JPH1163961A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JPH1163961A
JPH1163961A JP23043997A JP23043997A JPH1163961A JP H1163961 A JPH1163961 A JP H1163961A JP 23043997 A JP23043997 A JP 23043997A JP 23043997 A JP23043997 A JP 23043997A JP H1163961 A JPH1163961 A JP H1163961A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気消費量を押さえ、かつ調整が容易な測定
装置を提供する。 【解決手段】 測定装置1を、フィルター回路3と、フ
ィルター回路3からの空気を流入経路4より流入し、第
1及び第2の流出経路5,6より流出させる供給回路7
と、被測定物8の測定を行う第1及び第2の測定回路
9,10と、被測定物8の測定台11へのセット状態を
検知するセンサーノズル31を有したセンサー回路12
とにより構成する。第1及び第2の空気マイクロメータ
23,24に測定ノズル27,28を接続する。第2の
流出経路6に固定絞り42を設ける。流入経路4と第1
の流出経路5の間に、通常時において両経路4,5を閉
鎖し、かつ第2の流出経路6の固定絞り42より下流側
の背圧の上昇に伴って作動し、両経路4,5を開放する
空気制御弁43を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非測定時における
測定用空気の無駄な消費を防止する測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の測定装置を示すものであ
り、該測定装置には、空気マイクロメータから供給され
測定ノズルから噴出される測定用空気の消費量を非測定
時に自動的に低減させるための空気制御弁301が用い
られている(特公昭61−31404号公報参照)。
【0003】すなわち、この空気制御弁301は、空気
マイクロメータ305と測定ノズル306との間に接続
されるものであって、空気マイクロメータ305からの
測定用空気を、図6にも示すように、流入路307から
導入するとともに、流出路308から前記測定ノズル3
06へ供給する。前記空気制御弁301にあっては、流
入路307と流出路308とが第1圧力室309を介し
て連通されており、第1圧力室309には、第1弁座3
10が形成されている。また、第1圧力室309と流入
路307とは、第1調整絞り311を有した第1バイパ
ス流路312を介して連通されている。
【0004】さらに、前記第1圧力室309は、弁座3
10を開閉する弁体であるダイヤフラム321によって
閉鎖されており、その裏面側には、第2圧力室322が
隔成されている。第2圧力室322は、第1固定絞り3
23を有する第2バイパス流入路324を介して前記流
入路307の上流側に連通される一方、第2調整絞り3
25及び第2の固定絞り326を介して大気に連通され
ている。そして、第2調整絞り325の入り口には、第
2弁座327が形成されている。
【0005】これにより、前記空気制御弁301は、前
記測定ノズル306より被測定物が取り除かれた非測定
時において、その背圧の低下を受けて前記ダイヤフラム
321が閉作動することにより、測定ノズル306から
噴出される測定用空気の消費量を自動的に低減させるこ
とができるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記測
定装置にあっては、空気マイクロメータ305から測定
ノズル306へ流れる空気を空気制御弁301が遮断す
ることにより、測定ノズル306から噴出される測定用
空気の消費量を押さえるように構成されている。このた
め、測定ノズル306からの空気の噴出量を押さえた状
態であっても、前記空気マイクロメータ305における
ゼロ調整部331(図5参照)より大気放出される空気
の排出量を押さえることはできなかった。
【0007】また、前記空気制御弁301は、空気マイ
クロメータ305と測定ノズル306との間に設けられ
ているため、被測定物の複数箇所を測定するために複数
の空気マイクロメータ305及び測定ノズル306を用
いた場合、空気マイクロメータ305及び測定ノズル3
06の増加に伴い、前記空気制御弁301をその数だけ
