JPH072682U - 空気マイクロメータの空気制御弁 - Google Patents
空気マイクロメータの空気制御弁Info
- Publication number
- JPH072682U JPH072682U JP3688293U JP3688293U JPH072682U JP H072682 U JPH072682 U JP H072682U JP 3688293 U JP3688293 U JP 3688293U JP 3688293 U JP3688293 U JP 3688293U JP H072682 U JPH072682 U JP H072682U
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- Japan
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- air
- measurement
- pressure chamber
- throttle
- pilot
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- Pending
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- Measuring Arrangements Characterized By The Use Of Fluids (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気マイクロメータの測定精度を低下させる
ことなく、非使用時における測定用空気の無駄な消費を
防止できる空気マイクロメータの空気制御弁を提供す
る。 【構成】 第1圧力室5と第2圧力室6とを隔成するダ
イヤフラム4の弁部材10が、非測定時に第1圧力室5
の弁座9に当接して、流出路14側から測定ノズルへの
測定用空気の供給を低減する空気制御弁1である。第2
圧力室6を形成する第2ブロック3に、パイロット絞り
16を有するパイロット流入路17と、パイロット側調
整絞り19を有するパイロット流出路18を設ける。流
入口15から測定用空気以外の圧縮空気を導入し、第2
圧力室6の内部を一定圧に維持する。測定用空気が測定
ノズル以外から大気に放出されることを回避し、測定用
空気の出力圧特性が変化することを防止する。
ことなく、非使用時における測定用空気の無駄な消費を
防止できる空気マイクロメータの空気制御弁を提供す
る。 【構成】 第1圧力室5と第2圧力室6とを隔成するダ
イヤフラム4の弁部材10が、非測定時に第1圧力室5
の弁座9に当接して、流出路14側から測定ノズルへの
測定用空気の供給を低減する空気制御弁1である。第2
圧力室6を形成する第2ブロック3に、パイロット絞り
16を有するパイロット流入路17と、パイロット側調
整絞り19を有するパイロット流出路18を設ける。流
入口15から測定用空気以外の圧縮空気を導入し、第2
圧力室6の内部を一定圧に維持する。測定用空気が測定
ノズル以外から大気に放出されることを回避し、測定用
空気の出力圧特性が変化することを防止する。
Description
【0001】
本考案は、非使用時における測定用空気の無駄な消費を防止する空気マイクロ メータの空気制御弁に関する。
【0002】
従来、空気マイクロメータ本体から供給され測定ノズルから噴出する測定用空 気の消費量を、非測定時に自動的に低減させる空気制御弁として、図3に示した ものが知られている(特公昭61−31404号公報参照)。すなわち、空気制 御弁31は、図4に示すように、空気マイクロメータ本体51と測定ノズル61 との間に接続されるものであって、空気マイクロメータ本体51から測定用空気 を流入路32から導入されるとともに、流出路33から測定ノズル61に供給す る。前記空気制御弁31にあっては、流入路32と流出路33とが第1圧力室3 4を介して連通されており、第1圧力室34には第1弁座35が形成されている 。また、第1圧力室34と流入路32とは、第1調整絞り36を有した第1バイ パス流路37を介して連通されている。
【0003】 さらに、前記第1圧力室34は、弁座35を開閉する弁体であるダイヤフラム 38によって閉鎖されており、その裏面側には第2圧力室39が隔成されている 。第2圧力室39は、第1固定絞り40を有する第2バイパス流入路41を介し て前記流入路32の上流側に連通される一方、第2調整絞り42及び第2固定絞 り43を介して大気に連通されている。また、第2調整絞り42の入り口には第 2弁座44が形成されている。
【0004】 そして、前記第1調整絞り36および前記空気制御弁31は、第2圧力室39 に第1固定絞り40を介して導入された測定用空気の圧力に基づく閉弁方向の力 fと、第1圧力室34の測定時には第1弁座35を通った空気の背圧、非測定時 には第1調整絞り36を通った空気の背圧に基づく開弁方向の力Fとが、測定時 にはf<Fとなり、又非測定時にはf>Fとなるように設定されている。したが って、測定時にはダイヤフラム38が第2弁座44に圧し当てられる一方、非測 定時にはダイヤフラム38が第1弁座35に圧し当てられることにより、測定ノ ズル61から噴出する測定用空気の噴出量が、非測定時に自動的に低減されるの である。
【0005】
しかしながら、このような従来の空気制御弁31においては、測定時に、空気 マイクロメータ本体から供給すれた測定用空気の一部を大気に放出する構成であ るため、空気マイクロメータの出力圧特性が変化してしまい測定精度が低下する 。また、測定精度の低下を僅かなものとするには、前記各絞りの設定が難しかっ た。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、空気マイクロ メータの測定精度を低下させることなく、非使用時における測定用空気の無駄な 消費を防止できる空気マイクロメータの空気制御弁を提供することを目的とする 。
【0007】
