JPH072677A - 経口育毛剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の経口育毛剤は、α-グルコシル化ルチ
ンを含有することを特徴としている。また、本発明の経
口育毛剤は、(i)α-グルコシル化ルチンと、(ii)ルチ
ン、ケルセチン、イソケルシトリン、ヘスペリジン、ナ
リンジン、メチルヘスペリジンおよびこれらの糖転移物
からなるフラボノイド系化合物群から選ばれる少なくと
も１種とを含有することを特徴としている。 【効果】このような本発明に係る経口育毛剤は、頭皮機
能を高め、脱毛を予防し、毛髪の発毛、成長、正常化を
促すことができ、脱毛防止、白髪防止などの効果に優
れ、安全性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の技術分野】本発明は、経口育毛剤に関し、さら
に詳しくは、育毛、脱毛防止、白髪防止などの効果に優
れた経口育毛剤に関する。

【０００２】

【従来技術の問題点】毛髪を成長させるには、毛髪に養
分を供給することが必要であり、このように毛髪に養分
を供給するにはよく発達した毛細血管が必要であると言
われている。

【０００３】また脱毛症は、本来毛髪で覆われた頭皮な
どの末梢血管部分における血液循環が不良になり、毛髪
に養分が行き渡らなくなることによって引き起こされる
と言われており、その治療には、末梢血流改善剤、血管
拡張剤、刺激剤などが使われている。

【０００４】しかしながら、育毛、脱毛防止、白髪防止
などの効果に優れた経口育毛剤は得られていない。な
お、特開平３-７７８０９号公報には、クエルセチンお
よびその配糖体の１種または２種以上を含有する養毛料
が開示されており、クエルセチンの配糖体として、ルチ
ン、クエルシトリン、クエルシメトリン、イソクエルシ
メトリン、ヘピリンが挙げられている。

【０００５】また特開平１-２７５５１６号公報には、
ルチンが配合されたふけ防止剤、頭髪化粧料が開示され
ている。これらの公報に記載された養毛料あるいは頭髪
化粧料は、頭皮などの脱毛箇所に主として塗布して用い
られるものであって、このような養毛料あるいは頭髪化
粧料を、頭皮下４〜５ｍｍの部分にある毛乳頭、毛球、
毛細血管などに浸透・吸収させることにより、例えば毛
細血管の伸縮を促進させることはできるとしても、末梢
血管自体を発達させ、この末梢血管部分における血液循
環を改善し、充分な育毛、脱毛防止、白髪防止などの効
果を得ることは困難であった。

【０００６】

【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、発毛、育毛、
脱毛防止、白髪防止などの効果に優れ、人体に安全な経
口育毛剤を提供することを目的としている。

【０００７】

【発明の概要】本発明に係る経口育毛剤は、α-グルコ
シル化ルチン（α-Ｇルチン）を含有することを特徴と
している。

【０００８】本発明に係る経口育毛剤は、(i)α-グルコ
シル化ルチンと、(ii)ルチン、ケルセチン、イソケルシ
トリン、ヘスペリジン、ナリンジン、メチルヘスペリジ
ンおよびこれらの糖転移物からなるフラボノイド系化合
物群から選ばれる少なくとも１種とを含有することを特
徴としている。

【０００９】このような本発明に係る経口育毛剤は、頭
皮機能を高め、脱毛を予防し、毛髪の発毛、成長、正常
化を促すことができ、脱毛防止、白髪防止などの効果に
優れ、安全性に優れている。

【００１０】

【発明の具体的説明】以下、本発明に係る経口育毛剤に
ついて具体的に説明する。本発明に係る経口育毛剤は、
α-グルコシル化ルチンを含有している。このような経
口育毛剤には、上記α-グルコシル化ルチン(i)ととも
に、ルチン、ケルセチン、イソケルシトリン、ヘスペリ
ジン、ナリンジン、メチルヘスペリジンおよびこれらの
糖転移物からなるフラボノイド系化合物群から選ばれる
少なくとも１種(ii)が含有されていることが好ましい。

【００１１】特にα-グルコシル化ルチンとともに、ル
チンなどのフラボノイド系化合物が含まれた経口育毛剤
では、血管組織の変化、すなわち血管壁の脆弱化を改善
し、毛包への血流を増強し、毛母細胞への栄養補給を充
分に行える状態に改善するなどの効果が得られるため好
ましい。

