JP2000203020A - インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および方法 - Google Patents
インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および方法Info
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Abstract
ッド走査中に吐出休止期間が存在する場合、インクの揺
動性により発生する吐出休止後のインク滴吐出特性劣化
を改善する。 【解決手段】 吐出休止期間が存在した場合、吐出休止
後から再びインク滴の吐出動作が行われる直前に、吐出
波形とは異なる吐出予備波形を個々のノズルに印加する
手段を備える。印加される吐出予備波形は吐出波形の電
圧よりも大きく、かつ電圧勾配が小さい波形であり、ま
た、吐出休止時間長により電圧が異なる。
Description
クジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および方法に
関し、特に、画像データをもとにノズル孔から吐出され
るインク滴を安定に吐出させ、高品質な印刷を可能とす
るインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および
方法に関する。
ンク滴の吐出方法で分類した場合、常にインク滴を連続
噴射し、画像形成に必要なインク滴のみを被印刷媒体に
着弾させるコンティニュアス方式を採用するものと、画
像形成に必要なインク滴のみを選択的に吐出させるオン
デマンド方式を採用するものとが知られている。
ヘッドは、画像データに基づいて微小なインク滴の吐出
動作制御を有するノズル孔を含む機構を少なくとも1つ
有している。オンデマンド方式におけるインク滴の吐出
方法として、個々のノズル孔毎に配設されたインクチャ
ンバ内に配設された個々のノズル孔毎の圧力発生手段を
用いて音響波を発生させることによりノズル孔からイン
ク滴を被印刷媒体に向かって吐出させている。
方法として、インクチャンバ壁における少なくとも一部
を電気機械変換体により変形させることにより音響波を
発生させ、その音響エネルギーでインク滴を吐出させる
方法がある。または、個々のノズル孔毎に配設されたイ
ンクチャンバ内に電気熱変換体を配設し、その電気熱変
換体によりインク滴を加熱気化させる発泡現象によって
音響波を発生させ、その音響エネルギーでインク滴を吐
出させる方法等がある。
リンタ装置は、インク滴を吐出するノズル孔を多数配設
したプリントヘッドユニットをインクカートリッジとと
もにキャリアに搭載し、モータの動力により被印刷媒体
上を(非接触)走査させている。そしてこのとき、画像
データに基づいたタイミングでノズル孔よりインク滴を
吐出し、被印刷媒体上にインク滴を付着させ、この付着
させたインクドットにより被印刷媒体上に画像を形成さ
せている。
場合、プリントヘッドのハード面におけるノズル孔の多
数配設化や、単ノズル孔当たりのインク滴吐出周波数
(印字周波数)の高速化をインクカートリッジからノズ
ル孔先端部に至るまでの総インク流路形状の最適設計に
より、この印刷の高速化を実現している。
いられるインクは水性インクと非水性インクとの大きく
二つに分けられる。水性インクと非水性インクとの長所
をそれぞれ比較した場合、水性インクの長所として、
(1)物性の設計範囲が広くインク滴吐出特性の安定性
が高い、(2)主媒体が水であるため揮発による物性変
化が小さい、(3)安全性、安定性に優れ、取り扱いが
容易である、(4)紙面上のドット発色性に優れる、等
の長所が挙げられる。
は、(1)被印刷媒体を広範囲に設定できる、(2)被
印刷媒体上でのインク定着性に優れ、かつにじみが少な
い、(3)印刷物の耐水性に優れる、等の長所が挙げら
れる。
印刷物の品質、そしてプリントヘッドの信頼性の面か
ら、水系インクが主流となっている。
等の着色剤、その他にインク物性調整溶剤として、界面
活性剤、ph調整剤、高沸点剤やその他多種にわたる溶
剤が混合しており、溶剤はインク物性値とプリントヘッ
ド構造設計の両面から多種溶剤同士それぞれの相乗効果
を考慮した添加比で決定されている。
の差異は避けられず、色種によっては、特殊可溶化剤な
どの溶剤を必要とする。従って、インク色種によって添
加溶剤の種類、量が異なり、インク物性および安定性が
色種によって異なることは避けられない。また、より鮮
明な印刷物を得るには被印刷媒体上での印刷濃度を高く
するため、着色剤の含有比の増加などが実施されてい
る。
いられるインクにおいては、インクの表面張力とインク
カートリッジから発生される負圧により、ノズル孔内で
メニスカスと呼ばれる曲面形状で大気の界面を持つ。ゆ
えに、メニスカス近郊部でインク中の揮発成分の蒸発が
起こり、メニスカス近郊部で局部的にインク諸物性が変
化(特に粘度の上昇)する。
物性の変化によって、以下のような問題点が発生する。
インク滴吐出休止状態が長期に渡った後にインク滴を再
び吐出させようとした場合、インク滴の吐出状態は不良
状態となり易く、特には、インク滴量の変化、インク滴
速度の低下、そして飛翔方向安定性の悪化などが発生
し、その結果、印刷画品質の低下を招く。さらに状態の
悪化が進むと、ノズル孔が詰まり、インク滴が吐出しな
い現象にまで到り、印刷画品質に致命的な欠陥を招くこ
ともあり得る。
(特にインク揮発成分の蒸発による固化)を回復、回避
する手段として、多くのプリントヘッドメンテナンス方
法が提案されている。ここで、インク諸物性変化による
インクの固化を防止する従来技術について具体的に説明
する。
1576号公報に、ピエゾ素子を駆動することにより飛
翔液滴を形成して記録を行うインクジェット記録方法に
おいて、印字休止時に飛翔液滴の形成に必要な閾値電圧
以下でピエゾ素子を駆動させるインクジェット記録方法
が開示されている。
に使用される電気機械変換体(圧電素子)をインク滴が
吐出しない程度の電圧で駆動させてメニスカスに微振動
を与え、インクの固化を防止している。
ントヘッドから被記録材へインクを吐出させて記録を行
うインクジェット記録装置において、非記録状態が所定
時間経過した後、次の記録の初期の吐出エネルギーを通
常時よりも増大させるエネルギー増加手段を有する構成
を採用するインクジェット記録装置が開示されている。
出されるインク滴の特性(速度、量など)を連続吐出時
に近づける方法として、吐出休止状態が所定時間以上続
いた場合、吐出休止後のインク滴吐出には連続吐出時よ
りも大きな吐出エネルギーを印加している。
従来技術における第1の問題点として挙げられるものが
ある。ノズル開孔径よりも大きな球径のインク滴を吐出
させる場合には、インク滴吐出特性に十分なマージンを
持たせることができるため、従来技術を用いての安定吐
出は可能であった。しかし、メニスカス位置制御や音響
波制御を用いて、より微小なインク滴を吐出させようと
した場合、均一かつ安定吐出を行うには困難であり、吐
出休止期間が一定時間存在すると、吐出休止後に吐出さ
れるインク滴吐出特性は速度低下、量減少、飛翔状態不
安定などの特性劣化を招き、被印刷媒体上でのインク滴
着弾位置のずれ、形成されるインクドット径の不均一、
不安定なサテライト滴により発生する飛散着弾などによ
る画像品質低下を招くといった問題点があった。
場合、その手段としてメニスカス制御や音響制御などの
方法が用いられるが、特に微小インク滴吐出特性に対し
てはメニスカス位置およびメニスカス挙動による影響度
が非常に大きいからである。
るインクは、主媒体が水である水系インクの場合におい
ても、水系インクは微弱ではあるがチキソトピロ的挙動
である揺変性を有しており、走査中という短時間内にお
いても吐出休止時間が存在した場合、前記のメニスカス
位置制御段階において、インク流路系におけるインク流
動量の差によりチキソトピロ的挙動である揺変性は無視
できないレベルにあり、従来技術の回復動作ではこの点
を考慮していなかったため微小なインク滴を安定に吐出
させることは困難であったことがその理由である。
流動量の差を誘因すると考えられる状態として、例え
ば、連続吐出状態では常にインク滴はノズル孔より吐出
され、ノズル孔部へは、インクプール内のインクが供給
孔、インクチャンバを介してノズル孔へ流入しているの
に対し、吐出休止期間ではインク流入が停止されるので
インクの流動は0になるといった二つの状態を想定する
ことができる。
いて、メニスカス付近部のインクは揮発成分の蒸発によ
り局部的に粘度の上昇が起こり、各制御時に印加される
エネルギーの損失によりメニスカス挙動、インク柱形成
に差が生じてしまうことがその理由である。
続吐出の場合では常にノズル孔よりインク滴の吐出(排
出)とインクリフィルにより、メニスカス近郊部のイン
クは、インクプールから供給孔、インクチャンバを介し
て常に新しいインクに置換されているのに対し、吐出休
止期間では新しいインクへの置換は行われない。従っ
て、メニスカス付近部のインクに局部的な粘度の上昇を
誘因してしまうといったことが考えられる。
ク滴量は更なる均一細分化された制御が要求されるため
である。
て、メニスカス位置制御や音響波制御を用いて微小なイ
ンク滴を吐出させようとした場合、インク滴吐出動作に
おいて印加する電圧よりも低いレベルの電圧でメニスカ
スあるいはインクチャンバに振動を与えても不十分であ
り、吐出休止後に吐出されるインク滴の特性劣化を回避
することは困難である。さらには、インク滴吐出動作に
印加する電圧よりも低レベルな電圧において電圧勾配を
高め、インクチャンバ内体積の増減圧速度を上げたとし
ても効果は小さく、必要とされる精度でのインク滴吐出
特性を得ることができないといった問題点があった。
制御によりノズル孔径よりも小さい球径のインク滴を吐
出する場合、このときのインク滴吐出動作に必要な電圧
素子変位量は極めて小さく、インク滴吐出電圧以下の電
圧レベルでは、連続吐出時のインク滴吐出特性と同特性
で飛翔させるのに圧電素子に十分なインク流動が発生す
る変位量を、吐出休止時からの再インク吐出においては
得ることができない。また、吐出休止状態からの回復に
は、瞬間的な音響波よりも大きなインク粒子の移動が伴
う動作を加えることがより効果的であるためである。
して、吐出休止時にヘッドの駆動周波数で常に微振動を
発生させる工程によって不要な圧電素子の駆動回数が激
増し、圧電素子を含めたヘッド自体の寿命が短くなると
いった問題点があった。
合、積層圧電素子内の対向内部電極間の圧電材料に歪み
が生じる。これは積層圧電素子の場合、配線の都合上に
より対向内部電極が存在せず、いわゆる不活性部が構造
上存在し、活性部と不活性部との境界面で大きな内部応
力を発生するからである。そして、圧電圧力に内部応力
がかかる振動を不必要に与えることは圧電素子の寿命を
縮めることとなり、それと同時に、ヘッド積層体におい
ても、圧電素子の振動により各プレート積層間で剥離な
どの破損が生じやすくなり寿命を縮めることになる。ま
た、バイモルフ素子では不活性プレートおよび圧電プレ
