JPH07269548A - 分割ナット及びそれを用いた固定方法 - Google Patents

分割ナット及びそれを用いた固定方法

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JPH07269548A
JPH07269548A JP5863894A JP5863894A JPH07269548A JP H07269548 A JPH07269548 A JP H07269548A JP 5863894 A JP5863894 A JP 5863894A JP 5863894 A JP5863894 A JP 5863894A JP H07269548 A JPH07269548 A JP H07269548A
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JP
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nut
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Hiroshi Nagase
浩 長瀬
Toshiro Aihara
敏郎 相原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配管等を分解することなく容易にダブルナット
化を図ることができる分割ナットを提供する。 【構成】内周面にネジ山が形成され、外周面が多角形状
に形成された環状部材を複数の小部材12,14に分割
し、これらの小部材12,14をボルト16a,16b
によって環状に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状部材を複数の小部
材に分割し、この複数の小部材を連結部材により環状に
連結して構成される分割ナットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体を流通させるための配管
等においては管と管とのあいだの繋ぎ目における流体の
もれを防止するために、管と管との連結部をダブルナッ
トで固定する方法がしばしば用いられている。このよう
にダブルナットを用いれば振動等により連結部がゆるん
で流体等がもれることが確実に防止される。そのため、
特にゆるみを嫌う部分にはダブルナットを用いることが
一般的である。
【0003】ところが、場合によっては、ダブルナット
化が必要ないと考えられていた部分が後からダブナット
化することが必要となる場合がある。このような場合、
従来においては配管を一旦分解してもう一つのナットを
新たに挿入し、ダブルナット化を図るという方法がとら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法においては、ダブルナット化のために
一旦配管を分解することになるため、流体が常時流通し
ているような部分においては、配管を分解している間中
流体が外部にもれつづけてしまい、ダブルナット化の作
業が極めて大掛かりなものとなってしまうという問題点
があった。また、半導体の成膜装置などの真空装置にお
いては、ダブルナット化のために配管を一旦分解する
と、真空状態が壊され、この真空状態を回復するために
は数日間という長い時間を要する場合がある。このよう
な場合、真空状態が回復するまでの間は製造装置を停止
させる必要があり、生産性を著しく損なうという問題点
もあった。
【0005】従って、本発明は上述した課題に鑑見てな
されたものであり、その目的とするところは、配管等を
分解することなく容易にダブルナット化を図ることがで
きる分割ナットおよびそれを用いた固定方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明の分割ナットは内周面に
ネジ山が形成され、外周面が多角形状に形成された環状
部材を複数の小部材に分割し、該複数の小部材を連結手
段によって環状に連結したことを特徴としている。
【0007】また、この発明にかかわる分割ナットにお
いて、前記連結手段は前記小部材に形成されたネジ穴及
び貫通穴と、該ネジ穴と貫通穴とに挿入されるボルトと
から構成されることを特徴としている。
【0008】また、この発明にかかわる分割ナットにお
いて、前記複数の小部材を前記ネジ山が1つの円周を形
成するように並べたときに、前記複数の小部材間にわず
かな隙間が形成されることを特徴としている。
【0009】また、この発明にかかわる分割ナットにお
いて、前記分割ナットにより締め付けられる被締め付け
部材に対して前記小部材を反発させるための反発手段を
更に具備することを特徴としている。
【0010】また、この発明にかかわる分割ナットにお
いて、前記反発手段は、前記小部材の側面に形成された
ネジ穴と該ネジ穴に螺合するセットビスあるいはボルト
とから構成されることを特徴としている。
【0011】また、本発明の分割ナットを用いた固定方
法は内周面にネジ山が形成され、外周面が多角形状に形
成された環状部材を複数の小部材に分割し、該複数の小
部材を連結手段によって環状に連結することにより構成
される分割ナットにより被締め付け部材を固定する分割
ナットを用いた固定方法であって外周部に雄ネジが形成
された雄ネジ部材に被締め付け部材を挿入する第1の工
程と前記複数の小部材を前記雄ネジ部材を取り囲んだ状
態で組み合わせる第2の工程と、前記連結手段により前
記複数の小部材を連結する第3の工程と、前記第3の工