【００１２】上記のα-グルコシル化ルチン、ルチン、
ケルセチン、イソケルシトリン、ヘスペリジン、ナリン
ジン、メチルヘスペリジンおよびこれらの糖転移物など
のフラボノイド系化合物は、安全性に優れている。例え
ば、ルチンは、食用ソバの全草から抽出して得られる。

【００１３】本発明に係る経口育毛剤には、上記のよう
なフラボノイド系化合物の他に、通常、経口育毛剤に含
有されるような成分、例えば、ビタミンＣ、ビタミンＥ
等の水溶性または油溶性ビタミン類、あるいは柴胡加竜
骨牡蠣湯、大柴胡油、小柴胡湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、十
全大補湯などの漢方薬等が含まれていてもよい。

【００１４】本発明に係る育毛剤は、毛髪の生育に係わ
る毛細血管を強化し、毛細血管数の減少、血管壁の脆弱
化、血管の老化など防止することができ、頭皮などに充
分な血液を供給して、毛髪を健全な状態に維持・回復す
ることができる。よってこのような本発明に係る経口育
毛剤は、発毛、育毛、脱毛防止、白髪防止などの効果に
優れている。

【００１５】このような本発明に係る経口育毛剤は、種
々の剤形を採ることができ、例えば錠剤、カプセル剤、
粉末、顆粒、散剤、シロップ剤などの剤形が挙げられ
る。なお、注射液として筋肉内あるいは静脈内に直接投
与することもできる。

【００１６】このような本発明に係る経口育毛剤には、
製剤化に際して従来公知の種々の基材、賦形剤、溶剤、
希釈剤、結合剤、香料、着色剤などを用いることができ
る。基材としては、例えばデキストリンなどが挙げら
れ、溶剤としては、エタノールなどが挙げられ、賦形剤
あるいは希釈剤としては、例えば乳糖、ぶどう糖、蔗
糖、澱粉などが挙げられ、結合剤としては、例えば澱
粉、ゼラチンなどが挙げられる。

【００１７】［製剤化方法］このような経口育毛剤は、
その剤形に応じて従来公知の方法にて製剤化される。
錠剤タイプの経口育毛剤を得るには、例えば、α-グル
コシル化ルチン３．２〜６３１ｇと、乳糖等の希釈剤３
１０７〜２４７９ｇと、酒石酸、ステアリン酸等の清涼
酸味料３５〜４５ｇと、澱粉糊液（例：５％程度）等の
結合剤１０〜１５０ｍｌとを湿式法にて顆粒化した後、
打錠すればよい。

【００１８】丸剤タイプの経口育毛剤を得るは、例え
ば、α-グルコシル化ルチン０．００５〜１ｇと、ブド
ウ糖等の賦形剤１．５〜２．５ｇと、澱粉、アラビアゴ
ム末等の結合剤０．４〜５ｇとを混合すればよい。

【００１９】カプセル剤タイプの経口育毛剤を得るに
は、例えば、α-グルコシル化ルチン０．０１〜１ｇ
と、乳糖等の希釈剤０．０１〜１ｇとを市販のカプセル
内に圧入してキャップをすればよい。

【００２０】溶剤（芳香族エリキシル製剤）タイプの育
毛剤を得るには、例えば、α-グルコシル化ルチン０．
１〜１０ｇと、オレンジ油、レモン油等の溶剤０．１〜
０．５ｍｌと、エタノール・精製水等の増量・保存剤
０．１〜９３ｍｌと、シラップ等の甘味料、コリアンダ
ー等の香料などの適量を混合すればよい。

【００２１】［使用方法］本発明に係る経口育毛剤は、
患者の年齢、体重、毛髪あるいは体の状態などによりそ
の投与量、回数などを種々変更することができるが、ヒ
トの成人では、α-グルコシル化ルチンなどのフラボノ
イド系化合物総量に換算して通常０．１〜２５ｍｇ／ｋ
ｇ（体重）、好ましくは１〜２．５ｍｇ／ｋｇ（体重）
の量で投与することが望ましい。また１日当り、通常１
〜３回程度経口投与することができる。

【００２２】本発明に係る経口育毛剤は、各種食品、調
味料、嗜好品などを調製する際にα-グルコシル化ルチ
ンなどの上記フラボノイド系化合物を配合することによ
り育毛食品等として用いることもできる。