増加しなければならないという問題点があった。
【0008】さらに、前記空気制御弁301は、第2圧
力室322の圧力に基づき前記ダイヤフラム321へ加
わる閉弁方向への付勢力fと、第1圧力室309の背圧
に基づき前記ダイヤフラム321へ加わる開弁方向への
付勢力Fとの関係が、測定時にはf<Fに、また非測定
時にはf>Fになるように、第1調整絞り311と第2
調整絞り325との二箇所で調整する必要があった。つ
まり、測定ノズル306に被測定物をセットした状態
と、測定ノズル306より被測定物を取り除いた状態と
のそれぞれにおいて、前記第1及び第2調整絞り31
1,325を調整する必要がある。また、この調整によ
って前記測定ノズル306からの噴出量が変化するた
め、前記空気マイクロメータ305を再調整しなければ
ならないという問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、調整作業が容易で、かつ効率的に
空気消費量の低減化を図ることができる測定装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の測定装置にあっては、所定位置にセットされ
た被測定物の測定部位へ空気を噴出させる測定ノズル、
及び該測定ノズルへ空気を送出し、かつ当該空気の流量
又は背圧を測定する空気マイクロメータを有した測定回
路と、所定位置にセットされた被測定物へ空気を噴出さ
せるセンサーノズルを有したセンサー回路と、流入経路
より流入した空気供給源からの空気を、第1の流出経路
を介して前記測定回路へ流出するとともに、第2の流出
経路を介して前記センサー回路へ流出する供給回路と、
からなり、該供給回路の前記第2の流出経路に絞りを設
ける一方、前記流入経路と前記第1の流出経路との間
に、前記流入経路から前記第1の流出経路への通流を閉
鎖するとともに、前記第2の流出経路における前記絞り
より下流側の背圧の上昇に伴って作動し、前記流入経路
から前記第1の流出経路への通流を開放する開閉手段を
設けた。
【0011】すなわち、被測定物のセット状態を検知す
るセンサー回路と、測定を行う測定回路とが独立されて
いるので、センサー回路における空気の通流量と、測定
回路における空気の通流量とは、独立している。また、
非測定時には、空気マイクロメータを備えてなる測定回
路への空気の通流が開閉手段により閉鎖されるので、非
測定時において空気マイクロメータより大気放出される
空気の排出量が押さえられる。さらに、非測定時におい
て空気の消費量を押さえる前記開閉手段は、供給回路の
流入経路と第1の流出経路との間に設けられているの
で、空気マイクロメータを備えた測定回路を、前記第1
の流出経路に複数接続するだけで、被測定物の複数箇所
を測定することができる。
【0012】また、前記供給回路の前記流入経路と前記
第2の流出経路との間に、空気圧の変化を抑制するレギ
ュレーターを設けた。
【0013】これにより、供給空気圧変動の影響を受け
にくくなる。
【0014】さらに、前記流入経路における前記第1の
流出経路と前記第2の流出経路との分岐点より上流に、
空気圧の変化を抑制するレギュレーターを設けた。
【0015】これにより、第1の流出経路を介して測定
回路へ流出される空気と、第2の流出経路を介してセン
サー回路へ流出される空気との安定化が図られる。
【0016】
【実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
を図面にしたがって説明する。図1は、本実施の形態に
係る測定装置1の空気回路を示す回路図であり、該測定
装置1は、空気供給源2より供給される空気を濾過する
フィルター回路3と、該フィルター回路3からの空気を
流入経路4より流入するとともに、第1及び第2の流出
経路5,6へ分岐して流出させる供給回路7と、該供給
回路7の第1の流出路5から流出された空気を用いて被
測定物8の測定を行う第1及び第2の測定回路9,10
と、前記供給回路7の第2の流出路6から流出された空
気を用いて被測定物8が測定台11にセットされている
か否かを検知するセンサー回路12とにより構成されて
いる。
【0017】前記第1の測定回路9と第2の測定回路1
0とは、前記供給回路7の第1の流出経路5に接続され
ているとともに、第1及び第2のレギュレータ21,2
2をそれぞれ有している。各々のレギュレータ21,2
2の下流には、第1及び第2の空気マイクロメータ2
3,24が接続されており、各空気マイクロメータ2
3,24には、前記測定台11にセットされた被測定物
