JPS63304964A

JPS63304964A - 甘味組成物

Info

Publication number: JPS63304964A
Application number: JP62140519A
Authority: JP
Inventors: Takao Nakamura; 孝夫中村; Tsutomu Harada; 努原田; Masao Motoki; 本木　正雄
Original assignee: Ajinomoto Co Inc
Current assignee: Ajinomoto Co Inc
Priority date: 1987-06-04
Filing date: 1987-06-04
Publication date: 1988-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は新規なノンカロリー、易溶解性甘味組成物に関
する。

〔従来の技術〕

Ｌ−アスパラギン酸誘導体ジペプチド化合物の一つでｓ
るα−Ｌ−アスノ臂ルチルーＬ−７エニルアラニンメチ
ルエステル（以下、アス、４１ルテームと記載する。）
は良質な甘味質と高甘味力を有し、種々の食品に利用さ
れている。またステビオサイド類縁体であるステビオサ
イド、レバウディオサイド、グルコシルステビオサイド
等は甘味質は落ちるものの高甘味力を有している。これ
ら高甘味物質は原末の１１で取り扱いにくく種々の物質
を賦形剤として混合して使用されているが必らずしも満
足できるものではない１例えば糖アルコールは砂糖と同
程度のカロリーをもち、デΦストリンは虫歯形成の原因
となる。また還元麦芽糖水飴は低カロリーではあるがノ
ンカロリーとはいえない。

更に低温流通可能な液状の甘味組成物の賦形剤として満
足なものは用いられていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

Ｌ−アス・９ラギン酸誘導体ジペプチド化合物及び／又
はステビオサイド類縁体の賦形剤として、低温流通可能
な氷点降下作用、水分調節作用を有する素材を提供する
こと、更にノンカロリー、易溶解性、抗う触性等の機能
をもつ賦形剤を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは上記問題点について種々の素材全検討した
結果、エリスリトール（１，２，３，４−ｂｕｔａｎ＠
ｔ＠ｔｒｏｌ　）は氷点降下作用、水分調節作用に優れ
た性質をもつ賦形剤であシ、更にノンカロリーで溶解度
も高く、抗う触性の素材であるので高甘味物質と供に用
いた時に優れた甘味組成物となりうろことを見い出し本
発明を完成した。即ち本発明は、Ｌ−アスパラギン酸誘
導体ジペプチド化合物及び／又はステビオサイド類縁体
とエリスリトールを含有することを特徴とする甘味組成
物である。

本発明で用いるエリスリトールは、化学式Ｃ４Ｈ１ｏＯ
４（分子量１２２）であり、ｄ−型ｒ　ｔ−Ｗ　＋ｍｓ
ｇｏ−型があるが、自然界にはｍｅｓｏ−型のみが存在
し緑藻類、地衣類から抽出して得られる。白色の結晶で
あシ、融点１２１．５℃、沸点３２９〜３３１℃であシ
、水に対する溶解性はよく、飽和水溶液は約３８重童チ
である。シュークロースの０．５〜０．７倍の甘味度を
有し、甘味質はシュークロースとほぼ同等である。更に
グリセロール、炭化水素、酢酸、エタノール、グルコー
スなどの発酵性糖類を炭素源とし酵母によシ発酵生産し
て得ることもできる（特公昭４７−４１５４９．５１−
２１０７２゜特開昭６１−３１０９１．６０−１１０２
９５〜８）。特にオーレオパシディウム（Ａｕｒａｏｂ
ａｓｉｄｉｕｍ　）属、モニリエラ・トメントサ・バー
ル・ポリニス（Ｍｏｎｉｌｉｓ口ａ　ｔｏｍｅｎｔｏｓ
ａ　ｗａｒ、ｐｏｌｌｉｎｉｍ　）などからエリスリト
ール生産能を有する微生物を、グルコース、フラクトー
ス、シュークロースなどの発酵性糖質中で好気的に培養
してエリスリトールを生成蓄積せしめる方法は、収率よ
く安価に得ることができる。

Ｌ−アスパラギン酸誘導体ジペプチド化合物とシテハ、
α−Ｌ−７スノ臂ルチルーＬ−フェニルアラニンメチル
エステル又はエチルエステルなトラいい、特にメチルエ
ステルは良質な甘味質とシュークロースの約２００倍の
甘味度を有し、虫歯生成の原因にもなり難くカロリーに
ならない高甘味物質である。

