JPH07266580A - インクジェット式記録装置及びその駆動方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置及びその駆動方法

Info

Publication number
JPH07266580A
JPH07266580A JP5917094A JP5917094A JPH07266580A JP H07266580 A JPH07266580 A JP H07266580A JP 5917094 A JP5917094 A JP 5917094A JP 5917094 A JP5917094 A JP 5917094A JP H07266580 A JPH07266580 A JP H07266580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pressure chamber
ink jet
jet recording
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5917094A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Saruta
稔久 猿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP5917094A priority Critical patent/JPH07266580A/ja
Publication of JPH07266580A publication Critical patent/JPH07266580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時には高印字品質な出力ができ、強固な
目詰まりが発生しても復帰可能なインクジェット記録装
置及びその駆動方法を提供すること。 【構成】 記録時には記録紙を巻き付けた回転ドラム2
を回転させることにより、エンコーダ4より所定のピッ
チ毎に信号が出力され、ドライバー9はこの信号に同期
してインクジェット式記録ヘッド1を駆動する。CPU
8は回転ドラム2の回転に同期してモーター7を駆動
し、インクジェット式記録ヘッド1を所定量だけ移動す
る。空吐出時にはインクジェット式記録ヘッド1を、回
転ドラム2に対向する位置から退避させ、CPU8によ
りドライバー9を駆動してインク吐出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴を飛翔させ、
記録紙等の記録媒体上にインク像を形成するインクジェ
ット式記録装置に関し、さらに詳しくはインク目詰まり
を復帰させる空吐出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、電圧を印
加して圧力を発生させる圧力発生素子により、インクが
満たされた圧力室を加圧して、圧力室に連通する微細加
工されたノズルからインク滴を吐出し、文字、図形を形
成するものである。そのなかでオンデマンド型インクジ
ェットは低ランニングコストを実現するため、記録時の
みインク滴を飛翔させるものであり、ノズル開口部のイ
ンク表面、メニスカス部が長時間大気にさらされる場合
がある。そのため、メニスカス部の水分が蒸発し、イン
クが増粘してインク滴の吐出が不安定、もしくは吐出し
ない、いわゆる目詰まりが発生する。
【0003】この目詰まりを解決するために、特開昭5
7−140168号公報には、一定時間毎に、記録紙に
インク滴が付着しない非記録領域で、インク滴を吐出す
る空吐出を行い、目詰まりを防止する方法が開示されて
いる。
【0004】また、空吐出方法として、特開昭61−2
49758号公報では予備加熱をして、増粘したインク
粘度を低下させた後吐出させることにより、空吐出回数
を減らす方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年インクジ
ェット式記録装置に対し、高印字品質、高速印刷の要求
が高まるにつれて、従来のインクより速乾性のよいイン
クが求められるが、この性能を満足するインクについて
は、一般的に従来のインクより目詰まりが発生し易い。
またインク自体の能力だけでは足りず、インクの速乾性
を上げるため、加熱装置を用いる方法がある。しかし、
その場合には記録ヘッドも加熱され、ノズル部のインク
の水分蒸発を促進させ、増粘、さらには固型化といった
現象が頻汎に発生する傾向にある。
【0006】本発明は、記録時には高印字品質を提供で
き、且つノズルの目詰まりを十分に復帰させる手段を有
するインクジェット記録装置と、その駆動方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、インクを吐出するノズルと、該ノズルに
連通する圧力室と、該圧力室に電圧の印加によって圧力
を発生させる圧力発生素子を有するインクジェット式記
録ヘッドと、該記録ヘッドを非記録期間に記録領域から
退避させ、空吐出するインクジェット式記録装置におい
て、前記記録ヘッドの吐出を制御する吐出制御手段を具
備し、前記記録ヘッドからインク滴を吐出するための工
程は、圧力室を膨張させる第1の工程と、膨張した圧力