ートのたわみにより発生する応力により寿命が縮むとい
ったことにある。
であり、メニスカス位置制御や音響波制御等を用いて微
小なインク滴を吐出させようとし場合、ヘッドユニット
走査中において画像データあるいはキャリア位置に起因
する吐出休止時間が存在した場合吐出休止後から再び吐
出動作が行われた時のインク滴吐出特性の均一性、安定
性を実現し、高品質な印刷画質を得ることができるイン
クジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法を提供するこ
とを目的とする。
電素子およびヘッド積層体の寿命を不必要に縮めること
がなく、さらに、消費電力の削減を実施しつつ、ノズル
孔から吐出されるインク滴を常に均一かつ安定的に吐出
させることができるインクジェット式プリンタ用ヘッド
の駆動方法を提供することを目的とする。
めに、請求項1記載の発明は、画像データをもとにノズ
ル孔からオンデマンドでインク滴を吐出させることによ
り印刷を行うインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動
装置において、インクチャンバ内の圧力の増減を制御す
るための電圧を印加する電圧印加手段と、この電圧値に
基づいて電歪し、インクチャンバ内のインクに圧力を印
加する駆動圧電手段とを有することを特徴とする。
明において、電圧印加手段は、インク吐出休止時間が存
在したとき、インク吐出動作を実行する前に駆動圧電手
段に吐出予備波形として電圧を出力することを特徴とす
る。
明において、吐出予備波形は、電圧高低差をもった波形
であることを特徴とする。
記載の発明において、吐出予備波形における電圧高低差
は、インク吐出動作時のインク吐出波形における電圧高
低差よりも大きな高低差とすることを特徴とする。
いずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形は、
インク吐出休止時間に応じて形成された波形であること
を特徴とする。
いずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形は、
プリンタヘッドのヘッド駆動周期に応じて形成された波
形であることを特徴とする。
明において、吐出予備波形は、インク吐出休止時間とヘ
ッド駆動周期とから算出された吐出休止波形数に基づい
て形成された波形であることを特徴とする。
いずれか1項に記載の発明において、圧電印加手段は、
インク吐出波形をもつ電圧を出力する直前に吐出予備波
形として電圧を出力することを特徴とする。
いずれか1項に記載の発明において、駆動圧電手段は、
電圧を印加されたときインクチャンバ内のインクに対す
る圧力を増加させ、電圧より低い電圧を印加されたとき
インクチャンバ内のインクに対する圧力を減少させるこ
とを特徴とする。
のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形
は、吐出波形の直前まで徐々に電圧値が減少する波形で
あることを特徴とする。
0のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形
は、吐出波形の直前に電圧値が低下する波形であること
を特徴とする。
1のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形
は、吐出波形の直前に電圧値が上昇する波形であること
を特徴とする。
2のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形
は、吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた回
数で電圧値が低下する波形であることを特徴とする。
3のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波形
は、吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた回
数で電圧値が上昇する波形であることを特徴とする。
とにノズル孔からオンデマンドでインク滴を吐出させる
ことにより印刷を行うインクジェット式プリンタ用ヘッ
ドの駆動方法において、インクチャンバ内の圧力の増減
を制御するための電圧を印加する電圧印加工程と、この
電圧値に基づいて電歪し、インクチャンバ内のインクに
圧力を印加する駆動圧電工程とを有することを特徴とす
る。
の発明において、電圧印加工程は、インク吐出休止時間
が存在したとき、インク吐出動作を実行する前に駆動圧
電手段に吐出予備波形として電圧を出力することを特徴
とする。
の発明において、吐出予備波形は、電圧高低差をもった
波形であることを特徴とする。
は17記載の発明において、吐出予備波形における電圧
高低差は、インク吐出動作時のインク吐出波形における
電圧高低差よりも大きな高低差とすることを特徴とす
る。
18のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、インク吐出休止時間に応じて形成された波形であ
ることを特徴とする。
19のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、プリンタヘッドのヘッド駆動周期に応じて形成さ
れた波形であることを特徴とする。
の発明において、吐出予備波形は、インク吐出休止時間
とヘッド駆動周期とから算出された吐出休止波形数に基
づいて形成された波形であることを特徴とする。
21のいずれか1項に記載の発明において、圧電印加工
程は、インク吐出波形をもつ電圧を出力する直前に吐出
予備波形として電圧を出力することを特徴とする。
22のいずれか1項に記載の発明において、駆動圧電工
程は、電圧を印加されたときインクチャンバ内のインク
に対する圧力を増加させ、電圧より低い電圧を印加され
たときインクチャンバ内のインクに対する圧力を減少さ
せることを特徴とする。
23のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、吐出波形の直前まで徐々に電圧値が減少する波形
であることを特徴とする。
24のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、吐出波形の直前に電圧値が低下する波形であるこ
とを特徴とする。
25のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、吐出波形の直前に電圧値が上昇する波形であるこ
とを特徴とする。
26のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた
回数で電圧値が低下する波形であることを特徴とする。
27のいずれか1項に記載の発明において、吐出予備波
形は、吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた
回数で電圧値が上昇する波形であることを特徴とする。
とにノズル孔からオンデマンドでインク滴を吐出させる
ことにより印刷を行うインクジェット式プリンタ用ヘッ
ドの駆動方法において、ヘッド走査中に吐出休止期間が
存在した場合、吐出休止後から再びインク滴の吐出動作
が行われる直前に、吐出波形とは異なる波形を個々のノ
ズルに印加する手段を備えたことを特徴とする。
の発明において、吐出休止後に再び行われる吐出動作の
直前に印加する波形の電圧が、インク滴が吐出しない範
囲で吐出波形電圧よりも大きく、かつ電圧勾配が小さい
波形であることを特徴とする。
は30記載の発明において、吐出休止後に再び行われる
吐出動作の直前に印加される波形の電圧が、吐出休止時
間によって異なることを特徴とする。
31のいずれか1項に記載の発明において、画像データ
をもとにヘッド1走査以上の個々のノズルからインク滴
を吐出させるタイミング信号を認識する手段を備えたこ
とを特徴とする。
ドの駆動方法は、ヘッド走査中に吐出休止期間Ts(図
5)が存在した場合、吐出休止後から再びインク滴の吐
出動作が行われる直前に、吐出波形とは異なる吐出予備
波形(図5)を個々のノズルに印加する手段を備えたこ
とを特徴とする。
の直前に印加する吐出予備波形(図5)の電圧が、吐出
波形の電圧よりも大きく、かつ電圧勾配が小さい波形で
あることを特徴とする。ここでいう電圧が大きいとはイ
ンクチャンバ(図2,4)内体積変化量が大きいことを
意味する。
り吐出休止後に再び行われる吐出動作の直前に印加され
る吐出予備波形(図5)の電圧が異なることを特徴とす
る。ここでいう電圧が異なるとはインクチャンバ(図
2,4)内体積変化量が異なることを意味する。
連続吐出状態のような常にインクがインク流路系内で流
動している状態に比べ、インクチャンバ内のインクは隣
接分子間、隣接粒子間に作用する2次結合力が大きい状
態となっている。吐出休止時間経過後に再吐出動作を行
う直前にインクチャンバ内体積を増減させることによっ
て、インク流路系内に充填されているインクを流動させ
前記2次結合力を連続吐出時と同レベルにする効果があ
り、吐出休止後の再吐出でのインク滴飛翔特性を連続吐
出時と同等にすることを可能としている。
発生するインクの隣接分子間、隣接粒子間に作用する2
次結合力の差を、吐出停止時間の長さによって再び吐出
動作を行う直前のインクチャンバ内体積変化の量を制御
することによって、吐出休止時間の長短に関わらず同等
にすることができ、安定したインク滴吐出特性を得るこ
とを可能としている。
りノズル孔付近のインクが局部的に揮発成分の蒸発によ
って粘度が上昇した場合においても、吐出休止後の再吐
出動作を行う直前にインクチャンバ内体積を大きく増減
させることによって、インク流路系内に充填されたイン
クを攪拌する効果があり、吐出休止後の再吐出でのイン
ク滴吐出特性を連続吐出時と同等にすることを可能とし
ている。
に圧電素子を振動させるのではなく、吐出動作を行う直
前に選択的に圧電素子を振動させることが可能であり、
圧電素子の振動回数を抑えることができ、音響波発生部
である圧電素子及び、ヘッド積層体の寿命を不必要に縮
めることが無い効果がある。
に圧電素子を振動させるのではなく、吐出動作を行う直
前に選択的に圧電素子を振動させることが可能であり、
最低限の消費電力でノズル孔から吐出されるインク滴を
常に均一かつ、安定に吐出させることができる効果があ
る。
プリンタ用ヘッドの駆動方法の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。
式プリンタ用ヘッドの一例をノズルプレート側からの視
野で図示する。インク滴を吐出させるノズル孔1は、ブ
ラック、シアン、マジェンタ、イエローの色毎に列で配
設されている。図1中の矢視A−Aの断面図を図2に、
矢視B−Bでの断面図を図3に示す。インク滴が吐出さ
れるノズル孔1がノズルプレート2に貫通して配設され
ている。インクチャンバ4と供給孔11とはノズル孔1
に対して個々に配設されており、インク流路系を形成し
ている。
極(9−1,9−2)を例えば20μm〜50μmの圧
電体材料を介するギャップで積層された積層圧電素子で
