JP 17071788U JP H0727000 Y2 JPH0727000 Y2 JP H0727000Y2
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JP
Japan
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upper lid
handle
handle portion
thermos
main body
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JP1988170717U
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JPH0290748U (ja
Inventor
章司 樋田
一徳 岩崎
康弘 古和
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日本酸素株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、携帯用魔法瓶等の携帯用容器のコップを兼
ねる上蓋を有する魔法瓶に関する。
〔従来の技術〕 第13図は、従来のこのような魔法瓶のコップ兼用上蓋の
例を示すものである。この上蓋1は、上蓋本体2と取手
部3とから構成されている。上蓋本体2は合成樹脂、ス
テンレス鋼などからなる浅底の有底円筒体である。この
上蓋本体2の外周側壁にはこれと一体に取手部3が取り
付けられている。この取手部3は外形がほぼ直方体状で
あって本体外周側壁が本体2の半径方向外方に膨出した
状態で形成されてなるものである。
このような上蓋1は魔法瓶本体口部に螺着され、必要に
応じて取り外され、内容物がこれに注出されてコップと
して機能し、この際取手部3を持つことによりコップの
把持が行えるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような魔法瓶の上蓋1にあっては、
取手部3の上蓋半径方向外方への突出高さが、外観上魔
法瓶本体の把手の突出高さ以下に制限されるため、この
突出高さをむやみに大きくすることができず、このため
取手部3のつかみしろが小さくなって使い勝手が劣る問
題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上蓋本体と、これの側部に設けられた取手
部とからなるコップを重ねる上蓋を、側部に把手を有す
る魔法瓶本体口部に螺着してなるコップを兼ねる上蓋を
有する魔法瓶において、前記取手部は、前記上蓋本体と
一体に設けられた係止箱部に出没自在に係止されてな
り、かつ該取手部を係止箱部に収容した状態での突出高
さを、前記魔法瓶本体の把手の突出高さと等しくしたこ
とを特徴としている上蓋を有する魔法瓶である。
〔作用〕
取手部が出没自在となっているため、取手部の使用時に
おいては取手部を外方に引き出せば上蓋本体からの突出
高さが十分に高くなり、使い勝手がよくなるとともに、
不使用時においては取手部を内方に収容することができ
るので、外観をそこなうことなく、美しさが保たれ、持
ち運びの際、邪魔になることがない。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は、この考案の上蓋を有する魔法瓶
の上蓋の第1の例を示すものである。この上蓋11は、上
蓋本体12と、これに一体に設けられた係止箱部13と、こ
の係止箱部13に移動可能に、かつこれを覆うように係止
された箱状の取手部14とから概略構成されている。ま
た、上蓋本体12は、第2図に示すように示すように基体
15と、カバー体16と、キャップ体17とから構成されてい
る。基体15は、ポリプロピレンなどの合成樹脂等で作ら
れた有底円筒体であって、その内周壁には上蓋11を魔法
瓶等の口部に螺着するためのネジ18が形成されている。
カバー体16はステンレス鋼板などの金属板からなり、そ
の一端部が内方に折り曲げられた円筒状のもので、基体
15の外周胴部にキャップ体17によって取り付けられてい
る。キャップ体17は、ポリプロピレン、ポリエチレンな
どの合成樹脂からなる円板状のもので、カバー体16の折
り曲げ部分の周縁部を挟み込んで基体15に強制嵌合され
ている。
この上蓋本体12の外周壁には、係止箱部13が設けられて
いる。この係止箱部13は上蓋本体12の基体15と一体に成
形された箱状のもので、上蓋11を魔法瓶本体19の口部に
螺着した際に魔法瓶本体19に取り付けられている把手20
の取付位置に一致する位置に取り付けられている。ま
た、この係止箱部13は上蓋本体12の上下方向(軸方向)
に沿う2つの側壁部21,21と、上蓋本体12の周方向に沿
う2つの弾撥係合片22,22とにそれぞれ切断され、区分
されている。弾撥係合片22は、舌片状であって、その基
部を中心として摺動可能となっている。また、弾撥係合
片22の先端部は第5図に示すようにその厚さが厚くなっ
て係止部23が形成されているとともにその中央部におい
てもその厚さが厚くなって中央凸部24が形成されてお
り、この係止部23と中央凸部24とにより、厚さの薄い外
側溝部25と内側溝部26とが形成されている。
取手部14は第2〜4図に示すように、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどの合成樹脂からなる直方体の箱状のも
ので、その1側面が開口されており、この開口内に前記
係止箱部13全体が没入可能な寸法となっており、係止箱