室を維持する第2の工程と、圧力室を圧縮しインクを吐
出せしめる第3の工程からなり、第2の工程時間が記録
時に比べて空吐出時が短いことを特徴とする。
【0008】また、前記インクジェット記録ヘッドから
インク滴を吐出するための工程は、圧力室を膨張させる
第1の工程と、膨張した圧力室を維持する第2の工程
と、圧力室を圧縮しインクを吐出せしめる第3の工程か
らなり、空吐出時は、インク滴を吐出する工程の周期が
インクの固有周期と略等しいことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面を用い詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明によるインクジェット式記
録装置の実施例である。1はインクジェット式記録ヘッ
ド(以下記録ヘッド)、2は紙巻き付け機構を有する回
転ドラム、3は回転ドラム2を駆動するモーター、4は
エンコーダ、5は記録ヘッドを固定する固定台、6は固
定台5を回転ドラム2に対し並行移動させる回転軸、7
はモータ、8はCPU、9は吐出制御手段である記録ヘ
ッドを駆動するドライバーである。記録時は回転ドラム
2に記録紙を巻き付け、モーター3により回転ドラム2
が回転する。回転ドラム2が回転することによりエンコ
ーダ4より所定のピッチ毎に信号が出力され、ドライバ
ー9はこの信号に同期して記録ヘッド1を駆動する。C
PU8は回転ドラム2の回転に同期してモーター7を駆
動し、記録ヘッド1を所定量だけ移動する。以上の記録
動作により記録紙には間断なく文字、図形が形成され
る。
【0011】本実施例における空吐出は、記録ヘッド1
を回転軸6により固定台5を移動し、回転ドラム2に対
向する位置から退避させる。退避後、CPU8によりド
ライバー9を駆動、設定された回数インク吐出を行う。
【0012】図2は、記録ヘッド1の実施例である。複
数のノズル11を形成したノズル形成部材22と、複数
のノズル11に対応する複数の圧力室14と共通インク
流路21を形成した流路形成部材13と、厚さ3〜20
(μm)のステンレスシ−トまたは、厚さ10(μm)
以下のポリマ−を厚さ20〜30(μm)のステンレス
シ−トにラミネ−トし、薄肉部と厚肉部をエッチング等
により形成した振動板15は、ベ−ス部材16に積層さ
れる。ノズル11の開口面積と、ノズル形成部材22の
厚さと、その断面形状と、圧力室14を構成する流路形
成部材の形状精度は、インク吐出特性(インク吐出速度
・量)に及ぼす影響が大きいので、優れた印字品質を確
保する為に、バラツキの少ない高精度な加工が要求され
る。こうした要求から、ノズル形成部材22と流路形成
部材13は、精密プレス法、ニッケルの電鋳法、また
は、シリコンウエハのエッチング加工等により形成され
るものである。
【0013】複数の圧力室14に対応し、振動板15に
接合される圧力発生素子である圧電素子17は圧電材料
と電極材料を交互に積層して成る部材である。これら
は、支持部材18に固定された後に、ダイシング加工等
により寸断される。この際、絶縁部材の表面に導電膜を
形成している支持部材18にも、この導電膜を分断する
程度の切込みが入れられ、セグメント電極9を形成して
いる。コモン電極10は、複数に寸断された圧力発生素
子7を横断するように接合されている。
【0014】図3は図2の圧力室14のノズル11の配
列に直交な断面図である。本図を用いてインク滴の吐出
する工程を説明する。コモン電極10とセグメント電極
19に電圧を印加すると圧電素子17は積層方向に伸長
する。そのため圧電素子17は積層方向と直交方向には
縮小し(積層方向の変位をd33方向の変位、積層方向
の直交方向の変位をd31方向の変位とする)、圧電素
子17に接合された振動板15がノズル11に対し逆方
向にたわむため、圧力室14は膨張し、圧力室14内に
インクを供給する(第1の工程)。その後、圧電素子1
7に印加された電圧を保持し、圧力室14を膨張したま
ま維持する(第2の工程)。その後、圧電素子17を放
電することにより、圧電素子17は初期状態に戻ろうと
して伸長し、圧力室14を圧縮し、インク滴をノズル1
1から吐出させる(第3の工程)。
【0015】図4は前述した圧電素子17の充放電を制
御し、記録ヘッド1の吐出を制御する吐出制御手段の実
施例である。100は図1で前述したエンコーダ4から
出力される信号に同期した信号で、パルス幅T1の矩型
信号である充電制御信号、101は充電制御信号100
の反転信号である放電制御信号、102から107は抵
抗、108、111、112、113はNPN型トラン
ジスタ、109、110、114はPNP型トランジス
タ、115はコンデンサ、116は駆動信号、117は
圧電素子、118はNPN型トランジスタ、119はN
PN型トランジスタ118の寄生ダイオード、120は
選択信号である。
【0016】図5のタイムチャートに示す充電制御信号
100がNPN型トランジスタ108に入力されると、
パルス幅T1間ではPNP型トランジスタ110はオン
になり、コンデンサ115に充電を行う。この時、コン
デンサ115に充電される充電電流は抵抗105の抵抗
値と、PNP型トランジスタ110のベースーエミッタ