あり、ノズル孔1個々に対応して駆動することが出来る
よう駆動圧電素子柱6と支持圧電素子柱7とはスリット
加工溝により独立駆動を可能としている。このスリット
加工溝は積層部よりも深い溝で加工されたものである。
振動板8に接着されており、駆動圧電素子柱6は、例え
ばd33モードの電歪により振動板8を変形させ、イン
クチャンバ4内の圧力を増減させることによりインク滴
を吐出するに必要なエネルギを発生するものであり、支
持圧電素子柱7は、ヘッド積層体10の剛性を向上さ
せ、インク流路系の圧力損失を抑え、隣接しあうインク
チャンバ4間での干渉を低減させる効果をもつ。
電位差を印加した場合はインクチャンバ4内の体積を減
少させる方向に歪み、分極方向と逆方向の電位を印加し
た場合はインクチャンバ4内の体積を増加させる方向に
歪む。また、駆動圧電素子柱6は、分極方向と同方向の
電位差を印加した後、印加した電位差を減少させること
によって、分極方向と逆方向の電位を印加した場合にお
けるインクチャンバ4内の体積の増加と同様の動作を行
うことができる。
変形を利用した圧電素子2においても、d33モードと
は歪み形態は異なるものの、駆動圧電素子柱6は、分極
方向と同方向の電位差を印加した場合はインクチャンバ
4内の体積を減少させる方向に歪み、分極方向と逆方向
の電位を印加した場合はインクチャンバ4内の体積を増
加させる方向に歪むといったインクチャンバ4内の圧力
を増減させる原理は同じである。
から図視したものと、同期したメニスカス位置変化およ
び印加電圧(インクチャンバ4内体積)変化を図6に示
す。ここでは、メニスカス位置制御と、音響波制御を併
用して極めて微小なインク滴を吐出させた場合の一実施
例について説明する。
ンクチャンバ4側に凹んで曲面を成しているとする。凹
み量は、ノズル孔形状、インク表面張力およびインクカ
ートリッジから発生される静的な負圧量などにより決定
される。本発明の実施例においては、ノズル開孔直径2
7μm、インク表面張力33dyne/cm、インクカ
ートリッジから発生される静的な負圧は−40mmH2
Oとする。
4(2μs)で、駆動圧電素子柱6に印加する電圧を0
Vまで低下させ、期間T5(7μs)間で、駆動圧電素
子柱6に印加された電圧(0V)を保持する工程がメニ
スカス制御である。この動作でインクチャンバ4内体積
を増加させ、メニスカスを初期位置よりインクチャンバ
4側に凹ませる。
持された電圧(0V)を10Vまで上昇させ、急激にイ
ンクチャンバ4内体積を減少させることにより吐出エネ
ルギーを印加する。期間T7(3μs)で、期間T6で
上昇した電圧(10V)を保持して、期間T8(20μ
s)で、インクチャンバ4内の体積を初期状態(電圧6
V)に戻すことにより、インクチャンバ4内体積減少で
発生する音響波とは逆の音響波をインクチャンバ4内体
積増加によって発生させ、インク柱の切れを促進させる
音響波制御工程と共に、メニスカスの毛細管力によりイ
ンク滴として吐出された体積分のインクをインクプール
12よりインク流路系へ充填する。
期間に分けることができる。第1の期間は、メニスカス
位置制御期間43であり、上記の説明では、期間T4
(2μs)で電圧を0Vまで低下させ、期間T5(7μ
s)間電圧を保持し、インクチャンバ4内体積を増加さ
せ、メニスカスを初期位置よりインクチャンバ4側に凹
ませている。
り、期間T6(1μs)で電圧を10Vまで上昇させ、
急激にインクチャンバ4内体積を減少させることにより
吐出エネルギーを印加している。
あり、音響波制御工程とともに、メニスカスの毛細管力
によりインク滴として吐出された体積分のインクをイン
クプール12よりインク流路系へ充填している。これら
3期間の繰り返しにより、インク滴の吐出動作が行わ
れ、被記録媒体上に画像が形成される。
エネルギーを印加する直前に、駆動圧電素子柱6に印加
する電圧を低下させることにより、インクチャンバ4内
を減圧すると、メニスカス19位置がインクチャンバ4
方向に引き込まれる。引き込まれた状態で駆動圧電素子
柱6に印加する電圧を上昇させ、吐出エネルギーを印加
すると、引き込み動作を行わない場合と比較して非常に
微小なインク滴を吐出させることが可能である。この引
き込み量が大きいほど吐出されるインク滴量は減少す
る。
形状により限界があり、この限度を越えるとインク滴の
吐出特性は不安定となる。また、吐出エネルギーの印加
タイミングをインク流路系の固有音響周期のタイミング
に合わせることにより、よりエネルギー効率よくインク
滴を吐出させることができる。
波制御とは、吐出エネルギー印加後の、インクチャンバ
4内加圧保持期間T7をインク流路系がもつ固有音響周
期の1/2以下の時間帯内に設定することである。吐出
エネルギー印加期間T6で発生した音響エネルギーがノ
ズル孔1へ伝達し終わる以前にインクチャンバ4内減圧
動作T8を行うことによって、形成されたインク柱18
とメニスカス19の分離を促進させ、非常に微小なイン
ク滴を形成することである。
おけるメニスカス位置制御や、インク滴吐出期間44に
おける音響波制御を単独で使用するのでは得られるイン
ク滴の微小滴径には限界がある。インク滴吐出期間43
におけるメニスカス位置制御とメニスカス位置制御期間
44における音響波制御とを併用することによって、こ
こでは径27μmのノズル孔から微小な球径20μm以
下のインク滴を吐出させることが可能となる。
に示すプリントヘッドをインクカートリッジ21と共に
キャリア23に搭載し、モータ22の動力により被印刷
媒体24上で走査させる。インクカートリッジ21交換
時や、長期間プリンタ装置に電源を入れなかった場合或
いは、印刷によりプリントヘッド20が一定走査回数動
作を行った場合には、ヘッドメンナンス機構25部でロ
ーラポンプによるインクの強制吸引や、吐出電圧印加に
よる強制吐出によりインク流路系内のインクの一部又
は、全部を排出させるインクリフレックス動作を行う場
所がある。
リッジ21交換時や長期間プリンタ装置に電源を入れな
かった場合においては、ローラポンプでのインクの強制
吸引と強制吐出を併用して行い、印刷中ではプリントヘ
ッド20走査を複数回、例えば往復5回行う毎に強制吐
出のみを行うという方法が印刷速度、インク滴の吐出特
性劣化防止及び、搭載インクの消費低減などの観点から
適正であると考えられる。
ル孔1が列方向に配設される分の幅の印刷が被印刷媒体
24に行われる。また、印刷解像度が列方向でノズル孔
1間ピッチ以上の場合、複数回走査動作が行われること
になる。プリントヘッド20の印刷走査時間は印刷解像
度をNx[dpi](ドット/インチ)、プリントヘッ
ド20の駆動周波数をHf[Hz]、走査方向の印刷長
をLx[インチ]とした場合、(Nx × Lx)/H
f[秒]となる。
ド20を用い、1,200[dpi]でA4サイズの用
紙に印刷を行った場合、片方向印字走査で約1秒、両方
向走査の場合、約2秒かかることになる。当然ではある
が少なくとも、プリントヘッド20が走査している約2
秒間は、ヘッドメンテナンス部25でのインクリフレッ
クス動作は行うことはできない。実際はモータ22の加
速領域の確保、リバース停止などのため、往復走査にか
かる時間はさらに長くなる。
もとに、プリンタ装置内に組み込まれたコントローラま
たは中央演算処理装置により、多数配設されたノズル孔
1個々に対応したインク滴の駆動タイミング信号を出力
し、また、階調印字を行う場合には、同時に任意の滴量
と吐出させるための波形の選択信号を駆動回路に図5に
示すような駆動信号を出力し、駆動タイミング信号をも
とに、駆動圧電素子柱6に任意のタイミングで任意の吐
出波形を印加してインク滴を吐出し、被印刷媒体上に画
像を形成する。
グ信号は、例えばノズルA駆動タイミング信号や、ノズ
ルB駆動タイミング信号のようなインク滴を吐出しない
吐出休止時間Tsを多く有している。
が図5のようなタイミングの場合、吐出休止時間Ts
(A)が存在した場合、吐出休止期間に吐出予備波形A
の出力を決定する処理を行う。よって、駆動回路よりノ
ズル孔Aに対応した駆動圧電素子柱6に出力印加される
電圧波形はノズルA吐出波形になる。同じように、ノズ
ルBの場合には駆動タイミング信号をもとに、吐出休止
時間Ts(B1)、Ts(B2)が存在するため、駆動
回路よりノズル孔Bに対応した駆動圧電素子柱6に出力
印加される電圧波形はノズルB吐出波形になる。以上の
動作を配設されたノズル数分の処理が行われる。
出休止波形(吐出休止時間Ts/プリントヘッド駆動周
期)数をカウンタ回路、または、タイマ回路からの情報
をもとに、圧電素子に印加される吐出予備波形の電圧値
を決定する回路を有している。
して本発明の実施の形態における動作例を詳細に説明す
る。
ノズル孔1よりインク滴が吐出されるプリントヘッド2
0において、画像データをもとに、コントローラまたは
中央演算処理装置により各ノズル孔1の駆動タイミング
信号が出力される。1駆動周期分以上の吐出休止時間T
sを有するノズルに対して、吐出休止後に再び吐出波形
を印加する直前に、電圧勾配の大きい吐出予備波形を印
加することによりインクチャンバ4内の体積を変化させ
るプロセスを入れる。
子3への印加波形、インクチャンバ4内体積変化および
メニスカス振動を測定したものである。圧電素子3への
印加電圧はここでは6Vのバイアス電圧が印加されてお
り、吐出休止時間が存在した場合、吐出予備波形が印加
される。期間T1(50μs)では、圧電素子3に印加
される電圧を21Vまで除々に大きくしていき、インク
チャンバ4内体積を減少させる。
を減少させたときに比べ、早い体積変化でインクチャン
バ4内体積を増加させる。この時の体積変化によりメニ
スカスは大きく振動し、この動作でインク流路系のイン
クを流動させる。期間T2で発生したメニスカスの振動
が十分に減衰した後に吐出波形を印加する。
する動作(期間T4)でメニスカスを引き込ませ、期間
T6でインク滴吐出エネルギーを印加する。その後、期
間T8で電圧をバイアス電圧に戻す。その際、吐出した
分のインクがインクプールよりインク流路系へリフィル
される。
クチャンバ4内の体積を変化させているのに対して、イ
ンク滴吐出では期間T6での電圧高低差10Vでインク
チャンバ4内の体積変化で行っている。特にメニスカス
制御や、音響波制御を使用した場合、吐出予備波形での
期間T2における電圧高低差は吐出波形での期間T6に
おける電圧高低差よりも大きくする必要がある。
のである。これは、インク滴を連続吐出させた後、吐出
停止時間Tsをおいて再び駆動波形を印加し、その時の
インク粒子速度を測定したものである。予備吐出波形を
印加しなかった場合、再吐出時の速度は吐出停止時間T
sが長くなるにつれて大きく低下するのに対して、吐出
予備波形を印加した場合において速度低下率は極めて小
さいことがわかる。
出されるインク滴の状態を観察すると、図8によれば、
流動量が0の状態18、もしくは、メニスカス部の局部
的な増粘状態時にインク滴を吐出させると、インク柱が
形成されるときにノズル開孔部エッジの一部に引きつけ
られる状態となり、インク主滴17の形状が不安定にな