8の第1及び第2の測定部位25,26のそれぞれに空
気を噴出させる第1及び第2の測定ノズル27,28が
接続されている。これにより、第1及び第2の測定ノズ
ル27,28へ送出される空気の流量を、前記各空気マ
イクロメータ23,24により測定することによって、
前記第1及び第2の測定部位25,26における測定が
行えるように構成されている。
【0018】前記センサー回路12は、前記供給回路7
の第2の流出経路6に接続されており、第2の流出経路
6より流出された空気を、前記測定台11にセットされ
た被測定物8における前記各測定部位25,26と異な
る部位へ噴出させるセンサーノズル31を備えている。
【0019】前記供給回路7の前記第2の流出経路6に
は、空気圧の変動を抑制する第3のレギュレータ41と
固定絞り42とが上流側より順に設けられており、第2
の流出経路6は、前記固定絞り42によって、空気供給
源2側の上流側と前記センサーノズル31側の下流側と
に区画されている。また、前記流入経路4と前記第1の
流出経路5との間には、前記流入経路4から前記第1の
流出経路5への通流を通常時において閉鎖するととも
に、前記第2の流出経路6における前記固定絞り42よ
り下流側の背圧の上昇に伴って作動し、前記流入経路4
から前記第1の流出経路5への通流を開放する開閉手段
としての空気制御弁43が設けられている。
【0020】一方、図2は、前記供給回路7を構成する
エアカットバルブ51を示す断面図であり、該エアカッ
トバルブ51のケーシング52には、前記フィルター回
路3に接続される前記流入経路4を形成する流入路53
と、前記各測定回路9,10が並列に接続される前記第
1の流出経路5を形成する第1の流出路54と、前記セ
ンサー回路12に接続される前記第2の流出経路6を形
成する第2の流出路55とが設けられている。
【0021】前記流入路53と前記第1の流出路54と
の間には、上下方向に延在する下部縦穴61が形成され
ており、該下部縦穴61の下方には、弁室62が形成さ
れている。前記下部縦穴61には、前記空気制御弁43
を構成するバルブ63が上下動可能に内嵌されており、
該バルブ63の下端部に形成された弁部64が、ボトム
ネジ65に保持されたスプリング66によって上方へ付
勢されている。これにより、前記弁部64に設けられた
Oリング64aが、前記下部縦穴61の周縁部に密着さ
れ、前記流入路53と前記第1の流出路54とが閉鎖さ
れた状態に保たれている。前記下部縦穴61の上部に
は、下部ケーシング52−1内に形成された空間を大気
開放状の下部室67と上部室68とに隔成する下部ダイ
ヤフラム69が配設されており、該下部ダイヤフラム6
9の中央部には、前記バルブ63の上端に当接するとと
もに、前記下部ダイヤフラム69の変位に伴い前記バル
ブ63を下方へ付勢するプッシュロッド70が設けられ
ている。
【0022】前記下部ダイヤフラム69の上部には、上
部縦穴81が形成されており、該上部縦穴81の下部
は、シールネジ82により閉鎖されている。前記上部縦
穴81は、中部ケーシング52−2に形成されたバイパ
ス路83を介して、前記流入路53に接続されていると
ともに、小径穴を備えてなる弁座84が形成されてい
る。また、前記上部縦穴81には、前記第3のレギュレ
ータ41を形成するパイロットプランジャー85が上下
動自在に内嵌されており、該パイロットプランジャー8
5は、前記シールネジ82に保持されたスプリング86
によって上方へ付勢されている。前記パイロットプラン
ジャー85の上部には、上部ダイヤフラム87によって
調圧室88が形成されており、該調圧室88には、前記
流入路53より流入された空気が前記バイパス路83及
び前記弁座84を介して流入されるように構成されてい
る。
【0023】前記パイロットプランジャー85の上端
は、前記上部ダイヤフラム87の中央部に当接されてお
り、該上部ダイヤフラム87は、当該上部ダイヤフラム
87と、上部ケーシング52−3の上端部に設けられた
アジャストスクリュー91との間に配設されたスプリン
グ92により下方へ付勢されている。前記調圧室88
は、固定絞り93を介して前記上部室68に連通されて
おり、該上部室68には、前記第2の流出路55を介し
て円筒状のホース継ぎ手94が接続されている。
【0024】これにより、被測定物8が測定台11にセ
ットされていない非測定時においては、前記バルブ63
が流入路53と第1の流出路54とを閉鎖することによ
り、各測定回路9,10へ供給される測定用の空気を遮