【００２３】ベースとなる食品としては、例えば、嗜好
品の一種であるキャンディ等の洋菓子、アロエジュース
等の清涼飲料水、煎餅、あられ、おこし、カリントウ、
求肥、餅類、饅頭、ういろう、餡類、羊羹、水羊羹、錦
玉、ゼリー、カステラ、豆菓子、飴玉などの和菓子など
が挙げられる。

【００２４】調味料としては、醤油、粉末醤油、味噌、
粉末味噌、もろみ、ひしお、ふりかけ、マヨネーズ、ド
レッシング、食酢、三杯酢、粉末寿司酢、中華の素、天
つゆ、麺つゆ、ソース、ケチャップ、焼肉のタレ、複合
調味料、スパイス、風味調味料、お茶漬け海苔、みり
ん、新みりん、テーブルシュガー、コーヒーシュガー、
蜂蜜などが挙げられる。

【００２５】

【発明の効果】このような本発明に係る経口育毛剤は、
発毛、育毛、脱毛防止、脱色防止、白髪防止などの効果
に優れ、安全性に優れている。

【００２６】

【実施例】以下、本発明につき実施例に基づきより具体
的に説明するが、本発明は、これらの実施例によりなん
ら制限されるものではない。

【００２７】

【実施例１〜４】下記の配合組成の経口育毛剤（錠剤
［実施例１］、丸剤［実施例２］、カプセル［実施例
３］、溶液［実施例４］）を調製した。

【００２８】 （錠剤の調製） ［原料組成］ α-グルコシル化ルチン［商品名：α-ＧルチンＰＳ（ルチン量に換算して８２％ 含有）、東洋精糖（株）製］ １１０ｇ 乳糖 ３０００ｇ 酒石酸 ４０ｇステアリン酸 ５ｇ 合計………… ３１５５ｇ 上記組成の原料粉末に、結合剤として濃度５％の澱粉糊
液を配合して、湿式法にて顆粒化した後、錠剤を１００
００錠打錠した。錠剤１錠の重さは０．３ｇであり、錠
剤１錠中には、α-ＧルチンＰＳが１０ｍｇ（ルチン量
に換算して８．２ｍｇ）含有されていた。（丸剤の調製） ［原料組成］ α-グルコシル化ルチン［商品名：α-ＧルチンＰＳ（ルチン量に換算して８２％ 含有）、東洋精糖（株）製］ ０．０５ｇ ブドウ糖 ２．５ｇ 澱粉 １．５ｇ アラビアゴム末 ０．８ｇ 上記成分を混合して、丸剤を１００個作った。丸剤１個
当りの重量は０．０５ｇであり、丸剤１個の中には、α
-ＧルチンＰＳが約０．０００５ｇ（ルチン量に換算し
て０．４ｍｇ含有）含有されていた。（カプセル剤の調製） ［原料組成］ α-グルコシル化ルチン［商品名：α-ＧルチンＰ（ルチン量に換算して４２％含 有。）東洋精糖（株）製］ ０．１ｇ乳糖 ０．１ｇ 合計………… ０．２ｇ 市販のカプセル［カプセル番号：３（容量０．３ｍ
ｌ）］を用意した。

【００２９】上記成分を混合してなる０．２ｇの粉末を
紙上に載置したのち、予めキャップが取り外された上記
カプセルのボディー開口部を下に向けて、この粉末をカ
プセル内に圧入した。次いで、キャップを再び粉末入り
キャプセルボディーに取付け、経口育毛剤のカプセル剤
を製造した。

【００３０】このカプセル１錠中には、α-ＧルチンＰ
は、０．１ｇ（ルチン量に換算して４２ｍｇ含有）含有
されていた。（溶剤：芳香族エリキシル製剤）の調製 ［原料組成］ α-ＧルチンＰ（ルチン量に換算して４２％含有） ３０ｇ オレンジ油 ２．４ｍｌ レモン油 ０．６ｍｌ コリアンダー ０．２４ｍｌ 単シラップ ３７５ｍｌ 上記成分に、エタノール・精製水（エタノール含有量２
２％）を添加して、全量で１０００ｍｌの芳香族エリキ
シル（溶液）タイプの経口育毛剤を調製した。この溶液
１ｍｌ中には、α-ＧルチンＰは、０．０３ｇ（ルチン
量に換算して１２ｍｇ含有）含有されていた。