間電圧により決定される一定電流であるため、図5に示
す駆動信号116のような直線状に電圧が増加する駆動
信号となる。コンデンサ115への充電は電圧がほぼV
Hに達するまで行われ、その後ほぼVHの電圧を保持す
る。充電制御信号100、及び放電制御信号101が共
に反転すると、NPN型トランジスタ112がオンされ
コンデンサ115を一定電流で放電する。この時、PN
P型トランジスタ110はオフされているためPNP型
トランジスタ110からNPN型トランジスタ112に
貫通電流が流れることはない。以上の動作により、図5
に示す台形状の電圧波形がコンデンサ115の端子電圧
に発生し、この電圧波形は電流増幅器を構成するNPN
型トランジスタ113とPNP型トランジスタ114の
エミッタよりほぼ同形状の電圧波形で出力され、圧電素
子117、117、117、に印加される。一方、駆動
信号116に同期して図示しない外部装置から選択信号
120が入力され、選択されたNPN型トランジスタ1
18、118、118、はオンになる。充電電流はNP
N型トランジスタ118、118、118を、放電電流
はダイオード119、119、119の順方向に流れる
ため、オンになったNPN型トランジスタ118、11
8、118、に接続される圧電素子117、117、1
17、は駆動信号116に従い充放電される。
【0017】尚、図5で示した駆動信号116の立ち上
がり時間Triseは前述した吐出するための工程の第1の
工程時間、保持時間Tholdは第2の工程時間、立ち下が
り時間Tfallは第3の工程時間であり、充電制御信号T
1は T1=Trise+Thold (1) の関係がある。図4の回路構成ではT1>Triseであれ
ばTriseはT1によらず一定であるため、T1を変える
ことによりTholdを変えることが出来る。
【0018】尚、図6に充電制御信号100のパルス幅
T1の可変方法の一実施例を示す。図6の200は発振
器、201はJKフリップフロップ回路、202は発振
器200のクロックを予め設定された数をカウントする
プリセッタブルカウンタ、203はCPU、204はプ
リセットデータであり、CPU203はプリセットデー
タ204を式記録時と空吐出時で変えることにより、パ
ルス幅T1を変えることができる。また、その他には、
一般的によく知られているワンショットマルチバイブレ
ータを用いて、パルス幅を決定する抵抗値を変える方法
でも実現できる。
【0019】図7に駆動信号116の第2の工程時間を
変えたときのノズルを通過するインク流速を表すグラフ
を示す。駆動信号A、駆動信号Bは各々駆動信号116
の電圧波形を示し、駆動信号Aは第2の工程時間がTho
ld1、駆動信号Bは第2の工程時間Thold2で、Thold
1>Thold2であり、駆動信号A、Bのインク流速を表
すグラフは+方向がノズルから記録紙に向かう方向であ
る。図8(a)に示すように第1の工程で圧力室14が
膨張すると、ノズル11のメニスカス300は圧力室内
に引き込まれ、次に図8(b)に示す第2の工程では供
給口から流入するインクの流れにより、インク流速は+
方向に反転する。この時、インク流速がピークの時、も
しくはその前後に第3の工程を開始するのが駆動信号B
で、ピークより遅れて、第3の工程を開始するのが駆動
信号Aである。そのため図7のインク流速を表すグラフ
に示すように、第3の工程では駆動信号Aに比較し、駆
動信号Bのほうのインク流速の最大速度が大きくなる。
よって空吐出時には駆動信号Bを用いることにより、よ
り強固な目詰まりが発生しても復帰できる。一方、式記
録時には駆動信号Bではインク流速がピークの時、もし
くはその前後に第3の工程を開始するため、ノズル11
から先に吐出するインク程速度が早くなり、図8(c)
に示すように先ぼそりしたインク柱になり、駆動信号A
ではピーク時より遅れて第3の工程を開始するため、ノ
ズル11から先に吐出するインクより後に吐出するイン
クのほうがインク流速が速く、図8(d)に示すように
球状のインク滴となる。本出願人の調査では図8(d)
に示す球状のインク滴は、図8(c)に示す柱状のイン
ク滴に比較し、乾燥するまでの時間が短い、記録紙上で
のドット形状が安定して球型になり、高印字品質な出力
が得られる等の効果があることが判っている。よって式
記録時には図4、図5で示した充電制御信号100のパ
ルス幅T1をTrise+Thold1に設定した駆動信号A
を、空吐出時には、充電制御信号100のパルス幅T1
をTrise+Thold2に設定した駆動信号Bを用いること
により、高印字品質を損なう事なく、強固な目詰まりが
発生しても簡単に復帰可能である。
【0020】尚、吐出工程の開始からインク流速のピー
ク値に達するまでの時間は、後述するインクの固有振動
周波数fの逆数に等しい。そのため本実施例で述べた駆
動信号Bが第1の工程を開始してから第3の工程を開始
するまでの時間を、fの逆数に、より近い値に設定する
ほどインク流速が速くなり、目詰まり復帰により有効で
ある。
【0021】図9に空吐出時の駆動方法の他の実施例を
示す。図9に示す駆動信号116の電圧波形、駆動信号
Cは充電制御時間100の周期をTcに、パルス幅T1
をk×Tcにすることにより得られる。kについては後