断するように構成されている。また、被測定物8が測定
台11にセットされた状態においては、ホース継ぎ手9
4に接続されたセンサーノズル31からの空気が被測定
物8に噴出されることによって、前記固定絞り93より
下流に形成された上部室68の圧力が上昇するととも
に、これに伴い下部ダイヤフラム69が押し下げられ、
流入路53と第1の流出路54とを閉鎖するバルブ63
が開作動されるように構成されている。
【0025】以上の構成からなる本実施の形態におい
て、測定台11への被測定物8のセット状態を検知する
センサー回路12と、被測定物8の測定を行う各測定回
路9,10とが独立されているので、センサー回路12
での通流量を可変する第3のレギュレータ41と、各測
定回路9,10での通流量を可変する第1または第2の
レギュレータ21,22とを独立的に調整することがで
きる。このため、被測定物8の測定を行う測定ノズル
と、該測定ノズルから噴出される空気の消費量を低減さ
せる空気制御弁とが直列に配置され、該空気制御弁を通
流する空気の通流量を調整した際に、測定ノズルからの
噴出量が変化してしまう従来と比較して、調整作業が容
易となるとともに、前記測定ノズルと直列に配置される
空気制御弁に起因した測定値への悪影響を確実に排除す
ることができる。
【0026】また、非測定時には、空気マイクロメータ
23,24を備えてなる各測定回路9,10への空気の
通流が、空気制御弁43により閉鎖されるので、図1に
示したように、非測定時において各空気マイクロメータ
23,24におけるゼロ調整部101,102より大気
放出されてしまう無駄な空気の排出を防止することがで
きる。
【0027】さらに、非測定時において空気の通流を遮
断する前記空気制御弁43は、供給回路7の流入経路4
と第1の流出経路5との間に設けられているので、空気
マイクロメータ23,24を備えた各測定回路9,10
を、本実施の形態のように、前記第1の流出経路5に複
数接続するだけで、被測定物8の複数箇所を測定するこ
とができる。したがって、空気マイクロメータ23,2
4と各測定ノズル27,28との間に、該測定ノズル2
7,28から噴出される空気の消費量を低減させる空気
制御弁が設けられ、測定ノズルの数の増加に伴い、空気
制御弁の数が増加してしまう従来と比較して、コストの
増大を防止することができる。
【0028】加えて、前記供給回路7の前記流入経路4
と前記第2の流出経路6との間に、空気圧の変化を抑制
する第3のレギュレータ41が設けられているので、セ
ンサー回路12のセンサーノズル31より噴出される空
気、及び該空気の背圧を安定化させることができる。こ
れにより、前記空気の背圧により開作動する空気制御弁
43の誤作動を未然に防止することができる。
【0029】なお、第3のレギュレータ41は、センサ
ー回路12専用のため、小型・小流量型でよい。
【0030】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態の空気回路を示す回路図であり、第1の
実施の形態と異なる部分のみを説明する。
【0031】すなわち、本実施の形態に係る測定装置2
01にあっては、供給回路7の流入経路4において第1
の流出経路5と前記第2の流出経路6との分岐点より上
流に、空気圧の変化を抑制する第3のレギュレーター4
1が設けられている。
【0032】この供給回路7を構成するエアカットバル
ブ211の中部ケーシング212−2には、図4に示す
ように、前記フィルター回路3に接続される前記流入経
路4を形成する流入路213と、前記各測定回路9,1
0が並列に接続される前記第1の流出経路5を形成する
第1の流出路214と、前記センサー回路12に接続さ
れる前記第2の流出経路6を形成する第2の流出路21
5とが設けられている。
【0033】前記中部ケーシング212−2の中心部に
は、上下方向に延在する上部縦穴221が形成されてお
り、該上部縦穴221の下方には、当該上部縦穴221
と前記流入路213とを連通するとともに、下方がシー
ルネジ222によって閉鎖された上部弁室223が形成
されている。前記上部縦穴221には、前記第3のレギ
ュレータ41を構成するプランジャー224が上下動可
能に内嵌されており、該プランジャー224は、その弁
部225が前記シールネジ222に保持されたスプリン
グ226によって上方へ付勢されている。また、前記プ
ランジャー224は、該プランジャー224の上方に配
設されるとともに、調圧室227を隔成する上部ダイヤ
フラム228に当接されており、このプランジャー22