り、形成されるサテライト滴16の飛翔方向が不規則に
なるなどの不安定要素を含んだインク滴吐出特性となる
ことが観察された。
振動、インク滴速度はレーザドップラ振動計、ストロボ
観察などで用い、インク滴の吐出観察は高速ビデオカメ
ラを用いて測定した。
説明する。
クチャンバ4内の体積を吐出しない程度の電圧勾配で駆
動圧電素子柱6に印加する電圧を徐々に減少させること
によって吐出休止時間中に徐々にインクチャンバ4内の
体積を増加させ、インクチャンバ4内のインクを流動さ
せている。
ンクチャンバ4内の体積を増加させるのではなく、再吐
出波形を印加する1駆動周期前に吐出予備波形を印加す
る形態である。この実施例では、吐出予備波形を1種類
の駆動波形として圧電素子に印加するようになってお
り、吐出休止時間をカウントすることにより電圧の異な
る波形を印加している。
り、吐出予備波形として、インクチャンバ4内の体積を
減少させたのち増加させているものである。
波形をもつことが困難な場合、吐出休止時間の長さにあ
わせて、吐出予備波形印加数を制御するものである。
バイアス電圧以下にした後、さらにバイアス電圧以上に
することにより、プリンタ装置電源に負荷を掛けずに、
より大きな電圧高低差を得ることができインクチャンバ
4内の体積変化量を大きくすることもできる。
ベルで分極方向とは異なる電位を印加することにより発
生する変位を利用することも可能であり、いままで述べ
てきた実施例と併用することによりさらにインクチャン
バ4内の体積変化量を得ることが可能になる。
吐出休止後の再吐出波印加の以前に、インクチャンバ内
の体積を変化させる工程が含まれることを特徴としてい
るため、これらに限定されるものではない。
によれば、メニスカス位置制御や、音響波制御などを用
い、微小な球径のインク滴を吐出させようとしたとき、
プリントヘッドユニット走査中において画像データある
いはキャリア位置に起因する吐出休止時間が存在した場
合、吐出休止後から再び吐出動作が行われた時のインク
滴吐出特性の均一性、安定性を実現することができ高品
位な印刷画質を得ることができる。
ピ的挙動を持つインクでは、インク滴の連続吐出時と吐
出休止時とではインク流路系に充填されているインクは
隣接分子間、隣接粒子間に作用する2次結合力に差が生
じている。これは、連続吐出時の場合、インク滴はノズ
ル孔より常に吐出され、吐出されたインク滴体積分のイ
ンクがインクプールより供給されてインク流路系内のイ
ンクは流動している状態にあり、これに対して、吐出休
止時におけるインク流路系内ではインクプールからのイ
ンクの供給はなく、ほとんど流動状態にはないことによ
って生じる差であり、吐出休止時間が存在した場合に、
再び吐出動作を行う直前にインクチャンバ内体積を変化
させることによって、吐出休止後の再吐出時における前
記2次結合力を連続吐出時と同レベルにすることができ
るためである。
近のインク粘度が上昇した場合、吐出休止後から再び吐
出動作が行われた時のインク滴吐出特性の均一性、安定
性を実現することができ高品位な印刷画質を得ることが
できる。
したインクを吐出波形を印加する以前にインクチャンバ
内体積を変化させることによって攪拌し、局部的な増粘
を解消することできるためである。
子の寿命を不必要に縮めることが無く、さらには、消費
電力の削減を実施しつつ、ノズル孔から吐出されるイン
ク滴を常に均一かつ、安定に吐出させることができる。
素子を振動させるのではなく、吐出動作を行う直前に選
択的に圧電素子を振動させ、圧電素子の振動回数を大き
く抑えることができるためである。
プリンタ用プリントヘッドをノズルプレート側から図示
したものである。
視図である。
加タイミング図である。
カス位置との関係を示す図である。
示す図である。
滴吐出状態を示す図である。
27)
駆動装置および方法
クジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および方法に
関し、特に、画像データをもとにノズル孔から吐出され
るインク滴を安定に吐出させ、高品質な印刷を可能とす
るインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置および
方法に関する。
ンク滴の吐出方法で分類した場合、常にインク滴を連続
噴射し、画像形成に必要なインク滴のみを被印刷媒体に
着弾させるコンティニュアス方式を採用するものと、画
像形成に必要なインク滴のみを選択的に吐出させるオン
デマンド方式を採用するものとが知られている。
ヘッドは、画像データに基づいて微小なインク滴の吐出
動作制御を有するノズル孔を含む機構を少なくとも1つ
有している。オンデマンド方式におけるインク滴の吐出
方法として、個々のノズル孔毎に配設されたインクチャ
ンバ内に配設された個々のノズル孔毎の圧力発生手段を
用いて音響波を発生させることによりノズル孔からイン
ク滴を被印刷媒体に向かって吐出させている。
方法として、インクチャンバ壁における少なくとも一部
を電気機械変換体により変形させることにより音響波を
発生させ、その音響エネルギーでインク滴を吐出させる
方法がある。または、個々のノズル孔毎に配設されたイ
ンクチャンバ内に電気熱変換体を配設し、その電気熱変
換体によりインク滴を加熱気化させる発泡現象によって
音響波を発生させ、その音響エネルギーでインク滴を吐
出させる方法等がある。
リンタ装置は、インク滴を吐出するノズル孔を多数配設
したプリントヘッドユニットをインクカートリッジとと
もにキャリアに搭載し、モータの動力により被印刷媒体
上を(非接触)走査させている。そしてこのとき、画像
データに基づいたタイミングでノズル孔よりインク滴を
吐出し、被印刷媒体上にインク滴を付着させ、この付着
させたインクドットにより被印刷媒体上に画像を形成さ
せている。
場合、プリントヘッドのハード面におけるノズル孔の多
数配設化や、単ノズル孔当たりのインク滴吐出周波数
(印字周波数)の高速化をインクカートリッジからノズ
ル孔先端部に至るまでの総インク流路形状の最適設計に
より、この印刷の高速化を実現している。
いられるインクは水性インクと非水性インクとの大きく
二つに分けられる。水性インクと非水性インクとの長所
をそれぞれ比較した場合、水性インクの長所として、
(1)物性の設計範囲が広くインク滴吐出特性の安定性
が高い、(2)主媒体が水であるため揮発による物性変
化が小さい、(3)安全性、安定性に優れ、取り扱いが
容易である、(4)紙面上のドット発色性に優れる、等
の長所が挙げられる。
は、(1)被印刷媒体を広範囲に設定できる、(2)被
印刷媒体上でのインク定着性に優れ、かつにじみが少な
い、(3)印刷物の耐水性に優れる、等の長所が挙げら
れる。
印刷物の品質、そしてプリントヘッドの信頼性の面か
ら、水系インクが主流となっている。
等の着色剤、その他にインク物性調整溶剤として、界面
活性剤、ph調整剤、高沸点剤やその他多種にわたる溶
剤が混合しており、溶剤はインク物性値とプリントヘッ
ド構造設計の両面から多種溶剤同士それぞれの相乗効果
を考慮した添加比で決定されている。
の差異は避けられず、色種によっては、特殊可溶化剤な
どの溶剤を必要とする。従って、インク色種によって添
加溶剤の種類、量が異なり、インク物性および安定性が
色種によって異なることは避けられない。また、より鮮
明な印刷物を得るには被印刷媒体上での印刷濃度を高く
するため、着色剤の含有比の増加などが実施されてい
る。
いられるインクにおいては、インクの表面張力とインク
カートリッジから発生される負圧により、ノズル孔内で
メニスカスと呼ばれる曲面形状で大気の界面を持つ。ゆ
えに、メニスカス近郊部でインク中の揮発成分の蒸発が
起こり、メニスカス近郊部で局部的にインク諸物性が変
化(特に粘度の上昇)する。
物性の変化によって、以下のような問題点が発生する。
インク滴吐出休止状態が長期に渡った後にインク滴を再
び吐出させようとした場合、インク滴の吐出状態は不良
状態となり易く、特には、インク滴量の変化、インク滴
速度の低下、そして飛翔方向安定性の悪化などが発生
し、その結果、印刷画品質の低下を招く。さらに状態の
悪化が進むと、ノズル孔が詰まり、インク滴が吐出しな
い現象にまで到り、印刷画品質に致命的な欠陥を招くこ
ともあり得る。
(特にインク揮発成分の蒸発による固化)を回復、回避
する手段として、多くのプリントヘッドメンテナンス方
法が提案されている。ここで、インク諸物性変化による
インクの固化を防止する従来技術について具体的に説明
する。
1576号公報に、ピエゾ素子を駆動することにより飛
翔液滴を形成して記録を行うインクジェット記録方法に
おいて、印字休止時に飛翔液滴の形成に必要な閾値電圧
以下でピエゾ素子を駆動させるインクジェット記録方法
が開示されている。
に使用される電気機械変換体(圧電素子)をインク滴が
吐出しない程度の電圧で駆動させてメニスカスに微振動
を与え、インクの固化を防止している。
ントヘッドから被記録材へインクを吐出させて記録を行
うインクジェット記録装置において、非記録状態が所定
時間経過した後、次の記録の初期の吐出エネルギーを通
常時よりも増大させるエネルギー増加手段を有する構成
を採用するインクジェット記録装置が開示されている。
出されるインク滴の特性(速度、量など)を連続吐出時
に近づける方法として、吐出休止状態が所定時間以上続
いた場合、吐出休止後のインク滴吐出には連続吐出時よ
りも大きな吐出エネルギーを印加している。
従来技術における第1の問題点として挙げられるものが
ある。ノズル開孔径よりも大きな球径のインク滴を吐出
させる場合には、インク滴吐出特性に十分なマージンを
持たせることができるため、従来技術を用いての安定吐
出は可能であった。しかし、メニスカス位置制御や音響
波制御を用いて、より微小なインク滴を吐出させようと
した場合、均一かつ安定吐出を行うには困難であり、吐
出休止期間が一定時間存在すると、吐出休止後に吐出さ
れるインク滴吐出特性は速度低下、量減少、飛翔状態不
安定などの特性劣化を招き、被印刷媒体上でのインク滴
着弾位置のずれ、形成されるインクドット径の不均一、
不安定なサテライト滴により発生する飛散着弾などによ
る画像品質低下を招くといった問題点があった。
場合、その手段としてメニスカス制御や音響制御などの
方法が用いられるが、特に微小インク滴吐出特性に対し
てはメニスカス位置およびメニスカス挙動による影響度
が非常に大きいからである。
るインクは、主媒体が水である水系インクの場合におい
ても、水系インクは微弱ではあるがチキソトピロ的挙動
である揺変性を有しており、走査中という短時間内にお
いても吐出休止時間が存在した場合、前記のメニスカス
位置制御段階において、インク流路系におけるインク流
動量の差によりチキソトピロ的挙動である揺変性は無視
できないレベルにあり、従来技術の回復動作ではこの点
を考慮していなかったため微小なインク滴を安定に吐出
させることは困難であったことがその理由である。
流動量の差を誘因すると考えられる状態として、例え
ば、連続吐出状態では常にインク滴はノズル孔より吐出
され、ノズル孔部へは、インクプール内のインクが供給