部13全体を覆うようになっている。この取手部14の内壁
からは、開口に向けて延びる2つの相対向するリブ状の
摺動片27,27が一体に設けられている。これらの摺動片2
7,27は第5図に示すように、互いに平行に配置され、か
つ上蓋本体12周方向に平行に配されている。また、これ
らの摺動片27の先端部は膨らんで係止突部28が形成され
ており、これら摺動片27,27と前記弾撥係合片22,22とが
それぞれ互いに嵌合するようにその寸法等が決められて
いる。また、取手部14の上蓋本体軸方向に沿う2つの外
側面には、それぞれ浅い凹部が形成されており、取手部
14がつまみやすくなっている。さらに、第1図に示すよ
うに取手部14の上蓋本体半径方向の高さは、魔法瓶本体
19の把手20の突出高さとほぼ同じ高さとなっている。
このような上蓋11にあっては、取手部14の不使用時にお
いては、取手部14が、第1図および第3図に示すように
上蓋本体半径方向内方に向けて押し込まれ、取手部14の
摺動片27,27の係止突部28,28が弾撥係合片22,22の内側
溝部26,26に嵌合されて固定状態とされ、この固定状態
においては取手部14の突出高さ(第3図中、1)は魔法
瓶本体19の把手20の突出高さと同一となっている。
ついで、上蓋本体11を魔法瓶本体19の口部から取り外
し、コップとして使用する場合には取手部14をつまみ、
外報に引張る。すると、第4図および第5図に示すよう
に係止箱部13の弾撥係合片22,22および取手部14の摺動
片27,27が弾性変形し、摺動片27,27の係止突部28,28が
弾撥係合片22,22の内側溝部26,26から中央凸部24,24を
乗り越えて外側溝部25,25に移動し、弾撥係合片22,22の
係止部23,23に当たって停止する。この状態では、取手
部14が上蓋本体12から離れて空隙が生じ、これによって
取手部14が第4図中1′に示すように外方方向に突出し
てつかみやすくなるとともに摺動片27,27の係止突部28,
28が弾撥係合片22,22の外側溝部25,25内に収まっている
ので、取手部14の動きが防止され、ガタツキが生じな
い。
第6図は、第1の例の変形例を示すものである。この例
では、係止箱部13の2つの弾撥係合片22,22には、その
先端に係止部23,23のみが形成されており、取手部14の
2つの摺動片27,27には、先端の係止突部28,28の他に中
央凸部24a,24a、外側溝部25a,25aおよび内側溝部26a,26
aが形成されており、係合関係が逆転されたものであ
る。この例のものも、先の例と同様の作動が行われる。
第7図ないし第9図はこの考案の上蓋を有する魔法瓶の
上蓋の第2の例を示すもので、同様に上蓋本体12の側部
に係止箱部13が一体に設けられている。この係止箱部13
の上蓋本体軸方向に沿う相対向する二つの側壁の上蓋本
体12の底部側外方よりの位置には、第9図に示すように
それぞれ軸心を同じくする軸孔29,29が形成されてお
り、これら側壁外面の上蓋本体12の開口部側には軸孔2
9,29を中心とする円弧状の案内溝30,30がそれぞれ形成
され、これら案内溝30,30の両端には、それぞれ半球状
の始端停止穴31,31および終端停止穴32,32が形成されて
いる。そして、この始端停止穴31,31は上蓋本体寄り
に、また終端停止穴32,32は上蓋本体から離れた位置と
されている。
一方、取手部14も係止箱部13を覆う箱状のもので、その
一側面は開口しており、この開口に係止箱部13が収容可
能となっている。この取手部14の上蓋本体軸方向に沿う
相対向する二つの側壁には、前記軸孔29,29と軸を同じ
くする軸孔33,33が形成されている。そして、これら軸
孔29,29,33,33には1本の回動ピン34が挿通されて、取
手部14がこの回動ピン34を回動中心として回動自在に係
止箱部13に取り付けられている。また、取手部14の軸孔
33,33が形成された側壁の内面には、半球状の案内突起
(図示せず)が形成されており、この案内突起は前記係
止箱部13の案内溝30,30に嵌入するようになっている。
したがって、取手部14は回動ピン34を回動中心としてそ
の案内突起が案内溝30,30に案内されて回動自在となっ
ており、かつ案内突起が始端停止穴31,31あるいは終端
停止穴32,32に陥没することによってその回動が停止さ
れて固定されることになる。
この上蓋11にあっては、取手部14の不使用時においては
取手部14を上蓋本体半径方向内方に押し、その案内突起
を係止箱部13の始端停止穴31,31に陥没させて、第7図
に示すように取手部14全体が上蓋本体12に接した状態と
する。また、使用時においては第8図に示すように取手
部14の上蓋本体12開口部側をつまんで引き出せば案内突
起が始端停止穴31,31から案内溝30,30を経て移動し、終
端停止穴32,32に陥没して固定され、取手部14の上蓋本
体開口部側が外方に回動し、上蓋本体12から離れること
になり、取手部14がつかみやすくなる。
また、第10図ないし第12図はこの考案の上蓋を有する魔
法瓶の上蓋の第3の実施例を示すものである。この上蓋
11では上蓋本体12の側部にコ字状の係止箱部13が一体に
設けられている。この係止箱部13は、第12図に示すよう
に上蓋本体軸方向に沿う1つの側壁が取り除かれてコ字
状となっており、この係止箱部13内に取手部14が出没可
能に収容されている。取手部14は、上梁部35、柱部36お
よび下梁部37からなるコ字状のもので、上梁部35および
下梁部37のそれぞれの外面には嵌合ピン38,38が上方な
らびに下方に向けて一体に形成されているとともにこの