述する。このTcを圧力室内のインクの固有振動周波数
fの逆数にほぼ一致させると、圧力室内のインクは共振
する。ここで、インクの固有振動周波数fとは米国特許
第4,697,193号で開示されているヘルムホルツ
(Helmholtz)共振周波数のことであり、その式は、
【0022】
【数1】
【0023】で表される。
【0024】ここで、Ccは圧力発生室1内のインクに
関するコンプライアンス、Cdは圧力発生室1の各壁に
関するコンプライアンス、Lnはノズル2内のインクの
イナータンス、Liはインク供給口のイナータンスであ
り、各々の値は圧力室寸法、及びインク物性により決定
される。このように圧力室内のインクは固有振動周波数
を有するため前述したインク流速は共振させたときに最
も高速になる。尚、本実施例での記録ヘッドでは図9に
示すように充電制御信号100の周期が3周期目で最大
となり、その後はその最大値を維持する。よって、より
強固な目詰まりを復帰するためには、インク流速が最大
になる周期数以上動作させることが望ましい。
【0025】尚、本実施例では充電制御信号T1をk×
Tcに設定した。しかし駆動信号Cの周期がTcとほぼ
等しい値であれば、駆動信号Cの立ち上がり時間と立ち
下がり時間の和がTc以下になるようにT1を設定、つ
まりTc内にインクの吐出工程が完結するようkを設定
すればよいことがわかる。そこでkを、駆動信号Aの電
圧波形を出力する図4の駆動回路において、駆動信号A
が立ち上がり時間Trise、立ち下がり時間Tfallになる
よう設定されている場合に、 k≦Trise÷(Trise+Tfall) (3) とすればTc内にインクの吐出工程を完結することがで
きる。しかし式(3)は、図4において電源VHを式記
録時と空吐出時で切り替え可能とした場合、またはTri
se、Tfallを式記録時と空吐出時で切り替え可能とした
場合にはこの限りではない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、記録時に対し、空
吐出時に第2の工程時間を短くすることにより、記録時
には高印字品質な出力ができ、強固な目詰まりに対して
も復帰可能なインクジェット式記録装置が実現できた。
また、空吐出時のインク滴を吐出する工程をインクの固
有振動周期と略等しくすることにより、記録時には高印
字品質な出力ができ、空吐出時にはより強固な目詰まり
に対しても復帰可能なインクジェット記録装置が実現で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置を示す図。
【図2】本発明のインクジェット式記録ヘッドを示す
図。
【図3】図2のインクジェット式記録ヘッドの圧力室部
分の拡大断面図。
【図4】吐出制御手段の一実施例を示す図。
【図5】図4の吐出制御手段の動作を示すタイムチャー
ト図。
【図6】パルス幅変調回路の一実施例を示す図。
【図7】駆動信号A、Bによるインク流速の違いを示す
図。
【図8】インクの吐出状態を示す図。
【図9】駆動信号A、Cによるインク流速の違いを示す
図。
【符号の説明】
1 インクジェット式記録ヘッド 2 回転ドラム 3 モーター 4 エンコーダ 5 固定台 6 回転軸 7 モーター 8 CPU 9 ドライバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/055

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出するノズルと、該ノズル
    に連通する圧力室と、該圧力室に電圧の印加によって圧
    力を発生させる圧力発生素子を有するインクジェット式
    記録ヘッドと、該記録ヘッドを非記録期間に記録領域か
    ら退避させ、空吐出するインクジェット式記録装置にお
    いて、 前記記録ヘッドからインク滴を吐出するための工程が、
    圧力室を膨張させる第1の工程と、膨張した圧力室を維
    持する第2の工程と、圧力室を圧縮しインク滴を吐出せ
    しめる第3の工程からなり、第2の工程時間が記録時に
    比べて空吐出時を短くする吐出制御手段を有することを
    特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記空吐出時の第1の工程時間と第2の
    工程時間の和がインクの固有周期に略等しいことを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 インク滴を吐出するノズルと、該ノズル
    に連通する圧力室と、該圧力室に電圧の印加によって圧
    力を発生させる圧力発生素子を有するインクジェット式
    記録ヘッドと、該記録ヘッドを非記録期間に記録領域か
    ら退避させ、空吐出するインクジェット式記録装置にお
    いて、 前記記録ヘッドからインク滴を吐出するための工程が、
    圧力室を膨張させる第1の工程と、膨張した圧力室を維
    持する第2の工程と、圧力室を圧縮しインク滴を吐出せ
    しめる第3の工程からなり、空吐出時のインク滴を吐出
    する工程の周期がインクの固有周期と略等しくする吐出