前記課題を解決するために本考案にあっては、空気マイクロメータ本体からの 測定用空気を流入させる流入路と、前記測定用空気を測定ノズルに供給する流出 路と、前記流入路と前記流出路とを連通するとともに弁座が形成された第1圧力 室と、前記弁座に当接、離間して前記流入路と第1圧力室とを遮断、連通する弁 体と、前記流入路と前記第1圧力室とを連通するバイパス流路と、該バイパス流 路に設けられた第1の絞りと、前記弁体により前記第1圧力室と反対位置に隔成 された第2圧力室と、前記測定用空気以外の圧縮空気を前記第2圧力室に導入す る第2の絞りを有するパイロット流入路と、前記第2圧力室を第3の絞りを介し て大気に連通するパイロット流出路とを備えている。
【0008】
前記構成において、測定時には空気マイクロメータ本体から流入路に流入した 測定用空気は、第1圧力室及び流出路を介して測定ノズルに供給され、非測定時 には空気マイクロメータからの測定用空気の一部が第1調整絞りを通って第1圧 力室を介して測定ノズルに供給されているため、第1圧力室の圧力は、測定時に は大きくなり、非測定時には小さくなる。一方、第2圧力室に第2の絞りを介し て測定用空気以外の圧縮空気が導入されると、その一部が第3の絞りを介して大 気に開放されて、第2圧力室の圧力が一定圧に維持される。このため、第1圧力 室の圧力が変化すると、第1圧力室の圧力に基づき弁体を弁座から離間させよう とする開弁力と、第2圧力室の圧力に基づき弁体を弁座に当接させようとする閉 弁力との力関係が変化し、弁体が開弁方向と閉弁方向とに作動される。
【0009】 これにより、測定時には、弁体が流入路を開放するとともに、流入路から直接 第1圧力室へ流入した測定用空気と、流入路からバイパス流路を介して第1圧力 室へ流入した測定用空気との双方、つまり空気マイクロメータ本体から供給され た測定用空気の全てが測定ノズルに供給される。また、非測定時には、弁体が流 入路を閉鎖するとともに、バイパス流路から第1圧力室へ流入した測定用空気だ けが測定ノズルに供給されて測定ノズルから噴出する。しかも、測定ノズルの背 圧の変化と関係なく第2圧力室の圧力は、常に一定に保持される。
【0010】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。すなわち図1は、本考案 にかかる空気制御弁を示す図であって、空気制御弁1は、第1ブロック2と、第 2ブロック3とを有している。双方のブロック2,3間にはダイヤフラム4が挾 持されており、ダイヤフラム4を隔て、第1ブロック2側には第1圧力室5が、 また第2ブロック3側には第2圧力室6が、それぞれ形成されている。
【0011】 前記第1ブロック2の外周部には流入口7が形成されている。流入口7は、空 気制御弁1の使用に際して測定用空気を導入するためのものであって、流入口7 は流入路8を介して前記第1圧力室5に連通されている。流入路8の一端側は第 1圧力室5の中央部に開口しており、その開口部には弁座9が形成されている。 そして、前記ダイヤフラム4には、弁座9に対向してダイヤフラム4とともに弁 体を構成する弁部材10が設けられている。また、第1ブロック2の内部には、 前記流入路8と第1圧力室5とを連通するバイパス流路11が形成されており、 該バイパス流路11には第1の絞りであるバイパス流路側調整絞り12が設けら れている。
【0012】 また、第1ブロック2の外周部には流出口13が形成されている。流出口13 は、空気制御弁1の使用に際して、測定用空気を測定ノズルに供給するためのも のであり、流出口13は第1ブロック2の内部に形成された流出路14を介して 前記第1圧力室5に連通されている。
【0013】 前記第2ブロック3の外周部には第2ブロック流入口15が形成されている。 第2ブロック流入口15は、空気制御弁1の使用に際して、一定圧の圧縮空気で あるパイロット空気を導入するためのものであり、第2ブロック流入口15は、 第2の絞りであるパイロット絞り16が形成されたパイロット流入路17を介し て前記第2圧力室6に連通されている。さらに、第2ブロック3には、第2ブロ ック3の外周部に貫通するパイロット流出路18が形成されており、前記第2圧 力室6は、パイロット流出路18に設けられた第3の絞りであるパイロット側調 整絞り19を介して大気に連通されている。
【0014】 一方、図2は、前記構成からなる空気制御弁1の一使用形態を示す図であって 、空気制御弁1は空気マイクロメータ本体51と測定ノズル61との間に接続さ れて使用される。すなわち、前記第1ブロック2の流入口7が、空気マイクロメ ータ本体51が有する測定用空気の供給口経路aに接続され、かつ第1ブロック の流出口13が測定ノズル61に接続されている。また、前記第2ブロック流入 口15は、空気マイクロメータ本体51が有するレギュレータ52に設けられた 出力経路bに接続される。なお、空気マイクロメータ本体51は、倍率調整絞り 53と零位調整絞り54とを有している。
【0015】 かかる構成において、空気マイクロメータ本体51から空気制御弁1に供給さ れた測定用空気は、流入路8及びバイパス流路11を介して第1圧力室5に流入 したのち、流出路14を介して測定ノズル61に供給される。このため、第1圧 力室5の圧力は、測定ノズル61の背圧と同様に、非測定時には小さくなり、ま た測定時には大きくなる。一方、レギュレータ55から供給された圧縮空気すな わちパイロット空気は、パイロット流入路17から第2圧力室6に導入されたの ちその一部がパイロット流出路18を介して大気に開放される。したがって、第 2圧力室6内の圧力は常に一定圧に維持される。
【0016】 このため、第1圧力室5の圧力つまり測定ノズル61の背圧が変化すると、第 1圧力室5の圧力に基づきダイヤフラム4を弁座9から離間させようとする開弁 力と、第2圧力室6の圧力に基づきダイヤフラム4を弁座9に当接させようとす る閉弁力との力関係が変化し、ダイヤフラム4が開弁方向と閉弁方向とに作動さ れる。