孔、インクチャンバを介してノズル孔へ流入しているの
に対し、吐出休止期間ではインク流入が停止されるので
インクの流動は0になるといった二つの状態を想定する
ことができる。
いて、メニスカス付近部のインクは揮発成分の蒸発によ
り局部的に粘度の上昇が起こり、各制御時に印加される
エネルギーの損失によりメニスカス挙動、インク柱形成
に差が生じてしまうことがその理由である。
続吐出の場合では常にノズル孔よりインク滴の吐出(排
出)とインクリフィルにより、メニスカス近郊部のイン
クは、インクプールから供給孔、インクチャンバを介し
て常に新しいインクに置換されているのに対し、吐出休
止期間では新しいインクへの置換は行われない。従っ
て、メニスカス付近部のインクに局部的な粘度の上昇を
誘因してしまうといったことが考えられる。
ク滴量は更なる均一細分化された制御が要求されるため
である。
て、メニスカス位置制御や音響波制御を用いて微小なイ
ンク滴を吐出させようとした場合、インク滴吐出動作に
おいて印加する電圧よりも低いレベルの電圧でメニスカ
スあるいはインクチャンバに振動を与えても不十分であ
り、吐出休止後に吐出されるインク滴の特性劣化を回避
することは困難である。さらには、インク滴吐出動作に
印加する電圧よりも低レベルな電圧において電圧勾配を
高め、インクチャンバ内体積の増減圧速度を上げたとし
ても効果は小さく、必要とされる精度でのインク滴吐出
特性を得ることができないといった問題点があった。
制御によりノズル孔径よりも小さい球径のインク滴を吐
出する場合、このときのインク滴吐出動作に必要な電圧
素子変位量は極めて小さく、インク滴吐出電圧以下の電
圧レベルでは、連続吐出時のインク滴吐出特性と同特性
で飛翔させるのに圧電素子に十分なインク流動が発生す
る変位量を、吐出休止時からの再インク吐出においては
得ることができない。また、吐出休止状態からの回復に
は、瞬間的な音響波よりも大きなインク粒子の移動が伴
う動作を加えることがより効果的であるためである。
して、吐出休止時にヘッドの駆動周波数で常に微振動を
発生させる工程によって不要な圧電素子の駆動回数が激
増し、圧電素子を含めたヘッド自体の寿命が短くなると
いった問題点があった。
合、積層圧電素子内の対向内部電極間の圧電材料に歪み
が生じる。これは積層圧電素子の場合、配線の都合上に
より対向内部電極が存在せず、いわゆる不活性部が構造
上存在し、活性部と不活性部との境界面で大きな内部応
力を発生するからである。そして、圧電圧力に内部応力
がかかる振動を不必要に与えることは圧電素子の寿命を
縮めることとなり、それと同時に、ヘッド積層体におい
ても、圧電素子の振動により各プレート積層間で剥離な
どの破損が生じやすくなり寿命を縮めることになる。ま
た、バイモルフ素子では不活性プレートおよび圧電プレ
ートのたわみにより発生する応力により寿命が縮むとい
ったことにある。
であり、メニスカス位置制御や音響波制御等を用いて微
小なインク滴を吐出させようとし場合、ヘッドユニット
走査中において画像データあるいはキャリア位置に起因
する吐出休止時間が存在した場合吐出休止後から再び吐
出動作が行われた時のインク滴吐出特性の均一性、安定
性を実現し、高品質な印刷画質を得ることができるイン
クジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法を提供するこ
とを目的とする。
電素子およびヘッド積層体の寿命を不必要に縮めること
がなく、さらに、消費電力の削減を実施しつつ、ノズル
孔から吐出されるインク滴を常に均一かつ安定的に吐出
させることができるインクジェット式プリンタ用ヘッド
の駆動方法を提供することを目的とする。
めに、請求項1記載の発明は、画像データを基にノズル
孔からオンデマンドでインク滴を吐出させることにより
印刷を行うインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装
置において、画像データに基づいてインクジェット式プ
リンタ用ヘッドのノズル孔に対応したインクチャンバ内
の圧力の増減を制御するための電気機械変換体に電圧を
印加する電圧印加手段と、ノズル孔に対して、吐出休止
時間の各々の長さを画像データに基づいて検出する吐出
休止期間長検出手段と、吐出休止期間長検出手段により
検出された吐出期間の長さに基づいて、吐出休止期間の
後のインク滴吐出再開の前に電気機械変換体に印加され
るべき吐出予備電圧波形を決定、または選択する吐出予
備電圧波形決定手段と、吐出予備電圧波形決定手段によ
り決定または選択された吐出予備電圧波形を電気機械変
換体に印加する吐出予備電圧波形印加手段とを有するこ
とを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形決定手段は、吐出予備電
圧波形における電圧高低差を、吐出電圧波形における電
圧高低差より大きく設定することを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形決定手段は、吐出休止期
間の長さをインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動周
期に基づいて休止周期数を算出し、この吐出休止周期数
に基づいて吐出予備電圧波形の決定または選択を行うこ
とを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形は、吐出休止期間の後の
吐出電圧波形の印加再開の直前に、電気機械変換体に印
加されることを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形は、吐出電圧波形の印加
再開の1プリンタヘッド駆動周期前に、電気機械変換体
に印加されることを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形は、吐出電圧波形の印加
再開の2プリンタヘッド駆動周期前に、電気機械変換体
に印加されることを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形決定手段は、吐出予備電
圧波形の印加によるインクメニスカス振動が吐出電圧波
形の印加再開の前には十分減衰するように、吐出予備電
圧波形の決定または選択を行うことを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形において、吐出休止期間
の間にインクチャンバの体積が経時的に減少するように
電圧が電気機械変換体のバイアス電圧から経時的に増加
され、吐出電圧波形の印加再開の直前にバイアス電圧に
戻されることを特徴とする。
明において、吐出予備電圧波形において、吐出休止期間
の間にインクチャンバの体積が経時的に増加するように
電圧が電気機械変換体のバイアス電圧から経時的に減少
され、吐出電圧波形の印加再開の直前にバイアス電圧に
戻されることを特徴とする。
発明において、バイアス電圧に戻される際の吐出予備電
圧波形が、インクチャンバの体積減少によるインク滴吐
出が起こらないように設定されることを特徴とする。
発明において、吐出予備電圧波形において、吐出電圧波
形の印加再開の直前に、インクチャンバの体積が増加す
るよう電気機械変換体のバイアス電圧より低い電圧まで
減少させ、バイアス電圧に戻すことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形における電圧高低差
が吐出休止期間の長さに基づいて設定されることを特徴
とする。
発明において、吐出予備電圧波形において、吐出電圧波
形の印加再開の直前に、インクチャンバの体積が減少す
るよう電気機械変換体のバイアス電圧より高い電圧まで
増加させ、バイアス電圧に戻すことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形における電圧高低差
が吐出休止期間の長さに基づいて設定されることを特徴
とする。
発明において、吐出予備電圧波形において、インクチャ
ンバの体積が増加するよう電気機械変換体のバイアス電
圧より低い電圧まで減少させ、次にバイアス電圧より高
い電圧まで増加させることを特徴とする。
発明において、吐出予備電圧波形において、インクチャ
ンバの体積が減少するよう電圧機械変換体のバイアス電
圧より高い電圧まで増加させ、次にバイアス電圧より低
い電圧まで減少させることを特徴とする。
発明において、吐出予備電圧波形決定手段が、吐出休止
期間の長さに基づいて回数Nを決定し、吐出予備電圧波
形において、吐出電圧波形の印加再開の直前に、インク
チャンバの体積が増加するよう電気機械変換体のバイア
ス電圧より低い電圧まで減少させバイアス電圧に戻すこ
とを、N回繰り返すことを特徴とする。
発明において、吐出予備電圧波形決定手段が、吐出休止
期間の長さに基づいて回数Nを決定し、吐出予備電圧波
形において、吐出電圧波形の印加再開の直前に、インク
チャンバの体積が減少するよう電気機械変換体のバイア
ス電圧より上まで電圧を増加させバイアス電圧に戻すこ
とを、N回繰り返すことを特徴とする。
にノズル孔からオンデマンドでインク滴を吐出させるこ
とにより印刷を行うインクジェット式プリンタ用ヘッド
の駆動方法において、画像データに基づいてインクジェ
ット式プリンタ用ヘッドのノズル孔に対応したインクチ
ャンバ内の圧力の増減を制御するための電気機械変換体
に電圧を印加する電圧印加工程と、ノズル孔に対して、
吐出休止時間の各々の長さを画像データに基づいて検出
する吐出休止期間長検出工程と、吐出休止期間長検出工
程において検出された吐出期間の長さに基づいて、吐出
休止期間の後のインク滴吐出再開の前に電気機械変換体
に印加されるべき吐出予備波形を決定、または選択する
吐出予備電圧波形決定工程と、吐出予備電圧波形決定工
程において決定または選択された吐出予備電圧波形を電
気機械変換体に印加する吐出予備電圧波形印加工程とを
有することを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形決定工程は、吐出予
備電圧波形における電圧高低差を、吐出電圧波形におけ
る電圧高低差より大きく設定することを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形決定工程は、吐出休
止期間の長さをインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆
動周期に基づいて休止周期数を算出し、この吐出休止周
期数に基づいて吐出予備電圧波形の決定または選択を行
うことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形は、吐出休止期間の
後の吐出電圧波形の印加再開の直前に、電気機械変換体
に印加されることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形は、吐出電圧波形の
印加再開の1プリンタヘッド駆動周期前に、電気機械変
換体に印加されることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形は、吐出電圧波形の