程で連結された複数の小部材により構成される前記分割
ナットを前記雄ネジ部材に沿ってねじ込んで前記被締め
付け部材を締め付ける第4の工程と、前記連結手段によ
り前記複数の小部材を前記分割ナットの内周径が収縮す
る方向に締め付ける第5の工程とを具備することを特徴
としている。
【0012】また、この発明にかかわる分割ナットを用
いた固定方法において、前記連結手段は前記小部材に形
成されたネジ穴及び貫通穴と、該ネジ穴と貫通穴とに挿
入されるボルトとから構成され、前記第5の工程は前記
ボルトを締め付けることにより実行されることを特徴と
している。
【0013】また、この発明にかかわる分割ナットを用
いた固定方法において、前記被締め付け部材に対して前
記小部材を反発させるための反発手段を更に具備し、該
反発手段により前記被締め付け部材と前記分割ナットと
を互いに離間する方向に付勢することにより前記被締め
付け部材の固定状態を強固にすることを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】以上のように本発明にかかわる分割ナットおよ
びそれを用いた固定方法は構成されているので、分割ナ
ットを、内周面にネジ山が形成された小部材を組み合わ
せて構成することにより、既に連結されている配管を外
すことなくこれらの配管に新たなナットとして組み付け
ることができる。そのため、配管内の流体を外部に流出
させたり、真空装置の真空状態を壊したりすることなく
ダブルナット化を容易に行うことが可能となる。
【0015】また、小部材を組み合わせたときに、小部
材の間にわずかな隙間があくようにしておくことによ
り、分割ナットを雄ネジ部材に組み付けたときに、雄ネ
ジ部材を周方向に締め付けることができるので、分割ナ
ットの締め付け状態をより強固なものとすることができ
る。
【0016】また、分割ナットを被締め付け部材にたい
して離間する方向に付勢するための反発手段を有してい
るので、この反発手段による反発力により分割ナットと
雄ネジ部材との間の摩擦力が大きくなり、ダブルナット
としての緩み止め効果をより高いものとすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は一実施例の分割ナットの構造を示す
斜視図である。
【0019】図1において分割ナット10は2つの小部
材12,14から概略構成されており、これらの小部材
12, 14を組み合わせると略六角ナット状に組み立て
られるようになされている。小部材12と14とは夫々
の内周面に雌ネジ状のネジ山12a,14a を有してお
り、これらのネジ山12a,14a は、略半円状に形成さ
れている。従って、小部材12, 14を互いの対向する
面12b と14b で当接させて組み合わせた場合、ネジ
山12a と14a とは略真円に近い形状となる。ただ
し、図2に示すようにネジ山12a と14a とが真円を
形成するように小部材12, 14を並べた場合には、互
いの小部材の対向面12b と14b との間にはわずかな
隙間d が形成される。
【0020】小部材12, 14の対向する面にはネジ穴
12c,14c とこれらに対向する開口穴14d,12d が
形成されている。そして、開口穴14d を介してボルト
16a を雌ネジ12c にねじ込むとともに、開口穴12
d を介してボルト16b を雌ネジ14c にねじ込むこと
により分割ナット10が六角ナット状に組み立てられ
る。
【0021】また、小部材12,14の側面にはネジ穴
12e,14eが形成されており、セットボルト17a
またはセットビス17bがねじ込まれる様になされてい
る。このセットボルト17aまたはセットビス17bを
ネジ穴12e,14eにねじ込むことにより、分割ナッ
ト10とこのナットで締め付けられる被締め付け部材と
の間に反発力を発生させることができ、分割ナット10
をより緩みにくくすることができる。
【0022】次に図3は分割ナット10を実際に使用し
た具体例を示した図である。図3は、例えば半導体の成
膜装置などの真空装置の開閉ゲートと、このゲートを駆
動するためのシリンダ装置との接続部を示している。シ
リンダ装置のピストンロッド22には略円筒状の連結部
材24が固定ピン26によって固定されており、連結部
材24の先端部の内周面には雌ネジ部24a が形成され
ている。一方、真空装置の開閉ゲートには連結シャフト
28が接続されており、この連結シャフト28の先端部
には雄ネジ部28a が形成されている。そして、連結部
材24の雌ネジ部24a と連結シャフト28の雄ネジ部
28a が螺合することにより、連結部材24と連結シャ
フト28とを介してピストンロッド22と開閉ゲート
(不図示)が連結されている。真空装置の開閉ゲートは
確実に動作させるために移動ストロークを調整すること
が必要であり、連結部材24と連結シャフト28とを螺
合させた状態で矢印A で示す様に相対回転させることに
より連結部材24と連結シャフト28とを矢印B 方向に
相対移動させることができ、開閉ゲートの移動ストロー
クを調整することが可能となる。
【0023】その後、ナット30を図示した様にねじ込
んで連結部材24の端面24bに押し付けることによ
り、連結部材24と連結シャフト28とを調整した位置
でロックすることができる。通常、振動等が余り加わら
ない装置においてはナット30によるロックだけでも、
連結部材24と連結シャフト28が緩むことはないので
あるが、本実施例の様な開閉ゲートにおいては、ゲート
