JP2558752Y2 - 空気マイクロメータ - Google Patents

空気マイクロメータ

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JP2558752Y2
JP2558752Y2 JP9732691U JP9732691U JP2558752Y2 JP 2558752 Y2 JP2558752 Y2 JP 2558752Y2 JP 9732691 U JP9732691 U JP 9732691U JP 9732691 U JP9732691 U JP 9732691U JP 2558752 Y2 JP2558752 Y2 JP 2558752Y2
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金治 高橋
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トーソク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、非測定時に空気消費量
が低減される機構を備えた空気マイクロメータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気マイクロメータにおいては非
測定時における空気の消費量が多いことが問題とされて
おり、かかる問題を回避するため、次に示すようなもの
が実用化されている。すなわち、図4はかかる空気マイ
クロメータ41の基本的な構成を示すブロック図であっ
て、空気マイクロメータ41は空気源より供給される加
圧空気を一定圧P0に維持するレギュレータ42を有し
ている。該レギュレータタ42の下流側には倍率調整絞
り43を介して測定ノズル44が接続され、倍率調整絞
り43と測定ノズル44との間には、この間の圧力すな
わち測定ノズル44の背圧P1を指示する指示計器であ
る圧力計45が接続されている。また、圧力計45と測
定ノズル44との間には、圧力計45の指針の位置を調
整するために常開状の調整弁である零位調整絞り47が
設けられている。そして、圧力計45と測定ノズル44
との間には空気制御弁46が設けられている。該空気制
御弁46は測定ノズル44の背圧P1が所定の値以下に
変化したときその流出面積を低下するよう作動するもの
である。
【0003】かかる構成において、測定時つまり前記測
定ノズル44と測定面Wとの隙間hが小さいとき、前記
倍率調整絞り43によって調整された所定量の空気が、
前記空気制御弁46を介して通過し測定ノズル44から
噴出し、測定ノズル44の背圧P1が圧力計45によっ
て指示される。一方、前記隙間hが変化し、測定ノズル
44の背圧P1が所定の値以下になると、つまり測定ノ
ズル44が非測定状態となると、空気制御弁46が空気
の流出面積を低下するよう作動する。ここで加圧空気の
流量をQ、流出面積をA、流速をV、流量係数をkとす
ると、Q=k・A・Vであるため、空気制御弁56の通
流面積の低下に伴い測定ノズル44へ通流する空気量が
低減される。したがって、測定ノズル44から噴出され
る空気量が低減され、非測定時の空気の消費量が節約さ
れるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気マイクロメータ41にあっては、非測定
時に空気制御弁46が作動した際には、空気制御弁46
の上流の背圧P2は高く、下流の背圧P1は低くなる。し
たがって、測定していないとき空気制御弁46の上流に
位置する圧力計45には、測定時よりも過大な圧力(背
圧P2)が常に加わることとなる。このため、例えば圧
力計45がブルドン管圧力計である場合には、測定して
いないとき指針が高圧側に振り切った状態となる等の負
担がかかり、圧力計45の寿命が短くなるといった不具
合があった。
【0005】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、測定ノズルの背圧を指示する指示
計器に負担をかけることなく、非測定時における空気の
消費量が低減可能な空気マイクロメータの提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、測定用の加圧空気の通過量を調整
する絞りと、該絞りの下流に設けられた測定ノズルと、
該測定ノズルと前記絞りとの間に設けられた測定ノズル
の背圧を知るための指示計器と、該指示計器の指示位置
を可変するため指示計器と前記測定ノズルとの間に設け
られた常開の調整弁とを備えた空気マイクロメータにお