    制御手段を有することを特徴とするインクジェット式記
    録装置。
  4. 【請求項4】 圧電振動子によって駆動されるインクジ
    ェット式記録ヘッドを有し、該記録ヘッドから必要に応
    じ記録領域外で空吐出を行うインクジェット記録装置の
    駆動方法において、 前記記録ヘッドの記録時のインク吐出動作が、圧力室を
    膨張させる第1の工程と、膨張した圧力室を維持する第
    2の工程と、圧力室を圧縮しインク滴を吐出せしめる第
    3の工程からなり、 前記記録ヘッドの前記空吐出時におけるインク滴吐出動
    作の第2の工程の時間を前記記録時の第2の工程より短
    くしたことを特徴とするインクジェット式記録装置の駆
    動方法。
  5. 【請求項5】 圧電振動子によって駆動されるインクジ
    ェット式記録ヘッドを有し、該記録ヘッドから必要に応
    じ記録領域外で空吐出を行うインクジェット記録装置の
    駆動方法において、 前記記録ヘッドのインク滴吐出動作が、圧力室を膨張さ
    せる第1の工程と、膨張した圧力室を維持する第2の工
    程と、圧力室を圧縮しインク滴を吐出せしめる第3の工
    程からなり、 前記空吐出時におけるインク滴吐出の周期がインクの固
    有周期と略等しいことを特徴とするインクジェット式記
    録装置の駆動方法。
JP5917094A 1994-03-29 1994-03-29 インクジェット式記録装置及びその駆動方法 Pending JPH07266580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5917094A JPH07266580A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 インクジェット式記録装置及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5917094A JPH07266580A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 インクジェット式記録装置及びその駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07266580A true JPH07266580A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13105646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5917094A Pending JPH07266580A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 インクジェット式記録装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07266580A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170933B1 (en) 1998-08-28 2001-01-09 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printer control apparatus
US6206496B1 (en) 1997-11-27 2001-03-27 Nec Corporation Ink jet recording head drive device and method thereof
JP2006218727A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタのヘッド駆動装置
JP2009073074A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
JP2010006048A (ja) * 2008-05-30 2010-01-14 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
JP2011056964A (ja) * 2010-12-24 2011-03-24 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタのヘッド駆動装置、インクジェットプリンタのヘッド駆動方法
JP2011073390A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2011189518A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法
JP2011201050A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Fujifilm Corp テストパターン印刷方法及びインクジェット記録装置
JP2014058103A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6206496B1 (en) 1997-11-27 2001-03-27 Nec Corporation Ink jet recording head drive device and method thereof