の開閉動作を繰り返すうちにナット30が緩んでくるこ
とが考えられる。そのため、本実施例においては、ナッ
ト30に加えて分割ナット10を使用することによりダ
ブルナット化し、ナット30の緩みを確実に防止する様
にしている。なお、本発明の分割ナットの特徴は、初め
にナット30だけでロックしていた場合に、連結部材2
4と連結シャフト28を分解して新たなナットを連結シ
ャフト28に挿入することなく後からダブルナット化す
ることが出来る点である。
【0024】次に、分割ナット10を組み付ける手順を
図4を参照して説明する。
【0025】まず、図4(a) に示す様に、連結シャフト
28の雄ネジ部28aに、この雄ネジ部28aを両側か
ら挟む様にして小部材12,14を組み付け、これらの
小部材12,14同士をボルト16a,16bにより連
結する。小部材12,14を連結した状態を示したもの
が図4(b) である。この状態では、ボルト16a,16
bは完全に締め付けられておらず、分割ナット10は、
雄ネジ部28aに対して回転させることが可能な状態と
なっている。
【0026】次に、図4(b) に示した状態から、分割ナ
ット10をレンチ等の工具により矢印C 方向に回転させ
てナット30に接近する方向にねじ込んでいく。分割ナ
ット10が完全にねじ込まれてナット30に当接した状
態を示したものが図4(c) である。
【0027】図4(c) に示した状態では、分割ナット1
0はナット30に押し付ける様に締め付けられているの
で、分割ナット10とナット30とは既にダブルナット
としての役目を果たす状態となっている。しかしなが
ら、本実施例では、更にダブルナットとしての緩み止め
効果を強固なものとするために、ボルト16a,16b
を更に締め付けて分割ナット10の内径を縮径させ(す
なわち、図2に示した距離dを小さくして)、雄ネジ部
28aを挟み付ける様にしている。これにより分割ナッ
ト10は、雄ネジ部28aに対して更に緩みにくい状態
となる。
【0028】その上で、更に小部材12,14のネジ穴
12e,14eに、セットボルト17a,17bをねじ
込んで、分割ナット10とナット30との間に反発力を
発生させる。これにより、分割ナット10及びナット3
0と雄ネジ部材28aのネジ山との間には極めて大きな
摩擦力が発生することとなり、ダブルナットとしての緩
み止め効果は最大限に発揮されることとなる。
【0029】次に、図5は、分割ナット10を配管の固
定手段としてではなく、回転部の固定手段として使用し
た例を示したものである。図5において、分割ナット1
0は、ベアリング32の内輪を固定するために使用され
ている。この場合には、分割ナット10の周囲のスペー
スの関係で、セットボルト17a,17bを使用するこ
とはできず、またダブルナットとしてではなく、単独の
ナットとして使用している。しかしながら、前述した様
にボルト16a,16bの締め付けにより小部材12,
14で雄ネジ部34を挟み込む様にしているので、従来
のナットを使用した固定方法に比較して緩み止め効果は
より強固なものとなる。なお、この例においても、分割
ナット10の取り付け手順は、図4に示したものと全く
同様である。
【0030】次に、図6は、分割ナット10を加工する
手順を示した図である。
【0031】分割ナット10を加工するにあたっては、
まず、図6に示す様な通常の六角ナット40を用意す
る。そして、この六角ナット40に図中二点鎖線で示し
た様な切欠部40aを加工し、ボルト16a,16bの
頭部を収容するための部分を形成する。次に、六角ナッ
ト40を図中A−Aで示した線に沿ってワイヤカッタで
切断する。このとき二点鎖線で示した様な削り代が発生
するが、この削り代の幅が、図2にdで示した隙間とな
る。次に、六角ナット40の2つに分割された夫々の部
分40b,40cにネジ穴40b1,40c1と、バカ
穴40b2,40c2を形成し、分割ナット10を完成
させる。
【0032】以上説明した様に、上記の実施例の分割ナ
ットによれば、配管等を分解することなく、後からダブ
ルナット化を容易に図ることができると共に、通常のダ
ブルナットよりも緩み防止作用をより強固なものとする
ことができる。
【0033】なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で上記実施例を修正または変形したものに適用可能であ
る。
【0034】例えば、上記の実施例では、分割ナットを
2つの小部材から構成する様に説明したが、図7に示す
様に3つ以上の小部材から構成する様にしてもよい。
【0035】また、上記の実施例では、2つの小部材を
連結するボルトを互いに逆方向から挿入して締め付ける
様に説明したが、図8に示す様に、2本のボルトを同じ
方向から取りつける様にしてもよい。このようにすれ
ば、分割ナットを取りつける周囲のスペースの関係で、
ボルトを逆方向から締め付けられない様な場合でも対応
することが可能である。
【0036】また、分割ナットの外周形状を六角形状と
して説明したが、図9に示す様に8角形以上の多角形状
としても良い。
【0037】また、被締め付け部材との接触部に図10
に示した様な円周状の突起部42を設け、被締め付け部
材と線接触する様にしても良い。このようにすれば、被
締め付け部材を一様に押えつける効果がより確実なもの
となる。また、接触域を調整することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の分割ナット
およびそれを用いた固定方法によれば、分割ナットを、