【0017】 かかることから、パイロット側調整絞り19を調整して、第2圧力室の圧力室 を所定の圧力にしておくと、測定時には、ダイヤフラム4が流入路8を開放する とともに、流入路8から直接第1圧力室5へ流入した測定用空気と、流入路8か らバイパス流路11を介して第1圧力室5へ流入した測定用空気との双方、すな わち空気マイクロメータ本体51から供給された測定用空気の全てが測定ノズル 61に供給される。また、非測定時には、ダイヤフラム4が流入路8を閉鎖し、 バイパス流路11から第1圧力室5へ流入した測定用空気だけが測定ノズル61 に供給される。すなわち、非測定時における測定用空気の無駄な消費が防止でき る。
【0018】 しかも、測定時には、空気マイクロメータ本体51から供給された測定用空気 の全てが測定ノズル61に供給されることから、空気マイクロメータにおける測 定用空気の出力圧特性が変化することがない。よって、空気マイクロメータの測 定精度を低下させることなく、非測定時における測定用空気の無駄な消費が防止 できる。
【0019】 また、空気制御弁1にあっては、測定ノズル61の背圧の変化と関係なく第2 圧力室6の圧力が一定に保持される。よって、バイパス流路側調整絞り12、パ イロット絞り16、パイロット側調整絞り19の設定を容易に行うことができる 。
【0020】 なお、本実施例においては、前記パイロット絞り16を固定絞りとし、かつパ イロット側調整絞り19を可変絞りとした場合を示したが、これに限らず、前者 を可変絞として後者を固定絞りとしたり、また、両者を可変絞りとしてもよい。
【0021】
以上説明したように本考案にあっては、測定用空気以外の圧縮空気を導入され て一定圧に維持される第2圧力室と、流入路と流出路とを連通する第1圧力室と を隔成する弁体が、第2圧力室の圧力に基づく閉弁力と第1圧力室の圧力に基づ く開弁力との力関係によって作動されることにより、測定時には流入路が開放さ れ、かつ非測定時には流入路が閉鎖されるように構成した。このため、非測定時 には、測定ノズルから噴出する測定用空気の無駄な消費を防止できる。
【0022】 しかも、測定用空気が測定ノズル以外からは流出されない構成であるため、空 気マイクロメータの出力圧特性が変化することがない。よって、空気マイクロメ ータの測定精度を低下させることがない。また、本考案の空気制御弁においては 、測定ノズルの背圧の変化と関係なく第2圧力室の圧力が一定に保持される構成 であるため、各絞りの設定を容易に行うことができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の一使用形態を示す図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】従来例の使用形態を示す図である。
1 空気制御弁 4 ダイヤフラム(弁体) 5 第1圧力室 6 第2圧力室 9 弁座 10 弁部材(弁体) 12 バイパス流路側調整絞り(第1の絞り) 16 パイロット絞り(第2の絞り) 17 パイロット流入路 19 パイロット側調整絞り(第3の絞り) 51 空気マイクロメータ本体 61 測定ノズル
Claims (1)
- 【請求項1】 空気マイクロメータ本体からの測定用空
気を流入させる流入路と、 前記測定用空気を測定ノズルに供給する流出路と、 前記流入路と前記流出路とを連通するとともに弁座が形
成された第1圧力室と、 前記弁座に当接、離間して前記流入路と第1圧力室とを
遮断、連通する弁体と、 前記流入路と前記第1圧力室とを連通するバイパス流路
と、 該バイパス流路に設けられた第1の絞りと、 前記弁体により前記第1圧力室と反対位置に隔成された
第2圧力室と、 前記測定用空気以外の圧縮空気を前記第2圧力室に導入
する第2の絞りを有するパイロット流入路と、 前記第2圧力室を第3の絞りを介して大気に連通するパ
イロット流出路と、 を備えたことを特徴とする空気マイクロメータの空気制
御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688293U JPH072682U (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 空気マイクロメータの空気制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688293U JPH072682U (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 空気マイクロメータの空気制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072682U true JPH072682U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=12482153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3688293U Pending JPH072682U (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 空気マイクロメータの空気制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072682U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5268417U (ja) * | 1975-11-14 | 1977-05-20 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP3688293U patent/JPH072682U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5268417U (ja) * | 1975-11-14 | 1977-05-20 |
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