印加再開の2プリンタヘッド駆動周期前に、電気機械変
換体に印加されることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形決定工程は、吐出予
備電圧波形の印加によるインクメニスカス振動が吐出電
圧波形の印加再開の前には十分減衰するように、吐出予
備電圧波形の決定または選択を行うことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形において、吐出休止
期間の間にインクチャンバの体積が経時的に減少するよ
うに電圧が電気機械変換体のバイアス電圧から経時的に
増加され、吐出電圧波形の印加再開の直前にバイアス電
圧に戻されることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形において、吐出休止
期間の間にインクチャンバの体積が経時的に増加するよ
うに電圧が電気機械変換体のバイアス電圧から経時的に
減少され、吐出電圧波形の印加再開の直前にバイアス電
圧に戻されることを特徴とする。
の発明において、バイアス電圧に戻される際の吐出予備
電圧波形が、インクチャンバの体積減少によるインク滴
吐出が起こらないように設定されることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形において、吐出電圧
波形の印加再開の直前に、インクチャンバの体積が増加
するよう電気機械変換体のバイアス電圧より低い電圧ま
で減少させ、バイアス電圧に戻すことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形における電圧高低差
が吐出休止期間の長さに基づいて設定されることを特徴
とする。
の発明において、吐出予備電圧波形において、吐出電圧
波形の印加再開の直前に、インクチャンバの体積が減少
するよう電気機械変換体のバイアス電圧より高い電圧ま
で増加させ、バイアス電圧に戻すことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形における電圧高低差
が吐出休止期間の長さに基づいて設定されることを特徴
とする。
の発明において、吐出予備電圧波形において、インクチ
ャンバの体積が増加するよう電気機械変換体のバイアス
電圧より低い電圧まで減少させ、次にバイアス電圧より
高い電圧まで増加させることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形において、インクチ
ャンバの体積が減少するよう電圧機械変換体のバイアス
電圧より高い電圧まで増加させ、次にバイアス電圧より
低い電圧まで減少させることを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形決定手段が、吐出休
止期間の長さに基づいて回数Nを決定し、吐出予備電圧
波形において、吐出電圧波形の印加再開の直前に、イン
クチャンバの体積が増加するよう電気機械変換体のバイ
アス電圧より低い電圧まで減少させバイアス電圧に戻す
ことを、N回繰り返すことを特徴とする。
の発明において、吐出予備電圧波形決定手段が、吐出休
止期間の長さに基づいて回数Nを決定し、吐出予備電圧
波形において、吐出電圧波形の印加再開の直前に、イン
クチャンバの体積が減少するよう電気機械変換体のバイ
アス電圧より上まで電圧を増加させバイアス電圧に戻す
ことを、N回繰り返すことを特徴とする。
ドの駆動方法は、ヘッド走査中に吐出休止期間Ts(図
5)が存在した場合、吐出休止後から再びインク滴の吐
出動作が行われる直前に、吐出波形とは異なる吐出予備
波形(図5)を個々のノズルに印加する手段を備えたこ
とを特徴とする。
の直前に印加する吐出予備波形(図5)の電圧が、吐出
波形の電圧よりも大きく、かつ電圧勾配が小さい波形で
あることを特徴とする。ここでいう電圧が大きいとはイ
ンクチャンバ(図2,4)内体積変化量が大きいことを
意味する。
り吐出休止後に再び行われる吐出動作の直前に印加され
る吐出予備波形(図5)の電圧が異なることを特徴とす
る。ここでいう電圧が異なるとはインクチャンバ(図
2,4)内体積変化量が異なることを意味する。
連続吐出状態のような常にインクがインク流路系内で流
動している状態に比べ、インクチャンバ内のインクは隣
接分子間、隣接粒子間に作用する2次結合力が大きい状
態となっている。吐出休止時間経過後に再吐出動作を行
う直前にインクチャンバ内体積を増減させることによっ
て、インク流路系内に充填されているインクを流動させ
前記2次結合力を連続吐出時と同レベルにする効果があ
り、吐出休止後の再吐出でのインク滴飛翔特性を連続吐
出時と同等にすることを可能としている。
発生するインクの隣接分子間、隣接粒子間に作用する2
次結合力の差を、吐出停止時間の長さによって再び吐出
動作を行う直前のインクチャンバ内体積変化の量を制御
することによって、吐出休止時間の長短に関わらず同等
にすることができ、安定したインク滴吐出特性を得るこ
とを可能としている。
りノズル孔付近のインクが局部的に揮発成分の蒸発によ
って粘度が上昇した場合においても、吐出休止後の再吐
出動作を行う直前にインクチャンバ内体積を大きく増減
させることによって、インク流路系内に充填されたイン
クを攪拌する効果があり、吐出休止後の再吐出でのイン
ク滴吐出特性を連続吐出時と同等にすることを可能とし
ている。
に圧電素子を振動させるのではなく、吐出動作を行う直
前に選択的に圧電素子を振動させることが可能であり、
圧電素子の振動回数を抑えることができ、音響波発生部
である圧電素子及び、ヘッド積層体の寿命を不必要に縮
めることが無い効果がある。
に圧電素子を振動させるのではなく、吐出動作を行う直
前に選択的に圧電素子を振動させることが可能であり、
最低限の消費電力でノズル孔から吐出されるインク滴を
常に均一かつ、安定に吐出させることができる効果があ
る。
プリンタ用ヘッドの駆動方法の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。
式プリンタ用ヘッドの一例をノズルプレート側からの視
野で図示する。インク滴を吐出させるノズル孔1は、ブ
ラック、シアン、マジェンタ、イエローの色毎に列で配
設されている。図1中の矢視A−Aの断面図を図2に、
矢視B−Bでの断面図を図3に示す。インク滴が吐出さ
れるノズル孔1がノズルプレート2に貫通して配設され
ている。インクチャンバ4と供給孔11とはノズル孔1
に対して個々に配設されており、インク流路系を形成し
ている。
極(9−1,9−2)を例えば20μm〜50μmの圧
電体材料を介するギャップで積層された積層圧電素子で
あり、ノズル孔1個々に対応して駆動することが出来る
よう駆動圧電素子柱6と支持圧電素子柱7とはスリット
加工溝により独立駆動を可能としている。このスリット
加工溝は積層部よりも深い溝で加工されたものである。
振動板8に接着されており、駆動圧電素子柱6は、例え
ばd33モードの電歪により振動板8を変形させ、イン
クチャンバ4内の圧力を増減させることによりインク滴
を吐出するに必要なエネルギを発生するものであり、支
持圧電素子柱7は、ヘッド積層体10の剛性を向上さ
せ、インク流路系の圧力損失を抑え、隣接しあうインク
チャンバ4間での干渉を低減させる効果をもつ。
電位差を印加した場合はインクチャンバ4内の体積を減
少させる方向に歪み、分極方向と逆方向の電位を印加し
た場合はインクチャンバ4内の体積を増加させる方向に
歪む。また、駆動圧電素子柱6は、分極方向と同方向の
電位差を印加した後、印加した電位差を減少させること
によって、分極方向と逆方向の電位を印加した場合にお
けるインクチャンバ4内の体積の増加と同様の動作を行
うことができる。
変形を利用した圧電素子2においても、d33モードと
は歪み形態は異なるものの、駆動圧電素子柱6は、分極
方向と同方向の電位差を印加した場合はインクチャンバ
4内の体積を減少させる方向に歪み、分極方向と逆方向
の電位を印加した場合はインクチャンバ4内の体積を増
加させる方向に歪むといったインクチャンバ4内の圧力
を増減させる原理は同じである。
から図視したものと、同期したメニスカス位置変化およ
び印加電圧(インクチャンバ4内体積)変化を図6に示
す。ここでは、メニスカス位置制御と、音響波制御を併
用して極めて微小なインク滴を吐出させた場合の一実施
例について説明する。
ンクチャンバ4側に凹んで曲面を成しているとする。凹
み量は、ノズル孔形状、インク表面張力およびインクカ
ートリッジから発生される静的な負圧量などにより決定
される。本発明の実施例においては、ノズル開孔直径2
7μm、インク表面張力33dyne/cm、インクカ
ートリッジから発生される静的な負圧は−40mmH2
Oとする。
4(2μs)で、駆動圧電素子柱6に印加する電圧を0
Vまで低下させ、期間T5(7μs)間で、駆動圧電素
子柱6に印加された電圧(0V)を保持する工程がメニ
スカス制御である。この動作でインクチャンバ4内体積
を増加させ、メニスカスを初期位置よりインクチャンバ
4側に凹ませる。
持された電圧(0V)を10Vまで上昇させ、急激にイ
ンクチャンバ4内体積を減少させることにより吐出エネ
ルギーを印加する。期間T7(3μs)で、期間T6で
上昇した電圧(10V)を保持して、期間T8(20μ
s)で、インクチャンバ4内の体積を初期状態(電圧6
V)に戻すことにより、インクチャンバ4内体積減少で
発生する音響波とは逆の音響波をインクチャンバ4内体
積増加によって発生させ、インク柱の切れを促進させる
音響波制御工程と共に、メニスカスの毛細管力によりイ
ンク滴として吐出された体積分のインクをインクプール
12よりインク流路系へ充填する。
期間に分けることができる。第1の期間は、メニスカス
位置制御期間43であり、上記の説明では、期間T4
(2μs)で電圧を0Vまで低下させ、期間T5(7μ
s)間電圧を保持し、インクチャンバ4内体積を増加さ
せ、メニスカスを初期位置よりインクチャンバ4側に凹
ませている。
り、期間T6(1μs)で電圧を10Vまで上昇させ、
急激にインクチャンバ4内体積を減少させることにより
吐出エネルギーを印加している。
あり、音響波制御工程とともに、メニスカスの毛細管力
によりインク滴として吐出された体積分のインクをイン
クプール12よりインク流路系へ充填している。これら
3期間の繰り返しにより、インク滴の吐出動作が行わ
れ、被記録媒体上に画像が形成される。
エネルギーを印加する直前に、駆動圧電素子柱6に印加
する電圧を低下させることにより、インクチャンバ4内
を減圧すると、メニスカス19位置がインクチャンバ4
方向に引き込まれる。引き込まれた状態で駆動圧電素子
柱6に印加する電圧を上昇させ、吐出エネルギーを印加
すると、引き込み動作を行わない場合と比較して非常に
微小なインク滴を吐出させることが可能である。この引
き込み量が大きいほど吐出されるインク滴量は減少す
る。
形状により限界があり、この限度を越えるとインク滴の
吐出特性は不安定となる。また、吐出エネルギーの印加