US6170933B1 (en) 1998-08-28 2001-01-09 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Printer control apparatus
JP2006218727A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタのヘッド駆動装置
JP4729935B2 (ja) * 2005-02-10 2011-07-20 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタのヘッド駆動装置、インクジェットプリンタのヘッド駆動方法
JP2009073074A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
JP2010006048A (ja) * 2008-05-30 2010-01-14 Seiko Epson Corp 流体噴射装置
JP2011073390A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2011189518A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法
US8690279B2 (en) 2010-03-11 2014-04-08 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and control method thereof
JP2011201050A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Fujifilm Corp テストパターン印刷方法及びインクジェット記録装置
JP2011056964A (ja) * 2010-12-24 2011-03-24 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタのヘッド駆動装置、インクジェットプリンタのヘッド駆動方法
JP2014058103A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3491187B2 (ja) インクジェット式記録装置による記録方法
JP3495761B2 (ja) インクジェット式プリンタにおけるインク滴の形成方法、及びインクジェット式記録装置
JP3292223B2 (ja) インクジェット式記録ヘッドの駆動方法、及びその装置
JP3920596B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2002273912A (ja) インクジェット式記録装置
JP2000117969A (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動方法
JP2004330514A (ja) 画像形成装置
JP3659494B2 (ja) 液体噴射装置
JP4003038B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP3679865B2 (ja) インクジェット式記録装置
JPH07266580A (ja) インクジェット式記録装置及びその駆動方法
JP3842568B2 (ja) 液体噴射装置
JP3319733B2 (ja) インクジェット式記録装置及びその制御方法
JP2000203020A (ja) インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および方法
JP4631285B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP3528592B2 (ja) インクジェット式記録装置
US20100141698A1 (en) Liquid discharging apparatus and liquid discharging method
JP3168699B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動装置及びインクジェットヘッドの駆動方法
JP2002307677A (ja) インクジェット式記録装置
JP3248208B2 (ja) インクジェットヘッド駆動方法
JP3755569B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの駆動方法及びその回路
JP3225987B2 (ja) インクジェット式記録ヘッドの駆動装置及び駆動方法
JP3362732B2 (ja) インクジェットヘッド駆動方法
JP3522267B2 (ja) インクジェット式記録装置による記録方法、及び前記記録方法に適した記録ヘッド
JP2004209843A (ja) インクジェットヘッドおよび画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02