4は、該上部ダイヤフラム228と、上部ケーシング2
12−3の上端部に設けられたアジャストスクリュー2
29との間に配設されたスプリング230によって下方
へ付勢されている。これにより、前記調圧室227に連
通した前記上部縦穴221内の圧力を、前記アジャスト
スクリュー229によって調整できるように構成されて
いる。
【0034】また、前記上部縦穴221は、第1のバイ
パス路241を介して、前記上部縦穴221の下方に形
成された下部縦穴242に接続されており、該下部縦穴
242の下方には、前記第1の流出路214に連通した
下部弁室243が形成されている。前記下部縦穴242
には、前記空気制御弁43を構成するバルブ244が上
下動可能に内嵌されており、該バルブ244は、その弁
部245がボトムネジ246に保持されたスプリング2
47によって上方へ付勢されている。
【0035】これにより、前記弁部245に設けられた
Oリング248が、前記下部縦穴242の周縁部に密着
され、前記第1のバイパス路241と前記第1の流出路
214とが閉鎖された状態に保たれている。前記下部縦
穴242の上部には、下部室251と上部室252とを
隔成する下部ダイヤフラム253が配設されており、該
下部ダイヤフラム253の中央部には、該下部ダイヤフ
ラム253の変位に伴い前記バルブ244を下方へ付勢
するプッシュロッド254が設けられている。
【0036】さらに、前記上部縦穴221は、可変絞り
261を備えた第2のバイパス路262を介して、前記
上部室252に連通されており、該上部室252には、
前記第2の流出路215を介して円筒状のホース継ぎ手
263が接続されている。
【0037】これにより、被測定物8が測定台11にセ
ットされていない非測定時においては、前記バルブ24
4が第1のバイパス路241と第1の流出路214とを
閉鎖することにより、各測定回路9,10へ供給される
測定用の空気を遮断するように構成されている。また、
被測定物8が測定台11にセットされた状態において
は、ホース継ぎ手263に接続されたセンサーノズル3
1からの空気が被測定物8に噴出されることによって、
前記可変絞り261より下流に形成された前記上部室2
52の圧力が上昇するとともに、これに伴い下部ダイヤ
フラム253が押し下げられ、第1のバイパス路241
と第1の流出路214とを閉鎖するバルブ244が開作
動されるように構成されている。
【0038】以上の構成からなる本実施の形態にあって
も、前述した第1の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。また、本実施の形態に係る測定装置201に
あっては、図3にも示したように、供給回路7におい
て、各測定回路9,10が接続された第1の流出経路5
と、センサー回路12が接続された前記第2の流出経路
との分岐点より上流に、空気圧の変化を抑制する第3の
レギュレーター41が設けられているので、第1の流出
経路5を介して各測定回路9,10へ流出される空気
と、第2の流出経路6を介してセンサー回路12へ流出
される空気との安定化を図ることができる。これによ
り、被測定物8のセット状態を検知して作動する空気制
御弁43の誤作動を未然に防止しつつ、前記各測定回路
9,10における測定精度を、さらに向上させることが
できる。
【0039】なお、第3のレギュレータ41は、測定回
路及びセンサー回路用のため大型・大流量型になる。
【0040】また、第3のレギュレータ41を設けるこ
とにより、測定回路のレギュレータを省略し、小型・廉
価にすることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
被測定物のセット状態を検知するセンサー回路と、測定
を行う測定回路とが独立されているので、センサー回路
における空気の通流量と、測定回路における空気の通流
量とを個別に流すことがことができる。このため、被測
定物の測定を行う測定ノズルと、該測定ノズルから噴出
される空気の消費量を低減させる空気制御弁とが直列に
配置され、該空気制御弁を通流する空気の通流量を調整
した際に、測定ノズルからの噴出量が変化してしまう従
来と比較して、調整作業が容易となるとともに、前記測
定ノズルと直列に配置された空気制御弁に起因する測定
値への悪影響を確実に排除することができる。
【0042】また、非測定時には、空気マイクロメータ
を備えてなる測定回路への空気の通流を開閉手段により
閉鎖されるので、非測定時において空気マイクロメータ