いて、前記指示計器と前記絞りとの間に、非測定時に前
記背圧の変化に基づき流出面積を低下するよう作動する
空気制御弁を設け、かつ前記空気制御弁の作動時に前記
測定ノズルの背圧の変化に基づき閉作動する開閉弁を、
前記指示計器と前記測定ノズルとの間の連通路と、前記
調整弁との間に設けた。
【0007】
【作用】前記構成において、非測定時に測定ノズルの背
圧の変化に基づき空気制御弁が作動すると、空気制御弁
からの空気の流出量が減少して測定ノズルにおける空気
の噴出量が減少する。このとき、前記空気制御弁が絞り
と指示計器との間、すなわち指示計器の上流側に設けら
れていることから、空気制御弁が作動したとき指示計器
に加わる圧力は低くなる。
【0008】一方、前記指示計器と前記測定ノズルとの
間に、指示計器の指示位置を可変するための常開状の調
整弁が存在するときには、前記空気制御弁によって流出
量を減少された空気の一部が調整弁から流出することと
なる。しかしながら、ここで前記指示計器と前記測定ノ
ズルとの間の連通路と、前記調整弁との間に前記空気制
御弁の作動とともに開閉弁が閉作動する開閉弁が設けら
れていると、開閉弁によって前記調整弁への空気の通流
が阻止される。またこれにより、測定ノズルが測定状態
となった際には、測定ノズルの背圧が瞬時に上昇され
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は本考案にかかる空気マイクロメータ1の
ブロック図であって、空気マイクロメータ1は、図示し
ない空気源より供給される加圧空気を一定圧P0に維持
するレギュレータ2を有している。該レギュレータ2の
下流側には、倍率調整絞り3および空気制御弁4を介し
て測定ノズル5が接続されている。
【0010】前記空気制御弁4は、前記測定ノズル5の
背圧の変化に基づき流出面積を低下するよう作動するも
のであり、図2に示す構造を有している。すなわち空気
制御弁4は、第1のダイヤフラム21によって隔成され
た背圧室22と、第1のダイヤフラム21よりも小面積
の第2のダイヤフラム23によって隔成された定圧室2
4とを有しており、双方のダイヤフラム21,23を中
子ブロック25によって連結されている。前記背圧室2
2には、前記倍率調整絞り3側と接続された流入路2
6、及び前記測定ノズル5側に接続された流出路27が
連通され、また背圧室22と流入路26との間には、絞
り弁28が介装されたバイパス流路29が設けられてい
る。なお、前記定圧室24には定圧側流入路30を介し
て一定圧P0が供給されている。
【0011】そして、空気制御弁4においては、背圧室
22内の圧力すなわち前記測定ノズル5の背圧P1が予
め設定された作動圧以下になった際に、第1のダイヤフ
ラム21が撓んで流入路26を閉鎖し、バイパス流路2
9を通過した空気のみ前記測定ノズル5側へ通流させる
よう作動する。また逆に、背圧室22内の圧力が作動圧
以上になると第1のダイヤフラム21が流入路26を開
放し測定時に必要な流出面積が確保される。
【0012】一方、前記空気制御弁4と前記測定ノズル
5との間には、この間の圧力すなわち測定ノズル5の背
圧P1を指示する指示計器である圧力計6が接続されて
いる。また、圧力計6と前記測定ノズル5との連通路7
には開閉弁8を介して調整弁である零位調整絞り9が設
けられている。
【0013】前記開閉弁8は図3に示す構造を有してい
る。すなわち、開閉弁8は、ダイヤフラム31によって
隔成された第1の空気室32と第2の空気室33とを有
し、第1の空気室32には、前記連通路7側に接続され
た流入路34と前記零位調整絞り9側に接続された流出
路35とが連通されている。また第2の空気室33内に
は、前記流入路33を閉鎖するようダイヤフラム31を
第1の空気室32側へ押圧するスプリング36が設けら
れており、スプリング36の押圧力は調整ねじ37によ
り可変自在となっている。そして、スプリング36の押
圧力は、第1の空気室32内の圧力すなわち前記測定ノ
ズル5の背圧P1が前記空気制御弁4と同一の作動圧以
下となったとき、前記空気制御弁4と連動してダイヤフ
ラム31を押圧し、流入路34を閉鎖するように調整さ
れている。
【0014】また、前記零位調整絞り9は、前記測定ノ
ズル5に通流する測定用の加圧空気を絞り量に応じて大
気に放出し、測定ノズル5の背圧P1を変化させ、これ
により前記圧力計6の目盛り板6a上の指針6bの位置
を変えるものである。つまり圧力計6の指針位置を可変
するためものであって常時開いている。