【００３１】

【実施例５〜８】次に、食品として摂取するタイプの経
口育毛剤（ルチンキャンディ［実施例５］、イチゴジャ
ム［実施例６］、アロエジュース［実施例７］、フレン
チドレッシング［実施例８］）を調製した。

【００３２】ルチンキャンディ ［原料組成］ 水飴（酵素糖化） ４２０ｇ グラニュー糖 ７００ｇ α-ＧルチンＰＳ ５ｇ 無水クエン酸 １５ｇ 水 適宜量香料（レモン） 適宜量 出来上り量………… １０００ｇ 上記成分組成のルチンキャンディを以下のようにして製
造した。

【００３３】ずなわち、まずステンレス製鍋に上記グラ
ニュー糖を入れ少量の水に溶解させながら１１０℃に加
熱した。このようにして得られた上記温度のグラニュー
糖溶液に水飴を加えて１２５℃まで昇温させた。得られ
たシラップ状物をさらに１４５℃に昇温して煮つめた。
得られた煮詰物をステンレス製鍋から取り出して冷却盤
上に載せたのち、この煮詰物に上記α-ＧルチンＰＳ、
クエン酸および香料を添加し、できるだけ気泡を抱き込
ませないように注意しながら均一に混合させた。得られ
た混合物を攪拌下に、８０℃程度の温度まで降温させ
た。その後、成型し、１粒当りの重量が５ｇのルチンキ
ャンディを得た。このルチンキャンディ１粒には、α-
ＧルチンＰＳは５０ｍｇ（ルチン量に換算して４１ｍｇ
含有）含有されていた。 莓ジャム ［原料組成］ 莓 １ｋｇ 上白糖 ７００ｇ α-ＧルチンＰＳ １０ｇ レモン（中） １個 上記組成の莓ジャムを以下のようにして製造した。

【００３４】すなわち、まず、莓を水中に浸し土砂を取
り除いた後、いちごのへたを取り除いて水洗いし、水切
りをした。このように水切りされたいちごをボールに入
れ、この莓に上記砂糖の１／３量（約２３３ｇ）を加え
た。

【００３５】いちごの水分が砂糖中に滲出してきた時点
で、砂糖でまぶされた莓（ボール内容物）を鍋に移した
後、この莓にレモン汁を加えて中火で加熱した。砂糖が
溶解し始めた時点で、火力を強火にするとともに、木杓
で攪拌しながら加熱した。

【００３６】このように加熱していたところ鍋の内容物
が発泡しはじめたので、その泡を鍋内の不純物とともに
吸い取った。その後、１０分おきに残りの砂糖を２回に
分けて加えて、さらに鍋の内容物を煮詰め、内容物温度
が１０４〜１０５℃となり、屈折糖度計で測定した内容
物温度が６５℃以上になった時点で煮詰仕上がりとし
た。

【００３７】このようにして得られた濃縮物を、８２℃
以上の温度に保持して瓶詰した後、得られた瓶詰物を倒
置して余熱空隙をなくした。次いで、瓶詰物に、予め殺
菌された蓋をし、試料（莓ジャム）とした。

【００３８】このいちごジャム１０ｇ中には、α-Ｇル
チンＰＳは、０．１ｇ（ルチン量に換算して８２ｍｇ含
有）含有されていた。 アロエジュース ［原料組成］ キダチアロエ搾汁濾液（Ｂｘ３゜） ４０．０％ オリゴ糖 １５．５％ α-ＧルチンＰ １．０％ ビタミンＣ ０．１％ クエン酸 ０．０５％ ペクチン ０．２％ 粉糖 ０．２％ 水 ４２．９５％ 上記組成（重量比）のアロエジュースを以下のようにし
て製造した。

【００３９】すなわち、キダチアロエ搾汁液に、オリゴ
糖、α-ＧルチンＰ、ビタミンＣ、クエン酸、ペクチン
および粉糖を調合してなる混合液を加え、ホモジナイザ
ーで十分に攪拌混合した後、瓶詰し、加熱し、殺菌した
後、冷却して、試料（アロエジュース）とした。