より大気放出されてしまう無駄な空気の排出を防止する
ことができる。
【0043】さらに、非測定時において空気の通流を遮
断する前記開閉手段は、供給回路の流入経路と第1の流
出経路との間に設けられているので、空気マイクロメー
タを備えた測定回路を、前記第1の流出経路に複数接続
するだけで、被測定物の複数箇所の測定が可能となる。
したがって、空気マイクロメータと測定ノズルとの間
に、該測定ノズルから噴出される空気の消費量を低減さ
せる空気制御弁が個々に設けられ、測定ノズル数の増加
に伴い、空気制御弁の数が増加してしまう従来方式と比
較して、コストの増大を防止することができる。
【0044】また、前記供給回路の前記流入経路と前記
第2の流出経路との間に、空気圧の変化を抑制するレギ
ュレーターを設けることにより、センサー回路のセンサ
ーノズルより噴出される空気、及び該空気の背圧を安定
化させることができる。これにより、開閉手段の誤作動
を未然に防止することができる。
【0045】さらに、前記流入経路における第1の流出
経路と第2の流出経路との分岐点より上流にレギュレー
ターを設けることにより、第1の流出経路を介して測定
回路へ流出される空気と、第2の流出経路を介してセン
サー回路へ流出される空気との安定化を図ることができ
るので、開閉手段の誤作動を未然に防止しつつ、測定精
度を向上させることができる。
【0046】なお、本実施例は、流量型空気マイクロメ
ータについて述べているが、他の方式の空気マイクロメ
ータも同様である。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の空気回路を示す回
路図である。
【図2】同実施の形態におけるエアカットバブルを示す
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の空気回路を示す回
路図である。
【図4】同実施の形態におけるエアカットバブルを示す
断面図である。
【図5】従来の測定装置を示す模式図である。
【図6】同従来例における空気制御弁を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 測定装置 2 空気供給源 4 流入経路 5 第1の流出路 6 第2の流出路 7 供給回路 8 被測定物 9 第1の測定回路 10 第2の測定回路 11 測定台 12 センサー回路 23 空気マイクロメータ 25 第1の測定部位 27 第1の測定ノズル 31 センサーノズル 41 第3のレギュレータ 42 固定絞り 201 測定装置 211 エアカットバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置にセットされた被測定物の測定
    部位へ空気を噴出させる測定ノズル、及び該測定ノズル
    へ空気を送出し、かつ当該空気の流量又は背圧を測定す
    る空気マイクロメータを有した測定回路と、 所定位置にセットされた被測定物へ空気を噴出させるセ
    ンサーノズルを有したセンサー回路と、 流入経路より流入した空気供給源からの空気を、第1の
    流出経路を介して前記測定回路へ流出するとともに、第
    2の流出経路を介して前記センサー回路へ流出する供給
    回路と、 からなり、 該供給回路の前記第2の流出経路に絞りを設ける一方、
    前記流入経路と前記第1の流出経路との間に、前記流入
    経路から前記第1の流出経路への通流を閉鎖するととも
    に、前記第2の流出経路における前記絞りより下流側の
    背圧の上昇に伴って作動し、前記流入経路から前記第1
    の流出経路への通流を開放する開閉手段を設けたことを
    特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】 前記供給回路の前記流入経路と前記第2
    の流出経路との間の前記絞りの上流に、空気圧の変化を
    抑制するレギュレーターを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の測定装置。
  3. 【請求項3】 前記流入経路における前記第1の流出経
    路と前記第2の流出経路との分岐点より上流に、空気圧
    の変化を抑制するレギュレーターを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の測定装置。
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