ステビオサイド誘導体としては、ステビオサイド、レバ
ウディオサイド−Ａ、−Ｃ，−Ｄ、−Ｗ、ズルコサイド
ーＡ、ルプソサイドなどの天然甘草よシ得られる物質、
更にこれらに酵素的にグルコースを付加したグルコシル
ステビオサイドをあげることができる。

高甘味度甘味料として、サッカリン、あるいはサッカリ
ンナトリウムをエリスリトールと共に用いた場合には、
加熱時に著しく褐変し好ましくない。

エリスリトールと、Ｌ−アメ／９ラギン酸誘導体ジペプ
チド化合物及び／又はステビオサイド類縁体との混合比
は、目的とする甘味組成物によって種々の比率をとるこ
とができ特に限定する必要もないが、好ましくはエリス
リトールｆｔ工ないし１００倍含有させれば、水分調節
作用、氷点降下作用として好ましい特性を持たせること
ができる。

本発明でいう甘味組成物とは、食品用および医薬用とし
て食した時に甘味を感じせしめることのできるものであ
ればよく、他に調味料、矯味矯臭剤、結合剤、着色香剤
、ビタミン類、無機質、油脂、薬効成分を混合すること
ができる。また甘味組成物の形態としては、粉末混合、
打錠、顆粒、カプセル、ゼリー、液状などとることがで
き、特に限定されない、また、所望によシ他の賦形剤と
併用することもでき、α化澱粉、デキストリン、多糖類
、糖アルコール、蛋白質、ペプチド、アミノ酸、有機酸
、など一般に使用されているものと併用することができ
る。

次に本発明が適用されうる食品類を具体的に述べれば一
般に甘味料が添加、使用される各種の粉末、液体、固形
の食品などがあげられる。たとえば清酒、合成酒、果実
酒（甘味果実酒を含む。

ビール、洋酒類、みシんなどの酒類、果汁、シースなど
を含む清涼飲料水、乳酸菌飲料類、イスタントジュース
、インスタントコーヒー、粉しるこなどを含むインスタ
ント飲料類、ポリエレン袋詰めなどの合成樹脂製袋詰め
の蜜豆やシップ漬果実類、水蜜類、シロップ類、フルー
ツロッゾ漬などの食品類、味噌、醤油、もろみ、−ス類
、食酢、ドレッシング、マヨネーズ、チャツプ類、カレ
ー、スープ、ダシの索、粉末醤粉末味噌、餅類、米菓、
アラレ類、パン類、浮子類、生菓子類、ビスケット、ク
ラッカー類、ットケーキの素、チョコレート、キャラメ
ル、ケンデー類、チューインガム、ゼリー、プリン羊か
ん、あん類、果実や野菜の砂糖漬、生りリム類、ジャム
、マーマレード、フラワーペース調整乳粉などの乳製品
、アイスクリーム、シャベット、人造肉類、野菜・果実
などの瓶詰、缶や煮豆、肉類佃煮を含む農産佃煮類、農
産珍味品類、農産そう菜食品類、農産漬物類や魚介蓄）
、燻製食品類、およびベーコン、ハム、ソーセージュ　
　などを含む食肉製品、鯨肉製品および魚肉ノ・ム、ン
　　魚肉ソーセージ、蒲鉾、竹輪、あげてんぷらなど末
−一℃魚肉練製品、ウニおよび塩辛類、魚卵漬物や魚チ
　　卵製品類、魚介乾燥品、たい味噌類、冷凍食品類、
口　　海藻類の漬物類、肉類の漬物類、塩昆布、昆布巻
、シ　　のシ佃煮などを含む海藻類佃煮やそう菜類、水
産ン　　珍味食品類、海藻珍味食品類、味付海苔、水産
・チ　　畜産缶詰類など各種の良、水、林、畜産食品類
、油、　さらに複合調味料、複合甘味剤などや煙草など
の菓　　嗜好品類、歯みがきなどを含む薬品製剤類など
がホ　　あシ、その他事発明の目的を奏しうる限シ、あ
らキ　　ゆるものに適用されうる。

本発明の方法における甘味組成物を食品類に添−加する
手段としては、混和、混捏、溶解、浸漬、ト、　滲透、
散布、噴霧、注入など使用する原料の種類、−対象、処
理法などによυ適宜のものを選択すれば詰　　よい。