タイミングをインク流路系の固有音響周期のタイミング
に合わせることにより、よりエネルギー効率よくインク
滴を吐出させることができる。
波制御とは、吐出エネルギー印加後の、インクチャンバ
4内加圧保持期間T7をインク流路系がもつ固有音響周
期の1/2以下の時間帯内に設定することである。吐出
エネルギー印加期間T6で発生した音響エネルギーがノ
ズル孔1へ伝達し終わる以前にインクチャンバ4内減圧
動作T8を行うことによって、形成されたインク柱18
とメニスカス19の分離を促進させ、非常に微小なイン
ク滴を形成することである。
おけるメニスカス位置制御や、インク滴吐出期間44に
おける音響波制御を単独で使用するのでは得られるイン
ク滴の微小滴径には限界がある。インク滴吐出期間43
におけるメニスカス位置制御とメニスカス位置制御期間
44における音響波制御とを併用することによって、こ
こでは径27μmのノズル孔から微小な球径20μm以
下のインク滴を吐出させることが可能となる。
に示すプリントヘッドをインクカートリッジ21と共に
キャリア23に搭載し、モータ22の動力により被印刷
媒体24上で走査させる。インクカートリッジ21交換
時や、長期間プリンタ装置に電源を入れなかった場合或
いは、印刷によりプリントヘッド20が一定走査回数動
作を行った場合には、ヘッドメンナンス機構25部でロ
ーラポンプによるインクの強制吸引や、吐出電圧印加に
よる強制吐出によりインク流路系内のインクの一部又
は、全部を排出させるインクリフレックス動作を行う場
所がある。
リッジ21交換時や長期間プリンタ装置に電源を入れな
かった場合においては、ローラポンプでのインクの強制
吸引と強制吐出を併用して行い、印刷中ではプリントヘ
ッド20走査を複数回、例えば往復5回行う毎に強制吐
出のみを行うという方法が印刷速度、インク滴の吐出特
性劣化防止及び、搭載インクの消費低減などの観点から
適正であると考えられる。
ル孔1が列方向に配設される分の幅の印刷が被印刷媒体
24に行われる。また、印刷解像度が列方向でノズル孔
1間ピッチ以上の場合、複数回走査動作が行われること
になる。プリントヘッド20の印刷走査時間は印刷解像
度をNx[dpi](ドット/インチ)、プリントヘッ
ド20の駆動周波数をHf[Hz]、走査方向の印刷長
をLx[インチ]とした場合、(Nx × Lx)/H
f[秒]となる。
ド20を用い、1,200[dpi]でA4サイズの用
紙に印刷を行った場合、片方向印字走査で約1秒、両方
向走査の場合、約2秒かかることになる。当然ではある
が少なくとも、プリントヘッド20が走査している約2
秒間は、ヘッドメンテナンス部25でのインクリフレッ
クス動作は行うことはできない。実際はモータ22の加
速領域の確保、リバース停止などのため、往復走査にか
かる時間はさらに長くなる。
もとに、プリンタ装置内に組み込まれたコントローラま
たは中央演算処理装置により、多数配設されたノズル孔
1個々に対応したインク滴の駆動タイミング信号を出力
し、また、階調印字を行う場合には、同時に任意の滴量
と吐出させるための波形の選択信号を駆動回路に図5に
示すような駆動信号を出力し、駆動タイミング信号をも
とに、駆動圧電素子柱6に任意のタイミングで任意の吐
出波形を印加してインク滴を吐出し、被印刷媒体上に画
像を形成する。
グ信号は、例えばノズルA駆動タイミング信号や、ノズ
ルB駆動タイミング信号のようなインク滴を吐出しない
吐出休止時間Tsを多く有している。
が図5のようなタイミングの場合、吐出休止時間Ts
(A)が存在した場合、吐出休止期間に吐出予備波形A
の出力を決定する処理を行う。よって、駆動回路よりノ
ズル孔Aに対応した駆動圧電素子柱6に出力印加される
電圧波形はノズルA吐出波形になる。同じように、ノズ
ルBの場合には駆動タイミング信号をもとに、吐出休止
時間Ts(B1)、Ts(B2)が存在するため、駆動
回路よりノズル孔Bに対応した駆動圧電素子柱6に出力
印加される電圧波形はノズルB吐出波形になる。以上の
動作を配設されたノズル数分の処理が行われる。
出休止波形(吐出休止時間Ts/プリントヘッド駆動周
期)数をカウンタ回路、または、タイマ回路からの情報
をもとに、圧電素子に印加される吐出予備波形の電圧値
を決定する回路を有している。
して本発明の実施の形態における動作例を詳細に説明す
る。
ノズル孔1よりインク滴が吐出されるプリントヘッド2
0において、画像データをもとに、コントローラまたは
中央演算処理装置により各ノズル孔1の駆動タイミング
信号が出力される。1駆動周期分以上の吐出休止時間T
sを有するノズルに対して、吐出休止後に再び吐出波形
を印加する直前に、電圧勾配の大きい吐出予備波形を印
加することによりインクチャンバ4内の体積を変化させ
るプロセスを入れる。
子3への印加波形、インクチャンバ4内体積変化および
メニスカス振動を測定したものである。圧電素子3への
印加電圧はここでは6Vのバイアス電圧が印加されてお
り、吐出休止時間が存在した場合、吐出予備波形が印加
される。期間T1(50μs)では、圧電素子3に印加
される電圧を21Vまで除々に大きくしていき、インク
チャンバ4内体積を減少させる。
を減少させたときに比べ、早い体積変化でインクチャン
バ4内体積を増加させる。この時の体積変化によりメニ
スカスは大きく振動し、この動作でインク流路系のイン
クを流動させる。期間T2で発生したメニスカスの振動
が十分に減衰した後に吐出波形を印加する。
する動作(期間T4)でメニスカスを引き込ませ、期間
T6でインク滴吐出エネルギーを印加する。その後、期
間T8で電圧をバイアス電圧に戻す。その際、吐出した
分のインクがインクプールよりインク流路系へリフィル
される。
クチャンバ4内の体積を変化させているのに対して、イ
ンク滴吐出では期間T6での電圧高低差10Vでインク
チャンバ4内の体積変化で行っている。特にメニスカス
制御や、音響波制御を使用した場合、吐出予備波形での
期間T2における電圧高低差は吐出波形での期間T6に
おける電圧高低差よりも大きくする必要がある。
のである。これは、インク滴を連続吐出させた後、吐出
停止時間Tsをおいて再び駆動波形を印加し、その時の
インク粒子速度を測定したものである。予備吐出波形を
印加しなかった場合、再吐出時の速度は吐出停止時間T
sが長くなるにつれて大きく低下するのに対して、吐出
予備波形を印加した場合において速度低下率は極めて小
さいことがわかる。
出されるインク滴の状態を観察すると、図8によれば、
流動量が0の状態18、もしくは、メニスカス部の局部
的な増粘状態時にインク滴を吐出させると、インク柱が
形成されるときにノズル開孔部エッジの一部に引きつけ
られる状態となり、インク主滴17の形状が不安定にな
り、形成されるサテライト滴16の飛翔方向が不規則に
なるなどの不安定要素を含んだインク滴吐出特性となる
ことが観察された。
振動、インク滴速度はレーザドップラ振動計、ストロボ
観察などで用い、インク滴の吐出観察は高速ビデオカメ
ラを用いて測定した。
説明する。
クチャンバ4内の体積を吐出しない程度の電圧勾配で駆
動圧電素子柱6に印加する電圧を徐々に減少させること
によって吐出休止時間中に徐々にインクチャンバ4内の
体積を増加させ、インクチャンバ4内のインクを流動さ
せている。
ンクチャンバ4内の体積を増加させるのではなく、再吐
出波形を印加する1駆動周期前に吐出予備波形を印加す
る形態である。この実施例では、吐出予備波形を1種類
の駆動波形として圧電素子に印加するようになってお
り、吐出休止時間をカウントすることにより電圧の異な
る波形を印加している。
り、吐出予備波形として、インクチャンバ4内の体積を
減少させたのち増加させているものである。
波形をもつことが困難な場合、吐出休止時間の長さにあ
わせて、吐出予備波形印加数を制御するものである。
バイアス電圧以下にした後、さらにバイアス電圧以上に
することにより、プリンタ装置電源に負荷を掛けずに、
より大きな電圧高低差を得ることができインクチャンバ
4内の体積変化量を大きくすることもできる。
ベルで分極方向とは異なる電位を印加することにより発
生する変位を利用することも可能であり、いままで述べ
てきた実施例と併用することによりさらにインクチャン
バ4内の体積変化量を得ることが可能になる。
吐出休止後の再吐出波印加の以前に、インクチャンバ内
の体積を変化させる工程が含まれることを特徴としてい
るため、これらに限定されるものではない。
によれば、メニスカス位置制御や、音響波制御などを用
い、微小な球径のインク滴を吐出させようとしたとき、
プリントヘッドユニット走査中において画像データある
いはキャリア位置に起因する吐出休止時間が存在した場
合、吐出休止後から再び吐出動作が行われた時のインク
滴吐出特性の均一性、安定性を実現することができ高品
位な印刷画質を得ることができる。
ピ的挙動を持つインクでは、インク滴の連続吐出時と吐
出休止時とではインク流路系に充填されているインクは
隣接分子間、隣接粒子間に作用する2次結合力に差が生
じている。これは、連続吐出時の場合、インク滴はノズ
ル孔より常に吐出され、吐出されたインク滴体積分のイ
ンクがインクプールより供給されてインク流路系内のイ
ンクは流動している状態にあり、これに対して、吐出休
止時におけるインク流路系内ではインクプールからのイ
ンクの供給はなく、ほとんど流動状態にはないことによ
って生じる差であり、吐出休止時間が存在した場合に、
再び吐出動作を行う直前にインクチャンバ内体積を変化
させることによって、吐出休止後の再吐出時における前
記2次結合力を連続吐出時と同レベルにすることができ
るためである。
近のインク粘度が上昇した場合、吐出休止後から再び吐
出動作が行われた時のインク滴吐出特性の均一性、安定
性を実現することができ高品位な印刷画質を得ることが
できる。
したインクを吐出波形を印加する以前にインクチャンバ
内体積を変化させることによって攪拌し、局部的な増粘
を解消することできるためである。
子の寿命を不必要に縮めることが無く、さらには、消費
電力の削減を実施しつつ、ノズル孔から吐出されるイン
ク滴を常に均一かつ、安定に吐出させることができる。
素子を振動させるのではなく、吐出動作を行う直前に選
択的に圧電素子を振動させ、圧電素子の振動回数を大き
く抑えることができるためである。
プリンタ用プリントヘッドをノズルプレート側から図示
したものである。
視図である。
加タイミング図である。
カス位置との関係を示す図である。
示す図である。
滴吐出状態を示す図である。
Claims (32)
- 【請求項1】 画像データをもとにノズル孔からオンデ
マンドでインク滴を吐出させることにより印刷を行うイ
ンクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置において、 インクチャンバ内の圧力の増減を制御するための電圧を
印加する電圧印加手段と、 該電圧値に基づいて電歪し、インクチャンバ内のインク
に圧力を印加する駆動圧電手段とを有することを特徴と
するインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項2】 前記電圧印加手段は、 インク吐出休止時間が存在したとき、インク吐出動作を