【0015】以上の構成において、測定ノズル5と測定
面Wとの隙間h(図1)が変化すると測定ノズル5の背
圧Pが大きく変化する。そして前記隙間hが大きくな
り測定ノズル5が非測定状態になると、背圧P1が低下
して所定の値以下になる。すると、空気制御弁4が前述
したように作動して空気の流出面積が低下し、測定ノズ
ル5へ通流し噴出される空気量が低減される。このと
き、空気制御弁4が圧力計6の上流側に設けられている
ことから、空気制御弁4が作動したとき背圧P1すなわ
ち圧力計6に加わる圧力は低い。よって、圧力計6の指
針6aが高圧側に振り切れることがなく、圧力計に負担
をかけずに非測定時の空気の消費量を節約することが可
能となる。なお、空気制御弁4の上流の圧力は高くなる
が密閉管路であるため空気の放出はない。一方、空気制
御弁4の作動時には、前記開閉弁8がこれと同時に全閉
となる。よって、常時開いた状態にある前記零位調整弁
9からの空気の放出を防止することができ、空気の消費
量をより節約することが可能となる。
【0016】また、非測定時には、空気制御弁4のバイ
パス流路29を通流した空気が測定ノズル5から噴出し
ており、測定状態になり前記隙間hが小さくなると、測
定ノズル5の背圧P1が増大する。このとき、零位調整
弁9へは空気が通流せず空気の放出もないことから、背
圧P1は瞬時に作動圧以上に上昇する。よって、測定時
には、零位調整弁9の開度に関係なく空気制御弁4が測
定時に必要な流出面積を確保するよう直ちに作動させる
ことが可能となる。そして、これと共に前記開閉弁8が
全開となるため、空気マイクロメータ1では正常な測定
を行うことができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、測定用の
加圧空気の通過量を調整する絞りと、測定ノズルの背圧
を指示する指示計器との間に、非測定時に前記背圧の変
化に基づき流出面積を低下するよう作動する空気制御弁
を設け、これにより非測定時に測定ノズルから噴出され
る空気量を低減するようにしたことから、非測定時には
前記指示計器に加わる圧力が測定時の圧力よりも低くな
る。よって、指示計器に、測定時以上の過大な圧力を加
えることなく、非測定時における空気の消費量を低減す
ることが可能となる。その結果、指示計器の寿命が長く
なる。
【0018】また、前記指示計器と前記測定ノズルとの
間に、指示計器の指示位置を可変するために常開状の調
整弁が設けられたものには、指示計器と前記測定ノズル
との間の連通路と、調整弁との間に、前記空気制御弁の
前記作動時には前記測定ノズルの背圧の変化に基づき閉
作動する開閉弁を設けたことから、非測定時には調整弁
における空気の放出をもなくすことができる。よって、
空気マイクロメータにおける非測定時の空気消費量をよ
り一層節約することが可能となる。しかも、非測定時に
調整弁における空気の放出をなくすことから、測定状態
となった際には測定ノズルの背圧を瞬時に上昇させ、調
整弁の開度に関係なく空気制御弁を直ちに測定可能な状
態へ復帰させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同実施例の空気制御弁を示す断面図である。
【図3】同実施例の開閉弁を示す断面図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 空気マイクロメータ 3 倍率調整絞り(絞り) 4 空気制御弁 5 測定ノズル 6 圧力計(指示計器) 7 連通路 8 開閉弁 9 零位調整絞り(調整弁)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定用の加圧空気の通過量を調整する絞
    りと、該絞りの下流に設けられた測定ノズルと、該測定
    ノズルと前記絞りとの間に設けられた測定ノズルの背圧
    を知るための指示計器と、該指示計器の指示位置を可変
    するため指示計器と前記測定ノズルとの間に設けられた
    常開の調整弁とを備えた空気マイクロメータにおいて、
    前記指示計器と前記絞りとの間に、非測定時に前記背圧
    の変化に基づき流出面積を低下するよう作動する空気制
    御弁を設け、かつ前記空気制御弁の作動時に前記測定ノ
    ズルの背圧の変化に基づき閉作動する開閉弁を、前記指
    示計器と前記測定ノズルとの間の連通路と、前記調整弁
    との間に設けたことを特徴とする空気マイクロメータ。
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