内周面にネジ山が形成された小部材を組み合わせて構成
することにより、既に連結されている配管を外すことな
くこれらの配管に新たなナットとして組み付けることが
できる。そのため、配管内の流体を外部に流出させた
り、真空装置の真空状態を壊したりすることなくダブル
ナット化を容易に行うことが可能となる。
【0039】また、小部材を組み合わせたときに、小部
材の間にわずかな隙間があくようにしておくことによ
り、分割ナットを雄ネジ部材に組み付けたときに、雄ネ
ジ部材を周方向に締め付けることができるので、分割ナ
ットの締め付け状態をより強固なものとすることができ
る。
【0040】また、分割ナットを被締め付け部材にたい
して離間する方向に付勢するための反発手段を有してい
るので、この反発手段による反発力により分割ナットと
雄ネジ部材との間の摩擦力が大きくなり、ダブルナット
としての緩み止め効果をより高いものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の分割ナットの構造を示す斜視図であ
る。
【図2】分割ナットを並べた状態を示した平面図であ
る。
【図3】分割ナットを実際に使用した具体例を示した図
である。
【図4】分割ナットを組み付ける手順を示した図であ
る。
【図5】分割ナットを回転部の固定手段として使用した
例を示した図である。
【図6】分割ナットを加工する手順を示した図である。
【図7】他の実施例を示した図である。
【図8】他の実施例を示した図である。
【図9】他の実施例を示した図である。
【図10】他の実施例を示した図である。
【符号の説明】
10 分割ナット 12,14 小部材 16a,16b ボルト 22 ピストンロッド 24 連結部材 26 固定ピン 28 連結ロッド 30 ナット 32 ベアリング 34 雄ネジ部 40 六角ナット 42 突起部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面にネジ山が形成され、外周面が多
    角形状に形成された環状部材を複数の小部材に分割し、
    該複数の小部材を連結手段によって環状に連結したこと
    を特徴とする分割ナット。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は前記小部材に形成された
    ネジ穴及び貫通穴と、該ネジ穴と貫通穴とに挿入される
    ボルトとから構成されることを特徴とする請求項1に記
    載の分割ナット。
  3. 【請求項3】 前記複数の小部材を前記ネジ山が1つの
    円周を形成するように並べたときに、前記複数の小部材
    間にわずかな隙間が形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の分割ナット。
  4. 【請求項4】 前記分割ナットにより締め付けられる被
    締め付け部材に対して前記小部材を反発させるための反
    発手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載
    の分割ナット。
  5. 【請求項5】 前記反発手段は、前記小部材の側面に形
    成されたネジ穴と該ネジ穴に螺合するセットビスあるい
    はボルトとから構成されることを特徴とする請求項4に
    記載の分割ナット。
  6. 【請求項6】 内周面にネジ山が形成され、外周面が多
    角形状に形成された環状部材を複数の小部材に分割し、
    該複数の小部材を連結手段によって環状に連結すること
    により構成される分割ナットにより被締め付け部材を固
    定する分割ナットを用いた固定方法であって、 外周部に雄ネジが形成された雄ネジ部材に被締め付け部
    材を挿入する第1の工程と、 前記複数の小部材を前記雄ネジ部材を取り囲んだ状態で
    組み合わせる第2の工程と、 前記連結手段により前記複数の小部材を連結する第3の
    工程と、 前記第3の工程で連結された複数の小部材により構成さ
    れる前記分割ナットを前記雄ネジ部材に沿ってねじ込ん
    で前記被締め付け部材を締め付ける第4の工程と、 前記連結手段により前記複数の小部材を前記分割ナット
    の内周径が収縮する方向に締め付ける第5の工程とを具
    備することを特徴とする分割ナットを用いた固定方法。
  7. 【請求項7】 前記連結手段は前記小部材に形成された
    ネジ穴及び貫通穴と、該ネジ穴と貫通穴とに挿入される
    ボルトとから構成され、前記第5の工程は前記ボルトを
    締め付けることにより実行されることを特徴とする請求
    項6に記載の分割ナットを用いた固定方法。
  8. 【請求項8】 前記被締め付け部材に対して前記小部材
    を反発させるための反発手段を更に具備し、該反発手段
    により前記被締め付け部材と前記分割ナットとを互いに
    離間する方向に付勢することにより前記被締め付け部材
    の固定状態を強固にすることを特徴とする請求項6に記
    載の分割ナットを用いた固定方法。
JP5863894A 1994-03-29 1994-03-29 分割ナット及びそれを用いた固定方法 Withdrawn JPH07269548A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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