実行する前に前記駆動圧電手段に吐出予備波形として電
圧を出力することを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項3】 前記吐出予備波形は、 電圧高低差をもった波形であることを特徴とする請求項
2記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装
置。 - 【請求項4】 前記吐出予備波形における電圧高低差
は、 前記インク吐出動作時のインク吐出波形における電圧高
低差よりも大きな高低差とすることを特徴とする請求項
2または3記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの
駆動装置。 - 【請求項5】 前記吐出予備波形は、 インク吐出休止時間に応じて形成された波形であること
を特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のイ
ンクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項6】 前記吐出予備波形は、 プリンタヘッドのヘッド駆動周期に応じて形成された波
形であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1
項に記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装
置。 - 【請求項7】 前記吐出予備波形は、 前記インク吐出休止時間と前記ヘッド駆動周期とから算
出された吐出休止波形数に基づいて形成された波形であ
ることを特徴とする請求項6記載のインクジェット式プ
リンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項8】 前記圧電印加手段は、 インク吐出波形をもつ電圧を出力する直前に前記吐出予
備波形として電圧を出力することを特徴とする請求項1
から7のいずれか1項に記載のインクジェット式プリン
タ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項9】 前記駆動圧電手段は、 電圧を印加されたときインクチャンバ内のインクに対す
る圧力を増加させ、前記電圧より低い電圧を印加された
ときインクチャンバ内のインクに対する圧力を減少させ
ることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記
載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項10】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前まで徐々に電圧値が減少する波形で
あることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に
記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項11】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前に電圧値が低下する波形であること
を特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の
インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項12】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前に電圧値が上昇する波形であること
を特徴とする請求項2から11のいずれか1項に記載の
インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項13】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた回
数で電圧値が低下する波形であることを特徴とする請求
項2から12のいずれか1項に記載のインクジェット式
プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項14】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた回
数で電圧値が上昇する波形であることを特徴とする請求
項2から13のいずれか1項に記載のインクジェット式
プリンタ用ヘッドの駆動装置。 - 【請求項15】 画像データをもとにノズル孔からオン
デマンドでインク滴を吐出させることにより印刷を行う
インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法におい
て、 インクチャンバ内の圧力の増減を制御するための電圧を
印加する電圧印加工程と、 該電圧値に基づいて電歪し、インクチャンバ内のインク
に圧力を印加する駆動圧電工程とを有することを特徴と
するインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項16】 前記電圧印加工程は、 インク吐出休止時間が存在したとき、インク吐出動作を
実行する前に前記駆動圧電手段に吐出予備波形として電
圧を出力することを特徴とする請求項15記載のインク
ジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項17】 前記吐出予備波形は、 電圧高低差をもった波形であることを特徴とする請求項
16記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方
法。 - 【請求項18】 前記吐出予備波形における電圧高低差
は、 前記インク吐出動作時のインク吐出波形における電圧高
低差よりも大きな高低差とすることを特徴とする請求項
16または17記載のインクジェット式プリンタ用ヘッ
ドの駆動方法。 - 【請求項19】 前記吐出予備波形は、 インク吐出休止時間に応じて形成された波形であること
を特徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載
のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項20】 前記吐出予備波形は、 プリンタヘッドのヘッド駆動周期に応じて形成された波
形であることを特徴とする請求項15から19のいずれ
か1項に記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆
動方法。 - 【請求項21】 前記吐出予備波形は、 前記インク吐出休止時間と前記ヘッド駆動周期とから算
出された吐出休止波形数に基づいて形成された波形であ
ることを特徴とする請求項20記載のインクジェット式
プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項22】 前記圧電印加工程は、 インク吐出波形をもつ電圧を出力する直前に前記吐出予
備波形として電圧を出力することを特徴とする請求項1
5から21のいずれか1項に記載のインクジェット式プ
リンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項23】 前記駆動圧電工程は、 電圧を印加されたときインクチャンバ内のインクに対す
る圧力を増加させ、前記電圧より低い電圧を印加された
ときインクチャンバ内のインクに対する圧力を減少させ
ることを特徴とする請求項15から22のいずれか1項
に記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方
法。 - 【請求項24】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前まで徐々に電圧値が減少する波形で
あることを特徴とする請求項16から23のいずれか1
項に記載のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方
法。 - 【請求項25】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前に電圧値が低下する波形であること
を特徴とする請求項16から24のいずれか1項に記載
のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項26】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前に電圧値が上昇する波形であること
を特徴とする請求項16から25のいずれか1項に記載
のインクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項27】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた回
数で電圧値が低下する波形であることを特徴とする請求
項16から26のいずれか1項に記載のインクジェット
式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項28】 前記吐出予備波形は、 前記吐出波形の直前にインク吐出休止時間長に応じた回
数で電圧値が上昇する波形であることを特徴とする請求
項16から27のいずれか1項に記載のインクジェット
式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項29】 画像データをもとにノズル孔からオン
デマンドでインク滴を吐出させることにより印刷を行う
インクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法におい
て、 ヘッド走査中に吐出休止期間が存在した場合、吐出休止
後から再びインク滴の吐出動作が行われる直前に、吐出
波形とは異なる波形を個々のノズルに印加する手段を備
えたことを特徴とするインクジェット式プリンタ用ヘッ
ドの駆動方法。 - 【請求項30】 吐出休止後に再び行われる吐出動作の
直前に印加する波形の電圧が、インク滴が吐出しない範
囲で吐出波形電圧よりも大きく、かつ電圧勾配が小さい
波形であることを特徴とする請求項29記載のインクジ
ェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項31】 吐出休止後に再び行われる吐出動作の
直前に印加される波形の電圧が、吐出休止時間によって
異なることを特徴とする請求項29または30記載のイ
ンクジェット式プリンタ用ヘッドの駆動方法。 - 【請求項32】 画像データをもとにヘッド1走査以上
の個々のノズルからインク滴を吐出させるタイミング信
号を認識する手段を備えたことを特徴とする請求項29
から31のいずれか1項に記載のインクジェット式プリ
ンタ用ヘッドの駆動方法。
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