【００４０】このアロエジュース１０ｍｌ中には、α-
ＧルチンＰは、０．１ｇ（ルチン量に換算して４２ｍｇ
含有）含有されていた。 フレンチドレッシング（１人前） ［原料組成］ サラダ油 ９０ｍｌ 果実酢 ３５ｍｌ たまねぎ ３５ｇ ガーリックパウダー １ｇ 食塩 ４ｇ α-ＧルチンＰＳ ０．１ｇ グルタミン酸ナトリウム 少量 砂糖 少量 胡椒 少量 上記組成のフレンチドレッシングを以下のようにして製
造した。

【００４１】すなわち、予めみじん切りにした上記たま
ねぎおよびそれ以外の上記全材料をミキサーに入れ、ダ
イヤルを「弱」に設定して攪拌した。このようにして得
られたフレンチドレッシングを試料とした。このフレン
チドレッシング１人前１５０ｍｌ中には、α-Ｇルチン
ＰＳは、０．１ｇ（ルチン量に換算して８２ｍｇ含有）
含有されていた。

【００４２】

【実施例９】 （丸剤の調製） ［原料組成］ α-グルコシル化ルチン［商品名：α-ＧルチンＰＳ（ルチン量に換算して８２％ 含有）東洋精糖（株）製］ １０ｇ 精製ルチン １０ｇ 乾燥酵母 １９０ｇ グリセリン １２０ｍｌ 精製水 １２０ｍｌ 上記原料を用いて、丸剤５０００個を以下のようにして
調製した。

【００４３】すなわち、α-ＧルチンＰＳと精製ルチン
を乳鉢に入れ、これにグリセリンと精製水（結合剤）と
の等量混合液[i]（２４０ｍｌ）の一部を残して加えて
攪拌し、この等量混合液にα-ＧルチンＰＳと精製ルチ
ンとを溶解させた。

【００４４】次いで、α-ＧルチンＰＳと精製ルチンと
が溶解された上記の溶液に、さらに乾燥酵母（賦形剤）
を加えて、よく練り合わせた。次いで、得られた混練物
に必要に応じてさらに残りの上記等量混合液[i]を加え
てよく練り合わせたのち小分割し、適当な粘稠度をもつ
均等な大きさの湿塊とし、丸剤５０００個を調製した。

【００４５】丸剤１個の中にはα-ＧルチンＰＳが約
０．００２ｇ（ルチン量に換算して１．６４ｍｇ）と精
製ルチンが約０．００２ｇ（ルチン量に換算して２ｍ
ｇ）含有されていた。

【００４６】

【比較例１】実施例１と同様にして、下記配合組成の経
口育毛剤（錠剤）を調製した。 ［原料組成］（錠剤） ルチン ３ｍｇ 基材（乳糖） ９６．５ｍｇ 酒石酸 およびステアリン酸の合計 ０．５ｍｇ

【００４７】

【育毛試験】実施例１、実施例４および比較例１で得ら
れた上記のような組成の経口育毛剤を成人（パネラー）
に、α-グルコシル化ルチンなどのフラボノイド系化合
物総量が、２．５ｍｇ／１ｋｇ（体重）となるような量
で、１日当り２回に分けて３０日間に亘って投与し、頭
部脱毛本数、毛髪の生育状況、毛髪の増加本数を調べ
た。なお、各数値は、それぞれパネラー６人の平均値で
示す。

【００４８】結果を表１および表２に示す。 ［試験方法］ 頭部脱毛本数：毎日洗髪時に頭部毛髪の脱毛本数を数
え、一週間毎の平均値を求めた。

【００４９】毛髪の生育状況：パネラーの剃毛予定の
側頭部単位面積当りの毛髪本数、該側頭部の剃毛前後の
毛髪の太さ、色、艶の良さ、生育状況を１週間毎に調べ
た。

【００５０】

【表１】

【００５１】

【表２】

【００５２】なお、実施例９と同様にして調製された経
口育毛剤（丸剤）を用いた育毛試験においても、上記実
施例１と同様な結果が得られた。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】α-グルコシル化ルチンを含有することを
   特徴とする経口育毛剤。
2. 【請求項２】(i)α-グルコシル化ルチンと、 (ii)ルチン、ケルセチン、イソケルシトリン、ヘスペリ
   ジン、ナリンジン、メチルヘスペリジンおよびこれらの
   糖転移物からなるフラボノイド系化合物群から選ばれる
   少なくとも１種とを含有することを特徴とする経口育毛
   剤。