嵌合ピン38,38からやや離れた位置にリブ状の係止堤部3
9,39がそれぞれ形成されている。一方、係止箱部13の上
蓋本体周方向に沿う二つの側壁のそれぞれの内面には、
取手部14の嵌合ピン38,38が嵌合される嵌合穴40,40が形
成されているとともにこれからやや離れた位置には前記
係止堤部39,39が嵌合しうる係止溝部41,41がそれぞれ形
成されている。そして、取手部14の各嵌合ピン38,38を
係止箱部13の各嵌合穴40,40に嵌合する事により、取手
部が係止箱部13に対して上蓋本体周方向に回動可能に取
りつけられている。
この上蓋にあっては、取手部14の不使用時に際しては、
第10図に示すように取手部14を押して係止箱部13内に収
め、取手部14の係止堤部39,39を係止箱部13の係止溝部4
1,41に嵌合して係止箱部13内に固定する。また、取手部
14の使用に際しては、係止箱13内に収容、固定されてい
る取手部14の柱部36を手前に引き出し、係止堤部39,39
と係止溝部41,41との嵌合を解除し、第11図に示すよう
に取手部14を約90度回動させればよく、これによって取
手部14が上蓋本体から離れてつかみやすくなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の魔法瓶は、上蓋本体
と、これの側部に設けられた取手部とからなるコップを
兼ねる上蓋を、側部に把手を有する魔法瓶本体口部に螺
着したコップを兼ねた上蓋を有する魔法瓶であって、前
記取手部を、上蓋本体と一体に設けられた係止箱部に出
没自在に係止されてなり、かつ該取手部を係止箱部に収
容した状態での突出高さを、前記魔法瓶本体の把手の突
出高さと等しくしたものであるので、コップとして使用
する際には取手部を上蓋本体外方方向に引き出して上蓋
本体から離れた状態でこれをつかむことができ、使い勝
手がよくなり、確実な把持が可能となる。また、上蓋と
して使用する際には取手部が上蓋本体に接した状態とす
ることができるので、外観がみぐるしくなることがなく
持ち運びの際に取手部が邪魔になることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の上蓋の第1の例を示す
もので、第1図はこの上蓋を魔法瓶本体口部に装着した
状態を示す斜視図、第2図は上蓋本体の分解斜視図、第
3図および第4図はいずれも上蓋本体と取手部との係止
状態を示す断面図、第5図は第4図の要部を拡大して示
した断面図、第6図は第1の例の変形例を示す要部拡大
断面図、 第7図ないし第9図は、この考案の第2の例を示すもの
で、第7図は取手部非使用時を示す斜視図、第8図は取
手部使用時を示す斜視図、第9図は分解斜視図、 第10図ないし第12図はこの考案の第3の例を示すもの
で、第10図は取手部非使用時を示す斜視図、第11図は取
手部使用時を示す斜視図、第12図は分解斜視図、 第13図は従来の上蓋を示す斜視図である。 11……上蓋、12……上蓋本体、14……取手部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭6−10937(JP,Y1) 実公 昭4−2038(JP,Y1) 登録実用新案41927(JP,Z1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上蓋本体と、これの側部に設けられた取手
    部とからなるコップを兼ねる上蓋を、側部に把手を有す
    る魔法瓶本体口部に螺着してなるコップを兼ねる上蓋を
    有する魔法瓶において、 前記取手部は、前記上蓋本体と一体に設けられた係止箱
    部に出没自在に係止されてなり、かつ該取手部を係止箱
    部に収容した状態での突出高さを、前記魔法瓶本体の把
    手の突出高さと等しくしたことを特徴とする上蓋を有す
    る魔法瓶。
JP1988170717U 1988-12-29 1988-12-29 上蓋を有する魔法瓶 Expired - Lifetime JPH0727000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988170717U JPH0727000Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 上蓋を有する魔法瓶

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JP1988170717U JPH0727000Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 上蓋を有する魔法瓶

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JPH0290748U JPH0290748U (ja) 1990-07-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH042038U (ja) * 1990-04-20 1992-01-09
JPH0610937U (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 旭光学工業株式会社 一眼レフカメラ

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JPH0290748U (ja) 1990-07-18

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