食　　〔作用〕肉　　　本発明の甘味組成物は、溶解させた時、あるい
は溶解している時に氷点降下作用、水分調節作用を有し
、人間が食してもまったく代謝されない”ンカロリーの
組成物となる。更に加熱しても褐しないので加熱殺菌し
ても支障ない。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の甘味組成物は現賦形剤とし
て使われているマルチトール、ダルース、マルトースな
どの消化性の糖質と異なシ非消化性のエリスｌｊ　）−
ルを賦形剤として用いので、ノンカロリーの食品または
医薬品を提供ることかできる。特に氷点降下作用、水分
調節用を利用し飲料、冷菓、シロップ、などの用途広く
利用される可能性がある。

実施例１表１に示す各種糖類（シグマ社製試薬）に重量比テ１１
５０のα−Ｌ−アスノ９ラチルフェニルアラニンメチル
エステル（味の素（株）製「アスパルテーム」）を添加
し完全に溶解させた後、ツバシナ社製の水分活性測定装
置によシ２５℃における水分活性（Ａｗ）を測定した。

表１　糖類の水分活性値ダリ七四−ルＡｙが最も低いが、甘味質が悪く下剤とし
ての作用が強く好ましくなかりた。

実施例２表２に示す各種糖質（シグマ社製試薬）５％水溶液に重
量比で１７２０の「アス／ぐルテーム」を添加し完全に
溶解させた後、−１０℃の冷却槽で冷却させた時の温度
変化ｉ　Ｃ−Ａ熱電対で測定した。

表２　糖類の凝固点サイドを用いて水分活性を測定したがほぼ同様の結果を
得た。

実施例４実施例２のアスパルテームの代わシにリパウディオサイ
ドを用いて氷点降下を測定したがはは同様の結果を得た
。

実施例５表３に示す各種糖質（シグマ社製試薬）１チ、Ｉリペプ
トン（和光紬薬社製）１％、ステビオシト０．１％の共
存化で沸騰水中で５時間加熱し、着色の度合ｔ　４２０
　ｎｍの吸光度としてダブルビーム分光光度計（日立製
作所製）で測定した。

表３　糖類の加熱褐変性比較例１実施例５のステビオシトの代わシにサッカリン及びサッ
カリンナトリウムを用いて褐変性を評価したところ、サ
ッカリンの場合は１．５９、サッカリンナトリウムの場
合は１．７０であった。

実施例６エリスリトール１６０１　　ラクトース３７Ｉ。

「アスパルテーム」３１１ｔ−充分混合し九後、１錠当
九りｓ　ｏ　ｏＷ９に製錠した。（製錠Ａ）エリスリト
ールの代わシにシュークロースを用いて同様に製錠化し
た。　ＣＩ１錠Ｂ）各製錠ｔ−５チ水溶液に溶解させた
時の甘味質を製錠Ｂｔ−コントロールとして、１２名の
パネルによシ５点法で評価した。

表４　評価結果実施例７エリスリトール１３０１１、クエン酸ナトリウム４０Ｉ
ｉ、グリチルリチン２ＯＮ、ステビオサイド１０．９ｔ
よく混合し、四−ラコンパクタにより圧扁造粒し、オシ
レータにより解砕して顆粒を製造した。この顆粒は冷水
でも早く溶解し、易溶性顆粒であった。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）Ｌ−アスパラギン酸誘導体ジペプチド化合物及び
／又はステビオサイド類縁体とエリスリトールを含有す
ることを特徴とする甘味組成物。
（２）Ｌ−アスパラギン酸誘導体ジペプチド化合物が、
α−Ｌ−アスパルチル−Ｌ−フェニルアラニンのメチル
エステルまたはエチルエステルである特許請求の範囲第
（１）項記載の甘味組成物。
（３）ステビオサイド類縁体が、ステビオサイド、レバ
ウディオサイド−Ａ，−Ｃ，−Ｄ，−Ｅ、ズルコサイド
−Ａ、ルブソサイド、グルコシルステビオサイドである
特許請求の範囲第（１）項記載の甘味組成物。
（４）エリスリトールを、Ｌ−アスパラギン酸誘導体ジ
ペプチド化合物及びステビオサイド類縁体の１ないし１
００倍含有した特許請求の範囲第（１）項記載の甘味組
成物。